JP2010100174A - 空気清浄機の車両への配設構造 - Google Patents
空気清浄機の車両への配設構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010100174A JP2010100174A JP2008273393A JP2008273393A JP2010100174A JP 2010100174 A JP2010100174 A JP 2010100174A JP 2008273393 A JP2008273393 A JP 2008273393A JP 2008273393 A JP2008273393 A JP 2008273393A JP 2010100174 A JP2010100174 A JP 2010100174A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- vehicle
- air cleaner
- air purifier
- center console
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
【課題】空気清浄機の車両への配設構造であって様々の種類の車両に空気清浄機を配設することができるものを提供する。
【解決手段】車両3の車室5内の空気を浄化する空気清浄機1の配設構造において、車両3の車室5内で、車両3の幅方向では中間位置に、車両3の高さ方向では下方位置に、空気清浄機1を配設した。
【選択図】図1
【解決手段】車両3の車室5内の空気を浄化する空気清浄機1の配設構造において、車両3の車室5内で、車両3の幅方向では中間位置に、車両3の高さ方向では下方位置に、空気清浄機1を配設した。
【選択図】図1
Description
本発明は空気清浄機の車両への配設構造に関する。
従来、後部座席の後方に設けられているリヤパーシェルの上面や、車室の天井に、車室内の空気を清浄する空気清浄機を配設した車両が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平5−77641号公報
ところで、近年、車種の多様化によって天井取付型室内照明装置の形状が車種に応じて大幅に異なっており、汎用型の空気清浄機をそのまま様々な種類の車両の天井に設置することができないという問題がある。
また、車種によっては、リヤパーシェルが存在しないので、リヤパーシェルの上面に空気清浄機を設置することができないという問題がある。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、空気清浄機の車両への配設構造であって様々の種類の車両に空気清浄機を配設することができるものを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、車両の車室内の空気を浄化する空気清浄機の配設構造において、前記車両の車室内で、前記車両の幅方向では中間位置に、前記車両の高さ方向では下方位置に、前記空気清浄機を配設した空気清浄機の車両への配設構造である。
請求項1に記載の発明によれば、車室の幅方向では中間位置に、車室の高さ方向では下方位置に空気清浄機を配設したので、天井取付型室内照明装置の形状が異なっても、また、リヤパーシェルが存在しなくても、空気清浄機を車室内に設置することができ、様々な種類の車両に汎用の空気清浄機を配設することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の空気清浄機の車両への配設構造において、前記車両の前後方向では、センターコンソールの後端側に、前記空気清浄機を配設した空気清浄機の車両への配設構造である。
請求項2に記載の発明によれば、センターコンソールの後端に空気清浄機が配設されるので、様々な車種への空気清浄機の設置が容易になる。すなわち、センターコンソールは多種の車に採用されており、また、センターコンソールの後端側は、車種の違いによる形状や大きさの変化が小さいので、車種が変わっても空気清浄機の取付けが容易になる。
また、車室内幅方向中間位置の高さ方向下方位置であるセンターコンソール後端に空気清浄機を配設したことにより、前席乗員、後席乗員のどちらからでも操作することができる。なお、リヤパーシェルに空気清浄機を取り付けたときのように、空気清浄機本体とは別に前席にリモートスイッチを取り付ける必要が無くなり、余分な費用の発生を回避することができる。
