JP2573924Y2 - 車両のグリル装置 - Google Patents
車両のグリル装置Info
- Publication number
- JP2573924Y2 JP2573924Y2 JP1992045004U JP4500492U JP2573924Y2 JP 2573924 Y2 JP2573924 Y2 JP 2573924Y2 JP 1992045004 U JP1992045004 U JP 1992045004U JP 4500492 U JP4500492 U JP 4500492U JP 2573924 Y2 JP2573924 Y2 JP 2573924Y2
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- JP
- Japan
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- grill
- shielding plate
- clip
- clip mounting
- vehicle
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、キャブ前面下に、グリ
ルが左右および中央部のクリップ取付け部に装着された
クリップにより、裏面側のブラケットに支持固定され、
そのグリル上方にフロントリッドが配置された車両のグ
リル装置に関する。
ルが左右および中央部のクリップ取付け部に装着された
クリップにより、裏面側のブラケットに支持固定され、
そのグリル上方にフロントリッドが配置された車両のグ
リル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両のグリル装置は、図4〜図7
に示すように、キャブのフロントガラス1の下方におい
て、フロントクロス2に取り付けられているフロントセ
ンタ3に、キャブ内の暖房等の空調のための外気導入口
3aが設けられており、このフロントセンタ3の前面に
は、フロントリッド4が設けられ、前記の外気導入口3
aをカバーしている。
に示すように、キャブのフロントガラス1の下方におい
て、フロントクロス2に取り付けられているフロントセ
ンタ3に、キャブ内の暖房等の空調のための外気導入口
3aが設けられており、このフロントセンタ3の前面に
は、フロントリッド4が設けられ、前記の外気導入口3
aをカバーしている。
【0003】このフロントリッド4の下側には、左右に
ヘッドライト5が配設されているグリル6が設けられて
いるが、このグリル6には、左右両側と中央部にクリッ
プ取付け部6aが設けられていて、このクリップ取付け
部6aに取り付けられたクリップ7によって、グリル6
は、フロントクロス2に取り付けたブラケット8に取付
けられている。
ヘッドライト5が配設されているグリル6が設けられて
いるが、このグリル6には、左右両側と中央部にクリッ
プ取付け部6aが設けられていて、このクリップ取付け
部6aに取り付けられたクリップ7によって、グリル6
は、フロントクロス2に取り付けたブラケット8に取付
けられている。
【0004】そして、前記ブラケット2には、ラジエー
タへの冷却風の取り込み口2aが穿設され、グリル6と
フロントリッド4間から導入された外気は、取り込み口
2aからラジエータに至り、その冷却を行うものであ
る。
タへの冷却風の取り込み口2aが穿設され、グリル6と
フロントリッド4間から導入された外気は、取り込み口
2aからラジエータに至り、その冷却を行うものであ
る。
【0005】尚、キャブのフロントリッドのヒンジ取付
け構造としては、実開平3−83179号公報記載のも
のが知られている。
け構造としては、実開平3−83179号公報記載のも
のが知られている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の車両
のグリル装置においては、ラジエータに至るべく、グリ
ル6とフロントリッド4間から吸入された外気は、暖房
等によって、外気導入口3aから外気の導入が行われる
と、この方向にも流れるようになる。
のグリル装置においては、ラジエータに至るべく、グリ
ル6とフロントリッド4間から吸入された外気は、暖房
等によって、外気導入口3aから外気の導入が行われる
と、この方向にも流れるようになる。
【0007】すると、雨天等で外気中に水滴が含まれた
状態の際に、水滴は、この外気導入口3aへの流れに沿
って上昇し、外気導入口3a内に浸入し、外気を温める
ヒータが濡れたり、霧状となってキャブ内の空気吹き出
し口からキャブ内に吹き出してしまう欠点があった。
状態の際に、水滴は、この外気導入口3aへの流れに沿
って上昇し、外気導入口3a内に浸入し、外気を温める
ヒータが濡れたり、霧状となってキャブ内の空気吹き出
し口からキャブ内に吹き出してしまう欠点があった。
【0008】本考案は、従来の車両のグリル装置におけ
る前述の問題点を解決するために、グリルとフロントリ
