JPH06247139A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH06247139A
JPH06247139A JP6091093A JP6091093A JPH06247139A JP H06247139 A JPH06247139 A JP H06247139A JP 6091093 A JP6091093 A JP 6091093A JP 6091093 A JP6091093 A JP 6091093A JP H06247139 A JPH06247139 A JP H06247139A
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JP
Japan
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dust
air
conductor
air conditioner
heater core
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Pending
Application number
JP6091093A
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English (en)
Inventor
Toshio Harada
利雄 原田
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH06247139A publication Critical patent/JPH06247139A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高電圧を用いた集塵装置を配備している自動
車空気調和装置において、集塵されなかった洩れ塵埃粒
子が、車室内に吹き出されても付着しにくくし、車室内
装部品の汚れや窓ガラスのくもり現象を防ぐと共に、人
体を保護する。 【構成】 空調ダクト内の熱交換器11よりも下流側で
且つ、ヒータコア12よりも上流側に第1の導電体44
を設け、またヒータコア12より下流側のエアミックス
室14内の吹出口18,19,20近傍に第2の導電体
44を設け、それら第1及び第2の導電体40,44に
帯電された塵埃の極性と異なる直流低電圧電源45の電
極側を接続し、帯電された塵埃を第1及び第2の導電体
40,44に接触させて中和されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車の空調装置等
に用いられる空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開昭52−13247
2号公報や、特開平3−270744号公報に示される
ような空気調和装置に高電圧を用いた集塵装置を配備し
ている車種は、荷電部で塵埃を帯電させて、集塵部で該
塵埃を電気的に捕集する方法がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、荷電部で塵埃
をプラスに帯電させて、集塵部で該プラスに帯電された
塵埃を電気的に捕集する方法においては、前記塵埃が集
塵されずに集塵部を通過してしまう塵埃粒子があり、前
記プラスに帯電された塵埃粒子が車室内に吹き出されて
しまう。車室内に吹き出された前記塵埃粒子は、車室内
に拡散して窓ガラスやプラスチック面に付着すると共
に、人体にも付着する。このことにより、前者の場合
は、プラスに帯電した塵埃粒子自体が核となって車室内
の相対温度が上がった時に水分が凝縮してくもり現象を
引き起こして運転視界を妨げたり、車室内の内装部品を
汚したりするという問題があった。また、後者の場合
は、細菌を伴った塵埃粒子が眼球表面に付着したりある
いは、鼻や器官、肺等に吸引したりして非常に不衛生で
あった。
【0004】このために、この発明は、空気調和装置に
高電圧を用いた集塵装置を配備している車種において
も、プラスに帯電された塵埃粒子を電気的に中和するこ
とにより、車室内に吹き出された塵埃粒子が内装部品や
人体に付着しにくくし、内装部品の汚れや窓ガラスのく
もり現象を防ぐと共に、人体を保護する空気調和装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして、この発明は、
空調ダクト内の熱交換器よりも上流側に少なくとも微粒
子を帯電させる荷電部と、この帯電された微粒子を捕集
する集塵部とを配置した集塵装置を有する空気調和装置
において、前記空調ダクト内の集塵部より下流側に導電
体を配置し、前記熱交換器と該導電体とを直流電源を介
して接続し、前記直流電源の前記荷電部で帯電された微
粒子の極性と同じ極性側は前記熱交換器に接続され、異
なる極性側は前記導電体に接続されることにある。
【0006】
【作用】したがって、この発明においては、空調ダクト
内に入り込んだ微粒子は、荷電部で帯電され、そのほと
んどが集塵部で捕集されるが、捕集されずに集塵部を通
過した帯電粒子は、熱交換器と導電体とを介して空調ダ
クトの最下流端から吹き出される。この際、熱交換器
は、帯電されている微粒子の極性と同じ極性を有してい
るので、帯電粒子が付着してしまうことがない。また、
導電体は、帯電されている微粒子の極性と逆の極性を有
しているので、帯電粒子がこの導電体に接触する際に中
和される。このため、空調ダクトから吹き出す空気中に
は、塵埃等の残存微粒子が含まれるものの、帯電されな
い状態とすることができ、そのため、上記課題を達成す
ることができるのである。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面により
説明する。
【0008】図1に示す自動車用空気調和装置1は、送
風部2と、冷却部3と、温調部4とを接合して基本的に
構成されている。
【0009】送風部2は、外気吸入口5と内気吸入口6
とを有し、インテーク切替ドア7で選択導入された吸入
口からの空気をモータ8で駆動されるファン9で下流側
に送風するようになっている。なお、ファン9の下流側
には、下流に送られる空気の中に混入する荒いゴミを除
去するためにプレフィルタ10が設けられている。
【0010】冷却部3は、冷房サイクルを構成するエバ
ポレータ(熱交換器)11を配して基本的に構成され、
送風部2からの送風空気を冷却する。
【0011】温調部4は、ヒータコア12とエアミック
スドア13とを有して基本的に構成され、エアミックス
ドア13の開度を適宜に調節することで、冷却部3から
の冷却空気をヒータコア12を通過させて加熱するもの
と、ヒータコア12を単にバイパスさせるものとに分流
し、この分流した空気を下流側のエアミックス室14で
混合し、温調空気を所望される温度に調節する。そして
この温調された空気は、各モードドア15,16,17
を介して選択開放された各吹出口18,19,20から
図示されない車室内に吹き出されるようになっている。
【0012】また、プレフィルタ10より下流側で、且