また、車室内幅方向中間位置の高さ方向下方位置であるセンターコンソール後端に空気清浄機を配設したことにより、天井取り付けまたはリヤパーシェルへの取り付けに比較し、乗員の耳位置から遠くなり、さらに、前席乗員にとって座席がファンの騒音を遮断することにより、静かに快適な走行を行うことができる。
また、センターコンソール上面は、カップホルダー、アームレスト、物入れリッド等に使用されており、センターコンソールの側面は座席が近接しているため、空気清浄機を取り付けるスペースが無い。センターコンソール後端は、後方が開放されており、空気吸い込み口を後方に向けることで、吸入側フィルター開口部の面積を大きくとることができまた車両の機能を妨げることがない。一般的に空気清浄機はフィルター部を吸い込み側にとり出来るだけ広い面積をとっている。空気の吹き出し口は、フィルター面積を考慮する必要がないので、空気の吹き出し口の面積を大きくする必要がなく、空気の吹き出し口を上方に設けることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の空気清浄機の車両への配設構造において、前記空気清浄機には取付具が固定されており、前記取付具が、前記センターコンソールに固定される構成である空気清浄機の車両への配設構造である。
請求項3に記載の発明によれば、取付具を用いて空気清浄機が配設されるようになっているので、車種の違いによってセンターコンソールの形状が変わった場合であっても、取付具の形状を変更することにより空気清浄機を配設することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の空気清浄機の車両への配設構造において、前記空気清浄機には取付具が固定されており、前記取付具が、前記センターコンソールの後端側を挟持して、前記空気清浄機が前記センターコンソールに固定される構成である空気清浄機の車両への配設構造である。
請求項4に記載の発明によれば、取付具がセンターコンソールの後端側を挟持することによって、空気清浄機がインストルメントパネルに固定されるので、センターコンソールへの空気清浄機の着脱が容易になる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の空気清浄機の車両への配設構造において、前記空気清浄機には、ブラシレスモータとシロッコファンとが組み込まれ、前記シロッコファンから出てくる空気が通過する吐出口を備えた空気清浄機本体と、前記シロッコファンが吸い込む空気が通過する吸込口を備え、活性炭フィルターおよび集塵フィルターを前記空気清浄機本体に設置するために、前記空気清浄機本体に着脱自在に設けられたフロントカバーと、前記吐出口に隣接してスイッチおよび制御回路を備えた構成である空気清浄機の車両への配設構造である。
請求項5に記載の発明によれば、吐出口に隣接して、スイッチおよび制御回路を設けてあるので、空気清浄機の小型化がされている。
また、空気清浄機への取り付け部分をネジ等で固定する場合、小型化等によりネジ孔の配置に制約がある。一方、車両側への取り付けは、ネジ等で固定する場合、また挟み込む場合でも取り付け場所に制約があり、車両の種類により、形状や位置が異なっており、双方の条件を合わせた固定は困難である。しかし、取付具を用いることにより、小型の空気清浄機の取り付け場所に制約があっても、また、車両の種類が異なることにより空気清浄機の取り付け場所に制約があっても、取付具の一方の側を空気清浄機に合わせた取り付け形態とし、取付具の他方の側を車両(センターコンソール)に合わせた取り付け形態とすることにより、空気清浄機を取り付けることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の空気清浄機の車両への配設構造において、前記スイッチおよび前記制御回路を覆っている防水ブーツを有する空気清浄機の車両への配設構造である。
請求項6に記載の発明によれば、防水ブーツが設けられているので、空気清浄機の上に飲料等をこぼした場合であっても、空気清浄機が故障する事態を回避することができる。
本発明によれば、空気清浄機の車両への配設構造であって様々の種類の車両に空気清浄機を配設することができるものを提供できるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施形態に係る空気清浄機1が配設される車両3の概略構成を示す平面図であり、図2は、車両3の概略構成を示す側面図である。
車両3の車室5内には、運転席7A、助手席7B、各中間座席9A,9B、後部座席11、インストルメントパネル13、センターコンソール15が設けられている。
運転席7A、助手席7Bは、車室5の前方に設けられており、運転席7Aの後には、中間座席9Aが設けられており、助手席7Bの後には、中間座席9Bが設けられており、各中間座席9A,9Bの後には、後部座席11が設けられている。運転席7Aと助手席7Bとは、車両3の幅方向においてお互いが離れている。また、各中間座席9A,9Bも車両3の幅方向においてお互いが離れている。
インストルメントパネル13は、運転席7Aと助手席7Bとの前方に設けられている。センターコンソール15は、運手席7Aと助手席7Bとの間で、インストルメントパネル13から運手席7Aと助手席7Bの後端部近傍まで延びている。
空気清浄機1は、車両3の車室5内の空気を清浄化するものであり、車両3の車室5内に配設されている。また、空気清浄機1は、車両3(車室5)の幅方向では中間位置(たとえば中央部)に配設されており、車両3(車室5)の高さ方向では下方位置(車室5の床17側)に配設されている。より具体的には、車両3の高さ方向で、空気清浄機1が床17から僅かに離れて配設されているが、空気清浄機1が床17に接して配設されていてもよい。
また、空気清浄機1は、車両3(車室5)の前後方向では、センターコンソール15の後端側(たとえば、後端部)で、センターコンソール15にたとえば着脱自在に配設されている。
なお、車両3の前後方向で、空気清浄機1を、センターコンソール15の後端側以外の任意の位置に配設するようにしてもよい。たとえば、センターコンソール15が設けられていない車両の場合、インストルメントパネル13の後端部(図1や図2に破線で示す「P1」の位置)に、空気清浄機1を配設してもよい。また、各中間座席9A,9Bの後端部の近傍(図1や図2に破線で示す「P2」の位置)に、空気清浄機1を配設してもよい。
ところで、空気清浄機1は、図13に示す取付具19を用いて、センターコンソール15に取り付けられるようになっている。すなわち、空気清浄機1には、取付具19がたとえばねじ止めで固定されており、図14や図15に示すように、取付具19が、センターコンソール15にたとえばねじ止め固定されるようになっている。
具体的には、取付具19を用いて空気清浄機1がコンソールリヤポケットカバー21に取り付けられ、空気清浄機1が取り付けられたコンソールリヤポケットカバー21がコンソールリヤポケット23に取り付けられ、このコンソールリヤポケット23がセンターコンソール15の後端に収納されて設置されることにより、空気清浄機1はセンターコンソール15の後端部に配設されている。
図13を参照して、取付具19について説明する。
取付具19は、ほぼ矩形な平板状に形成されている。より詳しく説明すると、矩形な平板状の素材の四隅にスリット25を設け、四隅の周辺部位27の基端部(スリット25の基端部)を適宜折り曲げた形状に形成されている。なお、上記折り曲げによって、周辺部位27と、この周辺部位27以外の平板状の中央部位29とが形成されており、各周辺部位27が中央部位29の厚さ方向で、中央部位29の一方の側に突出している。
中央部位29には、取付具19を空気清浄機1に固定するためのボルトを通す馬鹿穴31が形成されている。各周辺部位27には、取付具19をコンソールリヤポケットカバー21に固定するためのボルトを通す馬鹿穴33が形成されている。
図3や図6や図11等で示すように、空気清浄機1の外観は、たとえば、直方体状に形成されている。そして、清浄化された空気を吐出する空気吐出口35が上側に配置され、空気を吸込む空気吸込口37を備えた1つの側面が車室5の後を向くようにして、センターコンソール15の後端部に配設されている。したがって、空気清浄機1がセンターコンソール15の後端部に配設されたことにより、空気清浄機1の後側に位置している面から車室5内の空気を吸い込み、空気清浄機1の上面から清浄化された空気を車室5内に吐出するようになっている。
また、図5に示すように、空気清浄機1は、空気清浄機本体39と、フロントカバー41とを備えて構成されている。
空気清浄機本体39の内側には、ブラシレスモータ43とシロッコファン45とが組み込まれている。また、空気清浄機本体39には、シロッコファン45から出てくる空気が通過する空気吐出口35が設けられている。
フロントカバー41には、シロッコファン45が吸い込む空気が通過する空気吸込口37が設けられている。また、フロントカバー41は、活性炭フィルター47および集塵フィルター49を空気清浄機本体39に設置するために(活性炭フィルター47および集塵フィルター49を交換するために)、空気清浄機本体39に着脱自在に設けられている。なお、活性炭フィルター47や集塵フィルター49は、たとえば、クリーンルームの空気を清浄化するために使用されている高性能なものであり、空気清浄機本体39に組み込まれているシロッコファン45の空気吸込口51を覆うようにして設置されるようになっている。
また、図6等に示すように、空気吐出口35に隣接して(シロッコファン45の空気吐出口57に隣接して)スイッチ(シロッコファン45の起動/停止/風量を調整する1つのロータリスイッチ)52と制御回路(シロッコファン45の駆動制御回路)56と作動ランプ58とが設けられている。なお、スイッチ52や制御回路56や作動ランプ58は、空気清浄機本体39に設けられている。作動ランプ58は、たとえばLEDで構成されている。また、作動ランプ58として、シロッコファン45による空気の吐出量が多い時に点灯するランプ58Aと、空気の吐出量が少ない時に点灯するランプ58Bとが設けられており、ランプ58Aの発光色とランプ58Bの発光色とがお互いが異なっている。
空気清浄機1についてさらに詳しく説明する。
シロッコファン45は、中央部にブラシレスモータ43が配置された円環状部位53と、この円環状部位53から外側に突出している突出部位55とを備えた形状に形成されている。円環状部位53の内部には、ブラシレスモータ43で回転駆動するファンが設けられている。そしてファンが回転することによって、円環状部位53の中央の空気吸込口51から空気を吸い込み、この吸い込んだ空気を、突出部位55の先端部の吐出口57から吐出するようになっている。
空気清浄機本体39は、矩形な枡状に形成されており、1つの側壁に空気吐出口35が設けられており、空気清浄機本体39の内部には、ブラシレスモータ43とシロッコファン45とが設置されている。空気清浄機本体39にシロッコファン45等を設置した状態では、シロッコファン45の空気吸込口51が、枡状の空気清浄機本体39の開口部に面しており、シロッコファン45の突出部位55の先端に形成されている吐出口57が空気清浄機本体39の空気吐出口35につながっている。
活性炭フィルター47と集塵フィルター49とは、それぞれが矩形な板状に形成されており、空気清浄機本体39に組み込まれているシロッコファン45の空気吸込口51を覆うようにして、空気清浄機本体39の開口部に設置されるようになっている。
フロントカバー41は、矩形な形状に形成されており、各フィルター47,49が設置された空気清浄機本体39の開口部を塞ぐようにして、空気清浄機本体39に容易に着脱自在になっている。フロントカバー41を設置することにより、各フィルター47,49が、空気清浄機本体39とフロントカバー41とで適宜挟まれて、空気清浄機本体39やフロントカバー41に固定されるようになっている。
また、フロントカバー41には、シロッコファン45が吸い込む空気の吸込口37が設けられている。そして、ブラシレスモータ43とシロッコファン45とが組み込まれている空気清浄機本体39に各フィルター47,49とフロントカバー41とを設置した状態で、ブラシレスモータ43を回転駆動すると、フロントカバー41の空気吸込口37から空気が吸い込まれ、この吸い込まれた空気が集塵フィルター49、活性炭フィルター47を通って清浄化され、シロッコファン45の吸込口51に吸い込まれ、この吸い込まれた空気が、シロッコファン45の吐出口57(空気清浄機本体39の空気吐出口35)から、空気清浄機1の外に吐出されるようになっている。
また、空気清浄機1をセンターコンソール15に配設した状態では、図4等で示すように、空気清浄機1のフロントカバー41の空気吸込口37が車両3(車室5)の後方を向いており、空気清浄機1(空気清浄機本体39)の空気吐出口35が、車両3(車室5)の上方を向いている。したがって、空気清浄機1をセンターコンソール15に配設した状態で空気清浄機1を稼動すると、車室5の後方の空気が空気清浄機1に吸い込まれ、空気清浄機1から車室5の上方に清浄化された空気が吐出されるようになっている。
なお、すでに理解されるように、空気清浄機1をセンターコンソール15に配設した状態では、フロントカバー41がセンターコンソール15から離れた側に位置しているので、空気清浄機1をセンターコンソール15に配設したままで、フロントカバー41を空気清浄機本体39から取り外し、各フィルター47,49の交換をすることができる。
空気清浄機1の制御回路56は、図9で示すように、たとえば矩形な板状に形成されている回路基板59を備えて構成されている。回路基板59には、スイッチ52が設けられている。図5や図6で示すように、空気清浄機1の空気吐出口35(突出部位55)は、空気清浄機1の中心に対して偏って設けられており、制御回路56やスイッチ52は、空気清浄機本体39の内部であって、空気吐出口35が設けられている側と反対側で、空気吐出口35に隣接して設けられている。
