JPWO2019239649A1 - 空気調和機の室内機 - Google Patents
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Abstract
空気調和機の室内機(1)は、室内機本体部(2)の下面に、第1フィルタ(16)を備えた第1吸込み口(12)を有し、第1吸込み口(12)および第1フィルタ(16)における、それぞれの室内機本体部(2)の前面側の端部(12a、16a)は、それぞれの室内機本体部(2)の後面側の端部(12b、16b)よりも上方に位置するように傾斜している。
Description
本発明は、空気清浄機能を備えた空気調和機に関する。
従来、空気清浄機能を得るため、空気の吸込み口に、HEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)等の空気清浄フィルタを備えた空気調和機が知られている。空気清浄機能を有さない一般的な空気調和機の室内機は、上面のみに空気の吸込み口を有している。このため、空気清浄フィルタを備えた空気調和機の室内機も、一般的に、上面のみに空気の吸込み口を有している。
図7の(a)・(b)は、上面に、空気清浄フィルタを備えた空気の吸込み口を有する空気調和機の室内機100による、空調空間内での空気の流れを示す説明図である。このような室内機100では、図7の(a)に矢印で示すように、空気の吹出口から空気(風)を床に向かって下向きに吹き付け、舞い上がってきた塵埃を空気とともに上記吸込み口から吸込むことにより空気清浄を行うことが有効である。
図7の(b)に矢印で示すように、空気(風)を、天井に向かって上向きに吹き付ける場合、室内機100から天井に向かって吹き付けられた空気は、天井、壁、床を、この順に伝って流れ、最後はまた天井まで上がり、上記吸込み口から吸い込まれる。この場合、室内機100近傍の天井付近では、室内機100から吐出される空気と吸込まれる空気とが交わることで、塵埃が、室内機100から吐出された空気に流される等して、効率的に空気清浄を行うことができない場合がある。
これに対し、近年、特許文献1のように、空気清浄機能を有する、下面に空気の吸込み口を備えた下吸込み型の空気調和機の室内機が提案されている。なお、特許文献1に記載の室内機は、吸込み口の内側に設けられたフィルタと熱交換器との間に、空気清浄機が設けられた構成を有している。
空気調和機の室内機は、例えば天井近く等、空調空間における相対的に高い位置に設けられる。このため、空気調和機の室内機の下面側に、空気清浄フィルタを備えた空気の吸込み口を設ければ、空気清浄効果の向上、並びに、空気の吸込み風量の増加が期待できる。そこで、空気調和機の室内機の上面および下面に、それぞれ空気清浄フィルタを備えた空気の吸込み口を形成することが考えられる。
図8の(a)・(b)は、空気調和機の室内機200の上面および下面にそれぞれ空気清浄フィルタを備えた空気の吸込み口を設けた場合における、該空気調和機の室内機200による、空調空間内での空気の流れを示す説明図である。
図8の(a)に矢印で示すように、このような室内機200から空気を天井に向かって上向きに吐出した場合、天井および壁を伝って床まで流れた空気は、室内機200の下面に設けられた空気の吸込み口から吸い込まれる。したがって、このように下面に空気清浄フィルタを備えた空気の吸込み口を設けた室内機200を用いることで、図7の(b)で示したような、吐出される空気と吸込まれる空気との接触が少なく、効率良く空気清浄を行うことができる。
また、図8の(b)に矢印で示すように、室内機200から空気を床に向かって下向きに吹き付けた場合、室内機200から見て、床に吹き付けた空気よりも奥側に舞い上がってきた塵埃を、室内機200の上面に設けられた吸込み口から吸込む。一方、室内機200から見て、床に吹き付けた空気よりも手前側に舞い上がってきた塵埃を、室内機200の下面に設けられた吸込み口から吸込む。これにより、室内機200の上面にのみ吸込み口が設けられている場合よりも、より効率的に空気清浄を行うことができる。
なお、室内機200から見て、床に吹き付けた空気よりも手前側とは、室内機200から吐出された空気が床と接触する位置よりも室内機200に近い側を示す。また、室内機200から見て、床に吹き付けた空気よりも奥側とは、室内機200の前方側、言い換えれば、上記手前側とは反対方向を示す。
しかしながら、上述したように室内機200の下面に、空気清浄フィルタを備えた空気の吸込み口を設けた場合、以下に示す課題が生じる。
図9は、空気調和機の室内機200の下面に、空気清浄フィルタを備えた空気の吸込み口を設けた場合の課題を示す図である。
前述したように、空気清浄機能を有さない、通常の空気調和機の室内機は、一般的には、上面に空気の吸込み口を有している。このような空気調和機の室内機には、集塵フィルタとして、粗塵埃を捕集して除去するプレフィルタが使用されている。空気調和機の前面には化粧パネルが設けられているが、このようにプレフィルタを用いた通常の空気調和機の室内機であれば、該室内機の前面から上面の広範囲にかけて空気の吸込み口を設けることが可能である。この場合、吸込みの速度ベクトルは、垂直方向のみならず、一部、水平方向にも構成される。
