JP4075689B2 - 車両用空調装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用空調装置、詳しくは、エキスパンションバルブ（膨張弁）が配置されるダッシュパネル開口部の防水構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
図３は、従来の車両用空調装置におけるダッシュパネル開口部の防水構造を示している。
【０００３】
図３において、１はダッシュパネル、２はクーラーケース、３は冷凍サイクルの構成要素であるエバポレータ（蒸発器）、４は同じく冷凍サイクルの構成要素である膨張弁を表している。膨張弁４は、ダッシュパネル１の開口部１ａに配置され、膨張弁４にアルミ製の配管ブロック３１がボルト６で固着されている。配管ブロック３１には、膨張弁４の高圧入口部４ａに挿入される第１連結部３２と膨張弁４の低圧出口部４ｂに挿入される第２連結部３３とが形成されている。また、配管ブロック３１には、エンジンルーム内のレシーバ（図示せず）からのアルミ製の第１配管１５がろう付け接続されるとともにエンジンルーム内のコンプレッサ（図示せず）へのアルミ製の第２配管１８がろう付け接続され、第１配管１５は第１連結部３２と、第２配管１８は第２連結部３３とそれぞれ連通している。ダッシュパネル１の開口部１ａは、配管ブロック３１の車室内側端面３１ａとダッシュパネル１の開口部１ａ周縁のエンジンルーム側端面１ｂとの間に配設された防水カバー３４によってエンジンルーム側から塞がれており、エンジンルーム側から車室内側への雨水、被水の浸入が防止される。防水カバー３４の外周部には、パッキン材３５が接着されている。なお、本発明者による先行技術調査では、本発明に関連する先行技術文献を発見できなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の如き従来技術には、次のような問題がある。
【０００５】
ダッシュパネル開口部１ａに配置された膨張弁４に対して配管ブロック３１を固着する作業は、まず、防水カバー３４の先端の爪部３４ａをクーラーケース２の開口部２ａに差し込むことによって防水カバー３４をクーラーケース２に仮固定し、次に、配管ブロック３１の第１連結部３２を膨張弁４の高圧入口部４ａに、第２連結部３３を膨張弁４の低圧出口部４ｂにそれぞれ挿入し、ボルト６で配管ブロック３１を膨張弁４に固着する手順を経て行なわれる。このような作業は比較的煩雑であり、作業時間も長かった。
【０００６】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決し、配管ブロックを膨張弁に固着する作業の簡素化及び作業時間の短縮を図ることができる車両用空調装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
請求項１に係る車両用空調装置は、ダッシュパネルの開口部に配置される膨張弁と、前記開口部をエンジンルーム側から塞ぐように前記膨張弁に固着される防水カバーとを備え、前記防水カバーは、前記膨張弁の高圧入口部に連結される第１配管と前記膨張弁の低圧出口部に連結される第２配管とを保持する配管ブロックを兼ねる車両用空調装置であって、前記防水カバーは、前記第１、第２配管を挟持するように互いに結合される一対の分割部材からなり、前記一対の分割部材は、前記エンジンルーム内のレシーバからの第１配管を両側から挟持しかつ抜け防止機能を発揮する一対の第１凹部と、前記エンジンルーム内のコンプレッサへの第２配管を両側から挟持しかつ抜け防止機能を発揮する一対の第２凹部と、前記防水カバーを前記膨張弁に固着するためのボルトが挿通される一対の第３凹部と、一方の分割部材に形成された係止孔部と、他方の分割部材に形成された係止爪部とを有し、前記一対の第１凹部に前記第１配管を、前記一対の第２凹部に前記第２配管をそれぞれ収容した状態で前記係止孔部に前記係止爪部を挿入、係止させることにより前記防水カバーは一体化され、該一体化された防水カバーは、前記一対の第３凹部に挿入したボルトの締め付けによって前記膨張弁に固着されることを特徴とする。請求項１に係る車両用空調装置によると、防水カバーが従来の防水カバーと配管ブロックの両方を兼ねるよう構成されていることから、従来のように防水カバーを仮固定する作業が不要となり、作業性の改善及び作業時間の短縮を図ることができる。また、一対の分割部材で第１、第２配管を挟持した状態で一対の分割部材を一体化することによって防水カバーが形成されるため、従来行なわれていた第１、第２配管を配管ブロックにろう付け接続する作業を省略することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【００１１】
