JP2002284042A - 車両の底部構造 - Google Patents

車両の底部構造

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JP2002284042A
JP2002284042A JP2001094824A JP2001094824A JP2002284042A JP 2002284042 A JP2002284042 A JP 2002284042A JP 2001094824 A JP2001094824 A JP 2001094824A JP 2001094824 A JP2001094824 A JP 2001094824A JP 2002284042 A JP2002284042 A JP 2002284042A
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JP
Japan
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radiator
vehicle body
condenser
vehicle
flow passage
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JP2001094824A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Toyoda
敏之 豊田
Hidekazu Saito
秀和 斉藤
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Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラジエータの冷却性能低下を防止する車両の
底部構造を提供する。 【解決手段】 キャブオーバ型の車両1には、車体2の
底部3とフロア4との間にエンジン7が設けられてい
る。エンジン7の前側にはラジエータ8が縦置きに設け
られている。ラジエータ8の前方には車体2の前方から
車体2の内部Iに流入する走行風9をラジエータ8に導
く流通路10が形成されている。流通路10の下部には
両サイドメンバ33、33にコンデンサ11が水平に取
り付けられている。このコンデンサ11には、コンデン
サ11の上部の空気51をコンデンサ11の下部に排出
する電動ファン12が取り付けられている。ラジエータ
8とコンデンサ11との間でサスペンションメンバ34
の前側には流通路10と車体2の外部Oとを連通する外
部流通口13が形成されており、外部流通口13を遮蔽
するスプラッシュガード20がサスペンションメンバ3
4に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャブオーバ型の
車両の底部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キャブオーバ型の車両の底部に
は、例えば図3に示すように、フロア102と、車体1
01の底部103を構成しているサイドメンバ104、
104(一方のみ図示)との間にエンジンルーム110
が形成されており、このエンジンルーム110内にはエ
ンジン111が設けられている。
【0003】エンジン111の前側には、両サイドメン
バ104、104間にラジエータ112が縦置きに設け
られている。ラジエータ112の前方には、車体101
の前方から車体101の内部Iに流入する走行風121
をラジエータ112に導く流通路131が形成されてい
る。
【0004】流通路131の下部において、サイドメン
バ104にはコンデンサ113が水平に設けられてい
る。コンデンサ113には、コンデンサ113の上部の
空気122をコンデンサ113の下部に排出する電動フ
ァン114が取り付けられている。この電動ファン11
4により、コンデンサ113の上部の空気122をコン
デンサ113に通過させて車体101の外部Oに排出
し、コンデンサ113内の冷媒を冷却すると共にラジエ
ータ112に向かって流れる走行風121の温度が上が
らないようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな車両の底部構造においては、ラジエータ112とコ
ンデンサ113との間で車体101の底部103に、流
通路131と車体101の外部Oとを連通する外部流通
口132が形成されている。
【0006】このため、走行風121の一部が、電動フ
ァン114によってコンデンサ113の上部から下部に
流れる空気122の流れに追従して、コンデンサ113
の後側から外部流通口132を介して車体101の外部
Oに抜けてしまう。
【0007】また、走行時にタイヤに衝突してはねた泥
等141が外部流通口132を介して流通路131に入
り、流通路131を流れる走行風121の流れに追従し
