JPH0653250U - 産業用車両の冷却空気排気装置 - Google Patents

産業用車両の冷却空気排気装置

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JPH0653250U
JPH0653250U JP5893U JP5893U JPH0653250U JP H0653250 U JPH0653250 U JP H0653250U JP 5893 U JP5893 U JP 5893U JP 5893 U JP5893 U JP 5893U JP H0653250 U JPH0653250 U JP H0653250U
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JP
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exhaust
exhaust passage
radiator
outlet
counterweight
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JP5893U
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康修 鈴木
由香 後藤
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東洋運搬機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ラジエータ5からの排気は排気通路11の入口
11aに送られる。排気通路11内を下降する排気流Aは、
出口11bの上方部分で上位案内面11dにより前方下方へ
と案内され、次いで下位案内面11eにより後方上方へと
案内されたのち、出口11bからの車輌本体1の後方に向
って水平状に排出される。 【効果】 排気流を、排気通路内でS字状に迂回させて
排出でき、車輌後方の排気騒音を大幅に低下でき、オペ
レータの耳元騒音も大きく低下できる。排気通路はカウ
ンターウエイトに一体的に形成でき、別部品の製作や取
り付け作業を不要にできて、全体のコストダウンを計れ
る。排気流を出口から水平状で後方に排出できるので、
路面上の塵埃やオガクズなどを吹き上げることもなく、
作業環境を悪化させることもない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえば小型建設用車両やフォークリフトなどの産業用車両におい てラジエータ冷却に使用された冷却空気の排気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、小型建設用車両やフォークリフトなどは車両の前部に作業装置を備える 関係上、エンジンは後部に配置されている。そして冷却空気は、車両後面に配設 されたラジエータを通って車両本体の後方に直接排出されていた。そのため車両 後方で、ラジエータを通して聞こえる冷却ファンの回転音やラジエータの風切り 音が高いものであった。
【0003】 これらの騒音を低くするものとして、たとえば実開平2−19823 号公報に見ら れる構造が提案されている。すなわち図3に示すように、車両本体20の後部に配 置されたラジエータ21の後方にカウンターウエイト22を設け、このカウンターウ エイト22に、入口23aがラジエータ21に対向して開口するとともに、出口23bが 入口23aよりも下方で後方に開口する排気通路23を設け、この排気通路23の出口 23bの近傍に排気流Bを水平方向の後方に案内するガイド翼24を設けて構成して いる。
【0004】 この従来構成によると、ラジエータ21からの騒音を伴う排気流Bは、カウンタ ーウエイト22内の排気通路23で変向されて迂回されることにより、排気音が吸収 されて低下され、そして下方の出口23bから排出されることにより、オペレータ の耳元騒音も低下できる。また、排気流Bはガイド翼24に案内されて出口23bか ら水平状に後方に向けて排出されるので、路面25上の塵埃やオガクズなどを上方 に舞い上げることもない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかし上記した従来構成によると、ガイド翼24を別個に製作しなければならず 、またガイド翼24をカウンターウエイト22内に取り付ける作業も必要であること から、その分、製作を容易に行えず、かつコストアップを招くことになる。
【0006】 本考案の目的とするところは、別部品の製作や取り付け作業を不要にしながら も、排気流によって路面上の塵埃などを舞い上がらせることなく、冷却空気の排 気音を低減し得る産業用車輌の冷却空気排気装置を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく本考案の産業用車両の冷却空気排気装置は、車両後部に 配置されたラジエータの後方にカウンターウエイトを設け、このカウンターウエ イトに、入口が前記ラジエータに対向して開口するとともに、出口が入口よりも 下方で後方に開口する排気通路を設け、この排気通路の出口の部分で上部に、排 気通路を流れる排気流を前方下方に導く上位案内面を形成するとともに、下部に 排気流を後方上方に導く下位案内面を形成している。