しかしながら、プレフィルタでは除去できない微塵埃を捕集して除去する、HEPAフィルタ等の空気清浄フィルタは、プレフィルタと比較して厚みがかなり厚い。一例として、HEPAフィルタは、例えば30mmもの厚みを有している。このため、このような空気清浄フィルタは、直線状に配置される。したがって、空気の吸込み口が水平に形成されており、空気清浄フィルタを水平に配置した場合、吸込みの速度ベクトルは、ほぼ垂直方向で構成される。
このため、室内機200の下面に、空気清浄フィルタを備えた空気の吸込み口が水平に設けられている場合、図9に示すように、室内機200の真下、言い換えれば、空気の吸込み口の吸込み面と平行に、家具あるいはカーテンレール等の障害物があると、室内機200と障害物との間の隙間の大きさによっては、空気の吸込み口からの空気の吸込み(下吸込み)が正常に機能しない可能性がある。
また、室内機200と障害物との間の隙間(通風空間)が狭いと、風が通る面積が狭くなり、風速が速くなる。送風抵抗は風速の二乗に比例する。送風抵抗の増加は、風量の低下(言い換えれば、空気の吸込み口から吸込まれる空気の量の低下)に繋がる。空気の吸込み口から吸込まれた空気は、送風ファンおよび熱交換器を経て吹出し口から吹き出される。したがって、空気の吸込み口から吸込まれる空気の量が低下すると、吹出し口から吹出される空気の速度が低下し、吹出し口から吹出される空気が遠くまで届かなくなる。
したがって、室内機200の下面に空気の吸込み口が水平に設けられている場合、室内機200の真下に障害物が配置されると、空気の循環が悪くなり、空気清浄効果が低下することが懸念される。
なお、上記問題は、室内機200のように、空気調和機の室内機の上面および下面に、それぞれ空気清浄フィルタを備えた空気の吸込み口が形成されている場合のみならず、空気調和機の室内機の下面のみに空気清浄フィルタを備えた空気の吸込み口が設けられている場合にも同様に生じる。
そこで、本発明の一態様は、空気調和機の室内機の真下に障害物がある場合でも空気の循環性能を維持することができるとともに、従来よりも空気清浄効果が高い空気調和機の室内機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様にかかる空気調和機の室内機は、空気を吹出す吹出し口を有する本体部を備え、上記本体部が、下面に、空気を吸込む第1吸込み口を有するとともに、上記第1吸込み口の内側に、第1空気清浄フィルタを有し、上記第1吸込み口の空気の吸込み面が、該吸込み面における上記本体部の前面側の端部が該吸込み面における上記本体部の後面側の端部よりも上方に位置するように傾斜しているとともに、上記第1空気清浄フィルタが、該第1空気清浄フィルタの上記第1吸込み口との対向面における上記本体部の前面側の端部が上記対向面における上記本体部の後面側の端部よりも上方に位置するように傾斜している。
本発明の一態様によれば、空気調和機の室内機の真下に障害物がある場合でも空気の循環性能を維持することができるとともに、従来よりも空気清浄効果が高い空気調和機の室内機を提供することができる。
以下に、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の各実施形態では先に説明した部材と同じ機能を有する部材については同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
〔実施形態1〕
図1は、本実施形態の空気調和機の室内機1の外観を示す斜視図である。図2は、図1に示す空気調和機の室内機1の縦断面図である。
図1は、本実施形態の空気調和機の室内機1の外観を示す斜視図である。図2は、図1に示す空気調和機の室内機1の縦断面図である。
(室内機1の概要)
図1に示すように、空気調和機の室内機1は、室内機本体部2(本体部)の前面に導風板3を備えている。室内機本体部2は、図2に示すように、下面に、空気を吸込む第1吸込み口12(下吸込み口)を有し、上面に、空気を吸込む第2吸込み口11(上吸込み口)を有し、内部に送風ファン13および熱交換器14を有し、前部に吹出し口17を有している。
図1に示すように、空気調和機の室内機1は、室内機本体部2(本体部)の前面に導風板3を備えている。室内機本体部2は、図2に示すように、下面に、空気を吸込む第1吸込み口12(下吸込み口)を有し、上面に、空気を吸込む第2吸込み口11(上吸込み口)を有し、内部に送風ファン13および熱交換器14を有し、前部に吹出し口17を有している。
また、室内機1は、第1吸込み口12の内側(上側)に、通過する空気を清浄化する第1フィルタ16(第1空気清浄フィルタ)を有し、第2吸込み口11の内側(下側)に、通過する空気を清浄化する第2フィルタ15(第2空気清浄フィルタ)を有している。第1フィルタ16は、第1フィルタ保持部材22で、室内機本体部2の内部に固定されている。第2フィルタ15は、第2フィルタ保持部材21で、室内機本体部2の内部に固定されている。
