JP2020041736A - 空気調和機の室内機 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の空気調和機の室内機よりも集塵効果が高く、かつ、騒音の増加を抑制することができる空気調和機の室内機を提供する。【解決手段】空気調和機の室内機(1)は、内部に、シロッコファンを有する室内機本体部(2)を備え、室内機本体部(2)の上面および下面の少なくとも一方に、空気を吸込む吸込み口を有し、室内機本体部(2)の内側に、空気清浄フィルタが、吸込み口の全範囲に設けられており、空気清浄フィルタの位置によって空気清浄フィルタの圧力損失が異なる。【選択図】図2
Description
本発明は、空気清浄機能を備えた空気調和機に関する。
近年の空気調和機には、空気調和機能に加えて空気清浄機能を備えたものが開発されている。例えば、特許文献1には、空気調和機の室内機本体の吸込み部分の一部に空気清浄フィルタが設けられた空気調和機が開示されている。
しかしながら、特許文献1のように、空気調和機の室内機本体の吸込み部分の全範囲ではなく一部にのみ空気清浄フィルタを搭載した空気調和機の集塵性能は、空気清浄機と比べて大きく劣る。
例えば、送風機に、送風機の軸方向の両側から空気を吸込む両吸込み型の送風機であるシロッコファンを用いて、吸込み口の全範囲に、空気清浄機に用いられている高性能な空気清浄フィルタを使用すれば、集塵性能は、空気清浄機と同等にすることが可能となる。
しかしながら、吸込み口の全範囲に空気清浄フィルタを設けると、圧力損失が大きくなりすぎて、送風性能が低下し、省エネ化を図ることが困難となる。
また、風速分布あるいは面積当たりの吸い込み風量にばらつきがあると、騒音が増加する。
そこで、本発明の一態様は、従来の空気調和機の室内機よりも集塵効果が高く、かつ、騒音の増加を抑制することができる空気調和機の室内機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様にかかる空気調和機の室内機は、内部に、横方向から空気を吸込むシロッコファンを有する本体を備え、上記本体の上面および下面の少なくとも一方に、上記シロッコファンの回転により空気を吸込む吸込み口を有し、上記本体における上記吸込み口の内側に、通過する空気を清浄化する空気清浄フィルタが、上記吸込み口の全範囲に設けられており、上記空気清浄フィルタの位置によって上記空気清浄フィルタの圧力損失が異なる。
本発明の一態様によれば、従来の空気調和機の室内機よりも集塵効果が高く、かつ、騒音の増加を抑制することができる空気調和機の室内機を提供することができる。
〔実施形態1〕
以下に、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の各実施形態では先に説明した部材と同じ機能を有する部材については同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
以下に、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の各実施形態では先に説明した部材と同じ機能を有する部材については同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
〔実施形態1〕
図1は、本実施形態にかかる空気調和機の室内機1の外観を示す正面図である。図2は、図1に示す空気調和機の室内機1のA−A線矢視断面図である。
図1は、本実施形態にかかる空気調和機の室内機1の外観を示す正面図である。図2は、図1に示す空気調和機の室内機1のA−A線矢視断面図である。
(室内機1の概要)
図1および図2に示すように、空気調和機の室内機1は、室内機本体部2(本体)と、室内機本体部2の前面に設けられた導風板3と、を備えている。
図1および図2に示すように、空気調和機の室内機1は、室内機本体部2(本体)と、室内機本体部2の前面に設けられた導風板3と、を備えている。
図2に示すように、室内機本体部2の上面には、図示しない複数の開口を有し、空気を吸込む第1吸込み口11(上吸込み口)が設けられており、室内機本体部2の下面には、図示しない複数の開口を有し、空気を吸込む第2吸込み口12(下吸込み口)が設けられている。第1吸込み口11および第2吸込み口12は、室内機本体部2の長手方向である横方向の内部幅のほぼ全幅に渡って形成されている。なお、第1吸込み口11および第2吸込み口12に開閉蓋は設けられていない。室内機本体部2は、内部に、送風ファン13、熱交換器14、および送風ファン13を回転させる図示しないモータ等を有し、前部に吹出口17を有している。
室内機本体部2における第1吸込み口11の内側(下側)には、通過する空気を清浄化する第1フィルタ15(第1空気清浄フィルタ)が、第1吸込み口11の全範囲に設けられている。室内機本体部2における第2吸込み口12の内側(上側)には、通過する空気を清浄化する第2フィルタ16(第2空気清浄フィルタ)が、第2吸込み口12の全範囲に設けられている。第1フィルタ15は、第1フィルタ保持部材21で、室内機本体部2の内部に固定されている。第2フィルタ16は、第2フィルタ保持部材22で、室内機本体部2の内部に固定されている。
第1フィルタ15および第2フィルタ16は、これらフィルタを通過する空気中に含まれる微塵埃を捕集して除去する空気清浄フィルタであり、粗塵埃を捕集して除去する、いわゆるプレフィルタと称される集塵フィルタよりも高性能で厚みが厚く、通風抵抗が大きいフィルタである。
室内機1では、送風ファン13を回転させることにより、第1吸込み口11から吸い込まれた空気は、第1フィルタ15、送風ファン13および熱交換器14を経て吹出し口17から吹き出される。また、第2吸込み口12から吸い込まれた空気は、第2フィルタ16、送風ファン13および熱交換器14を経て吹出し口17から吹き出される。
送風ファン13には、空気清浄機に使用されるシロッコファン(遠心ファン)を使用する。送風ファン13としてシロッコファンを用いることで、クロスフローファンよりも大きい風量・風圧を得ることができる。熱交換器14は、送風ファン13の前方位置(送風ファン13よりも室内機1の前面側位置)に配置されている。
室内機1は、第1吸込み口11および第2吸込み口12からそれぞれ空気を吸込む上下吸込みによる空気清浄が可能である。室内機1は、冷房もしくは暖房と併せて空気清浄動作を行うことができる。また、空気清浄動作のみを行うこともできる。
図3の(a)は、本実施形態にかかる室内機1が停止状態である場合の室内機1の概略の側面図である。図3の(b)は、本実施形態にかかる室内機1が冷房設定の場合の室内機1の概略の側面図である。図3の(c)は、本実施形態にかかる室内機1が暖房設定の場合の室内機1の概略の側面図である。なお、図3の(a)〜(c)では、簡略化のため、図2に示した送風ファン13および熱交換器14の記載を省略している。
図3の(a)に示すように、空気調和機の運転停止時には、空気の吸込みも吹出しも行わない。図3の(b)に示すように、冷房設定の場合、第1吸込み口11および第2吸込み口12から空気を吸込み、吹出し口17から、空気(風)を、天井に向かって上向きに吹き付ける、上下吸込み上吹出しが行われる。また、図3の(c)に示すように、暖房設定の場合、第1吸込み口11および第2吸込み口12から空気を吸込み、吹出し口17から、空気(風)を、床に向かって下向きに吹き付ける、上下吸込み下吹出しが行われる。これにより、空気調和機の室内機1の上面もしくは下面の一方からのみ空気を吸込む場合よりも、より効率的に空気清浄を行うことができる。
本実施形態にかかる室内機1は、図2に示すように、第1吸込み口11の吸込み面の面積(以下、「吸込み面積」と称する)が、第2吸込み口12の吸込み面積よりも大きく、第1フィルタ15の吸込み面積が、第2フィルタ16の吸込み面積よりも大きい。前述したように、第1吸込み口11および第2吸込み口12は、室内機本体部2の横方向の内部幅のほぼ全幅に渡って形成されている。第1吸込み口11および第2吸込み口12は、室内機本体部2の前後方向(言い換えれば、室内機本体部2の長手方向に直交する短手方向)の幅が異なっている。このため、第1フィルタ15および第2フィルタ16は、室内機本体部2の横方向の内部幅のほぼ全幅に渡って配置されており、室内機本体部2の前後方向の幅が異なっている。
シロッコファンは、上下対称形状を有している。第1吸込み口11および第2吸込み口12の面積当たりの吸込み風量は同じである。このため、第1吸込み口11の吸込み面積と第2吸込み口12の吸込み面積とが同一であり、第1フィルタ15の圧力損失と第2フィルタ16の圧力損失とが同一である場合、第1フィルタ15を通過する空気の風速と第2フィルタ16を通過する空気の風速とが同一となる。言い換えれば、第1吸込み口11と第2吸込み口12とで同一の吸込み風速となる。
第1吸込み口11の吸込み面積と第2吸込み口12の吸込み面積との比率で吸込み風量が変化すれば、第1吸込み口11の吸込み面積と第2吸込み口12の吸込み面積とが異なっていたとしても、理論的には、第1吸込み口11と第2吸込み口12とで同一の吸込み風速となる。
しかしながら、第1吸込み口11の吸込み面積と第2吸込み口12の吸込み面積とが異なる場合、実際には、吸込み面積の比率通りに吸込み風量が変化しない。
例えば、第1吸込み口11の吸込み面積が第2吸込み口12の吸込み面積の1.5倍である場合、第1吸込み口11および第2吸込み口12の総吸込み量が例えば15m3/分であるとすると、第1吸込み口11の吸込み量が10m3/分となり、第2吸込み口12の吸込み量が5m3/分となるのが理想だが、実際には、第1吸込み口11の吸込み量が例えば8m3/分となり、第2吸込み口12の吸込み量が例えば7m3/分となる。そうすると、吸込み面積が小さい第2吸込み口12における吸込み風速の方が、吸込み面積が大きい第1吸込み口11における吸込み風速よりも速くなる。この結果、吸込み面積が小さい第2吸込み口12において、圧力損失が増加する。圧力損失は、風速の比率に比例して増加する。例えば、第2吸込み口12の風速が第1吸込み口11の風速の2倍になると、第2吸込み口12での圧力損失は、第1吸込み口11での圧力損失の2倍になる。圧力損失の増加は、騒音の増加、エネルギーロス、集塵効率の低下に繋がる。
