JP2001105848A - 車両用空気清浄器 - Google Patents

車両用空気清浄器

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JP2001105848A
JP2001105848A JP29135899A JP29135899A JP2001105848A JP 2001105848 A JP2001105848 A JP 2001105848A JP 29135899 A JP29135899 A JP 29135899A JP 29135899 A JP29135899 A JP 29135899A JP 2001105848 A JP2001105848 A JP 2001105848A
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Kenji Suwa
健司 諏訪
Katsumi Nishikawa
克已 西川
Hikari Sugi
光 杉
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車室内の全ての席の空気を良好に清浄化可能
にする。 【解決手段】 車両左右方向の略中央部に吸込口121
を配置し、吸込口121の車両左右方向両側に配置した
2つの吹出口122から空気を吹き出すことにより、右
座席側を流れる吹出空気流C1と左座席側を流れる吹出
空気流C2とを容易に発生させることができ、車室内の
全ての席の空気を循環させて、車室内の全ての席の空気
を良好に清浄化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内空気を清浄
化する車両用空気清浄器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空気清浄器は、車室内空気
を吸入して吹き出すファンと、空気を清浄化するフィル
タとを備え、図11に示すように、空気清浄器1は後席
31と後部窓ガラス32との間に設けられたリアパッケ
ージトレー33に組付けられている。この従来の空気清
浄器1は、空気の吸込口121および吹出口122を各
1個備え、車両左右方向左側の吸込口121から車室内
の空気を吸い込み、車両左右方向右側の吹出口122か
ら車両前方でかつ天井35側に向けて一方向に空気を吹
き出すようにしている。従って、矢印Kで示すように、
吹出空気は後席右側および前席右側の乗員の頭部付近を
主に流れる。
【0003】そして、車室前方に至った空気は車両後方
に向きを変えて流れ、再び吸込口121から吸い込まれ
る。この際、運転席36および助手席37の背もたれ部
361、371は空気流れに対して抵抗になるため、空
気は矢印Lで示すように、主に背もたれ部361、37
1間(車両左右方向中央部)を通って吸込口121側に
流れる。
【0004】また、図12に示すように、車室内の前後
方向および左右方向の略中央部で、かつ車室内の天井3
5に空気清浄器1を設置するタイプも知られており、こ
のタイプの空気清浄器1は、空気の吸込口および吹出口
を各1個備え、下方から空気を吸い込み、車両後方に向
けて一方向に空気を吹き出すようにしている。従って、
矢印で示すように、吹出空気は後席側のみで循環する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
車両用空気清浄器は、上記のように空気を一方向に吹き
出すようにしているため、空気は右側座席の乗員の頭部
付近を前方に向かって流れた後、車両左右方向中央部を
通って車両後方に向かって流れて吸込口121に至る。
従って、左側座席部は空気が循環しにくく、特に、助手
席37は空気がよどみやすく、その結果、左側座席部の
空気を十分清浄化できないという問題があった。
【0006】また、後者の車両用空気清浄器は、上記の
ように空気を一方向に吹き出すようにしているため、空
気は後席31側のみで循環し、前席側は空気が循環しに
くく、その結果、前席側の空気を十分清浄化できないと
いう問題があった。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、車室内の全ての席の空気を良好に清浄化可能にする
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、車室内の空気を吸入し
て車室内に吹き出すファン(13)と、空気を清浄化す
るフィルタ(15a〜d)とを備える車両用空気清浄器
において、空気が多方向に吹き出されるように吹出口
(122)を構成したことを特徴とする。
【0009】これにより、空気を多方向に吹き出すこと
により、車室内の全ての席の空気を循環させて、車室内
