JPH04370432A - 流体封入式マウント装置 - Google Patents

流体封入式マウント装置

Info

Publication number
JPH04370432A
JPH04370432A JP3174579A JP17457991A JPH04370432A JP H04370432 A JPH04370432 A JP H04370432A JP 3174579 A JP3174579 A JP 3174579A JP 17457991 A JP17457991 A JP 17457991A JP H04370432 A JPH04370432 A JP H04370432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
orifice passage
fluid
action
flexible membrane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3174579A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2924317B2 (ja
Inventor
Yoshiki Funahashi
舟橋 芳樹
Akira Ide
井出 明良
Atsushi Muramatsu
篤 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP3174579A priority Critical patent/JP2924317B2/ja
Priority to US07/920,647 priority patent/US5246212A/en
Priority to FR9209441A priority patent/FR2694354B1/fr
Priority to DE4225884A priority patent/DE4225884C2/de
Publication of JPH04370432A publication Critical patent/JPH04370432A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2924317B2 publication Critical patent/JP2924317B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/26Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/06Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/08Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/10Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper the wall being at least in part formed by a flexible membrane or the like

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、内部に封入された流体の流動に
基づいて防振効果を得るようにした流体封入式マウント
装置に係り、より詳細には、負圧の作用によって流体の
流動に基づく防振特性の切換制御が可能な流体封入式マ
ウント装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、自動車用エンジンマウント等の
防振支持体の一種として、互いに所定距離を隔てて配さ
れた第一の取付部材と第二の取付部材とを、それらの間
に介装されたゴム弾性体にて連結すると共に、それぞれ
内部に所定の非圧縮性流体が封入された、振動が入力さ
れる受圧室と、容積可変の平衡室とを形成し、更にそれ
ら受圧室と平衡室との間での流体の流動を許容するオリ
フィス通路を設けてなる構造の、所謂流体封入式マウン
ト装置が知られている。このようなマウント装置にあっ
ては、オリフィス通路内を流動せしめられる流体の共振
作用に基づいて、ゴム弾性体のみでは得られない、優れ
た防振効果が発揮され得るのである。
【0003】ところで、防振支持体において要求される
防振特性は、入力振動の種類によって異なり、例えば、
自動車用エンジンマウントにあっては、シェイクやバウ
ンス等の低周波数域の振動に対しては高減衰効果が要求
される一方、アイドリング振動等の中乃至高周波数域の
振動に対しては低動ばね効果が要求されることとなる。
【0004】しかしながら、上述の如き構造とされた従
来の流体封入式マウント装置にあっては、オリフィス通
路内を流動せしめられる流体の共振作用に基づいて発揮