そこで、本実施形態では、第2吸込み口12と第1吸込み口11とにおける圧力損失の差が小さくなるように、第2フィルタ16に、第1フィルタ15よりも圧力損失が低い空気清浄フィルタを使用する。具体的には、第1フィルタ15に、例えば、HEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)のように、集塵効率(粒子捕集効率)が高く、通風抵抗が高い空気清浄フィルタ(言い換えれば、圧力損失が高い空気清浄フィルタ(以下、「高圧損フィルタ」と称する))を使用し、第2フィルタ16に、第1フィルタ15よりも目付量(単位面積当たりの質量)が少なく、集塵効率(粒子捕集効率)が低くて通風抵抗が低い空気清浄フィルタ(言い換えれば、圧力損失が低い空気清浄フィルタ(以下、「低圧損フィルタ」と称する))を使用する。
HEPAフィルタは、JIS Z 8122によって、定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を持ち、かつ、初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタと規定されており、直径110μm以下のガラス繊維で形成されている。
例えば第2フィルタ16には、例えば、粒子捕集率が90%あるいは80%といった、99.97%未満の粒子捕集率を有する、HEPAフィルタとは言えない、空気清浄フィルタとして使用される高性能フィルタを使用する。粒子捕集率が低下すると、その分、圧力損失が低下する。したがって、本実施形態において、「圧力損失が低い」とは、「集塵効率(粒子捕集効率)が低い」と言い換えることができる。
なお、第1フィルタ15および第2フィルタ16に用いられる空気清浄フィルタ(濾材)としては、例えば、ポリオレフィン繊維、ポリエステル繊維、ビニロン繊維、ナイロン繊維、ポリアミド繊維、レーヨン繊維、アクリル繊維、ガラス繊維、セルロース繊維等からなる不織布を使用することができる。圧力損失は、例えば、空気清浄フィルタの材質を変更することで、調整(変更)が可能である。
(効果)
本実施形態によれば、上述したように第1吸込み口11の吸込み面積と第2吸込み口12の吸込み面積とが異なる場合に、第1吸込み口11および第2吸込み口12にそれぞれ対応して設けられた空気清浄フィルタの圧力損失を、空気清浄フィルタの位置によって変えることで、第1吸込み口11と第2吸込み口12とにおける圧力損失の差を小さくすることができる。
本実施形態によれば、上述したように第1吸込み口11の吸込み面積と第2吸込み口12の吸込み面積とが異なる場合に、第1吸込み口11および第2吸込み口12にそれぞれ対応して設けられた空気清浄フィルタの圧力損失を、空気清浄フィルタの位置によって変えることで、第1吸込み口11と第2吸込み口12とにおける圧力損失の差を小さくすることができる。
つまり、本実施形態によれば、上述したように、吸込み口の面積当たりの吸込み風量に差が無いが、吸込み面積の大小に伴う風速分布の差(圧力損失の差)がある場合、吸込み面積が小さい方の吸込み口に低圧損フィルタを配置することで、吸込み面積が小さい方の吸込み口と吸込み面積が大きい方の吸込み口とにおける圧力損失の差を小さくすることができる(但し、吸込み面積の差による吸込み風速自体は変わらない)。この結果、騒音を減少させることができるとともに、エネルギーロスを改善し、かつ、集塵効率を向上させることができる。
しかも、本実施形態によれば、第1吸込み口11および第2吸込み口12の全範囲に空気清浄フィルタを使用することで、従来の空気調和機の室内機よりも集塵効果を向上させることができるとともに、圧力損失が大きくなりすぎて、送風性能が低下することもなく、省エネ化を図ることが可能となる。
<変形例>
図4は、本変形例にかかる空気調和機の縦断面図である。図2では、第1吸込み口11の吸込み面積が、第2吸込み口12の吸込み面積よりも大きい場合を例に挙げて説明した。第1吸込み口11は第2吸込み口12と比べて比較的容易に大きくすることが可能であり、図2に示すように、第1フィルタ15を送風ファン13および熱交換器14の上方に配置することで、第1吸込み口11を大きくしたとしても、該第1吸込み口11の全範囲に、第2フィルタ16を容易に配置することができる。
