JPH044260A - ヒドラゾン誘導体及びこれを含有する電子写真感光体 - Google Patents

ヒドラゾン誘導体及びこれを含有する電子写真感光体

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JPH044260A
JPH044260A JP10471690A JP10471690A JPH044260A JP H044260 A JPH044260 A JP H044260A JP 10471690 A JP10471690 A JP 10471690A JP 10471690 A JP10471690 A JP 10471690A JP H044260 A JPH044260 A JP H044260A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電荷輸送物質として有用な新規ヒドラゾン誘導
体及び当該化合物を用いた電子写真感光体に関する。
〔従来の技術〕
近年電子写真感光材料として広く用いられるものに、無
機系の光導電性物質としてはα−セレン、硫化カドミウ
ム、酸化亜鉛、α−シリコン等があり、また、有機系の
光導電性物質としては、ポリ−N−ビニルカルバゾール
、ポリビニルアンスラセンをはじめとする種々の光導電
性ポリマーがある。しかし、これらの光導電性物質はそ
れぞれ、価格、性能、毒性など少なからず問題を有して
いる。
これらの欠点を補い、また高感度化を目的として光導電
性物質の2つの機能、即ち、電荷の発生と発生した電荷
の輸送を、それぞれ別個の物質により行わしめようとす
る方式が盛んに提案されている。これらの方式において
は、電荷担体の発生効率の大きい物質(電荷発生物質)
と電荷輸送能力の大きい物質(電荷輸送物質)とを組合
せることにより、高感度の電子写真感光体が得られる可
能性が予想される。しかし、電子写真感光体に要求され
る緒特性、すなわち、高い表面電位と電荷保持能力を有
し、光感度が高く、残留電位が殆んどない等の特性を同
時に満足するか否かは単にこれらの組合せだけでは予想
できない。
また、低分子の有機光導電性物質を用いた場合、これら
自体はフィルム形成能力を持たないため、高分子結着剤
に溶解又は分散させてフィルムを形成させる必要がある
。しかし、分散させた場合は均一なフィルムを得ること
が困難であり、溶解させた場合であっても結着剤に対す
る溶解性の低いものは経時的に結晶が析出し、電子写真
性能が著しく低下してしまうという問題を有している。
このため、有機光導電性物質の結着剤に対する溶解性の
高さが要求される。
一方、本発明に関連するヒドラゾン誘導体あるいはステ
リル化合物誘導体の電子写真感光体への応用としては、
テレフタルアルデヒドビスジフェニルヒドラゾン(特開
昭57−67933号公報)、4−(4′−メトキシス
チリル)ベンズアルデヒドジフェニルヒドラゾン(特開
平2−10367号公報)、ジスチリル化合物誘導体(
特開昭63−269158号公報)などを用いることが
知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記化合物を電荷輸送物質として使用し
た電子写真感光体は、テレフタルアルデヒドジフェニル
ヒドラゾン又はジスチリル化合物誘導体を用いた場合に
は、高分子結着剤に対する溶解性が悪く、実用性に問題
があった。また、4−(4’−メトキシスチリル)ベン
ズアルデヒドジフェニルヒドラゾンを用いた場合には、
光感度が充分でな(、残留電位も太き(、さらに電子写
真プロセスに従って反復使用した場合、もとの帯電特性
を回復する能力が低下したり、残留電位が上昇する等の
感光体としての寿命を短くする等の実用土の問題点を有
している。
また、近年電子写真方式の複写機、或はプリンター等の
高速化、小型化に伴い、感光体に対して速い応答性が要
求されているが、これらの要求は未だ満足されていない
のが実状である。
従って、本発明の目的は、高分子結着剤との相溶性が良
好であり、充分な光感度を有し、残留電位が少なく、く
り返し使用しても光疲労が少なく、高速応答性に優れた
電荷輸送物質及びこれを用いた電子写真感光体を提供す
ることである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、かかる実情に鑑み、鋭意研究を重ねた結
果、後記一般式(I)で表わされるヒドラゾン誘導体が
、上記課題を解決する優れた電荷輸送物質であることを
見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、次の一般式(I)(式中、R’及
びR2は同−又は異なってもよく、それぞれ水素原子、
低級アルキル基、アルコキシ基、アラルキルオキシ基、
アリールオキシ基又は第3級アミノ基を示し、R3及び