また、空気清浄機1には、防水ブーツ61が設けられている。防水ブーツ61は、ゴム等の弾性体で構成されており、スイッチ52および制御回路56を覆っている。
図7や図8に示すように、防水ブーツ61は、矩形な枡状に形成されており、内部に制御回路56(回路基板59)やスイッチ52を組み込むことができるようになっている。
内部に回路基板59やスイッチ52が組み込まれた防水ブーツ61が空気清浄機本体39に設置され、空気清浄機1がセンターコンソール15に配設された状態では、防水ブーツ61の開口部が下方を向くようになっている(図9参照)。したがって、空気清浄機1の上部から飲料物等の液体をこぼした場合であっても、制御回路56やスイッチ52が液体で濡れることが無い。
なお、枡状の防水ブーツ61の底部には、スイッチ52が入り込むための凸部63が形成されており、この凸部63が、空気清浄機本体39の側壁に設けられている貫通孔65を通って、空気清浄機本体39の外部(上部)に突出している。そして、この外部に突出している凸部63を押すことにより、空気清浄機1の起動/停止/風量調整がされるようになっている。
ここで、空気清浄機1を車両3に配設する手順について説明する。
まず、図13で示すように、空気清浄機1(空気清浄機本体39)に取付具19を取り付ける。続いて、図10に示す状態から、コンソールリヤポケット23とこのコンソールリヤポケット23と一体になっているコンソールリヤポケットカバー21を、後方(矢印A1で示す方向)に引き出す。
続いて、コンソールリヤポケットカバー21をコンソールリヤポケット23から取り外し、図14で示すように、コンソールリヤポケットカバー21を取付具19(空気清浄機1が取り付けられている取付具19)に取り付ける。
続いて、図15で示すように、空気清浄機1が取り付けられたコンソールリヤポケットカバー21を、コンソールリヤポケット23に取り付け、このコンソールリヤポケット23を、再びセンターコンソール15に収納すれば、図3に示すように、空気清浄機1がセンターコンソール15の後端部に配設される。
次に、各フィルター47,49の交換手順について説明する。
まず、空気清浄機1がセンターコンソール15の後端部に配設されている状態で、図11に矢印A3で示すように、空気清浄機本体39の上部を押し、矢印A5で示すようにフロントカバー41を回動して、空気清浄機本体39からフロントカバー41を取り外す。
続いて、今まで使用していた各フィルター47,49を取り外し、代わりの新しい各フィルター47,49を、図12で示すように、フロントカバー41に設置し、各フィルター47,49が設置されているフロントカバー41を空気清浄機本体39に設置する。これにより、各フィルター47,49の交換が終了する。
上述した空気清浄機1の車両3への配設構造によれば、車室5の幅方向では中間位置に、車室5の高さ方向では下方に空気清浄機1を配設したので、天井取付型室内照明装置の形状が異なっても、また、リヤパーシェルが存在しなくても、空気清浄機1を車室5内に設置することができる。そして、様々な種類の車両に汎用の空気清浄機1を配設することができる。
また、車室5内幅方向中間位置の高さ方向下方位置であるセンターコンソール15の後端に空気清浄機1を配設したことにより、前席乗員、後席乗員のどちらからでも操作することができる。なお、リヤパーシェルに空気清浄機を取り付けたときのように、空気清浄機本体とは別に前席にリモートスイッチを取り付ける必要が無くなり、余分な費用の発生を回避することができる。
また、ロータリスイッチ52が1つだけなので、スイッチONと風量の強弱スイッチを探さなくても、風音と作動ランプ58の色で、空気清浄機のON/OFFや風量を確認することができる。
また、センターコンソール15の後端に空気清浄機1が配設されるので、様々な車種への空気清浄機1の設置が容易になる。すなわち、センターコンソール15は多種の車に採用されており、また、センターコンソール15の後端側や後端部は、車種の違いによる形状や大きさの変化が小さいので、車種が変わっても空気清浄機1の取付けが容易になる。
また、上記配設構造によれば、センターコンソール15の後端側に空気清浄機1が配設されているので、空気清浄機1が車室5のほぼ中央部に設置されることになる。したがって、空気清浄機1を稼動した際における車室5内の空気の流れに偏りが発生する事態が抑制され、車室5内の空気を効率良く清浄することができる。
