JPH0757568B2 - 空気流による喫煙席の排煙装置 - Google Patents

空気流による喫煙席の排煙装置

Info

Publication number
JPH0757568B2
JPH0757568B2 JP2013506A JP1350690A JPH0757568B2 JP H0757568 B2 JPH0757568 B2 JP H0757568B2 JP 2013506 A JP2013506 A JP 2013506A JP 1350690 A JP1350690 A JP 1350690A JP H0757568 B2 JPH0757568 B2 JP H0757568B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
smoking seat
smoking
seat
smoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013506A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03220020A (ja
Inventor
守 島田
修一 荒木
Original Assignee
日本フレクト株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本フレクト株式会社 filed Critical 日本フレクト株式会社
Priority to JP2013506A priority Critical patent/JPH0757568B2/ja
Publication of JPH03220020A publication Critical patent/JPH03220020A/ja
Publication of JPH0757568B2 publication Critical patent/JPH0757568B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Duct Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は例えば航空機内又は船舶、車両内の客席その他
禁煙席と喫煙席とを区分した域内における喫煙席で発生
する煙が禁煙席に流入することを阻止する排煙装置に関
する。
(従来の技術) 上記した乗物その他多数人の利用する場所では、禁煙席
と喫煙席とを区分することはすでに行われており、又両
区分間において喫煙席で生ずる煙が禁煙席に流通するこ
との防止手段として、禁煙席と喫煙席との間に2m程度の
空間による緩衝区域を設けること、或いは両区分域の境
界を間仕切り等の壁板で遮絶する等の手段が行われてい
た。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来手段における緩衝区域を設けて喫煙席の煙が禁
煙席に流入することを防止するものでは、濃度の高い煙
が禁煙席に流れ込むことは阻止されるが、或る程度煙が
希釈されて禁煙席に達することは避けられず、且つ航空
機等の乗物の客席部に、このような緩衝区域を設けるこ
とは現実的にスペースの利用関係で不可能であり、又上
記従来手段の間仕切りを設けるものでは、乗物におい
て、災害時の避難路の確保を要することから支障とな
り、且つ視界を妨げる点においても採用が困難であっ
た。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記に鑑み、空気流により喫煙席で生ずる煙を
喫煙席の後方に向かい排除して禁煙席に煙の流入するこ
とを阻止したもので、禁煙席の後方に喫煙席を設け、該
喫煙席の前端近傍上部に、該喫煙席で発生する煙を喫煙
席の上部を流動させて後方に送り出すよう、横長のスリ
ット状とした吹出し口を、喫煙席に向かい斜め下向きに
開口させ、且つその斜め下向き角度を適正角度に調整可
能としたエア吹出しノズルの適数個を配設し、該エア吹
出しノズルの吹出し口から、座席上方での流速が0.1〜
0.2m/sとなるようにエアを吹出すようにしたことを特徴
とし、又該吹出しエアを禁煙席と喫煙席を含む全域の空
調用エアの一部を使用したことを特徴とする。
(作 用) 本発明において喫煙席の前端近傍上部に設けたエア吹出
しノズルから吹出すエアは、該喫煙席に対し適正角度に
調整した斜め下向きに吹出すことによりエアは喫煙席の
上部空間を後方に向かって流れ、従って、喫煙による煙
は該エアの流れに誘引されつつ後方に排除され、従っ
て、喫煙席で生ずる煙が禁煙席に流れ込むことを防止で
き、しかもエアは座席の上方を後方に向って流れるため
吹出しエアが直接喫煙者に強く当たることがないから喫
煙者に対して風圧による不快感を与えることもなく又、
喫煙者に対しても煙を吹付けることがなく、更に吹出し
エアとして座席全般に対する空調換気用エアの一部を使
