JP2008036257A - 空気清浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気の浄化と加湿をバランスよく、効率よく有効に行える空気清浄機を提供する。
【解決手段】前記エアフィルタ4、5から吹出し口までの通気路は、途中で第1、第2の通気路31、32に分岐されており、前記第1の通気路31には、水分を含んだ加湿フィルタ14が配され、前記第2の通気路32には、前記第2の通気路を開閉する可動板35が設けられており、前記可動板35によって、前記浄化空気の前記第1の通気路31と前記第2の通気路32の通過割合が制御され、前記第1の通気路31と前記第2の通気路32の合流点以降に、イオンを放出するイオン発生部17が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、室内の空気を浄化する空気清浄機に関し、特に、加湿機能を併せ持つ空気清浄機に関する。
室内の空気には、塵埃や花粉やタバコの煙や呼気等といったように、人体に不快又は有害とされる様々な物質が含まれている。特に近年では、住宅が高気密化されていることから、そのような有害物質が室内に滞り易い。そのため、旧来より部屋の窓を適宜開けて自然換気を行っていた。ところが、大気汚染のひどい地域や、花粉症を患っている人が居る家庭や職場では、自然換気を思いのまま行えないのが実情である。このような状況から、室内の空気を浄化する空気浄化機能を持つ空気清浄機が広く一般に普及してきている。
一般に、空気清浄機は、本体の正面にエアフィルタが取り付けられ、本体の内部には、経路中に送風機を配された通気路が形成されている。通気路は本体正面の開口から本体上部の吹出し口に至る。このような空気清浄機は、送風機の回転に従い、外部の空気である室内の空気をエアフィルタを通じて通気路内に吸い込み、吸い込んだ空気を外部である室内へ吹出し口より吹き出す。その際、空気中に含まれる有害物質はエアフィルタによって捕集されたり、吸着されたり、分解されたりして取り除かれ、これにより空気が浄化される。
更に、空気清浄機には、室内の空気をより一層快適な状態に調節する目的から、加湿機能を併せ持つものもある。加湿機能付きの空気清浄機では、水分を含んだ加湿フィルタが通気路の断面領域の一部を遮るように配されていて、エアフィルタを通じて浄化された空気の一部が、その加湿フィルタを通じる際に水分を取り込み、これにより加湿される(例えば、特許文献1参照)。
また、空気に含まれるカビ菌やウィルス等の浮遊菌の除菌やリラクゼーション効果を得るために、上記の空気清浄機にイオン発生装置を設置したものがある。この空気清浄機において、イオン発生装置により生成されたイオンと送風機との衝突によるイオンの消滅を防止するため、イオン発生装置は吹出口と送風機の間に配置されている。
特開2006−43005号公報
ところで、上記した従来の加湿機能付き空気清浄機では、水分を含んだ加湿フィルタを通気路の断面領域の一部を遮るように配されているため、空気を浄化する能力と加湿する能力は、いずれも空気の風量すなわち送風機の回転度合いに直接依存する。つまり、風量を大きくすなわち送風機の回転数を高くすると、両能力とも同時に上がり、逆に風量を小さくすなわち送風機の回転数を低くすると、両能力とも同時に下がる。よって、例えば湿度が低くて加湿機能を積極的に働かせたい場合、送風機の回転数を高くして加湿能力を上げるわけであるが、通気路を流れる空気の一部しか加湿フィルタを通らないため、加湿の効率は決して良いとは言えない。送風機の回転数を高くし過ぎれば、騒音が発生する。
このような不都合に対し、加湿フィルタを通気路の断面領域のほぼ全域を遮るように配すれば、通気路を流れる空気のほとんどが加湿フィルタを通じるため、加湿の効率は向上する。しかし今度は、湿度は快適な程度に十分高いが空気は汚れているといったように、空気浄化機能のみを働かせたい場合、空気浄化能力を上げるべく送風機の回転数を高くするわけであるが、これに追従して加湿能力も必然的に上がってしまうことから、不必要に湿度が高くなり、結果として不快な湿度になる。送風機の回転数を低く抑えれば、湿度は快適な程度に維持されるものの、そもそも必要とする空気浄化機能が発揮されない。
また、上記の加湿機能を有する空気清浄機にイオン発生装置が設けられている場合、加湿が行われていれば、イオン発生装置により生成されたイオンが空気中に含まれる水分子に囲まれるため、衝突によるイオンの消滅が抑制されるが、湿度上昇やイオン発生部の結露などの影響により、イオン発生部の放電が不安定となる。つまり、イオンの寿命が延びても、結果的にはイオン量が少なくなるため、イオンによる除菌やリラクゼーション効果が小さくなるという現象が生じる。そのため、イオン発生装置近傍の湿度を検知し、その結果に基づいて送風機の回転数を制御し、加湿フィルタより気化される水分量を調整したり、イオン発生装置の印加電圧を制御したりすることにより、湿度がイオン発生部に及ぼす影響を緩和している。従って、室内空気の湿度ではなく、イオン発生装置の近傍の湿度に基づいて空気清浄機を制御するという問題が生じていた。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、空気の浄化と加湿を効率よく有効に行える空気清浄機を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明による空気清浄機は、通気路中の送風機の回転に従い、外部の空気をエアフィルタを通じて吸い込んで浄化し、浄化した空気を外部へ吹き出す空気清浄機であって、前記エアフィルタから吹出し口までの通気路が、途中で第1、第2の通気路に分岐されており、前記第1の通気路には、水分を含んだ加湿フィルタが配され、前記第2の通気路には、前記第2の通気路を開閉する可動板が設けられており、前記可動板によって、前記浄化空気の前記第1の通気路と前記第2の通気路の通過割合が制御され、前記第1、第2の通気路の合流点以降に、イオンを放出するイオン発生部を設けたものである。
また、前記イオン発生部は、前記第1の通気路を通過した空気より、前記第2の通気路を通過した空気が多く供給される位置に設けられているものである。
