JPH0322662Y2 - - Google Patents

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JPH0322662Y2
JPH0322662Y2 JP1985181872U JP18187285U JPH0322662Y2 JP H0322662 Y2 JPH0322662 Y2 JP H0322662Y2 JP 1985181872 U JP1985181872 U JP 1985181872U JP 18187285 U JP18187285 U JP 18187285U JP H0322662 Y2 JPH0322662 Y2 JP H0322662Y2
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unit
air
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fan
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、空気清浄手段を備えてなる空気調和
装置の改良に関する。
(従来の技術) 一般に、空気調和装置の吸込口には空気フイル
タが配置されていて、室内の空気中に含まれてい
る塵埃等の微粒子を取り除くようになされてい
る。しかし、塵埃等のうち極微小なものは空気フ
イルタを通過して装置内に吸い込まれるため、こ
れが熱交換器に付着すると熱交換機能の低下を招
くおそれがある。また、タバコ臭や食品臭などの
悪臭が室内にこもると、場合によつては、異臭源
が空気フイルタに捕捉され、室内の換気を頻繁に
行つても異臭を除去できないこともある。
そこで、従来、上記極微小な微粒子や異臭源等
を取り除くために、上記空気フイルタの裏面に、
例えば電荷を帯びた帯電網と活性炭を付着させた
活性炭網とを備えた空気清浄手段を設けてなる空
気調和装置が特開昭60−60435号公報に開示され
ている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記の従来装置では、吸込口に2種
類のフイルタが重合配置されることとなつて吸込
口から装置内に吸い込まれる室内空気の抵抗が増
加し、このことから、上記空気清浄手段を用いな
い通常の場合と比べて吹出口から室内に吹き出さ
れる風量が大幅に減少して空気調和装置の能力が
低下するという問題があつた。そのため、この風
量の減少を補うべく送風用フアンの回転数を増加
させる必要があるが、フアン回転数の増加により
騒音が増大するという問題を招く。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、上記空気調和装置
に設けられた吸込口と重ならない別の位置に空気
清浄手段を配設することにより、吸込口から装置
内に吸い込まれる室内空気の抵抗を減少させて風
量を増大させた状態でフアンを使用して室内空気
を浄化でき、よつて空気調和装置の能力アツプと
騒音の低減化との両立を図るようにすることにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案の解決手段
は、第1図に示すように、第1ユニツト1と第2
ユニツト12とからなるものとし、第1ユニツト
1としてはそのケーシング2に吸込口7および吐
出口9を有しており、該ケーシング2内の吸込口
7と吐出口9との間の送風通路10に熱交換器3
および送風用フアン4を配設するとともに上記吸
込口7に粗フイルタ6を配設して構成する。一
方、上記第2ユニツト12としてはそのケーシン
グ17に吸込口19を有しており、該吸込口19
に高性能フイルタ18を配設して構成する。そし
て、上記第2ユニツト12を第1ユニツト1に対
し各ケーシング2,17に設けた連通口13,1
5を介して第2ユニツト12内部が第1ユニツト
1の送風通路10の熱交換器3上流側に連通する
ように取り付ける。
(作用) 上記の構成により、本考案では、第2ユニツト
12は第1ユニツト1に対し各ケーシング2,1
7に設けた連通口13,15を介して第2ユニツ
ト12内部が第1ユニツト1の送風通路10の熱
交換器3上流側に連通するように取り付けられて
いることから、第1ユニツト1のフアン4の作動
により、室内の空気は第1ユニツト1の吸込口7
から吸い込まれるとともに、第2ユニツト12の
吸込口19からも吸い込まれ、上記送風通路10
内の熱交換器3で熱交換されたのち第1ユニツト
1の吹出口9から室内に吹き出される。
その際、第1ユニツト1の吸込口7は比較的大
きな開口面積であり、しかも該吸込口7には粗フ
イルタ6が配設されているので、室内空気を一応
浄化しながらもその吸込抵抗が小さくて多量の空
気を吸い込む。一方、第2ユニツト12の吸込口
19は開口面積が比較的小さく、かつ該吸込口1
9には高性能フイルタ18が配設されているの
で、吸込抵抗が大きいながらも室内空気を著しく
