JP3979176B2 - 車両のエンジン配設構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、車室と、この車室の前方にダッシュパネルにより区画されたエンジンルームとが設けられ、上述のエンジンルーム内に配設されたエンジンにより後輪を駆動するような車両のエンジン配設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例の車両のエンジン配設構造としては図13、図14に示すような構造がある。
すなわち、図13は従来構造を示す平面図、図14は図13のB−B線矢視断面図であって、車室81と、この車室81の前方にダッシュロアパネル82により区画されたエンジンルーム83とが設けられ、上述のエンジンルーム83内に配設されたエンジン84により後輪を駆動すべく構成したものである。
【0003】
上述のエンジン84にはトランスミッション85を連結し、その出力軸86にユニバーサルジョイントを介してプロペラシャフト87を接続して、リヤディファレンシャル装置を介して後輪を駆動すべく構成している。
【0004】
また、上述のエンジン84には排気管88を接続し、この排気管88をそのまま後方へ延出すると共に、該排気管88の延出部には排気ガス浄化用のキャタリスト89が接続されており、このキャタリスト89はフロアパネル90の中央部に設けられたトンネル部91の車外側に配設されるが、上述のキャタリスト89をトンネル部91の車外側において、図14に示す如くトランスミッション85の側方に配設すると、上記トンネル部91には凸部91aを設ける必要があり、この分、車室内のスペースが狭小化される。
【0005】
さらに、上述のキャタリスト89は温度によって反応度合が変化するので、可及的エンジン84の近傍に設けることが要請される一方、該キャタリスト89を図13、図14に示す如く乗員の足元部分に配設した場合には、キャタリスト89の反応時の発熱により、乗員の足元部分が加熱されるので、これを防止するためにインシュレータを用いて熱害対策を施すと、コスト高となる問題点があった。
【0006】
一方、上述のエンジン84はヨー慣性モーメントおよび操縦安定性を考慮すると、可及的車両の中央部分に位置するように重量物としての該エンジン84を後退配置することが望まれるが、エンジン84を単に後退させると、エンジンルーム83と車室81とを仕切るところのダッシュロアパネル82とエンジン84とが干渉する問題点があった。
【0007】
なお、図13、図14において、92は前輪、93はフロントサイドフレーム、94はフロントサスペンションのロアアーム、95はパワーステアリング、96はラジエータ、97はサイドシル、98はフロアフレーム、99はフロントシートである。
【0008】
ところで、特開平7−285347号公報にはエンジンルーム内にエンジンを縦置き配置し、その排気管に接続されるキャタリストをトンネル部の車外側に配設した構造が開示されているが、同公報に開示された構造は図13、図14で示したものと実質的に同等であるので、上述同様の問題点が生ずる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、FR車両において、エンジンを、車室のフロアパネルの高さより高い位置にそのエンジン回転軸が配設されるように配置すると共に、該エンジンには排気管を設け、この排気管をエンジンの前方を経由して後方に延びるように配設することで、排気管をエンジンの前方に経由させることにより、この分、エンジンの後退レイアウトが可能となって、ヨー慣性モーメントの低減により、操縦安定性の向上を図ることができ、またトンネル部には従来構造の如き凸部を設ける必要はなく、車室内スペースの確保を図ることができ、さらに、エンジンの前方を経由する排気管にキャタリストを配設し、このキャタリストをエンジンの前方位置において車幅方向に沿って配設し、トンネル部が車室内に凸状に出張ることがなく、またトンネル部には熱害対策用のインシュレータを設ける必要もなくなり、かつ、キャタリストはエンジンの前方において該エンジンと可及的近い位置に配設され、キャタリストの反応も適切となる車両のエンジン配設構造の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明による車両のエンジン配設構造は、車室と、該車室の前方にダッシュパネルにより区画されたエンジンルームとが設けられ、上記エンジンルーム内に配設されたエンジンにより後輪を駆動する後輪駆動車両において、上記エンジンは車室のフロアパネルの高さより高い位置にエンジン回転軸が配設されると共に、該エンジンには排気管が設けられ、上記排気管はエンジンの前方を経由して後方に延びるように配設され、上記排気管にはキャタリストが設けられ、上記キャタリストはエンジンの前方位置において車幅方向に沿って配設されたものである。
【0011】
上記構成のダッシュパネルは、ダッシュロアパネルに設定してもよく、また、エンジンはロータリエンジンに設定してもよく、さらに、エンジン回転軸はエキセントリックシャフトに設定してもよい。