また、本発明による空気清浄機は、前記エアフィルタから前記送風機までの通気路が、第1、第2の通気路に分岐した後互いに合流し、前記第1の通気路には、水分を含んだ加湿フィルタが配され、前記第2の通気路には、前記第2の通気路を開閉する可動板が設けられており、前記可動板によって、前記浄化空気の前記第1の通気路と前記第2の通気路の通過割合が制御され、イオンを放出するイオン発生部が、前記第1の通気路を通過した空気より、前記第2の通気路を通過した空気が多く供給される位置に設けられているものである。
このような構成にすれば、可動板が第2の通気路を閉ざした状態では、エアフィルタを通じて浄化された空気は、第1の通気路に流入し、加湿フィルタを通る際に加湿フィルタから水分を取り込んで加湿され、その後、外部へ吹き出される。そうすると、このときには、空気の浄化は勿論のこと、効率よく加湿も行われる。これとは逆に、可動板が第2の通気路を開くとともに第1の通気路の合流口を閉ざした姿勢の状態では、エアフィルタを通じて浄化された空気は、第1の通気路には流入せずに第2の通気路に流入し、外部へ吹き出される。そうすると、このときには、加湿はほとんど行われず、空気の浄化が主体的に行われる。
従って、高温多湿で雑菌の繁殖し易い夏季においては、主として第2通気路を介して通気を行うことにより、イオンを多く発生させて効果的な除菌を行い、湿度が低い冬季においては、主として第1通気路を介して通気を行うことにより加湿を多くすることが出来るので、空気清浄機の機能を効果的に発揮させるばかりでなく、その使い勝手を向上させることが出来る。
特に、イオン発生部が前記第1の通気路を通過した空気より、前記第2の通気路を通過した空気が多く供給される位置に設けられている場合には、加湿されない空気が主にイオン発生部に供給されるので、イオンの発生が効率よく行われる。その上、発生したイオンは第1の通気路を通過して加湿された空気と合流するので、イオンの消滅までの寿命が長くなり、その除菌効果を高めることが出来る。
また、前記イオン発生部は、前記第1の通気路と前記第2の通気路の合流点と前記送風機の間に配置されていてもよい。また、前記イオン発生部は前記第1の通気路と前記第2の通気路が合流した通気路であって、前記第2の通気路の近傍に配置されていてもよい。
また、湿度を検知する湿度センサを備え、前記湿度センサからの検出値に基づいて、前記可動板を動かし、前記第1の通気路と前記第2の通気路に流れる空気量を制御してもよい。
また、前記可動板の位置に基づいて、前記イオン発生部への印加電圧を変化させてもよい。
本発明の空気清浄機によれば、第1の通気路、第2の通気路に対し必要に応じて可動板を開閉させれば、空気の浄化とは連動させずに加湿量を調整することができるため、空気の浄化と加湿をバランスよく快適な環境にすることが可能となり、また、イオン発生における加湿による影響を小さくすること及びイオンの消滅を低減することが可能となり、その結果として、イオンの効果を十分に発揮させ、空気の浄化と加湿を効率よく有効に行える。
以下に、本発明の空気清浄機の一実施形態について図面を参照しながら詳述する。ここでの空気清浄機は、加湿機能付きの空気清浄機であり、更にイオン放出機能も併せ持つ。図1は本発明の一実施形態である空気清浄機の外観を示す正面視での斜視図である。図2、図3、図4はその空気清浄機の内部構造を示す側面視での断面図であって、図2は可動板が第2の通気路を閉ざした状態を示し、図3は可動板が第2の通気路を開いた状態を示し、図4は第1の通気路と第2の通気路の両方が開いた状態を示している。
本実施形態での空気清浄機1は、運転時には室内の適所で床上に置かれたり壁に掛けられたりするものであり、大きくは、本体2と、前パネル3とより外郭が構成される。本体2は、全体として概ね扁平な箱を垂直に立てたような外形であって、その正面には、直方体状に大きく凹んだエアフィルタ収納部が形成されている。このエアフィルタ収納部には、その正面側の開口より順に、エアフィルタとして脱臭フィルタ4と集塵フィルタ5が重ね合わされた状態で収納される。
脱臭フィルタ4は、長方形の枠にポリエステル製の不織布を取り付け、その上に活性炭を均一に分散配置し、その上から更にポリエステル製の不織布をかぶせたものである。脱臭フィルタ4は空気中の臭い成分であるアセトアルデヒドやアンモニアや酢酸等を吸着する役割を担う。一方、集塵フィルタ5は、いわゆるHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタであって、ポリエステル/ビニロン系不織布からなる骨材に電石加工したメルトブロー不織布を合わせて濾材とし、これを折り畳んだ上、その上下面にハイドロキシアパタイト加工した不織布からなる抗菌シートを重ねて熱圧着し、ホットメルト付き不織布からなる枠を溶着したものである。集塵フィルタ5は微細な塵埃を捕集する役割を担う。
エアフィルタ収納部に収納された脱臭フィルタ4と集塵フィルタ5は、エアフィルタ収納部の開口に装着されたフィルタ押さえ枠6によって、エアフィルタ収納部からの脱落が防止される。フィルタ押さえ枠6は、概ね矩形の形状をしており、マトリクス状に多数の通気口が形成されている。
脱臭フィルタ4と集塵フィルタ5が収納されてフィルタ押さえ枠6が装着された本体2の正面に対し、前パネル3が、所定の隙間をあけて取り付けられ、脱臭フィルタ4と集塵フィルタ5を含めてフィルタ押さえ枠6を完全に覆い隠す。ここでの前パネル3は、本体2へ向けて折れ曲がった上部からのフック(不図示)を本体2の上部に引掛けられて支持されるとともに、左右両側の下部を係止部7によって固定される。前パネル3の裏面と本体2の正面との隙間は、その左右と下が外部に開放しており、ここから外部の空気が導入される。
本体2には、エアフィルタ収納部の奥に、隔壁21を挟んで、送風機8が配置される。ここでの送風機8は、ファンモータ9とファン10から成り、その正面側をその隔壁21によって隔離され、その下側を隔壁22によって隔離され、その背面側を隔壁23によって隔離されている。このうち正面側の隔壁21にファンモータ9が固定され、背面側の隔壁23には、送風機8に通じる多数の通気孔が形成されている。ファン10としては、ターボファンを採用しているが、ファンの種類はこれに限定されない。プロペラファンを採用することも、クロスフローファンを採用することも可能である。ターボファンの場合、ファン径に比較して厚さを大きくとり、騒音レベルを下げる工夫がなされている。ファンモータ9としては、制御の容易性を重視して直流モータを採用することが好ましい。