用することにより空調による環境条件に特に変化を与え
ることはなく且つ該吹出しエア用として別個に送風装置
を設備することを省略し得られ上記排煙装置を簡略化で
きる。尚、喫煙席の座席数によって吹出しノズルの設備
数は増減し、又座席の配置状況に応じて複数の吹出しノ
ズルを横方向に並設し、又その列を前後方向に複数列設
けることは任意である。更に、実験によれば吹出しノズ
ルは喫煙席に対し略15゜の斜め下向きに開口し、座席上
方におけるエアの流速を0.1〜0.2m/sとした場合に好結
果を得られ、又、吹出しエアとして空調換気用エアを使
用する場合換気用の全風量に対し1/10〜1/20の風量で充
分に目的を達し得た。
(実施例) 本発明の実施例を図面について説明する。
図示の実施例は天井と床および側壁で囲まれた筒状の領
域例えば航空機内の客席を対象とした場合を示すもの
で、第1図で示すように機内aにおいて喫煙席は禁煙席
の後方に区分されて設けられ、該喫煙席の前端近傍の上
部位置、図示例では機内aの天井部に形成されたトラン
ク(2)の下面を利用してエア吹出しノズル(1)を設
けて、該ノズル(1)から筒状領域内に一方向に送気す
るようにした。吹出しノズル(1)の形態は任意である
が、図示例のように横長のスリット状開口のものが有利
で、これを第2図で示すように3列に配設した各座席
(3)の上部に夫々設けると共に第1図で示すように喫
煙席の前端近傍位置において前後方向に3列設け、各吹
出しノズル(1)には機内全般の空調換気用として設備
したエアダクト(4)に連管(5)を介して夫々連通さ
せる。
各エア吹出しノズル(1)は第3図および第4図で示す
ように軸(6)で固定部に対し傾動自在に取付けてノズ
ル先端の開口を喫煙席の座席に対し適正の角度で斜め下
向きに対向させ得るように、固定部に取付けた案内金具
(6)の弧状孔(7)にノズル(1)側面に突設したピ
ン(8)を嵌入係合し、ピン(8)に締めナット(9)
を施して適正な調整位置に安定させてノズル(1)を設
定した傾斜位置に固持させるようにした。
尚、ノズル(1)は図示のようにトランク(2)の下面
に突出させることなく、トランク(2)の下面に凹所を
設けて、該凹所内に装備して体裁をよくし、その先端開
口を所定の角度で所望領域に対向させてもよい。
実験によれば、吹出しノズル(1)の傾斜度を、第5図
Aで示すように傾斜角度0゜として略水平方向にエアを
吹出した場合は、座席(3)の上方で後部に向かうエア
の流れによって着座した喫煙者の煙を誘引することがで
きなかった。
次に、第5図Bで示すように該傾斜角度を15゜とした場
合上記エアの流れは着座した喫煙者に直接当ることなく
喫煙による煙を上部のエア気流で確実に捉えて後方に誘
引したが、次いでノズル(1)の傾斜角を徐々に大きく
して同図で仮線示のように30゜としたときノズル(1)
からの吹出しエアが直接喫煙者に吹付けられ不快感を与
えた。従って吹出しノズル(1)の傾斜角15゜程度を最
適とするも、第1図で示すように座席数が、前後方向に
多数の場合は1個のノズルでは対処し得ず、この場合は
同図で示すように複数個のノズル(1)を適当間隔を存
して配設し、各ノズル(1)から吹出した送気の層流
が、順次上部に重なって連続的な層流を形成し、順次喫
煙席の煙を後方に誘引する。
吹出しエアとして空調換気用のエアを利用することな
く、別にエア吹出し用の送風機を設けることも可能であ
るが、航空機等において機器の増設、変更に関しては諸
官庁の認可申請の手続きが多岐となるため、全般的の空
調換気に影響を与えることなく又、特に送風設備を省略
し得る点からも上記空調換気用エアの利用が望ましい。
尚、航空機内の空調は一般的に第2図で示すように送気
ダクト(4)に連なる各室内両側の吹出口(10)(10)
から室内に調和空気を吹出し、両側のエアグリル(11)
(11)から床下の貨物質(12)を経て該室の尾部から機
外に排出されるようにした。
(発明の効果) 本発明によるときは喫煙席の前端近傍位置上部に設けた
適数個の吹出しノズルから喫煙席に向かい斜め下方に吹
出すエアを直接着座している喫煙者に吹付けることなく
喫煙席の上部空間に層流として流動させ、該エアの流れ
に喫煙時の煙を誘引させて後方に排除するから禁煙席側
に対する煙の流入を確実に防止し得るに拘らず喫煙者に
対して直接風圧による不快感を与えず、更に該吹出し空
気として空調換気用エアの一部を利用することにより吹
出しエアの送風設備を特に設ける必要なく、しかも空調
環境に影響を与えることもない等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は本発明装
置を施した航空機内の側面図、第2図は同正面図、第3
図はエア吹出しノズルの1例を示す側面図、第4図は同
正面図、第5図A,Bは夫々吹出しノズルからのエア吹出
し状態を示す1部の側面図である。 (1)……エア吹出しノズル (3)……座席