第1フィルタ16および第2フィルタ15は、これらフィルタを通過する空気中に含まれる微塵埃を捕集して除去する空気清浄フィルタであり、粗塵埃を捕集して除去する、いわゆるプレフィルタと称される集塵フィルタよりも高性能で厚みが厚く、通風抵抗が大きいフィルタである。第1フィルタ16および第2フィルタ15としては、例えばHEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)が用いられる。
室内機1では、送風ファン13を回転させることにより、第1吸込み口12から吸い込まれた空気は、第1フィルタ16、送風ファン13および熱交換器14を経て吹出し口17から吹き出される。また、第2吸込み口11から吸い込まれた空気は、第2フィルタ15、送風ファン13および熱交換器14を経て吹出し口17から吹き出される。第2吸込み口11には、第2吸込み口12を開閉する開閉蓋18が設けられている。
送風ファン13は、例えばシロッコファンあるいはターボファンからなる。熱交換器14は、送風ファン13の前方位置(送風ファン13よりも室内機1の前面側位置)に配置されている。
室内機1は、第1吸込み口12から空気を吸込む下吸込み、または、第1吸込み口12および第2吸込み口11からそれぞれ空気を吸込む上下吸込みによる空気清浄が可能である。室内機1は、冷房もしくは暖房と併せて空気清浄動作を行うことができる。また、空気清浄動作のみを行うこともできる。室内機1では、空調時に、吹出し口17から吐出される空気の吐出方向に応じて下吸込みまたは上下吸込みが行われる。
図3の(a)は、本実施形態にかかる室内機1が停止状態である場合の開閉蓋18および導風板3の状態を示す室内機1の概略の側面図である。図3の(b)は、本実施形態にかかる室内機1が冷房設定の場合の開閉蓋18および導風板3の状態を示す室内機1の概略の側面図である。図3の(c)は、本実施形態にかかる室内機1が暖房設定の場合の開閉蓋18および導風板3の状態を示す概略の側面図である。なお、図3の(a)〜(c)では、簡略化のため、図2に示した送風ファン13および熱交換器14の記載を省略している。
開閉蓋18は、図3の(a)に示すように、空気調和機の運転停止時には閉状態であり、上吸込みも下吸込みも行わない。開閉蓋18は、図3の(b)に示すように、冷房設定の場合は閉状態となる。この場合、第1吸込み口12から空気を吸込み、吹出し口17から、空気(風)を、天井に向かって上向きに吹き付ける、下吸込み上吹出しが行われる。
この場合、図8の(a)に矢印で示したように、天井に向かって上向きに吐出された空気は、天井および壁を伝って床まで流れる。床まで流れた空気は、室内機200と同様に、室内機1の下面に設けられた第1吸込み口12から吸い込まれる。
このため、室内機1によれば、図7の(b)で示したような、吐出される空気と吸込まれる空気との接触が少なく、効率良く空気清浄を行うことができる。
また、開閉蓋18は、図3の(c)に示すように、暖房設定の場合には開状態となる。この場合、第1吸込み口12および第2吸込み口11から空気を吸込み、吹出し口17から、空気(風)を、床に向かって下向きに吹き付ける、上下吸込み下吹出しが行われる。
この場合、図8の(b)に矢印で示したように、床に向かって吹き付けられた空気は、床から壁を伝って上方(天井側)に流れる。このとき、室内機200と同様に、室内機1の前方側(言い換えれば、室内機1から見て、床に吹き付けた空気よりも奥側)に舞い上がってきた塵埃は、室内機1が取り付けられた壁とは反対側の壁側を伝って天井まで上がり、第2吸込み口11から吸い込まれる。また、室内機1から見て、床に吹き付けた空気よりも手前側に舞い上がってきた塵埃は、第1吸込み口12から吸込まれる。これにより、従来のように空気調和機の室内機の上面もしくは下面にのみ空気の吸込み口が設けられている場合よりも、より効率的に空気清浄を行うことができる。
図4は、本実施形態にかかる室内機1の要部の構成を示す概念図である。図2および図4に示すように、第1吸込み口12の空気の吸込み面(言い換えれば第1吸込み口12の開口面、以下、「第1吸込み面」と称する)は、該第1吸込み面における室内機本体部2の前面側の端部12aが該第1吸込み面における室内機本体部2の後面側の端部12bよりも上方に位置するように傾斜している。また、第1フィルタ16は、該第1フィルタ16の第1吸込み口12との対向面における室内機本体部2の前面側の端部16a(言い換えれば、第1フィルタ16の前面側下端)が上記対向面における室内機本体部2の後面側の端部16b(言い換えれば、第1フィルタ16の後面側下端)よりも上方に位置するように傾斜している。
室内機1は、第1吸込み面および第1フィルタ16が上述したように傾斜していることで、室内機1の真下に、家具あるいはカーテンレール等の障害物があったとしても、第1吸込み口12と障害物との隙間を確保し、風(空気)の通り路を広げることができる。また、第1吸込み面および第1フィルタ16が上述したように傾斜していることで、第1フィルタ16が直線状に配置されているにも拘らず、室内機1の吸込みの速度ベクトルは、垂直方向のみならず、水平方向にも構成される。このため、室内機1の吸込みの速度ベクトルがほぼ垂直方向に構成されている場合と比較して、空気を吸込み易くなる。したがって、室内機1の真下に障害物があったとしても、空気の循環性能を維持することができる。
