JP2006131140A - イオンおよび香り発生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 小さな設置スペースでもって、イオン発生機能および香り発生機能を良好に発揮できるイオンおよび香り発生装置を提供する。
【解決手段】 送風ファン17の送風空気流れにイオン発生ユニット24によりイオンを放出するようにし、また、送風ファン17の送風空気流路19の側方部位に芳香剤収納部31を形成し、芳香剤収納部31に装着した芳香剤ボックス32内の芳香剤33の香り成分が送風ファン17の送風空気流れに巻き込まれるようにし、この香り成分とイオンとを含んだ空気流れを吹出口20から室内へ吹き出す。
【選択図】 図4
【解決手段】 送風ファン17の送風空気流れにイオン発生ユニット24によりイオンを放出するようにし、また、送風ファン17の送風空気流路19の側方部位に芳香剤収納部31を形成し、芳香剤収納部31に装着した芳香剤ボックス32内の芳香剤33の香り成分が送風ファン17の送風空気流れに巻き込まれるようにし、この香り成分とイオンとを含んだ空気流れを吹出口20から室内へ吹き出す。
【選択図】 図4
Description
本発明は、イオン発生機能および香り発生機能を併せ有するイオンおよび香り発生装置に関するもので、車両用あるいは住宅用として好適なものである。
近年、車室内あるいは住宅内の居住空間の空気質を改善して快適性を向上することを目的として、イオンおよび香り発生装置が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、送風ファンの送風空気の出口側流路に、活性炭フィルタ、香り発生カセット、マイナスイオン発生カセット、および除塵フィルタを設ける車両用イオンおよび香り発生装置が記載されている。
特開2002−362143号公報
しかし、上記従来技術は、扁平な矩形状ケースの中央部に送風ファンを配置し、この送風ファンの左右両側に上記の各種機器を配置する構成であるので、装置全体の平面面積がどうしても大きくなる。この結果、車室内の乗員周囲の狭隘なスペースに上記従来装置を設置することが困難となる。
本発明は、上記点に鑑み、小さな設置スペースでもって、イオン発生機能および香り発生機能を良好に発揮できるイオンおよび香り発生装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、上下方向に細長く延びる縦長のケース(10)を有し、
前記ケース(10)の内部に、送風ファン(17)、前記送風ファン(17)の送風空気流路(19)、および前記送風空気流路(19)にイオンを放出するイオン発生手段(24)を設け、
前記ケース(10)のうち前記送風空気流路(19)の側方部位に芳香剤収納部(31)を形成し、
前記芳香剤収納部(31)に収納された芳香剤(33)の香り成分が前記送風空気流路(19)の空気流れに巻き込まれるようにし、
前記イオンが放出され、かつ、前記芳香剤(33)の香り成分が巻き込まれた空気流れを前記ケース(10)に設けた吹出口(20)から前記ケース(10)の外部へ吹き出すことを特徴としている。
前記ケース(10)の内部に、送風ファン(17)、前記送風ファン(17)の送風空気流路(19)、および前記送風空気流路(19)にイオンを放出するイオン発生手段(24)を設け、
前記ケース(10)のうち前記送風空気流路(19)の側方部位に芳香剤収納部(31)を形成し、
前記芳香剤収納部(31)に収納された芳香剤(33)の香り成分が前記送風空気流路(19)の空気流れに巻き込まれるようにし、
前記イオンが放出され、かつ、前記芳香剤(33)の香り成分が巻き込まれた空気流れを前記ケース(10)に設けた吹出口(20)から前記ケース(10)の外部へ吹き出すことを特徴としている。
これによると、イオン発生手段(24)からイオンが放出され、かつ、芳香剤(33)の香り成分が巻き込まれた空気流れを室内へ吹き出して、室内へイオンと香りを供給でき、使用者の快適性を向上できる。しかも、ケース(10)は上下方向に細長く延びる縦長形状であるから、装置の平面設置スペースを非常に小さくでき、スペース的制約が強い車両用として特に有益である。
