JP2001080370A - 車両の外気導入構造 - Google Patents

車両の外気導入構造

Info

Publication number
JP2001080370A
JP2001080370A JP25863499A JP25863499A JP2001080370A JP 2001080370 A JP2001080370 A JP 2001080370A JP 25863499 A JP25863499 A JP 25863499A JP 25863499 A JP25863499 A JP 25863499A JP 2001080370 A JP2001080370 A JP 2001080370A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
air introduction
engine
cooling
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25863499A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Toda
功 任田
Yukio Nakamura
幸雄 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP25863499A priority Critical patent/JP2001080370A/ja
Publication of JP2001080370A publication Critical patent/JP2001080370A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K11/00Arrangement in connection with cooling of propulsion units
    • B60K11/02Arrangement in connection with cooling of propulsion units with liquid cooling
    • B60K11/04Arrangement or mounting of radiators, radiator shutters, or radiator blinds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K11/00Arrangement in connection with cooling of propulsion units
    • B60K11/06Arrangement in connection with cooling of propulsion units with air cooling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸気性能及び冷却性能を高めるとともに、構
造を簡単且つコンパクトにすることができ、更に、エン
ジンや補機等のレイアウトや車体前部のデザインの自由
度を高めることができる車両の外気導入構造を提供す
る。 【解決手段】 エンジン吸気ダクト10と冷却風導入ダ
クト11は、車体前後方向にストレート状に延びるよう
に併設されるとともに、これらダクト10,11の前端
の外気導入開口10a,11aが車体前端部の車幅方向
中央部分に配設されている。エンジン吸気ダクト10の
後端がエアクリーナ12に接続され、冷却風導入ダクト
11の後端がオイルクーラ13に接続され、エアクリー
ナ12とオイルクーラ13の後側にロータリエンジン1
4が配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は車両の外気導入構
造に関し、特に、エンジン吸気ダクトと冷却風導入ダク
トとをストレート状に延びるように併設した外気導入構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、自動車の外気導入構造において
は、車体前端部付近の外気導入開口から外気がエンジン
吸気ダクトに導入され、エアクリーナにより清浄されて
エンジンに供給される。また、車体前端部付近の別の外
気導入開口から外気が冷却風導入ダクトに導入され、エ
ンジンの潤滑油を冷却するオイルクーラ等に供給され
る。
【0003】車体前部にエンジンルームを設けたもので