図4は、本変形例にかかる空気調和機の縦断面図である。図2では、第1吸込み口11の吸込み面積が、第2吸込み口12の吸込み面積よりも大きい場合を例に挙げて説明した。第1吸込み口11は第2吸込み口12と比べて比較的容易に大きくすることが可能であり、図2に示すように、第1フィルタ15を送風ファン13および熱交換器14の上方に配置することで、第1吸込み口11を大きくしたとしても、該第1吸込み口11の全範囲に、第2フィルタ16を容易に配置することができる。
しかしながら、本実施形態は、これに限定されるものではなく、図4に示すように、第2吸込み口12の吸込み面積が、第1吸込み口11の吸込み面積よりも大きくてもよい。この場合、第1吸込み口11および第2吸込み口12の全範囲に空気清浄フィルタを使用するとともに、第1吸込み口11と第2吸込み口12とにおける圧力損失の差が小さくなるように、第1フィルタ15に、第2フィルタ16よりも圧力損失が低い、低圧損の空気清浄フィルタを使用する。
本変形例によれば、第2吸込み口12の吸込み面積を第1吸込み口11の吸込み面積よりも大きくすることで、床面付近の空気の清浄率をより向上させることができる。
〔実施形態2〕
(室内機1の概要)
図5は、本実施形態にかかる空気調和機の室内機1の縦断面図である。本実施形態にかかる空気調和機の室内機1の外観を示す正面図は、図1と同じである。図5は、図1に示す空気調和機の室内機1のA−A線矢視断面図に相当する。図6は、本実施形態にかかる空気調和機の室内機1の外観を示す上面図である。図7の(a)は、図6に示す空気調和機の室内機1のB−B線矢視断面図であり、図7の(b)は、図7の(a)に示す空気調和機の室内機1の風速分布を示す概念図である。図8は、図7の(a)に示す室内機本体部2の要部の構成を模式的に示す図である。
(室内機1の概要)
図5は、本実施形態にかかる空気調和機の室内機1の縦断面図である。本実施形態にかかる空気調和機の室内機1の外観を示す正面図は、図1と同じである。図5は、図1に示す空気調和機の室内機1のA−A線矢視断面図に相当する。図6は、本実施形態にかかる空気調和機の室内機1の外観を示す上面図である。図7の(a)は、図6に示す空気調和機の室内機1のB−B線矢視断面図であり、図7の(b)は、図7の(a)に示す空気調和機の室内機1の風速分布を示す概念図である。図8は、図7の(a)に示す室内機本体部2の要部の構成を模式的に示す図である。
以下では、実施形態1との相異点について説明する。本実施形態にかかる空気調和機の室内機1は、第1吸込み口11の吸込み面積と第2吸込み口12の吸込み面積とが同じ大きさを有している。第1フィルタ15は、室内機本体部2における、第1吸込み口11の内側に、第1吸込み口11の全範囲に設けられている。また、第2フィルタ16は、室内機本体部2における、第2吸込み口12の内側に、第2吸込み口12の全範囲に設けられている。このため、本実施形態では、第1フィルタ15の吸込み面積と第2フィルタ16の吸込み面積とが同じ大きさを有している。
図7の(a)に示すように、第1吸込み口11および第2吸込み口12は、実施形態1と同じく、室内機本体部2の横方向の内部幅のほぼ全幅に渡って形成されている。本実施形態では、図5に示すように、第1吸込み口11および第2吸込み口12における、室内機本体部2の前後方向の幅が同じ大きさに形成されている。このため、第1フィルタ15および第2フィルタ16は、室内機本体部2の横方向の内部幅のほぼ全幅に渡って配置されており、室内機本体部2の横方向および前後方向ともに、第1フィルタ15の幅と第2フィルタ16の幅とが同じ大きさを有している。
なお、図示はしないが、第2吸込み口12には、図6に示す開口11aと同様の複数の開口が設けられている。また、図示はしないが、実施形態1にかかる空気調和機の室内機1の外観を示す上面図は、第1吸込み口11の吸込み面積が異なることを除けば、図3と同じである。但し、第1吸込み口11における開口11aの開口形状および第2吸込み口12における開口の開口形状は、図6に示す開口形状に限定されるものではなく、任意の形状を選択することができる。また、図示はしないが、実施形態1にかかる室内機本体部2の内部構成は、第1フィルタ15および第2フィルタ16に、実施形態1で説明した空気清浄フィルタを使用したことを除けば、図7の(a)に示す室内機本体部2の内部構成と同じである。
図7の(a)に示すように、室内機1は、2つの送風ファン13と、2つのファンケーシング40と、ファンモータ50(モータ)と、モータカバー60とを備えている。モータカバー60は、ファンモータ50の外周面の一部を覆っている。
2つの送風ファン13は、室内機本体部2内に、室内機1の長手方向に沿って、左右方向に並設されている。実施形態1と同じく、本実施形態でも、送風ファン13には、空気清浄機に使用されるシロッコファン(遠心ファン)を使用する。シロッコファンは、2つの多翼ロータ31(羽根車)を互いのディスク面で接続した構造を有している。図5および図7の(a)に示すように、各ファンケーシング40は、それぞれ、各送風ファン13の外周面の一部を覆っている。