また、車室5内幅方向中間位置の高さ方向下方位置であるセンターコンソール15の後端に空気清浄機1を配設したことにより、天井取り付けまたはリヤパーシェルへの取り付けに比較し、乗員の耳位置から遠くなり、さらに、前席乗員にとって座席7A,7Bがファン45の騒音を遮断することにより、静かに快適な走行を行うことができる。
また、センターコンソール15の上面は、カップホルダー、アームレスト、物入れリッド等に使用されており、センターコンソール15の側面は座席7A,7Bが近接しているため、空気清浄機1を取り付けるスペースが無い。センターコンソール15の後端は、後方が開放されており、空気吸い込み口37を後方に向けることで、吸入側フィルター開口部の面積を大きくとることができまた車両3の機能を妨げることがない。一般的に空気清浄機1はフィルター部を吸い込み側にとり出来るだけ広い面積をとっている。空気の吹き出し口(空気吐出口)35は、フィルター面積を考慮する必要がないので、空気の吹き出し口35の面積を大きくする必要がなく、空気の吹き出し口35を上方に設けることができる。
また、上記配設構造によれば、取付具19を用いて空気清浄機1が設置されるようになっているので、車種の違いによってセンターコンソール15の形状が変わった場合であっても、取付具19の形状を変更することにより空気清浄機1を設置することができる。
また、空気清浄機1への取り付け部分をネジ等で固定する場合、小型化等によりネジ孔の配置に制約がある。一方、車両側への取り付けは、ネジ等で固定する場合、また挟み込む場合でも取り付け場所に制約があり、車両3の種類により、形状や位置が異なっており、双方の条件を合わせた固定は困難である。しかし、取付具19を用いることにより、小型の空気清浄機1の取り付け場所に制約があっても、また、車両3の種類が異なることにより空気清浄機1の取り付け場所に制約があっても、取付具19の一方の側を空気清浄機1に合わせた取り付け形態とし、取付具19の他方の側を車両3(センターコンソール15)に合わせた取り付け形態とすることにより、空気清浄機1を取り付けることができる。
さらに、上記配設構造によれば、清浄された空気が空気清浄機1の上面の空気吐出口35から吐出されるようになっているので、吐出された空気が搭乗者の顔や頭に直接かかることを回避することができる。
また、上記配設構造によれば、空気吐出口35に隣接して、スイッチ52および制御回路56を設けてあるので、空気清浄機1の小型化がなされている。すなわち、シロッコファン45はこの動作特性上、空気の吐出口57(突出部位55)がファンの回転中心に対して偏って設けられている。したがって、シロッコファン45の突出部位55が存在しない内部空間(空気清浄機本体39の内部空間)は、そのままではデッドスペースになってしまう。しかし、上記配設構造では、シロッコファン45の突出部位55が存在しない内部空間に制御回路56とスイッチ52とが設けられているので、デッドスペースの発生が極力抑えられており、これにより、空気清浄機1の小型化がなされている。
また、上記配設構造によれば、防水ブーツ61が設けられているので、空気清浄機1の上に飲料等をこぼした場合であっても、空気清浄機1が故障する事態を回避することができる。
なお、上述した空気清浄機1の車両3への配設構造では、ねじを用いて、取付具19をセンターコンソール15に取り付けているが、取付具でセンターコンソール15を挟むことにより、空気清浄機1をセンターコンソール15に取り付けてもよい。
すなわち、空気清浄機に取付具をたとえばねじ止めで固定し、この取付具が、センターコンソール15の後端側(たとえば、厚さ方向が車両の前後方向とほぼ一致している板状のコンソールリヤポケットカバー21)を挟持して、空気清浄機1をセンターコンソールに固定する構成であってもよい。これにより、センターコンソールへの空気清浄機1の着脱が一層容易になる。
1 空気清浄機
3 車両
5 車室
15 センターコンソール
19 取付具
52 スイッチ
56 制御回路
61 防水ブーツ
3 車両
5 車室
15 センターコンソール
19 取付具
52 スイッチ
56 制御回路
61 防水ブーツ
Claims (6)
- 車両の車室内の空気を浄化する空気清浄機の配設構造において、
前記車両の車室内で、前記車両の幅方向では中間位置に、前記車両の高さ方向では下方位置に、前記空気清浄機を配設したことを特徴とする空気清浄機の車両への配設構造。 - 請求項1に記載の空気清浄機の車両への配設構造において、
前記車両の前後方向では、センターコンソールの後端側に、前記空気清浄機を配設したことを特徴とする空気清浄機の車両への配設構造。 - 請求項2に記載の空気清浄機の車両への配設構造において、
