JPH0450723Y2 - - Google Patents

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JPH0450723Y2
JPH0450723Y2 JP11496286U JP11496286U JPH0450723Y2 JP H0450723 Y2 JPH0450723 Y2 JP H0450723Y2 JP 11496286 U JP11496286 U JP 11496286U JP 11496286 U JP11496286 U JP 11496286U JP H0450723 Y2 JPH0450723 Y2 JP H0450723Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、鉄筋コンクリート柱・梁構造に係る
ものである。
「従来の技術と考案が解決しようとする問題点」 高層、超高層の鉄筋コンクリート造建物では、
下層部において、柱及び柱・梁接合部に大きな軸
耐荷力とせん断耐力とが要求される。
そのために、従来は、第8図乃至第10図に示
すように、柱1……、梁2……及び柱・梁接合部
3……の全てに超高強度コンクリート(圧縮強度
500〜1000Kg/cm2)4を用いるか、又は、柱・梁
等の断面を適宜に大きくして、これに適合させて
高強度コンクリート(圧縮強度360〜420Kg/cm2
や普通のコンクリート(圧縮強度270Kg/cm2内外)
を用いて施工している。
しかし、超高強度コンクリートは高価であると
共に、その施工は非常に困難を伴う。また、柱・
梁断面が大きくなると建築計画上の自由度が著し
く損われるし、高強度コンクリートとて廉価では
ない。
本考案は、斯る従来の欠点を除去し、小さな
柱・梁断面で、かつ、超高強度コンクリートの使
用箇所を最小限にして、安価に、そして、高い施
工品質を簡単に確保できるようにしようとするも
のである。
ところで、従来の中・低層用工法の1つに、第
11図乃至第13図に示す鋼管外装工法がある。
この工法は、普通のコンクリートを用いた鉄筋コ
ンクリートの柱1……に、上・下階に連通させて
鋼管5を外装し、該鋼管の適所にH型鋼の梁2…
…を溶接するものである。
このように鋼管5を外装して柱1……の鉄筋コ
ンクリートを拘束すると、柱の圧縮強度すなわち
軸耐荷力は格段に増大し、せん断耐力も増大する
ことは既に実証されていることである。
しかし、この場合、鋼材(鉄骨)量が増大し、
廉価ではない。
鋼管を外装するものとしては、他に、第14図
に示す既存建物の耐震強法がある。この方法は、
既存建物の柱1……の下端部と上端部の短い鋼管
6,6を嵌め、隙間にモルタル7,7を充填する
ものである。
しかし、この場合には、鋼管のある部分と無い
部分との境でせん断耐力が極端に低下し、また、
鋼管の無い部分及び柱・梁接合部での軸耐荷力に
問題が残る。
本考案は、これらの点にも考慮し、高層、超高
層に適する優れた柱・梁構造を提供しようとする
ものである。
「問題点を解決するための手段」 本考案は、柱11……と梁12……を普通乃至
高強度の適宜コンクリートによる鉄筋コンクリー
トに、また、柱・梁接合部13……を超高強度コ
ンクリートによる超高強度鉄筋コンクリート15
……にして、全体を一連一体に構築し、上記柱・
梁接合部13……を除く前記柱11……の柱頭部
乃至柱脚部の外周全般に鋼管14を通しで密着外
装したことを特徴とする。
「作用」 如上の構成であるから、鋼管が柱を補強し、超
高強度鉄筋コンクリートが柱・梁接合部を増強す
る。したがつて、所期の目的の達成が可能とな
る。
「実施例」 第1図乃至第3図は、実施の一例を示してい
る。図において、11……は、鉄筋コンクリート
の柱、12……は、同梁、13……は、柱・梁接
合部である。
これらの柱1……及び梁12……の外周には、
鋼管14……を通しで外装し、柱・梁接合部13
……を超高強度鉄筋コンクリート造15……とし
ている。
第4図乃至第6図は、他の例を示している。
この場合は、前例のものにおいて、鋼管14…
…を柱11……にのみ外装している。
以上の実施例では、柱11……の断面形状を四
角形としているが、第7図に示すように、円形と
してもよいし、多角形、その他のものにしてもよ
い。
柱11……や梁12……には、普通のコンクリ
ートを用いてもよいし、高強度コンクリートを用
いてもよい。
柱11……や梁12……は、現場打ちコンクリ
ート施工としてもよいし、いずれか一方乃至双方
をプレキヤストコンクリートとしてもよい。ただ
し、いずれの場合にも、柱・梁接合部13……に
おける主筋の結合、その他の処理は状況に応じて
適宜に行う。
なお、鋼管を外装するため、一般的には鋼管に
耐火被覆が必要となるが、常時荷重に対しては従
来の鉄筋コンクリートとして設計し、地震時等に
対してのみ鋼管補強効果を期待する設計とすれ
ば、鋼管の耐火被覆はいらない。
また、現場打ちコンクリート施工の場合、鋼管
が型枠に代る。
「考案の効果」 本考案によれば、柱が鋼管で補強され、また、
弱点となる柱・梁接合部が、鋼管が無くとも超高
強度鉄筋コンクリートにより十分に増強され、し
たがつて、各部の軸耐荷力及びせん断耐力を十分
に確保でき、力の伝達を無理無く行え、断面形状
を大きくせずとも十分に安全な高層、超高層の建
築物を建造することができる。また、高価な超高
強度筋コンクリートの使用部位を限定しているの
で、施工品質を確保できると共に、安価に施工で
き、実用上頗る有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は、本考案の実施例で、第1
図は、一例の截断側面図、第2図は、同例の柱の
断面図、第3図は、同例の梁の断面図、第4図
は、他の例の截断側面図、第5図は、同例の柱の
断面図、第6図は、同例の梁の断面図、第7図
は、柱の変形例を示す断面図、第8図乃至第14
図は、従来例を示し、第8図は、一例の截断側面
図、第9図は、同例の柱の断面図、第10図は、
同例の梁の断面図、第11図は、他の例の截断側
面図、第12図は、同例の柱の断面図、第13図
は、同例の梁の断面図、第14図は、更に他の例
の裁断側面図である。 11……柱、12……梁、13……柱・梁接合
部、14……鋼管、15……超高強度鉄筋コンク
リート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 柱11……と梁12……を普通乃至高強度の適
    宜コンクリートによる鉄筋コンクリートに、ま
    た、柱・梁接合部13……を超高強度コンクリー
    トによる超高強度鉄筋コンクリート15……にし
    て、全てを一連一体に構築し、上記柱・梁接合部
    13……を除く前記柱11……の柱頭部乃至柱脚
    部の外周全般に鋼管14を通しで密着外装したこ
    とを特徴とする鉄筋コンクリート柱・梁構造。
JP11496286U 1986-07-25 1986-07-25 Expired JPH0450723Y2 (ja)

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JPS6321301U JPS6321301U (ja) 1988-02-12
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JP2017057626A (ja) * 2015-09-16 2017-03-23 宇部興産株式会社 耐震構造物及びその設計方法

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JP2977994B2 (ja) * 1992-04-24 1999-11-15 住友金属工業株式会社 コンクリート充填鋼管部材の補強構造
JP6704227B2 (ja) * 2015-08-26 2020-06-03 大成建設株式会社 鉄筋コンクリート柱

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