は、エンジンルームの中央部分にエンジンが搭載され、
エンジン付近にエアクリーナやオイルクリーナ等の補機
が配設され、ラジエータがエンジンの前側に鉛直向き或
いは傾斜姿勢に配設される。そして、冷却風導入ダクト
とエンジン吸気ダクトは、夫々別々に外気導入開口から
部分的に湾曲して延びオイルクーラとエアクリーナに接
続されている。
【0004】ところで、車体中央部分にエンジンを搭載
したミッドシップタイプの自動車が実用に供されてい
る。従来のミッドシップタイプの自動車では、特に前後
重量配分を適正化し走行性能を高めることができるが、
エンジンを車室の後側付近に搭載する関係上、車室スペ
ースが前後方向に狭くなりそこに前後両座席を設置する
のが難しいこと、荷物収容スペースも狭くなり不便であ
ること等の問題がある。
【0005】そこで、本願出願人は、上記問題に鑑み
て、車室の前側付近の下部にロータリエンジンを搭載し
たミッドシップ的な自動車を開発中である(特開平7−
228161号公報参照)。また、本願出願人は、特開
平7−228161号公報において、エンジンの前側に
配設された複数の補機の壁面によりエンジンへの冷却風
通路を形成したものを開示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 従来の自動車の外気
導入構造では、冷却風導入ダクトとエンジン吸気ダクト
とが夫々別々に部分的に湾曲して延びオイルクーラとエ
アクリーナに接続されているため、吸気性能及び(潤滑
油等の)冷却性能を高める上で不利なこと、外気導入構
造が複雑化すること等の問題がある。
【0007】しかも、従来の外気導入構造では、エンジ
ンルームの中央部分にエンジンを搭載し、エンジン付近
にエアクリーナやオイルクリーナ等の補機を配設し、ラ
ジエータをエンジンの前側に配設したものを前提として
構成され、これにより、エンジンや種々の補機のレイア
ウトの自由度が小さく、車体前部を短く更には低くして
コンパクトにするのが難しいこと、更に、車体前部のデ
ザインの自由度も小さいこと等の問題がある。
【0008】本発明の目的は、車両の外気導入構造にお
いて、吸気性能及び冷却性能を高めること、構造を簡単
且つコンパクトにすること、エンジンや補機等のレイア
ウトの自由度を高め、車体前部を短く更には低くして小
型化可能にすること、車体前部のデザインの自由度を高
めること、等である。
【0009】
【課題を解決するための手段】 請求項1の車両の外気
導入構造は、車両の前部に配設されたエンジン吸気ダク
トと冷却風導入ダクトから外気を導入する為の外気導入
構造において、前記エンジン吸気ダクトと冷却風導入ダ
クトとを車体前後方向にストレート状に延びるように併
設するとともに、これらダクトの先端の外気導入開口を
車幅方向中央部分に配設したことを特徴とするものであ
る。
【0010】この外気導入構造では、エンジン吸気ダク
トと冷却風導入ダクトの先端の外気導入開口を、車体前
端部において車幅方向中央部分に配設することができ、
この外気導入開口から外気がエンジン吸気ダクトに導入
され、エアクリーナにより清浄されてエンジンに供給さ
れ、また、冷却風導入ダクトに導入された外気が、エン
ジンの潤滑油を冷却する為にオイルクーラ等に供給され
る。
【0011】エンジン吸気ダクトと冷却風導入ダクトが
車体前後方向にストレート状に延びているため、吸気性
能及び(潤滑油等の)冷却性能を高めることができ、し
かも、これらダクトを併設したので、構造を簡単且つコ
ンパクトにすることができ、製作コスト的に有利になり
その組付けも容易になる。
【0012】更に、エンジン吸気ダクトと冷却風導入ダ
クトの後側にこれらダクトに接続された補機を配設し、
その後側にエンジンを(ミッドシップ的)に配設した場
合、エンジン吸気ダクトと冷却風導入ダクトの前記配置
が有効になる。つまり、エンジンや種々の補機等のレイ
アウトの自由度を高め、車体前部を短く更には低くして
小型化することと、車体前部のデザインの自由度を高め
ることが可能になる。
【0013】請求項2の車両の外気導入構造は、請求項
1の発明において、前記エンジン吸気ダクトと冷却風導
入ダクトを独立に構成し、これらダクトを連通する連通
路を設けたことを特徴とするものである。エンジン吸気
ダクトと冷却風導入ダクトを独立に構成することで整然
と配設できるとともに、前記連通路を設けたことによ
り、吸気量の多いエンジン吸気ダクトの吸気音を冷却風
導入ダクトの吸気音との共鳴効果により低減することが
できる。
【0014】請求項3の車両の外気導入構造は、請求項
1の発明において、前記エンジン吸気ダクトと冷却風導
入ダクトの少なくとも前端部分が共通のダクトに構成さ
れたことを特徴とするものである。エンジン吸気ダクト
と冷却風導入ダクトの少なくとも前端部分を共通化でき
るため、構造をより簡単化することができ、これらダク
トの組付けも一層容易になる。
【0015】請求項4の車両の外気導入構造は、請求項
1〜3の何れか1項の発明において、前記エンジン吸気
ダクトと冷却風導入ダクトの下側に熱交換器を配設し、
この熱交換器の後方において冷却風導入ダクト内の空気
の一部をエンジンルーム内に放出する冷却用ダクトを備
えたことを特徴とするものである。
【0016】従って、熱交換器が邪魔になることなく、
エンジン吸気ダクトと冷却風導入ダクトの先端の外気導
入開口を、車体前端部付近において車幅方向中央部分に
配設して、これらダクトを車体前後方向にストレート状
に延びるように確実に併設することが可能になる。しか
も、冷却用ダクトにより、冷却風導入ダクト内の空気の
一部を熱交換器の後方においてエンジンルーム内に放出
するため、エンジンルームの換気(冷却)性能を高める
ことができる。
【0017】請求項5の車両の外気導入構造は、請求項
4の発明において、前記熱交換器の上側に1対の電動フ
ァンが車幅方向に並設され、これら電動ファンの間に前
記冷却用ダクトの前端部分を配設したことを特徴とする
ものである。
【0018】従って、1対の電動ファンにより熱交換器
の熱交換効率を高め、エンジンの冷却性能を高めること
ができる。そして、これら電動ファンの間に前記冷却用
ダクトの前端部分を配設したので、エンジン吸気ダクト
及び冷却風導入ダクトとそれらの下側に配設される熱交
換器とを接近させて配設し、それらの上下長を短くする
ことができ、車体前部を確実に低くして小型化すること
が可能になる。
【0019】請求項6の車両の外気導入構造は、請求項
4又は5の発明において、前記熱交換器を通過した空気
の一部を外部へ放出する為の放出通路を、ボンネットに
開口させたことを特徴とするものである。熱交換器で温
度上昇した空気の一部を、冷却風導入ダクト内の空気に
影響を与えずに、前記放出通路を介して車両走行時に負
圧となるボンネットの表面側から外部へ迅速且つ確実に
放出できる。
【0020】請求項7の車両の外気導入構造は、請求項
1〜6の何れか1項の発明において、前記外気導入開口
の車幅方向両側にヘッドランプを設けたことを特徴とす
るものである。例えば、車体前端部の共通の取付開口部
に、ヘッドランプとともに外気導入開口を設けることが
でき、これにより、車体フロントの構造が簡単化すると
ともに、そのデザインを斬新的なものにすることができ
る。
【0021】請求項8の車両の外気導入構造は、前記エ
ンジン吸気ダクトと冷却風導入ダクト、及びこれらダク
トに接続された補機の後側にエンジンを配設したことを
特徴とするものである。エンジンや補機等のレイアウト
の自由度を確実に高め、車体前部を確実に短く更には低
くして小型化することが可能になり、更に、車体前部の
デザインの自由度を確実に高めることも可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。本実施形態は、車体前部
のうち中央よりにエンジンを搭載したミッドシップ的な
自動車に装備され、車体前部に配設されたエンジン吸気
ダクトと冷却風導入ダクトから外気を導入する為の外気
導入構造に本発明を適用した場合の例である。
【0023】図1〜図3に示すように、自動車Cの外気
導入構造において、エンジン吸気ダクト10と冷却風導
入ダクト11は独立に構成されて、車体前後方向にスト
レート状に延びるように併設されている。エンジン吸気
ダクト10と冷却風導入ダクト11の前半部は左右接触
状に構成され、それらの前端の外気導入開口10a,1
1aが左右に並べられて車体前端部の車幅方向中央部分
に配設されている。そして、エンジン吸気ダクト10の
後端がエアクリーナ12に接続され、冷却風導入ダクト
11の後端がオイルクーラ13に接続されている。
【0024】エアクリーナ12とオイルクーラ13は、
左右1対のフロントサイドフレーム2の間において、前
輪4の車軸4aと略同じ前後方向位置に配設され、エア
クリーナ12とオイルクーラ13の後側の車室の前側付
近の下部、つまり、車体前半部のうち前輪4の車軸4a
