JP2925343B2 - 車両用空気清浄装置 - Google Patents

車両用空気清浄装置

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JP2925343B2
JP2925343B2 JP3315291A JP3315291A JP2925343B2 JP 2925343 B2 JP2925343 B2 JP 2925343B2 JP 3315291 A JP3315291 A JP 3315291A JP 3315291 A JP3315291 A JP 3315291A JP 2925343 B2 JP2925343 B2 JP 2925343B2
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air
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duct
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bypass duct
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青山益敏
上原一仁
西島隆行
川町兼弘
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Kansei Corp
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のインストルメ
ント内に設備される車両用空気清浄装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】自動車のボンネット近傍に外気取入口を
設け、この外気取入口より吸気される外気を、インスト
ルメント内部に設備したフィルタユニット及びクーリン
グユニットを経て清浄除湿したエアーを車室内に放出す
る従来の空気調和装置には、例えば図1に示す如き構造
のものがある。以下この従来例について説明する。
【0003】1は自動車のボンネット近傍に設けられて
いる不図示の外気取入孔に通じる外気取入口2と車室内
気を取入れる内気取入口3とを有する内外気取入ダクト
であって、このダクト1内にはファンモータ4が内装さ
れている。このファンモータ4の吐出側には集塵フィル
タと活性炭フィルタとからなるフィルタユニット5が設
備され、さらにこのフィルタユニット5の排気側にはク
ーリングユニット6が配置されていて、ファンモータ4
の駆動力によりダクト1内に吸気された外気又は内気は
フィルタユニット5により除塵脱臭された後、クーリン
グユニット6により除湿冷却されて、車室内に供給され
るかまたはヒータユニット7により暖められて車室内に
供給されるようになっている。なお8は内外気切換扉、
9は冷気、暖気切換扉である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように構成されて
いる空気調和装置にあっては、ダクト1がインストルメ
ント内部の狭い空間を利用して配管されているものであ
るため、そのダクト1の口径を大きく設定することがで
きず、これが原因で、そのダクト1を横切るフィルタユ
ニット5の通気面積が大きく設定できず、従ってこのフ
ィルタユニット5による通気抵抗が大となり多量の清浄
化エアーを得ること、さらには短期間においてフィルタ
ユニット5の目詰りが生じやすくファンに対する負荷が
大となって、騒音が増大する等といった不具合があっ
た。
【0005】また従来のフィルタユニット5は、インス
トルメントの内部に配置されていることから、そのフィ
ルタユニット5の保守点検作業がしずらく作業性が悪い
という不具合もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる従来の不
具合に着目されたもので、その第1の目的は、エアダク
トをインストルメントの奥部より車室内方向に張出さし
めてエアダクトの口径を拡張させ、この拡張部に広面積
のフィルタユニットを配置して通気抵抗の削減、浄化能
力の耐久性向上を図ることにある。
【0007】第2の目的は、そのフィルタユニットを、
車室の搭乗者によって自由に引き出し又は押し入れする
ことができるようにして、フィルタユニットの保守点検
作業をきわめて容易に行なえる車両用空気清浄装置を提
供することにある。
【0008】
【実施例】以下に本発明を図2乃至図5に示す実施例に
基いて詳細に説明する。
【0009】図2において、11は自動車のフロントガ
ラス、12はそのフロントガラス11より車室内側に設
けられているインストルメント、13は車のボンネット
