JPH1191338A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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Publication number
JPH1191338A
JPH1191338A JP26138597A JP26138597A JPH1191338A JP H1191338 A JPH1191338 A JP H1191338A JP 26138597 A JP26138597 A JP 26138597A JP 26138597 A JP26138597 A JP 26138597A JP H1191338 A JPH1191338 A JP H1191338A
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JP
Japan
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air conditioner
pipe
vehicle
refrigerant
standing wall
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JP26138597A
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English (en)
Inventor
Osamu Nagata
修 永田
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00507Details, e.g. mounting arrangements, desaeration devices
    • B60H1/00557Details of ducts or cables
    • B60H1/00571Details of ducts or cables of liquid ducts, e.g. for coolant liquids or refrigerants
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L5/00Devices for use where pipes, cables or protective tubing pass through walls or partitions
    • F16L5/02Sealing
    • F16L5/14Sealing for double-walled or multi-channel pipes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管接続作業終了後に、ダッシュパネル5の
開口部6をシールする防水防音シールカバー10をエン
ジンルーム側からダッシュパネル5に装着することによ
り、組付作業性を改善する。 【解決手段】 ユニットケースの嵌合壁36内に膨張弁
本体11を収容し、その嵌合壁36の先端部をダッシュ
パネル5の開口部6内に嵌め込んでダッシュパネル5の
車室内側に取り付けられる自動車用エアコン1におい
て、シール部材とカバー部材とを一体化し、且つ第1、
第2シールカバー50、60よりなる2分割型の防水防
音シールカバー10を使用することにより、低圧配管2
と高圧配管3を膨張弁本体11に接続する配管接続作業
終了後であっても、エンジンルーム側からダッシュパネ
ル5に防水防音シールカバー10を装着することができ
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内と車室外と
を仕切るダッシュパネル付近に、冷凍サイクルの膨張弁
を搭載するようにした車両用空気調和装置に関するもの
で、特にダッシュパネルの開口部を覆う防水防音カバー
を配管接続作業後に簡単に組み付けることが可能な車両
用空気調和装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、実公昭56−50221号公
報においては、ダッシュパネルに形成された開口部を覆
うカバーに2本の高圧側、低圧側冷媒配管が貫通する孔
を形成し、このカバーの内側にダッシュパネルの開口部
に係合するシール部材が取り付けられ、このシール部材
が一体型膨張弁とカバーとの間に接触してエンジンルー
ムと車室内とを遮断するようにした車両用空気調和装置
が提案されている。
【0003】このシール部材には、リブ部の外周面に接
触するリップ部が形成されており、このリブ部とリップ
部においても、エンジンルームから車室内への騒音を遮
断し、雨水等の浸入を抑制している。そして、万一一体
型膨張弁の膨張弁本体が故障しこれを交換しなければな
らなくなった場合には、エンジンルーム側からカバーを
