JPH0510893Y2 - - Google Patents

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JPH0510893Y2
JPH0510893Y2 JP1987181062U JP18106287U JPH0510893Y2 JP H0510893 Y2 JPH0510893 Y2 JP H0510893Y2 JP 1987181062 U JP1987181062 U JP 1987181062U JP 18106287 U JP18106287 U JP 18106287U JP H0510893 Y2 JPH0510893 Y2 JP H0510893Y2
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air
filter
air conditioner
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は空気調和機の空気清浄装置に係り、特
に横流フアンで吸い込まれる空気の流速の小さな
部分に集塵フイルタを設けて集塵性能を一定に維
持しつつ運転時の風切音及び振動音の発生を低減
した空気調和機の空気清浄装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 一般に空気調和機の清浄装置は第3図に示すご
とく横流フアンdの吸込路bに介設した室内熱交
換器cの上流に設けられるもので、空気の吸込み
方向順に積層状態で配設したプレフイルタd,集
塵フイルタe,脱臭フイルタfから構成される。
したがつて、横流フアンdで吸込まれる空気は
清浄装置で集塵された後、脱臭され、次いで室内
熱交換器cで冷却または加熱されて吹出口gから
空気調和機外へ吹き出されることになる。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上述の清浄装置を備えた空気調和機
では、清浄装置による風切音及び振動音が高く問
題点として指摘されていた。
この原因を解析すると、横流フアンに対する空
気の吸込路の単位面積あたりの流速が速い部分
(横流フアンの軸芯から遠い部分)で風切音が発
生し、さらに流速大なる部分と小さな部分との流
速差に起因して振動騒音が発生することがわかつ
た。(第4図参照)。
また、集塵フアルタiと脱臭フイルタjとが別
個に形成されているため、組立てが面倒であり、
集塵フアルタが単独部品であるため腰が弱く強度
上での取り扱いが不便であつた。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決することを目的と
し、プレフイルタと横流フアン間の吸込路に介設
されて空気を浄化する空気調和機の空気清浄装置
において、上記吸込路の単位面積当りの流速が小
さく且つ上記横流フアンの軸芯から遠い部分に集
塵フイルタを、流速の大きな部分に上記集塵フイ
ルタより空気の通過抵抗の少ない脱臭フイルタを
配設して成る空気調和機の空気清浄装置を構成し
たものである。
(作用) 横流フアンは吸入路の流速の小さな部分に配設
されるものであるから、集塵フイルタの集塵機能
は一定に保持されると共に集塵フイルタに対する
流速の減少に応じて風切音が低減される。一方、
脱臭フイルタは空気の通過抵抗が上記集塵フイル
タより少ないから、実質的に風切音が抑えられる
ことになり、結果として流速差に起因する振動騒
音が減少する。
(実施例) 次に本考案の好適一実施例を添付図面に従つて
詳述する。
第1図に示すごとく、空気調和機の室内ユニツ
ト1には、その室内に臨む前面の上部に空気取入
口2が、下部に空気吹出口3が形成されており、
室内ユニツト1内には上記空気取入口2から空気
吹出口3に至る一連の吸込路4が区画形成されて
いる。吸込路4の途中には室内熱交換器7が設け
られており、室内熱交換器7の下流には上記空気
取入口2から空気を吸込んで空気吹出口3から熱
交換後の空気を吹き出させる横流フアン8が配設
される。
さて、この実施例にあつての空気調和機の空気
清浄装置は、第2図にも示してあるように上記空
気取入口2近傍に配設されて比較的大きな空気浮
遊物を除くプレフイルタ9と、塵等の小さな空気
浮遊物を除く集塵フイルタ10と、脱臭フイルタ
12とから主に構成されている。実施例にあつて
集塵フイルタ10は吸込まれる空気の流速の遅い
部分、即ち、吸込路4の略上半分を覆う面積を有
して形成されて上記室内熱交換器7の上流の吸込
路4に配設される補強ネツト11に一体的に取り
