JPH047168Y2 - - Google Patents

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JPH047168Y2
JPH047168Y2 JP1987072452U JP7245287U JPH047168Y2 JP H047168 Y2 JPH047168 Y2 JP H047168Y2 JP 1987072452 U JP1987072452 U JP 1987072452U JP 7245287 U JP7245287 U JP 7245287U JP H047168 Y2 JPH047168 Y2 JP H047168Y2
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JP
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sheet
resin
ptfe sheet
copper
thermosetting resin
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JP1987072452U
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  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は高周波用プリント基板に用いられて
好適なプリプレグシートに係り、特に170℃〜200
℃の加工温度で銅張積層板の製造や、プリント回
路板相互の接着積層ができるものである。
〔従来の技術〕
本願出願人は高周波用プリント基板の開発に取
り組み既に実願昭59−169574(実開昭61−83913)
で導電回路と多孔質四弗化エチレン樹脂とを四弗
化エチレン樹脂よりも融点の低い弗素樹脂よりな
る溶融接着層を介して接合するプリント基板を提
唱している。
エチレンテトラフルオロエチレン、フロリネイ
テツドエチレンプロピレンなどの熱溶融性弗素樹
脂を接着層としてプリプレグシートを構成した場
合、銅張積層板の製造時に320℃もの高温を加え
る必要があり、汎用のホツトプレス(加工温度上
限は約200℃)では、多孔質四弗化エチレン樹脂
(以下E−PTFEと称す)からなるプリプレグシ
ートを用いて銅張積層板の製造が出来なかつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、上記した従来技術の欠点に鑑みなさ
れたもので、熱硬化性樹脂を接着層とすることに
より170℃〜200℃の加工温度により高周波用プリ
ント基板用銅張積層板の製造を可能とするプリプ
レグシートを提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記従来技術の問題点を解決するため本考案に
よれば、E−PTFEシートと該E−PTFEシート
の少なくとも一方の面に形成せられる熱硬化性樹
脂層とより成るプリプレグシートを構成する。
〔作用〕
本考案によれば、E−PTFEシート表面部に熱
硬化性樹脂層が形成せられているため熱硬化性樹
脂はE−PTFEシートの微細孔に入り込んで係止
され良好に接合している。
このE−PTFEシートに熱硬化性樹脂を形成し
て成るプリプレグシートはホツトプレスにより銅
板と接合せられる時に接着層としておよそ170℃
〜200℃で完全に硬化して銅板とE−PTFEシー
トとを接合して銅張積層板を構成することができ
る。
〔実施例〕
図は本考案によるプリプレグシートの一実施例
を示す部分拡大断面図である。この図に基づいて
説明すると、E−PTFEシート2とこのE−
PTFEシート2の両面に一体化して形成せられる
エポキシ樹脂層3,3′とからプリプレグシート
1が構成される。
E−PTFEシート2の各面上に形成せられるエ
ポキシ層3,3′はE−PTFEシート2の微細孔
に入り込んで係止され、よく接合している。
このプリプレグシート1はホツトプレスにより
銅板(図示せず)と接合せられる時に接着層とし
てエポキシ樹脂層3,3′はおよそ170℃〜180℃
で完全に硬化し銅板とE−PTFEシート2とを接
合して銅張積層板を得ることが出来る。そのた
め、320℃もの高温加工を行なう特殊なホツトプ
レス機を要せず、従来の銅張積層板の生産ライン
をそのまま活用出来る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によればE−
PTFEシートの表面に熱硬化性樹脂層を形成する
ため、熱硬化性樹脂はE−PTFEシートの微細孔
に入り込んで係止され、よく接合している。
この熱硬化性樹脂層を表面に形成したE−
PTFEシートはホツトプレスにより銅板と接合せ
られる時に、熱硬化性樹脂は接着層としておよそ
170℃前後で完全に硬化し銅板とE−PTFEシー
トとを接合して銅張積層板を構成することが出来
る。そのため320℃もの高温加工を行なう特殊な
ホツトプレス機を要せず、従来の銅張積層板の生
産ラインをそのまま活用出来る。これにより高周
波用プリント基板の普及を促すとともに生産コス
トを大幅に引き下げたものである。
なお、本考案は上記実施例に限定されるもので
はなく、例えば熱硬化性樹脂としてエポキシ樹脂
の他に、加工温度が約200℃のポリイミド樹脂や、
同じく約180℃のポリビスイミドトリアジン樹脂
を用いる等、本考案の技術思想内での種々の変更
はもちろん可能である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案によるプリプレグシートの一実施例
を示す部分拡大断面図である。 2……E−PTFEシート、3,3′……エポキ
シ層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多孔質四弗化エチレン樹脂シートと、該多孔質
    四弗化エチレン樹脂シートの少なくとも一方の面
    に形成せられるエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、
    ポリビスイミドトリアジン樹脂から選んだ熱硬化
    性樹脂層とより成るプリプレグシート。
JP1987072452U 1987-05-15 1987-05-15 Expired JPH047168Y2 (ja)

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JPS63183247U JPS63183247U (ja) 1988-11-25
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