また、本体2には、送風機8の上方に相当する上部に、上向きに開口する第1の吹出し口11と、前方上向きに開口する第2の吹出し口12と、が形成され、電源のオン/オフや運転設定を行うための操作ボタン、及び運転状態を表示する表示ランプ等より成る操作・表示部13が設けられている。
送風機8の駆動すなわちファンモータ9によるファン10の回転に従い、前パネル3と本体2との隙間から外部の空気である室内の空気が導入される。導入された空気は、フィルタ押さえ枠6の通気口を通じてエアフィルタに達し、脱臭フィルタ4及び集塵フィルタ5によって臭いや塵埃のない空気に浄化される。浄化された空気は、エアフィルタ収納部の奥の隔壁21の下部に形成された開口24を経て本体2の背面壁25に達し、隔壁23と背面壁25との間を上昇した後、隔壁23の通気孔からファン10の中心に吸い込まれる。ファン10の中心に吸い込まれた空気は、ファンブレード同士の間を通りファン10の外周から吐出され、上方に導かれて第1の吹出し口11、第2の吹出し口12より外部である室内へ吹き出される。このような空気の流れが通気路に対応する。通気路中には、イオン発生器17が設置されている。
図6はイオン発生器17の斜視図、図7、図8はそれぞれイオン発生素子110の平面図及び側面断面図を示している。イオン発生素子110は、誘電体111、第1、第2放電部112、113及びコーティング層114を有している。第1、第2放電部112、113は電圧印加回路120に接続され、第1放電部112がプラスイオンを発生して、第2放電部113がマイナスイオンを発生する。これにより、イオン独立発生方式のイオン発生器17が構成されている。
誘電体111は、略直方体状の上部誘電体111aと下部誘電体111bを貼り合わせて成る(例えば縦15[mm]×横37[mm]×厚み0.45[mm])。誘電体111の材料として無機物を選択するのであれば、高純度アルミナ、結晶化ガラス、フォルステライト、ステアタイト等のセラミックを使用することができる。また、誘電体111の材料として有機物を選択するのであれば、耐酸化性に優れたポリイミドやガラスエポキシなどの樹脂が好適である。耐食性の面で誘電体111の材料として無機物を選択する方が望ましく、更に、成形性や電極形成の容易性の面でセラミックを用いて成形するのが好適である。
また、後述する放電電極112a、113aと誘導電極112b、113bとの間の絶縁抵抗は均一であることが望ましいため、誘電体111の材料としては、密度ばらつきが少なく、その絶縁率が均一であるものほど好適である。
第1、第2放電部112、113は空気流の方向に対して直交するように左右に並設されている。これにより、一方の放電部上を通過した空気流が他方の放電部上を通過しない。このため、イオン独立放出方式の効果を活かして第1、第2放電部112、113で発生したイオンの減衰を抑えて効率的でバランスの良いイオン放出を行うことが可能となる。
第1、第2放電部112、113は対向配置される放電電極112a、113aと誘電電極112b、113bとを有している。放電電極112a、113aは上部誘電体111aの表面に一体的に形成されている。放電電極112a、113aの材料として、導電性を有するものであれば、特に制限なく使用することができる。例えばタングステンのように、放電によって溶融等の変形を起こさないことが望ましい。
放電電極112a、113aは、電界集中させて放電を起こす放電部位112j、113jと、この周囲を取り囲む導電部位112k、113kと、接続端子部112e、113eとを有している。これらは全て同一パターン上にあり、印加される電圧が等しくなっている。
放電部位112j、113jは先端が尖った針状のパターンが複数形成され、それぞれプラス電位によりプラスイオンが発生するとともにマイナス電位によりマイナスイオンが発生する。この時、放電を起こす放電部位112jの周囲を同電位の導電部位112kにより取り囲むため、放電部位112jから発生したプラスイオンはプラス電位の導電部位112kによって反発される。これにより、プラスイオンが逆極性でマイナス電位の放電部位113jに捕らえられて中和することを防止することができる。
同様に、放電を起こす放電部位113jの周囲を同電位の導電部位113kにより取り囲むため、放電部位113jから発生したマイナスイオンはマイナス電位の導電部位113kによって反発される。これにより、マイナスイオンが逆極性でプラス電位の放電部位112jに捕らえられて中和することを防止することができる。従って、イオン発生の効率を向上することができるようになっている。
誘導電極112b、113bは上部誘電体111aを挟んで、放電電極112a、113aと平行に設けられている。このような配置によって、放電電極112a、113aと誘導電極112b、113bとの距離(以下、「電極間距離」という)を一定とすることができる。従って、放電電極112a、113aと誘導電極112b、113bとの間の絶縁抵抗を均一化して放電状態を安定させ、イオンを良好に発生させることができる。
尚、誘電体111を円柱状とした場合には、放電電極112a、113aを円柱の外周表面に設けるとともに、誘導電極112b、113bを軸状に設けることによって、前記電極間距離を一定とすることができる。
誘導電極112b、113bの材料としては、放電電極112a、113aと同様に、導電性を有するものであれば、特に制限なく使用することができる。例えばタングステンのように、放電によって溶融等の変形を起こさないことが望ましい。
下部誘電体111bの下面には放電電極接点112c、113c及び誘導電極接点112d、113dが設けられる。放電電極接点112c、113cは放電電極112a、113aと同一面に設けられた接続端子112e、113e及び接続経路112g、113gを介して、放電電極112a、113aと電気的に導通されている。従って、放電電極接点112c、113cに銅線やアルミ線等から成るリード線を介して電圧印加回路120に接続すると、放電電極112a、113aと電圧印加回路120とを電気的に導通させることができる。
誘導電極接点112d、113dは、誘導電極112b、113bと同一面に設けられた接続端子112f、113f及び接続経路112h、113hを介して、誘導電極112b、113bと電気的に導通されている。従って、誘導電極接点112d、113dに導線やアルミ線等のリード線を介して電圧印加回路120に接続すると、誘導電極112b、113bと電圧印加回路120とを電気的に導通させることができる。