【0012】
上記構成によれば、上述の排気管を、エンジンの前方を経由して後方に延びるように配設したので、この分、エンジンの後退レイアウトが可能となって、ヨー慣性モーメントの低減により、操縦安定性の向上を図ることができ、また、トンネル部には従来構造の如き凸部を設ける必要がなく、車室内スペースの確保を図ることができる。さらにエンジンの後退レイアウト化により、低ボンネット化が図れ、車両デザインの自由度が向上する。
【0013】
しかも、上記排気管にはキャタリストが設けられ、上記キャタリストはエンジンの前方位置において車幅方向に沿って配設されたものである。
【0014】
このように、エンジンの前方を経由する排気管にキャタリストを配設し、このキャタリストをエンジンの前方位置において車幅方向に沿って配設したので、トンネル部が車室内に凸状に出張ることがなく、またトンネル部には熱害対策用のインシュレータを設ける必要もなくなる。しかも、キャタリストはエンジンの前方において該エンジンと可及的近い位置に配設されるので、キャタリストの反応も適切となる。
【0015】
この発明の一実施態様においては、上記キャタリストの前方にはクーリングユニットが配設されたものである。
上記構成のクーリングユニットは、ラジエータおよびクーリングファンによって構成してもよい。
上記構成によれば、エンジンルーム内においてキャタリストとクーリングユニットとのレイアウトの両立を図ることができ、またクーリングユニットによりキャタリストを冷却することも可能となる。
【0016】
この発明の一実施態様においては、上記キャタリストとエンジンルーム内との間に遮蔽パネルを設けたものである。
上記構成によれば、キャタリストからの熱でエンジンルーム内の補機が悪影響を受けるのを上述の遮蔽パネルにて防止することができ、所謂熱害対策を施すことができる。
【0017】
この発明の一実施態様においては、上記遮蔽パネルは、クーリングユニットの通過風または/および走行風を上記キャタリストに導く導風部を備えたものである。
上記構成によれば、導風部によりクーリングユニットの通過風または/および走行風がキャタリストに導かれるので、キャタリストをより一層良好に冷却(空冷)することができる。
【0018】
この発明の一実施態様においては、上記遮蔽パネルはエンジンルーム外の外気を上記キャタリストに導く導風部を備えたものである。
上記構成によれば、エンジンルーム外の外気により上述のキャタリストを適切に冷却することができる。
【0019】
この発明の一実施態様においては、上記遮蔽パネルはサスペンションクロスメンバに連結されて剛性部材として機能するものである。
上記構成によれば、遮蔽パネルをサスペンションクロスメンバに連結したので、遮蔽パネルの支持剛性向上を図ることができるのは勿論、この連結構造により前部車体構造の剛性向上を図ることができる。
【0020】
この発明の一実施態様においては、上記キャタリストに走行風を直接導いて冷却を行なう導風ダクトを備えたものである。
上記構成によれば、キャタリストに直接導かれる走行風により、該キャタリストを効果的に冷却することができる。
【0021】
この発明の一実施態様においては、上記導風部は導風ダクトで構成され、上記導風ダクトとキャタリストとの間にはインナダクトが設けられたものである。
上記構成によれば、キャタリストを通る内側の導風通路と、インナダクトと導風ダクトとの間の外側の導風通路とが所謂2重に形成されるので、エンジンルーム内の補機にキャタリストの熱が伝達するのを、より一層効果的に防止することができる。
【0022】
この発明の一実施態様においては、上記キャタリストに走行風を直接導く導風ダクトと、ラジエータに走行風を導くダクトとを車幅方向にオフセットして配設したものである。
【0023】
上記構成によれば、キャタリストとラジエータとのレイアウトの両立を図りつつ、これら両者(キャタリスト、ラジエータ)に走行風を直接導くことができるので、キャタリストおよびラジエータを効率的に冷却することができる。
【0024】
この発明の一実施態様においては、上記エンジンの後端部はダッシュパネルの乗員に対する位置の一般面より後方に配設されたものである。
上記構成によれば、エンジン後端部をダッシュパネルの一般面よりも後方に配設するので、エンジンの後退レイアウトが確実となり、ヨー慣性モーメントをさらに低減させて、操縦安定性のさらなる向上を図ることができ、所謂セントラルミッドシップ化を達成することができる。
【0025】
この発明の一実施態様においては、上記ダッシュパネルの車幅方向中央部には、その両側部より車両後方に凹設されたエンジン配設空間が設けられ、上記エンジン配設空間内に上記エンジンの後端部が配設されたものである。
上記構成によれば、車両後方に凹設されたエンジン配設空間内にエンジン後端部を配設するので、エンジンの後退配置がより一層確実化される。
【0026】
この発明の一実施態様においては、上記エンジンは正面視で排気系が上方に上がる方向に傾斜して配設されたものである。
