JP3051854B2 - 気流偏倚型の客室内の分煙装置及び分煙方法 - Google Patents

気流偏倚型の客室内の分煙装置及び分煙方法

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JP3051854B2
JP3051854B2 JP8006112A JP611296A JP3051854B2 JP 3051854 B2 JP3051854 B2 JP 3051854B2 JP 8006112 A JP8006112 A JP 8006112A JP 611296 A JP611296 A JP 611296A JP 3051854 B2 JP3051854 B2 JP 3051854B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄道列車、船
舶、航空機などの交通機関において、その客室内の喫煙
席領域から隣接した禁煙席領域にたばこの煙が流入する
のを防止する気流偏倚型の客室内の分煙装置及び分煙方
法に関する。
【0002】
【関連する背景技術】例えば交通機関としての鉄道列車
では、従来、その車両単位で喫煙車と禁煙車とに区分し
ているのが一般的であるが、一部、新幹線のグリーン車
や航空機ではその客室内を喫煙席領域と禁煙席領域とに
隣接して区分する分煙方式が採用されている。
【0003】上述の分煙方式では喫煙席領域にて発生し
たたばこの煙が一部、禁煙席領域に流れ込んでしまうこ
とがあり、禁煙席領域の乗客にとっては迷惑なことにな
る。上述した分煙方式の不具合を解消するため、喫煙席
領域と禁煙席領域との間をその通路部分を除いて仕切り
壁により仕切ることが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、客室内
に仕切り壁を設けると、その客室が細分化されることに
なるので、乗客に閉塞感を与えてしてしまい、また、客
室内に設置可能な座席数を減少させてしまうことにな
る。更に、仕切り壁を設けていても、喫煙席領域と禁煙
席領域とは通路を通じて互いに連通した状態にあるの
で、喫煙席領域側から禁煙席領域へのたばこの煙の流入
を確実に防止できない。
【0005】この発明は、上述した事情に基づいてなさ
れたもので、その目的とするところは、喫煙席領域と禁
煙席領域との間に仕切り壁を設けることなく、喫煙席領
域から禁煙席領域へのたばこの煙の流れ込みを防止で
き、これら喫煙席領域と禁煙席領域との間での分煙を効
果的に図ることができる気流偏倚型の客室内の分煙装置
及び分煙方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、この発明
によって達成され、請求項1の気流偏倚型の客室内の分
煙装置は、客室における喫煙席領域及び禁煙席領域の天
井に独立して備えた喫煙側給気口及び禁煙側給気口から
空気を吹き出し、客室全域に亘り客室の横断面に沿っ
て流れる旋回空気流を発生させる給気手段と、喫煙席領
域及び禁煙席領域の床面のそれぞれに座席の下側に位置
付けて分布させた喫煙側リターン口及び禁煙側リターン
口から客室内の空気を吸い込み、これら吸い込み空気を
給気手段の喫煙側給気口及び禁煙側給気口に独立して戻
空気循環手段と、喫煙席領域の床面のみに座席の下側
に位置付けて分布させた排気口から喫煙席領域内の空気
を客室外に排気する排気手段と、禁煙席領域に比べて
喫煙席領域内の圧力を低く維持し、喫煙席領域と禁煙席
領域との間の境界部分での旋回空気流に喫煙席領域側に
向かう運動成分を与える気流偏倚御手段とを備えてい
る。
【0007】請求項1の分煙装置によれば、喫煙側給気
口及び禁煙側給気口から客室内に吹き出された空気によ
り、客室の全域に亘ってその横断面に沿って流れる旋回
空気流が発生しており、しかも、喫煙席領域と禁煙席領
域との間の境界部分での旋回気流に喫煙席領域側に向
かう運動成分が与えられている。それ故、喫煙席領域に
て発生したたばこの煙はその喫煙席領域内での旋回空気
流に捕らえられ、喫煙席領域側に流れることはない。そ
して、喫煙席領域内でも禁煙席領域との境界近傍にて発
生したたばこの煙が禁煙席領域側に向けて流れ込もうと
しても、その境界部分での旋回空気流には喫煙席領域側