R4は同−又は異なっていてもよく、それぞれ低級アル
キル基、ベンジル基、置換基を有していてもよいフェニ
ル基又はナフチル基を示すか、R3とR4が結合して隣
接する窒素原子と共に形成する複紫斑を示す) で表わされるヒドラゾン誘導体及びこれを含有する電子
写真感光体に関する。
上記一般式(I)中、R1及びR2で示される低級アル
キル基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル
基等の炭素数1〜5の直鎖又は分枝アルキル基が挙げら
れ、アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基等
が挙げられ、アラルキルオキシ基としてはベンジルオキ
シ基等が挙げられ、アリールオキシ基としては、フェノ
キシ基等が挙げられ、第3級アミノ基としては、ジメチ
ルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、
ジフェニルアミノ基、エチルフェニルアミノ基、ジベン
ジルアミノ基等が挙げられる。R3及びR4で示される
低級アルキル基としては、炭素数1〜5の直鎖又は分枝
アルキル基が挙げられ、置換基を有していてもよいフェ
ニル基としては、フェニル基、0−lm−又はp−)リ
ル基、0−lm−又はp−メトキシフェニル基等が挙げ
られ、R3とR4が結合して形成される複素環としては
、インドリンlli、1.2.3.4−テトラヒドロキ
ノリン環、ピペリジン環、カルバゾールBit、1. 
2. 3. 4−テトラヒドロキナルジン環等が挙げら
れる。
本発明において、−数式(I)で表わされるヒドラゾン
誘導体の特に好ましい具体例としては、第1表に示すも
のが挙げられる。
以下余白 本発明のヒドラゾン誘導体(1)は、例えば次の反応式
に従って製造される。
(式中、R1,R2、R3及びR4は前記と同じ意味を
有する) すなわち、ホルミル体(II)及び1.1−置換ヒドラ
ジン又はその塩酸塩(III)を、縮合剤の存在下に溶
媒中で反応させることにより製造することができる。
縮合剤としては、例えばピリジン、トリエチルアミン等
の3級アミン;無機酸;酢酸等の有機酸が、溶媒として
は、例えばメタノール、エタノール等のアルコール類;
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類
;その他N、N−ジメチルホルムアミド、酢酸等が挙げ
られ、これらは単独又は2種以上を組合せて用いること
ができる。
反応は、ホルミル体(I[)に、等モル又はやや過剰の
1,1−置換ヒドラジン又はその塩酸塩(III)を、
室温から溶媒の還流温度で1〜10時間程時間部させる
ことにより行われる。
原料のホルミル体(II)は、例えば次の反応式に従っ
て合成することができる。
(式中、R’及びR2は前記と同じ意味を有し、R5は
メチル基又はエチル基を示す) すなわち、ベンゾフェノン誘導体(rV)とpシアノベ
ンジル亜燐酸ジアルキル(V)を塩基の存在下に反応さ
せてニトリル体(VI)を得、次いでヒドリド還元剤を
用いて還元した後、酸性条件下で加水分解することによ
り合成される。ここで、ヒドリド還元剤としては、例え
ば水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナ
トリウム(Vitride) 、水素化ジイソブチルア
ルミニウム(DIBAH)などが挙げられる。
次に、本発明に係る電子写真感光体について代表的な例
を挙げて説明する。
第1図は、本発明に係る電子写真感光体の一例を示すも
のである。導電性支持体1の上に、電荷発生物質2を主
体とする電荷発生層3と、本発明化合物(I)を均一に
含有する電荷輸送層4とからなる感光層5を設けてなる
ものである。
すなわち、第1図に示す感光体においては、電荷輸送層
を透過した光が、電荷発生層中に分散された電荷発生物
質に到達して電荷を発生させ、電荷輸送層は、この電荷
の注入を受けてその輸送を行うものである。
第1図の感光体を作製するには、まず導電性支持体上に
■電荷発生物質を真空蒸着する、■電荷発生物質の微粒
子を必要に応じて結着剤と混合分散して得られる分散液
を塗布し、乾燥する、■電荷発生物質を適当な溶剤に溶
解した溶液を塗布し、乾燥する、などの手段により電荷
発生層を形成する。次にこの電荷発生層の上に、化合物
(1)と結着剤とを均一に溶解した溶液を、塗布乾燥し
て電荷輸送層を形成させることによって感光体が得られ
る。塗布は通常の手段、例えばドクターブレード、ワイ
ヤーバーなどを用いて行われる。
電荷発生層の厚さは5gn以下、好ましくは21Im以
下である。電荷輸送層の厚さは3〜5QIrrn、好ま
しくは5〜20趨である。また、電荷輸送層中への化合
物(I)の配合割合は10〜90重量%(以下単に「%