される防振効果が、該オリフィス通路がチューニングさ
れた限られた周波数域の入力振動にしか有効には発揮さ
れ得ないために、複数種の入力振動に対して、相異なる
防振特性を得ることが極めて難しかったのであり、未だ
、要求される防振特性を充分に満足し得るものではなか
ったのである。
【0005】そこで、本願出願人は、先に、特願平2−
167318号として、第一の取付部材と第二の取付部
材とがゴム弾性体にて連結されて成る流体封入式マウン
ト装置において、壁部の一部がゴム弾性体にて構成され
た振動が入力される受圧室と、それぞれ壁部の一部が第
一及び第二の可撓性膜にて構成された容積可変の第一及
び第二の平衡室を形成すると共に、受圧室と第一の平衡
室とを連通する第一のオリフィス通路と、受圧室と第二
の平衡室とを連通する第二のオリフィス通路とを、それ
ぞれ形成し、且つ該第二のオリフィス通路を第一のオリ
フィス通路よりも高周波にチューニングする一方、前記
第二の平衡室を画成する第二の可撓性膜の背後に作用室
を形成せしめて、該作用室を負圧源および大気中に択一
的に接続せしめることにより、かかる第二の可撓性膜の
変形、延いては第二のオリフィス通路を通じての流体の
流動を制御せしめるようにした構造のものを提案した。
【0006】このような構造のマウント装置にあっては
、作用室を負圧源に接続せしめた状態下では、第二の可
撓性膜が作用室側に吸引吸着されて、第二の平衡室の容
積変化、延いては第二のオリフィス通路を通じての流体
の流動が阻止されることから、振動入力時に第一のオリ
フィス通路を通じての流体の流動が有利に生ぜしめられ
て、該第一のオリフィス通路による防振効果が有効に発
揮され得るのであり、また一方、作用室を大気中に連通
せしめた状態下では、作用室が所定容積をもって現出さ
れて、第二の可撓性膜の変形、延いては第二の平衡室の
容積変化が許容され得ることから、振動入力時に第二の
オリフィス通路を通じての流体の流動が有利に生ぜしめ
られて、該第二のオリフィス通路による防振効果が有効
に発揮され得るのである。それ故、かかるマウント装置
によれば、作用室の負圧源および大気中への接続を切換
制御することにより、第一のオリフィス通路と第二のオ
リフィス通路とを択一的に機能せしめて、マウント防振
特性を切り換えることができるのである。
【0007】ところが、本発明者らが更なる検討を加え
たところ、このようなマウント装置では、接続される空
気通路や切換バルブの構造等により、作用室を大気中に
連通せしめた状態下においても、第二のオリフィス通路
による防振効果が充分に安定して発揮され得なくなる恐
れのあることが、明らかとなったのであり、未だ改良の
余地を有していたのである。
【0008】すなわち、かかるマウント装置にあっては
、作用室を大気中に連通せしめた際にも、空気通路や切
換バルブによって流通空気に対する抵抗が及ぼされるこ
とから、該作用室が大気中に完全に開放され得ず、密閉
に近い状態となる場合があり、そのような場合には、か
かる作用室が空気ばね作用を持つこととなって、第二の
可撓性膜の変形、延いては第二の平衡室の容積変化が充
分に許容され得なくなるために、第二のオリフィス通路
を通じての流体の流動が有効に生ぜしめられ得ず、所期
の防振特性が発揮されなくなる恐れがあったのである。
【0009】一方、かかる作用室の空気ばねによる問題
を解決するために、空気通路や切換バルブとして大口径
のものを用い、流通空気に対して及ぼされる抵抗を可及
的に低減せしめることも考えられる。しかし、空気通路
上での流通抵抗を小さくし過ぎると、今度は、作用室を
負圧源に接続せしめた際の空気の吸引速度が大きくなる
ために、マウント装置の防振特性の切換時において、被
支持体に対して衝撃的な変位や振動が及ぼされ易くなる
といった問題が惹起されることとなる。
【0010】すなわち、作用室を負圧源に接続せしめた
際には、作用室の消失に伴い第二の平衡室の容積が増加
するために、その容積増加分だけ、第二のオリフィス通
路を通じて、受圧室から第二の平衡室へ流体が流入せし
めることとなり、更に、この第二の平衡室への流体の流
入に伴う受圧室の容積減少分は、第一のオリフィス通路
を通じての第一の平衡室からの流体の流入によって補填
されることとなるが、空気通路上の流通抵抗の低下によ
り空気の吸引速度が大きくなると、受圧室の容積減少速
度が大きくなって、第一のオリフィス通路を通じての第
一の平衡室からの流体の供給が追いつかなくなって、該
受圧室に内圧減少が惹起されてしまうのであり、その結
果、ゴム弾性体が受圧室側に変形して、第一の取付部材
が変位せしめれられるために、被支持体に対して衝撃的
な変位や振動が及ぼされ易くなるといった問題が、新た
に惹起されることとなるのである。
【0011】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、前述の如き、負圧の作用によって防振特性