図１は、本発明の一実施形態に係る車両用空調装置の要部構成図、図２は、図１図示II矢視図をそれぞれ示す。なお、図１は、後述する防水カバー５を膨張弁４に固着した状態において、防水カバー５を構成する一対の分割部材７，８のうち一方の分割部材７を取り除いた状態を表している。
【００１２】
図１において、１はダッシュパネル、２はクーラーケース、３は冷凍サイクルの構成要素であるエバポレータ（蒸発器）、４は同じく冷凍サイクルの構成要素である膨張弁を表している。膨張弁４は、ダッシュパネル１の開口部１ａに配置され、膨張弁４に樹脂製の防水カバー５がボルト６で固着されている。
【００１３】
防水カバー５は、一対の分割部材７，８から構成されており、膨張弁４に固着される２分割配管ブロック部９，１０と、この２分割配管ブロック部９，１０から外方へ延び、ダッシュパネル開口部の周縁部まで達する２分割カバー部１１，１２とから構成される。一対の分割部材７，８は、一方の分割部材７の対面部に形成された係止孔部１３に、他方の分割部材８の対面部の係止爪部１４を挿入、係止することによって一体化され、これにより防水カバー５が形成される。２分割配管ブロック部９，１０の対面部には、エンジンルーム内のレシーバ（図示せず）からのアルミ製の第１配管１５を両側から挟持しかつ抜け防止機能を発揮する第１凹部１６，１７、及び、エンジンルーム内のコンプレッサ（図示せず）へのアルミ製の第２配管１８を両側から挟持しかつ抜け防止機能を発揮する第２凹部１９，２０がそれぞれ形成されている。また、２分割配管ブロック部９，１０の対面部には、防水カバー５を膨張弁４に固着するためのボルト６が挿通される第３凹部２１，２２が形成されている。２分割カバー部１１，１２の外周部には、ダッシュパネル開口部１ａの周縁部のエンジンルーム側端面１ｂに圧接されるパッキン材２３，２４が接着されている。
【００１４】
第１配管１５の先端部１５ａは、膨張弁４の高圧入口部４ａに挿入されており、また、第２配管１８の先端部１８ａは、膨張弁４の低圧出口部４ｂに挿入されている。
【００１５】
次に、ダッシュパネル開口部１ａに配置された膨張弁４に対して防水カバー５を固着する作業を説明する。
【００１６】
まず、一対の分割部材７，８の第１凹部１６，１７に第１配管１５を、第２凹部１９，２０に第２配管１８をそれぞれ収容した状態で係止孔部１３に係止爪部１４を挿入、係止させる。これにより防水カバー５が一体化されるとともに、第１、第２配管１５，１８はエンジンルーム側に抜け出ないように防水カバー５に挟持されるようになる。次に、第１配管１５の先端部１５ａを膨張弁４の高圧入口部４ａに、第２配管１８の先端部１８ａを膨張弁４の低圧出口部４ｂに挿入し、ボルト６を締め付ける。これにより防水カバー５は膨張弁４に固着される。また、パッキン材２３，２４はダッシュパネル１の開口部１ａの周縁部のエンジンルーム側端面１ｂに圧接状態となる。
【００１７】
以上説明したように、本実施形態に係る車両用空調装置は、ダッシュパネル１の開口部１ａに配置される膨張弁４と、開口部１ａをエンジンルーム側から塞ぐように膨張弁４に固着される防水カバー５とを備え、防水カバー５は、膨張弁４の高圧入口部４ａに連結される第１配管１５と膨張弁４の低圧出口部４ｂに連結される第２配管１８とを保持する配管ブロック（２分割配管ブロック部９，１０により構成され、従来の配管ブロック３１に相当するもの）を兼ねている。この車両用空調装置によると、防水カバー５が従来の防水カバー３４と配管ブロック３１の両方を兼ねるよう構成されていることから、従来のように防水カバー３４を仮固定する作業が不要となり、作業性の改善及び作業時間の短縮を図ることができる。
【００１８】
また、防水カバー５は、第１、第２配管１５，１８を挟持するように互いに結合される一対の分割部材７，８からなり、一対の分割部材７，８で第１、第２配管１５，１８を挟持した状態で一対の分割部材７，８を一体化することによって防水カバー５が形成されるため、従来行なわれていた第１、第２配管１５，１８を配管ブロック３１にろう付け接続する作業を省略することができる。
【００１９】
また、防水カバー５は、樹脂材料で一体成形されてなるため、従来のアルミ製の配管ブロック３１と比べ軽量化及びコスト低減を図ることができる。
【００２０】
【発明の効果】
本発明の車両用空調装置によると、配管ブロックを膨張弁に固着する作業の簡素化及び作業時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態に係る車両用空調装置の要部構成図である。
【図２】図１図示II矢視図である。
【図３】従来の車両用空調装置の要部構成図である。
【符号の説明】
１ ダッシュパネル
１ａ 開口部
４ 膨張弁
４ａ 高圧入口部
４ｂ 低圧出口部
５ 防水カバー
６ ボルト
７，８ 一対の分割部材
９，１０ ２分割配管ブロック部（配管ブロック）
１３ 係止孔部
１４ 係止爪部
１５ 第１配管
１６，１７ 第１凹部
１８ 第２配管
