JP2013169951A - 車両用表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モニタ部が開閉する本装置にイオン放出機を効率良く内蔵させると共に、内蔵したイオン放出機が発生したイオンを後席乗員に効率良く送ることができる車両用表示装置を提供すること。
【解決手段】この車両用表示装置1は、装置本体11と、装置本体11に回動可能に取り付けられたモニタ部12とからなり、装置本体11は、モニタ格納部13と、そのモニタ格納部13の左右両側に設けられた両側枠部14L,14Rと、モニタ部12を格納した際、モニタ部12の裏面および両側枠部14L,14Rとほぼ面一になる本体部15とを有し、本体部15は、所望の効果を有するイオンをイオン放出口16から車内へ放出するイオン放出機を内蔵する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用表示装置に関し、特に、車内の天井に装置本体が取り付けられ、その装置本体にモニタ部の基部が回動支持部を介し開閉自在に取り付けられた車両用表示装置に関する。
従来の車両用表示装置として、例えば、車内の天井に取り付けられ、後部座席の乗員がテレビや映画等を観賞できるようにしたものがあり、その車両用表示装置の一部にルームランプ(室内灯)の機能を設けたものもある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−192972号公報
ところで、近年、車内は密閉された空間であり、高温にもなるため、車内の臭い、例えば、食べ物や、タバコ、汗、ペット、内装材、エアコン内のカビ臭等が気になるユーザが増えてきた。その一方、窓を開けると埃や花粉等が車内に入り込むので、窓を開けることを躊躇うユーザもいる。特に、小さい子供を車内に乗せる場合には、車内で食事等を取る機会が多くなるので、食べ物等の臭いが気になるだけでなく、ダニ等のアレルギー発生源も気になる。そのため、最近は、各電器メーカなどから浮遊するカビ菌、または細菌、ウイルスに作用して除菌ないしはその発生を抑える除菌ないしは菌発生抑制効果や、車内を脱臭する脱臭効果、花粉やダニ等のアレルギー物質のアレルギー抑制効果、髪や素肌を保湿させる保湿効果などの所望の効果を有するイオン(除菌イオンとか微粒子イオン、マイナスイオン等とも呼ばれている)を発生させて放出するイオン放出機が製品化されている。
そのため、車両の純正エアコンに、空気清浄機を内蔵させたり、運転席や助手席のいわゆるカップホルダーに空気清浄機を置いていた。しかし、これらの場合には、前席には有効だが、2列目以降の後部座席には空気清浄作用の効果が薄いという問題があった。特に、カップホルダーを使用する場合には、さらにカップホルダーが一つ埋まってしまうと共に、配線が露出して邪魔になるという問題があった。
なお、前述の特許文献1に記載の従来の車両用表示装置のようにイオン放出機等の空気清浄機が設けられた装置は、まだ提案されていない。また、仮に、従来の車両用表示装置にイオン放出機等の空気清浄機を設けるにしても、本装置の小型化や薄型化のためほとんどそれを設けるスペースが無い。
そこで、本発明は、モニタ部が開閉する本装置にイオン放出機を効率良く内蔵させると共に、内蔵したイオン放出機が発生したイオンを後席乗員に効率良く送ることができる車両用表示装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の車両用表示装置は、車内の天井に装置本体が取り付けられ、その装置本体にモニタ部が回動支持部を介し開閉自在に取り付けられた車両用表示装置であって、装置本体は、モニタ部をそのモニタ面が対向するように格納するモニタ格納部と、そのモニタ格納部の左右両側に設けられ、モニタ部を格納した際、モニタ部の表面とほぼ面一になる両側枠部と、モニタ部を格納した際、モニタ部の表面および両側枠部の表面とほぼ面一になる表面を有する本体部とを有し、その本体部に、所望の効果を有するイオンを発生し、そのイオンを車内へ放出するイオン放出機を設けたことを特徴とする。
ここで、イオン放出機は、所望の効果を有するイオンを、車内から取り入れた空気と共に車内へ放出するように構成されており、本装置を車両の天井に装着した際、イオン放出機が発生した所望の効果を有するイオンの放出口は、本体部において後席側を向く後席側側面に設ける一方、車内から取り入れる空気の取り入れ口は、車両の左右両側を向く両側枠部の側面のうち助手席側の側面に設け、イオン放出機以外の本装置の機能の電源を少なくともオフする装置用電源スイッチは、両側枠部の側面のうち運転席側の側面に設けるようにすると良い。