よりも後側に、吸気管15を介してエアクリーナ12に
接続されたロータリエンジン14がミッドシップ的に配
設されている。尚、運転席と助手席の間の下側にエンジ
ンルーム5に含まれる収容部5aが形成され、その収容
部5aにロータリエンジン14の少なくとも一部が収容
されている。
【0025】エンジン吸気ダクト10、冷却風導入ダク
ト11、エアクリーナ12、オイルクーラ13は、その
下面部が略同じ高さ位置になるように設置され、1対の
フロントサイドフレーム2の間において、これらダクト
10,11の後半部とエアクリーナ12及びオイルクー
ラ13の下側に、ラジエータ16と、ラジエータ16の
上側に左右方向に並設された1対の電動ファン17が配
設されている。
【0026】ラジエータ16は1対の電動ファン17と
ともに、水平方向から僅かに前後に傾斜させた状態で、
エンジン吸気ダクト10、冷却風導入ダクト11、エア
クリーナ12、オイルクーラ13に比較的接近させた状
態で設置されている。ここで、ラジエータ16を通過し
た空気の一部を外部へ放出する為の放出通路18が、ラ
ジエータ16の上側の電動ファン17付近からボンネッ
ト6に形成された左右1対のエア放出口7に延びて接続
され開口している。また、ラジエータ16を通過した空
気の一部をエンジンルーム5内に後方へ向かって放出す
る放出通路19も設けられている。
【0027】さて、車体前端部8には左右に長い取付開
口部8aが形成され、その取付開口部8aに、エンジン
吸気ダクト10と冷却風導入ダクト11の外気導入開口
10a,11aを有する前端部が左右方向中央部に配設
され、外気導入開口10a,11aの左右両側にヘッド
ランプ9が設けられている。尚、図示していないが、外
気導入開口10a,11aの前側はグリルで覆われてい
る。尚、エンジン吸気ダクト10と冷却風導入ダクト1
1の後部は、1対のフロントサイドフレーム2に架着さ
れたクロスメンバ3の下側を通り、例えば、そのクロス
メンバ3に連結金具を介して連結されている。
【0028】前記自動車Cの外気導入構造の作用・効果
について説明する。外気導入開口10aから外気がエン
ジン吸気ダクト10に導入され、エアクリーナ12によ
り清浄されて吸気管15を介してロータリエンジン14
に供給され、また、外気導入開口11aから冷却風導入
ダクト11に導入された外気が、ロータリエンジン14
の潤滑油を冷却するオイルクーラ13に供給される。
【0029】この外気導入構造によれば、エンジン吸気
ダクト10と冷却風導入ダクト11が車体前後方向にス
トレート状に延びているため、ロータリエンジン14の
吸気性能及び潤滑油の冷却性能を格段に高めることがで
き、しかも、これらダクト10,11を併設したので、
構造を簡単且つコンパクトにすることができ、製作コス
ト的に有利になりその組付けも容易になる。
【0030】更に、エンジン吸気ダクト10と冷却風導
入ダクト11の後側にこれらダクト10,11に接続さ
れたエアクリーナ12とオイルクーラ13を配設し、そ
の後側の車室の前側付近の下部にロータリエンジン14
をミッドシップ的に配設したので、エンジン吸気ダクト
10と冷却風導入ダクト11の前記配置が有効になる。
つまり、ロータリエンジン14やエアクリーナ12やオ
イルクーラ13、それら以外の種々の補機等のレイアウ
トの自由度を高め、車体前部1を短く更には低くして小
型化することが可能になり、更に、車体前部1のデザイ
ンの自由度を高めることも可能になる。
【0031】エンジン吸気ダクト10と冷却風導入ダク
ト11の下側にラジエータ16を配設したので、ラジエ
ータ16が邪魔になることなく、エンジン吸気ダクト1
0と冷却風導入ダクト11の先端の外気導入開口10
a,11aを、車体前端部において車幅方向中央部分に
配設して、これらダクト10,11を車体前後方向にス
トレート状に延びるように確実に併設することが可能に
なる。
【0032】ラジエータ16の上側に1対の電動ファン
17を設けたので、ラジエータ16の熱交換効率を高
め、ロータリエンジン14の冷却性能を高めることがで
きる。ラジエータ16は1対の電動ファン17ととも
に、水平方向から僅かに前後に傾斜させた状態で、エン
ジン吸気ダクト10、冷却風導入ダクト11、エアクリ
ーナ12、オイルクーラ13に比較的接近させた状態で
設置したので、車体前部1を低くするうえで有利にな
る。
【0033】ラジエータ16を通過した空気の一部を外