１９，２０ 第２凹部
２１，２２ 第３凹部
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用空調装置、詳しくは、エキスパンションバルブ（膨張弁）が配置されるダッシュパネル開口部の防水構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
図３は、従来の車両用空調装置におけるダッシュパネル開口部の防水構造を示している。
【０００３】
図３において、１はダッシュパネル、２はクーラーケース、３は冷凍サイクルの構成要素であるエバポレータ（蒸発器）、４は同じく冷凍サイクルの構成要素である膨張弁を表している。膨張弁４は、ダッシュパネル１の開口部１ａに配置され、膨張弁４にアルミ製の配管ブロック３１がボルト６で固着されている。配管ブロック３１には、膨張弁４の高圧入口部４ａに挿入される第１連結部３２と膨張弁４の低圧出口部４ｂに挿入される第２連結部３３とが形成されている。また、配管ブロック３１には、エンジンルーム内のレシーバ（図示せず）からのアルミ製の第１配管１５がろう付け接続されるとともにエンジンルーム内のコンプレッサ（図示せず）へのアルミ製の第２配管１８がろう付け接続され、第１配管１５は第１連結部３２と、第２配管１８は第２連結部３３とそれぞれ連通している。ダッシュパネル１の開口部１ａは、配管ブロック３１の車室内側端面３１ａとダッシュパネル１の開口部１ａ周縁のエンジンルーム側端面１ｂとの間に配設された防水カバー３４によってエンジンルーム側から塞がれており、エンジンルーム側から車室内側への雨水、被水の浸入が防止される。防水カバー３４の外周部には、パッキン材３５が接着されている。なお、本発明者による先行技術調査では、本発明に関連する先行技術文献を発見できなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の如き従来技術には、次のような問題がある。
【０００５】
ダッシュパネル開口部１ａに配置された膨張弁４に対して配管ブロック３１を固着する作業は、まず、防水カバー３４の先端の爪部３４ａをクーラーケース２の開口部２ａに差し込むことによって防水カバー３４をクーラーケース２に仮固定し、次に、配管ブロック３１の第１連結部３２を膨張弁４の高圧入口部４ａに、第２連結部３３を膨張弁４の低圧出口部４ｂにそれぞれ挿入し、ボルト６で配管ブロック３１を膨張弁４に固着する手順を経て行なわれる。このような作業は比較的煩雑であり、作業時間も長かった。
【０００６】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決し、配管ブロックを膨張弁に固着する作業の簡素化及び作業時間の短縮を図ることができる車両用空調装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
請求項１に係る車両用空調装置は、ダッシュパネルの開口部に配置される膨張弁と、前記開口部をエンジンルーム側から塞ぐように前記膨張弁に固着される防水カバーとを備え、前記防水カバーは、前記膨張弁の高圧入口部に連結される第１配管と前記膨張弁の低圧出口部に連結される第２配管とを保持する配管ブロックを兼ねる車両用空調装置であって、前記防水カバーは、前記第１、第２配管を挟持するように互いに結合される一対の分割部材からなり、前記一対の分割部材は、前記エンジンルーム内のレシーバからの第１配管を両側から挟持しかつ抜け防止機能を発揮する一対の第１凹部と、前記エンジンルーム内のコンプレッサへの第２配管を両側から挟持しかつ抜け防止機能を発揮する一対の第２凹部と、前記防水カバーを前記膨張弁に固着するためのボルトが挿通される一対の第３凹部と、一方の分割部材に形成された係止孔部と、他方の分割部材に形成された係止爪部とを有し、前記一対の第１凹部に前記第１配管を、前記一対の第２凹部に前記第２配管をそれぞれ収容した状態で前記係止孔部に前記係止爪部を挿入、係止させることにより前記防水カバーは一体化され、該一体化された防水カバーは、前記一対の第３凹部に挿入したボルトの締め付けによって前記膨張弁に固着されることを特徴とする。請求項１に係る車両用空調装置によると、防水カバーが従来の防水カバーと配管ブロックの両方を兼ねるよう構成されていることから、従来のように防水カバーを仮固定する作業が不要となり、作業性の改善及び作業時間の短縮を図ることができる。また、一対の分割部材で第１、第２配管を挟持した状態で一対の分割部材を一体化することによって防水カバーが形成されるため、従来行なわれていた第１、第２配管を配管ブロックにろう付け接続する作業を省略することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【００１１】