また、送風ファン(17)の送風空気流路(19)の側方部位に芳香剤収納部(31)を形成しているから、イオンが放出された空気流れが芳香剤収納部(31)に衝突することをほとんど抑制できる。その結果、この衝突によるイオン量の減少を実質上回避できる。
また、芳香剤収納部(31)内の芳香剤(33)が送風空気流路(19)の空気流れに直接晒されることがないから、芳香剤(33)の香り成分が過度に放出されて短期間でなくなることも防止できる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のイオンおよび香り発生装置において、前記吹出口(20)は前記ケース(10)の上面部に設けられ、前記送風空気流路(19)は前記送風ファン(17)の送風空気を前記吹出口(20)に向かって上方へ真っ直ぐに導くように形成されており、
前記イオン発生手段(24)は前記送風空気流路(19)に直接、面するように配置されており、
前記芳香剤収納部(31)は前記ケース(10)の上面部の下側に前記吹出口(20)に隣接して形成されていることを特徴とする。
前記イオン発生手段(24)は前記送風空気流路(19)に直接、面するように配置されており、
前記芳香剤収納部(31)は前記ケース(10)の上面部の下側に前記吹出口(20)に隣接して形成されていることを特徴とする。
これによると、送風ファン(17)によって空気をケース上面部の吹出口(20)に向かって小さな通風抵抗でスムースに送風して、イオンと香り成分の同時放出機能を良好に発揮できる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載のイオンおよび香り発生装置において、前記芳香剤収納部(31)に脱着可能に装着される芳香剤ボックス(32)を有し、前記芳香剤ボックス(32)内に前記芳香剤(33)を収納することを特徴とする。
これによると、脱着可能な芳香剤ボックス(32)を用いて、芳香剤(33)の交換等を簡単に行うことができる。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載のイオンおよび香り発生装置において、前記ケース(10)は縦長の円筒状であり、前記芳香剤ボックス(32)は前記円筒状ケース(10)の外周面(12a)に沿った円弧面を有する半月状の形状になっていることを特徴とする。
これによると、芳香剤ボックス(32)を芳香剤収納部(31)に装着する構成であっても、ケース(10)を縦長の円筒状、すなわち、缶飲料水と同じ形状にすることができる。従って、車室内に設けられる缶飲料水やコップ類の受け部にケース(10)を簡単に嵌合保持できる。
請求項5に記載の発明では、請求項3または4に記載のイオンおよび香り発生装置において、前記芳香剤ボックス(32)を、透明性を有する樹脂材料にて構成したことを特徴とする。
これによると、芳香剤ボックス(32)内への芳香剤(33)の収納状態を芳香剤ボックス(32)外部から直接目視して確認できる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態によるイオンおよび香り発生装置の外形状を示すもので、図1(a)は正面図、図1(b)は右側面図、図1(c)は左側面図、図1(d)は背面図、図1(e)は上面図である。
本実施形態の装置は縦長円筒状のケース10を備えている。このケース10の高さHは例えば、150mm、外形Dは例えば、66mmである。ケース10は径方向に2分割された半円筒状の正面側分割ケース11と背面側分割ケース12を有し、この両分割ケース11、12は図示しないねじ止め等の締結手段により脱着可能に締結される。
更に、図2に示すように、背面側分割ケース12にはフィルタカバー13が複数の爪部13aの嵌合により脱着可能に装着される。なお、両分割ケース11、12およびフィルタカバー13はいずれも樹脂製である。
フィルタカバー13には格子状の開口形状を有する空気吸入口14が開口しており、そして、フィルタカバー13の裏面には、空気吸入口14を通過する空気中の塵埃を除去する除塵用のフィルタ15が取り付けられている。この除塵用フィルタ15は細い樹脂製繊維で構成されており、図2では、この除塵用フィルタ15の部分に細かい点を付している。
背面側分割ケース12のうち、フィルタカバー13の空気吸入口14および除塵用フィルタ15に対向する部位に格子状の開口形状を有するファン側吸入口16(図2、図4)が開口している。
そして、このファン側吸入口16の内側に送風ファン17(図2、図3、図4)が配置されている。この送風ファン17は、図3に示すように円環状に配置した多数枚の送風羽根(ブレード)17aを有している。この送風ファン17は、空気吸入口14、除塵用フィルタ15およびファン側吸入口16を通過して室内空気を図1、図4の矢印Aに示すように水平方向に吸入した後に、空気流れ方向を90°方向転換して、吸入空気を図4の矢印Bに示すように上方へ送風する。
なお、送風ファン17は図4に示すモータ17b、より具体的にはブラシレスモータ17bにより回転駆動される。背面側分割ケース12の内部において送風ファン17の背面側部位(図4の右側部位)に平板状の仕切り部材18が上下方向に延びるように配置され、この仕切り部材18は背面側分割ケース12と正面側分割ケース11との間に固定される。
この仕切り部材18は背面側分割ケース12の内部空間と正面側分割ケース11の内部空間とを仕切るものであって、この仕切り部材18に送風ファン17およびブラシレスモータ17bの回転部分が回転自在に支持されている。なお、図3は送風ファン17を回転支持する仕切り部材18の正面図で、図4は背面側分割ケース12の断面図である。
そして、仕切り部材18と背面側分割ケース12の内壁面との間に送風ファン17の送風空気流路19が形成される。この送風空気流路19は、矢印Bに示すように送風ファン17の上方部(吹出部)から真っ直ぐ上方へ向かって形成される。
なお、図3において仕切り部材18の紙面表側に送風空気流路19が形成され、仕切り部材18の紙面裏側は正面側分割ケース11の内部空間となる。
送風空気流路19の下流端部は背面側分割ケース12の上面部に位置しており、この背面側分割ケース12の上面部に送風空気をケース外部へ吹き出す吹出口20が形成されている。この吹出口20には平行に延びる複数枚の風向板20a(図1(e)、図2、図4)が背面側分割ケース12の上面部と一体に形成される。この風向板20aは吹出空気の風向を図4の矢印Cに示すように正面側分割ケース11側へ斜めにガイドするように傾斜配置されている。
一方、正面側分割ケース11の上面部には円形の押しボタン式の操作スイッチ21が配置されている。この操作スイッチ21は本実施形態装置の作動のオンオフおよび作動モード切替の操作信号を出すものである。
そして、正面側分割ケース11のうち、背面側分割ケース12側の端面に作動表示部22が配置されている。この作動表示部22は図1(b)(c)(e)に示すように正面側分割ケース11の上面部から左右両側の側面部に渡って帯状に細長く延びる形態で形成されている。
正面側分割ケース11の内部空間のうち、最上部に操作基板23(図1)が配置され、この操作基板23の下側に、高電圧(例えば3000V程度)の放電現象によりイオンを発生するイオン発生ユニット24(図1、図4)が配置されている。このイオン発生ユニット24は高電圧発生部と、この高電圧発生部から高電圧が印加されて放電を行う放電電極部24a(図3)と、イオン発生機能の切替を行うリレー等が設けられた制御基板とを有するものである。
図3に示すように仕切り部材18の上下方向において送風ファン17の上方部位(吹出側部位)に開口窓部18aが形成され、この開口窓部18a内にイオン発生ユニット24の放電電極部24aが嵌合配置されている。この放電電極部24aは例えばセラミック系の絶縁体24bの表面上に形成される沿面放電電極にて構成される。
このような配置によると、放電電極部24aは仕切り部材18の表面側に形成される送風空気流路19に直接面する。従って、放電電極部24aで発生したイオンは送風空気流路19の空気流れ中に直接放出される。
イオン発生ユニット24はプラスイオンとマイナスイオンの両方をほぼ同量発生するプラズマイオン発生モードとマイナスイオンのみを発生するマイナスイオン発生モードとを切り替えることができるようになっている。
プラズマイオンは空気中の除菌作用を発揮して空気を浄化する。また、マイナスイオンは、室内のイオンバランスを整えて、人体組織の活性化効果、気分のリラックス効果等を使用者に付与できると言われている。
図4に示すように仕切り部材18の下端部は背面側分割ケース12のファン側吸入口16の下端部とほぼ同一位置になっている。これにより、仕切り部材18の下端部の下側に、正面側分割ケース11内部と背面側分割ケース12内部の両者に渡る下側空間25が形成され、この下側空間25に電源基板26(図1、図4)が配置されている。
この電源基板26は、イオン発生ユニット24の制御基板および操作基板23に電源を供給するものである。図2、図4に示すように、背面側分割ケース12の下部壁面27に電源基板26の電源入力端子28が設けられ、この電源入力端子28に図2に示す電源コード29の一端部に設けた接続プラグ29aを接続するようになっている。
電源コード29の他端部には車両のシガライターソケット30に接続可能なシガライター用プラグ29bを設けている。これにより、車両のシガライターソケット30から車両の直流電源を電源基板26に供給できる。
また、この車両用の電源コード29の代わりに、住宅の交流電源のコンセントに接続可能な交流用プラグ(図示せず)、交流−直流変換用アダプタ(ACアダプタ)、および上記接続プラグ29aと同じ接続プラグを持つ交流用電源コードを用いることにより、交流電源を用いて本実施形態の装置を作動させることができる。
一方、背面側分割ケース12のうち、上面部の吹出口20の直下部位に芳香剤収納部31が形成されている。この芳香剤収納部31は、図5に示す芳香剤ボックス32を配置するための凹状の収納空間を形成するものである。
ここで、芳香剤ボックス32は、背面側分割ケース12の上部の円弧状外周面12aに沿った円弧面を有する半月状の形状になっている。従って、芳香剤収納部31もこの半月状の形状に対応した半月状の凹形状になっている。
そして、芳香剤ボックス32の半月状の形状は、上端面のみが開口し、他の部分はすべて壁により閉塞した形状になっている。従って、粒状(球状)の芳香剤33を上端開口部から芳香剤ボックス32内部へ自由に出し入れできる。
図5では、芳香剤ボックス32内部に多数の粒状芳香剤33を直接収納した状態を示しているが、多数の粒状芳香剤33を通気性のある袋の中に入れ、この袋を芳香剤ボックス32内部に収納してもよい。
なお、芳香剤33は香り成分を粒状の吸着基材に吸着したものであって、その香り成分としては使用者の好みに応じて、例えば、ミント系、ラベンダー系、ベルガモット系等を選択すればよい。また、芳香剤33として、消臭機能を併せ持つ消臭芳香剤を使用してもよい。
芳香剤ボックス32は樹脂成形品であり、透明性を有する樹脂が好ましい。芳香剤ボックス32に透明性を持たせることにより、ボックス32内への芳香剤33の収納状態を外部から直接目視確認できる。ここで、透明性とは半透明状態および透明状態の両方を包含する意味であり、ケース10の外観意匠の観点からは半透明状態が好ましい。
また、車室内は夏期の炎天下駐車時には高温状態となるので、芳香剤ボックス32の樹脂材料は耐熱性が必要である。また、芳香剤ボックス32は常に芳香剤33の香り成分に晒されるので、耐薬品性に優れた樹脂材料が好ましい。本実施形態では、この透明性、耐熱性および耐薬品性に優れた樹脂材料としてポリカーボネート樹脂を用いている。
半月状の凹形状をなす芳香剤収納部31の上部壁面には、芳香剤33の香り成分を吹出口20へ導くための芳香剤放出口34(図4)が開口している。この芳香剤放出口34は図4の紙面垂直方向(図5の矢印D方向)に細長く延びる半月状の形状になっている。そして、より具体的には芳香剤放出口34は図4の紙面垂直方向にスリット状に複数に仕切られている。