に向かう運動成分が与えられているので、この旋回空気
流に遮られ、喫煙席領域側に戻される。喫煙席領域内に
て旋回空気流に捕らえられたたばこの煙は、喫煙リタ
ーン口に吸い込まれるか、または、喫煙席領域の排気口
から吸い込まれ客室外に排出される。喫煙リターン口
及び禁煙側リターン口から吸い込まれた空気は喫煙側
気口及び禁煙側給気口を通じて喫煙席領域及び禁煙席領
域に独立して戻される
【0008】請求項2の分煙装置は、喫煙側給気口及び
禁煙側給気口が客室内の中央通路の両側にそれぞれ配置
され、これら左右一対ずつの喫煙側給気口及び禁煙側給
気口は客室内に中央通路を挟み互いに逆向きの旋回空気
流を発生させる。この場合、喫煙側リターン口が一方の
喫煙側給気口側に、排気口が他方の喫煙側給気口側にそ
れぞれ分けて配置され、そして、禁煙側リターン口は両
方の禁煙側給気口側にそれぞれ配置されているのが好ま
しい。
【0009】請求項3の分煙装置は、その空気循環手段
に喫煙リターン口から吸い込んだ空気を浄化する空気
浄化手段を備えている。この場合、喫煙席領域からの
リターン空気にたばこの煙粒子や臭いの成分が含まれて
いても、これらは空気浄化手段によりリターン空気から
除去される。請求項4の分煙装置はその気流偏倚手段
禁煙側リターン口からの空気の吸い込み量よりも禁煙側
給気口からの空気の吹き出し量を大とする一方、喫煙側
リターン口及び排気口からの空気の吸い込み量よりも喫
煙側給気口からの空気の吹き出し量を小としており、こ
の場合、禁煙席領域内圧が高まり、喫煙席領域と禁煙
席領域との間の境界部分での旋回空気流に喫煙席領域に
向かう運動成分が確実に付与される
【0010】請求項5の気流偏倚型の客室内の分煙方法
は、客室内に隣接して区分された喫煙席領域及び禁煙席
領域の双方にこれら領域の天井に独立して設けた喫煙側
給気口及び禁煙側給気口から空気を吹き出し客室の全
域に亘り客室の横断面に沿って流れる旋回空気流を発生
させる一方、喫煙席領域及び禁煙席領域の床面のそれぞ
れに座席の下側に位置付けて分布させた喫煙側リターン
口及び禁煙側リターン口から空気を吸い込み、これら吸
い込んだ空気を喫煙側給気口及び禁煙側給気口に独立し
て戻すとともに、喫煙席領域の床面のみに座席の下側に
位置付けて分布させた排気口から喫煙席領域内の空気を
客室外に排気して、喫煙席領域と禁煙席領域との間の境
界部分での旋回空気流に喫煙席領域に向かう運動成分を
与えている。
【0011】請求項6の分煙方法は、喫煙側リターン口
から吸い込まれた空気を浄化した後に喫煙側給気口を通
じて喫煙席領域内に戻し、そして、請求項7の分煙方法
は、禁煙側リターン口からの空気の吸い込み量に比べ、
禁煙側給気口からの空気の吹き出し量を大とする一方、
喫煙側リターン口及び排気口からの空気の吸い込み量に
比べ、喫煙側給気口からの空気の吹き出し量を小として
いる。上述の請求項5,6,7の分煙方法の場合にも、
前述した請求項1〜4の分煙装置と同様な作用を発揮す
る。
【0012】
【発明の実施の態様】図1を参照すると、鉄道列車の1
つの車両が概略的に示されており、この車両にこの発明
に係る分煙装置が適用されている。車両はその両端部に
サービススペース20,22を有し、これらサービスス
ペース20,22間に客室24が区画して形成されてい
る。一方のサービススペース20には一方の隣接車両へ
の中央の連絡デッキ及びこの連絡デッキを挟んで乗務員
室及び多目的室が形成されている。他方のサービススペ
ース24には乗客の出入デッキ、化粧室及びトイレが形
成されており、その出入デッキは他方の隣接車両への連
絡デッキをも兼用している。
【0013】客室24内にはその中央の通路26を挟
み、その両側に左右一対ずつの座席が前後13列にして
配置されている。なお、最後列の座席に関しては通路2
6側の一方の座席が取り除かれている。客室24内の座
席は、図1中に示した座席列番号により喫煙席領域と禁
煙席領域とに区分されており、この場合、最前列から8
列目までの座席が喫煙席領域、9列目から13列目の座
席が禁煙席領域となっている。
【0014】客室24の天井には通路26を挟んで左右
一対の給気口28が設けられており、これら給気口28
は左右一対の座席の上方にそれぞれ位置付けられてい