放電電極接点112c、113cと誘導電極接点112d、113dは全て誘電体111の表面であって放電電極112a、113aが設けられた上面以外の面に設けることが望ましい。このような構成であれば、誘電体111の上面に不要なリード線などが配設されないので、空気流が乱れにくく、イオン独立発生方式の効果を最大限に発揮させることができる。なお、イオンを発生する電極を通気路に配置してイオン発生器17の電源部等を別の位置に配置してもよい。
イオン発生器17のイオン発生素子110には交流波形またはインパルス波形から成る電圧が印加される。イオン発生素子110の印加電圧が正電圧の場合は主としてH+(H2O)nから成るプラスイオンを発生し、負電圧の場合は主としてO2-(H2O)mから成るマイナスイオンを発生する。ここで、n、mは整数である。H+(H2O)n及びO2-(H2O)mは空気中の浮遊菌や臭気成分の表面で凝集してこれらを取り囲む。
そして、式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH22(過酸化水素)を微生物等の表面上で凝集生成して浮遊菌等を破壊する。ここで、n’、m’は整数である。従って、プラスイオン及びマイナスイオンを発生して吹出口29、30から送出することにより室内の除菌及び臭い除去を行うことができる。
H+(H2O)n+O2-(H2O)m→・OH+1/2O2+(n+m)H2O ・・・(1)
H+(H2O)n+H+(H2O)n'+O2-(H2O)m+O2-(H2O)m'
→2・OH+O2+(n+n’+m+m’)H2O ・・・(2)
H+(H2O)n+H+(H2O)n'+O2-(H2O)m+O2-(H2O)m'
→H22+O2+(n+n’+m+m’)H2O ・・・(3)
また、イオン発生素子110の第1放電部112に電圧を印加しなければ、マイナスイオンのみを放出させることができる。この場合、マイナスイオンによるリラクゼーション効果が得られるため、後述するように発生させるイオン種を切替えることも可能である。
なお、イオン発生器17は上記のものだけでなく、マイナスイオンのみ又はプラスイオンのみを発生させるものであっても良く、イオン発生方式や電極構造が異なっていても良いことは言うまでもない。
ここで、本実施形態では、エアフィルタ収納部の奥の隔壁21に形成された開口24から隔壁22に沿って奥に延びる通気路が、仕切り壁27によって上下に仕切られ、下から順に第1の通気路31、第2の通気路32となっている。つまり、エアフィルタから送風機8を経て吹出し口11、12までの通気路が、第1の通気路31と第2の通気路32に一旦分岐した後互いに合流している。
第1の通気路31には、その断面領域のほぼ全域を遮るように加湿フィルタ14が配されている。具体的には、本体2の下部には、一方の側部から着脱可能なトレイ15が収納され、このトレイ15内に一定の水位に水が貯められる。加湿フィルタ14は、ジグザグに折り畳まれた吸水材から成り、トレイ15内に差し込まれて下部が水に浸され、その水を吸い上げて水分を含んだ状態になる。トレイ15には、水を貯留した給水タンク16が連結され、その給水タンク16から水が適時供給される。給水タンク16は、トレイ15の着脱がなされる側の本体2の側部に着脱可能に収納されている。
一方、第2の通気路32には、この第2の通気路32を開閉する可動板35が設けられている。本実施形態では、可動板35は、第2の通気路32のやや上方に配置された左右方向に沿った支軸36に支持され、その支軸36を中心として円弧状に湾曲した湾曲板であって、支軸36を支点に回動するようになっている。可動板35の回動の駆動は、ステッピングモータ等のデジタル制御モータによってなされる。従って、可動板35の回動位置は常時認識される。
可動板35は回動の限界位置が規定されており、図2に示すように、可動板35の奥側の縁から外方に突出する突起37が仕切り壁27の奥側の端面に当接することで、可動板35の最も手前に回動した姿勢が規定され、この姿勢のとき、可動板35が第2の通気路32を閉ざす。この状態で、送風機8が駆動されると、エアフィルタを通じて浄化された空気は、第2の通気路32が可動板35によって閉ざされているため、第1の通気路31に流入し、加湿フィルタ14に至る。その空気は、加湿フィルタ14を通じる際に加湿フィルタ14から水分を取り込んで加湿され、その後、隔壁23と背面壁25との間を上昇し、最終的に第1の吹出し口11、第2の吹出し口12より外部へ吹き出される。つまり、空気清浄機内に取り込まれエアフィルタ通じて浄化された空気のほとんど全てが加湿用の第1の通気路に導かれるため、加湿量を多くすることが可能となる。そうすると、このときには、空気の浄化は勿論のこと、効率よく加湿も行われる。
これとは逆に、図3に示すように、可動板35の突起37が背面壁25から突出する突片26に当接することで、可動板35の最も奥に回動した姿勢が規定され、この姿勢のとき、可動板35が第2の通気路32を開くとともに第1の通気路31からの合流口を閉ざす。この状態で、送風機8が駆動されると、エアフィルタを通じて浄化された空気は、第1の通気路31の合流口が可動板35によって閉ざされているため、第1の通気路31には結局は流入せず、他方第2の通気路32が開かれているため、第2の通気路32に流入する。その空気は、可動板35に沿って案内され、その後、隔壁23と背面壁25との間を上昇し、最終的に第1の吹出し口11、第2の吹出し口12より外部へ吹き出される。そうすると、このときには、加湿はほとんど行われず、空気の浄化が主体的に行われる。
つまり、加湿を行わない場合には、水タンク24の水を抜かなくても、稼動板35の位置を調整することにより、空気清浄機内部に導入された空気が、加湿通路を通過しなくなるように出来るため、空気の浄化と加湿の調整が容易で、かつ快適な条件に設定することが可能になる。
また、図4に示すように、可動板35の回動姿勢を中間位置で固定すると、第1の通気路31および第2の通気路32の両方の通路が開いた状態になる。この中間位置は数段階に設定し、可動板の位置により第1の通気路31と第2の通気路32の開閉の割合を変えることも可能である。この場合、第1の通気路31を通過することにより加湿された空気と第2の通気路を通過した非加湿空気が隔壁23と背面壁32の間の通気路で合流し混合され、上昇し、最終的に第1の吹出し口11、第2の吹出し口12より外部へ吹き出される。