を切り換えるようにした流体封入式マウント装置におい
て、作用室の空気ばね作用に起因するマウント防振特性
の阻害を解消し、第一及び第二のオリフィス通路によっ
て発揮される防振特性の向上および安定化を、簡略な構
造をもって有利に達成せしめ得る技術を提供することに
ある。
【0012】さらに、本発明は、前述の如き流体封入式
マウント装置において、作用室の空気ばね作用に起因す
るマウント防振特性の阻害を解消し、第一及び第二のオ
リフィス通路によって発揮される防振特性の向上と安定
化を図ると共に、マウント防振特性を切り換えるに際し
、作用室を負圧源に接続した時に惹起される衝撃的な振
動乃至は衝撃を、簡略な構造をもって有効に緩和乃至は
防止せしめ得る技術を提供することをも、その解決課題
とするものである。
【0013】
【解決手段】そして、かかる課題を解決するために、本
発明にあっては、(a)振動入力方向に所定距離を隔て
て配置された第一の取付部材および第二の取付部材と、
(b)該第一の取付部材と該第二の取付部材との間に介
装されて、それら両部材を互いに連結するゴム弾性体と
、(c)該ゴム弾性体にて壁部の一部が構成されて、振
動入力時に内圧変動が惹起される、内部に所定の非圧縮
性流体が封入されてなる受圧室と、(d)該受圧室に対
して独立して形成された、壁部の一部が第一の可撓性膜
にて構成されて、該第一の可撓性膜の変形に基づいて容
積変化が許容される、内部に所定の非圧縮性流体が封入
されてなる第一の平衡室と、(e)前記受圧室と該第一
の平衡室とを互いに連通せしめて、それら両室間での流
体の流動を許容する第一のオリフィス通路と、(f)前
記受圧室および前記第一の平衡室に対して独立して形成
された、壁部の一部が第二の可撓性膜にて構成されて、
該第二の可撓性膜の変形に基づいて容積変化が許容され
る、内部に所定の非圧縮性流体が封入されてなる第二の
平衡室と、(g)前記受圧室と該第二の平衡室とを互い
に連通せしめて、それら両室間での流体の流動を許容す
る、前記第一のオリフィス通路よりも断面積/長さの比
が大きい第二のオリフィス通路と、(h)前記第二の可
撓性膜を挟んで、前記第二の平衡室とは反対側に形成さ
れて、該第二の可撓性膜の変形を許容する作用室と、(
i)該作用室に負圧を及ぼしめて、前記第二の可撓性膜
の変形を制御する空気圧作用手段と、(j)前記作用室
に連通されて、該作用室の容積変化を補填し得る、壁部
の一部が第三の可撓性膜にて構成されて、該第三の可撓
性膜の変形に基づいて容積変化が許容される補助空気室
とを、有する流体封入式マウント装置を、その特徴とす
るものである。
【0014】また、本発明にあっては、かくの如き構造
の流体封入式マウント装置において、更に、前記空気圧
手段による、前記作用室に対する負圧の作用通路に、負
圧作用時における該作用室の減圧速度を制限する絞り手
段を設けてなる流体封入式マウント装置をも、その特徴
とするものである。
【0015】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に明らかにするた
めに、本発明の実施例について、図面を参照しつつ、詳
細に説明することとする。
【0016】先ず、図1には、本発明を自動車用エンジ
ンマウントに対して適用したものの一具体例が示されて
いる。かかる図において、100および102は、それ
ぞれ第一及び第二の取付部材としての、第一の取付金具
および第二の取付金具であって、互いに所定距離を隔て
て対向配置せしめられている。また、これら第一の取付
金具100と第二の取付金具102との間には、ゴム弾
性体104が介装されており、該ゴム弾性体104によ
って、それら第一及び第二の取付金具100,102が
、互いに弾性的に連結されている。そして、このような
エンジンマウントにあっては、その第一の取付金具10
0および第二の取付金具102において、車体側および
エンジンユニット側の各一方に取り付けられて、それら
車体とエンジンユニットとの間に介装されることとなり
、それによって該エンジンユニットを車体に対して防振
支持せしめる。なお、そのような装着状態下、かかるエ
ンジンマウントにあっては、第一及び第二の取付金具1
00,102の対向方向にエンジンユニット重量が及ぼ
され、ゴム弾性体104が弾性変形することによって、
それら第一及び第二の取付金具100,102が、所定
寸法だけ接近して位置せしめられることとなると共に、
主として、それら第一及び第二の取付金具100,10
2の略対向方向(図中、上下方向)に入力される振動に
対して防振効果が発揮され得ることとなる。
【0017】より詳細には、前記第一の取付金具100
は、略円錐台形状にて形成されている。なお、該第一の
取付金具100における大径側端面の中央には、外方に