上記構成によれば、エンジンのスラント方向を上述の如く特定したので、排気系のレイアウトの自由度が向上する。
【0027】
この発明の一実施態様においては、上記エンジンの吸気ポートは正面視で斜め上方位置に配設されたものである。
上記構成によれば、吸気ポートを斜め上方位置に配設したので、吸気系のレイアウトの自由度向上、吸気管の取り廻し性の向上を図ることができる。
【0028】
この発明の一実施態様においては、上記エンジンはロータリ縦置きエンジンに設定されたものである。
上記構成によれば、エンジンルーム内にロータリエンジンを縦置き配置したので、上述の各効果が一層有効となる。
【0029】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両のエンジン配設構造を示し、図1、図2においてエンジン1が搭載されたエンジンルーム2と、乗員が乗り込む車室3とが仕切り手段としてのダッシュロアパネル4を隔てて区画されている。
【0030】
上述の車室3の前方に設けられ、かつダッシュロアパネル4にて区画されたエンジンルーム2の上部はボンネット5で開閉可能に覆われる一方、エンジンルーム2内のエンジン1よりも前部にはラジエータ6およびクーリングファン7を有するクーリングユニット8が前高後低状に傾斜して配置され、またクーリングユニット8とエンジン1との間にはバッテリ9およびエアクリーナ(図示せず)が左右に振り分けて配置されている。
【0031】
上述のボンネット5の前部および下部には走行風取入れ用の開口部10,11を有するフロントグリル12が設けられ、ラジエータ6の前面と開口部11とを連通するようにダクト13が取付けられている。
【0032】
上述のダッシュロアパネル4の後端部には車室のフロアを形成するフロアパネル14が設けられるが、上述のエンジン1はそのエンジン回転軸としてのエキセントリックシャフト35(図4参照)の軸芯線15が車室3のフロアパネル14の高さよりも高い位置に配設されている。
【0033】
また上述のエンジン1の後部には、図1、図2、図3に示すようにフロアパネル14のトンネル部16の車外側に位置するようにトランスミッション17が接続され、エンジン1とトランスミッション17とでパワートレインを構成し、上述のエンジン1によりトランスミッション17、ユニバーサルジョイント、プロペラシャフト18およびリヤディファレンシャル装置を介して後輪を駆動すべく構成している。
なお、図2において、19はミッションケースとデフケースとの間に車両の前後方向に沿って張架されたパワープラントフレーム(いわゆるPPF)である。
【0034】
上述のダッシュロアパネル4の上部には、図1に示すように、ダッシュアッパパネル20と、カウルアッパパネル21とカウルロアパネル22とを接合して車幅方向に延びる閉断面23構造のカウル部24(車体剛性部材)が設けられており、カウル閉断面23の上部にはフロントウインドガラス25を取付けている。
【0035】
さらに、上述のダッシュロアパネル4とインストルメントパネル26との間には、可及的エンジン1に近接するように空調ユニット27を配設する一方、この空調ユニット27と車両の前後方向および上下方向にオーバラップすべくインパネメンバ28を設けている。
【0036】
上述のインパネメンバ28は車幅方向に延びて、左右のヒンジピラー間(車体パネル間)を連結すると共に、インストルメントパネル26を支持する車体剛性部材である。
【0037】
図2に示すように、ダッシュロアパネル4はその車幅方向中央部4aが同パネル4の両側部つまり乗員に対応する位置の一般面4bより車両後方に凹設されて、この中央部4aの前部にエンジン配設空間29を形成し、このエンジン配設空間29内にエンジン1の後端部1Rを配設している。
また、上述のダッシュロアパネル4の上部に設けられるカウル部24にもエンジン配設空間29と対応するように、その中間部には凹部が設けられている。
【0038】
この実施例では、上述のエンジン1としてのロータリエンジンを用い、図1、図2に示すように、ロータリエンジン1をエンジンルーム2内に縦置きに配置している。
【0039】
上述のロータリエンジン1は、図4に示すようにライナ31と母材32とから成り、作動室を形成するロータハウジング33と、ライナ31内を回動するロータ34と、エンジン回転軸としてのエキセントリックシャフト35と、ロータハウジング33に形成された吸気ポート36および排気ポート37と、これらの各ポート36,37に接続される吸気管38および排気管39と、トレーリング側およびリーディング側の点火プラグ(図示せず)と、オイルパン40とを有するものである。
【0040】
また、図4に示すようにロータリエンジン1は正面視で排気ポート37および排気管39を含む排気系が上方に上がる方向に傾斜して配設されている。
すなわち、鉛直線Lに対して角度θ1だけスラントさせてエンジン本体を配置し、仮想線αで示す従来の排気系に対して、同図に実線で示すように各要素37,39が上方に上がる方向に傾斜して配設したものである。