従って、本実施形態の空気清浄機1においては、第2の通気路32に対し必要に応じて可動板35を開閉させれば、加湿量を調整することができ、その結果として、空気の浄化と加湿を個別に調整することが可能となり、効率よく空気の浄化と加湿が行え、快適な環境を実現できる。
送風機8の前段の第1の通気路31と第2の通気路32が合流した通気路内の第2の通気路32の近傍に、正負のイオンを同時に又は一方を個別に発生するイオン発生器17が配設されている。
可動板35が中間位置に固定されている場合には、イオン発生器17には第2の通気路32を通過してきた加湿されていない空気が取り込まれ、その空気が放電部を通過することにより、イオンが発生・放出される。放出されたイオンを含む空気は、第1の通気路31を通過してきた加湿空気と主にイオン発生器の後段で混合され、イオンを含む、浄化・加湿された空気が第1の吹出し口11及び第2の吹出し口12から室内に吹き出される。
第1の通気路31と第2の通気路32の両方が開いている場合であっても、イオン発生器7は第1の通気路と第2の通気路の合流点の第2の通気路32の近傍に配置されており、また、可動板35が円弧状に湾曲した湾曲板であるため、第2の通気路32と第1の通気路31を通過してきた空気の流れの案内板として働き、両通路の合流点には、加湿空気と非加湿空気は層状に流れ込む。そのため、第2の通路32の近傍に配されたイオン発生器7には、主に非加湿空気が取り込まれる。なお、非加湿空気と加湿空気が混合されるには時間がかかるため、可動板35の形状は上記のもの以外でも良く、第2の通気路32の近傍にイオン発生器17を設置すれば、非加湿空気が取り込まれる割合が多くなる。
イオン発生器17の放電部の湿度は、室内空気の湿度に近い状態に保たれるため、放電部は加湿によって放電が不安定になることなく、安定してイオンを発生させることが可能となる。
また、イオンが通気路に放出された後には、イオンを含む空気はすぐに第1の通気路31を通過してきた加湿空気と混ざりあうため、空気中に含まれる水分子がイオンの周囲を取り囲んだ状態となり、イオン同士又は他の物体との衝突による消滅を抑制することができる。また、イオンを含む非加湿空気と加湿空気が合流してすぐに外部へ放出されると、イオンと加湿空気は拡散するため、接触確率が低下し、イオンの周りを水分が取り囲み難くなるが、イオン発生器17を第1の通気路31と第2の通気路32の合流点と送風機8の間、さらに第2の通気路32の近傍に配置することにより、イオンの発生後空気清浄機外へ放出される前までの間に、通気路内でイオンと加湿空気が接触し、混ざり合うことが可能となるため、イオンの周りを水分が取り囲みやすく、衝突によるイオンの消滅防止には有効である。
従って、効率の良いイオンの発生と、かつ衝突によるイオンの消滅が防止され長寿命化を実現することが可能となる。なお、加湿によるイオン発生量の低下がなく、かつ発生したイオンはすぐに周囲を水分子に取り囲まれるため、後段で送風機8と衝突しても、吹出し口11、12から吹出されるイオン量は多く保つことができる。
続いて、図5に、空気清浄機1の動作にまつわる主要構成をブロック図で示す。空気清浄機1の全体の動作は制御部40によって制御される。制御部40には、温度センサ41、湿度センサ42、埃センサ43、臭いセンサ44といったセンサ類60が接続されている。センサ類60は、図2に示すようにエアフィルタの手前に設置されている。温度センサ41は室内の空気の温度を検出する。湿度センサ42は室内の空気の湿度を検出する。一般には、温度センサ41と湿度センサ42は一体化されたセンサである。埃センサ43は発光素子と受光素子より成り、室内の空気中に浮遊する塵埃等の粒子を検出する。臭いセンサ44は金属酸化物半導体から成るセンサ表面にガスが吸着すると抵抗値が変化することを利用した半導体ガスセンサであって、室内の空気中の臭い成分を検出する。つまり、埃センサ43と臭いセンサ44は、空気の汚れ度合いを検出する汚れ検出器として機能する。温度センサ41、湿度センサ42、埃センサ43、臭いセンサ44による検出値は、制御部40に出力される。
また、制御部40には、トレイ水位検知スイッチ45、エアフィルタ取外し検知スイッチ46、トレイ・給水タンク取外し検知スイッチ47といった検知スイッチ類が接続されている。トレイ水位検知スイッチ45は、トレイ15内に貯められた水が正常な水位より下がって水不足の水位に達したことを検知する。トレイ15内の水が水不足の水位に達したということは、給水タンク16が空になって水の補給が必要になったことを想定した状況である。エアフィルタ取外し検知スイッチ46は、前パネル3が取り外され、更にはフィルタ押さえ枠6、脱臭フィルタ4及び集塵フィルタ5が取り外されたことを検知する。トレイ・給水タンク取外し検知スイッチ47は、更にトレイ15と給水タンク16が取り外されたことを検知する。
また、制御部40には、操作・表示部13を構成する各種の操作ボタン48及び各種の表示ランプ49が接続されている。操作ボタン48としては、電源をオン/オフするための電源ボタンや、空気浄化機能の運転設定を行うための空気浄化設定ボタンや、加湿機能の運転設定を行うための加湿設定ボタンや、イオンの放出をオン/オフするためのイオン放出ボタン、発生させるイオン種を切り替えるイオン種切替ボタン等が含まれる。それらのうち空気浄化設定ボタンが押される度に、風量自動、風量弱、風量強といったように空気浄化の運転モードが切り替わる。加湿設定ボタンが押される度に、加湿自動、加湿弱、加湿強、加湿切といったように加湿の運転モードが切り替わる。使用者の操作に従った操作ボタン48からの入力は、制御部40に出力される。
表示ランプ49としては、電源ボタンの操作に従った電源のオン/オフを点灯/消灯で表す電源表示ランプや、空気浄化設定ボタンの操作に従った空気浄化の運転モードを点灯で表す空気浄化運転モード表示ランプや、加湿設定ボタンの操作に従った加湿の運転モードを点灯で表す加湿運転モード表示ランプや、イオン放出ボタンの操作に従ったイオン放出のオン/オフを点灯/消灯で表すイオン放出表示ランプや、発生させるイオン種を示す表示ランプや、現在の湿度をレベル表示する湿度表示ランプや、給水タンク16への水の補給を点灯で促す給水表示ランプ等が含まれる。表示ランプ49は、制御部40からの指令に従って点灯/消灯する。それらのうち湿度表示ランプの表示は、湿度センサ42からの検出値に基づく。給水表示ランプの表示は、トレイ水位検知スイッチ45からの検知出力に応じてなされる。