次に、芳香剤ボックス32の脱着について説明すると、芳香剤ボックス32の円弧面の左右2箇所に、使用者の指の引っかけ部となる円形凹部32aを形成している。そして、芳香剤ボックス32の底面壁部と芳香剤収納部31の底面壁部31aとの間に爪係止機構(図示せず)を設けている。
芳香剤ボックス32の装着に際しては、図6(a)に示すように芳香剤ボックス32の目印32bと背面側分割ケース12の円弧状外周面12aの目印12bとを一致させて、芳香剤ボックス32を芳香剤収納部31の奥方向に押し込む。これにより、爪係止機構の爪が嵌合状態となり、その後に、芳香剤ボックス32を矢印E方向に止まるまで押すことにより、爪係止機構が係止状態となる。
このような芳香剤ボックス32の装着操作は、図6(b)のように左右2箇所の円形凹部32aに指を引っかけて簡単に行うことができる。なお、目印12b、32bは例えば小突起にて簡単に形成できる。
これに対し、芳香剤ボックス32の取り外し時には、図6(b)に示すように、左右2箇所の円形凹部32aに指を引っかけて、芳香剤ボックス32を上記矢印E方向と反対方向Fに押すことにより、爪係止機構の爪嵌合が外れて芳香剤ボックス32を芳香剤収納部31から簡単に取り外しできる。
図4に示すように、背面側分割ケース12のうちファン側吸入口16の上部には送風空気流路19の内側方向(図4の右方向)に傾斜した傾斜ガイド面35が一体成形されており、この傾斜ガイド面35の上端部よりも芳香剤収納部31の垂直壁31bが送風空気流路19の外側方向に設定してあるので、送風空気流路19の空気流れが芳香剤収納部31の底面部31aにほとんど当たることはない。
なお、本実施形態では図1に示すようにフィルタカバー13の側端部において第1高さh1の部位に上部コード穴36を開け、第1高さh1よりも低い第2高さh2の部位に下部コード穴37を開けている。これにより、電源コード29の取り出し位置として第1、第2高さh1、h2の上下2箇所の位置のいずれかを選択できるようにしている。
例えば、車両用の電源コード29の場合は上部コード穴36の取り出し位置を選択し、住宅用の交流電源コードの場合は下部コード穴37の取り出し位置を選択できる。
次に、上記構成において本実施形態の作動を説明する。図2に示す電源コード29のシガライター用プラグ29bを車両のシガライターソケット30に接続して、電源基板26に車両の直流電源を供給できる状態にする。この状態で、正面側分割ケース11の上面部にある押しボタン式の操作スイッチ21を操作して、例えば、マイナスイオンモードを設定する。
すると、イオン発生ユニット24はマイナスイオンのみを発生するマイナスイオン発生モードにて作動する。これと同時に、送風ファン17の駆動用モータ17bにも電源が供給され、送風ファン17が回転する。
これによって、送風ファン17は空気吸入口14、除塵用フィルタ15およびファン側吸入口16を通過して室内空気を図1、図4の矢印Aに示すように水平方向に吸入した後に、空気流れ方向を90°方向転換して、空気を図4の矢印Bに示すように送風空気流路19を通過して上方へ送風する。
イオン発生ユニット24の放電電極部24aは送風空気流路19に直接面しているので、この放電電極部24aで発生したマイナスイオンが矢印Bの送風空気流れに直接放出される。このマイナスイオンを含む送風空気流れは吹出口20から矢印Cのごとく本装置の外部へ吹き出す。
ここで、送風空気流路19の側方であって、かつ、吹出口20の直下の部位に芳香剤収納部31を形成し、この芳香剤収納部31に芳香剤ボックス32を配置するとともに、芳香剤ボックス32の内部を芳香剤ボックス32の上端開口部および芳香剤収納部31の上部壁面の芳香剤放出口34により吹出口20に連通させている。
従って、芳香剤ボックス32内に充満している芳香剤33の香り成分が図4の矢印Gのごとく吹出口20の吹出空気に巻き込まれて、本装置の外部へ吹き出す。
