JPH03166443A - 建築構造 - Google Patents

建築構造

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JPH03166443A
JPH03166443A JP19018890A JP19018890A JPH03166443A JP H03166443 A JPH03166443 A JP H03166443A JP 19018890 A JP19018890 A JP 19018890A JP 19018890 A JP19018890 A JP 19018890A JP H03166443 A JPH03166443 A JP H03166443A
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Toshiyuki Tanaka
利幸 田中
Teruo Segawa
輝夫 瀬川
Hideyuki Yoshiya
吉屋 英行
Takeshi Katayama
丈士 片山
Kazuto Nakahira
和人 中平
Ichiro Inoue
一朗 井上
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、柱をS造とした建築構造に関するものである
. 〔従来の技術〕 一gに、高層,超高層の事務所ビルでは、出来るだけ早
期に営業を開始できるようにするため、工期の短縮が特
に重用視されており、建築構造として、RC造系やSR
C造系に比して短期間での構築が可能で工費も安いS造
(柱はS造、梁はS造又は床コンクリートとの合威梁と
される.)が採用されることが最も多い. 〔発明が解決しようとする課題) 近年、土地の有効利用に伴う建物の高層化と共に、建物
利用の多様化に対応するために建物スパンが長大化する
傾向にあり、S造の建築構造では次のような問題が生じ
ている. 即ち、長大スパンを有する建物においては、建物の変形
上から、梁の剛性を高める必要があり、従来のS造建築
構造では、梁鉄骨のフランジを厚くしたり、梁成を大き
くする等の手段によってこれに対処していたので、鉄骨
使用量が膨大なものとなり、工費の高騰を招いていた. 上記の現状に鑑み、本発明は、長大なスパンを有する高
層の建物でも、鉄骨使用量を減少して経済的に、しかも
、純鉄骨造に比しても遜色ない短工期で構築できるよう
にした建築構造を提供しようとするものである. (t!Illを解決するための手段〕 上記の目的を達或するために、本発明が講じた技術的手
段は、次の通りである. 即ち、本発明による建築構造は、S造柱間に、端部をS
RC造とし中央部をS造又は床コンクリートとの合成梁
とした複合梁を架設したことを特徴としている. 上記の建築構造において、SRC造梁端部における梁鉄
骨の上フランジ、下フランジおよびウェブは全体をコン
クリートに埋設してもよく、ウェブを被覆するコンクリ
ートを省略し、ウェブをコンクリートから露出させて、
軽量化を図ってもよい.この場合、SRC造梁端部にお
ける梁鉄骨の下フランジの下面にプレキャスト版を取り
付けることは、複合梁の製造を容易化する上で好ましい
ものである. また、上記建築構造において、SRC造梁端部のコンク
リートに埋設された梁主筋は、その両端を、当該梁端部
の両端において梁鉄骨に固着したエンドプレートに連結
してもよく、SRC造梁端部のコンクリートに埋設され
た梁主筋の一端を当該梁端部の梁中央部側一端において
梁鉄骨に固着したエンドプレートに連結し、他端をS造
柱に連結してもよい. SRC造梁端部のコンクリートは現場打ちしたものであ
ってもよいが、プレキャスト化したものであってもよい
.この場合、SRC造梁端部のプレキャストコンクリー
トからS造柱側へ突出した梁鉄骨が、前記プレキャスト
コンクリートとsl柱との間に形威された空隙部内にお
いて、S造柱に接合される.この空隙部には、コンクリ
ートや高強度モルタル等のセメント系固結材を充填して
もよい.また、SRC造梁端部をプレキャスト化する場
合、当該SRC造梁端部をS造柱と一体に戒形し、当該
梁端部のプレキャストコンクリートから梁中央部側へ突
出した梁鉄骨の突出先端に接合部を形成して、′A咳梁
鉄骨と梁中央部側の梁鉄骨とを接合するようにmtcし
てもよい.〔作用〕 上記の構戒によれば、梁端部がSRC造であるため、梁
の剛性が高く、梁鉄骨のフランジ厚さや梁威を大にして
梁の剛性を確保する場合に比して鉄骨使用量を減少する
ことが可能である。
SRC造梁端部がプレキャスト化されている場合には、
柱、梁の双方を鉄骨造とした純鉄骨の建築構造を構築す
る場合と同様な手順で、短期間に施工でき、たとえ、S
RC造染端部のコンクリートを現場打ちコンクリートと
する場合であっても、柱がS造であり、床や梁端部のコ
ンクリート打設を任意の階から開始できることと、柱が
S造、梁中央部がS造又は床コンクリートとの合成梁と
なっていて、全体として、コンクリート打設が少ないこ
ととにより、RC造系やSRC造系の建築構造に比して
、相当短期間に施工することができる.また、SRC造
梁端部のコンクリートに埋設された梁主筋がコンクリー
トに埋め込むことによって定着されている場合、SRC
造部分の梁主筋とS造部分との間の応力伝達は、コンク
リートの付着に依っているものと考えられるが、明確で
なく、また、梁主筋の定着長さを確保するために、梁端
部を必要以上の長さにわたってSRC造とすることにな
り、SRC造梁端部の長さの選択の自由度が低いが、上
記のように、梁主筋を梁鉄骨に固着したエンドプレート
や柱鉄骨に連結する場合は、応力伝達機構が明快であり
、SRC造梁端部の長さを自由に選択でき、複合梁本来
の可変剛性性能が向上するのである. 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する. 第1図は本発明に係る建築構造を示す.1は角パイプ状
のS゜造柱、2・・・はS造柱1.1間に架設された複
合梁2である. 前記複合梁2は、第2図〜第5図に示すように、端部2
A,2^だけをSRC造としたもので、中央部2BはS
造又は床コンクリートとの合威梁とされる.3は複合梁
2の全長にわたって位置する梁鉄骨、4はSRC造梁端
部2Aのプレキャストコンクリート、5・・・は当該プ
レキャストコンクリート4に埋設された梁主筋、6はス
ターランプである.複合梁2の中央部2BはS造であっ
てもよいが、この実施例では、第2図、第3図に示すよ
うに、複合梁2中央部2Bにおける梁鉄骨3の上フラン
ジにスタンドジベル7・・・を立設して、当該梁鉄骨3
を、第6図、第7図に示すように、床コンクリート8(
これは、複合w&2・・・と複合梁2,2間に架設した
図外のS造小梁の上に図外のデフヰプレートを敷設し、
その上に床配筋を行った後、現場打ちされる.)と一体
化し、中央部2Bが床コンクリート8との合成梁となる
ように構威してある.前記梁主筋5・・・の両端は、第
3図、第5図、第7図、第8図に示すように、SRCi
lii巣端部2Aの両端において梁鉄骨3に溶接等の手
段で固着したエンドプレート9・・・に連結されている
.10・・・はエンドプレート9・・・と梁鉄骨3の上
、下フランジとにわたって設けた補強プレートである.
梁主筋5とエンドプレート9・・・との連結は、例えば
、梁主筋5の端部に螺着した一対のナントで各エンドプ
レート9の両面を締付け固定することによって行っても
よいが、この実施例では、エンドプレート9に形威した
小孔に梁主筋5・・・を貫通させると共に、その貫通部
位において両者5.9を溶接することによって行ってい
る. 尚、SRC造梁端部2Aのプレキャストコンクリート4
からS造柱1側へ突出した梁鉄骨3は、第6図〜第8図
に示すように、前記プレキャストコンクリート4とS造
柱1との間に形成された空隙部l内において、S造柱1
に溶接により接合されている.つまり、空隙部lは、複
合梁2の梁鉄骨3とS造柱1とを接合するのに必要な作
業スペースとなっている.また、第6図〜第8図の実施
例では、床コンクリート8で覆われる位置以外の空隙部
lは、そのまま空隙として残されているが、第9図に示
すように、前記空隙部lに、コンクリ一トや高強度モル
タル等のセメント系固結材l1を充填して、当該セメン
ト系固結材l1で圧縮力を負担するように構成してもよ
い. 12・・・は、前記複合梁2・・・と直角な方向
の梁である. 第lO図〜第12図は、本発明の別実施例を示す.この
