JPH03233058A - プレキャスト梁部材およびそれを用いた柱梁接合部の施工方法 - Google Patents
プレキャスト梁部材およびそれを用いた柱梁接合部の施工方法Info
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- JPH03233058A JPH03233058A JP2613690A JP2613690A JPH03233058A JP H03233058 A JPH03233058 A JP H03233058A JP 2613690 A JP2613690 A JP 2613690A JP 2613690 A JP2613690 A JP 2613690A JP H03233058 A JPH03233058 A JP H03233058A
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、高剪断耐力が要求される高層建築物に好ま
しく適用できる鋼板被覆のプレキャスト梁部材およびそ
れを用いた柱梁接合部の施工方法に関する。
しく適用できる鋼板被覆のプレキャスト梁部材およびそ
れを用いた柱梁接合部の施工方法に関する。
(従来の技術)
近時、技術労働者が不足著しいこともあって、RC構造
物には施工が簡便で省力化を図れるプレキャストコンク
リート部材の適用が盛んである。
物には施工が簡便で省力化を図れるプレキャストコンク
リート部材の適用が盛んである。
また、建築物の高層化に伴い、柱や梁など構造躯体各部
に要求される耐力も大きくなってきており、耐力が不足
な場合にはコンクリートの劣化が早まり剥落や破壊が危
惧されることから、プレキャストコンクリート部材にお
いても強靭な補強を施すことが要望されている。
に要求される耐力も大きくなってきており、耐力が不足
な場合にはコンクリートの劣化が早まり剥落や破壊が危
惧されることから、プレキャストコンクリート部材にお
いても強靭な補強を施すことが要望されている。
ここに、例えば本出願人は先の特願平1−146745
号に開示のごときプレキャストコンクリート梁を提案し
ており、これは、梁主筋を埋設したコンクリート体かそ
の外周を鋼板材で取囲まれてなり、鋼板材がコンクリー
ト体を覆って剪断力の補強となるので、耐力性能の向上
を図ることができるものである。
号に開示のごときプレキャストコンクリート梁を提案し
ており、これは、梁主筋を埋設したコンクリート体かそ
の外周を鋼板材で取囲まれてなり、鋼板材がコンクリー
ト体を覆って剪断力の補強となるので、耐力性能の向上
を図ることができるものである。
(発明か解決しようとする課題)
しかしながら、建築物にあっては、構造躯体の全体につ
いて耐力性能の向上を図る必要があることから、前述し
たような梁部材のみでは不充分であり、柱主筋と梁主筋
とが交差される柱梁接合部の強度向上か要望されている
。
いて耐力性能の向上を図る必要があることから、前述し
たような梁部材のみでは不充分であり、柱主筋と梁主筋
とが交差される柱梁接合部の強度向上か要望されている
。
この発明は、上記のような背景に鑑みてなされたもので
あり、柱梁接合部においても耐力性能の向上を図れるプ
レキャスト梁部材の提供、およびそのプレキャスト梁部
材を用いて施工の合理化を図れ、強靭な耐力を発揮せし
めうる柱梁接合部の施工方法の提供をその目的とする。
あり、柱梁接合部においても耐力性能の向上を図れるプ
レキャスト梁部材の提供、およびそのプレキャスト梁部
材を用いて施工の合理化を図れ、強靭な耐力を発揮せし
めうる柱梁接合部の施工方法の提供をその目的とする。
(課題を解決するだめの手段)
上記目的を達成するため、この発明は、梁主筋を埋設し
たコンクリート体がその外周を鋼板材で取り囲まれてな
るプレキャスト梁と、プレキャスト梁の端部に固着され
て内部に梁主筋が貫通される鋼板製の枠体とを備えたこ
とを特徴とする。そして、このような構成のプレキャス
ト梁部材を用いて柱梁接合部を構築するに際し、梁主筋
を埋設したコンクリート体がその外周を鋼板材で取り囲
まれてなるプレキャスト梁を形成し、プレキャスト梁の
端部に、内部に梁主筋か貫通される鋼板製の枠体を接合
し、次いて柱主筋か柱上端から突出される状態で柱の建
込みを行ない、プレキャスト梁部材を上方から柱上に降
下させてプレキャスト梁部材の枠体を柱上端から突出し
た柱主筋に被着させつつ載置し、その後枠体内に高強度