【0008】
【作用】
かかる本考案の構成によると、ラジエータからの排気はカウンターウエイトに 形成された排気通路の入口に送られ、この排気通路内を下降される。そして下降 する排気流は、カウンターウエイトにおける出口の上方部分において、上位案内 面によって前方下方へと案内され、次いで下位案内面によって後方上方へと案内 されたのち、出口からの車輌本体の後方に向って水平状に排出される。
【0009】
【実施例】
以下に本考案の一実施例を図1、図2に基づいて説明する。 車両本体1の後部には後車輪2が配設され、そして後車輪2の近くで車両本体 1の内部にはエンジン3が搭載されている。さらにエンジン3の後方において車 両本体1内には、エンジン3の出力軸にファンベルトを介して連動される冷却フ ァン4が設けられ、さらに冷却ファン4の後方にラジエータ5が設けられる。こ のラジエータ5には、冷却ファン4からの冷却空気がフード6に案内されて送ら れる。
【0010】 前記車両本体1の後面にはバンパー兼用のカウンターウエイト10が取り付けら れ、このカウンターウエイト10内には、入口11aが前記ラジエータ5に対向して 開口するとともに、出口11bが入口11aより下方で後方に開口する排気通路11が 形成されている。その際に排気通路11は、入口11aに対向する壁部分が下方で後 方に傾斜した傾斜面11cに形成され、そして出口11bの部分で上部は前方突出部 10Aによって、排気通路11を流れる排気流Aを前方下方に導く上位案内面11dに 形成され、また下部は後方突出部10Bによって、排気流Aを後方上方に導く下位 案内面11eに形成されている。12は前記傾斜面11cに取り付けられたウレタンフ ォームを示す。
【0011】 次に上記実施例の作用について説明する。 冷却ファン4によって冷却空気はラジエータ5に送られ、ラジエータ5からの 排気はカウンターウエイト10に形成された排気通路11の入口11aに送られる。こ の排気通路11内で排気流Aは傾斜面11cのウレタンフォーム12に当って下方に変 向されるとともに、冷却ファン4やラジエータ5の風切り音等の排気音がウレタ ンフォーム12に緩衝され吸収される。
【0012】 そして傾斜面11cに沿って下降する排気流Aは、カウンターウエイト10におけ る出口11b上方部分において、上位案内面11dによって前方下方へと案内され、 そしてラジエータ5の下部からの排気流Aと合流して下方へと流れたのち、下位 案内面11eによって後方上方へと案内され、出口11bからの車輌本体1の後方に 向って水平状に排出される。
【0013】 したがって路面13上の塵埃やオガクズなどを舞い上げることもない。しかも、 排気流Aはウレタンフォーム12によって吸音されるとともに、カウンターウエイ ト10内でS字状に迂回されて排出されるので、車輌本体1の周辺での騒音は大幅 に低下させ得、特にオペレータの耳元騒音を大きく低下させ得る。
【0014】 上記実施例で示したカウンターウエイト10は、たとえば鋳物で製作することに よって、前方突出部10Aや後方突出部10Bを含めて容易に製作し得る。
【0015】
【考案の効果】
上記構成の本考案によれば、ラジエータからの排気流を、カウンタウエイトに 形成された排気通路内でS字状に迂回させて排出でき、車輌後方の排気騒音を大 幅に低下できるとともに、オペレータの耳元騒音も大きく低下できる。また、排 気通路はカウンターウエイトに一体的に形成でき、別部品の製作や取り付け作業 を不要にできて、全体のコストダウンを計ることができる。さらに、排気流を出 口から水平状で後方に排出できるので、路面上の塵埃やオガクズなどを吹き上げ ることもなく、作業環境を悪化させることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、産業用車両の冷却空
気排気装置部の縦断側面図である。
【図2】同産業用車両の冷却空気排気装置部の背面図で
ある。
【図3】従来例を示し、産業用車両の冷却空気排気装置
部の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 車両本体 3 エンジン 4 冷却ファン 5 ラジエータ 10 カウンターウエイト 10A 前方突出部 10B 後方突出部 11 排気通路 11a 入口 11b 出口 11c 傾斜面 11d 上位案内面 11e 下位案内面 12 ウレタンフォーム A 排気流

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両後部に配置されたラジエータの後方
    にカウンターウエイトを設け、このカウンターウエイト
    に、入口が前記ラジエータに対向して開口するととも
    に、出口が入口よりも下方で後方に開口する排気通路を
    設け、この排気通路の出口の部分で上部に、排気通路を
    流れる排気流を前方下方に導く上位案内面を形成すると
    ともに、下部に排気流を後方上方に導く下位案内面を形
    成したことを特徴とする産業用車両の冷却空気排気装
    置。
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