の全ての席の空気を良好に清浄化することができる。
【0010】また、従来のように全ての空気を1箇所か
ら一方向に吹き出すと、乗員に冷風感を与えたり、或い
は髪が乱れたりするという不具合が生じていた。これに
対し、請求項1に記載の発明のように空気を多方向に吹
き出すことにより、例えば空気を2方向に均等に吹き出
した場合、1つの吹出口当たりの風量に半分にすること
ができ、上記した冷風感や髪の乱れの問題を解消するこ
とができる。
【0011】請求項2に記載の発明では、後部座席(3
1)の後方に設置される車両用空気清浄器であって、車
両左右方向の略中央部にファン(13)および吸込口
(121)を配置し、吸込口(121)の車両左右方向
両側に吹出口(122)を配置し、ファン(13)から
吹出口(122)に向けて空気通路(11)を車両左右
方向両側に分岐したことを特徴とする。
【0012】これにより、車両左右方向両側に配置した
吹出口から空気を吹き出すことにより、右座席側を流れ
る吹出空気流と左座席側を流れる吹出空気流とを容易に
発生させることができ、車室内の全ての席の空気を循環
させて、車室内の全ての席の空気を良好に清浄化するこ
とができる。
【0013】また、空気清浄器の全体形状は車両左右方
向に細長いものとなり、後部座席後方の車両左右方向に
細長いスペースに設置するのに都合のよい形状である。
【0014】請求項3に記載の発明では、車室内の前後
方向および左右方向の略中央部で、かつ車室内の天井
(35)部に設置される車両用空気清浄器であって、車
室内の空気を下方から吸入して車室内の前方および後方
に吹き出すように吸込口(121)および吹出口(12
2)を配置したことを特徴とする。
【0015】これにより、空気を車室内の前方および後
方に吹き出すことにより、前席側を流れる吹出空気流と
後席側を流れる吹出空気流とを容易に発生させることが
でき、車室内の全ての席の空気を循環させて、車室内の
全ての席の空気を良好に清浄化することができる。
【0016】請求項5に記載の発明では、フィルタ(1
5c、15d)をファン(13)よりも空気流れ下流側
のみに配置したことを特徴とする。
【0017】これにより、フィルタをファンよりも空気
流れ上流側に配置した場合よりも、ファンの特性上通風
抵抗が小さくなって風量が増加する。
【0018】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1〜3は本発
明の第1実施形態を示すもので、図1は車両用空気清浄
器を車両のリアパッケージトレー33に組付けた状態を
示す平面図、図2は図1のA−A断面図、図3は空気清
浄器を装着した車両の室内の斜視図である。
【0020】図1、2に示す空気清浄器1は、内部に空
気通路11を形成するポリプロピレン等の樹脂製ケース
12を備え、このケース12において空気通路11の空
気流れ上流側には、車室内空気を導入する吸込口121
が1つ形成され、ケース12において空気通路11の空
気流れ下流側には、導入空気を2方向(多方向)に吹き
出す2つの吹出口122が形成されている。ここで、ケ
ース12は複数個に分割されて成形され、それらを適宜
の締結手段で締結して構成している。
【0021】吸込口121よりも空気流れ下流側の空気
通路11には、空気流を発生させるファン13が配置さ
れている。このファン13は、回転軸方向から空気を吸
入して径外方に向けて吹き出す遠心式のファンで、より
具体的には、複数のブレード131が回転方向Bに対し
て後ろを向くターボファン(後ろ向きブレードファン)
であり、ブロワモータ14によって回転駆動される。
【0022】空気通路11はファン13の空気流れ下流
側で左右に2つに分岐されており、この分岐された空気
通路11は、ファン13の位置から水平方向に延びた
後、曲がり部111にて上向きに90度向きが変えられ
て各吹出口122に至っている。
【0023】ファン13よりも空気流れ上流側の空気通
路11には、ひだ折りした不織布により空気中の塵を捕
捉(除去)する矩形状の除塵フィルタ15aが設置され
ている。また、ファン13よりも空気流れ下流側の2つ
の空気通路11には、ハニカム担体に添着された活性炭
により空気中の臭いを除去する矩形状の脱臭フィルタ1
5bが設置されている。この脱臭フィルタ15bは、曲
がり部111に位置し、ファン13からの空気流に対し
て約30度傾斜して装着されている。
【0024】吸込口121にはポリプロピレン等の樹脂
製吸込グリル16が組み付けられ、吹出口122にはポ
リプロピレン等の樹脂製吹出グリル17が組み付けら
れ、これらのグリル16、17はケースの一部を構成す
る。なお、吹出グリル17には、空気の吹出方向を案内
するガイド部17aが多数形成されている。
