JPH0642326U - 空気清浄装置 - Google Patents

空気清浄装置

Info

Publication number
JPH0642326U
JPH0642326U JP084274U JP8427492U JPH0642326U JP H0642326 U JPH0642326 U JP H0642326U JP 084274 U JP084274 U JP 084274U JP 8427492 U JP8427492 U JP 8427492U JP H0642326 U JPH0642326 U JP H0642326U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
electrode
dust collecting
dust
ozone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP084274U
Other languages
English (en)
Inventor
利雄 原田
慎一 原
閃一 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP084274U priority Critical patent/JPH0642326U/ja
Publication of JPH0642326U publication Critical patent/JPH0642326U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Electrostatic Separation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 悪臭ガス成分を有する空気や、有害ガス成分
を有する空気があってもこれを除去し、また、集塵部で
の火花放電及び過電流を防ぎ、火災の危険性をなくすと
共に、電極板の損焼を防ぐ。 【構成】 最上流側にオゾン発生器40を配し、その下
流側に集塵装置31を配し、その集塵装置31の荷電部
32と集塵部33との間に高電圧側電極37と接続して
電源及び大地よりフロートするフロート電極38を設
け、また最下流側には、オゾン分解触媒45を配備した
ことにより、悪臭ガス成分を有する空気や、有害ガス成
分を有する空気が分解除去され、また、集塵部33が、
水分などの付着によって電極間の抵抗が下がっても、電
極間に流れる電流を極力低く抑え、火花放電の発生を防
ぐ。また、残留オゾンを分解触媒で分解し、人体に無害
な空気として送出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車の空調装置等に用いられる空気清浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気清浄装置は、オゾン発生器(オゾナイザ)を具備しないものが多く 、直流電源により高電圧が印加された荷電部と、その後流路側に位置し、同じく 直流電源により電圧が印加された集塵部とを有し、上流側から送流された空気中 の粉塵を荷電部で帯電させ、集塵部で捕集する構成となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の空気清浄装置では、流路内に混入した悪臭ガス成分を有する空 気や、有害ガス成分を有する空気が空調ダクトに入り込んでも清浄することがで きなかった。また、これらガスや塵埃を含む空気の湿度が高い場合には、集塵部 を通過する際に、集塵部の電極間に水分が付着し、電極間の抵抗が下がって過電 流が流れ、火花放電が発生して周辺の粉塵粒子に着火して火災をおこしたり、電 極板の破損などがおこるという問題点があった。
【0004】 このために、この考案は、悪臭ガス成分を有する空気や、有害ガス成分を有す る空気があってもこれを除去し、また、もし電極間の抵抗が下がったとしても、 火花放電を防ぎ、火災の危険性をなくすことができる空気清浄装置を提供するこ とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
しかして、この考案は、空調ダクト内に組み込まれ、粉塵粒子を帯電させる放 電電極と放電対極とが対峙して成る荷電部と、前記荷電部の後方流路側に帯電し た粉塵粒子を捕集する高電圧側電極と低電圧側電極とが対峙して成る集塵部とに より構成される集塵装置を有し、前記荷電部と前記集塵部との間に浮遊するフロ ート電極を配置し、前記集塵部の低電圧側電極を接地すると共に、前記高電圧側 電極を前記フロート電極に接続し、さらに、前記荷電部の上流側にオゾン発生器 を、また、集塵部の下流側にオゾン分解触媒を配置したことにある。
【0006】
【作用】
したがって、この考案においては、最上流側にオゾナイザを配し、その下流側 に集塵装置を配し、その集塵装置の荷電部と集塵部との間に高電圧側電極と接続 して電源及び大地よりフロートするフロート電極を配置したことにより、悪臭ガ ス成分を有する空気や、有害ガス成分を有する空気が、オゾナイザによって分解 除去され、また、集塵部の水分の付着によって電極間の抵抗が下がっても、電極 間に流れる電流はフロート電極に供給されたイオン電荷分だけで済むので極力低 く抑えられ、火花放電が発生せずに上記課題が達成できるものである。また、残 留オゾンは、集塵部後方でオゾン分解触媒によって分解され、人体に無害な空気 として送出される。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の実施例について図面により説明する。
【0008】 図1に示す自動車用空気調和装置1は、送風部2と、冷却部3と、温調部4と を接合して基本的に構成されている。
【0009】 送風部2は、外気吸入口5と内気吸入口6とを有し、インテーク切替ドア7で 選択導入された吸入口からの空気をモータ8で駆動されるファン9で下流側に送 風するようになっている。なお、ファン9の下流側には、下流に送られる空気の 中に混入する荒いゴミを除去するためにプレフィルタ10を設ける。
