JP3438325B2 - 自動車用空気吹出装置 - Google Patents

自動車用空気吹出装置

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JP3438325B2 JP12375994A JP12375994A JP3438325B2 JP 3438325 B2 JP3438325 B2 JP 3438325B2 JP 12375994 A JP12375994 A JP 12375994A JP 12375994 A JP12375994 A JP 12375994A JP 3438325 B2 JP3438325 B2 JP 3438325B2
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裕文 木地谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用空気吹出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用空気吹出装置としては、例えば
実開平4−112106号、実開昭61−117708
号、実開昭57−46007号公報などに示すように、
インストルメントパネル内に配設された空気調和装置
と、該空気調和装置の足元用吹出口に吸い込み口が結合
され且つ第1座席の後端部近傍に吹出口が配設された中
空状の第1ダクトを有するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、前記従来
の自動車用空気吹出装置では、第1座席の後端部近傍に
吹出口が配設された中空状の第1ダクトを有するので、
第2座席に着座する乗員には空気調和装置よりの空気が
達するものの、該第3座席に着座する乗員には空気調和
装置よりの空気が達しえず、温調品質の乏しい自動車と
なり、改善が望まれている。
【0004】そこで、本発明は、以上のような点に鑑み
てなされたもので、その目的とするところは、第3座席
に着座する乗員に十分空気調和装置よりの空気が達する
ようにした自動車用空気吹出装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記、課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、インストルメントパネル内に
配設された空気調和装置と、該空気調和装置の足元用吹
出口に吸い込み口が結合され且つ第1座席の後側に配設
され且つ第3座席の前側に配設された第2座席の前端部
近傍に吹出口が配設された中空状の第1ダクトを有する
自動車用空気吹出装置において、前記第1ダクトの吹出
口近傍には、吸い込み口が結合され且つ第2座席の後端
部近傍に吹出口が配設された中空状の第2ダクトを有
し、前記第1ダクトの後端部の吹出口は、上方を向けて
配設されてなり、前記第1ダクトの後側ダクトは、フロ
アコンソールボックスの下側から、床部材及び該床部材
上に配されたカーペットの間に介在されて後方に延在さ
れてなることを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載の自動車
用空気吹出装置であって、前記第2ダクトは、第2座席
のシートクッションの底部に配された防音体及び該第2
座席を保持した床部材上に配された防音体間に介在され
てなることを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項1記載の自動車
用空気吹出装置であって、前記第2ダクトは、ブロー成
形よりなることを特徴とする。
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】上記手段の請求項1の発明によれば、前記空気
調和装置に連通された第1ダクトの吹出口近傍に第2ダ
クトが設けられ、その吹出口が第1座席の後側に配設さ
れ且つ第3座席の前側に配設された第2座席の後端部近
傍に配設されているので、第2座席より後方、即ち、第
3座席に着座した乗員に前記空気調和装置よりの空気が
達し得ることになる。また、前記第1ダクトを構成する
後側ダクトと第2ダクトとの結合部が、第2座席の前端
部足元にあり、前記第1ダクトの後端部開口が、上方を
向けて配設されているので、第2ダクトを外すと、前記
第1ダクトを構成する前側ダクトの吹出口よりの空気と
共に第2座席に空気調和装置よりの空気が確実に達する
ことになる。更に、前記第1ダクトは、フロアコンソー
ルボックスの下側から、床部材及び該床部材上に配され
たカーペットの間に介在されて後方に延在されてなるの
で、第2座席に着座する乗員にとって平滑状をなし、第
2座席に着座する乗員の足元がフラット状をなし、良好
な居住空間を得ることができる。
【0011】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の作用に加え、前記第2ダクト内を流れる空気が遮音さ