また、イオン放出機の電源をオンまたはオフするイオン放出機用電源スイッチは、本体部の表面の中央より運転席側か、あるいは両側枠部の側面のうち運転席側の側面に設けるようにしても良い。
また、イオンの放出口には、イオン放出機から空気と共に放出される所望の効果を有するイオンの流れが後席側側面に対し垂直方向になるようにその垂直方向に並んだ整流フィンが設けられているようにすると良い。
また、イオンの放出口は、本装置を車両の天井に装着した際、イオン放出機から空気と共に放出される所望の効果を有するイオンの流れが下向きになるように傾斜面が設けられているようにすると良い。
また、本体部の後席側側面におけるイオンの放出口の両側には、イオン放出機からイオンが放出されないダミー放出口が併設されているようにしても良い。
また、空気の取り入れ口には、本装置を車両の天井に装着した際、後席側からの空気を取り入れるように後席側に傾斜したルーバーが設けられているようにすると良い。
また、装置本体の両枠部には、ルームランプが設けられているようにすると良い。
また、さらに、本装置に対し各種動作指令を送信するリモコン装置が設けられており、そのリモコン装置には、イオン放出機の電源をオンまたはオフするイオン放出機用電源ボタンが設けられているようにすると良い。
また、イオン放出機が発生する所望の効果を有するイオンとは、少なくとも、車内を浮遊したり、車内のシート等に付着するカビ菌、または細菌、ウイルスに作用して除菌ないしはその発生を抑える除菌ないしは菌発生抑制効果、車内を脱臭する脱臭効果、花粉やダニ等のアレルギー物質のアレルギー抑制効果、髪や素肌を保湿させる保湿効果のいずれか一つ以上の効果を有すると良い。
本発明の車両用表示装置によれば、本装置の本体部に、所望の効果を有するイオンを発生し、そのイオンを車内へ放出するイオン放出機を内蔵するようにしたため、内蔵したイオン放出機が発生した所望の効果を有するイオンを後席乗員に効率良く送ることができる。
(a)〜(d)、それぞれ、本発明の車両用表示装置の使用状態の一例を示す全体図である。 車両の天井に取り付けた実施形態1の車両用表示装置のモニタ部が閉じた状態を示す斜視図である。 車両の天井に取り付けた実施形態1の車両用表示装置のモニタ部が開いた状態を示す斜視図である。 実施形態1の車両用表示装置におけるモニタ部が閉じた状態の正面図である。 (a),(b)、それぞれ、その状態の後側面図、前側面図である。 (a),(b)、それぞれ、その状態の右側面図、左側面図である。 車両用表示装置の本体部の内部構成例を示す構成図である。 車両用表示装置の本体部の表面パネルを取り外した状態を示す図である。 車両用表示装置におけるモニタ部が閉じた状態の後側面を拡大して示す後側面拡大図である。 図9におけるA−A線断面の拡大図である。 リモコン装置の外観の一例を示す平面図である。 実施形態2の車両用表示装置(モニタ部を閉じた状態)の斜視図である。 (a)〜(c)、それぞれ、その後側面図、平面図、前側面図である。 (a),(b)、それぞれ、その右側面図、左側面図である。
次に、本発明の車両用表示装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
(構成の説明)
図1(a)〜(d)は、それぞれ、実施形態の車両用表示装置1の車内における使用状態を示す側面断面図、モニタ部が閉じた状態、モニタ部と開いた状態、後方断面図の一例を示す図である。
図1に示すように、実施形態の車両用表示装置1は、車両90の天井91の中央等に設けられるもので、装置本体11と、装置本体11に回動支持部を介し開閉自在に設けられた、LEDバックライト等の液晶モニタや有機ELモニタ等のモニタ部12とを有している。なお、図1において、92,93は前席、94,95は2列目シートの後席、96,97は3列目シートの後席である。ここでは、前席93が運転席になる。また、15aはモニタ部12を開閉するための開閉ボタン、15bは本装置1に内蔵したイオン放出機3を構成するイオン発生器31やファン32の電源をオン・オフするイオン放出機用電源スイッチである。なお、図1では、いわゆるミニバンや1BOXタイプと呼ばれる3列シートの車両90を一例に説明しているが、通常の2列シートの乗用車や、4列シート以上の車両にも当然に適用可能である。