ッドの間、特にグリルの造形形状に沿って上昇する走行
に伴う雨水を含んだ風の流れを、グリルのクリップ取付
け部に当接して、雨水を含んだ風の上昇を阻止し、暖房
等の空調内への水の浸入を防止することを目的とする。
る前述の問題点を解決するために、グリルとフロントリ
ッドの間、特にグリルの造形形状に沿って上昇する走行
に伴う雨水を含んだ風の流れを、グリルのクリップ取付
け部に当接して、雨水を含んだ風の上昇を阻止し、暖房
等の空調内への水の浸入を防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、キャブ前面下
に、グリルが左右および中央部のクリップ取付け部に装
着されたクリップにより、裏面側のブラケットに支持固
定され、そのグリル上方にフロントリッドが配置された
車両のグリル装置において、上記左右クリップ取付け部
の上部に水平遮蔽板を設けると共に、その左右クリップ
取付け部の側部に、造形形状に沿って垂直遮蔽板を設
け、中央クリップ取付け部の上部に水平遮蔽板を設けた
ことを特徴とする。
に、グリルが左右および中央部のクリップ取付け部に装
着されたクリップにより、裏面側のブラケットに支持固
定され、そのグリル上方にフロントリッドが配置された
車両のグリル装置において、上記左右クリップ取付け部
の上部に水平遮蔽板を設けると共に、その左右クリップ
取付け部の側部に、造形形状に沿って垂直遮蔽板を設
け、中央クリップ取付け部の上部に水平遮蔽板を設けた
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】本考案の車両のグリル装置は、左右および中央
部のクリップ取付け部に水平遮蔽板を設けたので、クリ
ップ取付け部に当接して上昇する走行風が水平遮蔽板に
当接して、下方に向けられる。
部のクリップ取付け部に水平遮蔽板を設けたので、クリ
ップ取付け部に当接して上昇する走行風が水平遮蔽板に
当接して、下方に向けられる。
【0011】又、左右のクリップ取付け部の側部に、造
形形状に沿って垂直遮蔽板を設けたので、造形形状に沿
って上昇する走行風が垂直遮蔽板、及び前記水平遮蔽板
に当接して下方に向けられる。
形形状に沿って垂直遮蔽板を設けたので、造形形状に沿
って上昇する走行風が垂直遮蔽板、及び前記水平遮蔽板
に当接して下方に向けられる。
【0012】従って、グリルとその上のフロントリッド
間に浸入した雨水の、空調内への混入が防止されるもの
である。
間に浸入した雨水の、空調内への混入が防止されるもの
である。
【0013】
【実施例】次に、本考案の実施の一例を、図1〜図3に
ついて、以下に説明するが、従来と同一部分には同一符
号を付して、その説明は省略する。
ついて、以下に説明するが、従来と同一部分には同一符
号を付して、その説明は省略する。
【0014】この実施例のグリル6には、左右のクリッ
プ取付け部6aの上部に、水平な平板状の水平遮蔽板1
0を、その中央側のグリル6と水平遮蔽板10とを連結
する垂直な板状の垂直遮蔽板11によって連結して、一
体的に設けている。
プ取付け部6aの上部に、水平な平板状の水平遮蔽板1
0を、その中央側のグリル6と水平遮蔽板10とを連結
する垂直な板状の垂直遮蔽板11によって連結して、一
体的に設けている。
【0015】この垂直遮蔽板11の形状は、グリル6の
側部の造形形状に沿ったものとされ、且つ左右のクリッ
プ取付け部6a間の中央部には、グリル6から上方に突
出している垂直壁12によって設けられた水平な板状の
水平遮蔽板13の上部のクリップ取付け部6aの上方に
も水平遮蔽板10が設けられている。
側部の造形形状に沿ったものとされ、且つ左右のクリッ
プ取付け部6a間の中央部には、グリル6から上方に突
出している垂直壁12によって設けられた水平な板状の
水平遮蔽板13の上部のクリップ取付け部6aの上方に
も水平遮蔽板10が設けられている。
【0016】そして、このグリル6は、従来と同様にク
リップ取付け部6aによって、フロントクロス2に取り
付けられているブラケット8に、クリップ7で取り付け
られるものである。
リップ取付け部6aによって、フロントクロス2に取り
付けられているブラケット8に、クリップ7で取り付け
られるものである。
【0017】このグリル6によって、グリル6とフロン
トリッド4間からラジエータに向かうべく導入された走
行風は、水平遮蔽板10、13によって、上方に向かう
のが阻止され、下乃至は外側に向かって流出し、更に垂
直遮蔽板11によってフロントセンタ3の中心方向に向
かって流れないように、流れの向きが制御される。
トリッド4間からラジエータに向かうべく導入された走
行風は、水平遮蔽板10、13によって、上方に向かう
のが阻止され、下乃至は外側に向かって流出し、更に垂
直遮蔽板11によってフロントセンタ3の中心方向に向
かって流れないように、流れの向きが制御される。
【0018】従って、フロントセンタ3の中央付近に向