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】禁煙席の後方に喫煙席を設け、該喫煙席の
    前端近傍上部に、該喫煙席で発生する煙を喫煙席の上部
    を流動させて後方に送り出すよう、横長のスリット状と
    した吹出し口を、喫煙席に向かい斜め下向きに開口さ
    せ、且つその斜め下向き角度を適正角度に調整可能とし
    たエア吹出しノズルの適数個を配設し、該エア吹出しノ
    ズルの吹出し口から、喫煙席上方での流速が0.1〜0.2m/
    sとなるようにエアを吹出すようにしたことを特徴とす
    る空気流による喫煙席の排煙装置。
  2. 【請求項2】吹出しエアを禁煙席と喫煙席とを含む全域
    の空調用エアの一部を使用したことを特徴とする請求項
    1に記載の空気流による喫煙席の排煙装置。
JP2013506A 1990-01-25 1990-01-25 空気流による喫煙席の排煙装置 Expired - Fee Related JPH0757568B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013506A JPH0757568B2 (ja) 1990-01-25 1990-01-25 空気流による喫煙席の排煙装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013506A JPH0757568B2 (ja) 1990-01-25 1990-01-25 空気流による喫煙席の排煙装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03220020A JPH03220020A (ja) 1991-09-27
JPH0757568B2 true JPH0757568B2 (ja) 1995-06-21

Family

ID=11835026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013506A Expired - Fee Related JPH0757568B2 (ja) 1990-01-25 1990-01-25 空気流による喫煙席の排煙装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0757568B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003074959A (ja) * 2001-08-30 2003-03-12 Sanki Technos Kk 送風機の空気混合ダクト
WO2013137417A1 (ja) * 2012-03-15 2013-09-19 日本たばこ産業株式会社 分煙システム、分煙方法および分煙用還流装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0527287Y2 (ja) * 1985-06-22 1993-07-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03220020A (ja) 1991-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5815204Y2 (ja) 車両用空気吹出し装置
US6189831B1 (en) Noren-type separating apparatus for separating a smoking area and a non-smoking area in an airliner with respect to cigarette smoke
US6932693B2 (en) Air-conditioning apparatus
US10744915B2 (en) Ventilated seat
JP2001063350A (ja) 車両用中央コンソール
EP3960630B1 (en) Air curtain systems and methods for vehicle cabins
JPH0757568B2 (ja) 空気流による喫煙席の排煙装置
JP2003095093A (ja) 鉄道車両用空調システム
US20100317277A1 (en) Air outlet
JP2009061949A (ja) 車両用空調装置
US20130252530A1 (en) Air distribution arrangement for use with vehicle hvac system and method of distributing air
WO2013098878A1 (ja) 空調システム、及びそれを備える鉄道列車
JP4080037B2 (ja) 交通機関の分煙装置
JP3206893B2 (ja) 旅客機内の分煙装置及び分煙方法
JP3051854B2 (ja) 気流偏倚型の客室内の分煙装置及び分煙方法
JP4525248B2 (ja) 自動車の空気調和システム
GB2584271A (en) Vehicle vent assembly
JP2020114716A (ja) 航空機の空調ダクト構造、航空機、および航空機の製造方法
JPS58164417A (ja) 車両用空気調和装置
JP3197497B2 (ja) 負圧型室内分煙機構及び航空機内喫煙ブース
JP2013075662A (ja) 車両用空調装置
TW201325961A (zh) 空調系統、及具備其之鐵道列車
JPH0437008Y2 (ja)
JP3740877B2 (ja) 車載用空気清浄器
CA3120220A1 (en) Air deflector and system including the air deflector

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees