JPS625078Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS625078Y2
JPS625078Y2 JP9897681U JP9897681U JPS625078Y2 JP S625078 Y2 JPS625078 Y2 JP S625078Y2 JP 9897681 U JP9897681 U JP 9897681U JP 9897681 U JP9897681 U JP 9897681U JP S625078 Y2 JPS625078 Y2 JP S625078Y2
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JP
Japan
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drop
gutter
water
shielding
wall
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Expired
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JP9897681U
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JPS586834U (ja
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Priority to JP9897681U priority Critical patent/JPS586834U/ja
Publication of JPS586834U publication Critical patent/JPS586834U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は新規な落差樋に関し、特に構造が簡単
で小型に形成することができ、設置が容易で安価
な落差樋を提供しようとするものである。
水路に急な勾配があるとそこを流れる水流の勢
いが強くなり、そのため田等への引き水を円滑に
行うことが難しくなることがある。そこで水流の
勢いを調整するものとして、箱体の上手側の落差
壁と下手側の出口壁との両方に水路と連通する開
口を上手側の開口が下手側の開口よりも高い位置
になるように形成し、そして、落差壁と出口壁と
の間に水流方向と直交する遮勢板を取付けた落差
口が知られている。ところがこのような落差口
は、これを実際に水路の途中に設けるには、水路
の一部を掘削して箱体の主部を埋設するに充分な
穴を形成し、該穴に箱体の主部を埋設しなければ
ならず、面倒な設置作業を必要とするという問題
を有している。また箱体に遮勢板を設けることは
落差口の構造を複雑とし、コストが高くなる。
そこで本考案は、設置作業を極めて容易に行な
うことができると共に構造が簡単でかつ小型でし
かも安価に製造することができる新規な落差樋を
提供しようとするもので、両側壁の高さを上手方
向から下手方向にゆくに従つて低くした樋体の上
手側端部の下方に水流方向に直交する落差壁を形
成してその上方を流入開口とし、上記樋体の底壁
に水流方向と直交する遮勢堰条を突出形成した落
差樋において、該遮勢堰条の一部を切欠いたこと
を特徴とする。
以下にその詳細について添付図面に示した具体
的実施例に従つて説明する。
図中1は本考案落差樋を示し、該落差樋1は一
般的にコンクリートによつて一体的に形成される
ものであり、側壁2,3の高さが上手側から下手
側へ行くに従つて低くなるように形成され、上手
側端部の下方には水流方向に直交する落差壁4が
設けられ該落差壁4の上方が下手側端部の流出開
口5よりも高い位置にある流入開口6となつてい
る。該流入開口6部には他の落差樋1(あるいは
単なる樋)の下手側端部が嵌入され得る樋連結用
の段差7が設けられている。そして上手側端部よ
り稍下手側の底壁8上面に水流方向と直交する遮
勢堰条9が一体に突出形成され、その中央部には
適宜な大きさの切欠部10が設けられている。そ
して、切欠部10の下端は底壁8上面まで達して
いる。
この落差樋1は、予め傾斜のある水路を掘削し
て落差壁4、側壁2,3に対応する略垂直な面と
底壁8に対応する略水平な底面とを有する凹部を
形成しておき、この凹部内に埋設することによつ
て設置する。又、水路の傾斜が長く続く場合に
は、このような凹部を上手側から下手側に沿つて
階段状に形成し、本考案落差樋1を多数連結して
階段状の水路を構成するように設置する。
しかして、流入開口6に差し掛つた流水11は
落差壁4に沿つた落下して底壁8上にたたきつけ
られてその勢いが軟らげられ、さらに落差壁4よ
り稍下手側に位置された遮勢堰条9によつて流れ
が阻止されるため、更にその勢いが弱められる。
そして、流水11が遮勢堰条9を越えて流れると
きに、その中央部に切欠部10が設けられている
ため、落差樋1の中央寄りを流れようとして整流
される。又、特に流水11の勢いが弱いときでも
落差壁4と遮勢堰条9との間の上手側底面に流水
11が滞つたり、土砂が堆積したりすることなく
スムーズな流水を得ることができる。そして遮勢
堰条9により勢いを弱められ、整流された流水1
1は水路の下手側に導かれる。そして田等への給
水はこの落差樋1の側壁2(又は3)の遮勢堰条
9より下手側に取水口(図示しない)を設け、こ
の取水口を通じて取水できるようにすることによ
つて行うことができる。このような場合には、流
入開口6に差しかかつた流水11が底壁8上にた
たきつけられ、さらに遮勢堰条9によつて流水を
阻止されて勢いが弱められて、更に切欠部10に
より流水11は整流される。従つて流水11の勢
いが弱い場合と同様に田等への給水が完全に為さ
れ、それと共に流出開口6を通じて水11が下手
側に導びかれる。
このように本考案落差樋は水路の傾斜による水
流の勢いを効果的に弱めることができるものであ
り、更に、流入開口から落ちて来ることにより乱
流とされた流水と切欠部を設けることにより、整
流し、田等への給水を完全にすることができるも
のである。又、切欠部を設けたため、樋内に流水
を滞らせることがなく、寒期において凍結による
樋の破損又は夏期等におけるボーフラ等の発生を
防ぐことができ、更に、土砂等の堆積により遮勢
堰条を設けた効果が半減してしまうというような
こともなくなる。そしてまた、底壁の下手側端部
がそのまま流出開口となり、底壁が流出開口下端
より低くなるという構造ではないので、設置のた
めに流出開口よりも深く水路を掘削することが不
必要である。したがつて設置作業が簡単である。
そして、構造も従来の落差口等と比較して簡単で
あり小型に形成することができるので製作価格を
安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案落差樋の一例を示す平面図、第
2図は第1図のA−A線に沿う断面図である。 符号の説明、1……落差樋、2,3……側壁、
4……落差壁、5……流出開口、6……流入開
口、8……底壁、9……遮勢堰条、10……切欠
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両側壁の高さを上手方向から下手方向にゆくに
    従つて低くした樋体の上手側端部の下方に水流方
    向に直交する落差壁を形成してその上方を流入開
    口とし、上記樋体の底壁に水流方向と直交する遮
    勢堰条を突出形成した落差樋において、該遮勢堰
    条の一部を切欠いたことを特徴とする落差樋。
JP9897681U 1981-07-01 1981-07-01 落差樋 Granted JPS586834U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9897681U JPS586834U (ja) 1981-07-01 1981-07-01 落差樋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9897681U JPS586834U (ja) 1981-07-01 1981-07-01 落差樋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS586834U JPS586834U (ja) 1983-01-17
JPS625078Y2 true JPS625078Y2 (ja) 1987-02-05

Family

ID=29893723

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9897681U Granted JPS586834U (ja) 1981-07-01 1981-07-01 落差樋

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JP (1) JPS586834U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60107052U (ja) * 1983-12-26 1985-07-20 東北エプソン株式会社 ロ−ル紙のニヤエンド検出装置

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Publication number Publication date
JPS586834U (ja) 1983-01-17

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