【0010】 冷却部3は、冷房サイクルを構成するエバポレータ11を配して基本的に構成 され、送風部2からの送風空気を冷却する。
【0011】 温調部4は、ヒータコア16とエアミックスドア17とを有して基本的の構成 され、エアミックスドア17の開度を適宜に調節することで、冷却部3からの冷 却空気をヒータコア16を通過させて加熱するものと、ヒータコア16を単にバ イパスさせるものとに分流し、この分流した空気を下流側のエアミックス室18 で混合し、温調空気を所望される温度に調節する。そしてこの温調された空気は 、選択開放された各モードドア20,21,22を介して各吹出口23,24, 25から図示されない車室内に吹き出されるようになっている。
【0012】 次に、上記構成の自動車用空気調和装置1に設けられる集塵装置31の一実施 例を説明する。
【0013】 集塵装置31は、エバポレータ11の上流側に配された荷電部32と、その後 方に配される集塵部33とを具備して基本的に構成されている。
【0014】 荷電部32は、負極側接地の直流電源30の正極側に接続された放電電極34 と、それと対峙して成る接地側に接続された放電対極35とを、交互に複数配置 して構成されている。
【0015】 集塵部33は、低電圧側電極36と、それと対峙して成る高電圧側電極37と を、交互に複数配置して構成されている。そして、この高電圧側電極37は、電 源にも大地にも接続されないように配されている。
【0016】 また、荷電部32と集塵部33の間には、フロート電極38が設けられており 、このフロート電極38は、前記高電圧側電極37に電気的に接続されると共に 、高電圧側電極37と同様に電源及び大地からも浮遊した状態になっているもの である。
【0017】 このフロート電極38は、荷電部32の放電電極34よりイオン電流が供給さ れるため、自動的にいわゆるバイアス電圧が誘起されて直流電源30の電圧より も低い所定の電圧を保持するように構成されている。このため、バイアス電圧が 誘起されて所定の電圧を保持した高電圧側電極37とその対向電極である低電圧 側電極36の間には、電界が発生することとなる。
【0018】 また、プレフィルタ10の下流側で、荷電部32より上流側には、線状コロナ 放電極41と面状誘導電極42と電熱ヒータ43と板状誘電体44とにより構成 されている公知のオゾン発生器40が配されており、エバポレータ11の下流側 には、前記オゾン発生器40によって生じたオゾンを分解吸収するためのオゾン 分解触媒45が設置されている。
【0019】 また、所定の位置には、前記オゾン発生器40を駆動制御するための高周波高 圧電源46と交流電源47と電源制御部48が設置されている。
【0020】 また、オゾンの発生量を検出するオゾンガスセンサ49,50が、それぞれオ ゾン発生器40の下流側とオゾン分解触媒45の下流側にと配備されている。こ れらオゾンガスセンサ49,50の出力は前記電源制御部48に入力され、電源 制御部48は、必要量とするオゾン量以上にオゾンが発生しないように交流電流 47を制御するようになっている。
【0021】 このように構成された、自動車用空気調和装置1において、送風部2によって 送られる空気は、まず、プレフィルタ10によって荒いゴミは除去されて、次の オゾン発生器40を通過することになる。
【0022】 ここでは、空気中に含まれる悪臭ガス成分や有害ガス成分や電気的に好ましく ないガス成分などが分解、除去されるのである。そしてある程度浄化された空気 は、その下流にある荷電部32へと流れていくのである。
【0023】 そして、空気中の粉塵粒子は、直流電源30に接続された電極34,35間に 生じる高電圧によって帯電し、この帯電させられた粉塵粒子は、その下流にある 集塵部33を流れることとなる。
【0024】 集塵部33においては、フロート電極38に接続された高電圧電極37とこれ に対向する低電圧側電極36の間に高電圧が生じているために、ここを通過する 帯電させられた粉塵粒子は、静電気的に捕集されるのである。
【0025】 この時点で空気は、清浄されているが、オゾン発生器40によって作られたオ ゾンが残留している可能性があるために、車室内へ供給する前にその下流にある オゾン分解触媒45を通過させることによって残留オゾンを除去し、人体に無害 な空気として送出される。
【0026】 このため、本考案によれば、ダクト内に空気導入をする入口にオゾン発生器4 0を配備して電気的有害成分を除去できる他、集塵部33にフロート電極38を 採用することにより、集塵装置31の電源を1つで共有することが行へ、電源を 1つ削除することが可能になり、リークによる事故を防ぐことができる。
【0027】 つまり、集塵部33にフロート電極38を採用しているため、湿気や粉塵によ り何らかの不都合が生じて電極36,37間の抵抗値下がったとしても、フロー ト電極38が荷電部32側の放電電極34より誘起されて成る電極なので、電圧 はあっても電流が低く抑えられている故、過電流が流れず、電極板や集塵部33 を損焼するなどの危険を防ぐことができる。
【0028】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案においては、自動車用空気調和装置内にオゾン発 生器及び集塵装置を配備すると共に、集塵装置内をフロート電極を用いて集塵部 にバイアス電圧を形成する構成としたので、悪臭ガスや有害ガスを除去すること ができ、また、集塵部で生じ得る火花放電や過電流などによる火災を防止するこ とができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わる自動車用空気調和装置と空気
清浄装置及びオゾン発生器の概略図である。
【符号の説明】
1 自動車用空気調和装置 30 直流電源 31 集塵装置 32 荷電部 33 集塵部 34 放電電極 35 放電対極 36 低電圧側電極 37 高電圧側電極 38 フロート電極 40 オゾン発生器 45 オゾン分解触媒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 増田 閃一 東京都北区西ケ原3−2−1の415号

