JP2017096602A - 空気清浄機 - Google Patents

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Yuji Nakaya
裕二 中矢
浩貴 村田
Hiroki Murata
浩貴 村田
喜内 一彰
Kazuaki Kinai
一彰 喜内
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【課題】加湿ユニットを通過する空気量を増やして十分な加湿量を得ることができる空気清浄機を提供する。【解決手段】通風路10において脱臭ユニット23と加湿ユニット24とが前後方向に重なって配置されていない箇所のおける空気経路中に案内部材30を配置することによって導風路50が形成されることで、空気の流れF2や空気の流れF5のように、脱臭フィルタ23aのみ通過して加湿フィルタ24aを通過しない空気流路をなくし、この空気流路を流れる空気を、空気の流れF3や空気の流れF6のように加湿フィルタ24aに導くことができる。これにより、加湿フィルタ24aを通過する空気量を増やして、十分な加湿量を得ることができる。【選択図】図6

Description

本発明は、空気清浄機に関わり、特に加湿機能を有する空気清浄機に関する。
従来、加湿機能を備えた空気清浄機としては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載の空気清浄機は、吸込口と吹出口を有する本体筐体内部に、空気の流れにおける上流側(吸込口側)から下流側(吹出口側)に向かう順に、空気清浄フィルタユニット(集塵ユニットや脱臭ユニット)と、空気を加湿する気化フィルタ(加湿ユニット)と、送風ファンが配置されている。気化フィルタは、空気清浄フィルタユニットの下側の一部と重なるように配置されている。
上記のように、気化フィルタは空気清浄フィルタユニットの一部と重なるように配置されているため、送風ファンの回転により吸込口から本体筐体内部に取り込まれた空気は、その一部が空気清浄フィルタユニットのみを通過して除塵され、残部が空気清浄フィルタユニット、気化フィルタの順に通過して除塵・加湿される。そして、除塵のみなされた空気と除塵・加湿された空気とが、送風ファンの回転により吹出口から本体筐体外部に吹き出される。
特開2007−10230号公報
しかし、特許文献1に記載の空気清浄機は、空気清浄フィルタユニットと気化フィルタの両方を通過する空気流路の通風抵抗の方が、空気清浄フィルタユニットのみを通過する空気流路の通風抵抗より大きくなる。従って、通風抵抗の大きい空気流路を流れる空気量、すなわち、空気清浄フィルタユニットと気化フィルタの両方を通過する空気量が少なくなるので、気化フィルタを通過する空気量が少なくなって空気の加湿量が減少するという問題があった。
本発明は以上述べた問題点を解決し、加湿ユニットを通過する空気量を増やして十分な加湿量を得ることができる空気清浄機を提供することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するものであって、本発明の空気清浄機は、筐体内部に空気を吸い込む空気吸込口と、筐体内部から外部へ空気を吹き出す空気吹出口と、空気吸込口から吸い込んだ空気を空気吹出口へ導く通風路を備える本体部を有し、通風路には、この通風路に取り込んだ空気を清浄する空気清浄ユニットと、取り込んだ空気を加湿する加湿ユニットと、送風機を備えている。空気清浄ユニットが加湿ユニットより上流側に配置され、通風路内に空気清浄ユニットを通過した空気の一部を加湿ユニットに導く導風路を形成している。
本発明の空気清浄機は、脱臭ユニットを通過した後加湿ユニットを通過せずに下流側に向かう空気の少なくとも一部を導風路を介して加湿ユニットに導くので、加湿ユニットを通過する空気量が増えて十分な加湿量を得ることができる。
本発明の実施形態における、空気清浄機の外観斜視図である。 本発明の実施形態における、空気清浄機の上面図である。 図1におけるP−P断面図である。 本発明の実施形態における、案内部材の説明図であり、(A)は外観斜視図、(B)は(A)における矢視D図、(C)は(A)における矢視S図である。 空気清浄機を後方斜めから見た要部外観斜視図である。 図5におけるQ−Q断面を拡大した図面であり、(A)は案内部材がない場合を、(B)は案内部材がある場合を示している。 図5におけるR−R断面を拡大した図面であり、(A)は案内部材がない場合を、(B)は案内部材がある場合を示している。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
