JPH0242497Y2 - - Google Patents

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JPH0242497Y2
JPH0242497Y2 JP2958887U JP2958887U JPH0242497Y2 JP H0242497 Y2 JPH0242497 Y2 JP H0242497Y2 JP 2958887 U JP2958887 U JP 2958887U JP 2958887 U JP2958887 U JP 2958887U JP H0242497 Y2 JPH0242497 Y2 JP H0242497Y2
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radiator
engine
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vehicle
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車体の後部にエンジンが搭載された
リヤエンジン車におけるラジエータ取付装置に関
する。
(従来の技術) 従来におけるリヤエンジン車のラジエータ取付
装置としては、例えば、実開昭56−131217号公報
(前者)、実開昭59−150627号公報(後者)に記載
されたものが知られている。
前者の取付装置は、車体の後部において左右の
サイドメンバ間にエンジンが搭載され、このエン
ジンの側方に全体がサイドメンバの外方にはみ出
すようにラジエータが設けられた構造となつてい
た。
又、後者の取付装置は、ラジエータが車体の後
部端に設けられ、該ラジエータへ冷却風を導く導
風路が導風口からラジエータまで車体の全長に亘
つて形成された構造となつていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前者の取付装置は、ラジエータ
がサイドメンバーの外方に全体的にはみ出すよう
に配設されているため、そのはみ出しの分だけ車
体幅を広くとる必要が生じ、導両重量の増加や走
行性能の低下を招いてしまうし、ラジエータへの
冷却風がエンジンルーム内を通らない構造である
ことからエンジンルーム内の換気や冷却風による
エンジン冷却ができないという問題があつた。
又、後者の取付装置は、ラジエータへの導風路
が車体の前端部から後端部まで車体の全長に亘つ
て形成されているので、この導風路によつて乗員
室などのスペースが犠性になるし、車両重量の増
加や走行性能の低下を招くという問題があつた。
又、前車及び後者共に、ラジエータが後車軸よ
りも後方位置に配設されることになるため、重量
物であるラジエータの重量によつて車両重心が後
方寄りになり、前後輪の重量配分が片寄り、走行
安定性に劣るという問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述のような従来の問題点を解決す
るためになされたもので、そのために本考案で
は、車体の乗員室の後側に左右が車体側壁で囲わ
れたエンジンルームが形成され、エンジンルーム
内にエンジンが搭載され、側壁には、後輪の上半
分を覆うタイヤハウスが形成され、側壁の下部の
エンジンとタイヤハウスの間に前後方向にサイド
メンバが延設され、側壁の上部に前後方向にアツ
パメンバが延設されると共に、アツパメンバ及び
サイドメンバの前端部は乗員室のドア開口部後側
に立設したロツクピラーに固定され、側壁にはロ
ツクピラーとタイヤハウス前壁の間およびアツパ
メンバとサイドメンバの間に車体外部からエンジ
ンルームに通じる導風口が形成され、エンジンに
ラジエータホースを介して接続するラジエータが
導風口内においてアツパメンバとサイドメンバの
間に支持されたラジエータ取付装置を構成した。
(作用) 本考案では、ラジエータを後輪のタイヤハウス
の前の車体の中央寄りに配設できるため車両重心
が車体の中央寄りになる。
又、ラジエータはアツパメンバとサイドメンバ
の間に支持されていることから、車体側壁の外方
へのはみ出し量が少なくなる。
又、強度部材であるサイドメンバの他にアツパ
メンバが追加され、ドア開口部の後側に車体強度
部材として立設したロツクピラーに夫々の前端部
が固着されているので、ラジエータの支持強度及
び車体剛性が高くなる。さらに、半田溶着などで
組立てられた柔構造のラジエータが、これら強度
部材で支持され、囲まれているので、ラジエータ
への走行時や衝撃時の入力が少ない。
又、ラジエータの外方の車体側壁に導風口が形
成されていることから、導風口からラジエータま
での導風距離が短くなるし、ラジエータの後方に
タイヤハウス前壁が形成されているので、このタ
イヤハウス前壁が冷却風の流れをラジエータ及び
エンジンルームに向けてガイドする。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