前記空気清浄機には取付具が固定されており、前記取付具が、前記センターコンソールに固定される構成であることを特徴とする空気清浄機の車両への配設構造。 - 請求項2に記載の空気清浄機の車両への配設構造において、
前記空気清浄機には取付具が固定されており、前記取付具が、前記センターコンソールの後端側を挟持して、前記空気清浄機が前記センターコンソールに固定される構成であることを特徴とする空気清浄機の車両への配設構造。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の空気清浄機の車両への配設構造において、
前記空気清浄機には、
ブラシレスモータとシロッコファンとが組み込まれ、前記シロッコファンから出てくる空気が通過する吐出口を備えた空気清浄機本体と、
前記シロッコファンが吸い込む空気が通過する吸込口を備え、活性炭フィルターおよび集塵フィルターを前記空気清浄機本体に設置するために、前記空気清浄機本体に着脱自在に設けられたフロントカバーと、
前記吐出口に隣接してスイッチおよび制御回路を備えた構成であることを特徴とする空気清浄機の車両への配設構造。 - 請求項5に記載の空気清浄機の車両への配設構造において、
前記スイッチおよび前記制御回路を覆っている防水ブーツを有することを特徴とする空気清浄機の車両への配設構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008273393A JP2010100174A (ja) | 2008-10-23 | 2008-10-23 | 空気清浄機の車両への配設構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008273393A JP2010100174A (ja) | 2008-10-23 | 2008-10-23 | 空気清浄機の車両への配設構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010100174A true JP2010100174A (ja) | 2010-05-06 |
Family
ID=42291200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008273393A Pending JP2010100174A (ja) | 2008-10-23 | 2008-10-23 | 空気清浄機の車両への配設構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010100174A (ja) |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01314617A (ja) * | 1988-06-15 | 1989-12-19 | Hitachi Ltd | 車載用加湿器の凍結解除装置 |
JPH0577641A (ja) * | 1991-09-20 | 1993-03-30 | Nippondenso Co Ltd | 天井設置型車両用クーリングユニツト |
JPH0532041U (ja) * | 1991-10-11 | 1993-04-27 | 松下電器産業株式会社 | 車載用空気清浄器の取付装置 |
JPH0722809U (ja) * | 1993-10-01 | 1995-04-25 | 松下電器産業株式会社 | 車載用空気清浄機 |
JPH11288635A (ja) * | 1998-04-02 | 1999-10-19 | Fujitsu Ten Ltd | ケースの防水構造 |
JPH11319445A (ja) * | 1998-05-14 | 1999-11-24 | Daikin Ind Ltd | 空気清浄装置 |
JP2000060948A (ja) * | 1998-08-26 | 2000-02-29 | Daikin Ind Ltd | 空気清浄装置 |
JP2003146068A (ja) * | 2001-11-15 | 2003-05-21 | Denso Corp | 車両用空気清浄器 |
JP2005047337A (ja) * | 2003-07-31 | 2005-02-24 | Tokai Kotsu Kk | カバー部材、空気浄化装置及び自動車用車両 |
-
2008
- 2008-10-23 JP JP2008273393A patent/JP2010100174A/ja active Pending