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調ダクト内に組み込まれ、粉塵粒子を
    帯電させる放電電極と放電対極とが対峙して成る荷電部
    と、前記荷電部の後方流路側に帯電した粉塵粒子を捕集
    する高電圧側電極と低電圧側電極とが対峙して成る集塵
    部とにより構成される集塵装置を有し、前記荷電部と前
    記集塵部との間に浮遊するフロート電極を配置し、前記
    集塵部の低電圧側電極を接地すると共に、前記高電圧側
    電極を前記フロート電極に接続し、さらに、前記荷電部
    の上流側にオゾン発生器を、また、集塵部の下流側にオ
    ゾン分解触媒を配置したことを特徴とする空気清浄装
    置。
JP084274U 1992-11-12 1992-11-12 空気清浄装置 Pending JPH0642326U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP084274U JPH0642326U (ja) 1992-11-12 1992-11-12 空気清浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP084274U JPH0642326U (ja) 1992-11-12 1992-11-12 空気清浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0642326U true JPH0642326U (ja) 1994-06-03

Family

ID=13825881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP084274U Pending JPH0642326U (ja) 1992-11-12 1992-11-12 空気清浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0642326U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008100169A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Takasago Thermal Eng Co Ltd 脱臭方法
JP2013120670A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Yasuhiro Takigawa 電極材の製造方法およびオゾン・イオン発生装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03114512A (ja) * 1989-09-29 1991-05-15 Senichi Masuda 空気清浄器
JPH03270744A (ja) * 1990-03-20 1991-12-02 Senichi Masuda 空気清浄器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03114512A (ja) * 1989-09-29 1991-05-15 Senichi Masuda 空気清浄器
JPH03270744A (ja) * 1990-03-20 1991-12-02 Senichi Masuda 空気清浄器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008100169A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Takasago Thermal Eng Co Ltd 脱臭方法
JP2013120670A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Yasuhiro Takigawa 電極材の製造方法およびオゾン・イオン発生装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050058582A1 (en) Motor vehicle heating/air-conditioning installation
KR20170035481A (ko) 차량용 공기청정 시스템
KR20160084756A (ko) 차량용 공조시스템의 송풍장치
JPH0642326U (ja) 空気清浄装置
JP2009051387A (ja) イオン発生器付き車両用空調装置
JP2000334331A (ja) 空気清浄器の制御装置
JPH0223218B2 (ja)
JPH06315650A (ja) 空気清浄装置
KR20160099311A (ko) 차량용 전기집진 시스템 및 그 제어 방법
JPH06247139A (ja) 空気調和装置
JPH08155338A (ja) 空気清浄装置
JPH0727910U (ja) 空気清浄装置
JPH06143998A (ja) 空気清浄装置
JPH0641849U (ja) 空気清浄装置
JPH0639519U (ja) 空気清浄装置
JP2587374Y2 (ja) 自動車用空気調和装置
JPH09150077A (ja) 空気清浄装置
JP2002079829A (ja) 空気清浄装置
KR200269702Y1 (ko) 공기 청정기능을 갖는 차량용 가습기
JP2599984Y2 (ja) 空気清浄装置
JPH06335637A (ja) 空気清浄装置
JPH06315652A (ja) 空気清浄装置
JP7273657B2 (ja) 送風機
JPH08299846A (ja) 空気清浄器
JP2592297Y2 (ja) 空気清浄装置