JPS6020529Y2 - 車両用遮熱構造 - Google Patents

車両用遮熱構造

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JPS6020529Y2
JPS6020529Y2 JP1977095128U JP9512877U JPS6020529Y2 JP S6020529 Y2 JPS6020529 Y2 JP S6020529Y2 JP 1977095128 U JP1977095128 U JP 1977095128U JP 9512877 U JP9512877 U JP 9512877U JP S6020529 Y2 JPS6020529 Y2 JP S6020529Y2
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JP
Japan
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air
vehicle according
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frame member
corrugated core
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JP1977095128U
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JPS5421324U (ja
Inventor
和夫 林
幹男 赤枝
Original Assignee
日産自動車株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車の成形天井、特に段ポールに形成される
空隔に外気を通してルーフパネルよりの高熱の遮熱、断
熱効果を向上させる装置に関する。
従来の自動車天井の構造は第1図に示す如く表皮材1の
裏面即ちルーフパネル2個にインシュレータ3を貼合せ
た構成で、表皮材1は布或いはビニールレザー等が多用
され、インシュレータ3はジュートやフェルトが多用さ
れている。
尚、17はルーフレイル、20はガーニッシュ、22は
ウエザーストリツ、23はガラスを示す。
しかし、上記構成においては炎天下ルーフパネル2が高
熱になり、インシュレータ3が伝導熱と放射熱とで加熱
され、表皮材1を通して車室内に熱が侵入し、天井に近
い乗員の頭部に放射熱として伝わるため乗員に暑苦しさ
と不快感を与えていた。
しかも換気装置はあるが遮熱、断熱の効果は悪く、特に
クーラーは冷房時の熱負荷をいたずらに増大し、そのた
め冷房容量も大型となり、経済的無駄が多かった。
本考案は上記欠点に鑑みなされたもので、アルミ箔等を
貼合わせた段ボールの連通した波形中芯に形成される内
部空間に外気や空気調和装置又は換気装置を介して送風
し、車外に排出してルーフパネルから室内への熱の侵入
や室内の高熱を防ぐことを目的としたものである。
以下第2図乃至第5図をもって本考案の一実施例を説明
する。
11は段ボール製成形天井で、この成形天井は車の前後
方向に多数条の内部空間を形成した波形中芯12とその
両面に熱可塑性樹脂例えばホットメルトシート(図示せ
ず)を介して貼合わせたライナー13と該ライナー13
の室内側表面に貼合わせた表皮材14とライナー13の
ルーフパネル側表面に貼合わせたアルミ箔15とよりな
る遮熱構造である。
その他、17はルーフパネル、18はシーリング、19
はルーフレイル17に設けた開口部20はガーニッシュ
、21はダクト、22はウェザ−ストリップ、23はガ
ラス、24な空気取入口のカウルグリル、25は空気排
出口のドラフターを示す。
本考案は上記構成により次のように作用する。
炎天下でルーフパネル2が高熱になると成形天井11の
ルーフパネル側の表面に貼合わせたアルミ箔15により
この高熱を遮断する。
この遮熱材で防げない高熱は第2図、第3図、第5図に
示す如く空気吸入口即ちカウルグリル24から外気を入
れ、ダクト5の骨組部材であるフロントピラー26、フ
ロントルーフレイル17の空間27を経て段ボールの端
面開口より多数条の内部空間を成形した波形中芯12を
通りリアのルーフレイル17′の空間27′から骨組部
材であるリヤクォータインナパネル31とアウターパネ
ル32とで形成する空間34を通って空気排出口即ちド
ラフター25より排出する。
上記カウルグリル24とドラフター25は室内ベンチレ
ーションの空気吸入口、排出口と区切りを設けて共用す
る。
(第5図に排出口の区切り33を示す。
)但し室内において室内換気と本考案の遮熱構造を有す
る通路とは連通している。
室内ベンチレーションは空気吸入口即ちカウルグリル2
4よりとり入れインストルメイントパネルのノズル(図
示せず)より室内に出し、室内の空気は第5図に示すよ
うに骨組部材であるリヤクォータインナーパネル31か
らアウターパネル32の空気排出口即ちドラフター25
−\直接排出させる(第5図矢印B)か又はパーセルシ
ェルフ(図示せず)後部よりラケージコンパートメント
(図示せず)に抜はリヤクォータインナーパネル31と
アウターパネル32とで形成する空間34を通ってドラ
フター25より排出させる。
後者の場合、第5図に示す如く空間34は本考案の空気
排出口の通路(矢印A)と室内換気の排出用通路(矢印
A)とは区切り33にて区切っている。
尚本考案において、空気を形成天井の波形中芯に通す必
要がないときは即ち、車両の遮熱を必要としないときは
カウルグリル24に設けた開閉蓋(図示せず)をインス
トルメイントパネル側にもうけたノブ(図示せず)を操
作することにより閉じればよい。
本考案実施例ではフロントピラー内を空気を通すように
記載したが、フロントピラーに沿設したダクト21を通
して第4図に示す如くガーニッシュ20と車体骨組部材
であるルーフレール17とガーニッシュ’20とで形成
する空間30より段ボールの波形中芯の端面閉口へ送風
するようにしてもよい。
又1.波形中芯12は車の横方向に多数条の内部空間を
形成してサイドのルーフレールの空間に空気を通しても
よい。
更には外気を一旦空気調和装置を通して若干冷やして波
形中芯に送りこむか、又は室内空気を換気装置を介して
波形中芯に送りこみドラフターを介して排出してもよい
従って本考案によれば、次のような効果を有する。
(1)アルミ箔の反射と段ボール内の空気の流通により
ルーフに蓄積された熱が軽減され、車室内の遮熱断熱効
果を著しく高める。
(2)クーラ使用時、本願の遮熱構造内に空気を通すと
室内の冷却効果を助長させ熱負荷を軽減させる。
(3) 構成部品が形成天井に一体的に組み込まれ取
付けが非常に容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来合形成天井のルーフレイル側端部の暖面図
、第2図は本考案の通風ダクトの空気の通路を示す全体
斜視図、第3図は第2図の■−■断面に相当する本考案
の一実施例を示す説明図、第4図は同じく第2図の■−
■断面に相当する本考案の他の実施例を示す説明図、第
5図は第2図の■−■暖面に相当する本考案の一実施例
を示す説明図である。 1・・・・・・表皮材、2・・・・・・ルーフパネル、
3・・・・・・インシュレータ、5・・・・・・ダクト
、11・・・・・・段ボール勢威形天井、12・・・・
・・波形中芯、13・・・・・・ライナ、14・・・・
・・表皮材、15・・・・・・アルミ箔、17・・・・
・・ルーフレイル、18・・・・・・シーリング、19
・・・・・・開口部、20・・・・・・ガーニッシュ、
21・・・・・・ダクト、22・・・・・・ウェザ−ス
トリップ、23・・・・・・ガラス、24・・・・・・
カウルグリル、25・・・・・・ドラフター、27・・
・・・・ルーフレイルとガーニッシュとで形成される空
間(前部)、27′・・・・・・ルーフレイルとガーニ
ッシュとで形成される空間(後部)、26・・・・・・
フロントピラー、31・・・・・・リヤクォータインナ
パネル、32・・・・・・リヤクォータインナパネル。