【0041】
さらに、図4に示すようにロータリエンジン1はその吸気ポート36が正面視で斜め上方位置に位置するように配設している。つまり、鉛直線Lに対して角度θ1だけスラントさせてエンジン本体を配置し、従来の吸気ポート位置βに対して、本実施例の吸気ポート36が斜め上方に位置するように配設したものであり、これにより実線で示す実施例の吸気管38の曲率半径を、仮想線γで示す従来の吸気管の曲率半径に対して大きく設定して、吸気抵抗の低減を図ることができ、また吸気系のレイアウトの自由度向上、並びに吸気管38の取り廻し性の向上を図るように構成している。
【0042】
上述のロータリエンジン1の排気ポート37に連通接続された排気管39(上流側排気管)には排気ガス浄化用のキャタリスト41が設けられるが、図2に示すように、上述の排気管39は一旦エンジン1の前方を経由して後方に延びるように配設されている。
【0043】
すなわち、上述の排気管39を一旦、エンジン1の前方を経由するように、エンジン1の前方へ延出し、この延出端にキャタリスト41を取付けて、キャタリスト41をエンジン1の前方位置において車幅方向に沿って配設し、このキャタリスト41の下流にはキャタ下流側の排気管42を取付けている。
【0044】
上述のキャタ下流側の排気管42は、キャタリスト41の下流側から一旦、車幅方向に沿う方向に延びた後に、エンジン1の一側部外方を通ってトンネル部16内に至るように、平面視で逆L字状に屈曲形成され、その下流端には接合フランジ43を介して下流側排気管44および下流側キャタリスト45が連通接続されている。
このように上述の排気管39およびキャタリスト41を、エンジン1の前方を経由させることで、エンジン1の後退レイアウト化が可能となるものである。
【0045】
次に、図1、図2、図3を参照して、前部車体構造について説明すると、エンジンルーム2内には車両の前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレーム46,46を設け、これらの各フロントサイドフレーム46,46の前端相互間にはバンパレインフォースメント47を車幅方向に張架している。
【0046】
また、上述のバンパレインフォースメント47の後方位置において、フロントサスペンションからの荷重入力が入りやすい位置にはフロントクロスメンバ48(いわゆるNo.1.5クロスメンバ)を左右のフロントサイドフレーム46,46間に張架している。
【0047】
さらに、前輪49を操舵するパワーステアリング50を設ける一方、ロアアーム51を含むフロントサスペンションを支持するサスペンションクロスメンバ52を設けている。
【0048】
一方、フロアパネル14の下部にはフロントサイドフレーム46と前後方向に一致すべく車両の前後方向に延びるフロアフレーム53を設け、フロアパネル14の左右両側部にはサイドシル54を設けている。
【0049】
このサイドシル54は、サイドシルインナ55とサイドシルアウタ56とを備え、車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面57を有する車体剛性部材である。ここで、上述の各要素46,47,48,53は車体剛性部材である。なお、図3において、58はフロントシートである。
【0050】
このように、図1〜図4で示した実施例の車両のエンジン配設構造は、車室3と、該車室3の前方にダッシュロアパネル4により区画されたエンジンルーム2とが設けられ、上記エンジンルーム2内に配設されたエンジン1により後輪を駆動する後輪駆動車両において、上記エンジン1は車室3のフロアパネル14の高さより高い位置にエンジン回転軸(軸芯線15参照)が配設されると共に、該エンジン1には排気管39,42が設けられ、上記排気管39,42はエンジン1の前方を経由して後方に延びるように配設されたものである。
【0051】
この構成によれば、上述の排気管39,42を、エンジン1の前方を経由して後方に延びるように配設したので、この分、エンジン1の後退レイアウトが可能となって、ヨー慣性モーメントの低減により、操縦安定性の向上を図ることができ、また、トンネル部16には従来構造の如き凸部を設ける必要がなく、車室内スペースの確保を図ることができる。
【0052】
さらに、上記排気管39,42にはキャタリスト41が設けられ、上記キャタリスト41はエンジン1の前方位置において車幅方向に沿って配設されたものである。
【0053】
この構成によれば、エンジン1の前方を経由する排気管39,42にキャタリスト41を配設し、このキャタリスト41をエンジン1の前方位置において車幅方向に沿って配設したので、トンネル部16が車室3内に凸状に出張ることがなく、またトンネル部16には熱害対策用のインシュレータを設ける必要もなくなる。しかも、キャタリスト41はエンジン1の前方において該エンジン1と可及的近い位置に配設されるので、キャタリスト41の反応も適切となる。
【0054】
加えて、上記キャタリスト41の前方にはクーリングユニット8が配設されたものである。