図2は、車両の天井に取り付けた実施形態の車両用表示装置1をモニタ部12が閉じた状態を示す斜視図、図3は、開いた状態を示す斜視図である。また、図4は、この車両用表示装置1におけるモニタ部12が閉じた状態の正面図、図5(a),(b)は、その後側面図、前側面図、図6(a),(b)は、その右側面図、左側面図である。
図2や図3に示すように、実施形態の車両用表示装置1には、モニタ部12が装置本体11に開閉可能に取り付けられており、装置本体11には、モニタ部12をそのモニタ面12aが対向するように格納するモニタ格納部13と、そのモニタ格納部13の左右両側に設けられ、モニタ部12を格納した際、モニタ部12の表面12bとほぼ面一になる左右両側の側枠部14L,14Rと、その両側枠部14L,14Rの間であってモニタ部12を回転可能に支持する回動支持部14L1,14R1側と反対側に設けられ、モニタ部12を格納した際、モニタ部12の表面12bおよび両側枠部14L,14Rの表面とほぼ面一になる表面を有する本体部15とを有する。ここで、ほぼ面一とは、厳密な面一ではなく、多少の凸凹(段差)があっても良いという意味である。
そして、この車両用表示装置1では、その本体部15に、所望の効果を有するイオンを発生し、そのイオンを車内へ放出するイオン放出機3を内蔵する。このイオン放出機3は、例えば、プラズマ放電により発生したプラスやマイナスのイオンや、空気中の水分から発生した微粒子イオン等を放出することにより、少なくとも、車内を浮遊したり、車内のシート等に付着するカビ菌、または細菌、ウイルスに作用して除菌ないしはその発生を抑える除菌ないしは菌発生抑制効果、車内を脱臭する脱臭効果、花粉やダニ等のアレルギー物質のアレルギー抑制効果、髪や素肌を保湿させる保湿効果のいずれか一つ以上の所望の効果を達成するものである。なお、イオン放出機3の構成については、図7にて説明する。
ここで、イオン放出機用電源スイッチ15bは、図2〜図4から明らかなように、本体部15の表面の中央より運転席93側に設けられている。これにより、後席94,95の乗員だけでなく、運転席93側からドライバーが手を伸ばしてイオン放出機用電源スイッチ15bを操作することも可能となる。なお、イオン放出機用電源スイッチ15bを設ける位置は、運転席側の側枠部14Rでも良く、これらの位置に限定されるものではない。
また、本実施形態では、本装置1を車両90の天井91に装着した際、その本体部15において後席94,95側を向く後席側側面151に、イオン放出機3が車内へ放出する所望の効果を有するイオンの放出口であるイオン放出口16を設けている。そのため、車両90の天井91に装着した本装置1の後席側側面151に設けたイオン放出口16から、2列目以降の後席94〜97側やその乗員などに対し、イオン放出機3が発生した所望の効果を有するイオンを含む空気を効率良く送ることができる。ただし、イオン放出口16を設ける位置は、本装置1の後席側側面151に限られず、本装置1の表面側や、両側枠部14L,14Rの表面、あるいは側面等のモニタ部12以外に設けられていれば十分であるが、後席側側面151に設けるのが最も良い。
また、車両90の左右両側を向く両側枠部14L,14Rの側面のうち左側枠部14Lには、図2および図3や図6(b)に示すように、イオン放出機3が車内から取り入れる空気の空気取り入れ口17を設けている。これは、図6(a)に示すように、両側枠部14L,14Rの側面のうち右側枠部14R、すなわち本装置1を車両90の天井91に取り付けた場合、運転席93側を向く右側枠部14Rの前席側には、後述する装置用電源スイッチ15cを設けており、右側枠部14Rには空気取り入れ口17を設けるスペースが少ないからである。そのため、左側枠部14Lに空気取り入れ口17を設ける当たって、装置用電源スイッチ15cからの制約を受けることがなくなる。ただし、本発明では、空気取り入れ口17を必ず左側枠部14Lに設けるということではなく、右側枠部14R側に設けても良いし、本体部15の表面側に設けるようにしても勿論よいし、モニタ部12以外に設けられていれば十分である。