る。各給気口28はスリット状をなし、客室24の長手
方向全域に亘って互いに平行に延びているが、図2から
明らかなように喫煙席領域と禁煙席領域との間の境界部
分にて分割されている。即ち、左右一対の給気口28
は、喫煙席領域側に位置した左右一対の喫煙側給気口部
分28aと、禁煙席領域側に位置した左右一対の禁煙側
給気口部分28bとに分割され、より詳しくは、各給気
口28は、8列目の座席の上方にて喫煙側給気口部分2
8aと禁煙側給気口部分28bとに分割されている。
【0015】各給気口部分28a,28bは喫煙側及び
禁煙側調和空気風道30a,30bにそれぞれ接続され
ており、これら喫煙側及び禁煙側調和空気風道30a,
30bは図3からより明らかなように客室24の天井と
車両本体のルーフとの間に確保されたルーフ空間32に
配置されている。なお、喫煙側及び禁煙側調和空気風道
30a,30bは対応する給気口部分28a,28bに
沿って延びている。なお、図3中、参照符号29は左右
の荷棚を示しており、これら荷棚29もまた客室24の
長手方向全域に亘って延びている。
【0016】客室24の床面には多数のリターン口34
が分布して設けられている。喫煙席領域においては、リ
ターン口34は図3に示されているように、左右でみて
一方の側の各列の座席の下側にそれぞれ配置されてお
り、そして、禁煙席領域においてはリターン口34は
側の各列の座席の下側にそれぞれ配置されている(図4
参照)。これらリターン口34は複数の循環ダクトにそ
れぞれ接続されており、これら循環ダクトは客室24の
床と車両本体の底との間に確保されたボトム空間38に
配置され、客室24の長手方向に延びている。より詳し
くは図3及び図4から明らかなように喫煙席領域のリタ
ーン口34は1本の喫煙側循環ダクト36aに接続され
ており、また、禁煙席領域のリターン口34は左右一対
の禁煙側循環ダクト36bにそれぞれ接続されている。
左右一対の禁煙側循環ダクト36bは相互に接続されて
いる。
【0017】更に、図3及び図4には、ボトム空間38
内における左右一対の喫煙側調和空気ダクト40a及び
左右一対の禁煙側調和空気ダクト40bもまたそれぞれ
示されており、これら喫煙側及び禁煙側調和空気ダクト
40a,40bはボトム空間38内の両側部分に位置
し、上述した喫煙側及び禁煙側循環ダクト36a,36
bと平行に延びている。喫煙側及び禁煙側調和空気ダク
ト40a,40bは複数の接続ダクト42を介して、ル
ーフ空間32内における対応する側の喫煙側及び禁煙側
調和空気風道30a,30bにそれぞれ接続されてい
る。なお、接続ダクト42は車両本体の両側の壁部分の
内部に車窓を避けて位置付けられ、ボトム空間38から
ルーフ空間32にまで延びている。
【0018】そして、客室24内には喫煙席領域のみに
位置して排気口44が分布して設けられている。これら
排気口44は図3から明らかなように左右でみて他方の
側、つまり、リターン口34が配置されていない側の各
列の座席の下側に配置されている。各排気口44は、ボ
トム空間38内に配置された排気ダクト46に接続され
ており、この排気ダクト46は図4から明らかなよう
に、同じく他方の側の喫煙側調和空気ダクト40a側に
位置し、この喫煙側調和空気ダクト40aと平行に延び
ている。より詳しくは、排気ダクト46は他方の側の禁
煙側循環ダクト36bと同一線上に位置付けられてい
る。
【0019】前述した喫煙側及び禁煙側循環ダクト36
a,36b、喫煙側及び禁煙側調和空気ダクト40a,
40b及び排気ダクト46のそれぞれは、車両の台車4
8(図3参照)内に纏めて収容されている空調機器シス
テムに接続されている。つまり、この実施例の場合、そ
の車両は、台車48に対して車両本体が左右に独立して
傾動可能な、いわゆる振り子型車両であって、それ故、
車両が旋回中であっても、その車両本体は水平姿勢に維
持される。
【0020】図5及び図6に示されているように空調機
器システムは、一対の送風機を内蔵した給排気ユニット
50を備えており、この給排気ユニット50は5つのポ
ート、即ち、吸気入力ポート、一対の吸気出力ポート、
排気出力ポート及び排気入力ポートをそれぞれ有してい
る。給排気ユニット50の吸気入力ポートには吸気ダク
ト52の一端が接続されており、その他端は台車48の