近傍に設けられている外気取入孔である。14はインス
トルメント12の奥部に設備されている空気調和装置の
エアダクトであって、このエアダクト14には外気取入
口15と内気取入口16が形成されており、さらにこの
エアダクト14には、車室内方向の略水平方向に延長さ
れるバイパスダクト17が分岐形成されている。このバ
イパスダクト17の内側略中央部には、略水平方向に差
し込み、引出し可能なフィルタユニット18が位置され
ており、このフィルタユニット18は車室側より差し込
み、引出しが自由に行なえるものである。19はそのフ
ィルタユニット18を摺動可能に支持するガイドレール
を示す。そして上記バイパスダクト17は上記のフィル
タユニット18を境にエア導入側通路20とエア導出側
通路21に区分形成されるものである。前記フィルタユ
ニット18は、図3で示すように、除塵フィルタ18−
1と脱臭用の活性フィルタ18−2とで構成されてい
る。22は前記のエアダクト14の端部に通じるように
一体形成されているブロアケースであって、このブロア
ケース22内にはファン23が内装されている。24は
前記の外気取入口15と内気取入口を交互に開閉するこ
とのできる第1の扉、25は前記エアダクト14とエア
導入側通路20の開口部との間を開閉する第2の扉、2
6はエアダクト14を開閉するか又は前記エア導出側通
路21の開口部を開閉する第3の扉である。27は前記
バイパスダクト17の下部に設けられたグローブボック
ス、28はグローブボックス27の開口部を閉塞するボ
ックス蓋体を示す。尚前記第1、第2、第3の各扉は不
図示の駆動手段によって遠隔操作できるものである。
【0010】以上が本実施例の構成であるが、次にその
作用について述べると、ファン23を駆動し、このと
き、第1の扉24を図4において実線で示す位置と、第
2の扉及び第3の扉26を鎖線で示す位置とすることに
よって、外気が外気取入口15よりダクト14を経て無
処理の状態で吐出口29から車室内へ送り込まれる。次
に第2の扉25及び第3の扉26を実線で示す位置とす
ることにより、ファン23の動作で外気取入口15から
供給された外気は、バイパスダクト17のエア導入側通
路20を経てフィルタユニット18内を透過し、さらに
エア導出側通路21を通って吐出口29より車室内に供
給される。従ってこのときは、フィルタユニット18に
よって浄化脱臭されたエアが車室内に供給される。次に
第2の扉25及び第3の扉26が実線で示す位置のまま
で、第1の扉24を鎖線で示す位置とすることにより内
気取入口16が開口して車室内空気がエア導入側20を
経てフィルタユニット18を透過しさらにエア導出側通
路21を通って吐出口29より車室内に戻され車室内エ
アがフィルタユニット18により繰返し浄化脱臭され
る。さらにこのとき第2の扉25、第3の扉26を鎖線
で示す位置へ戻せば、車室内エアは浄化脱臭されること
なく循環のみがなされるものである。
【0011】このようにして要求に応じたエアの浄化脱
臭処理又は浄化脱臭されない外気、内気の車室内供給が
選択的になされるものであるが、この実施例にあって
は、フィルタユニット18が、インストルメント12の
下側とグローブボックス27の上記との間に形成される
空間部に張り出すバイパスダクト17の内部に、そのバ
イパスダクト17の軸線方向と平行方向に出し入れ可能
に挿着されるものであるから、該フィルタユニット18
のエア通過面積を拡大設計することができ、これによっ
て、フィルタユニット18における通気抵抗が小さくな
り、浄化耐久性が向上される。また上記フィルタユニッ
ト18は、バイパスダクト17の軸線方向に対して平行
方向に出し入れ可能であることから、そのフィルタユニ
ット18を車室内方向から出し入れすることが可能であ
って、該フィルタユニットの保守点検等の作業性が向上
されるという特長もある。
【0012】図4は本発明の他の実施例を示すもので、
前記図2に示す実施例は、バイパスダクト17の構造
を、エアダクト14と別体ネジ止め構造となし、そのバ
イパスダクト17をインストルメント12とグローブボ
ックス27との間に配置するように構成したもの、すな
わち、インストルメント12と、グローブボックス27
と、バイパスダクト17とは別部材で構成したものであ
るのに対し、図4に示す実施例は、バイパスダクト17
を、インストルメント12と一体に形成されている下板
12−1と、グローブボックス27と一体に形成されて
いる上板27−1とによって構成するものである。従っ
て本実施例では、インストルメント12とグローブボッ
クス27による2部材の組合せでバイパスダクト17が
形成されるのでバイパスダクトの構成部材が削減でき
る。
【0013】図5はインストルメント12の下部にバイ
パスダクト17を一体構成したものであって、該バイパ
スダクト17の下部にグローブボックス27を組合せる
ようにしてある。従ってこの実施例では、インストルメ
ント12の成形時にバイパスダクト17が一体成形され
るものであるから、独立バイパスダクト17の成形が不
要となって図4に示す実施例と同様に構成部材の削減が
可能である。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明は、自動車のインス
トルメント内に設備される空気調和装置の内外気取入れ
ダクト14の内気取入口16及び外気取入口15とファ
ン23との間に車室内方向に延長されるバイパスダクト
17を設け、該バイパスダクト17内に、該バイパスダ
クトをエア導入側通路20とエア導出側通路21を2分
するように位置されかつ車室内方向から出し入れ可能な
フィルタユニット18を着脱可能に保持せしめ、前記内
気取入口16と外気取入口15とを交互に開閉する第1
の扉24と、前記導入側通路20の開口部を選択的に開
閉させる第2の扉25と、前記内外気取入れダクト14
の途中と導出側通路21の開口部を選択的に開閉させる
第3の扉26を設けた車両用空気清浄装置であるから、
これによればフィルタユニット18が、インストルメン
ト12の下側とグローブボックス27の上記との間に形
成される空間部に張り出すバイパスダクト17の内部
に、そのバイパスダクト17の軸線方向と平行方向に出
し入れ可能に挿着されるものであるから、該フィルタユ
ニット18のエア通過面積を拡大設計することができ、
これによって、フィルタユニット18における通気抵抗
が小さくなり、浄化耐久性が向上される。また上記フィ
ルタユニット18は、バイパスダクト17の軸線方向に
対して平行方向に出し入れ可能であることから、そのフ
ィルタユニット18を車室内方向から出し入れすること
が可能であって、該フィルタユニットの保守点検等の作
業性が向上されるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の空気清浄装置を示した説明図。
【図2】本発明よりなる空気清浄装置の実施例を示した
説明図。
【図3】本発明のフィルタユニットを示した説明図。
【図4】本発明の他の実施例を示した説明図。
【図5】本発明のさらに他の実施例を示した説明図。
【符号の説明】
11…フロントガラス 12…インストルメント 13…ボンネット 14…エアダクト 15…外気取入口 16…内気取入口 17…バイパスダクト 18…フィルタユニット 19…ガイドレール 20…エア導入側通路 21…エア導出側通路 22…ブロアケース 23…ファン 24…第1の扉 25…第2の扉 26…第3の扉 27…グローブボックス 28…ボックス蓋体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川町兼弘 埼玉県大宮市日進町2丁目1910番地 関 東精器株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60H 3/06 B60H 1/00 102

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のインストルメント内に設備され
    る空気調和装置の内外気取入れダクト(14)の内気取
    入口(16)及び外気取入口(15)とファン(23)
    との間に車室内方向に延長されるバイパスダクト(1
    7)を設け、該バイパスダクト(17)内に、該バイパ
    スダクトをエア導入側通路(20)とエア導出側通路
    (21)を2分するように位置されかつ車室内方向から
    出し入れ可能なフィルタユニット(18)を着脱可能に
    保持せしめ、前記内気取入口(16)と外気取入口(1
    5)とを交互に開閉する第1の扉(24)と、前記導入
    側通路(20)の開口部を選択的に開閉させる第2の扉
    (25)と、前記内外気取入れダクト(14)の途中と
    導出側通路(21)の開口部を選択的に開閉させる第3
    の扉(26)を設けたことを特徴とする車両用空気清浄
    装置。
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JP2628144B2 (ja) * 1994-05-25 1997-07-09 本田技研工業株式会社 自動車用空調装置のエアフィルタ着脱構造
JPH08324235A (ja) * 1995-03-31 1996-12-10 Nippondenso Co Ltd 自動車用空調装置

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