JPH0423691Y2 - - Google Patents

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JPH0423691Y2
JPH0423691Y2 JP1988112814U JP11281488U JPH0423691Y2 JP H0423691 Y2 JPH0423691 Y2 JP H0423691Y2 JP 1988112814 U JP1988112814 U JP 1988112814U JP 11281488 U JP11281488 U JP 11281488U JP H0423691 Y2 JPH0423691 Y2 JP H0423691Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車などの車両用シートで、特に
空気をシート保持面から強制的に噴出させて座者
とシートとの間の通気性が得られる通気性車両用
シートに関する。
[従来の技術] 自動車などの車両用シートでは、シートのクツ
シヨン性や通気性を増して座者の座り心地を良く
すると同時に、座者の保持性を良くすることが必
要になる。ところが、座者の保持性を向上させれ
ばさせるほど、座者のシートバツク部などがシー
ト面に密着されることになる。このため、座者と
シート面との間における通気性が悪くなり、気温
の高い日には汗をかき易く、不快感を与える。
そこで、従来の車両用シートにおいては、実開
昭59−164551号公報などに示されているように、
通気性シートパツドを用いるとともに、このシー
トパツドを通気性を有した表皮材で覆い、シート
パツドの背面側に設けられたフアンなどで空気を
圧送させ、シートパツドと表皮材を通してシート
保持面より空気を強制的に噴出させる構造にし
た、いわゆる通気性車両用シートが提案されてい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前記従来の通気性車両用シート
では、通気性のパツド材を使用しているもののシ
ート保持面に体圧が加わると風を通し難くなるこ
とに加えて、必要に応じて吹き出し風量などを簡
単に変えられる構造になつていない。このため、
座者の好みにあつた効果的な通気性が得られず、
快適性を充分に満足できなかつた。
また、空気を吸い込む空気取入口はシートクツ
シヨンの下部に設けられているため、その空気取
入口よりフロア上のホコリやゴミなどが浸入され
易かつた。したがつて、このような空気取入口に
装着されるフイルターは、頻繁に交換しなければ
ならず、またシートクツシヨン下部に位置するこ
とからその交換作業を効率よく行うことができな
い。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は送風量などの空気吹き出し態様を
切り換え調整可能にしてより快適性を向上し、ま
たホコリやゴミなどを浸入し難くして空気取入口
に設けられるフイルターの交換をスムースに行え
る構造にした通気性車両用シートを提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案は、モータやフ
アンなどからなる送風機がシート部に内蔵され、
前記送風機で生起される風を通気性の表皮材を通
してシート保持面へ噴出させる通気性車両用シー
トにおいて、前記送風機は、シート部の幅方向に
配置される略筒状のハウジングと、前記ハウジン
グに設けられた細長の開口と、前記ハウジング内
に回動自在に配置され、前記シート部の側部に設
けられる空気取入口と連通するとともに、複数の
異形状の空気吹出口を周囲部に有する風量調整部
材と、前記風量調整部材を回動する操作部とを備
え、前記操作部の操作によつて前記開口と連通す
る空気吹出口を変更することにより、前記空気取
入口から吸い込まれた空気の吹き出し態様を切り
換えるよう構成した。
[作用] 上記構成によれば、前記操作部を操作すること
により、空気取入口から吸い込まれる空気が風量
調整部材の異形状の空気吹出口の内、ハウジング
の開口と連通する選ばれた任意形状の空気吹出口
からシート保持面へ噴出される。つまり、空気の
吹き出し態様は、風量調整部材の周囲部に形成さ
れる複数の異形状の空気吹出口によつて決定され
る。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を用いて詳
細に説明する。
第1図乃至第5図は、本考案を適用した通気性
車両用シートの一実施例を示したものである。
図において、シート1は、シートクツシヨン部
2と、シートバツク部3およびヘツドレスト4な
どで構成されている。
また、シートバツク部3は内部に、このシート
