JPH0546489Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0546489Y2 JPH0546489Y2 JP11100887U JP11100887U JPH0546489Y2 JP H0546489 Y2 JPH0546489 Y2 JP H0546489Y2 JP 11100887 U JP11100887 U JP 11100887U JP 11100887 U JP11100887 U JP 11100887U JP H0546489 Y2 JPH0546489 Y2 JP H0546489Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- dust
- duct
- outlet
- air duct
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000428 dust Substances 0.000 claims description 31
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 claims description 13
- 239000012717 electrostatic precipitator Substances 0.000 claims description 10
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- 235000019504 cigarettes Nutrition 0.000 description 3
- 239000000779 smoke Substances 0.000 description 3
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- 239000002245 particle Substances 0.000 description 2
- 150000001450 anions Chemical class 0.000 description 1
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Landscapes
- Electrostatic Separation (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、自動車用の空調装置、特に空気清
浄器を備えた自動車用空調装置に関する。
浄器を備えた自動車用空調装置に関する。
(従来の技術)
従来の自動車用空調装置にあつて、空調空気を
清浄するために、空調ケース内の空気流路の適所
にフイルタを設け、このフイルタにて塵挨を除去
しようとしている。
清浄するために、空調ケース内の空気流路の適所
にフイルタを設け、このフイルタにて塵挨を除去
しようとしている。
また、自動車内の空気の清浄器として電気集塵
器を用いた構成が、特開昭52−132472号公報に示
されている。この電気集塵器は、空気中の塵挨を
イオン化する放電電極とイオン化された塵挨を静
電気的に引きつける集塵電極とを備え、煙草の煙
等の微細な粒子まで除去している。
器を用いた構成が、特開昭52−132472号公報に示
されている。この電気集塵器は、空気中の塵挨を
イオン化する放電電極とイオン化された塵挨を静
電気的に引きつける集塵電極とを備え、煙草の煙
等の微細な粒子まで除去している。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、前者のように空気流路内にフイ
ルタを配置した場合には、空気流路内に送風され
る風量がフイルタにより抑制されるので、室内の
空調制御の能力が低下するという問題点がある。
さらに、フイルタによる空気清浄では、比較的大
きな粒子は除去できるが、煙草の煙等の塵挨を充
分に除去することができない、 一方、後者のように電気集塵器を用いた場合に
は、煙草の煙等の塵挨は除去できるが、ここを流
れる空気の流速が所定以上に速くなると塵挨が集
塵電極に捕捉されないまま通過して、吸着されな
かつたり、一度吸着された塵挨が吹き飛ばされて
飛散してしまうことがある。したがつて、電気集
塵器は、送風ダクト内には設置できず、空気調節
装置と別に車内に設置しなければならないので車
室内の場所を取るという問題点がある。
ルタを配置した場合には、空気流路内に送風され
る風量がフイルタにより抑制されるので、室内の
空調制御の能力が低下するという問題点がある。
さらに、フイルタによる空気清浄では、比較的大
きな粒子は除去できるが、煙草の煙等の塵挨を充
分に除去することができない、 一方、後者のように電気集塵器を用いた場合に
は、煙草の煙等の塵挨は除去できるが、ここを流
れる空気の流速が所定以上に速くなると塵挨が集
塵電極に捕捉されないまま通過して、吸着されな
かつたり、一度吸着された塵挨が吹き飛ばされて
飛散してしまうことがある。したがつて、電気集
塵器は、送風ダクト内には設置できず、空気調節
装置と別に車内に設置しなければならないので車
室内の場所を取るという問題点がある。
そこで、この考案は、場所を取らずに車内の塵
挨を除去できる自動車用空調装置の提供を目的と
する。
挨を除去できる自動車用空調装置の提供を目的と
する。
(問題点を解決するための手段)
この考案の要旨とするところは、少なくともエ