外側にて外気に開放されている。なお、図3及び図4か
ら明らかなようにボトム空間38内において、吸気ダク
ト52は排気ダクト46と喫煙側循環ダクト36aとの
間に配置され、これらダクト46、36aと平行に延
び、そして、給排気ユニット50の吸気入力ポートに接
続されている。
【0021】給排気ユニット50の排気出力ポートには
排出ダクト54の一端が接続されており、この排出ダク
ト54の他端は台車48の外側にて外気に開口してい
る。なお、排気ダクト54は図6にのみ示されている。
給排気ユニット50内において、その吸気入力ポートは
一方の送風機を介して一対の吸気出力ポートに接続され
ており、これら吸気出力ポートからは吸気分配ダクト5
6a,56bがそれぞれ延びている。一方の吸気分配ダ
クト56aは喫煙席領域側に配置された給気ファン付き
の空調機58aに接続されており、他方の吸気分配ダク
ト56bは禁煙席領域側に配置された給気ファン付きの
空調機58bに接続されている。図4に吸気分配ダクト
56aは示されていないが、吸気分配ダクト56は喫
煙席領域内を延びる吸気ダクト52と同一線上に位置し
且つ喫煙席領域から禁煙席領域に亘って延びている。
【0022】上述した空調機58a,58bのそれぞれ
は一対の入力ポートと1つの出力ポートを有しており、
吸気分配ダクト56a,56bは空調機58a,58b
の一方の入力ポートに接続されている。空調機58aの
他方の入力ポートには喫煙側循環ダクト36aが接続さ
れており、空調機58bの他方の入力ポートには禁煙側
循環ダクト36bが接続されている。喫煙側循環ダクト
36aの途中には、空気浄化ユニット、つまり、脱臭フ
ィルタと電気集塵器との組合せからなる脱臭・集塵器6
0が介挿されている。
【0023】空調機58aの出力ポートには左右一対の
喫煙側調和空気ダクト40aが接続されており、空調機
58bの出力ポートには左右一対の禁煙側調和空気ダク
ト40bが接続されている。そして、給排気ユニット5
0の排気入力ポートは一方において排気ダクト46に接
続されており、他方においては給排気ユニット50内の
他方の送風機を介して、その排気出力ポートに接続され
ている。
【0024】図6に示されているように喫煙側調和空気
風道30a及び排気ダクト46はその一部が客室24か
らサービススペース20にも延び、このサービススペー
ス20の天井の給気口及びその下部の複数の排気口と接
続可能である。また、禁煙側調和空気風道30b及び禁
煙側循環ダクト36bもまたその一部が客室24からサ
ービススペース22にも延び、このサービススペース2
2の天井の給気口及びその下部の複数のリターン口と接
続可能である。
【0025】次に、上述した分煙装置の作動、つまり、
この分煙装置を使用した分煙方法に関して説明する。給
排気ユニット50及び空調機58a,58bが共に駆動
されると、給排気ユニット50の吸気ダクト52を通じ
て吸気された新鮮空気は、給排気ユニット50から吸気
分配ダクト56a,56bを通じて空調機58a,58
bに供給され、そして、これら空調機58a,58bに
て空調された後、喫煙側及び禁煙側調和空気ダクト40
a,40b(接続ダクト42)を介して、喫煙側及び禁
煙側調和空気風道30a,30bにそれぞれ供給され
る。従って、客室4の喫煙席領域には、その天井の一対
の喫煙側給気口部分28aから空調済みの空気が給気さ
れ、また、禁煙席領域にはその天井の一対の禁煙側給気
口部分28bから空調済みの空気が給気される。
【0026】一方、喫煙席領域及び禁煙席領域のそれぞ
れにおいては、その床面のリターン口34から客室24
内の空気の一部が吸い込まれ、この吸い込まれた空気は
喫煙側及び禁煙側循環ダクト36a,36bを通じて対
応する空調機58a,58bに導かれ、これら空調機5
8a,58b内にて新鮮空気とともに空調された後、客
室24内、つまり、喫煙席領域及び禁煙席領域内にそれ
ぞれ戻されて循環する。ここで、客室24から空調機5
8aに戻される空気は喫煙席領域のリターン口34から
吸い込まれたものであるため、その空気中にはたばこの
煙に起因した煙粒子や臭いの成分が含まれている。しか
しながら、これら煙粒子や臭いの成分はその空気が脱臭