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)波形中芯とライナーとの間にホットメルトシート
    を介挿した段ボール製成形天井のルーフパネル側表面に
    金属薄板を貼付し、前記波形中芯によって並列隔成され
    た多数条の内部空間の端面開口と、空気吸入口及び空気
    排出口とをそれぞれ連通したことを特徴とする車両用遮
    熱構造。
  2. (2)波形中芯の端面開口と空気吸入口及び空気排出口
    とを車体骨組部材内に形成される空間を介して連通しな
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の車両用遮熱構造
  3. (3) 波形中芯の端面開口と空気吸入口及び空気排
    出口とを車体骨組部材に沿設したダクトを介して連通し
    てなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の車両用遮熱
    構造。
  4. (4)波形中芯の端面開口と車体骨組部材内で形成され
    る空間又は該車体骨組部材内に沿設したダクトを前記車
    体骨組部材とガーニッシュにより形成される空間を介し
    て連通してなる実用新案登録請求の範囲第2項又は第3
    項のいずれかに記載の車両用遮熱構造。
  5. (5)空気吸入口及び空気排出口を車室内用換気口と共
    用したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    乃至第4項のいずれか記の車両用遮熱構造。
  6. (6) ダクトは空気調和装置に連通したことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第3項又は第4項記載の
    車両用遮熱構造。
  7. (7)ダクトは換気装置に連通したことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第3項又は第4項記載の車両用遮
    熱構造。
JP1977095128U 1977-07-15 1977-07-15 車両用遮熱構造 Expired JPS6020529Y2 (ja)

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JPS5421324U JPS5421324U (ja) 1979-02-10
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JPS6144523Y2 (ja) * 1980-11-28 1986-12-15
JP7061541B2 (ja) * 2018-09-13 2022-04-28 しげる工業株式会社 車両ルーフの温度制御構造

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JPS5135649U (ja) * 1974-09-09 1976-03-17

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JPS5135649U (ja) * 1974-09-09 1976-03-17

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