装置用電源スイッチ15cは、押すことにより、少なくともモニタ部12における映像再生を終了させる電源オフ指令を本体部15等に内蔵された装置制御回路(図示せず。)に出力するもので、前述のように本装置1を車両90の天井91に取り付けた場合、運転席93側を向く右側枠部14Rの運転席側に設けている。そのため、本装置1の映像再生をオン・オフする後述するリモコン装置6(図11参照)を使用しないでも、運転席93側からドライバーが手を伸ばして装置用電源スイッチ15cを操作することにより、簡単に本装置1の映像再生を終了させることができる。その結果、夜間の走行時に、後席94〜97やその乗員が就寝しても、運転席93側から装置用電源スイッチ15cを押すことにより、簡単に本装置1の映像再生をオフさせることができ、使い勝手が良い。なお、この装置用電源スイッチ15cに、本装置1の映像再生を終了させる機能だけでなく、映像再生を開始させる電源オン機能を持たせることもできるし、後述する実施形態2のように本装置1にルームランプが設けられている場合には、ルームランプのオフ機能を追加することもできる。なお、本発明では、この装置用電源スイッチ15cは省略しても良いし、設ける場所も右側枠部14Rに限られるものではない。
なお、図2〜図6において、152は、リモコン装置6から各種動作指令を受信するリモコン装置受光部で、リモコン装置受光部152にて受信された各種動作指令は、本装置1の装置制御回路(図示せず。)や、イオン放出機3に送られる。リモコン装置6については、図11にて説明する。
図7は、車両用表示装置1の本体部15の内部構成例を示す構成図である。
図7に示すように、本体部15には、所望の効果を有するイオンを発生するイオン発生器31と、空気取り入れ口17から空気を吸い込むためのファン32と、空気取り入れ口17からイオン放出口16までイオン発生器31が発生した所望の効果を有するイオンを含む空気が流れる空気・イオン流路33とモニタ格納部13等とを仕切るための仕切り板34とを有するイオン放出機3が内蔵されている。ここで、本体部15の中央には、開閉ボタン15aと、その開閉ボタン15aのオン・オフ操作に応じてモニタ部12を開閉するための開閉機構15eが設けられているので、仕切り板34は、開閉ボタン15aとの開閉機構15eの動作を妨げないように湾曲させて設けている。
このように、本装置1では、イオン放出機3を構成するイオン発生器31やファン32などを、液晶パネルが設けられたモニタ部12側でなく、本装置1において後席94〜97側となる本体部11にまとめて設け、しかも本装置1において後席94〜97側を向く後席側側面151にイオン放出口16を設けたため、イオン放出機3を効率良く設置できることになる。
また、図7から明らかなように、空気取り入れ口17を、ファン32に隣接した位置に設けているので、イオン放出機3は、最短距離で空気を導き入れることが可能となり、効率よく所望の効果を有するイオンの放出(拡散)に必要な空気量を確保することができ、効率化や省スペース化だけでなく、省エネも達成できる。
また、図7から明らかなように、空気取り入れ口17には、本装置1を車両90の天井91に装着した際、後席94〜97側からの空気を取り入れるように後席94〜97側に傾斜したルーバー17aが設けられている。そのため、後席94〜97側に傾斜したルーバー17aの角度と、イオン放出口16が本体部15において後席94〜97側を向く後席側側面151に設けられている点などからして、このイオン放出機3は、車内の後席94〜97やその乗員などに対し所望の効果を有するイオンを放出すること可能となる。
また、図7に示すように、空気取り入れ口17からファン32、イオン発生器31、イオン放出口16までダクト状の仕切り板34を設け、空気取り入れ口17から取り入れた空気の流れをイオン放出口16までダイレクトに導く構造としている。そして、横置きに設置したイオン発生器31の前(図7上、イオン発生器31に対しモニタ部12)をファン32から導かれた空気が通過する構造としたため、発生した所望の効果を有するイオンを余すことなくイオン放出口16へ導くこととができる。また、ダクト状の仕切り板34の長さを極力長く確保することで、空気の流れる速度の向上および風量の増加を図ることが可能となる。
また、このイオン放出機3のユニットをモニタ部12側でなく、まとめて後席94〜97側となる本体部15に設置したことにより、モニタ部12の開閉状態や開閉角度に影響されず常に安定した状態で、後席94〜97側へ所望の効果を有するイオンを放出できる。また、映像を視聴しない状態、すなわちモニタ部12を電源オフまたは閉じている状態でも、モニタ部12を開いて映像を視聴している場合とほとんど変わらずに、後席94〜97側の方へ所望の効果を有するイオンを放出できる。