図1および図2に示すように、本発明の実施形態における空気清浄機1は、各々合成樹脂材で形成された天面パネル11a、右側面パネル11b、左側面パネル11c、底部11d、前面パネル12、フロントパネル13およびリアパネル14で略直方体状に形成された本体部11を有する。
天面パネル11aと前面パネル12の上端部12aとフロントパネル13の上端部13eとリアパネル14の上端部14eで形成される面が本体部11の上面である。右側面パネル11bと前面パネル12の右側端部12bとフロントパネル13の右側端部13fとリアパネル14の右側端部14fとで形成される面が本体部11の右側面である。左側面パネル11cと前面パネル12の左側端部12cとフロントパネル13の左側端部13gとリアパネル14の左側端部14gとで形成される面が本体部11の左側面である。底部11dとフロントパネル13の下端部13hとリアパネル14の下端部14hとで形成される面が本体部11の底面である。
尚、以降の説明において、必要に応じ本体部11の前面パネル12側を前面側、本体部11のリアパネル14側を背面側、本体部11の右側面パネル11b側を右側、本体部11の左側面パネル11c側を左側と称する。
フロントパネル13は、前面パネル12の前方に配置される。フロントパネル13と前面パネル12との間には、上下/左右に4カ所の隙間が形成される。本体部11の上面の前方に形成される隙間が上面吸込口13a、本体部11の右側面の前方に形成される隙間が右側面吸込口13b、本体部11の左側面の前方に形成される隙間が左側面吸込口13c、本体部11の底面の前方に形成される隙間が底面吸込口13dとされる。
また、本体部11とリアパネル14との間には、上/左右に3か所の隙間が形成される。本体部11の上面の後方に形成される隙間が上面吹出口14a、本体部11の右側面の後方に形成される隙間が右側面吹出口14b、本体部11の左側面の後方に形成される隙間が左側面吹出口14cとされる。
空気清浄機1では、上面吸込口13a、右側面吸込口13b、左側面吸込口13c、および底面吸込口13dから本体部11の内部に吸い込んだ空気を、上面吹出口14a、右側面吹出口14b、および左側面吹出口14cから部屋に吹き出す間に、空気の除塵・加湿および脱臭が行われる。
上面吸込口13a、右側面吸込口13b、左側面吸込口13c、および底面吸込口13dと、上面吹出口14a、右側面吹出口14b、および左側面吹出口14cとを連通する、図3に示す本体部11内部の空間が、本発明の空気清浄機1における通風路10である。尚、以下の説明では、必要に応じて通風路10における各空気吸込口13a〜13d側を上流側、各空気吹出口14a〜14c側を下流側として説明する。
空気清浄機1の本体部11の上面には、上面吸込口13aの一部を覆うように操作部15が設けられている。操作部15は、電源ボタンや運転モード切り換えボタン等の空気清浄機1を操作するボタンが配置されるとともに、空気清浄機1の運転状態や図示しない塵埃センサ等の検出部における検出結果を表示する表示部が配置されている。
また、図3に示すように、空気清浄機1の底部11dには4個のキャスター40(図3では、このうち2個を図示)が設けられている。4個のキャスター40は、底部11dの前面側と背面側に2個ずつ配置されるとともに、前面側と背面側の各々2個のキャスター40は底部11dの左右方向の中心を境として左右に対象となる位置に配置されており、キャスター40が回転することで空気清浄機1が左右方向に移動可能となっている。
通風路10には、上流側から下流側に向かって順に、プレフィルタ21、集塵ユニット22、本発明の空気清浄ユニットである脱臭ユニット23、加湿ユニット24、送風機25が配置されている。また、脱臭ユニット23と加湿ユニット24の間に案内部材30が配置されている。
プレフィルタ21は、例えば糸状のPET材を編みこんで網目構造としたものであり、各空気吸込口13a〜13dから本体部11内部に吸い込まれる空気に含まれる塵埃を捕捉する。
