JP2998332B2 - 天井設置型車両用クーリングユニット - Google Patents

天井設置型車両用クーリングユニット

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JP2998332B2 JP24076591A JP24076591A JP2998332B2 JP 2998332 B2 JP2998332 B2 JP 2998332B2 JP 24076591 A JP24076591 A JP 24076591A JP 24076591 A JP24076591 A JP 24076591A JP 2998332 B2 JP2998332 B2 JP 2998332B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気清浄機能を備えた
天井設置型の車両用クーリングユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、多くの車両に車室内の冷暖房
を行う空気調和装置が搭載されているが、車室内の空気
は、タバコの煙や、外から侵入する塵、ほこり等によっ
て意外に汚れている。そこで、近年では、空気調和装置
の他に、車室内の空気を浄化する空気清浄装置を備える
傾向にある。この空気清浄装置は、リヤトレーやトラン
クルーム内、あるいはワゴン車等では床面に設置されて
いるが、特に、タバコの煙による車室内空気の汚染を考
えた場合、空気清浄装置を運転席後方の天井に設置する
のが望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、天井に後席
用のクーリングユニットを備えた車両では、車室内スペ
ースの有効利用等からクーリングユニットに空気清浄装
置を一体化した場合に、送風路に空気清浄装置のフィル
タ等が配置されることで空気抵抗が増加し、その結果、
冷房能力が低下するという課題を有していた。本発明
は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、
空気清浄機能を一体化することで生じる冷房能力の低下
を防止した天井設置型車両用クーリングユニットを提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、空気の吸入口と吹出口を有し、車両の天
井に設置されたケーシングと、前記ケーシング内で、前
記吸入口から前記吹出口へ向かう空気流を生じさせる送
風機と、この送風機の作動により生じる空気流路に配置
された冷凍サイクルの冷媒蒸発器と、前記吸入口から前
記吹出口に向かう空気流路の一部に配置されて、通過す
る空気を浄化する空気浄化手段と、前記吸入口の一部よ
り車室内の空気を吸引して、前記空気浄化手段を通過す
る空気流を生じさせる送風装置とから成ることを技術的
手段とする。
【0005】
【作用】上記構成より成る本発明は、送風装置を作動さ
せることにより、吸入口の一部より車室内の空気が吸引
されて、空気浄化手段を通過する。この空気浄化手段
は、吸入口から吹出口に向かう空気流路の一部に配置さ
れていることから、空気浄化手段を通過して浄化された
空気は、吹出口より車室内へ吹き出されることになる。
一方、送風機の作動によって吸入口より吸引された車室
内空気は、空気浄化手段を迂回して冷媒蒸発器を通過
し、吹出口より冷風として吹き出される。
【0006】
【実施例】次に、本発明の天井設置型車両用クーリング
ユニットの一実施例を図1および図2を基に説明する。
図1は天井設置型車両用クーリングユニットの断面図、
図2はクーリングユニットの搭載状態を示す斜視図であ
る。
【0007】本実施例のクーリングユニット1は、後席
を冷房するための冷房機能の他に、車室内の空気を浄化
するための空気清浄機能を備える。このクーリングユニ
ット1は、樹脂製のケーシング2を備え、図2に示すよ
うに、前席後方の天井に設置されている。ケーシング2
内には、冷房機能を構成する冷凍サイクルの冷媒蒸発器
3とクロスフローファン4(本発明の送風機)、および
空気清浄機能を構成するフィルタ5(本発明の空気浄化
手段)とシロッコファン6(本発明の送風装置)が収容
されている。
【0008】ケーシング2は、車両の車幅方向に長く、
ほぼ車室内の全幅に亘る大きさを有し、車両前方側に車
室内空気の吸入口7が形成され、車両後方側に吹出口8
が形成されている。吸入口7は、ケーシング2の前方左
右両側(車幅方向)で、前席に向かって斜め下方に開口
する2か所と、その中央部にほぼ下方に向けて開口する
1か所の合計3か所が形成されている。吹出口8は、ケ
ーシング2の後方左右両側で、後席に向かって斜め下方
に2か所形成されている。
【0009】冷媒蒸発器3は、ケーシング2内で車幅方
向に長く設けられ、吹出口8の開口部全長とほぼ同一の
大きさを有する。なお、この冷媒蒸発器3は、車両のエ
ンジンルームに搭載された冷凍サイクルより冷媒配管
(図示しない)で接続されている。また、ケーシング2
の底面には、冷媒蒸発器3に付着した水滴の流出を防ぐ
ためのせき9が設けられている。クロスフローファン4
は、図示しないエアコンスイッチをオンすることで作動
し、吸入口7から吹出口8に向かう空気流を生じさせ
て、冷房運転時に冷媒蒸発器3に送風するものである。