・集塵器60を通過するときに除去され、これにより、
空調機58aには浄化処理された空気が戻されることに
なる。
【0027】更に、喫煙席領域の空気はその一部が排気
口44に吸い込まれた後、排気ダクト46を通じて給排
気ユニット50に導かれ、そして、この給排気ユニット
50から排出ダクト54を介して客室外に排出される。
従って、客室24内の空気は喫煙席領域側のみから排気
されることにより、所定の時間間隔毎に換気されていく
ことになる。
【0028】なお、この実施例の場合、上述した客室2
4内の給排気は、喫煙席領域及び禁煙席領域内への給気
量、循環空気の吸い込み量及び排気量を以下の表1に示
す値に設定して行った。このとき、喫煙席領域と禁煙席
領域との容積比は5:3であった。
【0029】
【表1】
【0030】なお、喫煙席領域と禁煙席領域との間での
空調空気の給気量、循環空気の吸い込み量の相違は前述
した空調機58a,58bの出力ポートからの空調空気
の出力量及び循環ダクト36が接続される他方の入力ポ
ートでの空気の入力量を調整することで得られる。上述
したように天井の一対の給気口28、つまり、左右の喫
煙側及び禁煙側給気口部分28a,28bから客室24
内に空気がそれぞれ給気されると、天井からの給気は床
面に達した後、天井に向けて上昇する。ここで、左右の
喫煙側及び禁煙側給気口部分28a,28bは客室24
内を通路26を挟んで配置されているので、先ず、客室
24の横断面でみて通路26の部分の圧力が周囲の圧力
よりも低くなる。それ故、客室24の天井から給気さ
れ、その床面に達した空気は主として通路26に集ま
り、そして、この通路26を上方に向けて流れるようと
する。従って、喫煙側及び禁煙側給気口部分28a,2
8bから給気される空気の流れは、通路26内を上昇す
る空気の流れにより押されて左右の車窓側に向かうこと
になり、そして、床面に到達した空気が床面に沿って流
れて通路26に集まり、この後、通路26内を上昇す
る。この結果、図7中の矢印で示されているように客室
24内にはその横断面に沿って互いに逆向きに流れる左
右一対の旋回空気流が発生することになる。
【0031】このような旋回空気流は、客室24内の全
域つまり喫煙席領域及び禁煙席領域の全域に亘って発生
することになるが、ここで、喫煙席領域での旋回空気流
は禁煙席領域での旋回空気流よりも強力に発生する。つ
まり、図7は喫煙席領域内の座席列番号8と9との間に
て発生する旋回空気流、また、図8は禁煙席領域内の座
席列番号11にて発生する旋回空気流をそれぞれ示して
いるが、これら図7、図8中の矢印の大きさ及びその分
布を比較すれば明らかなように喫煙席領域の旋回空気流
は禁煙席領域の旋回空気流よりも強く発生している。こ
れは、上記の表1から明らかなように喫煙側給気口部分
28aからの空調空気の給気量が禁煙側給気口部分28
bからの空調空気の給気量よりも大であることに起因す
る。なお、図8には禁煙席領域において、その左右のリ
ターン口34に吸い込まれる空気の流れも示されてい
る。しかしながら、図7にはリターン口34や排気口4
4への空気の流れは示されていない。これは、リターン
口34及び排気口44が各列の座席の下方にあって、座
席列間にはリターン口34や排気口4が存在しないこと
による。
【0032】また、表1から明らかなように喫煙席領域
のリターン口34からの循環空気の吸い込み量及びその
流速は、禁煙席領域のリターン口34からの循環空気の
吸い込み量及びその流速に比べて共に大となっており、
しかも、喫煙席領域からは排気口44を通じて空気が排
気されているので、喫煙席領域の内圧は禁煙席領域の内
圧よりも低くなる。この結果、喫煙席領域と禁煙席領域
との境界部分にて発生する旋回空気流には喫煙席領域側
に向かう運動成分が与えられることになる。
【0033】ここで、図9を参照すると、客室24内の
旋回空気流を上方からみた状態が矢印で示されており、
喫煙席領域と禁煙席領域との間の境界部分での旋回空気
流に喫煙席領域側に向かう運動成分が与えられているこ
とが分かる。図9中、左右の座席のほぼ中央位置にて空
気の流れが集中しているのは、リターン口34及び排気
口44への空気の吸い込みによるものであり、また、図
9中の矢印分布から明らかなように、喫煙席側でのリタ