集塵ユニット22は、第1電気集塵機22aと第2電気集塵機22bとで構成されている。第1電気集塵機22aと第2電気集塵機22bは、通風路10におけるプレフィルタ21と脱臭ユニット23の間に配置される仕切板16に上下方向に並べて配置されている。第1電気集塵機22aおよび第2電気集塵機22bは、各々が合成樹脂材で箱型に形成された筐体を有し、各々の筐体内部には、図示しない放電電極と集塵電極が設けられている。また、第1電気集塵機22aおよび第2電気集塵機22bは、各々の筐体前面(通風路10の上流側に臨む面)に集塵口22aaおよび集塵口22baを備えている。第1電気集塵機22aおよび第2電気集塵機22bは、集塵口22aaおよび集塵口22baから取り込んだ空気に含まれるプレフィルタ21で除去できなかった細かな塵埃や花粉等を、放電電極によるコロナ放電により発生させたイオンによって帯電させ、帯電した塵埃や花粉等を集塵電極で捕捉する。
脱臭ユニット23は、脱臭フィルタ23aと加熱部23bと保持部23cを有する。脱臭フィルタ23aは、例えば、平板材と波形に連続屈曲した屈曲材とを交互に積層してなる波形構造やハニカム構造のような多孔構造の基材を円板状に形成してなり、図示は省略するが例えばセラミックやアルミニウム等で形成された基材の表面に、臭気成分を吸着して分解する触媒層を設けたものである。加熱部23bは、PTCヒータと、放熱板と、断熱材と、これらを収納するケースで構成されており、略三角形状に形成されて脱臭フィルタ23aの前面側および背面側の一部を覆うように配置される。
保持部23cは、合成樹脂材で略四方形状に形成されて脱臭フィルタ23aと加熱部23bを通風路10中に保持するものであり、通風部23caと補強部材23cbを有する。通風部23caは、脱臭フィルタ23aの直径寸法に対応した直径寸法を有する貫通孔であり、脱臭フィルタ23aを通過した空気を通風路10の下流側に導く。補強部材23cbは、合成樹脂材で断面が略四方形状の板状に形成されており、通風部23caの直径部に水平に配置されて保持部23c(通風部23ca)の変形を防ぐ。
脱臭フィルタ23aの脱臭能力を再生するときは、加熱部23bにより覆われた脱臭フィルタ23aの一部を加熱する。図示しないモータによって脱臭フィルタ23aを回転させながら脱臭フィルタ23aを加熱することによって、脱臭フィルタ23aの触媒層に吸着されていた臭気成分の分解が促進され、脱臭フィルタ23aの脱臭能力が再生される。
加湿ユニット24は、加湿フィルタ24aと水を貯留する貯水タンク24bを有する。加湿フィルタ24aは、円板状に形成されてその一部が貯水タンク24bに溜められた水に浸った状態で回転軸により回転可能に支持されており、図示しないモータにより回転するようになっている。
図3に示すように、加湿ユニット24は底部11dに設置されており、加湿フィルタ24aの略上側半分と、脱臭ユニット23の脱臭フィルタ23aの略下側半分が、通風路10における上流側から下流側に向かう方向に重なるように配置される。尚、図1に示すように、本体部11の右側面には、加湿ユニット24の配置に対応した位置に扉17が設けられており、扉17の内側には、加湿フィルタ24aと貯水タンク24bと貯水タンク24bに水を供給する図示しない給水タンクが収められている。この給水タンクに水を補充する場合や、清掃・取替え等といった加湿ユニット24のメンテナンスを行う場合には、扉17を開閉して、給水タンクへの水の補充や加湿ユニット24の着脱が行えるようになっている。
送風機25は、ターボファン25aとファンモータ25bを有する。ターボファン25aは、合成樹脂材で形成されており、ファンモータ25bの出力軸に接続されている。ファンモータ25bは回転数可変であり、ファンモータ25bが回転することでターボファン25aも回転し、ターボファン25aの回転によって、各空気吸込口13a〜13dから空気清浄機1の内部へ空気が流入し、空気清浄機1の内部から各空気吹出口14a〜14cを経て空気が流出する。
案内部材30は、前述したように、脱臭ユニット23と加湿ユニット24の間に配置されており、より具体的には、図3および図5に示すように、脱臭ユニット23の脱臭フィルタ23aの下流側、かつ、加湿ユニット24の上方左側面側に配置されている。尚、図5は、空気清浄機1を右後方斜めから見た要部外観斜視図であり、リアパネル14と送風機25は図示していない。
案内部材30は合成樹脂材で形成されており、図4に示すように、遮蔽部31と、第1導風部32と、第2導風部33を有する。遮蔽部31は板状に形成されており、上辺31aと右辺31bと左辺31cと下辺31dを有する。遮蔽部31は、案内部材30を空気清浄機1に取り付ける際に、図5に示すように補強部材23cbおよび保持部23cの図示しない取付部に固定されて、通風路10における空気の流れに対し略直交するような配置となる。