図8に示すように、ファンモータ50と2つの送風ファン13とは、室内機1の長手方向に沿って直列に接続して配置されている。ファンモータ50は、左右の端面にそれぞれ駆動軸51を有する両軸モータであり、左右に隣り合う送風ファン13の間に配置されている。ファンモータ50は、駆動軸51を介して、各送風ファン13に、それぞれ回転力を伝達することで、各送風ファン13を回転させる。
送風ファン13は、軸方向の両方の側面に、開口部32を有している。ファンケーシング40には、送風ファン13の開口部32と対向する位置に、それぞれ開口部41が形成されている。送風ファン13は、図8に矢印で示すように、送風ファン13における、駆動軸51に平行な方向の開口部32から横方向に空気を吸込む。吸い込んだ空気は、図7の(a)に示す、多翼ロータ31の外周面(つまり、回転面)に設けられた開口部33から吹き出され、熱交換器14を通って、吹出し口17から吹き出される。
送風ファン13による空気の吸込み時に、図8に2Bで示す領域(以下、「領域2B」と称する)は、ファンケーシング40およびモータカバー60が障害物となり、空気の流れの邪魔をし、空気を吸い難い箇所となる。一方、図8に2Aで示す領域(以下、「領域2A」と称する)は、領域2Bよりも開口部41に近く、かつ、空気の流れを邪魔する物体も無いため、空気を吸い易い箇所となる。
なお、ここで、領域2Bは、第1吸込み口11とファンケーシング40との間の部分、第1吸込み口11とモータカバー60との間の部分、第2吸込み口12とファンケーシング40との間の部分、および、第2吸込み口12とモータカバー60との間の部分である。また、領域2Aは、第1吸込み口11とファンケーシング40およびモータカバー60との間の領域における、領域2A以外の領域であり、具体的には、空気の吸込み口となる、ファンケーシング40の開口部41と、第1吸込み口11との間の部分、および、上記開口部41と第2吸込み口12との間の部分を示す。
第1フィルタ15および第2フィルタ16が、それぞれ同一の圧力損失を有する空気清浄フィルタで構成されている場合、上述したように、領域2Aと領域2Bとで、面積当たりの吸込み風量に差が出てしまう。この結果、図7の(b)に実線で示すように、第1吸込み口11および第2吸込み口12に面した部分で、空気の流れを邪魔する物体の有無によって、空気の吸込みの風速分布が不均一となる。なお、前述したように、シロッコファンは上下対称形状のため、第1吸込み口11の吸込み面積と第2吸込み口12の吸込み面積とが同一の場合、第1吸込み口11と第2吸込み口12とで同一の吸込み風速となる。このため、第1吸込み口11側と第2吸込み口12側とで、それぞれ、図7の(b)に実線で示す風速分布と同じ風速分布が得られる。
上述したように、室内機本体部2の同一面(言い換えれば、同一の吸込み口)での吸込みにおいて、吸込み位置によって、吸込みの障害となる障害物があり、吸込み位置によって面積当たりの吸込み風量に差がある場合、騒音が増加する。また、吸込み口(第1吸込み口11、第2吸込み口12)に、各吸込み口の全範囲に対して圧力損失が同じ空気清浄フィルタを使用すると、面積当たりの吸込み風量が多い箇所(位置)では、空気清浄フィルタを多くのゴミが通ることになる。この結果、面積当たりの吸込み風量が多い箇所(つまり、第1フィルタ15および第2フィルタ16における、図8に示す領域2Aに対応する領域)の寿命が短くなり、結果的に、第1フィルタ15全体の寿命並びに第2フィルタ16全体の寿命も短くなる。
そこで、本実施形態では、室内機本体部2の同一面(言い換えれば、同一の吸込み口)での吸込み位置による吸込み風量の差が小さくなるように、同一の吸込み口における空気清浄フィルタの圧力損失を部分的に変更している。したがって、本実施形態に係る空気清浄フィルタは、同一平面内において、部分的に圧力損失が異なる。
より具体的には、本実施形態では、同一の吸込み口における吸込み位置によって、空気清浄フィルタを構成する濾材の圧力損失を異ならせている。
例えば、本実施形態では、第1吸込み口11の全範囲で、面積当たりの吸込み風量が均一となるように、第1フィルタ15における吸込み位置によって第1フィルタ15を構成する濾材の圧力損失を異ならせている。これにより、第1フィルタ15の圧力損失を部分的に変更している。また、第2吸込み口12の全範囲で、面積当たりの吸込み風量が均一となるように、第2フィルタ16における吸込み位置によって第2フィルタ16を構成する濾材の圧力損失を異ならせている。これにより、第2フィルタ16の圧力損失を部分的に変更している。第1フィルタ15および第2フィルタは、それぞれ、吸込みの障害となる障害物(具体的には、ファンケーシング40またはモータカバー60)に対面する部分が、それ以外の部分(上記障害物に対面しない部分)よりも圧力損失が低くなるように、各フィルタに対面する障害物の有無に応じて、部分的に圧力損失が変更されている。