この構成によれば、エンジンルーム2内においてキャタリスト41とクーリングユニット8とのレイアウトの両立を図ることができ、またクーリングユニット8によりキャタリスト41を冷却することも可能となる。
【0055】
しかも、上記エンジン1の後端部1Rはダッシュロアパネル4の乗員に対する位置の一般面4bより後方に配設されたものである。
この構成によれば、エンジン後端部1Rをダッシュロアパネル4の一般面4bよりも後方に配設するので、エンジン1の後退レイアウトが確実となり、ヨー慣性モーメントをさらに低減させて、操縦安定性のさらなる向上を図ることができ、所謂セントラルミッドシップ化を達成することができる。
【0056】
また、上記ダッシュロアパネル4の車幅方向中央部4aには、その両側部より車両後方に凹設されたエンジン配設空間29が設けられ、上記エンジン配設空間29内に上記エンジン1の後端部1Rが配設されたものである。
この構成によれば、車両後方に凹設されたエンジン配設空間29内にエンジン後端部1Rを配設するので、エンジン1の後退配置がより一層確実化される。
【0057】
さらに、上記エンジン1は正面視で排気系(排気ポート37、排気管39参照)が上方に上がる方向に傾斜して配設されたものである。
この構成によれば、エンジン1のスラント方向を上述の如く特定したので、排気系のレイアウトの自由度が向上する。
【0058】
さらには、上記エンジン1の吸気ポート36は正面視で斜め上方位置に配設されたものである。
この構成によれば、吸気ポート36を斜め上方位置に配設したので、吸気系のレイアウトの自由度向上、吸気管38の取り廻し性の向上を図ることができる。
【0059】
加えて、上記エンジン1はロータリ縦置きエンジンに設定されたものである。
この構成によれば、エンジンルーム2内にロータリエンジン1を縦置き配置したので、上述の各効果が一層有効となる。
【0060】
図5、図6は車両のエンジン配設構造の他の実施例を示し、図1〜図4で示した実施例の構造に加えて、キャタリスト41とエンジンルーム2内との間に遮蔽パネルとしてのアッパパネル61、ロアパネル62を設け、これら両パネル61,62でキャタリスト41とエンジンルーム2内とを仕切ったものである。
【0061】
図5、図6に示すように上述のアッパパネル61は側面視で略逆L字状に構成されていて、該アッパパネル61の車幅方向端部には接合片63…が一体または一体的に形成され、これらの各接合片63はフロントサイドフレーム46にボルトアップ(接合)されている。
【0062】
また、上述のアッパパネル61はスペーサを介して、または直接、フロントクロスメンバ48に接続されている。
ロアパネル62は側面視で略逆U字状に構成されていて、フロントクロスメンバ48の下部に設けたブラケット64の下部を該ロアパネル62の中間上部に接続して、剛性の向上を図るように成すと共に、このロアパネル62の後部下部はボルト65を用いてサスペンションクロスメンバ52に連結されて、該ロアパネル62が剛性部材として機能するように構成している。
【0063】
しかも、上述のアッパパネル61およびロアパネル62は、これら両者61,62でダクトを構成し、フロントグリル12の開口部10からエンジンルーム2外の外気つまり走行風をキャタリスト41に導く導風部66と、クーリングユニット8を通過した後の風、すなわち通過風をキャタリスト41に導く導風部67とを備えて、上述の外気および通過風によりキャタリスト41を冷却して、エンジンルーム2内の補機(バッテリ9、パワーステアリング50参照)に対してキャタリスト41の熱害が及ばないように構成している。
なお、図6において、68はフロントサスペンションのアッパアーム、69はホイールハウス、70はサスペンションタワー部である。
【0064】
このように、図5、図6で示した実施例においては、上記キャタリスト41とエンジンルーム2内との間に遮蔽パネル(アッパパネル61、ロアパネル62参照)を設けたものである。
この構成によれば、キャタリスト41からの熱でエンジンルーム2内の補機が悪影響を受けるのを上述の遮蔽パネル(アッパパネル61、ロアパネル62参照)にて防止することができ、所謂熱害対策を施すことができる。
【0065】
また、上記遮蔽パネル(アッパパネル61、ロアパネル62参照)は、クーリングユニット8の通過風または/および走行風を上記キャタリスト41に導く導風部67,66を備えたものである。
この構成によれば、導風部67,66によりクーリングユニット8の通過風または/および走行風がキャタリスト41に導かれるので、キャタリスト41をより一層良好に冷却(空冷)することができる。
【0066】
さらに、上記遮蔽パネル(アッパパネル61、ロアパネル62参照)はエンジンルーム2外の外気を上記キャタリスト41に導く導風部66を備えたものである。
この構成によれば、エンジンルーム2外の外気により上述のキャタリスト41を適切に冷却することができる。
【0067】
加えて、上記遮蔽パネル(ロアパネル62参照)はサスペンションクロスメンバ52に連結されて剛性部材として機能するものである。