さらに、第1吸込み面および第1フィルタ16が上述したように傾斜していることで、図4に示すように、第1吸込み口12における、傾斜方向の幅L12(言い換えれば、第1吸込み口12における、室内機本体部2の前面側の端部12aと後面側の端部12bとの間の長さ)が、該第1吸込み口12における、上記傾斜方向の水平面への投影幅L12’(言い換えれば第1吸込み口12における、室内機本体部2の前面側の端部12aと後面側の端部12bとの間の水平方向の長さ)よりも大きくなる。つまり、L12>L12’となる。
このため、第1吸込み面および第1フィルタ16が上述したように傾斜していることで、第1吸込み面が水平に形成されており、第1フィルタ16を水平に配置した場合と比較して、それぞれの第1吸込み面の水平方向の幅(L12’)が同じであっても、第1吸込み面の開口幅(開口面積)を広げることができる。この結果、送風抵抗が小さくなり、風量が増加する。第1吸込み口12から吸込まれた空気は、送風ファン13および熱交換器14を経て吹出し口17から吹き出される。したがって、第1吸込み口12から吸込まれる空気の量が増加すると、吹出し口17から吹出される空気の速度(風速)が増し、吹出し口17から吹出される空気が遠くまで届く。特に、図3の(b)に示すように上吹出しの場合の風の到達距離が遠くなる。したがって、空調空間(空気清浄空間)における空気の清浄率を向上させることができる。このため、本実施形態によれば、従来よりも空気清浄効果が高い空気調和機の室内機1を提供することができる。
なお、本実施形態において、第1吸込み面の傾斜角度と第1フィルタ16の傾斜角度とは、同じであることが望ましいが、異なっていても構わない。
第1吸込み面の傾斜角度および第1フィルタ16の傾斜角度は、それぞれ大きければ大きいほど、上述した効果が大きくなることから望ましい。但し、上述したように第1吸込み面および第1フィルタ16を傾斜させるためには、例えば、第1吸込み口12および第1フィルタ保持部材22と、これら第1吸込み口12および第1フィルタ保持部材22に隣接する部材(例えば送風ファン13、熱交換器14等)との隙間を小さくしたり、これら第1吸込み口12および第1フィルタ保持部材22に隣接する部材の形状を変更したりする必要がある。あるいは、室内機本体部2の寸法を大きくする必要がある。このため、室内機1を規定寸法内に収めるためには、第1吸込み面の傾斜角度および第1フィルタ16の傾斜角度は、それぞれ20度以下に設定されていることが望ましい。
なお、本実施形態において、第1フィルタ16と第2フィルタ15とは同じ大きさを有している。例えば、第1フィルタ16および第2フィルタ15は、第1フィルタ16における傾斜方向の幅(言い換えれば第1フィルタ16における端部16aと端部16bとの間の長さ)をL16とし、上記傾斜方向における第2フィルタ15の幅をL15とすると、L15=L16となるように設計されている。また、第2吸込み口11の空気の吸込み面(言い換えれば第2吸込み口11の開口面、以下、「第2吸込み面」と称する)は水平に形成されており、第2フィルタ15は水平に配置されている。但し、室内機1の構成は、後述する実施形態および下記変形例に示すように、上記構成に限定されるものではない。
<変形例1>
前述したように、本実施形態では、室内機本体部2が第1吸込み口12および第2吸込み口11を有している場合を例に挙げて説明した。しかしながら、図9で説明した問題点は、空気調和機の室内機の下面のみに空気清浄フィルタを備えた空気の吸込み口が設けられている場合にも同様に生じる。
前述したように、本実施形態では、室内機本体部2が第1吸込み口12および第2吸込み口11を有している場合を例に挙げて説明した。しかしながら、図9で説明した問題点は、空気調和機の室内機の下面のみに空気清浄フィルタを備えた空気の吸込み口が設けられている場合にも同様に生じる。
また、室内機1は、例えば天井近く等、空調空間における相対的に高い位置に設けられる。このため、室内機1の下面に第1フィルタ16を備えた第1吸込み口12を設けることで、室内機の上面のみに空気清浄フィルタが設けられた従来の空気調和機の室内機よりも空気清浄効果を向上させることができるとともに、空気の吸込み風量を増加させることができる。
したがって、本実施形態は、空気の吸込み口として室内機1の下面に第1フィルタ16を備えた第1吸込み口12のみが設けられている場合にも好適に適用できる。
<変形例2>
また、本実施形態では、第1フィルタ16および第2フィルタ15が例えばHEPAフィルタである場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本実施形態は、これに限定されるものではなく、第1フィルタ16および第2フィルタ15は、ULPA(Ultra Low Penetration Air Filter)であってもよく、第1フィルタ16および第2フィルタ15のうち一方がHEPAフィルタで他方がULPAフィルタであってもよい。また、第1フィルタ16および第2フィルタ15のうち少なくとも一方に、高性能フィルタと称される、HEPAフィルタ以外の空気清浄フィルタを使用してもよい。