本実施形態では、空気清浄フィルタとして、領域2Aには、例えばHEPAフィルタのように、集塵効率(粒子捕集効率)が高く、通風抵抗が高い高圧損フィルタを配置し、領域2Bには、領域2Aに配置する空気清浄フィルタよりも集塵効率(粒子捕集効率)が低く、通風抵抗が低い低圧損フィルタを配置する。
このため、図7の(a)に示すように、第1フィルタ15は、高圧損フィルタからなる高圧損フィルタ部15aと、低圧損フィルタからなる低圧損フィルタ部15bとを有している。高圧損フィルタ部15aと低圧損フィルタ部15bとは、両者の間に隙間が生じないように、交互に繰り返し配置されている。同様に、第2フィルタ16は、高圧損フィルタからなる高圧損フィルタ部16aと、低圧損フィルタからなる低圧損フィルタ部16bとを有している。高圧損フィルタ部16aと低圧損フィルタ部16bとは、両者の間に隙間が生じないように、交互に繰り返し配置されている。
低圧損フィルタ部15bと低圧損フィルタ部16bとは、ファンケーシング40またはモータカバー60を介して互いに対向して配置されている。また、高圧損フィルタ部15aと高圧損フィルタ部16aとは、間に空間部を介して互いに対向して配置されている。
このように、本実施形態において、第1フィルタ15および第2フィルタ16は、ファンケーシング40またはモータカバー60に対向する部分の圧力損失が、それ以外の部分の圧力損失よりも低くなるように形成されている。
以上のように、本実施形態にかかる第1フィルタ15および第2フィルタ16は、それぞれ、圧力損失が異なる複数の空気清浄フィルタで形成されている。なお、図7の(a)に示す例では、第1フィルタ15および第2フィルタ16は、それぞれ、7つの空気清浄フィルタで構成されている。各空気清浄フィルタは、図示しない接着剤で接着されている。高圧損フィルタ部15aと低圧損フィルタ部15bとでは、空気清浄フィルタとして、それぞれ材質が異なる濾材を使用している。また、高圧損フィルタ部16aと低圧損フィルタ部16bとでは、空気清浄フィルタとして、それぞれ材質が異なる濾材を使用している。
(効果)
本実施形態によれば、上述したように、隣接する領域2Aよりも空気を吸い難い領域2Bに、隣接する領域2Aの空気清浄フィルタよりも圧力損失が低い空気清浄フィルタを設けることで、領域2Bにおける空気の吸い難さが改善される。この結果、第1吸込み口11の全範囲で、該第1吸込み口11の面積当たりの吸込み風量(言い換えれば、第1フィルタ15を通過する空気の、該第1フィルタの面積たりの風量)を、できるだけ均一にする(好適には均一にする)ことができる。また、第2吸込み口12の全範囲で、該第2吸込み口12の面積当たりの吸込み風量(言い換えれば、第2フィルタ16を通過する空気の、該第2フィルタの面積たりの風量)を、できるだけ均一にする(好適には均一にする)ことができる。
本実施形態によれば、上述したように、隣接する領域2Aよりも空気を吸い難い領域2Bに、隣接する領域2Aの空気清浄フィルタよりも圧力損失が低い空気清浄フィルタを設けることで、領域2Bにおける空気の吸い難さが改善される。この結果、第1吸込み口11の全範囲で、該第1吸込み口11の面積当たりの吸込み風量(言い換えれば、第1フィルタ15を通過する空気の、該第1フィルタの面積たりの風量)を、できるだけ均一にする(好適には均一にする)ことができる。また、第2吸込み口12の全範囲で、該第2吸込み口12の面積当たりの吸込み風量(言い換えれば、第2フィルタ16を通過する空気の、該第2フィルタの面積たりの風量)を、できるだけ均一にする(好適には均一にする)ことができる。
このように、本実施形態によれば、同一面での吸込みに関して、吸込み位置によって、吸込みの障害となる障害物があり、吸込み位置によって吸込み風量に差がある場合、吸込み風量が少ない位置に、低圧損フィルタ部16bを構成する低圧損フィルタを配置し、領域2Aと領域2Bとにおける吸込み風量(具体的には、これらの領域における空気清浄フィルタを通過する空気の、該空気清浄フィルタの面積当たりの風量)の差を小さくする(好適には無くす)ことで、騒音を減少させることができるとともに、フィルタ寿命を長くし、使用性を向上させることができる。
本実施形態によれば、例えば、領域2Aと領域2Bとに圧力損失が同じ空気清浄フィルタを使用した場合に、領域2Aにおける風速と領域2Bにおける風速とが2:1だったと仮定すると、これを、図7の(b)に二点鎖線で示すように、1.5:1.5とすることができる。つまり、本実施形態によれば、領域2Aと領域2Bとが、同一平面内において隣接していることで、上述したように、領域2Bにおける風速を増加させ、領域2Aにおける風速を低下させることができる。この結果、領域2Bにおいて低圧損フィルタ部15b・16bを通して吸込まれる空気が増加する分、領域2Aにおいて高圧損フィルタ部15a・16aを通して吸込まれる空気が減少するので、高圧損フィルタ部15a・16aを通過するゴミの量を減らすことができる。この結果、高圧損フィルタ部15a・16aおよび低圧損フィルタ部15b・16bで捕捉されるゴミの量を均等にすることができるので、フィルタ寿命を長くし、室内機1の使用性を向上させることができる。しかも、本実施形態によれば、第1吸込み口11および第2吸込み口12の全範囲に空気清浄フィルタを使用することで、従来の空気調和機の室内機よりも集塵効果を向上させることができるとともに、圧力損失が大きくなりすぎて、送風性能が低下することもなく、省エネ化を図ることが可能となる。