コンクリートを打設するようにしたことを特徴とする。
たコンクリート体がその外周を鋼板材で取り囲まれてな
るプレキャスト梁と、プレキャスト梁の端部に固着され
て内部に梁主筋が貫通される鋼板製の枠体とを備えたこ
とを特徴とする。そして、このような構成のプレキャス
ト梁部材を用いて柱梁接合部を構築するに際し、梁主筋
を埋設したコンクリート体がその外周を鋼板材で取り囲
まれてなるプレキャスト梁を形成し、プレキャスト梁の
端部に、内部に梁主筋か貫通される鋼板製の枠体を接合
し、次いて柱主筋か柱上端から突出される状態で柱の建
込みを行ない、プレキャスト梁部材を上方から柱上に降
下させてプレキャスト梁部材の枠体を柱上端から突出し
た柱主筋に被着させつつ載置し、その後枠体内に高強度
コンクリートを打設するようにしたことを特徴とする。
また、この発明は、上記枠体に柱主筋が挿通されるスリ
ーブか配設され、高強度コンクリートが打設されること
を特徴とする。そして、このような構成のプレキャスト
梁部材を用いて柱梁接合部を構築するに際し、梁主筋を
埋設したコンクリート体がその外周を鋼板材で取り囲ま
れてなるプレキャスト梁を形成し、プレキャスト梁の端
部に、内部に梁主筋か貫通されると共に柱主筋が挿通さ
れるスリーブが配設された鋼板製の枠体を接合し、次い
で柱主筋が柱上端から突出される状態で柱の建込みを行
ない、プレキャスト梁部材を上方から柱上に降下させて
プレキャスト梁部材のスリーブに柱上端から突出した柱
主筋を被着させつつ載置し、その後枠体内に高強度コン
クリートを打設すると共にスリーブ内に高強度グラウト
材をグラウトするようにしたことを特徴とする。
ーブか配設され、高強度コンクリートが打設されること
を特徴とする。そして、このような構成のプレキャスト
梁部材を用いて柱梁接合部を構築するに際し、梁主筋を
埋設したコンクリート体がその外周を鋼板材で取り囲ま
れてなるプレキャスト梁を形成し、プレキャスト梁の端
部に、内部に梁主筋か貫通されると共に柱主筋が挿通さ
れるスリーブが配設された鋼板製の枠体を接合し、次い
で柱主筋が柱上端から突出される状態で柱の建込みを行
ない、プレキャスト梁部材を上方から柱上に降下させて
プレキャスト梁部材のスリーブに柱上端から突出した柱
主筋を被着させつつ載置し、その後枠体内に高強度コン
クリートを打設すると共にスリーブ内に高強度グラウト
材をグラウトするようにしたことを特徴とする。
(作 用)
以上のように構成すると、プレキャスト梁の端部に固着
された枠体は、貫通される梁主筋に加えて柱主筋も挿通
されて、柱主筋と梁主筋とが交差される柱梁接合部を構
成し、その柱梁接合部の外殻を形成することになる。ま
た枠体にスリーブを配設した場合は、そのスリーブに、
梁主筋に対して交差方向に柱主筋が挿通されることにな
る。したがって、そのスリーブに柱主筋を挿通すること
で、同様に枠体が柱梁接合部をなし、その外殻を形成す
ることになる。すなわち、鋼板製の枠体が柱梁接合部の
周側を取囲むものとなり、当該部位の補強として機能す
る。
された枠体は、貫通される梁主筋に加えて柱主筋も挿通
されて、柱主筋と梁主筋とが交差される柱梁接合部を構
成し、その柱梁接合部の外殻を形成することになる。ま
た枠体にスリーブを配設した場合は、そのスリーブに、
梁主筋に対して交差方向に柱主筋が挿通されることにな
る。したがって、そのスリーブに柱主筋を挿通すること
で、同様に枠体が柱梁接合部をなし、その外殻を形成す
ることになる。すなわち、鋼板製の枠体が柱梁接合部の
周側を取囲むものとなり、当該部位の補強として機能す
る。
一方、上述のようなプレキャスト梁部材を用いた柱梁接
合部の構築においては、柱主筋に枠体(あるいは枠体内
に配設したスリーブ)を被若させて高強度コンクリート
を打設(及びスリーブにグラウト)するだけで良く、コ
ンクリート打設時の型枠は枠体が兼ねるので不要であり
、施工を省力化できる。そして、コンクリート打設後(
及びグラウト後)は枠体が当該部位全体を拘束して強力
な補強となる。
合部の構築においては、柱主筋に枠体(あるいは枠体内
に配設したスリーブ)を被若させて高強度コンクリート
を打設(及びスリーブにグラウト)するだけで良く、コ
ンクリート打設時の型枠は枠体が兼ねるので不要であり
、施工を省力化できる。そして、コンクリート打設後(
及びグラウト後)は枠体が当該部位全体を拘束して強力
な補強となる。
(実 施 例)
以下、この発明の実施例を添付図面をり照しながら説明
する。
する。
第1図は、本発明によるプレキャスト梁部材の好適な一
実施例を示す斜視図である。
実施例を示す斜視図である。
このプレキャスト梁部材は、基本的には梁主筋1を埋設
したコンクリート体2がその外周を鋼板材3で取囲まれ
てなるプレキャスト梁4と、そのプレキャスト梁4の端
部に側面か固着されて内部に梁主筋1か貫通になる鋼板
製の枠体5とを備えて構成されており、枠体5内には高
強度コンクリトロか打設されると共に、その打設の際に
柱主筋7が挿通されるスリーブ8が形成される。
したコンクリート体2がその外周を鋼板材3で取囲まれ
てなるプレキャスト梁4と、そのプレキャスト梁4の端
部に側面か固着されて内部に梁主筋1か貫通になる鋼板
製の枠体5とを備えて構成されており、枠体5内には高
強度コンクリトロか打設されると共に、その打設の際に
柱主筋7が挿通されるスリーブ8が形成される。
すなわち、断面矩形状で中空筒体をなす鋼板材3の中空
内部に、その長手方向に沿って梁主筋1が配設されると
共に、コンクリートが打設されてコンクリート体2がな
り、プレキャスト梁4に構成される。なお、プレキャス
ト梁4の上面にあたる鋼板材3の側面には、多数のシア
・キ一部材9が適宜離間して配設される。このシア・キ
一部材9は、鉄筋材を略コ字状に屈曲形成してなり、両
端が鋼板材3を貫通してコンクリート体2に埋設されて
その折返し部位が鋼板材3の側面に突出される。つまり
、この突出した折返し部位は、床スラブ等の施工の際、
そこに埋設されることになるもので、両者の結合強度を
増強する補強として機能する。
内部に、その長手方向に沿って梁主筋1が配設されると
共に、コンクリートが打設されてコンクリート体2がな
り、プレキャスト梁4に構成される。なお、プレキャス
ト梁4の上面にあたる鋼板材3の側面には、多数のシア
・キ一部材9が適宜離間して配設される。このシア・キ
一部材9は、鉄筋材を略コ字状に屈曲形成してなり、両
端が鋼板材3を貫通してコンクリート体2に埋設されて
その折返し部位が鋼板材3の側面に突出される。つまり
、この突出した折返し部位は、床スラブ等の施工の際、
そこに埋設されることになるもので、両者の結合強度を
増強する補強として機能する。
枠体5は、鋼板材を断面矩形状で中空な筒体に成形して
なり、その外形寸法は建込みされた柱10のそれに路間
−とされる。この枠体5は、その側面がプレキャスト梁
4の端部に固着されるので、貫通になる梁主筋1に対し
て交差方向に開口したものとなる。なお、枠体5の内側
には、高強度コンクリート6の打設によりスリーブ8が
梁主筋1と交差な方向に延びて形成されるか、当該枠体
5内を貫通になる梁主筋1およびこれと交差なスリーブ
8を避けて補強鋼板50が設けられる。つまり、補強鋼
板50は、プレキャスト梁4の端部と固着になる枠体5
の側面と平行して枠体5内の略中心部に延設され、先端
が枠体5の対向内面に各々固着されて枠体5に一体化な
補強部材をなす。
なり、その外形寸法は建込みされた柱10のそれに路間
−とされる。この枠体5は、その側面がプレキャスト梁
4の端部に固着されるので、貫通になる梁主筋1に対し
て交差方向に開口したものとなる。なお、枠体5の内側
には、高強度コンクリート6の打設によりスリーブ8が
梁主筋1と交差な方向に延びて形成されるか、当該枠体
5内を貫通になる梁主筋1およびこれと交差なスリーブ
8を避けて補強鋼板50が設けられる。つまり、補強鋼
板50は、プレキャスト梁4の端部と固着になる枠体5
の側面と平行して枠体5内の略中心部に延設され、先端
が枠体5の対向内面に各々固着されて枠体5に一体化な
補強部材をなす。
このような構成によれば、枠体5は、これに形成したス
リーブ8に柱主筋7を挿通することで、柱主筋7と梁主
筋1とが交差される柱梁接合部をなし、その柱梁接合部
の周囲を取囲むことになり、これが鋼板製であることか
ら当該部位の補強として機能する。したがって、柱梁接
合部においても耐力性能の向上を図れる。
リーブ8に柱主筋7を挿通することで、柱主筋7と梁主
筋1とが交差される柱梁接合部をなし、その柱梁接合部
の周囲を取囲むことになり、これが鋼板製であることか
ら当該部位の補強として機能する。したがって、柱梁接
合部においても耐力性能の向上を図れる。
第2図(A)、(B)は、第1図のプレキャスト梁部材
を用いた柱梁接合部の構築を施工順に示す一部破断の側
面図である。
を用いた柱梁接合部の構築を施工順に示す一部破断の側
面図である。
建築物の構築において下層階より順次施工を進める場合
は、施工当該階のスラブ11上面に往生57が突出した
状態になるので、まず柱主筋7の突出部位に柱10の建
込みを行う。ここで、柱10としては、現場打ちによる
ものでも良いが、本実施例では施工の合理化を図るため
中空なプレキャストコンクリート柱を用いており、柱1
0の上端に柱主筋7を仮止めしたものをスラブ11上面
から突出した柱主筋7に被せて上下両柱主筋77を突合
せ、中空内部にコンクリートを打設する。
は、施工当該階のスラブ11上面に往生57が突出した
状態になるので、まず柱主筋7の突出部位に柱10の建
込みを行う。ここで、柱10としては、現場打ちによる
ものでも良いが、本実施例では施工の合理化を図るため
中空なプレキャストコンクリート柱を用いており、柱1
0の上端に柱主筋7を仮止めしたものをスラブ11上面
から突出した柱主筋7に被せて上下両柱主筋77を突合
せ、中空内部にコンクリートを打設する。
このとき、柱10の上端に仮止めの柱主筋7は、直上階
のための部分が上方に突出されることになり、仮止めは
スラブ11上面から突出した柱主筋7に柱10を被せた
後でも良い。
のための部分が上方に突出されることになり、仮止めは
スラブ11上面から突出した柱主筋7に柱10を被せた
後でも良い。
次に上記プレキャスト梁部材を上方から柱10上に降下
させ、当該プレキャスト梁部材の枠体5内に形成したス
リーブ8を、柱10の上端から突出した柱主筋7に被せ
ると共に、両者を定位置にセットする。その後、スリー
ブ8内に高強度グラウト材をグラウトする。
させ、当該プレキャスト梁部材の枠体5内に形成したス
リーブ8を、柱10の上端から突出した柱主筋7に被せ
ると共に、両者を定位置にセットする。その後、スリー
ブ8内に高強度グラウト材をグラウトする。
これにより、柱梁接合部の構築が完了となり、枠体5が
当該部位全体を拘束することになるので、耐力性能を格
段に向上でき、強靭な耐力性能を発揮せしめることがで
きる。したがって、高層な建築物にも好ましく適用でき
る。
当該部位全体を拘束することになるので、耐力性能を格
段に向上でき、強靭な耐力性能を発揮せしめることがで
きる。したがって、高層な建築物にも好ましく適用でき
る。
すなわち、前述のプレキャスト梁部材を用いた柱梁接合
部の構築においては、柱10の上端から突出した柱主筋
7にスリーブ8を被せてこれをグラウトするだけで良く
、これにより、柱と梁とを連続的に構築できることにな
り、このため、施工を省力化でき、合理化を図れる。
部の構築においては、柱10の上端から突出した柱主筋
7にスリーブ8を被せてこれをグラウトするだけで良く
、これにより、柱と梁とを連続的に構築できることにな
り、このため、施工を省力化でき、合理化を図れる。
さて、第3図は、プレキャスト梁部材の他の実施例を示
す平面図である。
す平面図である。
このプレキャスト梁部材は、枠体5内の空間Sを取り敢
えずはそのまま空虚な状態としておくもので、先に説明
したもののように枠体5内に高強度コンクリート6を予
めには打設しないので、スリーブ8も形成されないか、
それ以外は同様構成となっている。
えずはそのまま空虚な状態としておくもので、先に説明
したもののように枠体5内に高強度コンクリート6を予
めには打設しないので、スリーブ8も形成されないか、
それ以外は同様構成となっている。
第4図(A)、(B)は、第3図のプレキャスト梁部材
を用いた柱梁接合部の構築を施工順に示す側面図である
。
を用いた柱梁接合部の構築を施工順に示す側面図である
。
この場合も、先に説明したものとは大略変らず、まず柱
主筋7が柱10の上端から突出される状態に柱10の建
込みを行う。次に上記プレキャスト梁部材を上方から柱
10上に降下させ、当該プレキャスト梁部材の枠体5を
、柱10の上端から突出した柱主筋7に被せると共に、
両者を定位置にセットする。その後、枠体5内に高強度
コンクリートを打設する。
主筋7が柱10の上端から突出される状態に柱10の建
込みを行う。次に上記プレキャスト梁部材を上方から柱
10上に降下させ、当該プレキャスト梁部材の枠体5を
、柱10の上端から突出した柱主筋7に被せると共に、
両者を定位置にセットする。その後、枠体5内に高強度
コンクリートを打設する。
これにより、柱梁接合部の構築が完了となり、同様に枠
体5が当該部位全体を拘束するので、耐力性能を格段に