このため、使用者(車室内乗員)は、マイナスイオンの放出により人体組織の活性化効果、気分のリラックス効果等を得ることができる。また、芳香剤成分の放出により快適性向上効果を味わうことができる。
また、押しボタン式の操作スイッチ21を操作してプラズマイオン発生モードを設定した場合は、イオン発生ユニット24の放電電極部24aにてプラスイオンとマイナスイオンの両方をほぼ同量発生するので、空気中の除菌作用を発揮して空気を浄化できる。
また、マイナスイオン発生モードとプラズマイオン発生モードとを所定の時間間隔で交互に実行するようにしてもよい。
ところで、イオン発生ユニット24の放電電極部24aで発生するプラスイオン、マイナスイオンは物に当たると消滅しやすい性質があるが、送風空気流路19の空気流れは、送風ファン24の吹出側では矢印Bのように芳香剤収納部31の側方を直線的に流れる。特に、傾斜ガイド面35により送風空気流路19の空気流れが芳香剤収納部31の底面壁部31aにほとんど当たらないようにしているため、芳香剤収納部31を形成しても室内への放出イオン濃度が減少することを実質上回避できる。
なお、本実施形態の装置全体の外形は円筒状であり、かつ、外形寸法も缶飲料水と同等の大きさに設定してあるので、車室内のインストルメントパネル、センターコンソール等の近傍位置に配置される既存の、缶飲料水やコップ類の受け部に簡単に嵌合保持できる。
10…ケース、11…正面側分割ケース、12…背面側分割ケース、
13…フィルタカバー、17…送風ファン、19…送風空気流路、20…吹出口、
24…イオン発生ユニット(イオン発生手段)、31…芳香剤収納部、
32…芳香剤ボックス、33…芳香剤。
13…フィルタカバー、17…送風ファン、19…送風空気流路、20…吹出口、
24…イオン発生ユニット(イオン発生手段)、31…芳香剤収納部、
32…芳香剤ボックス、33…芳香剤。
Claims (5)
- 上下方向に細長く延びる縦長のケース(10)を有し、
前記ケース(10)の内部に、送風ファン(17)、前記送風ファン(17)の送風空気流路(19)、および前記送風空気流路(19)にイオンを放出するイオン発生手段(24)を設け、
前記ケース(10)のうち前記送風空気流路(19)の側方部位に芳香剤収納部(31)を形成し、
前記芳香剤収納部(31)に収納された芳香剤(33)の香り成分が前記送風空気流路(19)の空気流れに巻き込まれるようにし、
前記イオンが放出され、かつ、前記芳香剤(33)の香り成分が巻き込まれた空気流れを前記ケース(10)に設けた吹出口(20)から前記ケース(10)の外部へ吹き出すことを特徴とするイオンおよび香り発生装置。 - 前記吹出口(20)は前記ケース(10)の上面部に設けられ、前記送風空気流路(19)は前記送風ファン(17)の送風空気を前記吹出口(20)に向かって上方へ真っ直ぐに導くように形成されており、
前記イオン発生手段(24)は前記送風空気流路(19)に直接、面するように配置されており、
前記芳香剤収納部(31)は前記ケース(10)の上面部の下側に前記吹出口(20)に隣接して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のイオンおよび香り発生装置。 - 前記芳香剤収納部(31)に脱着可能に装着される芳香剤ボックス(32)を有し、前記芳香剤ボックス(32)内に前記芳香剤(33)を収納することを特徴とする請求項1または2に記載のイオンおよび香り発生装置。
- 前記ケース(10)は縦長の円筒状であり、前記芳香剤ボックス(32)は前記円筒状ケース(10)の外周面(12a)に沿った円弧面を有する半月状の形状になっていることを特徴とする請求項3に記載のイオンおよび香り発生装置。
- 前記芳香剤ボックス(32)は、透明性を有する樹脂材料にて構成されていることを特徴とする請求項3または4に記載のイオンおよび香り発生装置。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080108 |