JPH01255507A - 長スパンスラブ用プレストレス導入半プレキヤストコンクリート部材の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は大型店舗、集合住宅、倉庫、事務所等における
長スパンのスラブ構成用の、プレストレス導入半プレキ
ャストコンクリート部材の製造方法に係るものである。

（従来の技術） 大型店舗、集合住宅、倉庫、事務所等においては、その
建物の用途上、作業効率利用、建物の多目的利用等に対
応するため、柱間隔を大きくした、平面計画の自由性の
あるプランが見受けられる。

これらの建物における施工は、在来工法の他に、柱、梁
、小梁、床、壁等の各部位をＰＣ部材による工業化工法
や、ＰＣ部材と在来工法との組合わせによる複合工法で
行なわれている。

このうち、床工法には各種の工業化法があり、長スパン
の床工法の代表的な工法は、 ｉ）　組立鉄筋トラスを配設し、同鉄筋トラスを介して
プレストレスを導入した半ＰＣ床版を使用する工法。

ｉｉ）　　プレストレスが導入された床型枠を兼用した
ＰＣ部材を使用する工法。

ｉｉ）　　アンボンドＰＣ鋼線によってプレストレスを
導入するアンボンド工法等がある。

（発明が解決しようとする課題）　　　−前記ｉ）の工
法においては、組立鉄筋トラスによってプレストレスを
導入するのは、曲げ強度、曲げ剛性共に不足するため、
組立鉄筋トラスの成を高くし、床コンクリートを厚く打
設したり、小梁を設け、床応力を分散している。このた
めコンクリート量が増大したり、小梁成が高くなり、天
井の有効高さが低くなる。

またｉｉ）の工法は、２０部材のピースが多くなり、作
業性が劣る。

更にｉｊ）のＰＣ鋼線によるアンボンド工法は、床型枠
を必要とし、その架設、解体を要し、工程が煩雑になる
。

本発明はこのような従来技術の有する問題点に鑑みて提
案されたもので、その目的とする処は、型枠工事がなく
、床の自重が軽減され、施工性のよい長スパンスラブ用
プレストレス導入半プレキャストコンクリート部材の製
造方法を提供する点にある。

（課題を解決するための手段） 前記の目的を達成するため、本発明の方法は、半床版成
型部とリブ状の小梁成型部とからなる型枠内に、予めプ
レストレス導入用ＰＣ鋼材を配筋した先組小梁鉄筋を垂
直に配設し、メツシュ筋を半床版成型部に配設し、前記
先組小梁鉄筋のＰＣ鋼材の両端を前記型枠両端における
小梁断面の上部位置に配設した反力支持装置に緊結する
とともに、小梁の長さの３等分点２個所において、前記
ＰＣ鋼材に鉛直荷重を加え、この状態を保持したまま前
記型枠内にコンクリートを打設し、同打設コンクリート
が硬化したのち、前記荷重及び前記反力支持装置による
ＰＣ鋼材の緊締を解放するように構成されている。

（作用） 本発明においては、小梁付き半床版成型用型枠における
小梁成型部に配設した先組小梁鉄筋に、予め組込まれた
ｐｃｚ材の両端を、前記型枠両端の反力支持装置に緊結
し、同ＰＣ鋼材に小梁長の２つの３等分点において夫々
所要の鉛直荷重を加えて緊張せしめ、この状態で前記型
枠内にコンクリートを打設し、同打設コンクリートが硬
化したのち前記ｐｃｇ材と反力支持装置の緊締、及び前
記鉛直荷重を解放し、コンクリート部にプレストレスを
導入するものである。

またメツシュ筋を前記型枠の半床版成型部に配設したこ
とによって土床版部が補強され、前記先組小梁鉄筋とと
もに、土床版部とリブ状の小梁部とが一体化される。

（実施例） 以下本発明を図示の実施例について説明する。

長スパンの床版を製作可能な大きさに分割した寸法形状
の半床版成型部の下面にリブ状の小梁成型部が配設され
た型枠（Ａ）を定盤（Ｂ）上にセットする。

而して小梁下弦鉄筋（１）及び小梁腹鉄筋（２）をスタ
・−ラツプ（３）で組立て、小梁断面の中心部より上方
に、腹筋（２）と平行にプレストレス導入用ＰＣ鋼材（
４）を水平に配筋した先組小梁鉄筋（Ｃ）を製作してお
き、同鉄筋（Ｃ）を前記型枠（＾）における小梁成型部
内に垂直に配設し、前記スターラップ（３）の上端部を
半床版成型部の上方に突出せしめて、同半床版成型部に
はメツシュ筋（５）を配設する。更に前記プレストレス
導入用ＰＣ鋼材（４）の両端を前記型枠（Ａ）の端板に
おける小梁断面の中央より上部に配設された反力支持装
置（６）に緊締する。（第１図参照） 次いで前記ＰＣ鋼材（４）に小梁の長さの３等分点２個
所において、床版自重による応力をほぼ相殺するような
荷重を外力Ｐによってかける。このとき、ＰＣ鋼材（４
）には反力支持装置（６）の部分で反力Ｈが生起し、緊
張状態に保持される。この状態を保持しながら型枠（Ａ
）内にコンクリート（７）を打設する。（第２図参照）
なお第８図中（４ａ）は前記２０ｗ４材（４）の緊張前
の位置を示す。