図１は、本発明の一実施形態に係る車両用空調装置の要部構成図、図２は、図１図示II矢視図をそれぞれ示す。なお、図１は、後述する防水カバー５を膨張弁４に固着した状態において、防水カバー５を構成する一対の分割部材７，８のうち一方の分割部材７を取り除いた状態を表している。
【００１２】
図１において、１はダッシュパネル、２はクーラーケース、３は冷凍サイクルの構成要素であるエバポレータ（蒸発器）、４は同じく冷凍サイクルの構成要素である膨張弁を表している。膨張弁４は、ダッシュパネル１の開口部１ａに配置され、膨張弁４に樹脂製の防水カバー５がボルト６で固着されている。
【００１３】
防水カバー５は、一対の分割部材７，８から構成されており、膨張弁４に固着される２分割配管ブロック部９，１０と、この２分割配管ブロック部９，１０から外方へ延び、ダッシュパネル開口部の周縁部まで達する２分割カバー部１１，１２とから構成される。一対の分割部材７，８は、一方の分割部材７の対面部に形成された係止孔部１３に、他方の分割部材８の対面部の係止爪部１４を挿入、係止することによって一体化され、これにより防水カバー５が形成される。２分割配管ブロック部９，１０の対面部には、エンジンルーム内のレシーバ（図示せず）からのアルミ製の第１配管１５を両側から挟持しかつ抜け防止機能を発揮する第１凹部１６，１７、及び、エンジンルーム内のコンプレッサ（図示せず）へのアルミ製の第２配管１８を両側から挟持しかつ抜け防止機能を発揮する第２凹部１９，２０がそれぞれ形成されている。また、２分割配管ブロック部９，１０の対面部には、防水カバー５を膨張弁４に固着するためのボルト６が挿通される第３凹部２１，２２が形成されている。２分割カバー部１１，１２の外周部には、ダッシュパネル開口部１ａの周縁部のエンジンルーム側端面１ｂに圧接されるパッキン材２３，２４が接着されている。
【００１４】
第１配管１５の先端部１５ａは、膨張弁４の高圧入口部４ａに挿入されており、また、第２配管１８の先端部１８ａは、膨張弁４の低圧出口部４ｂに挿入されている。
【００１５】
次に、ダッシュパネル開口部１ａに配置された膨張弁４に対して防水カバー５を固着する作業を説明する。
【００１６】
まず、一対の分割部材７，８の第１凹部１６，１７に第１配管１５を、第２凹部１９，２０に第２配管１８をそれぞれ収容した状態で係止孔部１３に係止爪部１４を挿入、係止させる。これにより防水カバー５が一体化されるとともに、第１、第２配管１５，１８はエンジンルーム側に抜け出ないように防水カバー５に挟持されるようになる。次に、第１配管１５の先端部１５ａを膨張弁４の高圧入口部４ａに、第２配管１８の先端部１８ａを膨張弁４の低圧出口部４ｂに挿入し、ボルト６を締め付ける。これにより防水カバー５は膨張弁４に固着される。また、パッキン材２３，２４はダッシュパネル１の開口部１ａの周縁部のエンジンルーム側端面１ｂに圧接状態となる。
【００１７】
以上説明したように、本実施形態に係る車両用空調装置は、ダッシュパネル１の開口部１ａに配置される膨張弁４と、開口部１ａをエンジンルーム側から塞ぐように膨張弁４に固着される防水カバー５とを備え、防水カバー５は、膨張弁４の高圧入口部４ａに連結される第１配管１５と膨張弁４の低圧出口部４ｂに連結される第２配管１８とを保持する配管ブロック（２分割配管ブロック部９，１０により構成され、従来の配管ブロック３１に相当するもの）を兼ねている。この車両用空調装置によると、防水カバー５が従来の防水カバー３４と配管ブロック３１の両方を兼ねるよう構成されていることから、従来のように防水カバー３４を仮固定する作業が不要となり、作業性の改善及び作業時間の短縮を図ることができる。
【００１８】
また、防水カバー５は、第１、第２配管１５，１８を挟持するように互いに結合される一対の分割部材７，８からなり、一対の分割部材７，８で第１、第２配管１５，１８を挟持した状態で一対の分割部材７，８を一体化することによって防水カバー５が形成されるため、従来行なわれていた第１、第２配管１５，１８を配管ブロック３１にろう付け接続する作業を省略することができる。
【００１９】
また、防水カバー５は、樹脂材料で一体成形されてなるため、従来のアルミ製の配管ブロック３１と比べ軽量化及びコスト低減を図ることができる。
【００２０】
【発明の効果】
本発明の車両用空調装置によると、配管ブロックを膨張弁に固着する作業の簡素化及び作業時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態に係る車両用空調装置の要部構成図である。
【図２】図１図示II矢視図である。
【図３】従来の車両用空調装置の要部構成図である。
【符号の説明】
１ ダッシュパネル
１ａ 開口部
４ 膨張弁
４ａ 高圧入口部
４ｂ 低圧出口部
５ 防水カバー
６ ボルト
７，８ 一対の分割部材
９，１０ ２分割配管ブロック部（配管ブロック）
１３ 係止孔部
１４ 係止爪部
１５ 第１配管
１６，１７ 第１凹部
１８ 第２配管