図8は、車両用表示装置1の本体部15の表面パネル153を取り外した状態を示す図である。
図8に示すように、車両用表示装置1の本体部15の表面パネル153(図9および図10参照。)を取り外すと明らかなように、イオン放出口16には、イオン放出機3から空気と共に車内へ放出されるイオンの流れが後席側側面151に対し垂直方向になるようにその垂直方向に並んだ整流フィン16a〜16dが設けられている。これは、イオン放出口16は、その開口部が大きすぎる場合、相対的に風量が低下する一方、狭すぎる場合には、所望の効果を有するイオンの拡散に支障が発生するからである。そのため、本装置1では、イオン放出口16の開口部内に、固定式の整流フィン16a〜16dを設けることにより、風量の確保と、イオンの一定方向への拡散を両立する構造を達成できる。また、整流フィン16a〜16dは、空気取り入れ口17やファン32を本体部15内の助手席92側となる左側の側枠部14Lに配置しているため、左側の側枠部14Lからの空気取り入れによる放出方向の偏りを防ぐ効果もある。このように、イオン放出口16に設けた整流フィン16a〜16dにより、イオン発生器31が発生した所望の効果を有するイオンを含む空気が後席94〜97側に均等に流れることになるので、後席94〜97やその乗員などに所望の効果を有するイオンを散布することが可能となる。
また、本体部15の後席側側面151におけるイオン放出口16の両側、すなわち両端の整流フィン16a,16dの両側には、イオン放出機3が発生した所望の効果を有するイオンが放出されない、すなわち本体部15内の空気・イオン流路33と通じてなく遮蔽されたダミーのダミー放出口161,162も併設している。これにより、図7に示すように後席94〜97側から車両用表示装置1を目視すると、整流フィン16a〜16dの間のイオン放出口16だけでなく、ダミーのダミー放出口161,162もイオン発生器31が発生した所望の効果を有するイオンを含む空気が流れてくる放出口に見えるので、後席94〜97側やその乗員などに対し放出口が広いという心理的な効果も与えることができる。なお、ダミー放出口161,162は、省略できる。
また、イオン放出口16には、図9におけるA−A線断面図である図10に示すように、本装置1を車両90の天井91に装着した際、イオン放出機3から空気と共に車内へ放出される所望の効果を有するイオンの流れが下向きになるように緩やかに傾斜した傾斜面16eを設けている。そのため、2列目や3列目の後席94〜97側やその乗員などに対し、車両90の天井91部分から所望の効果を有するイオンを効率良く直接散布することができる。
図11は、実施形態1のルームランプ付き車両用表示装置1に対し各種指令を与えるリモコン装置6の外観の一例を示す外観図である。
図11に示すように、リモコン装置6は、リモコン装置本体61に、電源ボタン62a、入力切替ボタン62b、イオン放出機3の電源をオン・オフするイオン放出機用電源ボタン62c、設定ボタン62d、ミュートボタン62e、本装置1にルームランプ(後述する実施形態2では、ルームランプ18L,18Rが相当する。)が設けられている場合には、そのルームランプをオン・オフする点灯・消灯ボタン62f、十字ボタン62g〜62j、決定ボタン62k、早送りボタン62L、再生ボタン62m、巻戻しボタン62n、ソースボタン62o、メニューボタン62p、戻るボタン62qと、モニタとAVとを切り替えるモニタ・AV切り替えスイッチ62Rが設けられている。
このように、この車両用表示装置1のリモコン装置6には、この車両用表示装置1にて映像を再生するためのボタンや、その設定操作のためのボタン、本装置1内蔵のルームランプをオン・オフする点灯・消灯ボタン62fの他、イオン放出機3の電源をオン・オフするイオン放出機用電源ボタン62cを設けたため、後席94〜97(2列目シートだけでなく3列目シートも含む。)に座った状態でイオン放出機3の操作、例えば、オン、オフ、風量Lo(ロー)、風量Hiなどの切替えを実行できる。その結果、この車両用表示装置1のような天井取付け型のモニターを装着する車種、主にミニバンや1BOX車などでは、多くの場合、室内高が高く、後席94〜97に座ったままでは天井91に手が届かないことが多いが、リモコン装置6によるイオン放出機3の操作を可能とすることで、シートベルトを外して立ち上がらずに操作ができるようになり、走行中の後席94〜97やその乗員の安全が考慮されるとともに、走行時におけるシートベルト着用という法令遵守を図ることができる。
