JPH0352573Y2 - - Google Patents

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JPH0352573Y2
JPH0352573Y2 JP1987064448U JP6444887U JPH0352573Y2 JP H0352573 Y2 JPH0352573 Y2 JP H0352573Y2 JP 1987064448 U JP1987064448 U JP 1987064448U JP 6444887 U JP6444887 U JP 6444887U JP H0352573 Y2 JPH0352573 Y2 JP H0352573Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用天井取付型冷房装置に関する。
(従来技術及びその問題点) 従来、車両用天井取付型冷房装置として例えば
実公昭61−44900号公報及び実公昭62−5927号公
報等が公知である。
このような冷房装置において、車室内に吹き出
される空気を清浄化するように構成したものがあ
る。この場合、従来は、車室内の空気を吸入する
部分に独立した空気清浄器を配設しているもので
あり、該空気清浄器は集塵器と送風機とを備えて
なるものであるから、高価であり、しかも車室内
に見える位置にあるため外観上の体裁も良くない
という問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本考案の車両用天
井取付型冷房装置は、車両の天井にその周縁に沿
つて設けられ且つ車両の後方天井に配置したエバ
ポレータの吹出側が接続されると共に車室内吹出
口を有するダクトと、前記ダクトのコーナ部に位
置して流入口が該ダクトの後部内側壁に開口する
と共に流出口が該ダクトの側部内側壁に開口する
バイパス路を設け、該バイパス路に空気入口を前
記エバポレータの吹出側と対向させて電気集塵器
を配設し、且つ前記バイパス路の流出口に該流出
口の開度を調整するシヤツタを設けたことを特徴
とする。
(作用) ダクト内に電気集塵器を組み込むことにより空
気清浄器が構成されるので、空気清浄器用の送風
機が不要となり、しかも空気清浄器が車室内に表
出しない。更に、電気集塵器は、ダクトのコーナ
部に位置するバイパス路に配設したから、エバポ
レータから吹き出された空気が、電気集塵器を通
つて直ちにバイパス路からダクトへ流入するの
で、バイパス路の長さが短くてすむ。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明す
る。第1図は本考案の車両用天井取付型冷房装置
を具備した車両(バス)の一部を切欠した斜視図
であり、同図中1は車両全体を示し、その天井2
には本考案の冷房装置3が取り付けられている。
該冷房装置3は、第2図及び第3図に示すように
前記天井2にその周縁に沿つて設けられた断面四
角型のダクト4を有している。該ダクト4は、前
記車両1の後端壁1aに沿う後部4aと、該後部
ダクト4aの両端部に一端が連設され且つ他端側
が前記車両1の両側壁1b,1bに沿つて前記車
両1の前端側に延出された両側部4b,4bとか
らなる。前記ダクト4の後部4aと両側部4b,
4bの各下面壁には、車室1c内に開口する吹出
口5が複数個配設されている。前記ダクト4の後
部4aと前記車両1の後端壁1aとの間にはクー
リングユニツト6が配設されている。該クーリン
グユニツト6はケース7にエバポレータ8と複数
個(例えば3個)の送風機9を設けてなる。前記
エバポレータ8の吹出側8aが前記ダクト4の後
部4aに接続されている。前記ダクト4及び後述
するバイパス路17の下側に位置して、その内側
壁41の周縁部と前記車室1cの内周縁部との間
に亘つて内張り壁10が添装され、該内張り壁1
0により、前記ダクト4、バイパス路17及びク
ーリングユニツト6が車室1c側に表出しないよ
うに覆われている。前記送風機9が配設された前
記エバポレータ8の吸込側8bは前記車両1の天
井2の両コーナ部分に設けられた内、外気導入室
11内と、前記ケース7の長手方向両端面に対向
して設けた接続口12を介して連通され、これら
導入室11は、前記内張り壁10に設けられた内
気吸入口13を介して前記車室1c内と連通され
ている。又、前記導入室11は、前記車両1の側
壁1bの後端側に設けた細長い外気吸入口14を
介して前記車室1c外部と連通している。前記導
入室11は、前記車両1の天井2及び側壁1b
と、前記ダクト4の外側壁42と、前記外気吸入
口14の車両1前端側に位置して前記ダクト4の
外側壁42と前記車両1の側壁1bとの間に介装
した隔壁15とにより画成されている。前記導入
室11には、シヤツタ16が回動可能に配設され
ている。これらシヤツタ16は、前記導入室11
と前記エバポレータ8の吸込側8bとの接続口1
2と、前記内、外気吸入口13,14との連通度
合を調整するものである。
前記ダクト4の両コーナ部内側に位置してバイ
パス路17が設けられている。これらバイパス路
17は、その流入口17aが前記ダクト4の後部
4aの内側壁41に開口すると共に、流出口17
bが前記ダクト4の側部4bの内側壁41に開口
している。前記各バイパス路17内には電気集塵
器18がそれぞれ配設されている。これら電気集
塵器18は公知のもので、ケース18a内に、先
端に放電極を設けたピン状の反発電極と、これら
反発電極が遊嵌される円筒状の集塵電極とを具備
し、空気中の微粒子が流入するとコロナ放電によ
り立体的に放射しているイオンシヤワーを浴び
て、微粒子はに帯電され集塵電極に静電引力で
引き寄せられて捕集されるように構成されている
(なお、本考案においては電気集塵器18はこの
ような構成に限定されるものではない)。このよ
うな構成の電気集塵器18は、そのケース18a
の空気入口18bが前記エバポレータ8の吹出側
8aと近接対向させて配設されている。前記電気
集塵器18のケース18aの空気出口18cに
は、臭い取り用の例えば活性炭入りのフイルタ1
9が設けられている。前記バイパス路17の流出
口17bには、開度調整用のシヤツタ20が回動
可能に設けられている。また、前記両バイパス路
17,17相互間に位置して前記電気集塵器18
用のコロナ放電発生装置21が設けられている。
しかして、送風機9の作用で内気は内気吸入口
13から、外気は外気吸入口14から、導入室1
1内に第3図中、矢印で示すごとく導入される。
該導入室11内に導入された内、外気はシヤツタ
16による調整度合に応じて、接続口12からエ
バポレータ8の吸込側8bに導入され、送風機9
の作用で、エバポレータ8に向けて圧送される。
該エバポレータ8内を通る間に冷却された空気は
ダクト4の後部4a及び側部4b内を通つて吹出
口5から車室1c内へ吹き出される。
この場合、エバポレータ8からダクト4の後部
4a内に吹き出された空気の一部は、バイパス路
17の流入口17aから電気集塵器18内を通つ
て、粉塵、タバコの煙、浮遊菌のような微粒子が
除去された後、バイパス路17内を通つて、その
流出口17bから第2図中破線矢印で示すよう
に、ダクト4の側部4b内に流入する。また、エ
バポレータ8からダクト4の後部4a内に吹き出
された残りの他の空気は、バイパス路17内を通
らずに第2図中実線で示すごとく、直接ダクト4
の側部4a内に流入する。
なお、前記電気集塵器18内へ流入する空気量
があまり多いと、集塵電極に捕集されている微粒
子が風圧にてはがれて、空気と共にダクト4の側
部4b側へ流れてしまうので、流入空気量があま
り多くならないように前記バイパス路17の流出
口17bの開度をシヤツタ20にて調整する。
上記実施例においては、導入室11を、車両1
の天井2及び側壁1bと、ダクト4の外側壁42
と、外気吸入口14の車両1前端側に位置して前
記ダクト4の外側壁42と前記車両1の側壁1b
との間に介装した隔壁15とにより画成したか
ら、隔壁15を追加するのみで導入室11を画成
できるので、該導入室11を画成するための構成
が簡単であると共にその隔壁15の位置を変える
だけで外気吸入口14を車種に応じて適正位置に
容易に設定することができる。
(考案の効果) 上述した如く本考案の車両用天井取付型冷房装
置は、車両の天井にその周縁に沿つて設けられ且
つエバポレータの吹出側が接続されると共に車室
内吹出口を有するダクトと、前記ダクトのコーナ
部に位置して流入口が該ダクトの後部内側壁に開
口すると共に流出口が該ダクトの側部内側壁に開
口するバイパス路を設け、該バイパス路に空気入
口を前記エバポレータの吹出側と対向させて電気
集塵器を配設し、且つ前記バイパス路の流出口に
該流出口の開度を調整するシヤツタを設けたこと
を特徴とするものである。
従つて、ダクトのコーナ部に設けたバイパス路
に電気集塵器を組み込み配設することにより空気
清浄器を構成したから、空気清浄器用の送風機が
不要となり、その分構成が簡単で安価となり、し
かも、比較的スペースの大きい後方天井に設置さ
れる空気清浄器が車室内に表出しないので、後方
座席から前方を見渡すに障害物がなつ視界が広く
なり、かつ、外観上の体裁がよい。また、電気集
塵器はダクトのコーナ部に位置するバイパス路に
配設したから、エバポレータから吹き出された空
気が、電気集塵器を通つて直ちにバイパス路から
ダクトへ流入するので、バイパス路の長さが短く
てすむ。更に、バイパス路の流出口に開度調整用
のシヤツタを設けたので、電気集塵器に捕集され
た微粒子が風圧にてはがれるということを防止し
得る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は本考
案の冷房装置を具備した車両の一部を切欠した斜
視図、第2図は同要部の拡大平面図、第3図は第
2図の−線に沿う断面図である。 1……車両、1b……側壁、1c……車室、2
……天井、4……ダクト、4a……後部、4b…
…側部、41……内側壁、5……吹出口、8……
エバポレータ、8a……吹出側、17……バイパ
ス路、17a……流入口、17b……流出口、1
8……電気集塵器、18a……空気入口、20…
…シヤツタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両の天井にその周縁に沿つて設けられ且つ車
    両の後方天井に配置したエバポレータの吹出側が
    接続されると共に車室内吹出口を有するダクト
    と、前記ダクトのコーナ部に位置して流入口が該
    ダクトの後部内側壁に開口すると共に流出口が該
    ダクトの側部内側壁に開口するバイパス路を設
    け、該バイパス路に空気入口を前記エバポレータ
    の吹出側と対向させて電気集塵器を配設し、且つ
    前記バイパス路の流出口に該流出口の開度を調整
    するシヤツタを設けたことを特徴とする車両用天
    井取付型冷房装置。
JP1987064448U 1987-04-27 1987-04-27 Expired JPH0352573Y2 (ja)

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JP1987064448U JPH0352573Y2 (ja) 1987-04-27 1987-04-27

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JPS63170315U JPS63170315U (ja) 1988-11-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS554170Y2 (ja) * 1976-01-09 1980-01-31
JPS5513128Y2 (ja) * 1976-03-19 1980-03-25
JPS55177844U (ja) * 1979-06-08 1980-12-20
JPS5890818U (ja) * 1981-12-15 1983-06-20 松下電器産業株式会社 車両用空気調和装置

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JPS63170315U (ja) 1988-11-07

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