ーン口34及び排気口44への空気の吸い込みが禁煙席
側でのリターン口34の場合よりも大きなことが分か
る。なお、図7〜図9はコンピュータによるシミュレー
ションの出力結果である。
【0034】上述したように少なくとも喫煙席領域と禁
煙席領域との間の境界部分に発生する旋回空気流に喫煙
席領域側に向かう運動成分が与えられていると、喫煙席
領域での喫煙より発生したたばこの煙が禁煙席領域に向
けて流れ込もうとしても、そのたばこの煙は喫煙席領域
側に向かう旋回空気流に遮られ、この旋回空気流ととも
に喫煙席領域側のリターン口34から吸い込まれるか、
または、排気口44を介して客室外に排気される。喫煙
席領域のリターン口34に吸い込まれた空気は前述した
脱臭・集塵器60にて、その空気中からたばこの煙粒子
や及びその臭いの成分が除去された後、客室24内に戻
される。この結果、喫煙席領域にて発生したたばこの煙
やその臭いが禁煙席領域に流れ込むようなことはなく、
これら喫煙席領域と禁煙席領域との間での分煙を確実に
なすことができる。
【0035】また、喫煙席領域及び禁煙席領域のリター
ン口34からそれぞれ吸い込まれた空気は、喫煙側給気
口部分28a及び禁煙側給気口部分28bのそれぞれか
ら客室24内に戻されるので、喫煙席領域内での循環空
気が禁煙席領域内に流入することはなく、その分煙を効
果的に図ることができる。更に、表1から明らかなよう
に禁煙席領域においては、その空調空気の給気量が循環
空気の吸い込み量よりも大であるから、禁煙席領域では
その内圧が正側となり、これに対し、喫煙席領域にあっ
ては循環空気の吸い込み量と排気空気量との合計である
吸排量が空調空気の給気量よりも大となっているから、
喫煙席領域ではその内圧が負側となる。それ故、このこ
とからも、喫煙席領域と禁煙席領域との境界部分にて発
生する旋回空気流に喫煙席領域側に向かう運動成分を積
極的に与えることができ、その分煙効果を確実に得るこ
とができる。
【0036】この発明は、上述した一実施例に制約され
るものではなく種々の変形が可能である。例えば一実施
例では喫煙側循環ダクト36aのみに脱臭・集塵器60
を設けているが、禁煙側循環ダクト36bにも脱臭・集
塵器60を設けるようにしてもよい。この場合、給気口
28を喫煙側給気口部分28aと禁煙側給気口部分28
bとに分割する必要はない。
【0037】また、給気口28は左右一対に限らず、客
室内の少なくとも喫煙席領域と禁煙席領域との間の境界
部分に旋回空気流を発生させることができるものであれ
ば、その数及びレイアウトを任意に設定することができ
る。更に、一実施例の場合、リターン口34及び排気口
44は客室24の床面上にて開口するものとなっている
が、これに限られるものではない。例えば、一実施例の
場合とは異なり、左右の各列における一対の座席が箱形
状をなした脚部を有しているような場合にあっては、そ
の脚部の外面下部にリターン口34又は排気口44を設
けるようにしてもよい。この場合、リターン口34及び
排気口44は、一対の座席の脚部において、その外面の
うちで通路26に面した側の内側面に形成されるのが好
ましい。このようなリターン口34及び排気口44のレ
イアウトであっても、前述の実施例と同様な効果が得ら
れることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,5の気
流偏倚型の客室内の分煙装置及び分煙方法によれば、客
室内の全域に亘って旋回空気流を発生させ、そして、
煙席領域と禁煙席領域との間の境界部分での旋回空気流
に喫煙席領域側に向かう運動成分を与えているから、喫
煙席領域にて発生したたばこの煙は旋回空気流に捕らえ
れ、しかも、禁煙席領域との境界近傍にて発生したたば
この煙が禁煙席領域に流れ込もうとしても、そのたばこ
の煙は境界部分での旋回空気流により遮られ、禁煙席領
域側に流入することはない。従って、客室内に仕切り壁
などを設けることなく、喫煙席領域と禁煙席領域との間
での分煙を確実に行うことができる。喫煙席領域内にて
旋回空気流により捕らえられたたばこの煙は喫煙リタ
ーン口から吸い込まれるか、又は、喫煙席領域の排出口
から客室外に排気される。喫煙リターン口から吸い込
まれた空気は独立した喫煙側給気口を通じて喫煙席領域