上辺31aと右辺31bは各々直線状に形成され、上辺31aと右辺31bがなす角度は略直角となるように形成されている。
下辺31dは、加湿ユニット24の加湿フィルタ24aの外周面の形状に応じた円弧形状に形成されている。下辺31dには、第1導風部32が下辺31dから上流側に延びるように設けられており、第1導風部32の上流側の先端が上流側先端32aとされている。図5に示すように、第1導風部32は、加湿フィルタ24aの外周面の形状に応じた円弧形状に形成されており、第1導風部32の長さについては加湿フィルタ24aの外周面を略8分の1覆う程度の長さとされている。また、図6(B)および図7(B)に示すように、案内部材30を空気清浄機1に取り付けたときに、第1導風部32が加湿フィルタ24aの外周面と所定の間隔である隙間S1を隔てるように案内部材30の位置決めがされている。また、図6(B)に示すように、第1導風部32の上流側先端32aが加湿フィルタ24aの上流側に臨む面である空気流入面24a1より下流側となるように、第1導風部32が形成されている。
左辺31cは、図4に示すように、保持部23cの通風部23caの内周面形状に応じた円弧形状に形成されている。左辺31cより少し内側の箇所には、第2導風部33が遮蔽部31から上流側に延びるように設けられており、第2導風部33の上流側の先端が上流側先端33aとされている。図5に示すように、第2導風部33は、保持部23cの通風部23caの内周面形状に応じた円弧形状に形成されており、第2導風部33の長さについては通風部23caの内周面を略8分の1覆う程度の長さとされている。図7(B)に示すように、案内部材30を空気清浄機1に取り付けたときに、第2導風部33が通風部23caの内周面と所定の間隔S2を隔てるように案内部材30の位置決めがされている。また、図4、図6(B)および図7(B)に示すように、第2導風部33の前後方向の長さは第1導風部32の前後方向と同じ長さとされている。そして、図4(A)および(B)に示すように、第2導風部33の下端は第1導風部32の下端と接続されている。
次に、図3乃至図7を用いて、以上説明した構成を有する空気清浄機1が運転を行ったときの、各構成部品の動作と空気の流れについて説明するとともに、案内部材30が奏する効果について説明する。ここで、図6は、図5における断面Q−Qを拡大した図であり、(A)は案内部材30を設けない場合の空気の流れ(矢印F1、F2)を示し、(B)は案内部材30を設けた場合の空気の流れ(矢印F1、F3)を示している。また、図7は、図5における断面R−Rを拡大した図であり、(A)は案内部材30を設けない場合の空気の流れ(矢印F4、F5)を示し、(B)は案内部材30を設けた場合の空気の流れ(矢印F4、F6)を示している。尚、図6および図7では、案内部材30が空気の流れにどのように作用するのかを説明するために必要な構成以外のものの描画を省略している。
空気清浄機1が運転を開始すると、送風機25が駆動するとともに、集塵ユニット22の第1電気集塵機22aおよび第2電気集塵機22bに通電が開始される。また、空気清浄とともに空気の加湿を行う場合は、加湿ユニット24の加湿フィルタ24aが回転を開始する。送風機25が駆動すると、上面吸込口13a、右側面吸込口13b、左側面吸込口13c、および底面吸込口13dの各空気吸込口13a〜13dから通風路10に空気が吸い込まれる。
まずは、通風路10に案内部材30を設けない場合の、通風路10における空気の流れについて説明する。
通風路10に吸い込まれた空気は、次の3つの空気経路で下流側(送風機25側)に向かって流れる。1つ目の空気経路は、脱臭ユニット23の下部と加湿ユニット24の上部とが前後方向に重なって配置される箇所を通る経路(図6に中段経路Mとして描画。以降、中段経路Mと記載)であり、中段経路Mでは、プレフィルタ21→集塵ユニット22→脱臭ユニット23→加湿ユニット24の順に空気が通過する。2つ目の空気経路は、脱臭ユニット23と加湿ユニット24とが前後方向に重ならない箇所のうち加湿ユニット24の上方を通る経路(図6に上段経路Uとして描画。以降、上段経路Uと記載)であり、上段経路Uでは、プレフィルタ21→集塵ユニット22→脱臭ユニット23の順に空気が通過する。3つ目の空気経路は、脱臭ユニット23と加湿ユニット24とが前後方向に重ならない箇所のうち脱臭ユニット23より下方を通る経路(図6に下段経路Lとして描画。以降、下段経路Lと記載)であり、下段経路Lでは、プレフィルタ21→集塵ユニット22→加湿ユニット24の順に空気が通過する。
