JPS6218084Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6218084Y2 JPS6218084Y2 JP77183U JP77183U JPS6218084Y2 JP S6218084 Y2 JPS6218084 Y2 JP S6218084Y2 JP 77183 U JP77183 U JP 77183U JP 77183 U JP77183 U JP 77183U JP S6218084 Y2 JPS6218084 Y2 JP S6218084Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drain valve
- cooler box
- cooler
- bottom plate
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 6
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 14
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 7
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
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- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、車両用冷房装置のクーラボツクス排
水弁に係るものである。
水弁に係るものである。
本考案は第1図に示す車両用冷房装置、特にバ
スクーラのクーラボツクスの排水弁に関するもの
で、第3図a,bに従来の排水弁7、第4図に本
考案の排水弁11を示す。クーラボツクス5内の
風は送風機4にて矢印で第2図に示す如く冷却器
6を通過して流れる。この際この空気は冷却され
るが、この空気中の水分が凝縮してクーラボツク
ス5内の下部に溜まる。本考案はこの凝縮水を排
水する弁に関するものである。
スクーラのクーラボツクスの排水弁に関するもの
で、第3図a,bに従来の排水弁7、第4図に本
考案の排水弁11を示す。クーラボツクス5内の
風は送風機4にて矢印で第2図に示す如く冷却器
6を通過して流れる。この際この空気は冷却され
るが、この空気中の水分が凝縮してクーラボツク
ス5内の下部に溜まる。本考案はこの凝縮水を排
水する弁に関するものである。
従来は、第3図a,bに示すように、排水弁7
は軟かいゴムのスリーブで出来ており、その下部
はつぼまつてスリツト部9となり、このスリツト
部9は常時は閉じている。この排水弁7の内部1
0の中が満水になると、スリツト部9の水は重量
によつて第3図aにc→dで示すように押し広げ
られ、スリツト部を形成している部分は7′の位
置に開く。このため、弁の内部10の水は排水さ
れる。排水が完了すると排水弁7はスリツト部9
が閉じたcの位置に房る。
は軟かいゴムのスリーブで出来ており、その下部
はつぼまつてスリツト部9となり、このスリツト
部9は常時は閉じている。この排水弁7の内部1
0の中が満水になると、スリツト部9の水は重量
によつて第3図aにc→dで示すように押し広げ
られ、スリツト部を形成している部分は7′の位
置に開く。このため、弁の内部10の水は排水さ
れる。排水が完了すると排水弁7はスリツト部9
が閉じたcの位置に房る。
このような従来の排水弁7は、バスクーラ各機
種共通で使用されており、機種によつては送風機
の発生する吸入負圧により水の重量のみでは、ス
リツト部9が開かず、排水不能となる場合があつ
た。また、弁の取付上、ボツクス下部にパイプ8
を溶接して下側に突き出す故、必然的に車両自体
の最低地上高がすくなくなる。さらに組立が複雑
でコスト高である等の欠点があつた。
種共通で使用されており、機種によつては送風機
の発生する吸入負圧により水の重量のみでは、ス
リツト部9が開かず、排水不能となる場合があつ
た。また、弁の取付上、ボツクス下部にパイプ8
を溶接して下側に突き出す故、必然的に車両自体
の最低地上高がすくなくなる。さらに組立が複雑
でコスト高である等の欠点があつた。
本考案はこのような従来例の欠点を除去しよう
として考案したもので、クーラボツクス内の負圧
変動にかかわらず、排水良好な弁としたい。ま
た、最低地上高は少しでも大きくしたい、クーラ
ボツクスの形状、組立性を簡略化したいこと等を
動機とし、新規とするところは、クーラボツクス
内の負圧変動については底板とパイプ部との境に
送風機の負圧と水量によつて寸法決定する切込み
の寸法を増減することによつて対処できること、
またクーラボツクス下部板にパイプを取付ける必
要なく、単に穴あけのみで、クランプを必要とせ
ず、組立簡単としたこと、およびパイプ8がな
く、しかも軟らかなゴムで出来ている故、車両走
行時に異物に衝突したとしても単にへこむだけ
で、直ぐに復元するため、実質上、最低地上高は
大きく取れることなどである。
として考案したもので、クーラボツクス内の負圧
変動にかかわらず、排水良好な弁としたい。ま
た、最低地上高は少しでも大きくしたい、クーラ
ボツクスの形状、組立性を簡略化したいこと等を
動機とし、新規とするところは、クーラボツクス
内の負圧変動については底板とパイプ部との境に
送風機の負圧と水量によつて寸法決定する切込み
の寸法を増減することによつて対処できること、
またクーラボツクス下部板にパイプを取付ける必
要なく、単に穴あけのみで、クランプを必要とせ
ず、組立簡単としたこと、およびパイプ8がな
く、しかも軟らかなゴムで出来ている故、車両走
行時に異物に衝突したとしても単にへこむだけ
で、直ぐに復元するため、実質上、最低地上高は
大きく取れることなどである。
以下、本考案の好適な一実施例について添付図
面を参照して詳述する。
面を参照して詳述する。
第1図に車両用冷房装置全体を示す。この冷房
装置はラジエータコンデンサ1、エンジン2、コ
ンプレツサ3、送風機4、クーラボツクス5にて
構成されている。
装置はラジエータコンデンサ1、エンジン2、コ
ンプレツサ3、送風機4、クーラボツクス5にて
構成されている。
第2図に送風機4、クーラボツクス5の詳細を
示す。この図から明かなようにクーラボツクス5
の内部には冷却器6を設置してある。風(実線矢
印)がこの冷却器6を通過して冷却されるが、こ
の際に空気中の水分が凝縮してクーラボツクス5
の下部に滞溜する。このためクーラボツクス5の
最も排水しやすい個所に排水弁11を設置する。
この排水弁11は第4図、第5図a,bに示すご
とく、パイプ部18を有する丸いパイプ状の形状
で、軟らかいゴム材料にて一体成形する。排水弁
11の上部にはフランジ13,15があり、この
フランジ間の溝12でクーラボツクス5の下部鋼
板の取付穴5′に取付けやすい様にしている。
示す。この図から明かなようにクーラボツクス5
の内部には冷却器6を設置してある。風(実線矢
印)がこの冷却器6を通過して冷却されるが、こ
の際に空気中の水分が凝縮してクーラボツクス5
の下部に滞溜する。このためクーラボツクス5の
最も排水しやすい個所に排水弁11を設置する。
この排水弁11は第4図、第5図a,bに示すご
とく、パイプ部18を有する丸いパイプ状の形状
で、軟らかいゴム材料にて一体成形する。排水弁
11の上部にはフランジ13,15があり、この
フランジ間の溝12でクーラボツクス5の下部鋼
板の取付穴5′に取付けやすい様にしている。
一方、排水弁11の下部には傾斜を持たせた底
板16があり、この底板16とパイプ部18の境
に送風機の負圧と水の排水量によつて寸法決定す
る切込み14を設ける。17は排水弁11の頂部
に設けられた切欠きで、排水弁11をクーラボツ
クス5の下部鋼板に取付けた状態で、この下部鋼
板の取付穴5′上面と切欠き17の下面17aと
がほぼ同一面となるようにし、水分の排水を容易
にするためのものである。
板16があり、この底板16とパイプ部18の境
に送風機の負圧と水の排水量によつて寸法決定す
る切込み14を設ける。17は排水弁11の頂部
に設けられた切欠きで、排水弁11をクーラボツ
クス5の下部鋼板に取付けた状態で、この下部鋼
板の取付穴5′上面と切欠き17の下面17aと
がほぼ同一面となるようにし、水分の排水を容易
にするためのものである。
次に前記構成になる本考案排水弁の作用につい
て述べる。
て述べる。
第2図において、空気が冷却器6を通過すると
き、空気中の水分は冷却器6の表面に付着し、や
がてクーラボツクス5の下部から排水弁11の内
部10に溜められる。するとこの水の重量で底板
16がeの位置からfの位置(第4図)に開き排
水する。水が排水されると底板16はゴムの弾性
と送風機の負圧にてeの位置に戻り、弁は閉じ
る。
き、空気中の水分は冷却器6の表面に付着し、や
がてクーラボツクス5の下部から排水弁11の内
部10に溜められる。するとこの水の重量で底板
16がeの位置からfの位置(第4図)に開き排
水する。水が排水されると底板16はゴムの弾性
と送風機の負圧にてeの位置に戻り、弁は閉じ
る。
底板16の開度を決める切込み14は送風機4
の負圧と水量にて増減することによつて適切な開
度を調節できる。
の負圧と水量にて増減することによつて適切な開
度を調節できる。
また、排水弁11の上部には、クーラボツクス
5の下部鋼板への取付を容易にするため、フラン
ジ13、フランジ15が設置してある。フランジ
15はフランジ13より外径を小さくして、しか
も上部に面取りがあり、取付穴に挿入しやすくし
ている。フランジ15は鋼板の入る溝12の上面
より高くする。また寸法a<bとし、さらにフラ
ンジ13は上部に反りを持たせる。この様にすれ
ば、取付部の鋼板下面にフランジ15は押し付け
られ、フランジ面は水平となり、ゴムの弾性でか
たく固定される。また、取付鋼板の板厚が変つて
も固定される状態は不変である。
5の下部鋼板への取付を容易にするため、フラン
ジ13、フランジ15が設置してある。フランジ
15はフランジ13より外径を小さくして、しか
も上部に面取りがあり、取付穴に挿入しやすくし
ている。フランジ15は鋼板の入る溝12の上面
より高くする。また寸法a<bとし、さらにフラ
ンジ13は上部に反りを持たせる。この様にすれ
ば、取付部の鋼板下面にフランジ15は押し付け
られ、フランジ面は水平となり、ゴムの弾性でか
たく固定される。また、取付鋼板の板厚が変つて
も固定される状態は不変である。
本考案排水弁は次の効果を有する。
(1) 従来のものは、第3図a,bにおいて、送風
機4の吸入負圧大の場合、スリツト部9が開か
ず、排水不能となる場合があつた。この様な時
には排水弁7本体の肉厚を厚くしたり、スリツ
ト部9を排水しやすくするための溝を設ける等
さまざまの工夫が必要であつた。
機4の吸入負圧大の場合、スリツト部9が開か
ず、排水不能となる場合があつた。この様な時
には排水弁7本体の肉厚を厚くしたり、スリツ
ト部9を排水しやすくするための溝を設ける等
さまざまの工夫が必要であつた。
本考案のものは第5図a,bにおいて、切込
み14の深さを変えることにより、底板16の
剛性を自由に変えることが出来るようになつ
た。
み14の深さを変えることにより、底板16の
剛性を自由に変えることが出来るようになつ
た。
(2) また、排水弁取付に関しても第3図aのパイ
プ8をクーラボツクス5の下方に設ける必要が
なくなり、単に穴加工するのみで良い。
プ8をクーラボツクス5の下方に設ける必要が
なくなり、単に穴加工するのみで良い。
(3) 第3図a,bにおいては、弁7を固定するた
めにクランプ19が必要であるが、本考案のも
のはフランジ13,15の構成によりクランプ
なしでも固定することが可能となつた。
めにクランプ19が必要であるが、本考案のも
のはフランジ13,15の構成によりクランプ
なしでも固定することが可能となつた。
第1図は車両用冷房装置の概要を示す立面図、
第2図は送風機、クーラボツクスの略断面図、第
3図aは従来の排水弁の断面図、第3図bは従来
の排水弁のスリツト部を示す断面図、第4図、第
5図a,bは本考案の好適な実施例を示すもの
で、第4図はクーラボツクスに取付けた排水弁の
断面図、第5図aは排水弁だけの断面図、第5図
bは第5図aのB−B線に沿う断面図である。 5……クーラボツクス、11……排水弁、12
……溝、13,15……フランジ、14……切込
み、16……底板、17……切欠き、18……パ
イプ部。
第2図は送風機、クーラボツクスの略断面図、第
3図aは従来の排水弁の断面図、第3図bは従来
の排水弁のスリツト部を示す断面図、第4図、第
5図a,bは本考案の好適な実施例を示すもの
で、第4図はクーラボツクスに取付けた排水弁の
断面図、第5図aは排水弁だけの断面図、第5図
bは第5図aのB−B線に沿う断面図である。 5……クーラボツクス、11……排水弁、12
……溝、13,15……フランジ、14……切込
み、16……底板、17……切欠き、18……パ
イプ部。
Claims (1)
- 丸いパイプ状の形状のパイプ部を形成するよう
に軟かいゴム材料で一体成形され、上端にはクー
ラボツクスの下部板に穿設された取付穴をはさん
でこれに直接固定できるふたつのフランジを有す
ると共に、下端には傾斜をもたせた底板を形成し
たクーラボツクス排水弁であつて、前記底板と前
記パイプ部の境に深さの増減可能な切込みを設け
て、排水弁効果を容易に調整可能としたことを特
徴とする、車両用冷房装置のクーラボツクス排水
弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP77183U JPS59106715U (ja) | 1983-01-10 | 1983-01-10 | 車両用冷房装置のクーラボツクス排水弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP77183U JPS59106715U (ja) | 1983-01-10 | 1983-01-10 | 車両用冷房装置のクーラボツクス排水弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59106715U JPS59106715U (ja) | 1984-07-18 |
JPS6218084Y2 true JPS6218084Y2 (ja) | 1987-05-11 |
Family
ID=30132511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP77183U Granted JPS59106715U (ja) | 1983-01-10 | 1983-01-10 | 車両用冷房装置のクーラボツクス排水弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59106715U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005123429A1 (ja) * | 2004-06-15 | 2005-12-29 | Valeo Thermal Systems Japan Corporation | 排水用ホース |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4618244B2 (ja) * | 2006-12-20 | 2011-01-26 | パナソニック電工株式会社 | 泡洗剤吐出装置 |
JP4618243B2 (ja) * | 2006-12-20 | 2011-01-26 | パナソニック電工株式会社 | 泡洗剤吐出装置 |
-
1983
- 1983-01-10 JP JP77183U patent/JPS59106715U/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005123429A1 (ja) * | 2004-06-15 | 2005-12-29 | Valeo Thermal Systems Japan Corporation | 排水用ホース |
JP2006001307A (ja) * | 2004-06-15 | 2006-01-05 | Zexel Valeo Climate Control Corp | 排水用ホース |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59106715U (ja) | 1984-07-18 |
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