浄化して少量吸い込む。その結果、全体として、
吸込み時における空気抵抗を減少させて風量を大
幅に増大させた状態でフアン4を使用でき、よつ
て室内空気を浄化しつつ、空気調和装置の能力ア
ツプと騒音の低減化との両立が図られることとな
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の一実施例に係る空気調和装置
を示し、1は該装置の装置本体を構成する第1ユ
ニツト、12は第1ユニツト1上部に配設された
空気清浄手段としての第2ユニツトであつて、上
記第1ユニツト1は、そのケーシング2内にクロ
スフイン型の熱交換器3、クロスフロー型の送風
用フアン4、図示していないフアン駆動用のモー
タ、制御機器等を収納して構成されている。上記
ケーシング2前面を構成する前面パネル5には、
粗フイルタ6が配設された吸込口7が、またその
下方に偏向板8を備えた吹出口9がそれぞれ開口
されている。また、ケーシング2内には、上記吸
込口7と吹出口9との間を連通する送風通路10
が形成され、該送風通路10内に上記熱交換器3
と送風用フアン4とが下流側に向かつて順に配設
されており、フアン4の作動により室内空気を吸
込口7を介して送風通路10内に吸い込み、熱交
換器3で熱交換を行わせて調和空気を生成したの
ち、吹出口9から室内に向かつて吹き出すように
なされている。
一方、上記第2ユニツト12は、下面が前後内
鍔部14,14を残して開口されかつ上面パネル
16が前下がりに傾斜して形成された箱型パネル
枠体からなるケーシング17を備えており、上記
上面パネル16には上記第1ユニツト1における
ケーシング2の前面パネル5と同様に吸込口19
が開口され、該吸込口19には高性能フイルタ1
8が配設されている。この高性能フイルタ18は
電荷を帯びた帯電網からなるいわゆる静電フイル
タよりなり、この高性能フイルタ18により室内
の空気中に含まれている極微小な塵埃等の微粒子
が取り除かれる。
また、上記第2ユニツト12におけるケーシン
グ17の前後内鍔部14,14には、第2図に拡
大詳示するように、それぞれ左右幅方向に延びる
2条の係合凹条溝14a,14aが形成されてい
る一方、上記第1ユニツト1におけるケーシング
2の上面パネル11前後端位置には、2条の係合
凸条部11a,11aがそれぞれ上記係合凹条溝
14a,14aに係合可能に形成されている。
このように構成された上記第2ユニツト12は
第1ユニツト1におけるケーシング2の上面パネ
ル11に取り付けられる。その際、上記第1ユニ
ツト1の上面パネル11に熱交換器3上流側に連
通する連通口13を後加工により開設し、この連
通口13と上記第2ユニツト12におけるケーシ
ング17の下方開口部よりなる連通口15とを介
して第2ユニツト12内部が第1ユニツト1の送
風通路10の熱交換器3上流側に連通するように
なされる。また、上記第1ユニツト1に対し第2
ユニツト12を取り付けた状態で、上記各係合凹
条溝14aと各係合凸条部11aとの係合合せ面
にパツキン等のシール材20を介装し、かつビス
止めすることにより、気密性を確保するようにな
されている。また、上記各ユニツト1,12にお
ける各吸込口7,19の開口面積は、空気吸込量
をその第1ユニツト1側で8CMM(Cubic Meter
par Minute)に、第2ユニツト12側で0.5〜
2CMMになるように設定されるのが空気抵抗比
率上好ましい。
このような空気清浄手段としての第2ユニツト
12を備えた本実施例に係る空気調和装置では、
フアン4の作動により室内の空気は第1ユニツト
1におけるケーシング2の吸込口7のみならず第
2ユニツト12におけるケーシング17の吸込口
19からも同時に送風通路10内に吸い込まれ、
熱交換器3で熱交換が行われたのち調和空気とな
つて吹出口9から室内に吹き出される。その際、
第1ユニツト1の吸込口7は比較的大きな開口面
積であり、しかも該吸込口7には粗フイルタ6が
配設されているので、室内空気を一応浄化しなが
らもその吸込抵抗が小さくて多量の空気を吸い込
む。一方、第2ユニツト12の吸込口10は開口
面積が比較的小さく、かつ該吸込口19には高性
能フイルタ18が配設されているので、吸込抵抗
が大きいながらも室内空気を著しく浄化して少量
吸い込む。その結果、全体として室内空気の吸込
抵抗を下げてその吸込量を大幅に増加させること
ができ、よつて空気調和装置の能力アツプを図る
ことができる。しかも、上記第2ユニツト12を
通つて吸込まれる空気から極小の微粒子等が除去
されるので、室内空気を著しく浄化することがで
きる。
また、上述の如く風量が増加するのでフアン4
の回転数を必要以上に高くする必要がなく、よつ
てフアン4駆動に起因する騒音を可及的に低く抑
えることができる。
さらに、第2ユニツト12への空気の吸込みは
第1ユニツト1内のフアン4により兼用して行わ
れることから、第2ユニツト12としてフアンを