本実施例のラジエータ取付装置Aは、第1図及
び第2図に示すように、エンジン1が車体の後部
に搭載されたリヤエンジン車2に設けられてい
る。
まず、車体構造を説明する。
乗員室5の後側に左右が車体側壁72,72で
囲われたエンジンルーム10が形成され、エンジ
ンルーム10内にエンジン1が搭載され、側壁7
2,72には、後車軸11,11に設けた後輪
8,8の上半分を覆うタイヤハウス80,80が
形成され、側壁72,72の下部のエンジン1と
タイヤハウス80,80の間に前後方向にサイド
メンバ61,61が延設され、側壁72,72の
上部に前後方向にアツパメンバ62,62が延設
されると共に、アツパメンバ62,62及びサイ
ドメンバ61,61の前端部は乗員室5のドア開
口部50,50後側に立設したロツクピラー6
5,65に固定され、かつサイドメンバ61とア
ツパメンバ62との間に補強メンバ66が渡され
た構造となつている。
次に、ラジエータ3の構造を説明する。
ラジエータ3は、第3図に示すように、中央の
コア部31の上部にアツパタンク32が設けられ
ると共に、コア部31の下部にロアタンク33が
設けられ、かつアツパタンク32に設けた冷却水
入口34がラジエータホースであるインレツトホ
ース35を介してエンジン1のウオータジヤケツ
ト出口に接続されると共に、ロアタンク33に設
けた冷却水出口36がアウトレツトホース37を
介してエンジン1のウオータジヤケツト入口に接
続され、これによりエンジン1のウオータジヤケ
ツトとラジエータ3との間で冷却水を強制循環さ
せる冷却水系が形成されている。
尚、38は気水分離室で、インレツトホース3
5の最上部付近に設けられ、上面にラジエータキ
ヤツプ39が設けられると共に、リザーバタンク
40が接続されている。
又、ラジエータ3の前側には、乗員室5の空気
を冷房するためのコンデンサ(図示せず)が設け
られ、ラジエータ3の後側にはラジエータ3に風
を通すための電動フアン41が設けられている。
次に、ラジエータ3の支持構造を説明する。
ラジエータ3の本体は、左右のサイドフレーム
42,42と、アツパフレーム43と、ロアフレ
ーム44とで方形に形成された支持フレーム45
で保持され、そしてラジエータ3は、サイドメン
バ61と、アツパメンバ62との間に支持されて
おり、この場合、前記支持フレーム45のアツパ
フレーム43の中央1箇所がアツパメンバ62に
バンパラバー63を介して取付られ、かつロアフ
レーム44の内寄り2箇所がサイドメンバ61の
左右にインシユレータ64,64を介して取付ら
れた支持構造となつている。
尚、ラジエータ3は、ロツクピラー65、サイ
ドメンバ61、アツパメンバ62、補強メンバ6
6で囲われ、保護されている。
次に、ラジエータ3への冷却風の導風系につい
て説明する。
導風系の導風口71が、ロツクピラー65とタ
イヤハウス前壁81の間およびアツパメンバ62
とサイドメンバ61の間に車体外部からエンジン
ルーム10内に通じるように、ラジエータ3の外
方の車体側壁72に形成されており、この場合、
車体側壁72はラジエータ3の近傍において外方
に膨出して形成され、該膨出部73の前端部分に
グリル74を有する導風口71が前外方に向けて
形成されている。
又、ラジエータ3は、正面が該導風口72に対
向すると共に、裏面がエンジン1に対向し、かつ
若千上向きになる状態が設けられ、そして、ラジ
エータ3の後方には後輪8のタイヤハウス前壁8
1が形成されており、該タイヤハウス前壁81
は、導風口71からの冷却風をラジエータ3及び
エンジンルーム10に向けてガイドするためのガ
イド壁を兼ねるように形成されている。
従つて、導風口71からラジエータ3を通過し
てエンジンルーム10に向う冷却風の導風系が形
成されている。
次に、本実施例の作用を説明する。
本実施例のラジエータ取付装置Aでは、タイヤ
ハウス80の前の車体中央寄りに配設されたラジ
エータ3によつて車両重心が中央寄りとなり、
又、実施例では、ラジエータ3が車体の左右に設
けられているので、車両の左右バランスがとれ
る。
又、ラジエータ3はアツパメンバ62とサイド
メンバ61の間に支持されていることから、車体
側壁72の外方へのはみ出し量が少なくなる。
又、ラジエータ3の支持部材としてサイドメン
バ61に加えて、アツパメンバ62が追加され、
このアツパメンバ62及びサイドメンバ61の前
端部がロツクピラー65に固着されているので、
ラジエータ3の支持が強固になるし、車体剛性も
向上する。特に実施例では、ラジエータ3がロツ
クピラー65、アツパメンバ62、サイドメンバ
61、補強メンバ66で囲まれることから、ラジ
エータ3が強固に保護される。
又、ラジエータ3へは車両走行に伴う走行風が
冷却風として導入されるものであるが、冷却風の
導風口71がラジエータ3の外方の車体側壁72