この構成によれば、遮蔽パネル(ロアパネル62参照)をサスペンションクロスメンバ52に連結したので、遮蔽パネル(ロアパネル62参照)の支持剛性向上を図ることができるのは勿論、この連結構造により前部車体構造の剛性向上を図ることができる。
【0068】
また、この実施例では上述のアッパパネル61をフロントサイドフレーム46およびフロントクロスメンバ48に連結して、このアッパパネル61もロアパネル62と同様にして剛性部材として機能するので、斯る連結構造により前部車体構造の剛性向上を図ることができる。
なお、キャタリスト41の冷却後の風はダクト出口部71からエンジンルーム2下方の車外に放出される。
【0069】
この図5、図6に示す実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図5、図6において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0070】
図7は車両のエンジン配設構造のさらに他の実施例を示し、この実施例では図5、図6で示した実施例の構造に加えて、アッパパネル61とキャタリスト41との間にアッパインナダクト72を設けて、これら両者61,72間に導風通路73を形成すると共に、ロアパネル62とキャタリスト41との間にロアインナダクト74を設けて、これら両者62,74間に導風通路75を形成したものである。
【0071】
上述の上側の導風通路73にはフロントグリル12の開口部10からの走行風と、クーリングユニット8の通過風とが流通し、下側の導風通路75にはクーリングユニット8の通過風が流通するように構成している。
ここで、アッパインナダクト72はフロントクロスメンバ48に直接ボルトアップして、剛性向上を図っている。
【0072】
このように図7で示した実施例においては、上記導風部66,67は導風ダクト(アッパパネル61、ロアパネル62参照)で構成され、上記導風ダクトとキャタリスト41との間にはインナダクト72,74が設けられたものである。
この構成によれば、キャタリスト41を通る内側の導風通路と、インナダクト72,74と導風ダクト(アッパパネル61、ロアパネル62参照)との間の外側の導風通路73,75とが所謂2重に形成されるので、エンジンルーム2内の補機にキャタリスト41の熱が伝達するのを、より一層効果的に防止することができる。
【0073】
この図7に示す実施例においても、その他の構成、作用、効果については、図5で示した先の実施例とほぼ同様であるから、図7において図5と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0074】
図8は車両のエンジン配設構造のさらに他の実施例を示し、この実施例では図5、図6で示した実施例の構造に加えて、アッパパネル61とキャタリスト41との間にアッパインナダクト72を設けて、これら両者61,72間に導風通路73を形成し、しかも該導風通路73にはフロントグリル12の開口部10からの走行風のみが流通するように、上述のアッパインナダクト72を開口部10の後部近傍からダクト出口部71の近傍にわたって延設したものである。
【0075】
このように構成しても、キャタリスト41を通る内側の導風通路と、インナダクト72とアッパパネル61との間の外側の導風通路73とが所謂2重に形成されるので、エンジンルーム2内の補機に対してキャタリスト41の熱が伝達するのを、より一層効果的に防止することができ、しかも、導風通路73には走行風のみが流出し、この走行風は一般にクーリングユニット通過風に対して低温であるので、熱害をさらに効率的に防止することができる。
【0076】
この図8に示す実施例においても、その他の構成、作用、効果については、図5で示した先の実施例とほぼ同様であるから、図8において図5と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0077】
図9、図10は車両のエンジン配設構造のさらに他の実施例を示し、遮蔽パネルとしてのアッパパネル61、ロアパネル62により形成された導風部67を、図10に示すようにフロントグリル12における車幅方向中間部の開口部11Cと対応させ、この開口部11Cに対して車幅方向左右にオフセットされた位置の開口部11L,11Rにはクーリングユニット8,8のラジエータ6,6前面に走行風を導くダクト13L,13Rを設け、ラジエータ6に走行風を導く通路と、キャタリスト41に走行風を導く導風部67とを、それぞれ別々、かつラジエータ専用、キャタリスト専用に設定したものである。
【0078】
このように図9、図10で示した実施例においては、上記キャタリスト41に走行風を直接導く導風ダクト(アッパパネル61、ロアパネル62参照)と、左右の各ラジエータ6,6に走行風を導くダクト13L,13Rとを車幅方向にオフセットして配設したものである。
【0079】