<変形例1>
なお、本実施形態では、室内機本体部2の上面および下面にそれぞれ空気を吸込む吸込み口が設けられている場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本実施形態は、これに限定されるものではなく、室内機本体部2の上面および下面の何れか一方のみに吸込み口が設けられている場合にも適用が可能であることは、言うまでもない。また、実施形態1に本実施形態の構成を組み合わせることができることも、言うまでもない。
なお、本実施形態では、室内機本体部2の上面および下面にそれぞれ空気を吸込む吸込み口が設けられている場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本実施形態は、これに限定されるものではなく、室内機本体部2の上面および下面の何れか一方のみに吸込み口が設けられている場合にも適用が可能であることは、言うまでもない。また、実施形態1に本実施形態の構成を組み合わせることができることも、言うまでもない。
<変形例2>
実施形態1、2では、空気清浄フィルタの材質によって空気清浄フィルタの圧力損失を調整(変更)する場合を例に挙げて説明した。しかしながら、空気清浄フィルタの圧力損失を調整する方法は、空気清浄フィルタの材質を変更する方法に限定されない。例えば、単位面積当たりの空気清浄フィルタの厚みを変更する等して、空気清浄フィルタの目付量を変更することで、空気清浄フィルタの圧力損失を調整してもよい。この場合、目付量を小さくする(言い換えれば、単位面積当たりの質量を小さくする)ほど、圧力損失が低い空気清浄フィルタが得られ、目付量を大きくする(言い換えれば、単位面積当たりの質量を大きくする)ほど、圧力損失が高い空気清浄フィルタが得られる。
実施形態1、2では、空気清浄フィルタの材質によって空気清浄フィルタの圧力損失を調整(変更)する場合を例に挙げて説明した。しかしながら、空気清浄フィルタの圧力損失を調整する方法は、空気清浄フィルタの材質を変更する方法に限定されない。例えば、単位面積当たりの空気清浄フィルタの厚みを変更する等して、空気清浄フィルタの目付量を変更することで、空気清浄フィルタの圧力損失を調整してもよい。この場合、目付量を小さくする(言い換えれば、単位面積当たりの質量を小さくする)ほど、圧力損失が低い空気清浄フィルタが得られ、目付量を大きくする(言い換えれば、単位面積当たりの質量を大きくする)ほど、圧力損失が高い空気清浄フィルタが得られる。
なお、勿論、空気清浄フィルタの材質および目付量の両方を調整(変更)することで圧力損失を調整(変更)してもよい。
〔まとめ〕
本発明の態様1にかかる空気調和機の室内機は、内部に、横方向から空気を吸込むシロッコファンと、上記シロッコファンを回転させるモータとを有する本体を備え、上記本体の上面および下面の少なくとも一方に、上記シロッコファンの回転により空気を吸込む吸込み口を有し、上記本体における上記吸込み口の内側に、通過する空気を清浄化する空気清浄フィルタが、上記吸込み口の全範囲に設けられており、上記空気清浄フィルタの位置によって上記空気清浄フィルタの圧力損失が異なる。
本発明の態様1にかかる空気調和機の室内機は、内部に、横方向から空気を吸込むシロッコファンと、上記シロッコファンを回転させるモータとを有する本体を備え、上記本体の上面および下面の少なくとも一方に、上記シロッコファンの回転により空気を吸込む吸込み口を有し、上記本体における上記吸込み口の内側に、通過する空気を清浄化する空気清浄フィルタが、上記吸込み口の全範囲に設けられており、上記空気清浄フィルタの位置によって上記空気清浄フィルタの圧力損失が異なる。
本発明の態様2にかかる空気調和機の室内機は、上記態様1において、上記吸込み口は、上記本体の上面および下面にそれぞれ設けられており、上記吸込み口のうち一方の吸込み口の吸込み面積は他方の吸込み口の吸込み面積よりも大きく、上記吸込み面積が小さい方の吸込み口に対応して設けられた空気清浄フィルタの圧力損失が、上記吸込み面積が大きい方の吸込み口に対応して設けられた空気清浄フィルタの圧力損失よりも低くてもよい。
本発明の態様3にかかる空気調和機の室内機は、上記態様1または2において、上記空気清浄フィルタは、同一平面内において、部分的に圧力損失が異なってもよい。
本発明の態様4にかかる空気調和機の室内機は、上記態様3において、上記本体内に、上記シロッコファンを回転させるモータと、上記シロッコファンを覆うファンケーシングと、上記モータを覆うモータカバーとをさらに有し、上記空気清浄フィルタにおける上記ファンケーシングまたは上記モータカバーに対向する部分の圧力損失が上記部分以外の部分の圧力損失よりも低くてもよい。
