JP4682406B2 - 加湿機能を有する空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、外部から供給された加湿空気を室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、加湿機能を有する空気調和機は、外部から供給された加湿空気を室内に吹き出して室内を加湿するものである。この加湿機能を有する空気調和機は、室外において吸着材に水分を吸着させる一方、その吸着材から外気に水分を付与することによって空気加湿を行ない、この加湿空気を配管を通じて室内機に供給するものである。そして、室内機の内部では、加湿空気を加湿ダクトにて吹き出し側を室内熱交換器の上流側に配置して、室内に加湿空気を送っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の加湿機能を有する空気調和機においては、加湿ダクトにより屋外の加湿空気を室内に室内熱交換器を介して直接吹き出す構造としていたので、加湿空気は清浄化されていないという問題があった。
【0004】
この発明は、上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、室内機内に既存に設けられているフィルタを利用してダクトからの加湿空気を清浄化し、清浄化された空気を室内に吹き出すようにすることが可能な加湿機能を有する空気調和機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、請求項1の加湿機能を有する空気調和機は、外部から供給された加湿空気を室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機のケーシング内において、室内熱交換器4の下方にドレンパン8を配置すると共に、室内熱交換器4の上流側に空気清浄フィルタ40、41、42を配置し、上記加湿空気の吹出口21を、上記室内熱交換器4の下部の位置において空気清浄フィルタ40、41、42の上流側に配置していることを特徴としている。
【0006】
上記請求項1の加湿機能を有する空気調和機では、加湿空気を空気清浄フィルタ40、41、42により清浄化しているので、室内には清浄化された綺麗な加湿空気が吹き出させることができる。
【0007】
請求項2の加湿機能を有する空気調和機は、加湿空気を空気清浄フィルタ40、41、42により清浄化した後に室内空気と共に温調して室内に吹き出すようにしていることを特徴としている。
【0008】
上記請求項2の加湿機能を有する空気調和機では、清浄化された加湿空気と室内空気とが混合されて、室内には清浄化された加湿空気が吹き出され、温調されることで、清潔で快適な室内空間を提供することができる。また、室内機1内で用いられる既存のフィルタ40、41、42を使用することで、別途加湿空気専用のフィルタを用いる必要がなく、そのため、コストの上昇を抑えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の加湿機能を有する空気調和機の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図2は室内機1の破断正面図を示し、図1はケーシングを除いた室内機1の側面図を示しており、図中の右側が前面側で、図中左側が室内機1の背面側である。
【0010】
室内機1のケーシングの前面には前面パネル2が配設されており、この前面パネル2に室内の空気を吸い込む吸込口3が形成されている。この吸込口3の下流側には図1に示すように、略逆V字型に形成された室内熱交換器4が配設されており、この室内熱交換器4の下流側であって、略中央部分に室内ファン5が配設されている。また、室内機1の下部には室内熱交換器4により冷房または暖房された空気、あるいはこれらの空調された空気に加湿空気を混合して室内に供給する吐出口6が形成されている。さらに、この吐出口6にはスイング可能な羽根7が配設してある。また、室内熱交換器4の下方には水滴等を受けるドレンパン8が配設されていて、その排水口9には図外のホースが接続されて外部に排水されるようになっている。
【0011】
図1及び図2に示すように、室内熱交換器4の上流側であって、該室内熱交換器4の前面の下部の左側には、外部から供給された加湿空気を室内に吹き出すための加湿ダクト10が配設されている。この加湿ダクト10は、図3に示すように、ダクト本体11と、このダクト本体11の一面側に覆設されるダクトカバー12とで構成されている。ダクト本体11にダクトカバー12を装着することで、内部に加湿空気を流す流路となる空洞部が形成される。ダクト本体11の両側には係止突起13が複数箇所に形成されていて、この係止突起13と凹凸嵌合する係止穴を備えた略コ字型の係止片14がダクトカバー12の両側に設けられている。図4はダクト本体11にダクトカバー12を装着した加湿ダクト10の側面図を示している。なお、上記の係止突起13と係止片14の嵌合以外にダクト本体11とダクトカバー12とはネジ(図示せず)により結合されるようになっている。また、図6は加湿ダクト10を正面から見た図である。
【0012】