また、制御部40には、可動板35を回動させるデジタル制御モータの回転駆動(可動板35の開閉動作)を制御する可動板モータ駆動回路50、送風機8のファンモータ9の回転駆動(送風機8の回転動作)を制御するファンモータ駆動回路51、及び、イオン発生器17の駆動を制御するイオン発生器駆動回路52が接続されている。それらの可動板モータ駆動回路50、ファンモータ駆動回路51、イオン発生器駆動回路52には、操作ボタン48からの入力操作や、各種センサ類からの検出値や、各種検知スイッチからの検知出力に基づいて制御部40から指令が送られ、可動板35、送風機8、イオン発生器17が駆動する。
ここでの制御部40による可動板35、送風機8、イオン発生器17それぞれの駆動の態様に関する一例を以下に列記する。
制御部40は、埃センサ43、臭いセンサ44の少なくとも一方からの検出値に基づいて、送風機8すなわちファンモータ9の回転数を調整する。具体的には、加湿切モードの状態であって風量自動モードで空気浄化の運転がなされているとき、埃センサ43や臭いセンサ44からの検出値に応じてファンモータ9の回転数を段階的に切り替える。例えば、検出値から空気が汚れていると判断されれば、高い回転数でファンモータ9を回転させて大風量で空気を流動させ、積極的に空気浄化機能を発揮させる。検出値から空気がきれいになったと判断されれば、騒音や消費電力を抑える観点から、ファンモータ9を低い回転数での回転に切り替えて小風量で空気を流動させ、空気浄化機能を低度で維持する。再び空気が汚れたと判断されれば、ファンモータ9を高い回転数での回転に切り替える。これが繰り返される。これにより、室内の空気をきれいに浄化することが可能になる。なおその際、可動板35は第2の通気路32を開く姿勢にされている。
なお、埃センサ43、臭いセンサ44の検出値に基づいて、イオン発生器17への印加電圧を調整しても良い。空気の汚れがひどい場合に多くのイオンを発生させることにより、空気を浄化することが可能となり、空気が清浄な場合に印加電圧を下げることにより、省電力化につながるからである。また、ファンモータ9の回転数とイオン発生器17への印加電圧の両方を制御しても良い。
また、埃センサ43、臭いセンサ44により空気がきれいなこと、つまり室内の塵埃の量及び臭い成分の量が少ないことが検知された場合には、制御部40は、マイナスイオンのみをイオン発生器17により発生させるようにモードを切り替えても良い。発生させるイオン種を切り換えることにより、リラクゼーション効果を多く得ることができる。尚、使用者がイオン切替ボタンを操作することにより、発生させるイオン種を選択することも可能である。
制御部40は、湿度センサ42からの検出値に基づいて、回動板35の回動姿勢を制御し、第1の通気路31と第2の通気路32の開閉の割合を変化させることも可能である。具体的には、加湿自動モードで加湿の運転がなされているとき、例えば目標湿度が60%に設定されている場合、湿度センサ42からの検出値が、湿度60%以上であれば、第2の通気路32が開かれるように可動板35を回動させて加湿効率を下げ、湿度60%未満であれば、第2の通気路32が閉ざされるように、可動板35を回動させて加湿効率を上げる。これにより、室内の空気を設定の目標湿度に調整することが可能になる。
更に、送風機8すなわちファンモータ9の回転数の調節も併せて行うようにしても構わない。つまり、湿度センサ42からの検出値が、設定の目標湿度以上であれば、第2の通気路32が開かれるように可動板35を回動させるとともに、ファンモータ9の回転数を低くして加湿効率を下げ、目標湿度未満であれば、第2の通気路32が閉ざされるように可動板35を回動させるとともに、ファンモータ9の回転数を高くして加湿効率を上げる。これにより、室内の空気を設定の目標湿度により一層調整することが可能になる。
また、回動板35の回動位置を検出し、回動位置によりイオン発生器17の印加電圧を制御しても良い。回動板35の回動位置により、イオン発生器17に導かれる空気中の湿度が変化するため、状況に応じてイオン発生量の制御をすることが可能になる。
このような場合において、湿度センサ42からの検出値が設定の目標湿度未満から以上に移った状況では、第2の通気路32が閉ざされた状態から開かれた状態になるように可動板35が回動して切り替えられるとともに、ファンモータ9の回転数が高い状態から低い状態に切り替えられるわけであるが、その切替えの順番は、ファンモータ9を切り替えた後に、可動板35を切り替えるようにした方がよい。可動板35を先に切り替えると、開き始めた第2の通気路32に大風量の空気が流入するため、不快な笛吹き音が発生してしまうからである。
加湿自動モードとしては、上記した運転手法の他に、可動板35が第2の通気路32を閉ざした状態のまま、常に第1の通気路31に空気を流入させ、湿度センサ42からの検出値に基づいて、ファンモータ9の回転数すなわち風量を調節することで加湿効率を調整する手法もある。
なお、加湿自動モードでの運転中、所定時間が経過しても設定の目標湿度に達しない状況のときには、ファンモータ9の回転数を1段階高めるように補正してもよい。このような状況は、空気清浄機1が仕様の畳数を超えた室内で使用されている可能性が高く、補正が必要だからである。
制御部40は、操作ボタン48から第2の通気路32に対する可動板35の開閉切替えの入力操作を受けたとき、可動板35の開閉を切り替えるとともに、送風機8すなわちファンモータ9の回転数を可動板35の開閉切替え前後での風量が略等しくなるように切り替える。具体的には、例えば、加湿切モードの状態であって空気浄化の運転がなされている状態から、加湿の運転に切り替わったとき、可動板35が回動して第2の通気路32が開かれた状態から閉ざされた状態になり、これに伴って空気の流入が第2の通気路32から第1の通気路31へ切り替わるわけであるが、切替え前である第2の通気路32には空気の流通抵抗となるものが何ら存在しない一方で、切替え後である第1の通気路31には流通抵抗にもなる加湿フィルタ14が存在する。従って、切替え前後のファンモータ9の回転数が同じであれば、切替え前後で風量が実質的に異なってしまう。そこで、切替えの際は、第2の通気路32が開かれた空気浄化運転のときよりも第2の通気路32が閉ざされた加湿運転のときの方でファンモータ9の回転数が高くなるようにする。