上述した各経路を通って通風路10を空気が流れると、プレフィルタ21および通電されている集塵ユニット22では、吸い込まれた空気に含まれる塵埃や花粉が除去される。また、脱臭ユニット23では、吸い込まれた空気に含まれる臭気成分が除去される。また、加湿ユニット24では、吸い込まれた空気が加湿される。通風路10を流れる際に除塵・脱臭および加湿された空気は、送風機25の駆動によって上面吹出口14a、右側面吹出口14b、および左側面吹出口14cの各空気吹出口から空気清浄機1の外部に吹き出される。
次に、通風路10に案内部材30を設けた場合の、通風路10における空気の流れについて説明する。
案内部材30は、図3および図5を用いて先に説明したように、補強部材23cbに取り付けられることによって、脱臭ユニット23の脱臭フィルタ23aの下流側であって、加湿ユニット24の上方左側面側に配置される。つまり、案内部材30は、前述した3つの経路のうちの上段経路U中に配置される。このように上段経路U中に案内部材30が配置されることによって、上段経路Uを流れる空気の一部が加湿ユニット24に導かれる。つまり、案内部材30と補強部材23cbで囲まれる領域で、上段経路Uと中段経路Mを繋ぐ本発明の導風路50が形成される。
以下では、図6および図7を用いて、導風路50によって、上段経路Uを流れる空気の一部がどのようにして中段経路Mに導かれるのかを詳細に説明する。
図6(A)および図7(A)に示すのは、通風路10に案内部材30が設けられていない場合の空気の流れであり、図6(A)では、中段経路Mを流れる空気を矢印F1で示し、上段経路Uを流れる空気を矢印F2で示している。また、図7(A)では、左右方向の中央部付近すなわち脱臭フィルタ23aと加湿フィルタ24aが重ねて配置される箇所を流れる空気を矢印F4で示し、脱臭フィルタ23aのみ通過して加湿フィルタ24aの外周部の左側を流れる空気を矢印F5で示している。ここで、上段経路Uを流れる空気F2や図7(A)における空気F5、すなわち、脱臭フィルタ23aのみ通過する空気量は、加湿フィルタ24aが円板形状であることから、脱臭フィルタ23aの中心(図7でC/Lと記載)から左側に行く程多くなる。つまり、中央部から左側にいく程加湿フィルタ24aによって加湿される空気量が少なくなる。
これに対し、図6(B)および図7(B)に示すように、通風路10に案内部材30が設けられて導風路50が形成される場合は、図6(A)に矢印F2で示す上段経路Uを流れる空気が図6(B)に矢印F3で示すように、また、図7(A)に矢印F5で示す空気の流れが図7(B)に矢印F6で示すように、脱臭フィルタ23aの中央部から左側において上段経路Uから導風路を経て中段経路Mへと流れ加湿フィルタ24aを通過して加湿されて下流側へ流れていく。従って、加湿フィルタ24aによって加湿される空気量が増加する。
また、第1導風部32は、加湿フィルタ24aの外周面から図6(B)および図7(B)に示す隙間S1で隔てられるように、遮蔽部31の下端部に位置決めされている。このため、第1導風部32と加湿フィルタ24aの外周面の隙間S1を通過する空気量はごく僅かであり、脱臭フィルタ23aを通過して第1導風部32と加湿フィルタ24aの外周面の間に到達した空気の大部分が加湿フィルタ24aに向かって流れる。尚、本実施形態では、案内部材30の下辺31dに第1導風部32を設けているが、本発明はこれに限られない。すなわち、隙間S1を通過する空気量が問題とならなければ、第1導風部32を設けなくてもよい。
また、前述したように、第1導風部32の上流側先端32aが加湿フィルタ24aの上流側に臨む面である空気流入面24a1より下流側となるように、第1導風部32が形成されているため、図6(B)で示す空気の流れF3を第1導風部32が妨げることがない。
また、第2導風部33は、通風部23caの内周面から図7(B)に示す隙間S2で隔てられるように、遮蔽部31の左端部に位置決めされている。このため、第2導風部33と通風部23caの内周面の隙間S2を通過する空気量はごく僅かであり、脱臭フィルタ23aを通過して第2導風部33と通風部23caの内周面の隙間S2に到達した空気の大部分が加湿フィルタ24aに向かって流れる。尚、本実施形態では、案内部材30の左辺31cに第2導風部33を設けているが、本発明はこれに限らない。すなわち、隙間S2を通過する空気量が問題とならなければ、第2導風部33を設けなくてもよい。