また、この車両用表示装置1のリモコン装置6では、イオン放出機3の電源をオン・オフするイオン放出機用電源ボタン62cは、リモコン装置本体61の左下隅に設けられているため、この車両用表示装置1にて映像を再生するためのボタンや、その設定操作のためのボタンなどと混在していても、これらのボタンと間違えずに直感的にイオン放出機3の電源をオン・オフすることができる。
実施形態2.
実施形態1の車両用表示装置1では、ルームランプ(室内灯)を設けていなかった。そのため、車両90の天井91に設けられたルームランプを取り外してそのスペースに車両用表示装置1を設ける場合には、ルームランプ(室内灯)がなくなるので、不便である。そこで、この実施形態2の車両用表示装置1では、実施形態1の車両用表示装置1に対しルームランプ(室内灯)を追加したことを特徴とする。
図12は、実施形態2の車両用表示装置1(モニタ部12を閉じた状態)の斜視図、図13(a)〜(c)は、その後側面図、平面図、前側面図、図14(a),(b)は、その右側面図、左側面図である。
この実施形態2の車両用表示装置1では、車両90の左右両側を向く両側枠部14L,14Rに、それぞれ、LED等を光源としたルームランプ18L,18Rを設ける。これは、本体部15にイオン放出機3を内蔵したため、本体部15にルームランプを設けることが厳しくなり、またたとえ本体部15にルームランプを設けたとしても、車両90の室内を左右均等に照らすことが困難となっていた。しかし、実施形態2の車両用表示装置1では、装置本体11の両側枠部14L,14Rにそれぞれルームランプ18L,18Rを設けたため、車両90の天井91に設けられていたルームランプを取り外してそのスペースに車両用表示装置1を設けた場合でも、車両90の室内を容易に左右均等に照らすことが可能となる。
そして、本体部15の上面側におけるイオン放出機3の押し込み式のイオン放出機用電源スイッチ15bの近傍に、このルームランプ18L,18Rのルームランプスイッチ15dを設けるようにする。このルームランプスイッチ15dは、通常の車両のルームランプと同じで、ドアの開閉に関わらず消灯状態になるオフモードと、ドアの開閉に関わらず点灯状態になるオンモードと、ドアの開閉に応じて点灯または消灯し、ドアが開いている場合のみ点灯し、ドアが閉まっている場合には消灯状態になるドアモードとの3つのモードを有しており、スライド等することにより3つのモードをそれぞれ切り替えることができる。
これにより、イオン放出機3の押し込み式のイオン放出機用電源スイッチ15bだけでなく、ルームランプ18L,18Rのスライド式のルームランプスイッチ15dも、本体部15の助手席92側ではなく運転席93側に設けられるため、運転席93側からでもイオン放出機用電源スイッチ15bおよびルームランプスイッチ15dを操作し易い。また、イオン放出機用電源スイッチ15bは、押し込み式である一方、ルームランプ18L,18Rのルームランプスイッチ15dはスライド式であるため、誤操作も防止できる。なお、実施形態2の車両用表示装置1では、その他は、実施形態1の車両用表示装置1と同様の構成を有しているので、実施形態1の車両用表示装置1と同様の効果を有する。
1 車両用表示装置
11 装置本体
12 モニタ部
13 モニタ格納部
14L,14R 両側枠部
15 本体部
15a 開閉ボタン
15b イオン放出機用電源スイッチ
15c 装置用電源スイッチ
15d ルームランプスイッチ
15e 開閉機構
16 イオン放出口
16a〜16d 整流フィン
16e 傾斜面
161,162 ダミー放出口
17 空気取り入れ口
17a ルーバー
18L,18R ルームランプ
3 イオン放出機
31 イオン発生器
32 ファン
33 空気・イオン流路
34 仕切り板
6 リモコン装置
62c イオン放出機用電源ボタン

Claims (10)

  1. 車内の天井に装置本体が取り付けられ、その装置本体にモニタ部が回動支持部を介し開閉自在に取り付けられた車両用表示装置であって、
    装置本体は、