実施例は、S造柱1.1間に、端部2A.2AをSRC
造とし、中央部2BをS造又は床コンクリート8との合
成梁とした複合梁2を架設してなる建築構造であって、
SRC造梁端部2A, 2Aのプレキャストコンクリー
ト4に埋設された梁主筋5・・・の一端が当該梁端部2
Aの梁中央部2B側一端において梁鉄骨3に溶接等の手
段で固着したエンドプレート9に溶接やナット締め等の
手段で連結され、他端がS造柱1に溶接やナント締め等
の手段により連結されている点に特徴がある.前記SR
C造梁端部2^, 2AはS造柱1,1と一体に戒形さ
れていて、当該梁端部2A, 2Aのプレキャストコン
クリ−}4.4から梁中央部2B側へ突出した梁鉄骨3
の突出先端に当該梁鉄骨3と梁中央部2B側の梁鉄骨3
との接合部aが形成され、梁鉄骨同士を現場で接合する
ように構或されている.その他の構威は、先の実施例と
同じである. 上記の各実施例では、SRC造梁端部2Aにおける梁鉄
骨3の上フランジ、下フランジおよびウエプをコンクリ
ートに埋設してあるが、第13図、第14図に示すよう
に、SRC造梁端部2^における梁鉄骨3の上フランジ
3a、下フランジ3bをプレキャストコンクリート4に
埋設し、ウエプ3Cをプレキャストコンクリート4から
露出させて、複合梁2の軽量化を図ってもよい.図中の
5a・・−は上端梁主筋、5b・・・は下端梁主筋であ
り、これらの両端は、梁鉄骨3に溶接等の手段で固着し
たエンドプレート9・・・に連結されている.プレキャ
ストコンクリート4とS造柱lとの間の空隙部には、コ
ンクリートや高強度モルタル等のセメント系固結材11
を充填してある. また、下フランジ3bを被覆するプレキャストコンクリ
ート4゜に代えて、第15図、第16図に示すように、
下フランジ3bの下面にプレキャスト版4”を取り付け
てもよいlプレキャスト版4゜を下フランジ3bの下面
に取り付けるにあったでは、第17図に示すように、梁
鉄骨3を上下に反転した状態に載置して、下フランジ3
bを上にし、その上に、複数のスタンドジベル7・・・
を溶接する一方、前記スタンドジベル7・・・に対応す
る複数の貫通孔13・・・を有するプレキャスト版4゛
を製造し、該ブレキャスト版4゜を下フランジ3b上に
、前記スタッドジベル7・・・が貫通孔13・・・に挿
入された状態にiil!置し、貫通孔13・・・内部に
上方からブレもフクスタイブの高強度・無収縮モルタル
14等を充填して取り付けることができる.第15図に
示すようにS造柱1とプレキャスト版4”との間、梁鉄
骨3に溶接したエンドプレート9とプレキャスト版4゛
との間にも、夫々、高強度・無収縮モルタル14等が充
填されている.第17図中の15はプレキャスト版4゛
のクランク防止用補強筋である.尚、上記各実施例では
、いずれも、SRC造梁端部2A. 2Aがプレキャス
ト化されているが、SRCi!i梁端部2^. 2Aの
コンクリートは現場打ちコンクリートであってもよい.
また、第14図や第16図のように、ウエプ3cをコン
クリートから露出させる場合、下フランジ3b側のコン
クリートだけをプレキ中スト化し、上フランジ3a側の
コンクリートは、床コンクリート8を打設する際に同時
に現場打ちするようにしてもよい.また、上記各実施例
において、SRCI梁端部2A,2^のコンクリートに
プレストレスを導入してもよい.(発明の効果) 本発明は、上述した構戒よりなるから、次の効果を奏し
得るのである. ■梁端部がSRC造であるため、梁の剛性が高く、梁鉄
骨のフランジ厚さや梁或を大にして梁の剛性を確保する
場合に比して鉄骨使用量を減少することが可能である. ■SRC造梁端部がプレキャスト化されている場合には
、柱、梁の双方を鉄骨造とした純鉄骨の建築構造を構築
する場合と同様な手順で、短期間に施工でき、たとえ、
SRC造梁端部のコンクリートを現場打ちコンクリート
とする場合であっても、柱がS造であり、床や梁端部の
コンクリート打設を任意の階から開始できることと、柱
がS造、梁中央部がS造又は床コンクリートとの合成梁
となっていて、全体として、コンクリート打設が少ない
こととにより、RC造系やSRC造系の建築構造に比し
て、相当短期間に施工することができる.■上記の■.