部へ放出する為の放出通路18を、ボンネット6に開口
させたので、ラジエータ16で温度上昇した空気の一部
を、冷却風導入ダクト11(エンジン吸気ダクト10)
内の空気に影響を与えずに、放出通路18を介して車両
走行時に負圧となるボンネット6の表面側から外部へ迅
速且つ確実に放出できる。また、ラジエータ16を通過
した空気の一部をエンジンルーム5内に後方へ向かって
放出する放出通路19を設けたので、エンジンルーム5
の換気(冷却)性能を高めることもできる。
【0034】自動車Cに搭載するエンジンを小型可能な
ロータリエンジン14としたので、車室の前側付近の下
部にロータリエンジン14をミッドシップ的に確実に配
設することができ、これにより、車室スペースや荷物収
容スペースを狭くすることなく、特に前後重量配分を適
正化し走行性能を高めることが可能になる。尚、ロータ
リエンジン14以外のエンジンを搭載することも勿論可
能である。
【0035】次に、前記実施形態の変更形態について説
明する。但し、前記実施形態と同じものには同一符号を
付し説明を省略する。 1〕図4、図5に示すように、エンジン吸気ダクト10
と冷却風導入ダクト11が独立に構成され、エンジン吸
気ダクト10と冷却風導入ダクト11(の前半部の左右
接触状に構成された部位)が連通管21で連結され、そ
の連通管21を介してこれらダクト10,11を連通す
る連通路20が設けられている。この連通路20を設け
たことにより、吸気量の多いエンジン吸気ダクト10の
吸気音を冷却風導入ダクト11の吸気音との共鳴効果に
より低減することが可能になる。
【0036】2〕図6、図7に示すように、エンジン吸
気ダクト30と冷却風導入ダクト31の前端部分が共通
のダクト32に構成され、エンジン吸気ダクト30と冷
却風導入ダクト31(ダクト32)の前端に共通の外気
導入開口32aが設けられている。エンジン吸気ダクト
30の大部分を構成する第1ダクト部材がエアクリーナ
12から車体前端の少し手前まで延び、冷却風導入ダク
ト31を含む第2ダクト部材が第1ダクト部材全体を覆
ってオイルクーラ13から車体前端の少し手前まで延
び、これにより、エンジン吸気ダクト30と冷却風導入
ダクト31の前端部分が共通化されている。
【0037】このように、エンジン吸気ダクト30と冷
却風導入ダクト31の少なくとも前端部分を共通化でき
るため、構造をより簡単化することができ、これらダク
ト30,31の組付けも一層容易になる。また、第1ダ
クト部材の前端部が後傾斜状に形成され、第1ダクト部
材のうち少なくともその側方の冷却風導入ダクト31側
の側壁に、前後に並べた複数の孔30aが形成されてい
る。これにより、車体外部から水が第1ダクト部材の内
部更にはエアクリーナ12に入るのを防止することがで
き、しかも、複数の孔30aにより、吸気量の多い第1
ダクトの吸気音を冷却風導入ダクト31の吸気音との共
鳴効果により低減可能になる。
【0038】尚、エンジン吸気ダクト30と冷却風導入
ダクト31の前半部、更にはそれ以上を共通のダクトに
構成してもよい。尚、前記エア放出口7、放出通路1
8,19については省略しているが設けてもよい。
【0039】3〕図8、図9に示すように、図6、図7
の構造において、ラジエータ16の後方において、エン
ジン吸気ダクト30内の空気の一部をエンジンルーム5
内に放出する冷却用ダクト40と、冷却風導入ダクト3
1内の空気の一部をエンジンルーム5内に放出する冷却
用ダクト41とが設けられている。これら冷却用ダクト
40,41は左右対称に構成され、夫々エンジン吸気ダ
クト30と冷却風導入ダクト31の途中部から下方へ張
出して後方へ延びている。これら冷却用ダクト40,4
1により、エンジンルーム5の換気(冷却)性能を高め
ることができる。
【0040】4〕図10、図11に示すように、図6、
図7の構造において、ラジエータ16の上側に1対の電
動ファンが17がその左右間隔を広めて車幅方向に並設
され、これら電動ファン17の間に、冷却風導入ダクト
31内の空気の一部をエンジンルーム5内に放出する冷
却用ダクト42の前端部分が配設されている。つまり、
エンジン吸気ダクト30及び冷却風導入ダクト31とそ
れらの下側に配設されるラジエータ16とを接近させて
配設し、それらの上下長を短くすることができ、車体前
部1を確実に低くして小型化することが可能になる。
【0041】5〕図12に示すように、図10、図11
の構造において、冷却用ダクト42の代わりに、後方が