向上でき、高層な建築物に好ましく適用できる。また、
コンクリート打設時の型枠は枠体5か兼ねるので不要で
あり、施工を省力化でき、合理化を図れる。
体5が当該部位全体を拘束するので、耐力性能を格段に
向上でき、高層な建築物に好ましく適用できる。また、
コンクリート打設時の型枠は枠体5か兼ねるので不要で
あり、施工を省力化でき、合理化を図れる。
(発明の効果)
以上、実施例で詳細に説明したように、この発明にかか
るプレキャスト梁部材およびそれを用いた柱梁接合部の
施工方法によれば、鋼板製の枠体が柱梁接合部の周囲を
取囲むものとなり、当該部位の補強として機能すること
になるので、柱梁接合部においても耐力性能の向上を図
れる。
るプレキャスト梁部材およびそれを用いた柱梁接合部の
施工方法によれば、鋼板製の枠体が柱梁接合部の周囲を
取囲むものとなり、当該部位の補強として機能すること
になるので、柱梁接合部においても耐力性能の向上を図
れる。
一方、柱梁接合部の構築においては、柱主筋に枠体(あ
るいは枠体内に配設したスリーブ)を被せて高強度コン
クリートを打設(並びにスリーブにグラウト)するたけ
で良く、コンクリート打設時の型枠は枠体が兼ねるので
不要であり、施工を省力化でき、合理化を図れる。そし
て、コンクリート打設後(及びグラウト後)は枠体が当
該部位全体を拘束して強力な補強となるので、耐力性能
を格段に向上でき、強靭な耐力を発揮せしめることがで
きる。したがって、高層な建築物にも好ましく適用でき
る。
るいは枠体内に配設したスリーブ)を被せて高強度コン
クリートを打設(並びにスリーブにグラウト)するたけ
で良く、コンクリート打設時の型枠は枠体が兼ねるので
不要であり、施工を省力化でき、合理化を図れる。そし
て、コンクリート打設後(及びグラウト後)は枠体が当
該部位全体を拘束して強力な補強となるので、耐力性能
を格段に向上でき、強靭な耐力を発揮せしめることがで
きる。したがって、高層な建築物にも好ましく適用でき
る。
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図(A)
、(B)は柱梁接合部の構築を説明する側面図、第3図
(A)、(B)はプレキャスト梁部材の他の実施例を示
す平面図及び側面図、第4図(A)、(B)は第3図の
プレキャスト梁部材を用いた柱梁接合部の構築を説明す
る側面図である。 1・・・・・・梁主筋 3・・・・・・鋼板材 5・・・・・・枠体 7・・・・・・柱主筋 10・・・柱
、(B)は柱梁接合部の構築を説明する側面図、第3図
(A)、(B)はプレキャスト梁部材の他の実施例を示
す平面図及び側面図、第4図(A)、(B)は第3図の
プレキャスト梁部材を用いた柱梁接合部の構築を説明す
る側面図である。 1・・・・・・梁主筋 3・・・・・・鋼板材 5・・・・・・枠体 7・・・・・・柱主筋 10・・・柱
Claims (4)
- (1)粱主筋を埋設したコンクリート体がその外周を鋼
板材で取り囲まれてなるプレキャスト梁と、該プレキャ
スト梁の端部に固着されて内部に梁主筋が貫通される鋼
板製の枠体とを備えたことを特徴とするプレキャスト梁
部材。 - (2)上記枠体に柱主筋が挿通されるスリーブが配設さ
れ、高強度コンクリートが打設される請求項1記載のプ
レキャスト梁部材。 - (3)梁主筋を埋設したコンクリート体がその外周を鋼
板材で取り囲まれてなるプレキャスト梁を形成し、該プ
レキャスト梁の端部に、内部に梁主筋が貫通される鋼板
製の枠体を接合し、次いで柱主筋が柱上端から突出され
る状態で柱の建込みを行ない、上記プレキャスト梁部材
を上方から柱上に降下させて当該プレキャスト梁部材の
枠体を柱上端から突出した柱主筋に被着させつつ載置し
、その後枠体内に高強度コンクリートを打設するように
したことを特徴とする柱梁接合部の施工方法。 - (4)粱主筋を埋設したコンクリート体がその外周を鋼
板材で取り囲まれてなるプレキャスト梁を形成し、該プ
レキャスト梁の端部に、内部に梁主筋が貫通されると共
に柱主筋が挿通されるスリーブが配設された鋼板製の枠
体を接合し、次いで柱主筋が柱上端から突出される状態
で柱の建込みを行ない、上記プレキャスト梁部材を上方
から柱上に降下させて当該プレキャスト梁部材のスリー
ブに柱上端から突出した柱主筋を被着させつつ載置し、
その後枠体内に高強度コンクリートを打設すると共にス
リーブ内に高強度グラウト材をグラウトするようにした