向かって突出する取付ボルト106が一体的に設けられ
ており、かかる第一の取付金具100が、該取付ボルト
106によって、エンジンユニット側に取り付けられる
ようになっている。
【0018】また、かかる第一の取付金具100には、
前記ゴム弾性体104が加硫接着されている。このゴム
弾性体104は、全体として略円錐台形状を呈している
と共に、大径側端面に開口する凹部108を有している
。そして、その小径側端面に対して、第一の取付金具1
00が加硫接着されている一方、その大径側端部の外周
面に対して、略円筒形状を呈する連結金具110が加硫
接着されて成る一体加硫成形品として形成されている。
【0019】一方、前記第二の取付金具102は、軸方
向両端部にかしめ部112,114がそれぞれ形成され
た、段付円筒形状の筒金具116と、該筒金具116に
おける小径側の軸方向端部に対して、その開口を覆蓋す
るように組み付けられる略皿形状を呈する底金具118
とによって構成されており、全体として深底の有底円筒
形状をもって形成されている。また、かかる底金具11
8の略中央には、外方に向かって突出する取付ボルト1
20が一体的に設けられており、第二の取付金具102
が、該取付ボルト120によって、車体側に取り付けら
れるようになっている。
【0020】そして、かかる第二の取付金具102を構
成する筒金具116の大径部122内に、前記ゴム弾性
体104の外周面に固着された連結金具110が嵌め込
まれ、一体的に組み付けられている。即ち、それによっ
て、第一の取付金具100と第二の取付金具102とが
、防振すべき主たる振動入力方向(図1中、上下方向)
に所定距離を隔てて対向配置されていると共に、それら
第一の取付金具100と第二の取付金具102との間に
ゴム弾性体104が介装せしめられて、それら両取付金
具100,102が、かかるゴム弾性体104により、
一体的に且つ弾性的に連結されているのである。
【0021】また、前記第二の取付金具102における
小径部124内には、全体として略厚肉円盤形状を呈す
る仕切部材126が、主たる振動入力方向に対して略直
角な方向に広がるようにして、収容配置されている。か
かる仕切部材126は、それぞれ略円板形状を呈する第
一の仕切金具128および第二の仕切金具130と、そ
れぞれ略円環板形状を呈する第三の仕切金具132およ
び第四の仕切金具134とが、軸方向に同軸的に重ね合
わされて成る構造とされており、第二の取付金具102
に対して固定的に取り付けられている。
【0022】そして、この仕切部材126に対して第一
の取付金具100側には、壁部の一部がゴム弾性体10
4にて構成されて成る、内部に所定の非圧縮性流体が封
入された受圧室136が形成されている。即ち、かかる
受圧室136には、第一及び第二の取付金具100,1
02間への振動入力時に、ゴム弾性体104の弾性変形
に基づいて内圧変動が惹起されることとなるのである。 なお、受圧室136内に封入される非圧縮性流体として
は、通常、水やアルキレングリコール、ポリアルキレン
グリコール、シリコーン油等が好適に用いられることと
なる。
【0023】また一方、仕切部材126を挟んで、かか
る受圧室136と反対側には、第二の取付金具102を
構成する底金具118との間に、該受圧室136とは独
立した空所が形成されていると共に、該空所内に、第一
の可撓性膜としての第一のダイヤフラム138が、その
外周縁部を第三の仕切金具132と第四の仕切金具13
4との間で流体密に挟持されることにより収容配置され
ている。そして、この第一のダイヤフラム138により
、仕切部材126と底金具118との間に形成された空
所が二分されており、以て、かかる第一のダイヤフラム
138を挟んで、一方の側(第二の仕切金具130側)
には、該第一のダイヤフラム138の変形に基づいて容
積変化が許容される、内部に前述の如き所定の非圧縮性
流体が封入されて成る第一の平衡室140が形成されて
いる一方、他方の側(底金具118側)には、かかる第
一のダイヤフラム138の変形を許容する、通孔142
を通じて外部に連通された第一の空気室144が形成さ
れている。
【0024】さらに、仕切部材126には、第一の仕切
金具128,第二の仕切金具130および第三の仕切金
具132の重ね合わせ面間において、その外周部分を周
方向に所定長さ(本実施例では、一周以上、二周以下の
長さ)で延びる第一のオリフィス通路146が形成され
ている。そして、この第一のオリフィス通路146にて
、前記受圧室136と第一の平衡室140とが互いに連
通せしめられて、それら両室136,140間での流体
の流動が許容され得るようになっている。
【0025】また、前記仕切部材126の内部には、第
一の仕切金具128と第二の仕切金具130との重ね合
わせ面間において、前記受圧室136および第一の平衡
室140とは独立した空所が形成されている。更に、こ