二股になっている冷却用ダクト43を設けてもよい。こ
れにより、エンジンルーム5の換気(冷却)性能をより
高めることができる。 6〕尚、前記外気導入構造は一例を示すものに過ぎず、
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の
変形を付加した形態で実施可能である。
【0042】
【発明の効果】 請求項1の車両の外気導入構造によれ
ば、エンジン吸気ダクトと冷却風導入ダクトとを車体前
後方向にストレート状に延びるように併設するととも
に、これらダクトの先端の外気導入開口を車幅方向中央
部分に配設したので、吸気性能及び(潤滑油等の)冷却
性能を高めることができるとともに、外気導入構造を簡
単且つコンパクトにすることができ、製作コスト的に有
利になりその組付けも容易になり、更に、エンジン吸気
ダクトと冷却風導入ダクトの後側にこれらダクトに接続
された補機を配設し、その後側にエンジンを(ミッドシ
ップ的に)配設した場合、エンジン吸気ダクトと冷却風
導入ダクトの前記配置が有効になる。つまり、エンジン
や種々の補機等のレイアウトの自由度を高め、車体前部
を短く更には低くして小型化することと、車体前部のデ
ザインの自由度を高めることが可能になる。
【0043】請求項2の車両の外気導入構造によれば、
エンジン吸気ダクトと冷却風導入ダクトを独立に構成
し、これらダクトを連通する連通路を設けたので、エン
ジン吸気ダクトと冷却風導入ダクトとを整然と配設でき
るとともに、前記連通路により、吸気量の多いエンジン
吸気ダクトの吸気音を冷却風導入ダクトの吸気音との共
鳴効果により低減することができる。
【0044】請求項3の車両の外気導入構造によれば、
エンジン吸気ダクトと冷却風導入ダクトの少なくとも前
端部分を共通のダクトに構成したので、構造をより簡単
化することができ、これらダクトの組付けも一層容易に
なる。
【0045】請求項4の車両の外気導入構造によれば、
エンジン吸気ダクトと冷却風導入ダクトの下側に熱交換
器を配設し、この熱交換器の後方において冷却風導入ダ
クト内の空気の一部をエンジンルーム内に放出する冷却
用ダクトを備えたので、熱交換器が邪魔になることな
く、エンジン吸気ダクトと冷却風導入ダクトの先端の外
気導入開口を、車体前端部付近において車幅方向中央部
分に配設して、これらダクトを車体前後方向にストレー
ト状に延びるように確実に併設することが可能になり、
しかも、冷却用ダクトにより、冷却風導入ダクト内の空
気の一部を熱交換器の後方においてエンジンルーム内に
放出するため、エンジンルームの換気(冷却)性能を高
めることができる。
【0046】請求項5の車両の外気導入構造によれば、
熱交換器の上側に1対の電動ファンを車幅方向に並設
し、これら電動ファンの間に前記冷却用ダクトの前端部
分を配設したので、熱交換器の熱交換効率を高め、エン
ジンの冷却性能を高めることができるし、これら電動フ
ァンの間に前記冷却用ダクトの前端部分を配設したの
で、エンジン吸気ダクト及び冷却風導入ダクトとそれら
の下側に配設される熱交換器とを接近させて配設し、そ
れらの上下長を短くすることができ、車体前部を確実に
低くして小型化することが可能になる。
【0047】請求項6の車両の外気導入構造によれば、
熱交換器を通過した空気の一部を外部へ放出する為の放
出通路を、ボンネットに開口させたので、熱交換器で温
度上昇した空気の一部を、冷却風導入ダクト内の空気に
影響を与えずに、前記放出通路を介して車両走行時に負
圧となるボンネットの表面側から外部へ迅速且つ確実に
放出できる。
【0048】請求項7の車両の外気導入構造によれば、
外気導入開口の車幅方向両側にヘッドランプを設けたの
で、例えば、車体前端部の共通の取付開口部に、ヘッド
ランプとともに外気導入開口を設けることができ、これ
により、車体フロントの構造が簡単化するとともに、そ
のデザインを斬新的なものにすることができる。
【0049】請求項8の車両の外気導入構造によれば、
エンジン吸気ダクトと冷却風導入ダクト、及びこれらダ
クトに接続された補機の後側にエンジンを配設したの
で、エンジンや補機等のレイアウトの自由度を確実に高
め、車体前部を確実に短く更には低くして小型化するこ
とが可能になり、更に、車体前部のデザインの自由度を
確実に高めることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る外気導入構造を備えた