」で示す)、好ましくは30〜70%であり、他の電荷
輸送物質と混合して用いることもできる。
本発明における電荷発生物質とは、一般に光を吸収して
電荷を発生させるものである。無機材料としては、例え
ばアモルファスセレン、セレン化砒素、硫化カドミウム
、アモルファスシリコンなどが挙げられ;有機材料とし
ては、例えばアゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、イン
ジゴ系顔料、ペリレン系顔料、スクアリウム系顔料、多
環キノン系顔料、ピリリウム系染料、ピロロピローJI
4顔料などが挙げられる。
導電性支持体としてはアルミニウムなどの金属板、金属
箔又は金属管、アルミニウムなどの金属を蒸着したプラ
スチックフィルム、導電処理を施した紙などが用いられ
る。
また、結着剤としては、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビ
ニル樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリスチレ
ン樹脂、ポリカーボネート樹脂などが用いられるが、な
かでもポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂が好適
である。
第2図及び第3図に本発明に係る写真感光体の他の例を
示す。すなわち第2図は、導電性支持体1の上に、電荷
発生物質の微粒子を結着剤と共に混合分散して得られる
分散液に、化合物(I)を含む電荷輸送物質を均一に溶
解させた塗液を塗布、乾燥して作られた感光層5を設け
てなるものである。この場合の感光層の厚さは5〜50
77+11、好ましくは10−25−である。また第3
図は導電性支持体1の上に、第1図の構成とは逆に化合
物(I)を含有する電荷輸送層を形成し、その上に電荷
発生層を形成したものである。
また、必要に応じて導電性支持体1と感光層5の間に下
引き層を設けてもよい。下引き層としては、ポリアミド
、ポリウレタン、ポリビニルアルコール、カゼイン、ニ
トロセルロース、ゼラチンなどが用いられる。下引き層
の膜厚は0.1〜1趨が好適である。
〔実施例〕
次に合成例、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
合成例1 化合物(^)〔式(VI)中、R’=R’=I] CH
301の合成: 4.4′−ジメトキシベンゾフェノン〔式(rV)中、
R’=R’=p−CH=O] 6.0g (25ミリモ
ル)とバラシアノベンジル亜燐酸ジエチル〔式(V)中
、R’=C)13[”)+237.Og (31ミリモ
ル)を乾燥、N。
N−ジメチルホルムアミド200ml!中に溶かし、カ
リウムt−ブトキシド3.5g(31ミリモル)を数回
に分け、27〜29℃で30分かけて加えた。
終夜80℃にて反応させ、室温に冷却した抜水100m
1!を加え、析出した結晶を濾過によりとり出した。母
液はベンゼンにて抽出し、抽出液を、飽和食塩水洗後、
乾燥(MgSO,) L、減圧下にて溶媒を留去した。
残渣と先の結晶をあわせ、シリカゲル(70〜230メ
ツシユ、ナカライテスク株式会社製)を充填したカラム
グロマトグラフィ−(溶媒:ベンゼン)で精製して、5
.1gの黄色結晶を得た(収率60%)。このものの物
性値は、以下のとおりであった。
融点118.5〜119.5℃ ’H−NMR(CDC1s) ;δ3.82(s、3H
)、 3.84(s、3H)。
6.79(s、LH)、 6.85−6.88(m、4
H)、 7.06−7.10(m、4H)、 7.25
−7.27(m、2H)、 7.38−7.40(+n
4H) MS (m/e値1%)  ; 342. 340M+
)、  190. 121合成例2 化合物(B)〔式(VI)中、R’=R2p−(C)I
、CL) 2N−:lの合成:4.4′−ビス(ジエチ
ルアミノ)ベンゾフェノン〔式(IV)中、R’=R2
=p−(CHsC)l*)zN−] 99.0g28ミ
リモル)とバラシアノベンジル亜燐酸ジエチル〔式(V
)中、R’=CH,CH2F 7.0g (32ミリモ
ル)をカリウムt−ブトキシド3.6g(32ミリモル
)とともに合成例1と同様に処理して4.89g(収率
30.1%)の黄色油状物を得た。このものの物性値は
以下のとおりであった。
IH−NMR(COCl、) ;δ1.1B、 1.2
0(t、J=7.1Hz。
12H)、 3.35(q、J=7.0Hz、8H)、
 6.55−6.63(m。
4H)、 6゜65(s、1)1)、 6.98(d、
J=8.8Hz、2H)。
7.12(d、J=8.4Hz、21(>、 7.22
0−7JO(,2)1)。
7、30−7.40 (m、 28> MS (m/e値9%)  ; 423(Ma、  4
08. 394. 364゜352、357.230.