の仕切部材126に形成された空所内には、第二の可撓
性膜としての第二のダイヤフラム148が、その外周縁
部に加硫接着された取付リング149を第一の仕切金具
128と第二の仕切金具130との間で流体密に挟持さ
れることにより、収容配置されている。
【0026】そして、この第二のダイヤフラム148に
より、第一の仕切金具128と第二の仕切金具130と
の間に形成された空所が二分されており、以て、かかる
第二のダイヤフラム148を挟んで、第一の仕切金具1
28側には、該第二のダイヤフラム148の変形に基づ
いて容積変化が容易に許容される、内部に前述の如き所
定の非圧縮性流体が封入されて成る第二の平衡室150
が形成されている一方、第二の仕切金具130側には、
かかる第二のダイヤフラム148の変形を許容する作用
室154が形成されている。なお、第二のダイヤフラム
148は、その弾性に基づいて、第二の平衡室150側
に凸となる形状をもって形成されており、それによって
、通常状態下では、作用室154が、所定容積をもって
現出せしめられることとなる。
【0027】また、かかる第二の平衡室150にあって
は、第一の仕切金具128の中央部を厚さ方向に貫通し
て設けられた第二のオリフィス通路152により、受圧
室136に連通されており、該第二のオリフィス通路1
52を通じて、それら両室134,150間での流体の
流動が許容され得るようになっている。そこにおいて、
図からも明らかなように、かかる第二のオリフィス通路
152は、第一のオリフィス通路146よりも大きな流
路断面積と短い流路長さとをもって形成されて、断面積
/長さの比が大きく設定されており、それによって該第
二のオリフィス通路152内を流動せしめられる流体の
共振周波数が、第一のオリフィス通路146内を流動せ
しめられる流体の共振周波数よりも高くなるようにチュ
ーニングされている。
【0028】なお、特に、本実施例では、第一のオリフ
ィス通路146内を流動せしめられる流体の共振作用に
よって、シェイクやバウンス等に相当する低周波振動に
対する高減衰効果が、また、第二のオリフィス通路15
2内を流動せしめられる流体の共振作用によって、アイ
ドリング振動等に相当する高周波振動に対する低動ばね
効果が、それぞれ発揮され得るようにチューニングされ
ている。
【0029】また一方、前記作用室154は、第二の仕
切金具130を貫通して設けられた連通路156と該連
通路156の開口部に螺着された接続用口体158を通
じて外部に連通されている。そして、マウントの装着状
態下において、図示されている如く、この接続用口体1
58に管体160が接続されることにより、かかる作用
室154が、該管体160を通じて、切換バルブ174
を介し、負圧源162と大気中との何れか一方に対して
、択一的に連通せしめられるようになっている。
【0030】さらに、前記仕切部材126の内部には、
第三の仕切金具132と第四の仕切金具134との重ね
合わせ面間において、周方向に所定長さで延びる形態を
もって、前記受圧室136および第一の平衡室140と
は独立した空所が形成されている。また、この仕切部材
126に形成された空所内には、第三の可撓性膜として
の第三のダイヤフラム164が、その外周縁部を第三の
仕切金具132と第四の仕切金具134との間で流体密
に挟持されることにより、収容配置されている。なお、
本実施例では、かかる第三のダイヤフラム164が、第
一のダイヤフラム138と一体的に形成されていると共
に、該第三のダイヤフラム164は、その弾性に基づい
て、第二の空気室168側に凸となる形状をもって形成
されており、それによって、通常状態下では、補助空気
室166が、所定容積をもって現出せしめられることと
なる。
【0031】そして、この第三のダイヤフラム164に
より、第三の仕切金具132と第四の仕切金具134と
の間に形成された空所が二分されており、以て、かかる
第三のダイヤフラム164を挟んで、第三の仕切金具1
32側には、該第三のダイヤフラム164の変形に基づ
いて容積変化が容易に許容される補助空気室166が形
成されている。また一方、第三のダイヤフラム164を
挟んで、該補助空気室166と反対側には、かかる第三
のダイヤフラム164の変形を許容する第二の空気室1
68が形成されている。
【0032】ここにおいて、かかる第二の空気室168
は、第四の仕切金具134を貫通して設けられた連通孔
170を通じて、前記第一の空気室144に連通されて
いる。即ち、この第二の空気室168にあっては、それ
自体の容積は小さいが、第一の空気室144から通孔1
42を通じて大気中に接続されていることにより、第三
のダイヤフラム164の変形、延いては補助空気室16
6の容積変化を充分に許容し得ることとなるのである。
【0033】また、かかる補助空気室166は、第三の