てラジエータ112に導かれ、ラジエータ112のフィ
ンが目詰まりし易くなる。
【0008】さらに、アイドリング時には、エンジンル
ーム110内に溜まったエンジン111の熱気142が
ラジエータ112の下側を通り、外部流通口132を介
してラジエータ112の前側に回り込んで流通路131
の温度を上げてしまう。
【0009】このように、車体101の底部103に形
成された外部流通口132によって、流通路131を流
れる走行風121がラジエータ112に効率よく流れ
ず、ラジエータ112の冷却性能が低下してしまう問題
があった。
【0010】本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであり、ラジエータの冷却性能低下を防止する
車両の底部構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の請求項1記載の車両の底部構造では、車体の
底部とフロアとの間に設けられたエンジンと、このエン
ジンの前側に設けられたラジエータと、このラジエータ
の前方に形成され、前記車体の前方から前記車体の内部
に流入する走行風を前記ラジエータに導く流通路と、こ
の流通路の下側で前記車体の前記底部に水平に設けられ
たコンデンサと、このコンデンサに取り付けられ、前記
コンデンサの上部の空気を前記コンデンサの下部に排出
するファンと、前記ラジエータと前記コンデンサとの間
で前記車体の前記底部に形成され、前記流通路と前記車
体の外部とを連通する外部流通口と、を備えた車両の底
部構造において、前記車体の前記底部に、前記外部流通
口を遮蔽する遮蔽手段を設けたものとしている。
【0012】かかる構成においては、流通路を流れる走
行風が、ファンによってコンデンサの上部から下部に流
れる空気の流れに追従してコンデンサの後側に流れて
も、遮蔽手段に遮られて車体の外部に抜けるのを防ぐこ
とができる。
【0013】また、走行時にタイヤに衝突してはねた泥
等が、遮蔽手段に遮られて流通路に入らないため、ラジ
エータのフィンに泥等が付着して目詰まりを起こすのを
防ぐことができる。
【0014】さらに、アイドリング時に、エンジンの熱
気がラジエータの下側から前側に回り込んでも遮蔽手段
に遮られて流通路に入らないため、流通路の温度が上が
るのを防ぐことができる。
【0015】このように、ラジエータとコンデンサとの
間で車体底部に形成された外部流通口を遮蔽手段により
遮蔽することにより、ラジエータに効率よく走行風を流
すことが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
にしたがって説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施の形態を示すキャ
ブオーバ型車両1の底部構造の模式図であり、図2は車
両1の底部構造の要部を下側から見た斜視図である。こ
の車両1において、車体2の底部3は、前側を構成し車
体2の左右方向に延在したファストクロスメンバ31
と、ファストクロスメンバ31の後方に位置して車体2
の左右方向に延在したセカンドクロスメンバ32と、両
クロスメンバ31、32の左右側にそれぞれ取り付けら
れて車体2の前後方向に延在したサイドメンバ33、3
3と、セカンドクロスメンバ32の後方で両サイドメン
バ33、33に架設され、下方に突出したハット型断面
を有するサスペンションメンバ34とを中心にして構成
されている。
【0018】そして、図1に示すように車体2の底部3
とフロア4との間には前タイヤ5の後側にエンジンルー
ム6が形成されており、このエンジンルーム6内にはエ
ンジン7が設けられている。
【0019】エンジン7の前側には、両サイドメンバ3
3、33間にラジエータ8が縦置きに設けられており、
その下端部81はサスペンションメンバ34内に位置し
ている。また、ラジエータ8の前方には、車体2の前側
に形成されたラジエータグリル2aを介して車体2の前
方から車体2の内部Iに流入する走行風9をラジエータ
8に導く流通路10が形成されている。
【0020】流通路10の下部には、図2にも示すよう
に、両サイドメンバ33、33にコンデンサ11が水平
に取り付けられている。このコンデンサ11には、図1
に示すように、コンデンサ11の上部の空気51をコン
デンサ11のフィンの間を通過させて下部に排出する電
動ファン12が取り付けられている。
【0021】そして、ラジエータ8とコンデンサ11と
の間で車体2の底部3を構成するサスペンションメンバ
34の前側部34aの前方には、流通路10と車体2の
外部Oとを連通する外部流通口13が形成されており、
この外部流通口13を遮蔽する本発明の遮蔽手段として
鉄製のスプラッシュガード20がサスペンションメンバ
34の前側部34aに取り付けられている。
【0022】このスプラッシュガード20は、サスペン