7g 合成例3 化合物(C)〔式(VI)中、R’ = p(CHsC
Ha) J−。
R2=)I〕の合成: 4−ジエチルアミノベンゾフェノン〔式(IV)中、R
’=P−(CH,CH2)2N−、R”=II) 7.
2g (28ミリモル)とパラシアノベンジル亜燐酸ジ
エチル〔式%式%) カリウムt−ブトキシド3.6g(32ミリモル)とと
もに合成例1と同様に処理して8.26g (収率84
%)の黄色油状物を得た。このものの物性値は以下のと
おりであった。
’H−NMR(CDC1,+) ;δ1.1B、 1.
20(t、J=7.2)1z、6H)。
3、38(Q、 J=7.3)1z、 4)1)、 6
.55−6.65(m、 21()。
6.70.6.85(s、IH)、 6.90−7.0
5(m、2H)。
7.10−7.22(m、3H)、 7.28−7.4
5(m、6H)MS(m/e値9%)  ; 352(
Ma、  337. 78合成例4 化合物(D)〔式(n)中、R’ = R’= p C
t13o] (D合成: 合成例1で得たニトリル化合物(A)[式(Vl)中、
R’=R”=p C1(sO) 5.Og (14,6
ミリモル)をトルエン10〇−中に溶かし、水素化ジイ
ソブチルアルミニウム(IMへキサン溶液) 16.(
1mf (16,0ミリモル)を−20℃で15分かけ
て滴下した。
その後、徐々に昇温しながら(−20℃〜室温)、終夜
反応した。反応混合物を水浴にて冷却しながら、3−の
メタノール、つづいて3mfの水を徐々に加えた。次に
40%の硫酸水溶液100−を加え、室温にて2時間攪
拌した。トルエンにて抽出しく150−x 2)  有
機層を水洗、乾燥(MgSO,)濃縮した。残渣をシリ
カゲル(70〜230メツシユ、ナカライテスク株式会
社製)を充填したカラムクロマトグラフィー(溶媒:ベ
ンゼン)で精製して、4.0gの結晶を得た(収率80
%)。このものの物性値は以下のとおりであった。
融点 134〜135.5℃ ’ H−NMR(CDIj! s) ;δ3.85.3
.86(s、6H)、 6.85−6.90(m、5H
)、 7.10(d、J=8JHz、21()、 7.
18(d、J=8.4)1z、2H)、 7.25−7
.33(m、2H)、 7.65(d、J=8JHz、
2fl)、 9.89(s、IH)MS (m/e値1
%)  ; 344(Ma、  165. 43合成例
5 化合物(B)〔式(II)中、R’=R’1)−(C)
13cH2) 2N−]の合成:合成例2で得たニトリ
ル化合物(B)〔式(Vl)中、R’=R2=p−(C
)1.CH2)2N−14,43g (10,5ミリモ
ル)、水素化ジイソブチルアルミニウム(IMヘキサン
溶液’) 12.Omf (12ミリモル)を合成例4
と同様に反応させ、後処理を行うと、2.84gの油状
物が得られた(収率63%)。このものの物性値は以下
のとおりであった。
’I(−NMR(CDC1s) ;δ1.18.1.2
0(t、J=7.0Hz。
12H) 、 3.35 (Q、 、b7. OHz、
 8H) 、 6.55−6.65 (m。
4H)、 6,70(s、1)1)、 7.05(d、
J=8.8Hz、2H)。
7.20(d、J=8.3Hz、2H)、 7.28(
d、J=8.6Hz、2H)。
?、60(d、J=8.4Hz、2H)、 9.88(
s、1)1)MS(m/e値1%)  ; 42f’i
(Ma、  411. 397. 367゜合成例6 化合物(F)〔式(I[)中、R’ = P−(Cfl
sCH2) aN−。
R2−旧の合成: 合成例3で得たニトリル化合物(C)〔式(VI)中、
R’=p−(CH,CH=)2N−、R”=H] 3.