取り外して膨張弁ブロックを外すことによって膨張弁本
体を交換することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の車両
用空気調和装置においては、エンジンルーム側の空調機
器(例えばレシーバ)と感温筒内蔵型膨張弁装置の膨張
弁ブロックとを連結する高圧側冷媒配管と、膨張弁ブロ
ックとエンジンルーム側の空調機器(例えばコンプレッ
サ)とを連結する低圧側冷媒配管とを膨張弁ブロックに
接続した後に、エンジンルーム側からカバーやシール部
材をダッシュパネルに装着することはできないので、カ
バーやシール部材の組付作業性が悪いという問題が生じ
ている。
【0005】
【発明の目的】本発明は、配管の接続作業後に開口部を
塞ぐシール部材を車室外側から装着することにより、シ
ール部材の組付作業性を改善することのできる車両用空
気調和装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、区画板に形成された開口部内に配管を通した後
に、複数に分割されたシール部材を車室外側から配管を
挟み込むようにして区画板に装着することにより、区画
板の開口部と配管との間の隙間を塞ぐことができる。し
たがって、車室外から車室内への騒音を遮断することが
でき、且つ車室外から車室内への雨水等の水の浸入を防
止することができる。そして、シール部材の組付作業を
狭い車室内側から行うのではなく、広くて組付作業のし
易い車室外側から行うことができるので、シール部材の
組付作業性を向上することができる。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、第1シー
ル部材の第1立ち壁と第2シール部材の第2立ち壁との
間に配管を挟み込んで、第1立ち壁の嵌合穴内に、第2
立ち壁の突起部を嵌め込むことにより、簡単な組付作業
で第1、第2シール部材を固定することができる。この
とき、突起部の外径が嵌合穴の内径よりも大きいため、
嵌合穴から突起部が簡単に抜け出すことはないので、第
1立ち壁と第2立ち壁との間のシール性能が低下するこ
とはない。
【0008】請求項3に記載の発明によれば、第1立ち
壁の第2立ち壁との対向面に設けた半円形状の第1凹部
と第2立ち壁の第1立ち壁との対向面に設けた半円形状
の第2凹部との間に円管形状の配管を挟み込むことによ
り、配管の外周に第1、第2シール部材が密着する。
【0009】請求項4に記載の発明によれば、ケース本
体よりも側方に突出して設けられた筒状の嵌合部を区画
板に形成された開口部内に嵌め込み、嵌合部内に収容さ
れた一体型膨張弁の入口に高圧側冷媒配管を接続し、一
体型膨張弁の出口に低圧側冷媒配管を接続する。そし
て、複数に分割されたシール部材を車室外側から高圧側
冷媒配管および低圧側冷媒配管を挟み込むようにして区
画板に装着することにより、区画板の開口部と高圧側冷
媒配管および低圧側冷媒配管との間の隙間を塞ぐことが
できる。したがって、請求項1に記載の発明と同様な効
果を達成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
〔実施形態の構成〕図1ないし図3は本発明の実施形態
を示したもので、図1および図2は自動車用エアコンの
主要構造を示した図である。
【0011】本実施形態の自動車用エアコン1は、本発
明の車両用空気調和装置に相当するもので、車室内側の
冷凍機器と車室外側の冷凍機器とを接続する2本の高圧
側、低圧側冷媒配管(以下高圧配管、低圧配管と略す)
3、2と、車室内に空気を送るためのユニットケース4
と、このユニットケース4内に車室内に向かう空気流を
発生させる送風機(図示せず)と、ダッシュパネル5の
開口部6を塞ぐための2分割型の防水防音シールカバー
10とを備えている。
【0012】本実施形態では、車室内側の冷凍機器とし
て一体型膨張弁7が使用されている。この一体型膨張弁
7は、内部に流入した冷媒を断熱膨張させるエキスパン
ションバルブ(図示せず)、このエキスパンションバル
ブを作動させるダイヤフラム(図示せず)を内蔵した膨
張弁本体11、この膨張弁本体11とエバポレータ8と
を連結するためのジョイントプレート12、および膨張
弁本体11と高圧、低圧配管3、2とを連結するための
膨張弁ブロック13等から構成されている。
【0013】膨張弁本体11には、低圧配管2の先端部
が差し込まれる第1冷媒通路14と、高圧配管3の先端
部が差し込まれる第2冷媒通路15とが形成されてい
る。また、膨張弁本体11には、ボルト等の締結具16
が螺合するねじ穴17が形成されている。ジョイントプ
レート12には、エバポレータ8の出口配管21および
入口配管22の先端部が差し込まれる差込み穴23、2
4が形成されている。膨張弁ブロック13には、低圧配
管2が貫通する丸穴形状の貫通穴25、高圧配管3が貫