以上説明したように、通風路10において脱臭ユニット23と加湿ユニット24とが前後方向に重なって配置されていない箇所のおける空気経路中に案内部材30を配置することによって導風路50が形成されることで、図6(A)の空気の流れF2や図7(A)の空気の流れF5のように、脱臭フィルタ23aのみ通過して加湿フィルタ24aを通過しない空気流路をなくし、この空気流路を流れる空気を、図6(B)の空気の流れF3や図7(B)の空気の流れF6のように加湿フィルタ24aに導くことができる。これにより、加湿フィルタ24aを通過する空気量を増やして、十分な加湿量を得ることができる。
尚、以上説明した実施形態では、案内部材30の遮蔽部31を補強部材23cbに固定しているが、この補強部材23cbは、前述したように案内部材30とともに導風路50を形成している。従って、脱臭ユニット23の保持部23cに補強部材23caがない場合は、案内部材30の遮蔽部31の上端部から上流側に向かって突出するように第3導風部を設けて、案内部材30のみで導風路50を形成するとともに上述した補強部材23cbが果たしている役目を担わせればよい。
また、以上説明した実施形態では、案内部材30は脱臭フィルタ23aの下流側であって、加湿ユニット24の上方かつ加湿フィルタ24aの左右方向の対象中心軸より左側に配置されているが、これに加えて、案内部材30と左右対称形状となる案内部材を、脱臭フィルタ23aの下流側かつ加湿ユニット24の上方右側面側に配置してもよい。このように左右に案内部材を配置すれば導風路が左右2カ所に形成されるので、案内部材を1つ配置することで導風路を1つ設ける場合と比べてより多くの空気を加湿ユニット24aに流すことができて空気の加湿量がより多くなる。
また、以上説明した実施形態では、空気清浄ユニットが脱臭ユニットである場合について説明したが、これに限るものではなく、空気清浄ユニットが加湿ユニットの上流側に配置されている集塵ユニットであってもよい。
1 空気清浄機
10 通風路
11 本体部
17 扉
22 集塵ユニット
23 脱臭ユニット
23a 脱臭フィルタ
23b 加熱部
23c 保持部
23ca 通風部
23cb 補強部材
24 加湿ユニット
24a 加湿フィルタ
25 送風機
30 案内部材
31 遮蔽部
31a 上辺
31b 右辺
31c 左辺
31d 下辺
32 第1導風部
33 第2導風部
50 導風路

Claims (4)

  1. 筐体内部に空気を吸い込む空気吸込口と、筐体内部から外部へ空気を吹き出す空気吹出口と、前記空気吸込口から吸い込んだ空気を前記空気吹出口へ導く通風路を備える本体部を有し、
    前記通風路に、同通風路に取り込んだ空気を清浄する空気清浄ユニットと、取り込んだ空気を加湿する加湿ユニットと、送風機を備えた空気清浄機であって、
    前記空気清浄ユニットが前記加湿ユニットより上流側に配置され、
    前記通風路内に、前記空気清浄ユニットを通過した空気の一部を前記加湿ユニットに導く導風路を形成したことを特徴とする空気清浄機。
  2. 前記空気清浄ユニットの一部と前記加湿ユニットの一部が、空気の流れ方向に重ねて配置され、
    前記導風路は、前記空気清浄ユニットの下流側であって、前記加湿ユニットの周囲に形成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気清浄機。
  3. 前記導風路は、遮蔽部と導風部で構成される案内部材によって形成され、
    前記遮蔽部は、前記通風路における空気の流れ方向に交差するように配置され、
    前記導風部は、前記通風路における空気の流れ方向に沿って配置される、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気清浄機。
  4. 前記空気清浄ユニットと前記加湿ユニットは間隔を空けて配置されており、
    前記導風部は、同導風部の上流側端部が前記加湿ユニットの上流側に臨む面より上流側に突き出さないように形成あるいは配置される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の空気清浄機。
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