に戻されるので、たばこの煙を含む空気が禁煙席領域に
流入することはない。
【0039】請求項2の分煙装置によれば、喫煙席領域
及び禁煙席領域には客室の中央通路を挟み、その両側に
互いに逆向きの旋回空気流を発生させているから、これ
ら旋回空気流の安定した形成が容易に確保される。請求
項3,6の分煙装置及び分煙方法によれば、喫煙席領域
から吸い込まれた空気は浄化された後にその喫煙席領域
に戻されるので、その空気中に含まれるたばこの煙粒子
や臭いの成分を除去することができる。
【0040】請求項4,7の分煙装置及び分煙方法によ
れば、禁煙席領域の内圧が正圧側に維持されているの
で、客室内においては禁煙席領域から喫煙席領域側に向
けて、その内圧の圧力降下が生起され、これにより、喫
煙席領域と禁煙席領域との間の境界部分での旋回空気流
に喫煙席領域に向かう運動成分をより確実に与えること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両内を概略的に示した平面図である。
【図2】客室の天井と車両本体のルーフとの間のルーフ
空間を示した概略平面図である。
【図3】客室内の概略横断面図である。
【図4】客室の床と車両本体の下面との間のボトム空間
を示した概略平面図である。
【図5】客室内の概略縦断面図である。
【図6】車両内の給気、循環及び排気の空調システムを
示した概略構成図である。
【図7】喫煙席領域と禁煙席領域との間の境界部分での
旋回空気流を示した図である。
【図8】禁煙席領域での旋回空気流を示した図である。
【図9】喫煙席領域から禁煙席領域に亘る部分での旋回
空気流を平面的に示した図である。
【符号の説明】
24 客室 26 通路 28 給気口 28a 喫煙側給気口部分 28b 禁煙側給気口部分 30a 喫煙側調和空気風道 30b 禁煙側調和空気風道 32 ルーフ空間 34 リターン口 36a 喫煙側循環ダクト 36b 禁煙側循環ダクト 38 ボトム空間 40a 喫煙側調和空気ダクト 40b 禁煙側調和空気ダクト 42 接続ダクト 44 排気口 46 排気ダクト 48 台車 50 給排気ユニット 52 吸気ダクト 54 排出ダクト 56 吸気分配ダクト 58a,58b 空調機 60 脱臭・集塵器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B60H 1/00 102 B60H 1/00 102T 1/24 661 1/24 661Z 1/34 1/34 Z F24F 13/08 F24F 13/08 Z (72)発明者 浅井 琢也 神奈川県横浜市青葉区梅が丘6番地2 日本たばこ産業株式会社たばこ中央研究 所内 (72)発明者 川崎 正幸 神奈川県横浜市青葉区梅が丘6番地2 日本たばこ産業株式会社たばこ中央研究 所内 (72)発明者 湯浅 和克 東京都千代田区丸の内1丁目6番5号 東日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 松野 政夫 東京都千代田区丸の内1丁目6番5号 東日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 及川 仁一 東京都千代田区丸の内1丁目6番5号 東日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 岡田 拓生 兵庫県神戸市兵庫区和田山通り2丁目1 番18号 川崎重工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−69824(JP,A) 特開 平8−11518(JP,A) 特開 平3−220020(JP,A) 実開 昭50−114805(JP,U) 実開 昭63−70417(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61D 27/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに隣接した喫煙席領域及び禁煙席領
    域を有する客室の天井に前記喫煙席領域及び前記禁煙席
    領域毎に独立した喫煙側給気口及び禁煙側給気口をそれ
    ぞれ備え、これら喫煙側及び喫煙側給気口から前記客室