【0025】上記の空気清浄器1は、図3に示すよう
に、後部座席31と後部窓ガラス32との間に設けられ
たリアパッケージトレー33に組付けられ、吸込グリル
16および吹出グリル17が車室内に露出し、他の部分
はトランクルーム34(図2参照)内に収納されてい
る。ここで、車両左右方向の中央部にファン13、吸込
口121および吸込グリル16を配置し、この吸込口1
21の車両左右方向両側に吹出口122および吹出グリ
ル17を配置している。そして、各吹出口122からの
吹出空気は、ガイド部17aによって吹出方向が案内さ
れて、車両前方でかつ天井35側に向けて吹き出され
る。
【0026】図3において、36は運転席、361はそ
の背もたれ部、37は助手席、371はその背もたれ部
である。
【0027】なお、空気清浄器1は、車室内の空気の汚
れ度合を検出する図示しないスモークセンサの出力信号
に基づいて自動運転されるものでもよいし、或いは、乗
員のスイッチ操作により運転・停止を行うものでもよ
い。
【0028】次に、上記構成になる空気清浄器1の作動
について説明する。
【0029】空気清浄器1の運転が開始されると、ブロ
ワモータ14に通電されてファン13が回転駆動され
る。ファン13の回転に伴い車室内の空気が吸込口12
1から吸い込まれ、2つの吹出口122から車室内に吹
き出される。そして、空気が空気清浄器1内の空気通路
11を通過する際に、除塵フィルタ15aにより空気中
の塵が捕捉(除去)され、また、脱臭フィルタ15bに
より空気中の臭いが除去される。
【0030】車両左右方向両側に配置された2つの吹出
口122からは、車両前方でかつ天井35側(斜め上
方)に向けてそれぞれ空気が吹き出され、従って、図3
に矢印C1、C2で示すように、後部座席31右側およ
び運転席36(前席右側)の乗員の頭部付近を流れる第
1吹出空気流C1と、後部座席31左側および助手席3
7(前席左側)の乗員の頭部付近を流れる第2吹出空気
流C2とが発生する。
【0031】そして、車室前方に至った各吹出空気流C
1、C2は車両後方に向きを変え、運転席36および助
手席37の背もたれ部361、371間(車両左右方向
中央部)を通って、矢印で示す吸込空気流Dとなって吸
込口121側に流れる。
【0032】上記のような空気流れを実現したことによ
り、車室内の全ての席の空気が空気清浄器1に循環し、
その結果、車室内の全ての席の空気を良好に清浄化する
ことができる。
【0033】また、車室内全体の空気を清浄化するに
は、一般的な大きさの乗用車(5人乗り)では約90m
3/hの風量が必要であるが、その量の空気を従来のよ
うに1箇所から吹き出すと、乗員に冷風感を与えたり、
或いは髪が乱れたりするという不具合が生じていた。こ
れに対し、本例のように2つの吹出口122から均等に
吹き出すことにより、1つの吹出口当たりの風量に半分
にすることができ、従って上記した冷風感や髪の乱れの
問題を解消することができる。
【0034】また、本例では、脱臭フィルタ15bより
も空気流れ上流側に除塵フィルタ15aを配置している
ため、塵の付着による脱臭フィルタ15bの性能低下を
未然に防止することができる。
【0035】また、脱臭フィルタ15bを曲がり部11
1よりも空気流れ下流側に設置した場合、空気流が曲が
り部111で向きを変える際に曲がり圧損が発生するの
に対し、本例では曲がり部111に脱臭フィルタ15b
を設置しているため曲がり圧損が発生せず、その分吹出
空気量を増加させることができる。
【0036】(第2実施形態)第1実施形態では除塵用
と脱臭用の2種類のフィルタ15a、15bを用いたの
に対し、図4、5に示す第2実施形態では、除塵と脱臭
の両機能を有する1種類の矩形状のフィルタ15cを用
いている点が異なっている。なお、第1実施形態と同一
もしくは実質的に同一の部分には同一の符号を付し、説
明を省略する。
【0037】本実施形態のフィルタ15cは、ひだ折り
した不織布に活性炭を添着したもので、それにより空気
中の塵と臭いを除去する。不織布の空気流れ下流側の面
に活性炭を添着することにより、塵が活性炭に直接付着
するのを防止し、脱臭性能の低下を未然に防止するよう
にしている。また、フィルタ15cは曲がり部111に
設置して、曲がり圧損が発生しないようにしている。さ
らに、フィルタ15cをファン13よりも空気流れ上流
側に配置するよりも、本例のようにファン13よりも空
気流れ下流側に配置する方が、ファン13の特性上通風
抵抗が小さくなって風量が増加する。
【0038】(第3実施形態)第1実施形態では2つの
吹出口122を設けて2方向に空気を吹き出すのに対
し、図6、7に示す第3実施形態では、ファンの外周側
全域(多方向)に空気を吹き出すようにした点が異なっ
ている。なお、第1実施形態と同一もしくは実質的に同