付設したものを用いる必要がなく、装置の簡素化
を図ることができる。
(別実施例) 第3図は本考案の別実施例の要部を示すもので
ある。
上記実施例と相違する点は、第2ユニツト1
2′におけるケーシング17の上面パネル16と
高性能フイルタ18との間に複数枚のアース電極
板21,21,…を設けるとともに、該各アース
電極板21,21間に放電電極22,22,…を
配設したことであり、これにより第2ユニツト1
2′内に吸い込まれる室内空気中の塵埃等をより
一層効率良く捕捉するようになされている。その
他の図に表われない第1ユニツト1の構造につい
ては上記実施例と同様に構成される。
尚、本考案では空気調和装置の熱交換方式や機
器配置等について一切の限定を加えるものではな
く、上記の実施例に限定されない。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、第2ユ
ニツト12を第1ユニツト1に対し各ケーシング
2,17に設けた連通口13,15を介して第2
ユニツト12内部が第1ユニツト1の送風通路1
0の熱交換器3上流側に連通するように取り付
け、上記第1ユニツト1の吸込口7に粗フイルタ
6を、第2ユニツト12の吸込口19に高性能フ
イルタ18を配設して、その2箇所から同時に室
内の空気を吸い込むようにしたので、吸込み時に
おける空気抵抗を減少させて風量を増大させた状
態でフアンを使用して室内空気を浄化でき、よつ
て該風量増大による室内空気の浄化の際の空気調
和装置の能力アツプと空気抵抗減少による騒音の
低減化との両立を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示
し、第1図は空気調和装置の縦断側面図、第2図
は第2ユニツトの第1ユニツトへの組付け状態を
示す要部拡大縦断側面図である。第3図は別実施
例を示す要部縦断側面図である。 1……第1ユニツト、2,17……ケーシン
グ、3……熱交換器、4……フアン、6……粗フ
イルタ、7,19……吸込口、9……吹出口、1
0……送風通路、12,12′……第2ユニツト、
13,15……連通口、18……高性能フイル
タ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1ユニツト1と第2ユニツト12とからな
    り、第1ユニツト1はそのケーシング2に吸込口
    7および吹出口9を有し、該ケーシング2内の吸
    込口7と吹出口9との間の送風通路10に熱交換
    器3および送風用フアン4が配設されているとと
    もに上記吸込口7に粗フイルタ6が配設されてな
    る一方、上記第2ユニツト12はそのケーシング
    17に吸込口19を有し、該吸込口19に高性能
    フイルタ18が配設されてなり、上記第2ユニツ
    ト12は第1ユニツト1に対し各ケーシング2,
    17に設けた連通口13,15を介して第2ユニ
    ツト12内部が第1ユニツト1の送風通路10の
    熱交換器3上流側に連通するように取り付けられ
    ていることを特徴とする空気調和装置。
JP1985181872U 1985-11-26 1985-11-26 Expired JPH0322662Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985181872U JPH0322662Y2 (ja) 1985-11-26 1985-11-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985181872U JPH0322662Y2 (ja) 1985-11-26 1985-11-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6291118U JPS6291118U (ja) 1987-06-11
JPH0322662Y2 true JPH0322662Y2 (ja) 1991-05-17

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ID=31127145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985181872U Expired JPH0322662Y2 (ja) 1985-11-26 1985-11-26

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Families Citing this family (1)

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JPS6291118U (ja) 1987-06-11

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