バポレータ、送風機を有する空調ケースに吹出口
と、該空調ケースに連通し、天井側の吹出口へ送
風する送風ダクトとを設けると共に、前記送風ダ
クトは該送風ダクトへ送風を停止する切換バルブ
と、放電電極及び集塵電極を有し、静電気的に塵
挨を除去する電気集塵器とを備え、車室内の空気
を清浄する場合に送風ダクト内への送風を停止し
て電気集塵することにある。
バポレータ、送風機を有する空調ケースに吹出口
と、該空調ケースに連通し、天井側の吹出口へ送
風する送風ダクトとを設けると共に、前記送風ダ
クトは該送風ダクトへ送風を停止する切換バルブ
と、放電電極及び集塵電極を有し、静電気的に塵
挨を除去する電気集塵器とを備え、車室内の空気
を清浄する場合に送風ダクト内への送風を停止し
て電気集塵することにある。
(作用)
車室内の通常の温度調節の場合には、空調ケー
スの吹出口と送風ダクトの吹出口とから空調空気
を送風する。そして、車室内の空気を清浄する場
合には、切換バルブにより送風ダクトへの送風を
停止し、電気集塵器に入電して行なう。この場
合、電気集塵器には空調空気が送風されないの
で、塵挨を有効に除去できる。また、電気集塵器
がダクト内に配置されているので車内の場所を取
ることもない。
スの吹出口と送風ダクトの吹出口とから空調空気
を送風する。そして、車室内の空気を清浄する場
合には、切換バルブにより送風ダクトへの送風を
停止し、電気集塵器に入電して行なう。この場
合、電気集塵器には空調空気が送風されないの
で、塵挨を有効に除去できる。また、電気集塵器
がダクト内に配置されているので車内の場所を取
ることもない。
(実施例)
以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
る。
第1図に示すように、自動車としてのワンボツ
クスカー1には、空調のためのツインクーラ型の
自動車用空調装置が設けられ、インスツルメント
パネルの下部に前席用空調機2が、前席の後方に
後席用空調機3がそれぞれ搭載されている。この
後席用空調機3は、後部座席側に冷風を送風して
室内を所定の温度に調節するものである。また、
エバポレータや送風機(図示せず)を備えた空調
ケース4が側壁部に設けられ、該空調ケース4の
下方に吸込口5が、上方に空調空気の吹出口6や
送風量調量つまみ7が設けられていると共に、送
風ダクト8が設けられている。
クスカー1には、空調のためのツインクーラ型の
自動車用空調装置が設けられ、インスツルメント
パネルの下部に前席用空調機2が、前席の後方に
後席用空調機3がそれぞれ搭載されている。この
後席用空調機3は、後部座席側に冷風を送風して
室内を所定の温度に調節するものである。また、
エバポレータや送風機(図示せず)を備えた空調
ケース4が側壁部に設けられ、該空調ケース4の
下方に吸込口5が、上方に空調空気の吹出口6や
送風量調量つまみ7が設けられていると共に、送
風ダクト8が設けられている。
この送風ダクト8は、第2図に示すように側壁
に沿つて車両の天井まで延び、略L字形状に形成
されている。この送風ダクト8の天井に沿つて延
出された水平部分7bには、等間隔に送風口9が
形成されている。送風ダクト8の水平部分8bに
おいて、各送風口9の間には下記する電気集塵器
10が収納されており、運転席に配置された空気
清浄作動スイツチ(図示せず)により作動するよ
うに構成されている。また、その垂直部分8aに
は送風を停止するための切換バルブ(ちよう形
弁)11が配設されている。この切換バルブ11
は、該空気清浄作動スイツチにより連動して開閉
するように構成されている。
に沿つて車両の天井まで延び、略L字形状に形成
されている。この送風ダクト8の天井に沿つて延
出された水平部分7bには、等間隔に送風口9が
形成されている。送風ダクト8の水平部分8bに
おいて、各送風口9の間には下記する電気集塵器
10が収納されており、運転席に配置された空気
清浄作動スイツチ(図示せず)により作動するよ
うに構成されている。また、その垂直部分8aに
は送風を停止するための切換バルブ(ちよう形
弁)11が配設されている。この切換バルブ11
は、該空気清浄作動スイツチにより連動して開閉
するように構成されている。
電気集塵器10は、第3図に示すように送風ダ
クト8に配置されており、放電電極としての陰極
線14と、集塵電極としての陽極板15が適宜な
距離をおいて配置されている。
クト8に配置されており、放電電極としての陰極
線14と、集塵電極としての陽極板15が適宜な
距離をおいて配置されている。
陽極板15の表面上には、プラスの極性に帯電
された集塵紙16が被せられており、マイナスの
極性に帯電した塵挨をクーロン力により捕捉する
ようになつている。なお、集塵紙16は、一定の
時間経過後に適宜に取替えるものである。
された集塵紙16が被せられており、マイナスの
極性に帯電した塵挨をクーロン力により捕捉する
ようになつている。なお、集塵紙16は、一定の
時間経過後に適宜に取替えるものである。
次に、この実施例の動作について説明する。
第2図に実線で示すように、通常の室内冷却の
場合には、切換バルブ10を開いて送風ダクト8
へ空調空気が送られる。したがつて、この場合に
は、空調ケース4の吹出口5及び吹出口9の両方
から空調空気が車室内に供給されることになる。
場合には、切換バルブ10を開いて送風ダクト8
へ空調空気が送られる。したがつて、この場合に
は、空調ケース4の吹出口5及び吹出口9の両方
から空調空気が車室内に供給されることになる。