52g (10,0ミリモル)、水素化ジイソブチルア
ルミニウム(1Mヘキサン溶液)11−を合成例4と同
様に反応させ、後処理を行うと2.51gの油状物が得
られた(収率71%)。このものの物性値は以下のとお
りであった。
’)I−NMR(CDC13) ;δ1.18.1.2
0(t、J−7,1Hz、6tl)。
3、38 (Q、 J=7.0)1z、 4)1)、 
6.50−6.65(m、 2H)。
6.80. 6.90(s、IH)、  6.95(d
、J=8.8Hz、IH)。
7、05 (d、 J=8.2Hz、 1)1) 、 
7.15−7.25 (m、 3H)。
7.25−7.40(m、 41()、 7.55(d
、 J=8.3)1z、 IH)。
7.65(d、J=8.3)1z、LH)、 9.85
.9.90(s、IH)MS (m/e値1%)  ;
 356. 355(M″″)、  340. 326
゜253、178 合成例7 例示化合物2(式(I)中、R’ = R2= P−C
)+30゜R3=R’= C−H5)の合成: 合成例4で合成したアルデヒド化合物(D)〔式%式%
) 塩酸1.l−ジフェニルヒドラジン1.5g (7,0
ミリモル)及びピリジン(数滴)を60m1’のエタノ
ール中で3時間還流下、攪拌した。反応混合物を室温に
冷却し、終夜放置したのち、析出した結晶を濾取した。
濾取した結晶をシリカゲル(70〜230メツシユ、ナ
カライテスク株式会社製)を充填したカラムクロマトグ
ラフィー(溶媒:ベンゼン)にて精製し、3.24gの
結晶を得た。エタノール(50mf) 、酢酸エチル(
25ml+)より成る混合溶媒より再結晶して1.31
gの黄色結晶を得た(収率44.1%)。このものの物
性値は以下のとおりであった。
融点 179.5〜180℃ ’l(−NMR(CDC13) ;δ3.82.3.8
5(s、6)1)、 6.78−6.90(m、5)1
)、 7.00(d、J=8Jflz、2H)、 7.
05(s、IH)、 7.10(d、J=8.8Hz、
2H)、 7.15−7.22(m、6H)、 7.2
3−7.30(m、2H)、 7.32−7.45(m
MS (mle値1%)  ; 510(Ma、  3
41. 315. 168合成例8 例示化合物4〔式(1)中、R’=R2=1) (CL
CL) J 、 R3= R’= C5Hs〕の合成:
合成例5で合成したアルデヒド化合物(E)〔式%式%
(39 ミリモル)、塩!121.1−ジフェニルヒドラジン1
、 Og (4,6ミj1モル)及びピリジン(数滴)
を合成例7と同様に反応させ、後処理して、0.8gの
黄色結晶を得た(収率34.6%)。このものの物性値
は以下のとおりであった。
融点 167、0〜168.5℃ ’H−NMR(CDC7!り ;δ1.18.1.20
(t、J=7.1Hz。
12B)、 7.25−7.45(m、8H)、 6.
62(d、J=8.7)1z。
4H)、 6.68(s、IH)、 7.00−7.1
0(m、5H)、 7.10−7.20(m、6H)、
 7.20−7.30(m、2H)、 7JO7、45
(m、 6H) MS (m/e値1%)  ; 592(Ma、  5
21. 423. 408゜397、169 合成例9 例示化合物5〔式(1)中、R’=R”=H,R’=R
’=C,H,:]の合成: 合成例4〜6の方法と同様に合成したアルデヒド化合物
〔式(n)中、R’=R2=)l) 2 g (7,0
ミリモル)、塩酸1.1−ジフェニルヒドラジン1、6
g(7,2ミリモル)及びピリジン(数滴)を合成例7
と同様に反応させ、後処理して、1.6gの結晶を得た
(収率50.7%)、。このものの物性値は以下のとお
りであった。
融点 125〜127℃ ’H−NMR(CDI/!3) ;δ6.90−7.0
3 (m、 38) 、 7.05 (s。
IH) 、 7.10−7.45 (m、 22H)M
S (m/e値1%)  ; 450(M+)、  1
68合成例10 例示化合物10〔式(I)中、R’=R”=p−CHa
O−+ R’=C6H5,R’=CH3]の合成:合成
例4で合成したアルデヒド化合物(D)〔式%式%) ミリモル)及び酢酸(数滴)をエタノール5〇−中で1
時間還流下撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、終夜
放置したのち、析出した結晶を濾取した。濾取した結晶
をシリカゲル(70〜230メツシユ、ナカライテスク
株式会社製)を充填したカラムクロマトグラフィー(溶
媒:ベンゼン)で精製し、1.35gの油状物を得た。
エタノール(50mf)、酢酸エチル(25mlりより
成る混合溶媒より結晶化させると1.01gの黄色結晶
が得られた(収率77.6%)。このものの物性値は以
下のとおりであった。
融点 158.0〜159.2℃ ’H−NMR(CDC1,) ;δ3.40(s、 3
H)、 3.35.3.37(s。
6t()、 6.80−6.95(m、6H)、 7.