また、本実施形態では、第1フィルタ16および第2フィルタ15が例えばHEPAフィルタである場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本実施形態は、これに限定されるものではなく、第1フィルタ16および第2フィルタ15は、ULPA(Ultra Low Penetration Air Filter)であってもよく、第1フィルタ16および第2フィルタ15のうち一方がHEPAフィルタで他方がULPAフィルタであってもよい。また、第1フィルタ16および第2フィルタ15のうち少なくとも一方に、高性能フィルタと称される、HEPAフィルタ以外の空気清浄フィルタを使用してもよい。
例えば、ULPAフィルタは、HEPAフィルタよりも捕集できる塵埃のサイズ(粒子のサイズ)が小さく、微塵埃の捕集率(空気清浄率)が高い。その一方で、ULPAフィルタは、HEPAフィルタよりも空気を通し難く、風量が小さくなる。塵埃(微塵埃)の除去効率(空気清浄効率)は、吸込む空気の量が大きいほど大きくなる。このため、空気清浄効率は、ULPAフィルタよりもHEPAフィルタの方が高い。第1フィルタ16および第2フィルタ15に使用される空気清浄フィルタは、目的および必要とする性能に応じて、任意に選択すればよく、HEPAフィルタに限定されない。
〔実施形態2〕
図5は、本実施形態にかかる室内機1の要部の構成を示す概念図である。本実施形態にかかる室内機1は、図5に示すように、第1吸込み口12における第1吸込み面の面積および第1フィルタ16の面積が、第2吸込み口11における第2吸込み面の面積および第2フィルタ15の面積よりも大きい。このため、本実施形態にかかる室内機1は、第1吸込み口12における第1吸込み面の面積が第2吸込み口11における第2吸込み面の面積よりも大きく、第1フィルタ16の面積が第2フィルタ15の面積よりも大きい。本実施形態にかかる室内機1は、この点で、実施形態1にかかる室内機1と異なっている。例えば、第1フィルタ16および第2フィルタ15は、前述したように、第1フィルタ16における傾斜方向の幅(言い換えれば第1フィルタ16における端部16aと端部16bとの間の長さ)をL16とし、上記傾斜方向における第2フィルタ15の幅をL15とすると、L15<L16となるように設計されている。
図5は、本実施形態にかかる室内機1の要部の構成を示す概念図である。本実施形態にかかる室内機1は、図5に示すように、第1吸込み口12における第1吸込み面の面積および第1フィルタ16の面積が、第2吸込み口11における第2吸込み面の面積および第2フィルタ15の面積よりも大きい。このため、本実施形態にかかる室内機1は、第1吸込み口12における第1吸込み面の面積が第2吸込み口11における第2吸込み面の面積よりも大きく、第1フィルタ16の面積が第2フィルタ15の面積よりも大きい。本実施形態にかかる室内機1は、この点で、実施形態1にかかる室内機1と異なっている。例えば、第1フィルタ16および第2フィルタ15は、前述したように、第1フィルタ16における傾斜方向の幅(言い換えれば第1フィルタ16における端部16aと端部16bとの間の長さ)をL16とし、上記傾斜方向における第2フィルタ15の幅をL15とすると、L15<L16となるように設計されている。
なお、本実施形態にかかる室内機1における第2フィルタ15の幅L15は実施形態1にかかる室内機1における第2フィルタ15の幅L15と同じであり、本実施形態にかかる室内機1における第2フィルタ15の面積は、実施形態1にかかる室内機1における第2フィルタ15の面積と同じである。
第1吸込み面の面積を大きくすると、それに合わせて第1フィルタ16の面積を大きくする必要がある。第1フィルタ16は、第1吸込み面の面積に合わせて形成される。また、第2フィルタ15は、第2吸込み面の面積に合わせて形成される。本実施形態では、第1吸込み面の面積が第2吸込み面の面積の1.5倍となるように設計し、それに合わせて、第1フィルタ16の面積が例えば第2フィルタ15の面積の1.5倍となるように、第1フィルタ16の幅L16を第2フィルタ15の幅L15の1.5倍に設定した。
本実施形態によれば、第1吸込み面の開口幅(開口面積)を第2吸込み面の開口幅(開口面積)よりも広げるとともに、それに合わせて第1フィルタ16の面積を第2フィルタ15の面積よりも広げることで、床面付近の空気の清浄率をより向上させることができる。このため、ユーザが空気の清浄効果をより実感できるようになる。
なお、本実施形態では、第1吸込み面の面積を第2吸込み面の面積の1.5倍とし、第1フィルタ16の面積を第2フィルタ15の面積の1.5倍としたが、本実施形態は、これに限定されるものではない。第1吸込み面の面積および第1フィルタ16の面積は、例えば、室内機本体部2の上面および下面の大きさ、第1フィルタ16を保持する第1フィルタ保持部材22に隣接する部材の形状、該部材との間の隙間の大きさ、等を含むデザイン、室内機本体部2の寸法等を考慮して設定すればよく、特に限定されない。
〔実施形態3〕
図6は、本実施形態にかかる室内機1の要部の構成を示す概念図である。また、図10は、図8の(a)・(b)に示したように空気調和機の室内機200の上面および下面に、それぞれ空気清浄フィルタを備えた空気の吸込み口を設けた場合の他の課題を示す図である。