    内に吹き出した空気により、前記客室の全域に亘り前記
    客室の横断面に沿って流れる旋回空気流を発生させる給
    気手段と、前記喫煙席領域及び前記禁煙席領域 の床面のそれぞれに
    座席の下側に位置付けて分布させた喫煙側リターン口及
    び禁煙側リターン口を備え、これらリターン口から前記
    喫煙席領域及び前記禁煙席領域内の空気を吸い込み、
    れら吸い込み空気を前記給気手段の前記喫煙側給気口及
    び禁煙側給気口に独立して戻し、それぞれ循環させる空
    気循環手段と、前記喫煙席領域の床面のみに座席の下側に位置付けて分
    布させた排気口を備え、これら排気口から前記喫煙席領
    域内の空気を客室外に排気する排気手段と、 前記禁煙席領域に比べて前記喫煙席領域内の圧力を低
    く維持し、前記喫煙席領域と前記禁煙席領域との間の境
    界部分での旋回空気流に前記喫煙席領域側に向かう運動
    成分を与える気流偏倚手段とを具備したことを特徴とす
    る気流偏倚型の客室内の分煙装置。
  2. 【請求項2】 前記喫煙側給気口及び前記禁煙側給気口
    は前記客室内の中央通路の両側にそれぞれ配置されて、
    前記客室内に前記中央通路を挟んで互いに逆向きの旋回
    空気流を発生させ、 前記喫煙側リターン口は一方の喫煙側供給口側に配置さ
    れるとともに前記排気口は他方の喫煙側給気口側に配置
    され、 前記禁煙側リターン口は両方の禁煙側給気口側にそれぞ
    れ配置されている ことを特徴とする請求項1に記載の気
    流偏倚型の客室内の分煙装置。
  3. 【請求項3】 前記空気循環手段は、前記喫煙側リター
    ン口と前記喫煙側給気口との間に前記喫煙側リターン口
    から吸い込んだ空気を浄化する空気浄化手段を更に備え
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の気流偏
    倚型の客室内の分煙装置。
  4. 【請求項4】 前記気流偏倚手段は、前記禁煙側給気口
    からの空気の吹き出し量 を前記禁煙側リターン口からの
    空気の吸い込み量よりも大とする一方、前記喫煙側給気
    口からの空気の吹き出し量を前記喫煙側リターン口及び
    前記排出口からの空気の吸い込み量よりも小とすること
    を特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の気流偏倚型
    の客室内の分煙装置。
  5. 【請求項5】 客室内に隣接して区分された喫煙席領域
    及び禁煙席領域の双方にこれら領域の天井に独立して設
    けた喫煙側給気口及び禁煙側給気口から空気を吹き出
    前記客室の全域に亘り前記客室の横断面に沿って流
    れる旋回空気流を発生させる一方、前記喫煙席領域及び前記禁煙席領域の床面のそれぞれに
    座席の下側に位置付けて分布させた喫煙側リターン口及
    び禁煙側リターン口から 空気を吸い込み、これら吸い込
    んだ空気を前記喫煙側給気口及び前記禁煙側給気口に独
    立して戻すとともに、前記喫煙席領域の床面のみに座席
    の下側に位置付けて分布させた排気口から前記喫煙席領
    域内の空気を客室外に排気し、前記喫煙席領域と前記禁
    煙席領域との間の境界部分での旋回空気流に前記喫煙席
    領域側に向かう運動成分を与えることを特徴とする気流
    偏倚型の客室内の分煙方法。
  6. 【請求項6】 前記喫煙側リターン口から吸い込まれた
    空気は浄化された後、前記喫煙側給気口に戻されること
    を特徴とする請求項5に記載の気流偏倚型の客室内の分
    煙方法。
  7. 【請求項7】前記禁煙側給気口からの吹き出し量は前記
    喫煙側リターン口からの空気の吸い込み量よりも大であ
    り、前記喫煙側給気口からの空気の吹き出し量は前記喫
    煙側リターン口及び前記排出口からの空気の吸い込み量
    よりも小であることを特徴とする請求項5又は6に記載
    の気流偏倚型の客室内の分煙方法。
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