通する貫通穴26、および締結具16が挿通する丸穴2
7が形成されている。なお、貫通穴26の一部は切り欠
かれている。
【0014】エバポレータ8は、ユニットケース4内の
空気通路を塞ぐように配され、入口配管22より流入し
た冷媒を蒸発気化させる冷媒蒸発器で、一対のタンク2
8間に複数のチューブ29および複数のコルゲートフィ
ン30が接続されている。なお、エバポレータ8の入口
配管22は、膨張弁本体11の第1冷媒通路14を介し
て低圧配管2に接続されている。また、入口配管22
は、膨張弁本体11の第2冷媒通路15を介して高圧配
管3に接続されている。
【0015】そして、本実施形態では、車室外(エンジ
ンルーム)側の冷凍機器として、吸入した冷媒を圧縮す
る図示しないコンプレッサ(冷媒圧縮機)、このコンプ
レッサより流入した冷媒を凝縮液化させる図示しないコ
ンデンサ(冷媒凝縮器)、およびこのコンデンサより流
入した冷媒を気液分離して液冷媒のみエバポレータ8に
供給する図示しないレシーバ等が使用されている。
【0016】高圧配管3は、一端がレシーバの出口に接
続され、他端が膨張弁本体11の第1冷媒通路15に接
続されている。この高圧配管3の先端部(他端部)に
は、膨張弁本体11と膨張弁ブロック13との間に挟み
込まれる鍔状の被挟持部32が形成されている。低圧配
管2は、高圧配管3よりも管径が大きく、一端が膨張弁
本体11の第2冷媒通路14に接続され、他端がコンプ
レッサの吸入口に接続されている。この低圧配管2の先
端部(一端部)には、高圧配管3と同様にして、膨張弁
本体11と膨張弁ブロック13との間に挟み込まれる鍔
状の被挟持部31が形成されている。
【0017】ユニットケース4は、図2に示したよう
に、ダッシュパネル5の車室内側に取り付けられてい
る。このユニットケース4は、上側ケース33と下側ケ
ース34とからなり、内部にエバポレータ8を収容する
略角筒形状のケース本体(インシュレータ)、およびこ
のインシュレータよりもフロント側に突出して設けられ
た略角筒形状の嵌合壁36を有している。
【0018】上下ケース33、34の嵌合壁36側の側
壁には、エバポレータ8の入口配管22と出口配管21
とが貫通する丸穴形状の貫通穴37が形成されている。
嵌合壁36は、本発明の嵌合部に相当するもので、先端
部がダッシュパネル5の開口部6内に嵌め込まれてい
る。この嵌合壁36の先端部の外周には、ダッシュパネ
ル5の車室内側面との間に鍔状部38および段差部39
が設けられている。
【0019】ここで、ダッシュパネル5は、本発明の区
画板に相当するもので、車室内とエンジンルーム(本発
明の車室外に相当する)とを区画している。このダッシ
ュパネル5の車室内側面には、エンジンルームからの遮
音および断熱を目的としてインシュレータ41が接着剤
等により貼り付けられている。また、ユニットケース4
の嵌合壁36の先端部の鍔状部38および段差部39に
は、ダッシュパネル5の開口部6の周縁部分の車室内側
面に防水用のスポンジ42が接着剤等により貼り付けら
れている。このスポンジ42は、略長円環形状に形成さ
れ当接している。
【0020】次に、2分割型の防水防音シールカバー1
0の構造を図1ないし図3に基づいて説明する。ここ
で、図3は2分割型の防水防音シールカバー10を示し
た図である。防水防音シールカバー10は、本発明の複
数に分割されたシール部材に相当するもので、高圧、低
圧配管3、2を挟み込むように張り合わせて使用する第
1シールカバー50および第2シールカバー60により
構成されている。
【0021】第1シールカバー50は、本発明の第1シ
ール部材に相当するもので、オイルや水のシール性が高
く、弾性変形が可能な樹脂(例えばゴム)製で、ダッシ
ュパネル5の開口部6を塞ぐための第1シール壁51、
この第1シール壁51の第2シールカバー60との対向
面側に設けられて第1シール壁51より高圧、低圧配管
3、2の延長方向に延ばされた第1立ち壁52、および
この第1立ち壁52より外側に膨出した凸状部53等を
有している。この凸状部53は、ユニットケース4の嵌
合壁36の取り付け時のばらつきを吸収するための余肉
部分である。
【0022】なお、第1立ち壁52の第2シールカバー
60に対向する対向面には、低圧配管2の外周の一部に
気密的に密着する半円形状の低圧側第1凹部54、およ
び高圧配管3の外周の一部に気密的に密着する半円形状
の高圧側第1凹部55が形成されている。また、第1立
ち壁52の両端部には、外側面と内側面(対向面)とを
連通するように貫通した丸穴形状の嵌合穴56、57が
形成されている。そして、第1シール壁51の裏面に
は、ユニットケース4の嵌合壁36の先端部に形成され
たリブ部が差し込まれる嵌合溝58が形成されている。
【0023】第2シールカバー60は、本発明の第2シ
ール部材に相当するもので、第1シールカバー50と同