図6は、本実施形態にかかる室内機1の要部の構成を示す概念図である。また、図10は、図8の(a)・(b)に示したように空気調和機の室内機200の上面および下面に、それぞれ空気清浄フィルタを備えた空気の吸込み口を設けた場合の他の課題を示す図である。
前述したように、空気調和機の室内機は、例えば天井近く等、空調空間における相対的に高い位置に設けられる。このため、空気清浄効果の向上、並びに、空気の吸込み風量の増加の観点からは、空気調和機の室内機の下面側の空気の循環性能を維持することが望ましい。特に、賃貸住宅等、予め空気調和機の室内機が取り付けられた空調空間内に、後から家具を配置する場合、配置する家具の高さによって、該家具が前述した障害物となり得る。
一方、空気調和機の室内機は、業者によって取付け工事が行われることが一般的であり、市販の空気調和機の室内機の取扱説明書には、天井から、一定の距離以上、離間して取り付けられるように注意書きが記載されている。このため、空気調和機の室内機の上面側には一定の空間が確保されている場合が多い。しかしながら、様々な事情から、室内機を天井ぎりぎりに取り付けざるを得ない等、上記距離が十分に確保できない場合がある。前述したように、空気の吸込み口が水平に形成されており、空気清浄フィルタを水平に配置した場合、吸込みの速度ベクトルは、ほぼ垂直方向で構成される。
このため、図10に示すように空気調和機の室内機200と天井との隙間が狭いと、室内機200のように、その上面に空気の吸込み口が水平に設けられている場合、天井が障害物となり、吸込み効率が低下する。したがって、空気調和機の室内機200の上下に障害物がある場合、上吸込み、下吸込みともに正常に機能しない可能性もある。
実施形態1、2にかかる室内機1は、少なくとも室内機1の下面側の空気の循環性能が維持されており、たとえ室内機1の真下に障害物があったとしても、空気清浄効果を得ることができる。しかしながら、室内機1を天井ぎりぎりに取り付けざるを得ない等、室内機1の真上に障害物がある場合を想定した場合、上吸込みでの吸込み効率の低下を抑制するためには、室内機1の上面側の空気の循環性能を維持することが望ましい。
そこで、本実施形態にかかる室内機1は、図6に示すように、例えば実施形態1にかかる室内機1において、第2吸込み口11の第2吸込み面が、該第2吸込み面における室内機本体部2の後面側の端部11bが該第2吸込み面における室内機本体部2の前面側の端部11bよりも上方に位置するように傾斜している。また、第2フィルタ15が、該第2フィルタ15の第2吸込み口11との対向面における室内機本体部2の後面側の端部15b(言い換えれば、第2フィルタ15の後面側上端)が上記対向面における室内機本体部2の前面側の端部15a(言い換えれば、第2フィルタ15の前面側上端)よりも上方に位置するように傾斜している。
このため、本実施形態にかかる室内機1によれば、室内機1を天井ぎりぎりに取り付けざるを得ない場合であったとしても、第2吸込み口11と天井(障害物)との隙間を確保し、風(空気)の通り路を広げることができる。また、第2吸込み面および第2フィルタ15が上述したように傾斜していることで、第2フィルタ15が直線状に配置されているにも拘らず、室内機1の吸込みの速度ベクトルは、垂直方向のみならず、水平方向にも構成される。このため、室内機1の吸込みの速度ベクトルがほぼ垂直方向に構成されている場合と比較して、空気を吸込み易くなる。したがって、室内機1の真上に障害物があったとしても、空気の循環性能を維持することができる。
さらに、第2吸込み面および第2フィルタ15が上述したように傾斜していることで、図6に示すように、第2吸込み口11における、傾斜方向の幅L11(言い換えれば、第2吸込み口11における、室内機本体部2の前面側の端部11aと後面側の端部11bとの間の長さ)が、該第2吸込み口11における、上記傾斜方向の水平面への投影幅L11’(言い換えれば第2吸込み口11における、室内機本体部2の前面側の端部11aと後面側の端部11bとの間の水平方向の長さ)よりも大きくなる。つまり、L11>L11’となる。
このため、第2吸込み面および第2フィルタ15が上述したように傾斜していることで、第2吸込み面が水平に形成されており、第2フィルタ15を水平に配置した場合と比較して、それぞれの第2吸込み面の水平方向の幅(L11’)が同じであっても、第2吸込み面の開口幅(開口面積)を広げることができる。この結果、送風抵抗が小さくなり、風量が増加する。第2吸込み口11から吸込まれた空気は、送風ファン13および熱交換器14を経て吹出し口17から吹き出される。したがって、第2吸込み口11から吸込まれる空気の量が増加すると、吹出し口17から吹出される空気の速度(風速)が増し、吹出し口17から吹出される空気が遠くまで届く。したがって、空調空間(空気清浄空間)における空気の清浄率を向上させることができる。
なお、第2吸込み面の傾斜角度と第2フィルタ15の傾斜角度とは、同じであることが望ましいが、異なっていても構わない。