仕切金具132および第四の仕切金具134を貫通して
設けられた連通路172を通じて、前記作用室154に
連通せしめられている。そして、それによって、この補
助空気室166により、作用室154の容積可変性、延
いては該作用室154による第二のダイヤフラム148
の変形許容作用が補償され得るようになっているのであ
る。
【0034】そうして、このような構造とされたエンジ
ンマウントにあっては、その装着状態下、第一の取付金
具100と第二の取付金具102との間に振動が入力さ
れた際、受圧室136と第一及び第二の平衡室140,
150との間に惹起される内圧変動に基づいて、第一及
び第二のオリフィス通路146,152を通じての流体
の流動が生ぜしめられることとなるが、そこにおいて、
切換バルブ174の操作により、作用室154に対して
負圧乃至は大気圧を選択的に及ぼすことによって、それ
ら第一のオリフィス通路146と第二のオリフィス通路
152とが、択一的に機能せしめられることとなるので
あり、それらの内部を流動せしめられる流体の共振作用
に基づいて発揮される防振効果を、入力振動に応じて、
何れも有効に且つ選択的に得ることができるのである。
【0035】より具体的には、第一のオリフィス通路1
46による防振効果が要求されるシェイクやバウンス等
の低周波数域の振動入力時には、作用室154を負圧源
162に連通するように、切換バルブ174が切り換え
られることとなる。即ち、それによって、第二のダイヤ
フラム148がその弾性力に抗して吸引されることによ
り、作用室154が実質的に消失せしめられて、第二の
平衡室150が容積不変とされることから、受圧室13
6内に惹起される内圧変動に基づいて、専ら、該受圧室
136と第一の平衡室140との間における第一のオリ
フィス通路146を通じての流体の流動が生ぜしめられ
ることとなって、該第一のオリフィス通路146内を流
動せしめられる流体の共振作用に基づいて、優れた振動
減衰効果を得ることができるのである。
【0036】なお、このように作用室154を負圧源1
62に連通せしめた状態下では、補助空気室166にも
負圧力が及ぼされることにより、第三のダイヤフラム1
64が吸引されて、かかる補助空気室166も実質的に
消失せしめられることとなるところから、該補助空気室
166による作用室154の容積可変性の補償効果も発
揮されることがない。
【0037】また一方、第二のオリフィス通路152に
よる防振効果が要求されるアイドリング振動等の高周波
数域の振動入力時には、作用室154を大気中に連通せ
しめるように、切換バルブ72が切り換えられることと
なる。そして、それによって、作用室154が所定容積
をもって現出せしめられて、第二のダイヤフラム148
の変形が許容されることにより、第二の平衡室150が
容積可変とされて、受圧室136と第二の平衡室150
との間での、第二のオリフィス通路152を通じての流
体の流動が有利に生ぜしめられ得るのであり、以て該第
二のオリフィス通路152内を流動せしめられる流体の
共振作用に基づいて、低動ばね効果が発揮されるのであ
る。なお、かかる状態下、第一のオリフィス通路146
も連通状態に維持されることとなるが、この第一のオリ
フィス通路146は、第二のオリフィス通路152より
も、流体の流動抵抗が大きいために、該第一のオリフィ
ス通路146を通じての流体の流動は、殆ど生じない。
【0038】また、このように作用室154を大気中に
連通せしめた状態下では、補助空気室166も大気中に
連通されて所定容積をもって現出せしめられることとな
り、該補助空気室166によって、作用室154の容積
可変性が補償されることとなる。即ち、作用室154を
大気中に連通せしめる管体160や切換バルブ174に
よって及ぼされる空気の流通抵抗が大きく、作用室15
4が大気に対して実質的に遮断されている状態下におい
ても、補助空気室166との間での空気の流動によって
、該作用室154の閉塞化に伴う空気ばねの発生が可及
的に防止され得るのであり、それによって、かかる作用
室154による第二のダイヤフラム148の変形許容作
用が有利に且つ安定して発揮され得のである。
【0039】そして、それによって、第二の平衡室15
0の容積可変性が充分に確保され得る結果、第二のオリ
フィス通路152を通じて流動せしめられる流体量が有
利に確保され、以て、かかる流体の共振作用に基づく所
期の防振効果が、極めて有効に且つ安定して発揮され得
ることとなるのである。
【0040】次に、図2には、本発明の別の実施例とし
てのエンジンマウント10が示されている。かかる図に
おいて、10および12は、それぞれ第一の取付金具お
よび第二の取付金具であって、互いに所定距離を隔てて
対向配置されている。また、これら第一の取付金具10
と第二の取付金具12との間には、ゴム弾性体14が介