02(d、J=8,3)1z。
2)1)、 7.13(d、J=8.7Hz、2H)、
 7.20−7.40(m。
6H)、 7.40−7.50(m、3H)MS(n+
/e値9%)  ; 448(Ma、  341. 3
15. 106合成例11 例示化合物11[式(1)中、R’=R”=p−(CH
iC)Ia) 2N−、R’= CJs、 R’= C
H2Fの合成二合成例5で合成したアルデヒド化合物(
E)〔式%式% ン0.33g (2,7ミ!Jモル)及び酢酸(数滴)
を合成例10と同様に反応させ、後処理を行ったところ
、0.52g (収率41.9%)の黄色結晶が得られ
た。このものの物性値は以下のとおりであった。
融点 178〜180℃ ’ H−NMR(C口Cj!a);  δ 1.15.
  1.18(t、J=7.0Hz。
12H)、 3.35(Q、J=7Hz、8H)、 3
J8(s、3H)。
6.55−6.68(m、4H)、 6,72(s、1
)1)、 6.90(t。
J=8.2Hz、IH)、 7.00−7.15(m、
4)1)、 7.207、40 (m、 6H) 、 
7.40−7.50 (m、 311)MS (m/e
値1%)  ; 530(Ma、  423. 408
. 397゜266、106 合成例12 例示化合物12〔式(I)中、R’= p−(CHaCH*)J−、R’=H,R’=C61(
S、 R’=CH3]の合成: 合成例6で合成したアルデヒド化合物(F)〔式%式% ラジン0.4g (3,2ミ!7モル)及び酢酸(数滴
)を合成例10と同様に反応させ、後処理を行ったとこ
ろ、0.46.g (収率35.7%)の黄色結晶が得
られた。
このものの物性値は以下のとおりであった。
融点 202〜203.5℃ ’H−NMR(CDCL!、) ;δ1.18(t、J
=7.0Hz、6H)、 3.35(q、 J=7.0
Hz、 4)1) 、 3.38 (s、 3t() 
、 6.60 (d。
J=9.0Hz、2H)、 6.80−6.95(m、
2H)、 6.98(d。
J=8.3Hz、 2H)、 7.10−7.’ 50
 (m、 14H)MS(m/e値1%)  ; 45
9(Ma、  353. 337. 326゜311、
296 合成例13 例示化合物13〔式(1)中、R’=R”−P−CH3
0−、R’=CJs、 R’=C6H5CH2]の合成
:合成例4で合成したアルデヒド化合物(D)〔式%式
%) 1−ベンジル−1−フェニルヒドラジン塩酸塩0.75
g (3,2ミIJモル)及びピリジン(数滴)を合成
例7と同様に反応させ、後処理を行つところ、1.06
gの黄色結晶が得られた(収率70.0%)。このもの
の物性値は以下のとおりであった。
融点 168.5〜170.0℃ ’ )I−NMR(CDC13) ; δ3.82. 
3.85(s、611)、  5.65(s、2H)、
  6.75−6.88(m、5H)、  6.93(
t。
J=8.3Hz、II()、  7.00(d、J=8
.:Ez、2)1)、  7.14(d、 J=8.7
Hz、 2H)、  7.15−7.40(m、 14
H)MS (m/e値1%)  ; 524(M+)、
  433. 325. 91合成例14 例示化合物35〔式(I)中、R’=R2=4.52(
m、lH)、 6.75−6.90(m、6H)、 7
.00−7.08(m、3H)、  7.10−7.2
0(m、3H)、  7.20−7.30(m。
2H)、 7.45−7.55(m、31()、 7.