このようにすれば、切替え前後で風量がほぼ等しくなり、その結果、空気浄化能力も変わらない。また、切替え前後で騒音値がほぼ等しくなり、その結果、使用者に違和感を与えない。なお、第2の通気路32が開かれた状態の空気浄化運転、第2の通気路32が閉ざされた状態、第1の通気路31と第2の通気路32が共に開かれた状態の加湿運転ごとに、ファンモータ9の回転数と風量の相関を予備試験で得ておき、その中から、設定されるファンモータ9の回転数が選定される。
但し、空気浄化の運転から加湿強モードの加湿の運転に切り替わったときは、そもそも使用者が強力な加湿を意図していることから、その場合は、切替え前後での風量を意識せずに、ファンモータ9を大風量をもたらす高い回転数にしてもよい。
制御部40は、所定時間実行されるイオン発生器17の駆動中に、トレイ水位検知スイッチ45から検知出力を受けたとき、その所定時間が経過するまでイオン発生器17を駆動させ、その後、表示ランプ49のうちの給水表示ランプの点灯によって給水タンク16への水の補給を促す。具体的には、操作ボタン48のうちのイオン放出ボタンがオンされると、例えば15分程度の所定時間だけイオン発生器17が駆動され、イオンが放出される。その途中で、トレイ水位検知スイッチ45から検知出力があった場合、直ちに給水表示ランプを点灯させるわけではなく、そのまま所定時間分のイオン発生器17の駆動を終えてから給水表示ランプを点灯させる。イオン放出を望む使用者の意図に沿うことになるし、トレイ水位検知スイッチ45から検知出力があったとしても、その時点では、一般に、トレイ15も含め給水タンク16にはわずかではあるが水が残っており、限定された時間内でのイオン発生器17の駆動には支障はないからである。
制御部40は、操作ボタン48から運転停止の入力操作を受けたとき、可動板35を最も手前側の姿勢に回動させて保持させる。具体的には、操作ボタン48のうちの電源ボタンがオフされると、空気浄化の運転、加湿の運転の如何にかかわらず、第2の通気路32を完全に閉ざす姿勢に可動板35を回動させ保持する。これにより、前パネル3が取り外され、更にはエアフィルタが取り外されたとしても、内部につながる第2の通気路32が可動板35で閉ざされているため、手指等の不用意な挿入を防止でき、安全になる。
それと同様の安全性の観点から、制御部40は、エアフィルタ取外し検知スイッチ46から検知出力を受けたとき、可動板35を最も手前側の姿勢に回動させて保持させるようにしてもよい。仮に、運転中に、前パネル3が取り外され、更にはエアフィルタが取り外された場合であっても、内部につながる第2の通気路32が可動板35で閉ざされるからである。なお、制御部40は、トレイ・給水タンク取外し検知スイッチ47から検知出力を受けたとき、可動板35を最も手前側の姿勢に回動させて、第2の通気路32を閉ざすように保持しても構わない。
制御部40は、加湿の運転中に、トレイ水位検知スイッチ45から検知出力を受けたとき、表示ランプ49のうちの給水表示ランプの点灯によって給水タンク16への水の補給を促すとともに、そのまま加湿の運転を継続する。つまり、直ちに加湿の運転を停止するわけではない。これにより、第1の通気路31への空気の流入が続くため、仮に、給水タンク16へ水が補給されない場合、加湿フィルタ14が次第に水分を奪われて乾燥することから、加湿フィルタ14への水垢の付着を防止でき、衛生的である。
制御部40は、温度センサ41からの検出値に基づいて、送風機8すなわちファンモータ9の回転数を調整する。具体的には、温度センサ41からの検出値が所定の温度以下であれば、加湿自動モード、加湿弱モード、加湿強モードでそれぞれ設定されているファンモータ9の回転数を1段階ずつ高めるように補正する。空気の温度が低い場合、加湿性能自体が低下するため、補正が必要だからである。
なお、可動板35は上記以外の形状、方式であってもよい。例えば、図9に示すように、可動板は単なる平板であって、第2の通気路32内で隔壁22に接するように配置された左右方向に沿った支軸36を一側として支持され、支軸36を支点に回動するようになっているものでもよい。可動板35の回動の駆動は、ステッピングモータ等のデジタル制御モータによってなされ、可動板35の回動位置は常時認識される。
可動板35は、図9に示すように、デジタル制御モータの駆動により、最も手前に回動した鉛直方向の姿勢にされると、第2の通気路32を完全に閉ざす。この状態で、送風機8が駆動されると、エアフィルタを通じて浄化された空気は、第2の通気路32が可動板35によって閉ざされているため、第1の通気路31に流入し、加湿フィルタ14に至る。その空気は、加湿フィルタ14を通じる際に加湿フィルタ14から水分を取り込んで加湿され、その後、隔壁23と背面壁25との間を上昇し、最終的に第1の吹出し口11、第2の吹出し口12より外部へ吹き出される。そうすると、このときには、空気の浄化は勿論のこと、効率よく加湿も行われる。
これとは逆に、可動板35は、図10に示すように、デジタル制御モータの駆動により、最も奥に回動した水平方向の姿勢にされると、第2の通気路32を完全に開く。この状態で、送風機8が駆動されると、エアフィルタを通じて浄化された空気は、第2の通気路32が開かれているため、第2の通気路32に流入する。勿論、第1の通気路31も常時開かれているため、第1の通気路31の方にも一部の空気が流入するが、第1の通気路31には空気の流通抵抗になる加湿フィルタ14が存在することから、その流入量は第2の通気路32への流入量よりもはるかに少ない。従って、この場合は、エアフィルタを通じて浄化された空気は、その大半がそのまま第2の通気路32を経て流出し、その一部が加湿フィルタ14で加湿されて第1の通気路31から流出する。その空気は、その後合流して隔壁23と背面壁25との間の通気路を上昇し、最終的に第1の吹出し口11、第2の吹出し口12より外部へ吹き出される。そうすると、このときには、加湿は低効率で行われ、空気の浄化が主体的に行われる。