第2吸込み面の傾斜角度および第2フィルタ15の傾斜角度は、第1吸込み面の傾斜角度および第1フィルタ16の傾斜角度と同様に、それぞれ大きければ大きいほど、上述した効果が大きくなることから望ましい。但し、第1吸込み面および第1フィルタ16と同様に、第2吸込み面および第2フィルタ15を傾斜させるためには、例えば、第2吸込み口11および第2フィルタ保持部材21と、これら第2吸込み口11および第2フィルタ保持部材21に隣接する部材(例えば送風ファン13、熱交換器14等)との隙間を小さくしたり、これら第1吸込み口12および第1フィルタ保持部材22に隣接する部材の形状を変更したりする必要がある。あるいは、室内機本体部2の寸法を大きくする必要がある。このため、室内機1を規定寸法内に収めるためには、第2吸込み面の傾斜角度および第2フィルタ15の傾斜角度は、それぞれ20度以下に設定されていることが望ましい。
以上のように、本実施形態によれば、室内機1の上下に障害物がある場合でも空気の循環性能を維持することができるとともに、従来よりも空気清浄効果が高い室内機1を提供することができる。
なお、図6では、実施形態1にかかる室内機1における第2吸込み口11の第2吸込み面および第2フィルタ15を傾斜させた場合を例に挙げて図示したが、実施形態2にかかる室内機1における第2吸込み口11の第2吸込み面および第2フィルタ15を上述したように傾斜させてもよいことは、言うまでもない。これにより、実施形態2による効果を併せて得ることができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1にかかる空気調和機の室内機1は、空気を吹出す吹出し口17を有する本体部(室内機本体部2)を備え、上記本体部が、下面に、空気を吸込む第1吸込み口12を有するとともに、上記第1吸込み口12の内側に、第1空気清浄フィルタ(第1フィルタ16)を有し、上記第1吸込み口12の空気の吸込み面が、該吸込み面における上記本体部の前面側の端部12aが該吸込み面における上記本体部の後面側の端部12bよりも上方に位置するように傾斜しているとともに、上記第1空気清浄フィルタが、該第1空気清浄フィルタの上記第1吸込み口12との対向面における上記本体部の前面側の端部16aが上記対向面における上記本体部の後面側の端部16bよりも上方に位置するように傾斜している。
本発明の態様1にかかる空気調和機の室内機1は、空気を吹出す吹出し口17を有する本体部(室内機本体部2)を備え、上記本体部が、下面に、空気を吸込む第1吸込み口12を有するとともに、上記第1吸込み口12の内側に、第1空気清浄フィルタ(第1フィルタ16)を有し、上記第1吸込み口12の空気の吸込み面が、該吸込み面における上記本体部の前面側の端部12aが該吸込み面における上記本体部の後面側の端部12bよりも上方に位置するように傾斜しているとともに、上記第1空気清浄フィルタが、該第1空気清浄フィルタの上記第1吸込み口12との対向面における上記本体部の前面側の端部16aが上記対向面における上記本体部の後面側の端部16bよりも上方に位置するように傾斜している。
上記の構成によれば、空気調和機の室内機1の真下に障害物がある場合でも空気の循環性能を維持することができるとともに、従来よりも空気清浄効果が高い空気調和機の室内機を提供することができる。
本発明の態様2にかかる空気調和機の室内機1は、上記態様1において、上記本体部が、上面に、空気を吸込む第2吸込み口11を有するとともに、上記第2吸込み口11の内側に、第2空気清浄フィルタ(第2フィルタ15)を有し、上記第1吸込み口12における空気の吸込み面の面積が上記第2吸込み口11における空気の吸込み面の面積よりも大きく、上記第1空気清浄フィルタの面積が上記第2空気清浄フィルタの面積よりも大きくてもよい。
上記の構成によれば、床面付近の空気の清浄率をより向上させることができる。
本発明の態様3にかかる空気調和機の室内機1は、上記態様1において、上記本体部が、上面に、空気を吸込む第2吸込み口11を有するとともに、上記第2吸込み口11の内側に、第2空気清浄フィルタ(第2フィルタ15)を有し、上記第2吸込み口11の空気の吸込み面が、該吸込み面における上記本体部の後面側の端部11bが該吸込み面における上記本体部の前面側の端部11aよりも上方に位置するように傾斜しているとともに、上記第2空気清浄フィルタが、該第2空気清浄フィルタの上記第2吸込み口11との対向面における上記本体部の後面側の端部15bが上記対向面における上記本体部の前面側の端部11aよりも上方に位置するように傾斜していてもよい。
上記の構成によれば、空気調和機の室内機1の上下に障害物がある場合でも空気の循環性能を維持することができる。
本発明の態様4にかかる空気調和機の室内機1は、上記態様1において、上記本体部が、上面に、空気を吸込む第2吸込み口11を有するとともに、上記第2吸込み口11の内側に、第2空気清浄フィルタ(第2フィルタ15)を有し、上記第1吸込み口12における空気の吸込み面の面積が上記第2吸込み口11における空気の吸込み面の面積よりも大きく、上記第1空気清浄フィルタの面積が上記第2空気清浄フィルタの面積よりも大きく、かつ、上記第2吸込み口11の空気の吸込み面が、該吸込み面における上記本体部の後面側の端部11bが該吸込み面における上記本体部の前面側の端部11aよりも上方に位置するように傾斜しているとともに、上記第2空気清浄フィルタが、該第2空気清浄フィルタの上記第2吸込み口11との対向面における上記本体部の後面側の端部15bが上記対向面における上記本体部の前面側の端部11aよりも上方に位置するように傾斜していてもよい。