そして、車室内の空気を清浄する場合には、空
気清浄スイツチをオンにすると、切換バルブ11
が破線で示すように閉じられ、送風ダクト8への
送風が停止される。続いて、陽極線15及び陰極
線14に電圧が印加され、陰極線14からはコロ
ナ放電が生じ、陰極線14から陽極線15に向つ
て電気力線に沿つて電子が飛び出す。その結果、
陰極線15の周辺は陰イオンで満たされ、空気中
の塵挨をマイナスに帯電させる。
気清浄スイツチをオンにすると、切換バルブ11
が破線で示すように閉じられ、送風ダクト8への
送風が停止される。続いて、陽極線15及び陰極
線14に電圧が印加され、陰極線14からはコロ
ナ放電が生じ、陰極線14から陽極線15に向つ
て電気力線に沿つて電子が飛び出す。その結果、
陰極線15の周辺は陰イオンで満たされ、空気中
の塵挨をマイナスに帯電させる。
また、陽極線15には、塵挨紙16が被せられ
ているので、この塵挨紙16はプラスに帯電され
ることになる。したがつて、マイナスに帯電され
た塵挨はクーロン力により集塵紙16に付着され
る。この場合、塵挨と共に空気中の全ての分子が
マイナス帯電されて陽極に向つて移動し、いわゆ
るイオン風と呼ばれる空気の流れが生じる。この
イオン風により車室内の空気は一方の吹出口9か
ら送風ダクト内に取り込まれ他方の吹出口9から
吹出される。
ているので、この塵挨紙16はプラスに帯電され
ることになる。したがつて、マイナスに帯電され
た塵挨はクーロン力により集塵紙16に付着され
る。この場合、塵挨と共に空気中の全ての分子が
マイナス帯電されて陽極に向つて移動し、いわゆ
るイオン風と呼ばれる空気の流れが生じる。この
イオン風により車室内の空気は一方の吹出口9か
ら送風ダクト内に取り込まれ他方の吹出口9から
吹出される。
尚、この実施例によれば、電気集塵器10を使
用する際でも吹出口6のみから冷風を吹出してい
るので、空気清浄しながら車室内の温度調節をす
ることができる。
用する際でも吹出口6のみから冷風を吹出してい
るので、空気清浄しながら車室内の温度調節をす
ることができる。
(考案の効果)
この考案によれば、自動車用空調装置の送風ダ
クト内に電気集塵器を配置しているので、場所を
取らずに車内の塵挨を除去できる。
クト内に電気集塵器を配置しているので、場所を
取らずに車内の塵挨を除去できる。
しかも、電気集塵器を使用する際には、切換バ
ルブにより送風を切り換えて、電気集塵器が配置
されている送風ダクトへの送風を停止しているの
で効果的に車室内の塵挨を除去することができ
る。
ルブにより送風を切り換えて、電気集塵器が配置
されている送風ダクトへの送風を停止しているの
で効果的に車室内の塵挨を除去することができ
る。
第1図は、この考案に係る自動車用空調装置を
搭載した自動車の透視図、第2図は第1図に示す
送風ダクトを示した正面図、第3図は電気集塵器
の概略縦断面図である。 4……空調ケース、6……吹出口、8……送風
ダクト、10……電気集塵器、11……切換バル
ブ。
搭載した自動車の透視図、第2図は第1図に示す
送風ダクトを示した正面図、第3図は電気集塵器
の概略縦断面図である。 4……空調ケース、6……吹出口、8……送風
ダクト、10……電気集塵器、11……切換バル
ブ。
Claims (1)
- 少なくともエバポレータ、送風機を有する空調
ケースに吹出口と、該空調ケースに連通し、天井
側の吹出口へ送風する送風ダクトとを設けると共
に、前記送風ダクトは該送風ダクトへ送風を停止
する切換バルブと、放電電極及び集塵電極を有
し、静電気的に塵挨を除去する電気集塵器とを備
え、車室内の空気を清浄する場合に送風ダクト内
への送風を停止して電気集塵することを特徴とす
る自動車用空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11100887U JPH0546489Y2 (ja) | 1987-07-20 | 1987-07-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11100887U JPH0546489Y2 (ja) | 1987-07-20 | 1987-07-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6414512U JPS6414512U (ja) | 1989-01-25 |
JPH0546489Y2 true JPH0546489Y2 (ja) | 1993-12-06 |
Family
ID=31348685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11100887U Expired - Lifetime JPH0546489Y2 (ja) | 1987-07-20 | 1987-07-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0546489Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-07-20 JP JP11100887U patent/JPH0546489Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6414512U (ja) | 1989-01-25 |
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