この構成によれば、キャタリスト41とラジエータ6,6とのレイアウトの両立を図りつつ、これら両者(キャタリスト41、ラジエータ6)に走行風を直接導くことができるので、キャタリスト41およびラジエータ6を効率的に冷却することができる。
【0080】
この図9、図10に示す実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図9、図10において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0081】
図11は車両のエンジン配設構造のさらに他の実施例を示し、キャタリスト41に走行風を直接導く導風部を左側の導風部67Lと右側の導風部67Rとに分岐すると共に、これら各導風部67L,67Rの後位をキャタリスト41の配置部位において合流させ、これら各導風部67L,67Rの前位をフロントグリル12の中間部の開口部11Cに対して車幅方向左右にオフセットされた位置の開口部11L,11Rに連通させ、各開口部11L,11Rから流入する走行風を左右の導風部67L,67Rを介してキャタリスト41に導いて、該走行風でキャタリスト41を冷却するように構成する一方、フロントグリル12の中間部の開口部11Cの後方には、前高後低状に傾斜させたクーリングユニット8を設けたものである。
【0082】
このように構成すると、左右の開口部11L,11Rの開口面積の総和に対応してこれら各開口部11L,11Rから流入する多量の走行風によってキャタリスト41を効果的に冷却することができると共に、単一のクーリングユニット8を開口部11Cに対応させて車幅方向の中間部に配設するとよいので、図10で示した実施例と比較して、ラジエータインレットホース、ラジエータアウトレットホースの配管の簡略化および部品点数の低減を図ることができる。
【0083】
この図11に示す実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図11において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0084】
図12は車両のエンジン配設構造のさらに他の実施例を示し、キャタリスト41とエンジンルーム2内との間に遮蔽パネルとしてのアッパパネル61とロアパネル62とを設け、これら両パネル61,62により導風ダクトを形成し、この導風ダクトの前部をフロントグリル12における上下の各開口部10,11およびフロントグリル12下部の走行風導入部位76と対向させて、また両パネル61,62の後部はサスペンションクロスメンバ52とエンジン1のオイルパン40との間に位置させて、ダクト出口部71を形成している。
【0085】
しかも、キャタリスト41の上流側において導風ダクトの内部を、クーリングユニット通過風を流通させる導風部67と、キャタリスト41に走行風を直接導いて冷却する導風通路77とに分離すべく、フロントグリル12の開口部11の下部からラジエータ6のロアタンク下部を通ってフロントクロスメンバ48の下方部に至る仕切板78を設けている。
【0086】
また上述のクーリングユニット8はアッパパネル61と仕切板78との間に前高後低状に傾斜して配置する一方、導風通路77の下流側はキャタリスト41側に向けて前低後高状にスラント配設している。
そして、この実施例ではクーリングユニット通過風と、導風通路77を流通する走行風との両者により、キャタリスト41を冷却すべく構成したものである。
【0087】
このように図12で示した実施例においては、上記キャタリスト41に走行風を直接導いて冷却を行なう導風ダクト(仕切板78とロアパネル62とで形成された導風通路77参照)を備えたものである。
この構成によれば、キャタリスト41に直接導かれる走行風により、該キャタリスト41を効果的に冷却することができる。
【0088】
この図12に示す実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図12において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0089】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のエンジンは、実施例のロータリエンジン1に対応し、
以下同様に、
ダッシュパネルは、ダッシュロアパネル4に対応し、
エンジン回転軸は、エキセントリックシャフト35に対応し、
遮蔽パネルは、アッパパネル61、ロアパネル62に対応し、
キャタリストに走行風を直接導いて冷却を行なう導風ダクトは、図9、図10、図11で示した導風部67,67L.67Rを形成するダクトと、図12で示した導風通路77を形成するダクトとに対応し、
インナダクトは、アッパインナダクト72、ロアインナダクト74に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0090】
【発明の効果】