78(d、J=8.1Hz。
lH) MS (m/e値1%)  ; 488(Ma、  3
43. 315. 283゜244、 132. 18 合成例15 例示化合物38〔式(I)中、R’=R2=合成例4で
合成したアルデヒド化合物(D)〔式%式% ワキナルジン0.5g (3,1ミリモル)及び酢酸(
数滴)を合成例10と同様に反応させ、同様に処理して
580■の黄色結晶を得た(収率59.4%)。
このものの物性値は以下のとおりであった。
融点 165〜166℃ ’ H−NMR(C口IJs);  δ 1.23(d
、J=6.4Hz、3H)、   1.92−2.18
(01,2H)、 2.65−2.75(m、 LH)
、 2.92−3.05(m、11()、 3.81.
3.85(s、6H)、 4.40−合成例4で合成し
たアルデヒド化合物(D)〔式%式%) リン560■(3,IN!Iモル)及び酢酸(数滴)を
合成例10と同様に反応させ、後処理を行うと、690
 mgの黄色結晶が得られた(収率5o%)。
このものの物性値は以下のとおりであった。
融点 185〜186℃ ’H−NMR(CDC13) ;δ2.10−2.20
 (m、 211) 、 2.75(t、、h6.5f
lz、28)、 3.67(t、J=6.5Hz、2H
)。
3.82. 3.85(s、6H)、  6.75−6
.90(m、6H)。
6.95−7.05(m、3H)、 7.08−7.2
0(m、3H)、 7,227.30(m、2H)、 
 7.40−7.50(m、3H)、  7.75(d
J=8.31(z、 1B) MS (m/e値1%)  ; 474(Ma、  4
56. 312. 186゜71、 28 実施例1〜5及び比較例1〜3 (i)クロルシアンブルー0.2gを、ポリカーボネー
ト樹脂(三菱瓦斯化学株式会社製「ニーピロンB−20
00J )を5%含有するジクロロエタン溶液4gに混
ぜ、ジクロロエタン20rnlを加えたのち、振動ミル
を用いて1/7In以下に粉砕して電荷担体発生顔料の
分散液を作り、これをアルミニウムを蒸着したポリエス
テルフィルム上に、ワイヤーバーを用いて塗布し、45
℃で乾燥して、約11Irnの厚さに電荷担体発生層を
作った。
一方、化合物(I)の代表例として前記した例示化合物
(2) 、(4) 、(5) 、(10)及び(12)
のそれぞれ0.2gを上記ポリカーボネート樹脂を10
%含有するジクロロエタン溶液2gに溶解させて電荷輸
送層形成液をつくり、これを上記電荷担体発生層上にド
クターブレードを用いて、乾燥時膜厚約20−になるよ
うに塗布し、80℃で2時間乾燥して感光体を作製した
(ii)この感光体について静電複写紙試験装置rsP
−428型」 (川口電機製作新製)を用いてスタティ
ック方式により電子写真特性を測定した。すなわち、前
記感光体を、−6KVのコロナ放電を5秒間行って帯電
させ、表面電位Vo (−ボルト)を測定し、これを暗
所で5秒間保持した後、タングステンランプにより照度
5ルツクスの光を照射し、表面電位を1/2及び1/6
に減衰させるに必要な露光量El/2(ルックス・秒)
及びE1/6(ルックス・秒)、さらに照度5ルツクス
の光を10秒間照射した後の表面電位V、 (−ボルト
)を測定した。結果を第2表に示す。
比較化合物として下記に示す特開平2−10367号公
報に開示されているヒドラゾン化合物(融点177、5
〜179.0℃) 〔比較化合物(1)〕を用い、上記
(i)と同様な感光体を作製し、(l])と同様に試験
した。
比較化合物(1) また特開昭57−67933号公報に開示されているビ
スヒドラゾン化合物(融点249.0〜251.5℃)
[比較化合物(2) ] 、]開開昭63−26915
8公報に開示されているジスチリル化合物(融点212
〜214℃°)〔比較化合物(3)〕及び、ジスチリル
化合物(融点198〜199℃) 〔比較化合物(4)
〕をそれぞれ用い、上記(i)と同様な感光体を作製し
ようと試みたが、ポリカーボネート樹脂を10%含有す
るジクロロエタン溶液に溶解することが出来ず、測定が
不可能であった。
以下余白 第2表の結果から明らかなように、本発明の各例示化合
物はいずれも比較化合物(1)に対して低い残留電位(
Vm)を示し、更に表面電位を減衰させるのに必要な露
光量E172及びE、76の値が低いことより、感度に