装されており、該ゴム弾性体14によって、それら両取
付金具10,12が、互いに弾性的に連結されている。 そして、このようなエンジンマウントにあっては、その
第一の取付金具および第二の取付金具において、車体側
およびパワーユニット側の各一方に取り付けられて、そ
れら車体とパワーユニットとの間に介装されることとな
り、それによって該パワーユニットを車体に対して防振
支持せしめるようになっている。なお、そのような装着
状態下、かかるエンジンマウントにあっては、第一及び
第二の取付金具10,12の略対向方向(図中、略上下
方向)にパワーユニット重量がおよぼされ、ゴム弾性体
14が変形せしめられることによって、それら両取付金
具10,12が、互いに所定寸法だけ接近して位置せし
められることとなると共に、主として、それら第一及び
第二の取付金具10,12の略対向方向に入力される振
動に対して、防振効果が発揮されることとなる。
【0041】より詳細には、前記第一の取付金具10は
、略円錐台形状にて形成されている。また、この第一の
取付金具10の大径側端面には、外方に向かって突出す
る取付ボルト16が一体的に設けられており、該取付ボ
ルト16によって、かかる第一の取付金具10がパワー
ユニット側に取り付けられるようになっている。
【0042】また一方、前記第二の取付金具12は、軸
方向中間部に段付部18を有する、大径部20と小径部
22とから成る段付円筒形状にて形成されている。また
、この第二の取付金具12における小径部22の開口側
端部には、かしめ部23が設けられている一方、段付部
18には、軸直角方向外方に広がるブラケット24が、
溶接等によって固着されている。そして、該ブラケット
24によって、かかる第二の取付金具12が車体側に取
り付けられるようになっている。
【0043】そうして、これら第一の取付金具10と第
二の取付金具12にあっては、該第二の取付金具12に
おける大径部20側の開口部が、第一の取付金具10の
小径側端部に向かって開口する状態で、互いに所定距離
を隔てて略同一軸心上に対向配置されている。
【0044】また、そのような配置状態下、第一の取付
金具10と第二の取付金具12との対向部間に、前記ゴ
ム弾性体14が介装されており、該ゴム弾性体14によ
って、それら両取付金具10,12が一体的に連結され
ている。このゴム弾性体14は、全体として略円錐台形
状を呈しており、且つ大径側端面には、凹所26が設け
られている。そして、その小径側端面に対して、第一の
取付金具10が加硫接着されている一方、その大径側端
部の外周面に対して、第二の取付金具12の大径部20
および段付部18の内周面が加硫接着されて成る一体加
硫成形品として形成されている。
【0045】なお、かかるゴム弾性体14は、第二の取
付金具12の内周面において、小径部22側にまで所定
長さで延出されており、それによって、周方向に連続し
た環状の支持部28が形成されている。
【0046】さらに、第二の取付金具12の内部には、
全体として略厚肉円盤形状を呈する仕切部材30が挿入
されて、収容配置されている。また、この仕切部材30
の軸方向外側面上には、外周縁部に環状金具31が加硫
接着された略薄肉円板状を呈する第一の可撓性膜として
の第一のダイヤフラム32と、開口周縁部に外フランジ
部34を有する浅底有底円筒状の保護金具36とが、そ
の外周縁部において重ね合わされて配設されている。そ
して、これら仕切部材30,第一のダイヤフラム32,
保護金具36にあっては、互いに重ね合わされた状態で
、その外周縁部を、前記ゴム弾性体14によって形成さ
れた支持部28と、第二の取付金具12のかしめ部23
との間で、軸方向に挟持されることにより、第二の取付
金具12に対して固定的に取り付けられている。
【0047】すなわち、それによって第二の取付金具1
2の内部が、仕切部材30によって軸方向両側に流体密
に仕切られており、以て、該仕切部材30に対して第一
の支持金具10側には、壁部の一部がゴム弾性体14に
て構成されてなる受圧室38が形成されている一方、仕
切部材30を挟んで該受圧室38と反対側には、壁部の
一部が第一のダイヤフラム32にて構成されてなる第一
の平衡室40が形成されている。また、これら受圧室3
8と第一の平衡室40には、それぞれ、所定の被圧縮性
流体が封入されている。なお、かかる封入流体としては
、例えば、水やアルキレングリコール、ポリアルキレン
グリコール、シリコーン油等が、好適に用いられること
となる。
【0048】そして、かかる受圧室38にあっては、ゴ
ム弾性体14の弾性変形に基づいて振動が入力されて、
内圧変動が惹起されることとなる。また一方、第一の平
衡室40にあっては、第一のダイヤフラム32の変形が
、該第一のダイヤフラム32と保護金具36との間に画
成された第一の空気室44にて許容されることにより、
その容積変化が容易に許容され得ることとなる。なお、