イオン発生器17には、主に第2の通気路32を通過した非加湿空気が供給され、発生されたイオンは空気中に放出された後に、第1の通気路31を通過した加湿空気と混合されるため、イオン発生部では加湿の影響を受けず、イオン発生後は加湿された空気中の水分を利用してイオンの寿命を延ばすことができる。従って、第2の通気路32に対し必要に応じて可動板35を開閉させれば、加湿の効率を調整することができ、空気の浄化と加湿を効率よく有効に行える。
もっとも、全体の空気の風量が同じであっても、第2の通気路32の開閉度合いにより、第1の通気路31と第2の通気路32に流入する空気の配分が変わり、その配分に準じて加湿の効率を調整できることから、デジタル制御モータの駆動に従う可動板35の回動位置として、鉛直方向、水平方向の姿勢のみならず両者の間の数個所の姿勢も採用してもよい。
また、例えば、可動板35は、左右方向に沿った支軸36を支点に回動する平板に限らず、上下方向に沿った支軸を支点に回動する平板であっても構わない。また、第2の通気路32に対しての可動板35の開閉機構としては、回動機構に限らず、スライド機構であっても構わない。また、第1の通気路31、第2の通気路32が形成される位置は、エアフィルタ収納部の奥の隔壁21の下部に限らず、上部や左右側部であっても構わないし、互いに離れていても構わない。
その他本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では送風機8が第1の通気路31および第2の通気路32の後段に配置されているが、送風機8が第1および第2の通気路31、32の前段に配置された押し込みタイプのものでも良い。この場合でも、可動板35により第1、第2の通気路31、32の開閉割合を調整することが可能であり、空気の浄化と加湿は効率よく、有効に行うことができる。加えて、イオン発生器17は第1、第2の通気路31、32の合流点であって、第2の通気路32の近傍に設置されているため、イオンと送風機8との衝突によるイオンの消滅がなくすことが可能である。
本発明は、加湿機能付の空気清浄機に有用である。
本発明の一実施形態である空気清浄機の外観を示す正面視での斜視図である。 図1の空気清浄機の内部構造について可動板が第2の通気路を閉ざした状態を示す側面視での断面図である。 図1の空気清浄機の内部構造について可動板が第2の通気路を開いた状態を示す側面視での断面図である。 図1の空気清浄機の内部構造について可動板を中間位置にした状態を示す側面視での断面図である。 図1の空気清浄機の動作にまつわる主要構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の空気清浄機のイオン発生器を示す斜視図である。 本発明の実施形態の空気清浄機のイオン発生器を示す平面図である。 本発明の実施形態の空気清浄機のイオン発生器を示す側面断面図である。 本発明の他の実施形態である空気清浄機の内部構造を示す側面視での断面図である。 本発明の他の実施形態である空気清浄機の内部構造を示す側面視での断面図である。
符号の説明
1 空気清浄機
2 本体
3 前パネル
4 脱臭フィルタ
5 集塵フィルタ
8 送風機
9 ファンモータ
10 ファン
11 第1の吹出し口
12 第2の吹出し口
13 操作・表示部
14 加湿フィルタ
15 トレイ
16 給水タンク
17 イオン発生器
21 隔壁
22 隔壁
23 隔壁
24 開口
25 背面壁
26 突片
27 仕切り壁
31 第1の通気路
32 第2の通気路
35 可動板
36 支軸
37 突起

Claims (7)

  1. 通気路中の送風機の回転に従い、外部の空気をエアフィルタを介して吸い込んで浄化し、浄化した空気を外部へ吹き出す空気清浄機において、
    前記エアフィルタから吹出し口までの通気路は、途中で第1、第2の通気路に分岐されており、前記第1の通気路には、水分を含んだ加湿フィルタが配置され、前記第2の通気路には、前記第2の通気路を少なくとも開閉する可動板が設けられ、
    前記可動板によって、前記浄化空気の前記第1の通気路と前記第2の通気路の通過割合が制御され、
    前記第1、第2の通気路の合流点以降に、イオンを放出するイオン発生部を設けたことを特徴とする空気清浄機。
  2. 前記イオン発生部は、前記第1の通気路を通過した空気より、前記第2の通気路を通過した空気が多く供給される位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の空気清浄機。
  3. 通気路中の送風機の回転に従い、外部の空気をエアフィルタを通じて吸い込んで浄化し、浄化した空気を外部へ吹き出す空気清浄機において、
    前記エアフィルタから前記送風機までの通気路が、第1、第2の通気路に分岐した後互いに合流し、前記第1の通気路には、水分を含んだ加湿フィルタが配され、前記第2の通気路には、前記第2の通気路を開閉する可動板が設けられており、
    前記可動板によって、前記浄化空気の前記第1の通気路と前記第2の通気路の通過割合が制御され、
    イオンを放出するイオン発生部は、前記第1の通気路を通過した空気より、前記第2の通気路を通過した空気が多く供給される位置に設けられていることを特徴とする空気清浄機。
  4. 前記イオン発生部は、前記第1の通気路と前記第2の通気路の合流点と前記送風機の間に配置されたこと特徴とする請求項3に記載の空気清浄機。
  5. 前記イオン発生部は、前記第1の通気路と前記第2の通気路が合流した通気路であって、前記第2の通気路の近傍に配置されたことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の空気清浄機。
  6. 湿度を検知する湿度センサを備え、前記湿度センサからの検出値に基づいて、前記可動板を動かし、前記第1の通気路と前記第2の通気路に流れる空気量を制御することを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の空気清浄機。
  7. 前記可動板の位置に基づいて、前記イオン発生部への印加電圧を変化させることを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の空気清浄機。

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