れるので、自動車の室内にこもり音などとして共鳴せ
ず、静粛性のある室内空間を得ることができる。
【0012】請求項3の発明によれば、請求項1の作用
に加え、前記第2ダクト4は、ブロー成形よりなるの
で、安価な部品を提供することができる。
【0013】
【0014】
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面と共に説明す
る。
【0016】図1乃至図8は、本発明の一実施例に係る
自動車用空気吹出装置1を示している。図1は一部省略
した斜視図である。
【0017】この実施例では、前記自動車用空気吹出装
置1は、空気調和装置2と、第1ダクト3と、第2ダク
ト4とを有する。
【0018】該空気調和装置2は、インストルメントパ
ネル20内に配設され、後方に開口した足元用吹出口2
1を有する。
【0019】前記第1ダクト3は、ブロー成形よりな
り、床部材9にビス17により夫々固定された前側ダク
ト30と後側ダクト31とより連結連通されてなる。
【0020】前記前側ダクト30は、前端部33に前記
空気調和装置2の足元用吹出口21に結合される吸い込
み口32が形成されて、後方部34,34が二股状に分
割されてなり、該後方部34,34の後端部に第2座席
6(図1は左側の第1座席5が図示省略)への足元用吹
出口35が形成されてなる。
【0021】前記後側ダクト31は、前端部36,36
が二股状に形成されて、前記前側ダクト30の後方部3
4,34に形成した貫通穴(図示省略)内にシール部材
15,16を介して前側ダクト30内に挿入されて、前
側ダクト30内に流入した空気を後方に導いている。そ
して、フロアコンソールボックス8の下で合流して主ダ
クト38を形成し、そのまま第2座席6(図1の左側の
第2座席6が図示省略)の前端部6aの下側近傍まで延
在されて上向きの吹出口39が形成されてなる。全体的
に中空状をなす。
【0022】前記第1座席5,5の後ろには前記第2座
席6,6が配設され、該第2座席6,6の後ろには第3
座席7が配設されている。
【0023】前記第2ダクト4は、ブロー成形より中空
状に形成され、その前端部41に、図2に示すように、
前記第1ダクト3の吹出口39に結合されるように下向
きに吸い込み口40が形成され、第2座席6の下側を配
索され、後端部42,42が二股状に分割され且つ第2
座席6の後端部6a近傍まで延在されてなり、該後端部
42,42の最後部には、吹出口43,43が形成され
てなる。後端部42,42に二股に割れる基部にフラン
ジ44が形成され、該フランジ44を介してビス17に
より床部材9に固定される。
【0024】前記第2ダクト4の周囲には、図1及び図
2に示すように、フロアコンソールボックス8の下側か
ら、床部材9及び該床部材9上に配されたカーペット1
0の間に介在されてなる。
【0025】前記第2ダクト4は、第2座席6のシート
クッション11の底部11aに配された防音体12及び
該第2座席6を保持した床部材9上に配された防音体1
3間に介在されてなる。
【0026】前記第2ダクト4の後部は、床部材9の第
2座席6用係脱装置14と第2座席6に配された緩衝体
15との間に配されてなる。
【0027】前記第2座席6は、前側のヒンジ61,6
1を中心に前側に回転する、所謂前倒しができる構造で
ある。
【0028】従って、本実施例によれば、前記空気調和
装置2に連通された第1ダクト3の吹出口39近傍に第
2ダクト4が設けられ、その吹出口43,43が第2座
席6の後端部6a近傍に配設されているので、第2座席
6より後方、即ち、第3座席7に着座した乗員(図示省
略)に前記空気調和装置2よりの空気が達し得ることに
なる。
【0029】また、前記第1ダクト3を構成する後側ダ
クト31と第2ダクト4との結合部が、第2座席6の前
端部6bの足元にあり、後側ダクト31が上を向いてい
るので、第2ダクト4を外すと、第2座席6に着座した
乗員(図示省略)に前記第1ダクト3を構成する前側ダ
クト30の吹出口35よりの空気と共に前記空気調和装
置2よりの空気が確実に達することになり、空気調整効
果がより高まることになる。
【0030】前記第1ダクト3は、フロアコンソールボ
ックス8の下側から、床部材9及び該床部材9上に配さ
れたカーペット10の間に介在されて後方に延在されて
なるので、第2座席6に着座する乗員にとって第1ダク
ト3が平滑状をなし、第2座席6に着座する乗員の足元
がフラット状をなし、良好な居住空間を得ることができ
る。
【0031】前記第2ダクト4が、第2座席6のシート
クッション11の底部11aに配された防音体12及び
該第2座席6を保持した床部材9上に配された防音体1
3間に介在されてなるので、前記第2ダクト4内を流れ
る空気が遮音されるので、自動車の室内にこもり音など
として共鳴せず、静粛性のある室内空間を得ることがで
きる。
【0032】前記第2ダクト4は、ブロー成形よりなる
ので、安価な部品を提供することができる。
【0033】以上より明らかなように、請求項1の発明