上記の構成によれば、空気調和機の室内機1の上下に障害物がある場合でも空気の循環性能を維持することができるとともに、床面付近の空気の清浄率をより向上させることができる。
本発明の態様5にかかる空気調和機の室内機1は、上記態様1〜4の何れかにおいて、上記第1空気清浄フィルタがHEPAフィルタであってもよい。
HEPAフィルタは、例えば30mmもの厚みを有し、直線状に配置される。また、HEPAフィルタは、微塵埃の捕集率(空気清浄率)および微塵埃の除去効率(空気清浄効率)が高い。上記室内機1は、上記第1空気清浄フィルタがHEPAフィルタである場合に、好適に適用できる。
本発明の態様6にかかる空気調和機の室内機1は、上記態様2〜4の何れかにおいて、上記第1空気清浄フィルタおよび上記第2空気清浄フィルタがそれぞれHEPAフィルタであってもよい。
HEPAフィルタは、例えば30mmもの厚みを有し、直線状に配置される。また、HEPAフィルタは、微塵埃の捕集率(空気清浄率)および微塵埃の除去効率(空気清浄効率)が高い。上記室内機1は、上記第1空気清浄フィルタおよび上記第2フィルタがHEPAフィルタである場合に、好適に適用できる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 室内機(空気調和機の室内機)
2 室内機本体部(本体部)
11a、11b、12a、12b、15a、15b、16a、16b 端部
15 第2フィルタ
16 第1フィルタ
2 室内機本体部(本体部)
11a、11b、12a、12b、15a、15b、16a、16b 端部
15 第2フィルタ
16 第1フィルタ
Claims (6)
- 空気を吹出す吹出し口を有する本体部を備え、
上記本体部が、下面に、空気を吸込む第1吸込み口を有するとともに、上記第1吸込み口の内側に、第1空気清浄フィルタを有し、
上記第1吸込み口の空気の吸込み面が、該吸込み面における上記本体部の前面側の端部が該吸込み面における上記本体部の後面側の端部よりも上方に位置するように傾斜しているとともに、
上記第1空気清浄フィルタが、該第1空気清浄フィルタの上記第1吸込み口との対向面における上記本体部の前面側の端部が上記対向面における上記本体部の後面側の端部よりも上方に位置するように傾斜していることを特徴とする空気調和機の室内機。 - 上記本体部が、上面に、空気を吸込む第2吸込み口を有するとともに、上記第2吸込み口の内側に、第2空気清浄フィルタを有し、
上記第1吸込み口における空気の吸込み面の面積が上記第2吸込み口における空気の吸込み面の面積よりも大きく、上記第1空気清浄フィルタの面積が上記第2空気清浄フィルタの面積よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機。 - 上記本体部が、上面に、空気を吸込む第2吸込み口を有するとともに、上記第2吸込み口の内側に、第2空気清浄フィルタを有し、
上記第2吸込み口の空気の吸込み面が、該吸込み面における上記本体部の後面側の端部が該吸込み面における上記本体部の前面側の端部よりも上方に位置するように傾斜しているとともに、
上記第2空気清浄フィルタが、該第2空気清浄フィルタの上記第2吸込み口との対向面における上記本体部の後面側の端部が上記対向面における上記本体部の前面側の端部よりも上方に位置するように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機。 - 上記本体部が、上面に、空気を吸込む第2吸込み口を有するとともに、上記第2吸込み口の内側に、第2空気清浄フィルタを有し、
上記第1吸込み口における空気の吸込み面の面積が上記第2吸込み口における空気の吸込み面の面積よりも大きく、上記第1空気清浄フィルタの面積が上記第2空気清浄フィルタの面積よりも大きく、かつ、
上記第2吸込み口の空気の吸込み面が、該吸込み面における上記本体部の後面側の端部が該吸込み面における上記本体部の前面側の端部よりも上方に位置するように傾斜しているとともに、
上記第2空気清浄フィルタが、該第2空気清浄フィルタの上記第2吸込み口との対向面における上記本体部の後面側の端部が上記対向面における上記本体部の前面側の端部よりも上方に位置するように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機。 - 上記第1空気清浄フィルタがHEPAフィルタであることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の空気調和機の室内機。
- 上記第1空気清浄フィルタおよび上記第2空気清浄フィルタがそれぞれHEPAフィルタであることを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の空気調和機の室内機。
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