ションメンバ34の前側に沿って屈曲形成され流通口1
3を外側から遮蔽する遮蔽部21と、遮蔽部21の下側
の左右端から後方に延出し、サスペンションメンバ34
の底部35にボルト止めされた下側取付部22、22
と、遮蔽部21の上側に設けられサスペンションメンバ
34の前側部34aの上部に設けられたブラケット3
6、36にボルト止めされた上側取付部23とが一体形
成されて構成されている。
【0023】かかる構成においては、流通路10を流れ
る走行風9の一部が、電動ファン12によってコンデン
サ11の上部から下部に流れる空気51の流れに追従し
てコンデンサ11の後側に流れても、スプラッシュガー
ド20の遮蔽部21に遮られて車体2の外部Oに抜ける
のを防ぐことができる。
【0024】また、走行時にタイヤ5に衝突してはねた
泥等52が、スプラッシュガード20の遮蔽部21に遮
られて流通路10に入らないため、ラジエータ8のフィ
ンに泥52等が付着して目詰まりを起こすのを防ぐこと
ができる。
【0025】さらに、アイドリング時には、エンジンル
ーム6内に溜まったエンジン7の熱気53がラジエータ
8の下側から前側に回り込んでも、スプラッシュガード
20の遮蔽部21に遮られて流通路10に入らないた
め、流通路10の温度が上がるのを防ぐことができる。
【0026】このように本実施の形態の底部構造では、
ラジエータ8とコンデンサ11との間で車体2の底部3
に形成された外部流通口13をスプラッシュガード20
で遮蔽することにより、ラジエータ8に効率よく走行風
9を流すことが可能となる。よって、ラジエータ8の冷
却性能の低下を防止することができる。
【0027】さらに、このスプラッシュガード20は車
外O側から外部流通口13を遮蔽して取り付けているこ
とから、スプラッシュガードを車内I側から外部流通口
13を遮蔽して取り付けた場合に比べて流通路10に障
害物(スプラッシュガード)がない分、ラジエータ8に
向かって流れる走行風9の流通効率を上げることができ
る。よって、ラジエータ8の冷却性能の低下をさらに防
止することができる。
【0028】また、ファストクロスメンバ31とセカン
ドクロスメンバ32とには、両クロスメンバ31、32
間を遮蔽する樹脂製のエアガイド90が、その前側部9
1をファストクロスメンバ31にクリップ止めされ、後
側部92をセカンドクロスメンバ32にボルト止めされ
て架設されている。
【0029】このエアガイド90により、流通路10を
流れる走行風9が両クロスメンバ31、32間から車体
2の外部Oに抜けるのを防止でき、ラジエータ8に向か
って流れる走行風9の流通効率をさらに上げることが可
能となる。よって、ラジエータ8の冷却性能低下の防止
効果を高めることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載の車両の底部構造においては、ラジエータとコンデン
サとの間で車体底部に形成された外部流通口を遮蔽手段
により遮蔽することにより、ラジエータに効率よく走行
風を流すことが可能となる。よって、ラジエータの冷却
性能の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す車両の底部構造の
模式図である。
【図2】車両の底部構造の要部を下側から見た斜視図で
ある。
【図3】従来の車両の底部構造を示す模式図である。
【符号の説明】
1 車両 2 車体 3 底部 4 フロア 7 エンジン 8 ラジエータ 9 走行風 10 流通路 11 コンデンサ 12 電動ファン 13 外部流通口 20 スプラッシュガード 34 サスペンションメンバ 34a 前側部 51 空気 I 内部 O 外部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の底部とフロアとの間に設けられた
    エンジンと、 このエンジンの前側に設けられたラジエータと、 このラジエータの前方に形成され、前記車体の前方から
    前記車体の内部に流入する走行風を前記ラジエータに導
    く流通路と、 この流通路の下側で前記車体の前記底部に水平に設けら
    れたコンデンサと、 このコンデンサに取り付けられ、前記コンデンサの上部
    の空気を前記コンデンサの下部に排出するファンと、 前記ラジエータと前記コンデンサとの間で前記車体の前
    記底部に形成され、前記流通路と前記車体の外部とを連
    通する外部流通口と、 を備えた車両の底部構造において、 前記車体の前記底部に、前記外部流通口を遮蔽する遮蔽
    手段を設けたことを特徴とする車両の底部構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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