によれば、前記空気調和装置に連通された第1ダクトの
吹出口近傍に第2ダクトが設けられ、その吹出口が第1
座席の後側に配設され且つ第3座席の前側に配設された
第2座席の後端部近傍に配設されているので、第2座席
より後方、即ち、第3座席に着座した乗員に前記空気調
和装置よりの空気が達し得ることになる。また、前記第
1ダクトを構成する後側ダクトと第2ダクトとの結合部
が、第2座席の前端部足元にあり、前記第1ダクトの後
端部開口が、上方を向けて配設されているので、第2ダ
クトを外すと、前記第1ダクトを構成する前側ダクトの
吹出口よりの空気と共に第2座席に空気調和装置よりの
空気が確実に達することになる。更に、前記第1ダクト
は、フロアコンソールボックスの下側から、床部材及び
該床部材上に配されたカーペットの間に介在されて後方
に延在されてなるので、第2座席に着座する乗員にとっ
て平滑状をなし、第2座席に着座する乗員の足元がフラ
ット状をなし、良好な居住空間を得ることができる。
【0034】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の作用に加え、前記第2ダクト内を流れる空気が遮音さ
れるので、自動車の室内にこもり音などとして共鳴せ
ず、静粛性のある室内空間を得ることができる。
【0035】請求項3の発明によれば、請求項1の作用
に加え、前記第2ダクト4は、ブロー成形よりなるの
で、安価な部品を提供することができる。
【0036】
【0037】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる要部斜視説明図で
ある。
【図2】図1の要部断面図である。
【図3】図1の平面視にかかる説明図である。
【図4】図3の後側ダクトの斜視説明図である。
【図5】図3のA−A線断面説明図である。
【図6】図3のB−B線断面説明図である。
【図7】図3のC−C線断面説明図である。
【図8】図3のD−D線断面説明図である。
【符号の説明】
1 自動車用空気吹出装置 2 空気調和装置 3 第1ダクト 4 第2ダクト 5 第1座席 5a 後端部 6 第2座席 6a 後端部 6b 第2座席の前端部足元 7 第3座席 8 フロアコンソールボックス 9 床部材 10 カーペット 11 第2座席のシートクッション 11a シートクッションの底部 12,13 防音体 14 第2座席用係脱装置 15 緩衝体 16,17 シール部材 18 ビス 20 インストルメントパネル 21 足元用吹出口 30 前側ダクト 31 後側ダクト 32 吸い込み口 33 前端部 34 後方部 35 足元用吹出口 36 前端部 38 主ダクト 39 上向きの吹出口 40 吸い込み 41 前端部 42 後側ダクト 43 吹出口(前側ダクトの後端部開口) 44 フランジ 61 フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−258409(JP,A) 特開 昭61−160311(JP,A) 実開 平2−25311(JP,U) 実開 昭58−63108(JP,U) 実開 昭62−29913(JP,U) 実開 昭62−189910(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00 102 B60H 1/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネル内に配設された
    空気調和装置と、該空気調和装置の足元用吹出口に吸い
    込み口が結合され且つ第1座席の後側に配設され且つ第
    3座席の前側に配設された第2座席の前端部近傍に吹出
    口が配設された中空状の第1ダクトを有する自動車用空
    気吹出装置において、 前記第1ダクトの吹出口近傍には、吸い込み口が結合さ
    れ且つ第2座席の後端部近傍に吹出口が配設された中空
    状の第2ダクトを有し、 前記第1ダクトの後端部の吹出口は、上方を向けて配設
    されてなり、 前記第1ダクトの後側ダクトは、フロアコンソールボッ
    クスの下側から、床部材及び該床部材上に配されたカー
    ペットの間に介在されて後方に延在されてなる ことを特
    徴とする自動車用空気吹出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用空気吹出装置で
    あって、前記第2ダクトは、第2座席のシートクッションの底部
    に配された防音体及び該第2座席を保持した床部材上に
    配された防音体間に介在されてなる ことを特徴とする自
    動車用空気吹出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動車用空気吹出装置で
    あって、前記第2ダクトは、ブロー成形よりなる ことを特徴とす
    る自動車用空気吹出装置。
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