かって流れる走行風はなくなり、雨水や、車体に当たっ
て霧状となった雨水がフロントセンタ3の中央付近に設
けられた外気導入口3aに吸入されることがない。
かって流れる走行風はなくなり、雨水や、車体に当たっ
て霧状となった雨水がフロントセンタ3の中央付近に設
けられた外気導入口3aに吸入されることがない。
【0019】そのために、暖房や冷房を行う空調内への
水の浸入が防止され、車室内の空気吹き出し口から霧状
の雨水が吹き出すことがないと共に、空調機器が雨水で
錆びる等の障害を未然に防止できるものである。
水の浸入が防止され、車室内の空気吹き出し口から霧状
の雨水が吹き出すことがないと共に、空調機器が雨水で
錆びる等の障害を未然に防止できるものである。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、グリルと
フロントリッド間から走行風と一緒になって流入した雨
水が、空調のための外気導入口に到達して空調機器内に
至り、車室内の空気吹き出し口から霧状となって、噴出
するのが防止される。
フロントリッド間から走行風と一緒になって流入した雨
水が、空調のための外気導入口に到達して空調機器内に
至り、車室内の空気吹き出し口から霧状となって、噴出
するのが防止される。
【0021】又、この浸入した雨水で、空調機器に錆を
生ずるのも防止できる等の効果を有するものである。
生ずるのも防止できる等の効果を有するものである。
【図1】本考案の実施例のグリルの要部の斜面図であ
る。
る。
【図2】同上のグリルの正面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】キャブ全体の斜面図である。
【図5】その中央部の断面図である。
【図6】そのグリルの要部の斜面図である。
【図7】図6のB−B線断面図である。
【符号の説明】 3a 外気導入口 4 フロントリッド 6 グリル 6A クリップ取付け部 7 クリップ 8 ブラケット 10 水平遮蔽板 11 垂直遮蔽板 13 水平遮蔽板
Claims (1)
- 【請求項1】 キャブ前面下に、グリルが左右および中
央部のクリップ取付け部に装着されたクリップにより、
裏面側のブラケットに支持固定され、そのグリル上方に
フロントリッドが配置された車両のグリル装置におい
て、上記左右クリップ取付け部の上部に水平遮蔽板を設
けると共に、その左右クリップ取付け部の側部に、造形
形状に沿って垂直遮蔽板を設け、中央クリップ取付け部
の上部に水平遮蔽板を設けたことを特徴とする車両のグ
リル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992045004U JP2573924Y2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 車両のグリル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992045004U JP2573924Y2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 車両のグリル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066122U JPH066122U (ja) | 1994-01-25 |
JP2573924Y2 true JP2573924Y2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=12707245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992045004U Expired - Fee Related JP2573924Y2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 車両のグリル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2573924Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE413069B (sv) * | 1977-06-15 | 1980-04-14 | Bergman Bertil Nap | Universalforband, speciellt av sett som sa kallad forsta forband |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP1992045004U patent/JP2573924Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH066122U (ja) | 1994-01-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |