JP2677126B2 - 超高層建築物の柱構造 - Google Patents
超高層建築物の柱構造Info
- Publication number
- JP2677126B2 JP2677126B2 JP24673192A JP24673192A JP2677126B2 JP 2677126 B2 JP2677126 B2 JP 2677126B2 JP 24673192 A JP24673192 A JP 24673192A JP 24673192 A JP24673192 A JP 24673192A JP 2677126 B2 JP2677126 B2 JP 2677126B2
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- JP
- Japan
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- concrete
- steel pipe
- floor
- floors
- pillar
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- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は60〜70階程度の超
高層住棟、また大スパン、複合機能の要求される高層住
棟に適用する超高層建築物の柱構造に関するものであ
る。
高層住棟、また大スパン、複合機能の要求される高層住
棟に適用する超高層建築物の柱構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】出願人が先に開発した超高層鉄筋コンク
リート構造では、現在の標準断面(800×800〜1
000×1000)を採用する場合、30階あるいはせ
いぜい50階程度が建造可能であった。
リート構造では、現在の標準断面(800×800〜1
000×1000)を採用する場合、30階あるいはせ
いぜい50階程度が建造可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は前記事情に
鑑み開発されたもので、現在の柱標準断面の大きさを順
守し、70階程度が建造可能な超高層建築物の柱構造を
提供することを目的としている。
鑑み開発されたもので、現在の柱標準断面の大きさを順
守し、70階程度が建造可能な超高層建築物の柱構造を
提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は下層階は鋼管
と鋼管内周面から突設したスタッドを有し、前記鋼管内
にコンクリートが充填され、かつそのコンクリート中に
柱主鉄筋が配筋された構造であり、中層階は鋼管内に充
填されたコンクリートと柱主鉄筋が配筋された構造であ
り、上層階は鉄筋コンクリート構造である超高層建築物
の柱構造である。
と鋼管内周面から突設したスタッドを有し、前記鋼管内
にコンクリートが充填され、かつそのコンクリート中に
柱主鉄筋が配筋された構造であり、中層階は鋼管内に充
填されたコンクリートと柱主鉄筋が配筋された構造であ
り、上層階は鉄筋コンクリート構造である超高層建築物
の柱構造である。
【0005】
【実施例】以下図示した実施例に基づいて説明する。図
1にこの発明の複合構造による超高層建築物の柱構造の
一例を示す。この超高層建築物において柱Aは一定本数
(例えば12本)の主筋が下層階から上層階まで配筋さ
れている。そして下層階から上層階に至るまで柱の構造
を徐々に変化させた構造となっている。各層の柱の構造
を図に示す。
1にこの発明の複合構造による超高層建築物の柱構造の
一例を示す。この超高層建築物において柱Aは一定本数
(例えば12本)の主筋が下層階から上層階まで配筋さ
れている。そして下層階から上層階に至るまで柱の構造
を徐々に変化させた構造となっている。各層の柱の構造
を図に示す。
【0006】まず下層階H1における柱A1は鋼管2の
内周面にスタッドコネクター、スタッドジベル、スタッ
ドボルト等の一定間隔スタッド3を突設させた鋼管2内
にコンクリート1を充填してあり、このコンクリート1
内に主鉄筋4を配筋して一体化したものである。この場
合、鋼管2は曲げとせん断に抵抗し、コンクリートは高
強度(Fc600〜1000)とし高軸圧に抵抗するよ
うな構造となっている。
内周面にスタッドコネクター、スタッドジベル、スタッ
ドボルト等の一定間隔スタッド3を突設させた鋼管2内
にコンクリート1を充填してあり、このコンクリート1
内に主鉄筋4を配筋して一体化したものである。この場
合、鋼管2は曲げとせん断に抵抗し、コンクリートは高
強度(Fc600〜1000)とし高軸圧に抵抗するよ
うな構造となっている。
【0007】また中層階H2における柱A2は前記下層
階の柱A1のスタッド3を省略したもので、鋼管コンク
リート内に主鉄筋4を配筋したもので、鋼管2は柱クリ
アスパン内に配置し、せん断のみに抵抗するような構造
となっている。
階の柱A1のスタッド3を省略したもので、鋼管コンク
リート内に主鉄筋4を配筋したもので、鋼管2は柱クリ
アスパン内に配置し、せん断のみに抵抗するような構造
となっている。
【0008】さらに上層階における柱A3は前記鋼管を
省略して主鉄筋4を延長して鉄筋コンクリート構造とな
っている。
省略して主鉄筋4を延長して鉄筋コンクリート構造とな
っている。
【0009】なお建物外周部の柱コンクリート中には前
記主鉄筋4に加えて芯鉄筋5を配筋して強度を大きくす
る。なお6はフープ筋である。梁Bはそれぞれの階、機
能に応じた構造を選択する。図示した実施例はその一例
を示したもので下層階の梁B1はH形鋼7を使用した合
成梁とする。
記主鉄筋4に加えて芯鉄筋5を配筋して強度を大きくす
る。なお6はフープ筋である。梁Bはそれぞれの階、機
能に応じた構造を選択する。図示した実施例はその一例
を示したもので下層階の梁B1はH形鋼7を使用した合
成梁とする。
【0010】中層階の梁B2は鉄骨鉄筋コンクリート構
造とし、梁の鉄筋8は柱A2の鋼管を挿通してナット9
で固定し、上層階の梁B3は鉄筋コンクリート構造とす
る。また柱A2と梁Bとは接合金物10で連結すること
もできる。
造とし、梁の鉄筋8は柱A2の鋼管を挿通してナット9
で固定し、上層階の梁B3は鉄筋コンクリート構造とす
る。また柱A2と梁Bとは接合金物10で連結すること
もできる。
【0011】なお梁のコンクリートについても下層階に
は高強度のコンクリートとし、上部階は通常のコンクリ
ートに打ち分ける。
は高強度のコンクリートとし、上部階は通常のコンクリ
ートに打ち分ける。
【0012】
【発明の効果】この発明は以上の構成からなり、下層階
はコンクリートと鋼管とを鋼管内周面から突設したスタ
ッドにより一体化し、かつ柱主鉄筋を配筋し、中層階は
鋼管内のコンクリートに柱主鉄筋を配筋し、上層階は鉄
筋コンクリート構造としたので、超高層建築物の下層
階、中層階および上層階の柱の断面の大きさを略同一ま
たは同一に近い断面に設計することが容易となり、また
柱主鉄筋は上下連結し、下層階、中層階に外周に鋼管を
使用しており全体として徐々に変化した構造で応力の伝
達もスムーズでありまた施工も容易である。
はコンクリートと鋼管とを鋼管内周面から突設したスタ
ッドにより一体化し、かつ柱主鉄筋を配筋し、中層階は
鋼管内のコンクリートに柱主鉄筋を配筋し、上層階は鉄
筋コンクリート構造としたので、超高層建築物の下層
階、中層階および上層階の柱の断面の大きさを略同一ま
たは同一に近い断面に設計することが容易となり、また
柱主鉄筋は上下連結し、下層階、中層階に外周に鋼管を
使用しており全体として徐々に変化した構造で応力の伝
達もスムーズでありまた施工も容易である。
【図1】柱、梁の概要を示した立面図である。
【図2】柱、梁の縦断面図である。
【図3】柱断面部で(a) は上層階、(b) は中層階、(c)
は下層階、(d) は外柱の下層階である。
は下層階、(d) は外柱の下層階である。
【図4】梁断面図で、(a) は上層階、(b) は中層階、
(c) は下層階である。
(c) は下層階である。
【図5】中層階の外柱、梁接合部で(a) は横断面図、
(b) は縦断面図である。
(b) は縦断面図である。
【図6】中層階の内柱、梁接合部(a) は縦断面図、(b)
は横断面図である。
は横断面図である。
A,A1,A2,A3…柱、B,B1,B2,B3…
梁、1…コンクリート、2…鋼管、3…スタッド、4…
主鉄筋、5…芯鉄筋、6…フープ筋、7…H形鋼、8…
鉄筋、9…ナット、10…接合金物
梁、1…コンクリート、2…鋼管、3…スタッド、4…
主鉄筋、5…芯鉄筋、6…フープ筋、7…H形鋼、8…
鉄筋、9…ナット、10…接合金物
Claims (1)
- 【請求項1】 下層階は鋼管と鋼管内周面からから突設
したスタッドを有し、前記鋼管内にコンクリートが充填
され、かつそのコンクリート中に柱主鉄筋が配筋された
構造であり、中層階は鋼管内に充填されたコンクリート
と柱主鉄筋が配筋された構造であり、上層階は鉄筋コン
クリート構造であることを特徴とする超高層建築物の柱
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24673192A JP2677126B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 超高層建築物の柱構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24673192A JP2677126B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 超高層建築物の柱構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06101273A JPH06101273A (ja) | 1994-04-12 |
JP2677126B2 true JP2677126B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=17152810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24673192A Expired - Fee Related JP2677126B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 超高層建築物の柱構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2677126B2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-16 JP JP24673192A patent/JP2677126B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06101273A (ja) | 1994-04-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970624 |
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