この発明によれば、FR車両において、エンジンを、車室のフロアパネルの高さより高い位置にそのエンジン回転軸が配設されるように配置すると共に、該エンジンには排気管を設け、この排気管をエンジンの前方を経由して後方に延びるように配設したので、排気管をエンジンの前方に経由させたことにより、この分、エンジンの後退レイアウトが可能となって、ヨー慣性モーメントの低減により、操縦安定性の向上を図ることができ、またトンネル部には従来構造の如き凸部を設ける必要はなく、車室内スペースの確保を図ることができる効果があり、しかも、エンジンの前方を経由する排気管にキャタリストを配設し、このキャタリストをエンジンの前方位置において車幅方向に沿って配設したので、トンネル部が車室内に凸状に出張ることがなく、またトンネル部には熱害対策用のインシュレータを設ける必要もなくなり、さらには、キャタリストはエンジンの前方において該エンジンと可及的近い位置に配設されるので、キャタリストの反応も適切となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両のエンジン配設構造を示す側面図。
【図2】 図1の要部平面図。
【図3】 図2のA−A線矢視断面図。
【図4】 エンジンのスラント配置を示す正面図。
【図5】 車両のエンジン配設構造の他の実施例を示す側面図。
【図6】 図5の要部の斜視図。
【図7】 車両のエンジン配設構造のさらに他の実施例を示す側面図。
【図8】 車両のエンジン配設構造のさらに他の実施例を示す側面図。
【図9】 車両のエンジン配設構造のさらに他の実施例を示す側面図。
【図10】 図9の要部の平面図。
【図11】 車両のエンジン配設構造のさらに他の実施例を示す平面図。
【図12】 車両のエンジン配設構造のさらに他の実施例を示す側面図。
【図13】 従来のエンジン配設構造を示す平面図。
【図14】 図13のB−B線矢視断面図。
【符号の説明】
1…エンジン
1R…後端部
2…エンジンルーム
3…車室
4…ダッシュロアパネル(ダッシュパネル)
4a…中央部
4b…一般面
6…ラジエータ
8…クーリングユニット
14…フロアパネル
29…エンジン配設空間
35…エキセントリックシャフト(エンジン回転軸)
36…吸気ポート
39,42…排気管
41…キャタリスト
52…サスペンションクロスメンバ
61,62…パネル(遮蔽パネル)
66,67,67L,67R…導風部
72,74…インナダクト
77…導風通路
Claims (14)
- 車室と、該車室の前方にダッシュパネルにより区画されたエンジンルームとが設けられ、
上記エンジンルーム内に配設されたエンジンにより後輪を駆動する後輪駆動車両において、
上記エンジンは車室のフロアパネルの高さより高い位置にエンジン回転軸が配設されると共に、該エンジンには排気管が設けられ、
上記排気管はエンジンの前方を経由して後方に延びるように配設され、
上記排気管にはキャタリストが設けられ、
上記キャタリストはエンジンの前方位置において車幅方向に沿って配設された
車両のエンジン配設構造。 - 上記キャタリストの前方にはクーリングユニットが配設された
請求項1記載の車両のエンジン配設構造。 - 上記キャタリストとエンジンルーム内との間に遮蔽パネルを設けた
請求項1または2記載の車両のエンジン配設構造。 - 上記遮蔽パネルは、クーリングユニットの通過風または/および走行風を上記キャタリストに導く導風部を備えた
請求項3記載の車両のエンジン配設構造。 - 上記遮蔽パネルはエンジンルーム外の外気を上記キャタリストに導く導風部を備えた
請求項3または4記載の車両のエンジン配設構造。 - 上記遮蔽パネルはサスペンションクロスメンバに連結されて剛性部材として機能する
請求項3〜5の何れか1に記載の車両のエンジン配設構造。 - 上記キャタリストに走行風を直接導いて冷却を行なう導風ダクト備えた
請求項1記載の車両のエンジン配設構造。 - 上記導風部は導風ダクトで構成され、
上記導風ダクトとキャタリストとの間にはインナダクトが設けられた
請求項4記載の車両のエンジン配設構造。 - 上記キャタリストに走行風を直接導く導風ダクトと、ラジエータに走行風を導くダクトとを車幅方向にオフセットして配設した
請求項2記載の車両のエンジン配設構造。 - 上記エンジンの後端部はダッシュパネルの乗員に対する位置の一般面より後方に配設された
請求項1〜9の何れか1に記載の車両のエンジン配設構造。 - 上記ダッシュパネルの車幅方向中央部には、その両側部より車両後方に凹設されたエンジン配設空間が設けられ、
上記エンジン配設空間内に上記エンジンの後端部が配設された
請求項1〜10の何れか1に記載の車両のエンジン配設構造。 - 上記エンジンは正面視で排気系が上方に上がる方向に傾斜して配設された
請求項1〜11の何れか1に記載の車両のエンジン配設構造。 - 上記エンジンの吸気ポートは正面視で斜め上方位置に配設された
請求項1〜12の何れか1に記載の車両のエンジン配設構造。 - 上記エンジンはロータリ縦置きエンジンに設定された
請求項1〜13の何れか1に記載の車両のエンジン配設構造。
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