ことを特徴とする柱梁接合部の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2613690A JPH07113248B2 (ja) | 1990-02-07 | 1990-02-07 | プレキャスト梁部材およびそれを用いた柱梁接合部の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2613690A JPH07113248B2 (ja) | 1990-02-07 | 1990-02-07 | プレキャスト梁部材およびそれを用いた柱梁接合部の施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03233058A true JPH03233058A (ja) | 1991-10-17 |
JPH07113248B2 JPH07113248B2 (ja) | 1995-12-06 |
Family
ID=12185137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2613690A Expired - Fee Related JPH07113248B2 (ja) | 1990-02-07 | 1990-02-07 | プレキャスト梁部材およびそれを用いた柱梁接合部の施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07113248B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NO341267B1 (no) * | 2014-08-04 | 2017-10-02 | Svein Berg Holding As | Bygningselement, bygning omfattende et eller flere bygningselementer og fremgangsmåte for sammenføyning av bygningselementer og bærende elementer |
CN111173193A (zh) * | 2020-02-17 | 2020-05-19 | 西安建筑科技大学 | 一种预应力叠合梁及施工方法 |
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1990
- 1990-02-07 JP JP2613690A patent/JPH07113248B2/ja not_active Expired - Fee Related
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NO341267B1 (no) * | 2014-08-04 | 2017-10-02 | Svein Berg Holding As | Bygningselement, bygning omfattende et eller flere bygningselementer og fremgangsmåte for sammenføyning av bygningselementer og bærende elementer |
US10081942B2 (en) | 2014-08-04 | 2018-09-25 | Svein Berg Holding As | Building element, a building comprising one or more such building elements and a method for joining such a building element and a support element |
CN111173193A (zh) * | 2020-02-17 | 2020-05-19 | 西安建筑科技大学 | 一种预应力叠合梁及施工方法 |
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Publication number | Publication date |
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JPH07113248B2 (ja) | 1995-12-06 |
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