つエバポレータ11よりも上流側には、下記する集塵装
置31が配されている。
【0013】この集塵装置31は、荷電部32と、その
後方に配される集塵部33とを具備して基本的に構成さ
れている。
【0014】荷電部32は、直流高電圧電源30例えば
6KVの正極側に接続された放電電極34と、それと対
峙して成る接地側の放電対極35とを、交互に複数配置
して構成されている。
【0015】集塵部33は、接地側電極36と、それと
対峙して成る反接地側電極37とを、交互に複数配置し
て構成されている。そして、この反接地側電極37は、
電源にも大地にも接続されないように配されている。
【0016】また、荷電部32と集塵部33との間に
は、フロート電極38が設けられており、このフロート
電極38は、前記反接地側電極37に電気的に接続され
ると共に、反接地側電極37と同様に電源及び大地から
も浮遊した状態になっているものである。
【0017】更に、集塵部33より下流側には、第1及
び第2の導電体40,44が設けられている。
【0018】第1の導電体40は、エバポレータ11と
ヒータコア12との間に配置されている。この第1の導
電体40は、図2において具体的に示されているよう
に、幹電極41に、上流側へ突設する枝電極42を所定
の間隔を開けて水平方向に所定数具備して一つのエレメ
ントを構成し、このエレンメントが所定の間隔を開けて
鉛直方向に複数段並設され、これらエレメントが接続線
43によって電気的に接続されて構成されているもので
ある。
【0019】また、第2の導電体44は、ヒータコア1
2よりも下流側、つまり、エアミックス室14の吹出口
近傍に配置され、所定の面積を有した板状電極を空調ダ
クト内の内壁に付設して構成されている。
【0020】そしてこれらの第1及び第2の導電体4
0,44は制御部46を介し、またエバポレータ11及
びヒータコア12は直接に、それぞれ直流低電圧電源4
5と接続されている。この実施例では、直流低電圧電源
45のプラス側電極にエバポレータ11とヒータコア1
2が接続されて、マイナス側電極に制御部46が接続さ
れており、更にこの制御部46に第1及び第2の導電体
40,44が接続されている。
【0021】制御部46は、例えばスイッチング等によ
り直流低電圧電源45と第1及び第2の導電体40,4
4との接続を所定の周期毎に遮断するものである。
【0022】このように、構成された自動車用空気調和
装置1において、荷電部32に印加される電圧によっ
て、放電電極34から放電対極35に放電される一方、
放電電極34からフロート電極38にはイオン電流が供
給され、このフロート電極38と接続されている集塵部
33の反接地側電極に自動的にバイアス電圧が発生す
る。このため、ファン9の回転によって導入された空気
中の塵埃は荷電部32を通過してプラスに帯電され、そ
の塵埃は集塵部33を通過しようとする際に捕集される
のである。ところが、空気の流れや塵埃の集塵部33を
通過する位置などにより集塵部33に捕集されないで、
エバポレータ11へ流れ出るものもある。
【0023】しかし、この捕集されなかったプラスに帯
電された残存塵埃は、プラスに帯電しているエバポレー
タ11に反発しながら通過し、その下流側のマイナスに
帯電している第1の導電体40に吸い寄せられて接触
し、ここで中和されることになる。
【0024】また、第1の導電体40で中和されなかっ
た塵埃は、プラスに帯電しているヒータコア12に反発
しながら通過し、もしくは、ヒータコア12をバイパス
し、エアミックス室14に配備されているマイナスに帯
電している第2の導電体44に吸い寄せられて接触し、
ここで中和される機会を再び得る。
【0025】そして、中和された残存塵埃は、選択開放
された各吹出口18,19,20から車室内に吹き出さ
れるのである。
【0026】また、場合によっては、例えば、第1及び
第2の導電体40,44に接触して中和して通過するは
ずの塵埃がこれら第1及び第2の導電体40,44に吸
着してしまうことがある。
【0027】しかしながら、直流低電圧電源45と第1
及び第2の導電体40,44との電気的導通は、制御部
46により定期的に遮断されるので、塵埃が中和された
状態で離脱し、浮遊通過させることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、荷電部でプラスに帯電された塵埃粒子は、該塵埃粒
子と異なる極性を有する第1及び第2導電体を熱交換器
の下流側と及びヒータコアの下流側に配したため、第1
及び第2の導電体に接触する際に電気的に中和されて車
室内に吹き出されることとなる。したがって、車室内に
吹き出されてもこれらの塵埃は、付着しにくくなるた
め、内装部品の汚れや窓ガラスのくもり現象を誘発する
ことなく、また人体にも衛生的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる自動車用空気調和装置の概略
図である
【図2】この発明に係わる第1の導電体の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 自動車用空気調和装置 11 エバポレータ 12 ヒータコア 32 荷電部 33 集塵部 40 第1の導電体 41 幹電極 42 枝電極 44 第2の導電体 46 制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調ダクト内の熱交換器よりも上流側に
    少なくとも微粒子を帯電させる荷電部と、この帯電され
    た微粒子を捕集する集塵部とを配置した集塵装置を有す
    る空気調和装置において、 前記空調ダクト内の集塵部より下流側に導電体を配置
    し、前記熱交換器と該導電体とを直流電源を介して接続
    し、前記直流電源の前記荷電部で帯電された微粒子の極
    性と同じ極性側は前記熱交換器に接続され、異なる極性
    側は前記導電体に接続されることを特徴とする空気調和
    装置。
JP6091093A 1993-02-25 1993-02-25 空気調和装置 Pending JPH06247139A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09245992A (ja) * 1996-03-12 1997-09-19 Nikon Corp X線発生装置
JP2001310141A (ja) * 2000-02-25 2001-11-06 Matsushita Seiko Co Ltd 集塵装置
JP2004000976A (ja) * 2000-02-25 2004-01-08 Matsushita Ecology Systems Co Ltd 集塵装置
JP2019147151A (ja) * 2014-02-18 2019-09-05 ブルーエアー・エービー イオン化手段を備えた空気清浄装置

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