バツク部3の骨格をなすシートバツクフレーム5
と、このシートバツクフレーム5に取り付けられ
たシートパツド6と、このシートパツド6の外表
面を覆つて配された表皮材7と、シートバツク部
3内に配された送風機8などを備えている。
さらに、シートバツクフレーム5は管状の鋼材
で矩形状に形成されており、このシートバツクフ
レーム5に複数のバツクスプリング10と、上記
送風機8と、サイドプレート11と、一対のヘツ
ドレスト取付用ブラケツト12などが配されてい
る。この一対のヘツドレスト取付用ブラケツト1
2はヘツドレスト4の各ステー9が挿入されて取
り付けられるもので、シートバツクフレーム5の
上部5aに左右に離間した状態でそれぞれ固定さ
れている。一方、サイドプレート11は、シート
バツクフレーム5の左右両側部5b,5cにそれ
ぞれ前側へ突出された状態で取り付けられてい
る。また、各バツクスプリング10はシートバツ
クフレーム5を左右に横切つた状態で配され、両
端が取付部材13を介して左右両側部5b,5c
にそれぞれ固定されている。
次に、送風機8は、電動モータ25と、フアン
26と、ハウジング27と、風量調整部材28な
どで構成されている。そして、ハウジング27は
内部が空洞をした円筒状に形成され、周面上には
左右の両端方向に細長く延びる開口27aが形成
されている。風量調整部材28は、ハウジング2
7の内面に適合した外径寸法を有して筒状に形成
されており、ハウジング27内に一端側から本体
部28aが回動自在に差し込まれて取り付け配置
されている。そして、ハウジング27の一端側よ
り突出している端面28bの一部に空気取入口2
9を設けた筒状操作部28cが一体に設けられ、
この空気取入口29にフイルター30が取り付け
られている。また、本体部28aの周面には、回
転方向に約45度ずつ変位した位置に、左右両端方
向に点在した状態で空気吹出口31,32,33
が各位置毎に三つずつ設けられている。そして、
各位置に設けられた空気吹出口31,32,33
の開口内径寸法は、空気吹出口31が一番大き
く、次いで空気吹出口32で、空気吹出口33が
一番小さく形成されている。次に、電動モータ2
5は、ハウジング27に対応して円柱状に形成さ
れており、本体部27aの他端側に延長した状態
で一部25bが差し込まれて取り付けられてい
る。また、一部25bから突出されている出力軸
25aにはフアン26が取り付けられている。こ
のフアン26は周面に複数の羽根26a(第5図
参照)を等間隔に配して筒状に形成され、本体部
28a内で出力軸25aとともに回転し得る状態
になつている。一方、電動モータ25は、シート
1の近傍に設けられたスツチ(不図示)の操作
で、起動・停止および強・中・弱に速度調整させ
ることができる。そして、この電動モータ25が
起動されると、フアン26が一体に回転して空気
取入口29から空気が取り入れられるとともに風
が生起され、任意の空気吹出口31,32,33
および開口27aを通してハウジング27外に吹
き出せる。また、このとき筒状操作部28cをつ
かんでハウジング27内で風量調整部材28を回
転させると、開口27aに対する空気吹出口3
1,32,33の位置が変えられ、これにより吹
き出し量などが異なるよう調整することができ
る。なお、この送風機8は、シートバツクフレー
ム5の一端5cに電動モータ25が固定されると
ともに、他端5bにハウジング27が固定されて
取り付けられる。
次に、シートパツド6は発泡ウレタン樹脂など
で発泡成形されており、送風機8と対応した位置
に開口20が形成されている。そして、開口20
内に送風機8が位置した状態でシートバツクフレ
ーム5の前側に配され、さらに外側がシートバツ
クフレーム5とともに表皮材7で覆われ、この表
皮材7で外部より隠されている。
また、上記表皮材7は、通気性を有するシート
材で袋状に形成されており、シートパツド6の上
側からかぶせられて取り付けられている。また、
取り付けられた状態においては、シート1の一側
面より送風機8における筒状操作部28cが突出
されている。
このように構成されたシート1において、座者
の背部における通気性が悪く不快を感じるような
ときには送風機8を駆動させると、外気が空気取
入口29を通つて風量調整部材28内に吸い込ま
れる。さらに、この吸い込まれた空気はシート保
持面側における表皮材7の裏面へ空気吹出口3
1,32,33の内、開口27aと連通している
吹出口を通じて吹き付けられる。また、この吹き
付けられた空気が表皮材7を通つてシート保持面
から噴出される。なお、この噴出される風量ない
しは吹き出し様態は、送風機8による空気吹出口
31,32,33の選択された位置によつて決定
される。
したがつて、この噴出された空気で座者の背部