付けられる。
一方、脱臭フイルタ12は上記集塵フイルタ1
0の下端縁部に上端縁部が接合された状態で熱溶
着等によつて上記補強ネツト11に一体的に取り
付けられている。即ち、脱臭フイタル10は上記
吸込路4の残された下半分を覆うように設けられ
る。
ここで、補強ネツト11に集塵フイルタ10と
脱臭フイルタ12とを一体化するためにこの実施
例にあつては集塵フイルタ10及び脱臭フイルタ
12と、室内熱交換器7側の上下に配設したフイ
ルタ押え13とで上記補強ネツト11を挾み込み
ネジ14等でプレフイルタ9に接続するようにし
てある。
次に本実施例の作用を述べる。
空気調和機を運転すると吸込路4の流速分布は
第4図に示す如く吸込路4の上方が遅く下方にし
がつて大きくなる。
集塵フイルタ10は流速の遅い部分に設けられ
るから、塵等を確実に除去しつつ風切音を実質的
に減少させる。一方、吸込路4の下部の脱臭フイ
ルタ12は脱臭部分が活性炭または天然抽出物の
脱臭材のいずれか一方または両方で形成されるか
ら、集塵フイルタ10に対して目が粗く、流速が
大であつても風切音を減少させることになる。
この結果、吸込路4の上下方向の流速差が減少
し、振動騒音が抑止されるようになり、空気調和
機の運転騒音が大幅に減少されるようになる。
また、集塵フイルタ10、脱臭フイルタ12、
補強ネツト11は一体化されて構成してあるた
め、取外しなどが容易でしかも強度が大幅に向上
する他、安価に形成できるようになる。
[考案の効果] 本考案は以上の様に構成されているため、次の
ような優れた効果を発揮する。
プレフイルタと横流フアン間の吸込路に介設さ
れて空気を浄化する空気調和機の空気清浄装置に
おいて、上記吸込路の単位面積当りの流速が小さ
く且つ上記横流フアンの軸芯から遠い部分に集塵
フイルタを配設したので空気調和機運転時の風切
音及び振動音を可及的に減少させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部詳細断面
図、第2図は本考案の要部を示す斜視図、第3図
は従来例を示す要部詳細断面図、第4図は吸込路
の流速分布を示す概略図である。 図中、1は空気調和機の室内ユニツト、2は空
気取入口、3は空気吹出口、7は室内熱交換器、
8は横流フアン、9はプレフイルタ、10は集塵
フイルタ、11は補強ネツト、12は脱臭フイル
タ、13はフイルタ押えである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) プレフイルタと横流フアン間の吸込路に介設
    されて空気を浄化する空気調和機の空気清浄装
    置において、上記吸込路の単位面積当りの流速
    が小さく且つ上記横流フアンの軸芯から遠い部
    分のプレフイルタに集塵フイルタを、流速の大
    きな部分に上記集塵フイルタより空気の通過抵
    抗の少ない脱臭フイルタを配設して成る空気調
    和機の空気清浄装置。 (2) 上記集塵フイルタが上記横流フアンの上流に
    配設された補強ネツトの上流に位置するように
    一体的に取り付けられて構成された上記実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の空気調和機の空
    気清浄装置。 (3) 上記補強ネツトが下端縁部に脱臭フイルタの
    上端縁部を接合された状態で上記補強ネツトに
    一体的に取り付けられて構成された上記実用新
    案登録請求の範囲第2項記載の空気調和機の空
    気清浄装置。 (4) 上記脱臭フイルタが活性炭または天然抽出物
    の脱臭材のいずれか一方または両方で構成され
    た脱臭部分を有する上記実用新案登録請求の範
    囲第3項記載の空気調和機の空気清浄装置。
JP1987181062U 1987-11-30 1987-11-30 Expired - Lifetime JPH0510893Y2 (ja)

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JP2865326B2 (ja) * 1989-09-29 1999-03-08 三洋電機株式会社 空気調和機
JP6559929B2 (ja) * 2014-04-15 2019-08-14 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 空調機用フィルタの清掃方法

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