一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0039】ファン13の外周側(吐出側)全域に空気
通路11が形成され、この空気通路11はファン13の
外周側から全方位に向かって水平方向に延びた後、曲が
り部111にて上向きに90度向きが変えられて吹出口
122に至っている。そして、この吹出口122および
吹出グリル17はリング状になっており、吸込口121
および吸込グリル16を取り囲むようにして設置されて
いる。
【0040】ファン13の外周側の空気通路11中に
は、除塵と脱臭の両機能を有するリング状のフィルタ1
5dが、ファン13を取り囲むようにして設置されてい
る。なお、この空気清浄器1はリアパッケージトレー3
3の車両左右方向中央部に組付けられ、吸込グリル16
および吹出グリル17が車室内に露出し、他の部分はト
ランクルーム34内に収納されている。
【0041】上記構成において、ファン13の回転に伴
い吸込口121から吸い込まれた空気は、ファン13の
外周側から全方位に向かって送り出され、吹出口122
からは車室内の上方に向けて吹き出される。ここで、よ
り具体的な空気吹出方向は、ガイド部17aによって、
以下のように設定されている。
【0042】まず、リング状の吹出口122において、
車両右サイドでかつ車両前方側に位置する右前吹出口1
22aから吹き出される空気は、矢印G1で示すように
車両右前方上方に向けて吹き出される。これにより、図
3の第1吹出空気流C1と同様の空気流が発生するよう
にしている。また、車両左サイドでかつ車両前方側に位
置する左前吹出口122bから吹き出される空気は、矢
印G2で示すように車両左前方上方に向けて吹き出され
る。これにより、図3の第2吹出空気流C2と同様の空
気流が発生するようにしている。
【0043】一方、リング状の吹出口122において、
車両右サイドでかつ車両後方側に位置する右後吹出口1
22cから吹き出される空気は車両右方に向けて吹き出
され、後部窓ガラスに当たった後、後部窓ガラスや天井
等に案内されて車両前方側に向かって流れ、右前吹出口
122aからの吹出空気と合流する。また、車両左サイ
ドでかつ車両後方側に位置する左後吹出口122dから
吹き出される空気は車両左方に向けて吹き出され、後部
窓ガラスに当たった後、後部窓ガラスや天井等に案内さ
れて車両前方側に向かって流れ、左前吹出口122bか
らの吹出空気と合流する。
【0044】そして、上記のようにして車両前方側に向
けて吹き出された各吹出空気流は、車室前方に至った後
に向きを変え、第1実施形態と同様に、運転席36およ
び助手席37の背もたれ部361、371間(車両左右
方向中央部)を通って吸込口121側に流れる。上記の
ような空気流れにより、車室内の全ての席の空気が空気
清浄器1に循環し、その結果、車室内の全ての席の空気
を良好に清浄化することができる。
【0045】(第4実施形態)上記各実施形態では、空
気清浄器1をリアパッケージトレー33に設置したのに
対し、図8〜10に示す第4実施形態では、車室内の前
後方向および左右方向の略中央部で、かつ車室内の天井
35に空気清浄器1を設置している。なお、第1実施形
態と同一もしくは実質的に同一の部分には同一の符号を
付し、説明を省略する。
【0046】この空気清浄器1は、下向きに開口した吸
込口121が1つ形成され、空気通路11はファン13
の空気流れ下流側で前後に2つに分岐されており、この
分岐された空気通路11は、ファン13の位置から水平
方向に延びて2つの吹出口122に至っている。分岐さ
れた空気通路11中には、除塵と脱臭の両機能を有する
矩形状のフィルタ15cが設置されている。
【0047】上記構成において、ファン13の回転に伴
い吸込口121から吸い込まれた空気は、車両前方およ
び後方に向けて各吹出口122から吹き出される。そし
て、図10に矢印で示すように、車両前方に向けて吹出
口122から吹き出された吹出空気流H1は、運転席3
6および助手席37上部の天井35に沿って流れ、車室
前方に至った吹出空気流H1は、下方に向きを変えた後
さらに車両後方に向きを変え、吸込空気流J1となって
吸込口121側に流れる。この空気の流れにより前席側
の空気が循環し、空気清浄器1により前席側の空気が清
浄化される。
【0048】一方、車両後方に向けて吹出口122から
吹き出された吹出空気流H2は、後部座席31上部の天
井35に沿って流れ、次に後部座席31の乗員に沿って
下方に向きを変えた後さらに車両前方に向きを変え、吸
込空気流J2となって吸込口121側に流れる。この空
気の流れにより後部座席31側の空気が循環し、空気清
浄器1により後部座席31側の空気が清浄化される。