コンクリート打設後、蒸気養生等によって所定の強度が
発現されたのち、前記反力支持袋Ｗ（６）によるｐｃ鋼
材（４）の緊結、及び外力Ｐを解放して脱型し、プレス
トレスが導入されたリブ状小梁（ａ）と早産版（ｂ）と
からなるプレキャストコンクリート部材を成型する（第
３図及び第４図参照）第５図は外力を解放した後のＰＣ
部材に曲げと圧縮力とがかかっている状態を示す。

前記のようにして製作された長スパンスラブ用プレスト
レス導入プレキャストコンクリート部材（Ｄ）は第７図
に示すようにＰＣ柱（Ｅ）間に横架された大梁（Ｆ）間
に架渡され、前記部材（Ｄ）の上面に突出したスターラ
ップ（３）に小梁上弦鉄筋（８）を配筋するとともに、
現場打床版の上部鉄筋（９）を配筋したのちコンクリー
ト００）を打設し、かくして施工された現場打ちコンク
リート上部床版と前記早産版（Ｂ）とを一体化し、床の
水平剛性を高めるものである。

（発明の効果） 本発明によれば早産版の下面にリブ状の小梁が垂設され
た半プレキャストコンクリート部材の製造時において、
予めプレストレス導入用ＰＣ鋼材が組込まれた先組小梁
鉄筋を型枠内に垂直に配設し、前記ＰＣ鋼材の両端を型
枠両端の反力支持装置に緊結し、小梁長さの３等分点の
２個所で前記ＰＣ鋼材に鉛直荷重を加えることによって
、同ＰＣｔ！４材を緊張せしめ、この状態でコンクリー
トを打設し、その硬化後、前記ＰＣ鋼材と反力支持装置
との緊結、同ＰＣ鋼材に対する鉛直荷重を解放すること
によって、リブ状小梁部にプレストレスが導入されたプ
レキャストコンクリート部材を成型し、長スパンの床を
支保工なしで施工することができ、現場作業の省力化と
工期の短縮とを図ることができる。

また前記したように、リブ状小梁にプレストレスが導入
されることによって、小断面の部材が得られ、床版コン
クリートを薄くシ、床版の自重を軽減するとともに、床
版のひび割れを防止できる。

またメツシュ筋を早産版成型部に配設することによって
、早産版部が補強されるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明に係る長スパンスラブ用プレ
ストレス導入半プレキャストコンクリート部材の製造方
法の一実施例の工程を示す縦断面図、第４図は第３図の
矢視ＩＶ−ＩＶ図、第５図は外力解放後のＰＣ部材の状
態を示す縦断面図、第６図はリブ状小梁部分の縦断側面
図、第７図は本発明の方法によって製造された前記プレ
キャストコンクリート部材を使用した構造物躯体の平面
図、第８図はその部分拡大縦断側面図である。 （Ａ）　−−一型枠　　　　　（Ｂ）・・一定盤（Ｃ）
　−先組小梁鉄筋 （Ｄ）　−長スパンスラブ用プレストレス導入半プレキ
ャストコンクリート部材 （１）−・小梁下弦鉄筋　　（２）・−小梁腹鉄筋（３
）−−スターラップ （４）−・−プレストレス導入用ＰＣ鋼材（５）−ｍ−
メッシュ筋　　　（６）−反力支持装置（７）・・−コ
ンクリート 代理人　弁理士　岡　本　重　文 外２名 第１閃 第２図 任 晃３図 第５皿 第７目

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 半床版成型部とリブ状の小梁成型部とからなる型枠内に
   、予めプレストレス導入用ＰＣ鋼材を配筋した先組小梁
   鉄筋を垂直に配設し、メッシュ筋を半床版成型部に配設
   し、前記先組小梁鉄筋のＰＣ鋼材の両端を前記型枠両端
   における小梁断面の上部位置に配設した反力支持装置に
   緊結するとともに、小梁の長さの３等分点２個所におい
   て、前記ＰＣ鋼材に鉛直荷重を加え、この状態を保持し
   たまま前記型枠内にコンクリートを打設し、同打設コン
   クリートが硬化したのち、前記荷重及び前記反力支持装
   置によるＰＣ鋼材の緊締を解放することを特徴とする長
   スパンスラブ用プレストレス導入半プレキャストコンク
   リート部材の製造方法。