１９，２０ 第２凹部
２１，２２ 第３凹部
Claims (1)
- ダッシュパネルの開口部に配置される膨張弁と、前記開口部をエンジンルーム側から塞ぐように前記膨張弁に固着される防水カバーとを備え、前記防水カバーは、前記膨張弁の高圧入口部に連結される第１配管と前記膨張弁の低圧出口部に連結される第２配管とを保持する配管ブロックを兼ねる車両用空調装置であって、
前記防水カバーは、前記第１、第２配管を挟持するように互いに結合される一対の分割部材からなり、
前記一対の分割部材は、
前記エンジンルーム内のレシーバからの第１配管を両側から挟持しかつ抜け防止機能を発揮する一対の第１凹部と、
前記エンジンルーム内のコンプレッサへの第２配管を両側から挟持しかつ抜け防止機能を発揮する一対の第２凹部と、
前記防水カバーを前記膨張弁に固着するためのボルトが挿通される一対の第３凹部と、
一方の分割部材に形成された係止孔部と、
他方の分割部材に形成された係止爪部と
を有し、
前記一対の第１凹部に前記第１配管を、前記一対の第２凹部に前記第２配管をそれぞれ収容した状態で前記係止孔部に前記係止爪部を挿入、係止させることにより前記防水カバーは一体化され、
該一体化された防水カバーは、前記一対の第３凹部に挿入したボルトの締め付けによって前記膨張弁に固着される
ことを特徴とする車両用空調装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003147584A JP4075689B2 (ja) | 2003-05-26 | 2003-05-26 | 車両用空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003147584A JP4075689B2 (ja) | 2003-05-26 | 2003-05-26 | 車両用空調装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004345589A JP2004345589A (ja) | 2004-12-09 |
| JP4075689B2 true JP4075689B2 (ja) | 2008-04-16 |
Family
ID=33534071
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003147584A Expired - Fee Related JP4075689B2 (ja) | 2003-05-26 | 2003-05-26 | 車両用空調装置 |
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9272601B2 (en) | 2010-03-25 | 2016-03-01 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Vehicle air conditioner case |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4386874B2 (ja) | 2005-09-20 | 2009-12-16 | 株式会社ケーヒン | 車両用空調装置 |
| DE102010004294A1 (de) * | 2010-01-11 | 2011-07-14 | Valeo Klimasysteme GmbH, 96476 | Kopplungseinheit zur Verbindung von Kältemittelleitungen eines Kältemittelkreislaufs |
| JP6441596B2 (ja) * | 2014-06-25 | 2018-12-19 | ダイハツ工業株式会社 | 車両の空調構造 |
-
2003
- 2003-05-26 JP JP2003147584A patent/JP4075689B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9272601B2 (en) | 2010-03-25 | 2016-03-01 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Vehicle air conditioner case |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2004345589A (ja) | 2004-12-09 |
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| JP2014137117A (ja) | クランプ装置、及び車両用空気調和装置の配管連結構造 |
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