自動車の斜視図である。
【図2】前記自動車の前部の部分透視した平面図であ
る。
【図3】図2の自動車の前部の部分透視した側面図であ
る。
【図4】第1の変更形態に係る自動車の前部の部分透視
した平面図である。
【図5】図4の自動車の前部の部分透視した側面図であ
る。
【図6】第2の変更形態に係る自動車の前部の部分透視
した平面図である。
【図7】図6の自動車の前部の部分透視した側面図であ
る。
【図8】第3の変更形態に係る自動車の前部の部分透視
した平面図である。
【図9】図8の自動車の前部の部分透視した側面図であ
る。
【図10】第3の変更形態に係る自動車の前部の部分透
視した平面図である。
【図11】図10の自動車の前部の部分透視した側面図
である。
【図12】第4の変更形態に係る自動車の前部の部分透
視した平面図である。
【符号の説明】
C 自動車 6 ボンネット 9 ヘッドランプ 10,30 エンジン吸気ダクト 11,31 冷却風導入ダクト 10a,11a,32a 外気導入開口 12 エアクリーナ 13 オイルクーラ 14 ロータリーエンジン 16 ラジエータ 17 電動ファン 18 放出通路 20 連通路 40〜43 冷却用ダクト

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前部に配設されたエンジン吸気ダ
    クトと冷却風導入ダクトから外気を導入する為の外気導
    入構造において、 前記エンジン吸気ダクトと冷却風導入ダクトとを車体前
    後方向にストレート状に延びるように併設するととも
    に、これらダクトの先端の外気導入開口を車幅方向中央
    部分に配設したことを特徴とする車両の外気導入構造。
  2. 【請求項2】 前記エンジン吸気ダクトと冷却風導入ダ
    クトを独立に構成し、これらダクトを連通する連通路を
    設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両の外気導
    入構造。
  3. 【請求項3】 前記エンジン吸気ダクトと冷却風導入ダ
    クトの少なくとも前端部分が共通のダクトに構成された
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両の外気導入構
    造。
  4. 【請求項4】 前記エンジン吸気ダクトと冷却風導入ダ
    クトの下側に熱交換器を配設し、この熱交換器の後方に
    おいて冷却風導入ダクト内の空気の一部をエンジンルー
    ム内に放出する冷却用ダクトを備えたことを特徴とする
    請求項1〜3の何れか1項に記載の車両の外気導入構
    造。
  5. 【請求項5】 前記熱交換器の上側に1対の電動ファン
    が車幅方向に並設され、これら電動ファンの間に前記冷
    却用ダクトの前端部分を配設したことを特徴とする請求
    項4に記載の車両の外気導入構造。
  6. 【請求項6】 前記熱交換器を通過した空気の一部を外
    部へ放出する為の放出通路を、ボンネットに開口させた
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の車両の外気導
    入構造。
  7. 【請求項7】 前記外気導入開口の車幅方向両側にヘッ
    ドランプを設けたことを特徴とする請求項1〜6の何れ
    か1項に記載の車両の外気導入構造。
  8. 【請求項8】 前記エンジン吸気ダクトと冷却風導入ダ
    クト、及びこれらダクトに接続された補機の後側にエン
    ジンを配設したことを特徴とする請求項1〜7の何れか
    1項に記載の車両の外気導入構造。
JP25863499A 1999-09-13 1999-09-13 車両の外気導入構造 Pending JP2001080370A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25863499A JP2001080370A (ja) 1999-09-13 1999-09-13 車両の外気導入構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25863499A JP2001080370A (ja) 1999-09-13 1999-09-13 車両の外気導入構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001080370A true JP2001080370A (ja) 2001-03-27