に形成されることから、導風口71からラジエー
タ3までの導入距離が短くなり、又、ラジエータ
3の後方に形成したタイヤハウス前壁81によつ
て冷却風の流れはラジエータ3及びエンジンルー
ム10に向かつてガイドされ、これによりエンジ
ンルーム10内の換気とエンジン1の冷却が行わ
れる。
尚、実施例ではラジエータ3,3を左右に設け
たが、いずれか一方でもよい。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案によれば、ラ
ジエータが後輪のタイヤハウスの前の車体中央寄
りに配設できるで、このラジエータの重量によつ
て車両重心が中央寄りになり、車両走行時の安定
性が向上する。
又、ラジエータがアツパメンバとサイドメンバ
の間に支持されているので、車体側壁の外方への
はみ出し量が少なくなり、その分だけ車体幅が小
さくなつて車両重量の軽減や燃費の向上が図れる
し、エンジンとの距離も近くなるので、ラジエー
タホースを短く、ホースや冷却水による重量増を
少なく、ムダなスペースを小さく、することがで
きる。
又、アツパメンバが追加され、該アツパメンバ
とサイドメンバの前端部がロツクピラーに固着さ
れ、アツパメンバとサイドメンバの間にラジエー
タが支持されるため、ラジエータの支持強度及び
保護性が向上すると同時に車体剛性の向上も得ら
れる。
又、ラジエータへの冷却風の導風口がラジエー
タの外方の車体側壁に形成されているので、導風
路の距離が短くなつて、車両重量の軽減や車両走
行性能の向上が得られるし、又、ラジエータの後
方に、冷却風をガイドするためのタイヤハウス前
壁が形成されているので、構造簡単でありながら
冷却風をラジエータ及びエンジンに向けて導くこ
とができ、エンジンルーム内の換気とエンジンの
冷却ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例のラジエータ取付装置を
示す平面図、第2図は該ラジエータ取付装置の側
面図、第3図はラジエータの支持構造を示す背面
図である。 A……ラジエータ取付装置、1……エンジン、
2……リヤエンジン車、3……ラジエータ、8…
…後輪、10……エンジンルーム、35……イン
レツトホース(ラジエータホース)、37……ア
ウトレツトホース(ラジエータホース)、50…
…ドア開口部、61……サイドメンバ、62……
アツパメンバ、65……ロツクピラー、71……
導風口、72……車体側壁、80……タイヤハウ
ス、81……タイヤハウス前壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体の乗員室の後側に左右が車体側壁で囲われ
    たエンジンルームが形成され、エンジンルーム内
    にエンジンが搭載され、側壁には、後輪の上半分
    を覆うタイヤハウスが形成され、側壁の下部のエ
    ンジンとタイヤハウスの間に前後方向にサイドメ
    ンバが延設され、側壁の上部に前後方向にアツパ
    メンバが延設されると共に、アツパメンバ及びサ
    イドメンバの前端部は乗員室のドア開口部後側に
    立設したロツクピラーに固定され、側壁にはロツ
    クピラーとタイヤハウス前壁の間およびアツパメ
    ンバとサイドメンバの間に車体外部からエンジン
    ルームに通じる導風口が形成され、エンジンにラ
    ジエータホースを介して接続するラジエータが導
    風口内においてアツパメンバとサイドメンバの間
    に支持されていることを特徴とするリヤエンジン
    車におけるラジエータ取付装置。
JP2958887U 1987-02-28 1987-02-28 Expired JPH0242497Y2 (ja)

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JP2958887U JPH0242497Y2 (ja) 1987-02-28 1987-02-28

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JP2958887U JPH0242497Y2 (ja) 1987-02-28 1987-02-28

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JPS63139025U JPS63139025U (ja) 1988-09-13
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JP2008509051A (ja) * 2004-08-12 2008-03-27 フィオラヴァンティ・ソシエタ・ア・レスポンサビリタ・リミタータ 中央に配置したエンジンを有する自動車のための支持構造要素
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