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01314617A (ja) * | 1988-06-15 | 1989-12-19 | Hitachi Ltd | 車載用加湿器の凍結解除装置 |
JPH0577641A (ja) * | 1991-09-20 | 1993-03-30 | Nippondenso Co Ltd | 天井設置型車両用クーリングユニツト |
JPH0532041U (ja) * | 1991-10-11 | 1993-04-27 | 松下電器産業株式会社 | 車載用空気清浄器の取付装置 |
JPH0722809U (ja) * | 1993-10-01 | 1995-04-25 | 松下電器産業株式会社 | 車載用空気清浄機 |
JPH11288635A (ja) * | 1998-04-02 | 1999-10-19 | Fujitsu Ten Ltd | ケースの防水構造 |
JPH11319445A (ja) * | 1998-05-14 | 1999-11-24 | Daikin Ind Ltd | 空気清浄装置 |
JP2000060948A (ja) * | 1998-08-26 | 2000-02-29 | Daikin Ind Ltd | 空気清浄装置 |
JP2003146068A (ja) * | 2001-11-15 | 2003-05-21 | Denso Corp | 車両用空気清浄器 |
JP2005047337A (ja) * | 2003-07-31 | 2005-02-24 | Tokai Kotsu Kk | カバー部材、空気浄化装置及び自動車用車両 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6656887B2 (ja) | ポータブル型空気清浄機 | |
KR20120060279A (ko) | 벽걸이형 공기청정기 | |
KR200491354Y1 (ko) | 빌트인 타입의 공기청정장치를 구비한 시트백커버조립체 및 이를 포함하는 차량용 시트 | |
JP5861990B2 (ja) | 空気調和機 | |
KR20180000566U (ko) | 램프 일체형 차량용 공기정화기 | |
JP4483602B2 (ja) | 車両用空気清浄器 | |
JP2010100174A (ja) | 空気清浄機の車両への配設構造 | |
JP5850677B2 (ja) | 空気清浄機及びイオン発生ユニット | |
JP2007045185A (ja) | 車両用空気清浄器 | |
KR20220042907A (ko) | 차량용 공기청정기 | |
JP6865533B2 (ja) | 便器装置 | |
KR20200029962A (ko) | 자동차용 공기청정기 겸용 핸디선풍기 | |
JP2009068810A (ja) | 空気清浄機 | |
JP6149954B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP5983801B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2007050792A (ja) | 車両用空気清浄器 | |
CN218209995U (zh) | 一种具有助眠功能的空气净化器 | |
KR101562869B1 (ko) | 차량용 에어클리너 | |
JP2005230043A (ja) | 脱臭装置 | |
JP2593749Y2 (ja) | 車載用空気清浄器 | |
JP2576610Y2 (ja) | 車載用空気清浄器の取付構造 | |
JPH03239627A (ja) | 車載用空気清浄器 | |
KR20230060757A (ko) | 차량 도어 내장 공기청정기 | |
JPH0538409A (ja) | 車載用空気清浄器 | |
JP2003106580A (ja) | 空気清浄機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110926 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121015 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121023 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130402 |