■の結果として、長大なスパンを有する高層の建物でも
、鉄骨使用量を減少して経済的に、しかも、純鉄骨造に
比しても遜色ない短工期で構築できる. ■請求項{3》のように、SRC造梁端部における梁鉄
骨のウエプをコンクリートから露出させることにより、
軽量化が可能である.この場合、請求項(4)のように
、梁鉄骨の下フランジの下面にプレキャスト版を取り付
けるようにすれば、建築現場あるいは工場において、梁
鉄骨の上フランジ側のコンクリートを打設する作業や当
該コンクリートの型枠支保工が容易になり、製造の容易
化が可能である. ■請求項(51及び請求項(8)のように、梁主筋を梁
鉄骨に固着したエンドプレートや柱鉄骨に連結する場合
は、SRC造部分の梁主筋とS造部分との間の応力伝達
機構が明快であり、SRC造梁端部の長さを自由に選択
でき、複合梁本来の可変剛性性能が向上するのである。
■請求項(7)によれば、SRC造梁端部のプレキャス
トコンクリートとS造柱との間に形成された接合用の空
隙部にコンクリートや高強度モルタル等のセメント系固
結材が充填されているので、このセメント系固結材が圧
縮力を負担することになり、梁の剛性を高めることがで
きる.
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本発明の一実施例を示し、第1図は
本発明に係る建築構造の概略側面図、第2図は複合梁の
側面図、第3図は複合梁の要部斜視図、第4図と第5図
は夫々複合梁の要部断面図、第6図は第1図に示した建
築構造の縦断側面図、第7図は上記建築構造の要部縦断
側面図、第8図は上記建築構造の要部平面図である. 第9図は本発明の別実施例を示す建築構造の要部縦断側
面図である. 第lO図乃至第12図は本発明の別実施例を示し、第1
0図は要部斜視図、第11図は要部側面図、第12図は
要部横断平面図である.第13図は本発明の別実施例を
示す要部縦断側面図、第14図は第13図のA−A&I
断面拡大図である. 第15図は本発明の別実施例を示す要部縦断側面図、第
16図は第15図のB−B&11断面拡大図、第17図
はプレキャスト版取付け方法を説明する要部断面図であ
る. ■・・・S造柱、2・・・複合梁、2A・・・SRC造
梁端部、2B・・・中央部、3・・・梁鉄骨、3a・・
・上フランジ、3b・・・下フランジ、3c・・・ウェ
ブ、4・・・プレキャストコンクリート、4゜・・・プ
レキャスト版、5・・・梁主筋、5a・・・上端梁主筋
、5b・・・下端梁主筋、8・・・床コンクリート、9
・・・エンドプレート、11・・・セメント系固結材、
l・・・空隙部. 出 願 人 株式会社 竹中工務店

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)S造柱間に、端部をSRC造とし中央部をS造又
    は床コンクリートとの合成梁とした複合梁を架設してな
    る建築構造。
  2. (2)SRC造梁端部における梁鉄骨の上フランジ、下
    フランジおよびウェブをコンクリートに埋設してあるこ
    とを特徴とする請求項(1)記載の建築構造。
  3. (3)SRC造梁端部における梁鉄骨のウェブをコンク
    リートから露出させてあることを特徴とする請求項(1
    )記載の建築構造。
  4. (4)SRC造梁端部における梁鉄骨の下フランジの下
    面にプレキャスト版を取り付けてあることを特徴とする
    請求項(3)記載の建築構造。
  5. (5)S造柱間に、端部をSRC造とし中央部をS造又
    は床コンクリートとの合成梁とした複合梁を架設してな
    る建築構造であって、SRC造梁端部のコンクリートに
    埋設された梁主筋の両端が当該梁端部の両端において梁
    鉄骨に固着したエンドプレートに連結されていることを
    特徴とする建築構造。
  6. (6)SRC造梁端部がプレキャスト化されていて、当
    該梁端部のプレキャストコンクリートからS造柱側へ突
    出した梁鉄骨が、前記プレキャストコンクリートとS造
    柱との間に形成された空隙部内において、S造柱に接合
    されている請求項(2)乃至請求項(5)のいずれかに
    記載の建築構造。
  7. (7)前記空隙部にコンクリートや高強度モルタル等の
    セメント系固結材が充填されている請求項(6)記載の
    建築構造。
  8. (8)S造柱間に、端部をSRC造とし中央部をS造又
    は床コンクリートとの合成梁とした複合梁を架設してな
    る建築構造であって、SRC造梁端部のコンクリートに
    埋設された梁主筋の一端が当該梁端部の梁中央部側一端
    において梁鉄骨に固着したエンドプレートに連結され、
    他端がS造柱に連結されていることを特徴とする建築構
    造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010281044A (ja) * 2009-06-02 2010-12-16 Shimizu Corp 混合構造梁
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