本発明の態様5にかかる空気調和機の室内機は、上記態様1〜4の何れかにおいて、上記空気清浄フィルタの材質および目付量の少なくとも一方によって上記圧力損失が調整されていてもよい。
本発明の態様6にかかる空気調和機の室内機は、上記態様1〜5の何れかにおいて、上記空気清浄フィルタを通過する空気の風速分布、または、上記空気清浄フィルタを通過する空気の、該空気清浄フィルタの面積当たりの風量が均一になるように上記空気清浄フィルタの圧力損失が調整されていてもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 室内機(空気調和機の室内機)
2 室内機本体部(本体部)
11 第1吸込み口(吸込み口)
12 第2吸込み口(吸込み口)
15 第1フィルタ(空気清浄フィルタ)
16 第2フィルタ(空気清浄フィルタ)
13 送風ファン
15a、16a 高圧損フィルタ部
15b、16b 低圧損フィルタ部
40 ファンケーシング
40 送風ファン(シロッコファン)
50 ファンモータ(モータ)
60 モータカバー
2 室内機本体部(本体部)
11 第1吸込み口(吸込み口)
12 第2吸込み口(吸込み口)
15 第1フィルタ(空気清浄フィルタ)
16 第2フィルタ(空気清浄フィルタ)
13 送風ファン
15a、16a 高圧損フィルタ部
15b、16b 低圧損フィルタ部
40 ファンケーシング
40 送風ファン(シロッコファン)
50 ファンモータ(モータ)
60 モータカバー
Claims (5)
- 内部に、横方向から空気を吸込むシロッコファンと、上記シロッコファンを回転させるモータとを有する本体を備え、
上記本体の上面および下面の少なくとも一方に、上記シロッコファンの回転により空気を吸込む吸込み口を有し、
上記本体における上記吸込み口の内側に、通過する空気を清浄化する空気清浄フィルタが、上記吸込み口の全範囲に設けられており、
上記空気清浄フィルタの位置によって上記空気清浄フィルタの圧力損失が異なることを特徴とする空気調和機の室内機。 - 上記吸込み口は、上記本体の上面および下面にそれぞれ設けられており、
上記吸込み口のうち一方の吸込み口の吸込み面積は他方の吸込み口の吸込み面積よりも大きく、
上記吸込み面積が小さい方の吸込み口に対応して設けられた空気清浄フィルタの圧力損失が、上記吸込み面積が大きい方の吸込み口に対応して設けられた空気清浄フィルタの圧力損失よりも低いことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機。 - 上記空気清浄フィルタは、同一平面内において、部分的に圧力損失が異なることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機の室内機。
- 上記本体内に、上記シロッコファンを回転させるモータと、上記シロッコファンを覆うファンケーシングと、上記モータを覆うモータカバーとをさらに有し、
上記空気清浄フィルタにおける上記ファンケーシングまたは上記モータカバーに対向する部分の圧力損失が上記部分以外の部分の圧力損失よりも低いことを特徴とする請求項3に記載の空気調和機の室内機。 - 上記空気清浄フィルタの材質および目付量の少なくとも一方によって上記圧力損失が調整されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の空気調和機の室内機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018168887A JP2020041736A (ja) | 2018-09-10 | 2018-09-10 | 空気調和機の室内機 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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ID=69799243
Family Applications (1)
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JP2018168887A Pending JP2020041736A (ja) | 2018-09-10 | 2018-09-10 | 空気調和機の室内機 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2020041736A (ja) |
-
2018
- 2018-09-10 JP JP2018168887A patent/JP2020041736A/ja active Pending
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