Family

ID=17323005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25863499A Pending JP2001080370A (ja) 1999-09-13 1999-09-13 車両の外気導入構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001080370A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7290630B2 (en) 2003-07-24 2007-11-06 Denso Corporation Vehicle front end structure
KR100802929B1 (ko) * 2006-05-24 2008-02-14 현대자동차주식회사 자동차 엔진 룸의 외부 공기 흡입 시스템
US10179509B2 (en) 2014-12-09 2019-01-15 Denso Corporation Cooling device and cooling module

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7290630B2 (en) 2003-07-24 2007-11-06 Denso Corporation Vehicle front end structure
KR100802929B1 (ko) * 2006-05-24 2008-02-14 현대자동차주식회사 자동차 엔진 룸의 외부 공기 흡입 시스템
US7469762B2 (en) 2006-05-24 2008-12-30 Hyundai Motor Company Exterior air intake system for an engine compartment of a vehicle
US10179509B2 (en) 2014-12-09 2019-01-15 Denso Corporation Cooling device and cooling module

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080289896A1 (en) Four wheeled utility vehicle
JP4701916B2 (ja) 自動車のバッテリ搭載構造
JP5196113B2 (ja) 車両用エンジンの吸気装置
JP2003326981A (ja) 車両のエンジン配設構造
JP2001080370A (ja) 車両の外気導入構造
JPH06328952A (ja) 車両用エンジン冷却装置
JP2004255956A (ja) エンジンルームの熱気抜き構造
US11584217B2 (en) Vehicle body front structure
JP3713763B2 (ja) 自動車の前部構造
JP2010241367A (ja) 車両の空気抵抗低減構造
JP4264685B2 (ja) 移動車両用の空調装置
JPH07290979A (ja) エンジンマウント部材冷却構造
JP2000177406A (ja) 車両の冷却風導入構造
JPH05105114A (ja) フロントエンドパネル構造
JP3551461B2 (ja) 車両用外気導入構造
JPH0242497Y2 (ja)
JPH0885348A (ja) エンジンルームの熱放出装置
JP5751122B2 (ja) 車両前部構造
JP2002284042A (ja) 車両の底部構造
JP4066762B2 (ja) キャブオーバ型車両のインタークーラダクト構造
JP2023117383A (ja) 自動車用車体構造
JPH06328931A (ja) 車両の前部車体構造
JP4534572B2 (ja) 排気ファン取付構造
JPH1059215A (ja) フロントフェンダープロテクタの取付部構造
JP3658780B2 (ja) エンジンの吸気取入れ構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090401

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090722