【0049】(他の実施形態)上記各実施形態におい
て、フィルタとして除塵フィルタ15aと脱臭フィルタ
15bとを使用し、その2種類のフィルタ15a、15
bを、ファン13よりも空気流れ下流側の空気通路11
中に設置してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気清浄器の第1実施形態を示す平面
図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1の空気清浄器を装着した車両の室内の斜視
図である。
【図4】本発明の空気清浄器の第2実施形態を示す平面
図である。
【図5】図4のE−E断面図である。
【図6】本発明の空気清浄器の第3実施形態を示す平面
図である。
【図7】図6のF−F断面図である。
【図8】本発明の空気清浄器の第4実施形態を示す側面
断面図である。
【図9】図8の底面図である。
【図10】図8の空気清浄器を装着した車両の側面図で
ある。
【図11】従来の空気清浄器を装着した車両の室内の斜
視図である。
【図12】他の従来の空気清浄器を装着した車両の側面
図である。
【符号の説明】
11…空気通路、12…ケース、13…ファン、15a
〜d…フィルタ、16、17…ケースの一部を構成する
グリル、121…吸込口、122…吹出口。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に空気通路(11)を有するととも
    に、前記空気通路(11)の端部に空気の吸込口(12
    1)および吹出口(122)を有するケース(12)
    と、前記空気通路(11)中に設置され、車室内の空気
    を吸入して前記車室内に吹き出すファン(13)と、前
    記空気通路(11)中に設置され、前記空気を清浄化す
    るフィルタ(15a〜d)とを備える車両用空気清浄器
    において、 前記空気が多方向に吹き出されるように前記吹出口(1
    22)を構成したことを特徴とする車両用空気清浄器。
  2. 【請求項2】 後部座席(31)の後方に設置される車
    両用空気清浄器であって、 車両左右方向の略中央部に前記ファン(13)および前
    記吸込口(121)を配置し、前記吸込口(121)の
    車両左右方向両側に前記吹出口(122)を配置し、前
    記ファン(13)から前記吹出口(122)に向けて前
    記空気通路(11)を車両左右方向両側に分岐したこと
    を特徴とする請求項1に記載の車両用空気清浄器。
  3. 【請求項3】 前記車室内の前後方向および左右方向の
    略中央部で、かつ前記車室内の天井(35)部に設置さ
    れる車両用空気清浄器であって、 前記車室内の空気を下方から吸入して前記車室内の前方
    および後方に吹き出すように前記吸込口(121)およ
    び前記吹出口(122)を配置したことを特徴とする請
    求項1に記載の車両用空気清浄器。
  4. 【請求項4】 前記ファン(13)の外周側全域から前
    記空気を吹き出すように前記吹出口(122)を構成し
    たことを特徴とする請求項1に記載の車両用空気清浄
    器。
  5. 【請求項5】 前記フィルタ(15c、15d)を前記
    ファン(13)よりも空気流れ下流側のみに配置したこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載
    の車両用空気清浄器。
  6. 【請求項6】 前記フィルタ(15a、15b)は、前
    記空気中の塵を除去する除塵フィルタ(15a)と、前
    記空気中の臭いを除去する脱臭フィルタ(15b)とか
    らなり、前記除塵フィルタ(15a)および脱臭フィル
    タ(15b)のうちの一方を前記ファン(13)よりも
    空気流れ上流側に配置し、前記除塵フィルタ(15a)
    および脱臭フィルタ(15b)のうちの他方を前記ファ
    ン(13)よりも空気流れ下流側に配置したことを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両用
    空気清浄器。
  7. 【請求項7】 前記ファン(13)よりも空気流れ下流
    側の前記空気通路(11)は、空気流れの向きを変える
    曲がり部(111)を有し、この曲がり部(111)に
    前記フィルタ(15b、15c)を配置したことを特徴
    とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車両用
    空気清浄器。
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