様に弾性変形が可能な樹脂(例えばゴム)製で、低圧、
高圧配管2、3を挟み込むように第1シールカバー50
の第1立ち壁52に張り合わせて使用される。この第2
シールカバー60は、第1シールカバー50と同様にし
て、第2シール壁61、第2立ち壁62および凸状部6
3等を有している。
【0024】なお、第2立ち壁62の第1立ち壁52に
対向する対向面には、第1立ち壁52と同様にして、半
円形状の高圧側第2凹部64および半円形状の低圧側第
2凹部65が形成されている。また、第2立ち壁62の
嵌合穴56、57と対応した部位には、丸棒形状の嵌合
ピン66、67が一体成形されている。これらの嵌合ピ
ン66、67は、本発明の突起部に相当するもので、先
端部の外径が嵌合穴56、57の内径よりも大きく、先
端部が第1立ち壁52の外側面よりも突出した状態で嵌
合穴56、57内に嵌め込まれている。そして、第2シ
ール壁61の裏面には、ユニットケース4の嵌合壁36
の先端部が差し込まれる嵌合溝(図示せず)が形成され
ている。
【0025】〔実施形態の組付方法〕次に、本実施形態
の自動車用エアコン1の組付方法を図1ないし図3に基
づいて簡単に説明する。
【0026】先ず、ユニットケース4内に形成される空
気通路内にエバポレータ8を収容し、エバポレータ8の
入口配管21と出口配管22の先端部にジョイントプレ
ート12を取り付け、このジョイントプレート12に膨
張弁本体11を締結具を用いて固定する。
【0027】次に、上記のように組み付けたエアコンユ
ニットをダッシュパネル5の開口部6内に嵌合壁36が
嵌め込まれるように、ダッシュパネル5の車室内側に取
り付ける。このとき、膨張弁本体11は、嵌合壁36内
に収容されているため、ダッシュパネル5の開口部6付
近に位置することになる。
【0028】次に、膨張弁ブロック13は低圧配管2製
造時、貫通穴25を通して一旦組み付けられた後、低圧
配管2と高圧配管3の先端部を膨張弁本体11の第1、
第2冷媒通路14、15に差し込む。次に、膨張弁ブロ
ック13を低圧配管2を中心に回転させて開口側より貫
通穴26内に高圧配管3の先端部を入れた後に、締結具
16を用いて膨張弁ブロック13を膨張弁本体11に固
定する。このとき、低圧配管2と高圧配管3は、ダッシ
ュパネル5の開口部6を貫通した状態で、膨張弁本体1
1に接続されることになる。
【0029】次に、2分割型の防水防音シールカバー1
0によりダッシュパネル5の開口部6を塞ぐために、高
圧側、低圧側第1凹部55、54内に低圧配管2と高圧
配管3が嵌まるように、ダッシュパネル5よりもエンジ
ンルーム側から第1シールカバー50を組み付ける。そ
して、嵌合溝58を形成する凹状壁によりユニットケー
ス4の嵌合壁36のリブ部を挟み込むようにして第1シ
ールカバー50自身の弾性力によって開口部6の片側を
シールする。
【0030】次に、高圧側、低圧側第2凹部65、64
内に低圧配管2と高圧配管3が嵌まるように、エンジン
ルーム側から第2シールカバー60をダッシュパネル5
に組み付けて、嵌合ピン66、67の頭が突出するよう
に嵌合ピン66、67を嵌合穴56、57内に差し込む
ことにより、第1、第2シールカバー50、60の第
1、第2立ち壁52、62の対向面同士を密着させる。
そして、嵌合溝を形成する凹状壁によりユニットケース
4の嵌合壁36のリブ部を挟み込むようにして第1シー
ルカバー50自身の弾性力によって開口部6の残りをシ
ールする。なお、第2シールカバー60を先に開口部6
に装着した後に、第1シールカバー50を開口部6に装
着しても良い。
【0031】これにより、図2に示したように、第1、
第2シールカバー50、60により低圧配管2および高
圧配管3と嵌合壁36との間の隙間が塞がれ、且つ嵌合
壁36とダッシュパネル5の開口部6の周縁との間の隙
間が塞がれるので、エンジンルームから車室内への騒音
を遮断でき、且つエンジンルームから車室内への雨水等
の水の浸入を防止できる。
【0032】〔実施形態の効果〕以上のように、本実施
形態の自動車用エアコン1は、防水防音シールカバー1
0を第1、第2シールカバー50、60よりなる2分割
品とすることにより、低圧配管2と高圧配管3を膨張弁
本体11に接続する配管接続作業を終了した後に、防水
防音シールカバー10の組付作業を行うことができる。
そして、本実施形態では、シール部材とカバー部材とを
一体化した防水防音シールカバー10を使用してダッシ
ュパネル5の開口部6をシールすることにより、組付作
業性を向上することができる。
【0033】また、第2シールカバー60の第2立ち壁
62より突出するように設けられた嵌合ピン66、67
の先端部の外径が第1シールカバー50の第1立ち壁5
2に形成された嵌合穴56、57の内径よりも大きいた
め、嵌合穴56、57から嵌合ピン66、67の先端部
が簡単に抜け出すことはないので、第1立ち壁52と第