    モニタ部をそのモニタ面が対向するように格納するモニタ格納部と、
    そのモニタ格納部の左右両側に設けられ、モニタ部を格納した際、モニタ部の表面とほぼ面一になる両側枠部と、
    モニタ部を格納した際、モニタ部の表面および両側枠部の表面とほぼ面一になる表面を有する本体部とを有し、
    その本体部に、所望の効果を有するイオンを発生し、そのイオンを車内へ放出するイオン放出機を設けたことを特徴とする車両用表示装置。
  2. 請求項1記載の車両用表示装置において、
    イオン放出機は、所望の効果を有するイオンを、車内から取り入れた空気と共に車内へ放出するように構成されており、
    本装置を車両の天井に装着した際、イオン放出機が発生した所望の効果を有するイオンの放出口は、本体部において後席側を向く後席側側面に設ける一方、車内から取り入れる空気の取り入れ口は、車両の左右両側を向く両側枠部の側面のうち助手席側の側面に設け、イオン放出機以外の本装置の機能の電源を少なくともオフする装置用電源スイッチは、両側枠部の側面のうち運転席側の側面に設けることを特徴とする車両用表示装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の車両用表示装置において、
    イオン放出機の電源をオンまたはオフするイオン放出機用電源スイッチは、本体部の表面の中央より運転席側か、あるいは両側枠部の側面のうち運転席側の側面に設けることを特徴とする車両用表示装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一の請求項に記載の車両用表示装置において、
    イオンの放出口には、イオン放出機から空気と共に放出される所望の効果を有するイオンの流れが後席側側面に対し垂直方向になるようにその垂直方向に並んだ整流フィンが設けられていることを特徴とする車両用表示装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一の請求項に記載の車両用表示装置において、
    イオンの放出口は、本装置を車両の天井に装着した際、イオン放出機から空気と共に放出される所望の効果を有するイオンの流れが下向きになるように傾斜面が設けられていることを特徴とする車両用表示装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一の請求項に記載の車両用表示装置において、
    本体部の後席側側面におけるイオンの放出口の両側には、イオン放出機からイオンが放出されないダミー放出口が併設されていることを特徴とする車両用表示装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一の請求項に記載の車両用表示装置において、
    空気の取り入れ口には、本装置を車両の天井に装着した際、後席側からの空気を取り入れるように後席側に傾斜したルーバーが設けられていることを特徴とする車両用表示装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか一の請求項に記載の車両用表示装置において、
    装置本体の両枠部には、ルームランプが設けられていることを特徴とする車両用表示装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか一の請求項に記載の車両用表示装置において、
    さらに、本装置に対し各種動作指令を送信するリモコン装置が設けられており、そのリモコン装置には、イオン放出機の電源をオンまたはオフするイオン放出機用電源ボタンが設けられていることを特徴とする車両用表示装置。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか一の請求項に記載の車両用表示装置において、
    イオン放出機が発生する所望の効果を有するイオンとは、少なくとも、車内を浮遊したり、車内のシート等に付着するカビ菌、または細菌、ウイルスに作用して除菌ないしはその発生を抑える除菌ないしは菌発生抑制効果、車内を脱臭する脱臭効果、花粉やダニ等のアレルギー物質のアレルギー抑制効果、髪や素肌を保湿させる保湿効果のいずれか一つ以上の効果を有することを特徴とする車両用表示装置。
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