おいて優れていることが明らかである。また初期の表面
電位(V、)についても実用に耐えうる充分に高い値を
示している。
更に、高分子結着剤への相溶性も問題なく、実用的であ
ることがわかる。
実施例6〜11及び比較例5 ポリエステルフィルム上に蒸着したアルミニウム薄膜上
に、チタニウムフタロシアニンを1O−6Torrで約
0.8陣の厚さに真空蒸着し、電荷発生層を形成した。
10%ポリカーボネート樹脂を含有するジクロロエタン
溶液2gに、例示化合物(2)、(4) 、(10)、
(12)、(13)、(35)のそれぞれ0.2gを溶
解させてなる電荷輸送層形成液を電荷発生層の上にドク
ターブレードを用いて乾燥時膜厚22Irmになるよう
に塗布し、80℃、3時間乾燥して感光体を作製した。
この感光体について実施例1(ii)と同様にして測定
した。
比較化合物として、比較例1で使用したヒドラゾン化合
物〔比較化合物(1)〕を用い、上記の方法と同様にし
て感光体を作製し、測定した。これらの結果を第3表に
示す。
以下余白 第3表から明らかなように、各例示化合物は、比較化合
物(1)に対していずれも低い残留電位(vi)を示し
、更に表面電位を減衰させるのに必要な露光量B172
及びB176の値が低いことより、感度においても優れ
ていることが明らかである。また、初期の表面電位(v
o)についても実用に耐えうる充分に高い値を示してい
る。
実施例12 実施例7で得られた感光体について、更に1万ルツクス
・秒の光を3秒間照射して残留電荷を除電し、このもの
を再び一6KVのコロナ放電を5秒間行って帯電せしめ
、表面電位v0を測定し、これを暗所で5秒間保持した
後、タングステンランプにより照度5ルツクスの光を照
射し、半減露光量(Bl/11)、及び残留電位(Vm
)を求めた。このサイクルを繰り返した結果の成績を第
4図に示す。
第4図の結果から明らかなように、本発明の実施例7の
電子写真感光体の表面電位(vo)及び残留電位(Vi
) 、更に半減露光量(E+、’a)は4万回の反復使
用にたいしてもほとんど変化しないことが明らかである
〔発明の効果〕
本発明のヒドラゾン誘導体(1)は、高分子結着剤との
相溶性が良好であり、これを電荷輸送物質として含有す
る電子写真感光体は高感度にして残留電位が少なく、繰
り返し使用しても光疲労が少なく、耐久性に優れている
等、電子写真プロセスの分野で最も要求されている特性
を具備し、工業的に有利なものである。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は、本発明に係る電子写真感光体の一例を示
す断面説明図である。 1−−−一導電性支持体、    2−−−一電荷発生
物質。 3−一一一電荷発生層、     4−−−一電荷輸送
層。 5−−−一感光層 第4図は、本発明の電子写真感光体の耐久性試験結果を
示す図面である。 以上 第1図 第4図 第2図 第3図 くり返し回数(XIo、000回)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1及びR^2は同一又は異なってもよく、
    それぞれ水素原子、低級アルキル基、アルコキシ基、ア
    ラルキルオキシ基、アリールオキシ基又は第3級アミノ
    基を示し、R^3及びR^4は同一又は異なっていても
    よく、それぞれ低級アルキル基、ベンジル基、置換基を
    有していてもよいフェニル基又はナフチル基を示すか、
    R^5とR^6が結合して隣接する窒素原子と共に形成
    する複素環を示す) で表わされるヒドラゾン誘導体。 2、導電性支持体上に、電荷発生物質と電荷輸送物質を
    含む感光層を設けた電子写真感光体において、電荷輸送
    物質として請求項1記載のヒドラゾン誘導体を含有する
    ことを特徴とする電子写真感光体。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US6106985A (en) * 1998-03-10 2000-08-22 Orient Chemical Industries, Ltd. Layered-form electrophotographic photoreceptor

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