合成樹脂製の加湿ダクト10の上流側には、円筒状の吸込部15が形成されており、この吸込部15には、室外機側からの加湿空気を供給するための室内接続ホース(図示せず)の一端が接続されるようになっている。また、図5に示すように加湿ダクト10の下流側、つまり加湿ダクト10の上部には室内熱交換器4側に屋外から送られてきた加湿空気を内部の流路22を介して吹き出すための吹出口21が開口して形成されている。
【0013】
ところで、室内熱交換器4は図1に示すように、所定のピッチ毎に並設した多数枚の平板状のフィン24と、これらのフィン24の間を挿通して冷媒が循環する伝熱管25とで構成されている。また、室内熱交換器4のフィン24の前端面に加湿ダクト10の吹出口21の開口面が対面するようにして加湿ダクト10を配設している。これにより、吹出口21からの加湿空気は室内熱交換器4のフィン24と平行に吹き出されて、加湿空気は効率良くフィン24間を通って室内側に供給されることになる。
【0014】
ここで、室内機1の室内熱交換器4の上流側には図7に示すように上流側からプレフィルタ40、光触媒を用いた空清フィルタ41、脱臭フィルタ42が配設されており、これらのフィルタ40、41、42は室内熱交換器4の前面側に略全体にわたって配設されるようになっている。そして、これらのフィルタ40、41、42の上流側に加湿ダクト10の吹出口21を配設するようにしている。図2は説明の便宜上理解し易いように各フィルタ40、41、42を並列的に描いたものであり、実際は図7に示すような前後方向における配置構造となっている。そして、加湿ダクト10からの加湿空気はプレフィルタ40、空清フィルタ41、脱臭フィルタ42を介して室内熱交換器4側に送られて、前面パネル2の吸込口3からの室内空気と混合され、この混合された加湿空気が室内機1の前面下部の吐出口6から室内に吹き出されるようになっている。これにより、屋外から加湿ダクト10を介して吹き出された加湿空気は、これらのフィルタ40、41、42により清浄されて綺麗な加湿空気となり、室内に吹き出される。また、新たに加湿ダクト10専用のフィルタを用いる必要がないので、コストの上昇を抑えることができる。
【0015】
図7では、3つのフィルタ40、41、42を用いていたが、プレフィルタ40のみ、あるいは空清フィルタ41のみ、あるいは脱臭フィルタ42のみを使用するようにしても良い。また、2つのフィルタを組み合わせて使用するようにしても良い。また、フィルタの種類として、電気集塵式やプラズマイオン集塵式のフィルタを用いるようにしても良い。
【0016】
以上にこの発明の加湿機能を有する空気調和機の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、加湿ダクト10の形状は図示するものに限らず、屋外の空気を取り込んでフィルタ40、41、42側に吹き出させる構造であれば、単なる筒状のものでも良く、どのような形状のものでも良い。
【0017】
【発明の効果】
請求項1の加湿機能を有する空気調和機によれば、加湿空気の吹出口を、ケーシング内に配置してある空気清浄フィルタの上流側に配置し、加湿空気を空気清浄フィルタにより清浄化しているので、室内には清浄化された綺麗な加湿空気が吹き出させることができる。
【0018】
請求項2の加湿機能を有する空気調和機によれば、上記空気清浄フィルタは室内熱交換器の上流側に配置し、加湿空気を空気清浄フィルタにより清浄化した後に室内空気と共に温調して室内に吹き出すようにしているので、清潔で快適な室内空間を提供することができる。また、室内機内で用いられる既存のフィルタを使用することで、別途加湿空気専用のフィルタを用いる必要がなく、そのため、コストの上昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の室内機の内部構造を示す側面図である。
【図2】この発明の実施の形態の室内機の破断正面図である。
【図3】この発明の実施の形態の加湿ダクトの分解側面図である。
【図4】この発明の実施の形態の加湿ダクトの側面図である。
【図5】この発明の実施の形態の加湿ダクトの吹出口を示す要部拡大斜視図である。
【図6】この発明の実施の形態の加湿ダクトの正面図である。
【図7】この発明の実施の形態の説明図である。
【符号の説明】
4 室内熱交換器
10 加湿ダクト
21 吹出口
40 プレフィルタ
41 空気清浄フィルタ
42 脱臭フィルタ
Claims (2)
- 外部から供給された加湿空気を室内に吹き出す加湿機能を有する空気調和機のケーシング内において、室内熱交換器(4)の下方にドレンパン(8)を配置すると共に、室内熱交換器(4)の上流側に空気清浄フィルタ(40)(41)(42)を配置し、上記加湿空気の吹出口(21)を、上記室内熱交換器(4)の下部の位置において空気清浄フィルタ(40)(41)(42)の上流側に配置していることを特徴とする加湿機能を有する空気調和機。
- 加湿空気を空気清浄フィルタ(40)(41)(42)により清浄化した後に室内空気と共に温調して室内に吹き出すようにしていることを特徴とする請求項1の加湿機能を有する空気調和機。
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- 2000-09-21 JP JP2000287652A patent/JP4682406B2/ja not_active Expired - Fee Related
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