2立ち壁62との間のシール性能が低下することはな
い。
【0034】〔他の実施形態〕本実施形態では、配管と
して膨張弁本体11とレシーバおよびコンプレッサとを
接続する低圧配管2と高圧配管3とを使用したが、配管
としてヒータコアとエンジンまたはウォータポンプとを
接続する温水配管を利用しても良い。この場合には、車
室内側の空調機器がヒータコアとなり、車室外側の空調
機器がエンジンまたはウォータポンプとなる。また、膨
張弁本体11はユニットケース4に収容されていても良
い。さらに、本実施形態では、2分割されたシールカバ
ー10により開口部6をシールする形態としたが、シー
ルカバー10は2分割以上に分割されていれば良く、そ
の分割数は特に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車用エアコンの主要構造を示した分解図で
ある(実施形態)。
【図2】自動車用エアコンの主要構造を示した断面図で
ある(実施形態)。
【図3】2分割型の防水防音シールカバーを示した平面
図である(実施形態)。
【符号の説明】
1 自動車用エアコン(車両用空気調和装置) 2 低圧側冷媒配管 3 高圧側冷媒配管 4 ユニットケース 5 ダッシュパネル(区画板) 6 開口部 7 一体型膨張弁(車室内側の空調機器) 8 エバポレータ(冷媒蒸発器) 10 2分割型の防水防音シールカバー(複数に分割さ
れたシール部材) 36 嵌合壁(嵌合部) 50 第1シールカバー(第1シール部材) 51 第1シール壁 52 第1立ち壁 54 低圧側第1凹部 55 高圧側第1凹部 56 嵌合穴 57 嵌合穴 60 第2シールカバー(第2シール部材) 61 第2シール壁 62 第2立ち壁 64 低圧側第2凹部 65 高圧側第2凹部 66 嵌合ピン(突起部) 67 嵌合ピン(突起部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)車室内と車室外とを仕切る区画板の
    車室内側に配され、車室内側の空調機器が組み付けられ
    たユニットケースと、 (b)前記区画板に形成された開口部を貫通するように
    配され、前記車室外側の空調機器と前記車室内側の空調
    機器とを連結する配管と、 (c)車室外側から前記配管を挟み込むようにして前記
    区画板に装着され、前記開口部と前記配管との間の隙間
    を気密的に塞ぐ、複数に分割されたシール部材とを備え
    た車両用空気調和装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用空気調和装置にお
    いて、 前記シール部材は、前記配管の長手方向に突出する第1
    立ち壁を有し、且つこの第1立ち壁の厚み方向に設けら
    れた嵌合穴を有する第1シール部材と、 前記第1立ち壁との間に前記配管を挟み込んだ状態で前
    記第1立ち壁と対向するように設けられた第2立ち壁を
    有し、且つ外径が前記嵌合穴の内径よりも大きく、前記
    嵌合穴内に嵌め込まれる突起部を有する第2シール部材
    とからなることを特徴とする車両用空気調和装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の車両用空気調和装置にお
    いて、 前記配管は、円管形状の断面を有し、 前記第1立ち壁は、前記第2立ち壁との対向面に半円形
    状の第1凹部を有し、 前記第2立ち壁は、前記第1立ち壁との対向面に、前記
    第1凹部との間で前記配管を挟み込む半円形状の第2凹
    部を有することを特徴とする車両用空気調和装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の車両用空気調和装置において、 前記ユニットケースは、内部に冷媒蒸発器が収容された
    ケース本体、およびこのケース本体よりも側方に突出し
    て設けられ、前記開口部内に嵌め込まれる筒状の嵌合部
    を有し、 前記車室外側の空調機器は、前記嵌合部内に収容され、
    流入した冷媒を断熱膨張させる一体型膨張弁であり、 前記車室外側の空調機器は、前記冷媒蒸発器より吸入し
    た冷媒を圧縮する冷媒圧縮機、およびこの冷媒圧縮機よ
    り流入した冷媒を凝縮液化させる冷媒凝縮器であり、 前記配管は、前記冷媒凝縮器の出口と前記一体型膨張弁
    の入口とを連結する高圧側冷媒配管、および前記一体型
    膨張弁の出口と前記冷媒圧縮機の吸入口とを連結する低
    圧側冷媒配管であることを特徴とする車両用空気調和装
    置。
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Cited By (12)

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