とシート1との間における湿気を取り去ることが
でき、これにより不快感をなくして乗り心地を向
上させることができる。
また、噴出される空気量が多くて涼し過ぎるよ
うな場合、あるいは少な過ぎる場合は、筒状操作
部28cを介して風量調整部材28を回転調整す
る。すると、この回転に伴つてハウジング27の
開口27aに対する空気吹出口31,32,33
が変えられる。これにより、送風機8より空気が
吹き出される量や態様が変えられ、シート保持面
からの空気の噴出態様が座者の好みに応じて簡単
かつ容易に調整されて効果的な通気性が得られ
る。
しかも、空気取入口29はシート側部に位置し
てフロア面よりも離れるよう設定されており、フ
ロア上のホコリやゴミなどの浸入をしにくくして
いる。この結果、この種の空気取入口19に装着
されるフイルター30の交換時期を長くすること
ができ、さらにフイルター30の交換作業もスム
ースに行える。
なお、上記実施例では空気吹出口31,32,
33において、開口径寸法が異なる吹出口31,
32,33を切り換え選択して吹き出し態様を変
えるようにした通気性車両用シートの構造を開示
したが、例えば各空気吹出口31,32,33の
左右方向における位置をずらしたり、あるいは数
を異ならせて吹き出し位置が切り換えられる態様
にしても良い。さらには各空気吹出口の形状を、
例えば各穴、丸穴などのように異ならせて空気量
が切り換えられる態様にしても良いものである。
また、上記実施例はシートバツク部3に適用し
た構造を開示したが、シートクツシヨン部2側に
適用しても良いものである。
[考案の効果] 以上説明したとおり、本考案に係る通気性車両
用シートにあつては、ハウジングの開口と連通す
る風量調整部材の周囲部に設けた異形状の空気吹
出口を切り換えることにより、風量などの空気吹
き出し態様を調整することができるので、座者の
好みに応じた通風量や通風形態を簡単かつ容易に
得られ、より効果的な通気性を付与できて座り心
地の向上が図れる。
また、本考案は実開昭59−164551号のものに対
して、前述の効果に加えて送風機のユニツトが図
られ、しかも空気取入口がシート部の側部に位置
しているのでフロア上のゴミやホコリなどが浸入
しにくくなり、この種の空気取入口に装着される
フイルターの交換時期を長くできるとともに、こ
の交換作業もスムースに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した通気性車両用シート
の外観斜視図、第2図は第1図に示した同上シー
トの要部概略縦断面図、第3図は同上シートの要
部斜視図、第4図は第3図の−線に沿う概略
断面図、第5図は第4図の−線に沿う概略断
面図である。 1……シート、3……シートバツク部、6……
シートパツド、7……表皮材、8……送風機、2
5……モータ、26……フアン、27……ハウジ
ング、28……風量調整部材、28c……操作
部、29……空気取入口、30……フイルター、
31,32,33……空気吹出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータやフアンなどからなる送風機がシート部
    に内蔵され、前記送風機で生起される風を通気性
    の表皮材を通してシート保持面へ噴出させる通気
    性車両用シートにおいて、前記送風機は、シート
    部の幅方向に配置される略筒状のハウジングと、
    前記ハウジングに設けられた細長の開口と、前記
    ハウジング内に回動自在に配置され、前記シート
    部の側部に設けられる空気取入口と連通するとと
    もに、複数の異形状の空気吹出口を周囲部に有す
    る風量調整部材と、前記風量調整部材を回動する
    操作部とを備え、前記操作部の操作によつて前記
    開口と連通する空気吹出口を変更することによ
    り、前記空気取入口から吸い込まれた空気の吹き
    出し態様を切り換えることを特徴とする通気性車
    両用シート。
JP1988112814U 1988-08-30 1988-08-30 Expired JPH0423691Y2 (ja)

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JPS59164551U (ja) * 1983-04-19 1984-11-05 三菱自動車工業株式会社 車両用空調シ−ト

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JPH0233708U (ja) 1990-03-02

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