JPH10244832A - 車両用サンバイザー - Google Patents

車両用サンバイザー

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JPH10244832A
JPH10244832A JP6378797A JP6378797A JPH10244832A JP H10244832 A JPH10244832 A JP H10244832A JP 6378797 A JP6378797 A JP 6378797A JP 6378797 A JP6378797 A JP 6378797A JP H10244832 A JPH10244832 A JP H10244832A
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JP
Japan
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electrode
vehicle
sun visor
discharge electrode
air
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Application number
JP6378797A
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English (en)
Inventor
Katsutoshi Miyabe
勝利 宮部
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ADVANCE INNOV KK
Original Assignee
ADVANCE INNOV KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塵埃や煙草の煙などによる車内の汚染空気を
効率よく浄化する。 【解決手段】 本発明の車両用サンバイザー1は、空気
の吸気口2aと排気口2bとが形成された中空の外枠部
2を有する。外枠部2内には、吸気口2a側に設けられ
る放電電極4及び該放電電極4に対向して設けられる集
塵電極5を備えてなる静電集塵機構が設けられている。
煙草の煙等の流れ方向である車内天井面付近に配設され
るため、効率よく塵埃を吸着することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車内空気を浄化す
る機能を備えた車両用サンバイザーに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車内空間は、走行中、窓を開
けるなどの換気をしない限り密閉空間であり、車内にお
ける喫煙等により汚染空気が充満しやすい。特に、近年
は、エアコン等の普及とも相俟って、窓を開けずに走行
することが多くなり、汚染空気により、搭乗者の受ける
悪影響も大きくなっている。このため、従来、車内に空
気清浄機を設けることも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
自動車に設けられる空気清浄機は、空気の吸気口と排気
口とを有するケース内に、単にフィルタを配設したもの
が多く、煙草の煙のような微小粒子を吸着することは困
難であった。また、微小粒子の吸着も可能な静電集塵機
構を内蔵した空気清浄機が用いられる場合もある。しか
しながら、このような空気清浄機を設置しようとすれ
ば、ダッシュボード上面や運転席と助手席との間のコン
ソールボックス上面等に限られ、必然的に搭乗者の顔よ
りも下方に設置されるのが通常である。従って、車内上
方に流れる煙草の煙等を集塵するに当たっては静電集塵
機構を備えたものであっても依然として集塵効率の点で
問題があった。
【0004】本発明は上記した点に鑑みなされたもの
で、塵埃や煙草の煙などによる車内の汚染空気を効率よ
く浄化することができる静電集塵機構を内蔵した車両用
サンバイザーを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を達成する
ため本発明の車両用サンバイザーは、空気の吸気口と排
気口とが形成された中空の外枠部と、該外枠部の吸気口
側に設けられる放電電極及び該放電電極に対向して設け
られる集塵電極を備えてなる静電集塵機構と、を有して
構成されることを特徴とする。
【0006】なお、前記吸気口は、例えば、外枠部の下
面に開口するように設けることができる。また、前記吸
気口と放電電極との間に、送風ファンを設けることもで
きる。送風ファンとしては、クロスフローファンを用い
ることができる。さらに、前記排気口と集塵電極との間
に、排気用フィルタを設けることもできる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施の形態に
基づき本発明をさらに詳細に説明する。図1及び図2
は、本発明の一の実施の形態にかかる車両用サンバイザ
ー1を示し、外枠部2、静電集塵機構を構成する放電電
極4及び集塵電極5等を有して構成される。
【0008】この車両用サンバイザー1は、自動車のフ
ロントガラスと天井面との境界部付近に一端縁を中心と
して回転自由に取り付けられるもので、外枠部2は、略
直方体形状で形成されている。より詳しくは、常態にお
いて下面に相当する部分が開口され、この開口している
部分が空気の吸気口2aとして機能する構成であると共
に、長辺部側の2つの側面には、空気の排気口2bが開
口形成されている。
【0009】また、吸気口2aを閉塞するように、吸気
用フィルタ3が配設されている。この吸気用フィルタ3
は、吸入される汚染空気に混じる塵埃等の粒子のうち、
比較的大きな粒子を捕捉するもので、金属線を交差させ
るようにして形成したもの、あるいは金属やプラスチッ
クからなる織布や不織布等の網目部材を用いることがで
きる。
【0010】放電電極4は、タングステン製の線状体、
又は金や白金をコーティングした鉄製の線状体等からな
り、吸気用フィルタ3よりも下流側において、外枠部2
の長辺部と略平行に等間隔で複数配設されている。な
お、配設方法はこれに限定されるものではなく、外枠部
2の短辺部と略平行に複数配設することもできるし、長
さの短い線状体を用い、その端部を吸気口2a付近であ
って吸気用フィルタ3よりも下流側に配置した金属製支
持板(図示せず)に支持させ、空気の流れ方向に平行に
複数配設することもできる。
【0011】集塵電極5は、上記した放電電極4に対向
して、外枠部2内において該放電電極4よりも下流側に
配設される。形状等は特に限定されるものではないが、
本実施の形態では、後述のようにコロナ放電によって生
ずるイオン風を利用しているため、外枠部2の下面に形
成された吸気口2aから吸い込まれた空気が側面に形成
された排気口2bを通じて排出されやすいよう、図2に
示したように、側面略円弧状に形成され、その長辺部を
構成する側端縁が排気口2b付近に位置するように設置
されている。
【0012】ここで、放電電極4と集塵電極5は、長手
方向一端側において、高電圧電源6と接続されている。
微小粒子の集塵電極5への電着効率の点からは、放電電
極4を負極に、集塵電極5を正極にそれぞれ接続するこ
とが好ましいが、オゾンの生成を少なくするためには、
放電電極4を正極に集塵電極5を負極に接続することが
好ましい。なお、高電圧電源6としては、数KV〜数十
KVの電圧を発生する直流電源を用いることができる。
また、高電圧電源6は、図1に示したように、外枠部2
内に設けるようにしてもよいが、外枠部2の外部に配設
することももちろん可能である。
【0013】本実施の形態に係る車両用サンバイザー1
は、高電圧電源6から放電電極4及び集塵電極5の間に
数KV〜数十KVの電圧を印可すると放電電極4から集
塵電極5に向けてコロナ放電が生じ、イオンが発生す
る。放電電極4を負極に、集塵電極5を正極に接続して
いる場合には、発生したイオンのうちの負イオンが集塵
電極5に向かって移動し、塵埃等の浮遊粒子に衝突等す
ることによって放電電極4から集塵電極5へ向かうイオ
ン風が発生する。
【0014】本実施の形態によれば、車内で発生した塵
埃は、吸気口2aを経て外枠部2内に吸い込まれると、
まず、吸気用フィルタ3により、比較的大きな粒子が吸
着され除去される。吸気用フィルタ3を通過した煙草の
煙等の微小粒子は、放電電極4を通過すると負イオンと
衝突して帯電し、イオン風の流れにより集塵電極5に向
かう。集塵電極5は、正極に接続されているためこの微
小粒子を吸着する。この結果、汚染空気は浄化され、排
気口2bから浄化空気として車内に排出される。
【0015】次に、図3及び図4に基づき本発明の他の
実施の形態について説明する。本実施の形態に係る車両
用サンバイザー11は、外枠部12、吸気用フィルタ1
3、静電集塵機構を構成する放電電極14及び集塵電極
15のほかに、クロスフローファン17、排気用フィル
タ18を有している。
【0016】外枠部12は、車両用サンバイザー11の
上面を車内の天井面に押し付けた通常の使用状態におい
て、搭乗者からみて前端面寄りの下面に、所定の幅の吸
気口12aを有し、後端面に排気口12bを有する形状
に形成されている。
【0017】吸気口12aに吸気用フィルタ13が配設
されていることは上記実施の形態と同様であるが、本実
施の形態では、さらに、吸気用フィルタ13の下流に配
設される放電電極14との間に、送風ファンとして、所
定の長さを有し、軸回りに複数の羽根を有するクロスフ
ローファン17が配設されている。
【0018】また、本実施の形態では、排気口12bが
空気の流れに沿って外枠部12の後端面に形成されてい
るため、放電電極14と対向して配設される集塵電極1
5は、空気流を通過させる必要があり、空気流の通過部
(図示せず)を有する構造でなければならない。但し、
その構造は限定されるものではなく、例えば、集塵電極
15を構成する板状体を外枠部12の厚み方向又は長手
方向に所定間隔をおいて複数配設し、その間隔を空気流
の通過部として利用したりすることができる。なお、集
塵電極15は、集塵効率の点から、放電電極14と反対
の電位を有する板状体間に、放電電極14と同極の電位
を有する板状体を設けるようにすることもできる。
【0019】排気用フィルタ18は、クロスフローファ
ン17の風量の強さなどの原因により、集塵電極15に
吸着されなかった浮遊粒子を吸着するために、補助的に
配置されるもので、吸気用フィルタ13で用いたものと
同様のものを用いることができる。なお、図3及び図4
では示していないが、高電圧電源は、上記実施の形態と
同様に外枠部12内に配設してもよいし、外部に配設し
てもよい。
【0020】本実施の形態によれば、クロスフローファ
ン17を配設したことにより、上記した実施の形態のよ
うに、コロナ放電に伴うイオン風だけを利用する場合と
比較して、効率よく汚染空気の吸気、浄化空気の排気を
行うことができる。
【0021】なお、本発明の車両用サンバイザー11
は、上記した各実施の形態に限定されるものではない。
例えば、外枠部2,12の形状、吸気口2a,12aや
排気口2b,12bを形成する位置、吸気用フィルタ
3,13や排気用フィルタ14の有無や配設位置等、い
ずれも適宜に変更可能であることはもちろんである。
【0022】
【発明の効果】本発明の車両用サンバイザーは、静電集
塵機構を内蔵している構成であるため、煙草の煙などの
ような微小粒子等を確実に吸着し、車内空気を浄化する
ことができる。特に、煙草の煙等の流れ方向である車内
天井面付近に配設される車両用サンバイザーに静電集塵
機構を内蔵しているため、車内において搭乗者の顔より
も下方に空気清浄機を配置する場合と比較して塵埃等の
吸着効率の点で優れているといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の車両用サンバイザーの一の実
施の形態を示す一部切り欠き斜視図である。
【図2】図2は、上記一の実施の形態に係る車両用サン
バイザーの横断面図である。
【図3】図3は、本発明の車両用サンバイザーの他の実
施の形態を示す一部切り欠き斜視図である。
【図4】図4は、上記他の実施の形態に係る車両用サン
バイザーの横断面図である。
【符号の説明】
1 車両用サンバイザー 2 外枠部 3 吸気用フィルタ 4 放電電極 5 集塵電極 6 高電圧電源 11 車両用サンバイザー 12 外枠部 13 吸気用フィルタ 14 放電電極 15 集塵電極 17 クロスフローファン 18 排気用フィルタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気の吸気口と排気口とが形成された中
    空の外枠部と、該外枠部の吸気口側に設けられる放電電
    極及び該放電電極に対向して設けられる集塵電極を備え
    てなる静電集塵機構と、を有して構成されることを特徴
    とする車両用サンバイザー。
  2. 【請求項2】 前記吸気口が、外枠部の下面に開口する
    ように形成されている請求項1記載の車両用サンバイザ
    ー。
  3. 【請求項3】 前記吸気口と放電電極との間に、送風フ
    ァンが設けられている請求項1又は2記載の車両用サン
    バイザー。
  4. 【請求項4】 前記送風ファンが、クロスフローファン
    である請求項3記載の車両用サンバイザー。
  5. 【請求項5】 前記排気口と集塵電極との間に、排気用
    フィルタが設けられている請求項1〜4のいずれか1に
    記載の車両用サンバイザー。
JP6378797A 1997-03-03 1997-03-03 車両用サンバイザー Pending JPH10244832A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006013780A1 (ja) * 2004-08-03 2006-02-09 Kyowa Sangyo Co., Ltd. 空気清浄具付き車両用サンバイザ
US10071384B2 (en) 2013-02-07 2018-09-11 Mitsubishi Hitachi Power Systems Environmental Solutions, Ltd. Dust collector, dust collection system, and dust collection method
CN113083508A (zh) * 2021-03-29 2021-07-09 新泰坦空气净化技术(北京)有限公司 一种静电型油烟净化器

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