このクロスフローファン4は、軸方向の全長(車幅方
向)が、吹出口8の開口部全長とほぼ同一の長さを有す
る。なお、ケーシング2の内部には、クロスフローファ
ン4の作動により生じる空気の流れを効果的に吹出口8
に導くための風導板10が設けられている。
【0010】フィルタ5は、高密度に織り重ねた繊維状
活性炭をハニカム状に構成したろ過式のもので、臭気
(体臭、発汗、タバコの残臭など)や有害ガス(亜硫酸
ガス、窒素酸化物、硫化水素など)を除去する。このフ
ィルタ5は、ケーシング2の中央に開口する吸入口7a
とほぼ同一の大きさを有し、その吸入口7aを塞ぐよう
に配置されている。
【0011】シロッコファン6は、フィルタ5の上部に
配置されて、スクロールケーシング6aの吸込口6bが
フィルタ5に向かって開口し、吐出口6cがケーシング
2の吹出口8に向かって開口されている。このシロッコ
ファン6は、図示しないエアピュリスイッチをオンする
ことでモータ6dに通電されて作動し、ケーシング2の
中央の吸入口7aより吹出口8へ向かう空気流を生じさ
せる。
【0012】次に、本実施例の作動を説明する。エアコ
ンスイッチをオンすると、図示しないクロスフローファ
ン用モータに通電されてファンが回転する。このクロス
フローファン4の作動により、車室内の空気が、ケーシ
ング2の両側に開口する吸入口7bよりケーシング2内
に吸引されて、冷媒蒸発器3を通過する際に冷却され
る。そして、クロスフローファン4を通過した後、風導
板10に導かれて吹出口8より冷風として車室内に吹き
出される。
【0013】また、エアピュリスイッチをオンすること
でシロッコファン6が作動し、車室内の空気が、ケーシ
ング2の中央に開口する吸入口7aよりケーシング2内
に吸引されて、フィルタ5を通過する。フィルタ5を通
過して浄化された空気は、スクロールケーシング6a内
を通って吐出口6cより吹き出され、冷媒蒸発器3を通
過した後、クロスフローファン4を通って、吹出口8よ
り車室内へ吹き出される。
【0014】このように、クロスフローファン4を作動
させた場合には、車室内空気がケーシング2の両側に設
けた吸入口7bより吸引され、シロッコファン6を作動
させた場合には、車室内空気がケーシング2の中央に設
けた吸入口7aより吸引される。このため、冷房運転を
行う際に、フィルタ5の存在がクロスフローファン4の
作動により生じる空気流の抵抗とはならない。従って、
クーリングユニット1に空気清浄機能を一体化すること
による冷房能力の落ち込みを防止することができる。ま
た、クロスフローファン4とシロッコファン6とをそれ
ぞれ独立して運転することができるため、冷房運転を停
止した状態で車室内の空気清浄を行うことが可能であ
り、この時、クロスフローファン4の作動による大風量
でなく、シロッコファン6の作動による適量の送風で作
動させることができる。
【0015】なお、ケーシング2中央に設けた吸入口7
aを下向きとしたが、両側の吸入口7bと同様に、前席
に向かって斜め下方に開口させても良い。また、フィル
タ5およびシロッコファン6の数は1つに限定すること
なく、2つ以上でも良い。送風装置としてシロッコファ
ン6を採用したが、シロッコファン6に限定する必要は
なく、例えばクロスフローファン4でも良い。空気浄化
手段としてろ過式フィルタ5を使用したが、静電式浄化
装置を採用しても良い。
【0016】
【発明の効果】本発明の天井設置型車両用クーリングユ
ニットは、空気浄化手段が、吸入口から吹出口に向かう
空気流路のすべてを塞ぐことなく、その空気流路の一部
に配置されていることから、空気清浄機能を一体化する
ことで生じる冷房能力の低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】天井設置型車両用クーリングユニットの断面図
である
【図2】天井設置型車両用クーリングユニットの搭載例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 天井設置型車両用クーリングユニット 2 ケーシング 3 冷媒蒸発器 4 クロスフローファン(送風機) 5 フィルタ(空気浄化手段) 6 シロッコファン(送風装置) 7 吸入口 8 吹出口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)空気の吸入口と吹出口を有し、車両の
    天井に設置されたケーシングと、 b)前記ケーシング内で、前記吸入口から前記吹出口へ
    向かう空気流を生じさせる送風機と、 c)この送風機の作動により生じる空気流路に配置され
    た冷凍サイクルの冷媒蒸発器と、 d)前記吸入口から前記吹出口に向かう空気流路の一部
    に配置されて、通過する空気を浄化する空気浄化手段
    と、 e)前記吸入口の一部より車室内の空気を吸引して、前
    記空気浄化手段を通過する空気流を生じさせる送風装置
    とを備えた天井設置型車両用クーリングユニット。
JP24076591A 1991-09-20 1991-09-20 天井設置型車両用クーリングユニット Expired - Fee Related JP2998332B2 (ja)

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