第一のダイヤフラム32を覆う保護金具36には、複数
個の通孔42が設けられており、第一の空気室44が外
部に連通されている。
【0049】また、これら受圧室38と第一の平衡室4
0とを仕切る仕切部材30は、薄肉の逆カップ形状を呈
する組付金具46の内部に、上金具48と下金具50と
が、中金具52を間に挟んで重ね合わされた状態で嵌入
されることにより、一体的に組み付けられてなる構造と
されている。
【0050】そして、その外周縁部には、上金具48と
下金具50との間に跨がって形成された螺旋状の凹溝が
組付金具46にて覆蓋されることにより、その両端部に
おいて受圧室38および第一の平衡室40に連通されて
、それら両室38,40間での流体の流動を許容する第
一のオリフィス通路54が形成されている。なお、本実
施例では、この螺旋状のオリフィス通路54を通じて流
動せしめられる流体の共振作用に基づいて、シェイク等
の低周波振動に対する高減衰効果が発揮され得るように
、該オリフィス通路54の長さや断面積がチューニング
されている。
【0051】さらに、仕切部材30の内部には、上金具
48と中金具52との間に位置して内部空所が形成され
ていると共に、かかる内部空所が、それら両金具48,
52間に介装された隔壁56によって、上金具48側と
中金具52側とに仕切られている。
【0052】また、この隔壁56によって仕切られた上
金具48側の空所内には、略薄肉円板形状を呈する第二
の可撓性膜としての第二のダイヤフラム58が配設され
ており、その内部が、かかる第二のダイヤフラム58に
よって、上金具48側と隔壁56側とに、流体密に二分
されている。そして、この第二のダイヤフラム58に対
して上金具48側には、前述の如き所定の非圧縮性流体
が封入されており、それによって第二の平衡室60が形
成されている。また、第二のダイヤフラム58に対して
隔壁56側には、かかる第二のダイヤフラム58の変形
を許容する作用室62が形成されている。
【0053】更にまた、仕切部材30には、上記第二の
平衡室60を受圧室38に連通せしめて、それら両室6
0,38間での流体の流動を許容する第二のオリフィス
通路64が、上金具48および組付金具46を貫通して
形成されている。ここにおいて、かかる第二のオリフィ
ス通路64は、第一のオリフィス通路54よりも大きな
流路断面積と短い流路長さとをもって形成されて、断面
積/長さの比が大きく設定されており、それによって、
アイドリング振動等の中乃至高周波振動に対して、該第
二のオリフィス通路64内を流動せしめられる流体の共
振作用に基づく低動ばね効果が、有効に発揮され得るよ
うにチューニングされている。
【0054】また一方、前記隔壁56によって仕切られ
た中金具52側の空所内には、略薄肉円板形状を呈する
第三の可撓性膜としての第三のダイヤフラム66が配設
されており、その内部が、かかる第三のダイヤフラム6
6によって、隔壁56側と中金具52側とに、気密に二
分されている。そして、この第三のダイヤフラム66に
対して隔壁56側には、補助空気室68が形成されてい
る一方、第三のダイヤフラム66を挟んで、該補助空気
室68と反対側には、中金具52および下金具50を貫
通して延びる連通路70を通じて大気中に連通せしめら
れた第二の空気室72が形成されている。即ち、かかる
第二の空気室72にて第三のダイヤフラム66の変形が
許容されることに基づいて、補助空気室68の容積変化
が容易に許容され得るようになっているのである。
【0055】さらに、上記作用室62と補助空気室68
とを仕切る隔壁56は、上下二枚の円板金具74,76
が、所定寸法を隔てて重ね合わされてなる構造とされて
おり、その内部に、接続空間78が形成されている。そ
して、この接続空間78は、上下円板金具74,76に
設けられた複数の通孔80を通じて、作用室62および
補助空気室68に、それぞれ連通せしめられており、そ
れによって、補助空気室68が、接続空間78を通じて
、作用室62に接続されている。
【0056】また、かかる接続空間78は、下金具50
,組付金具46および第二の取付金具12を貫通して設
けられた連通孔82に接続されている。更に、この連通
孔82の内部には、略円筒状の絞り部材83が内挿され
て嵌着されており、それによって、かかる連通孔82の
内径が絞られて、その内部を通じて流通せしめられる流
体(空気)に対して、所定の絞り作用を及ぼし、流通抵
抗を与えるようになっている。
【0057】そして、マウントの装着状態下、かかる連
通孔82には、空気管路84を介して、切換バルブ86
および負圧源88から成る空気圧作用手段が接続される
こととなる。即ち、それによって、該連通孔82に連通
せしめられた前記接続空間78、延いては作用室62と
補助空気室68が、切換バルブ86の切換操作に基づい
て、負圧源88と大気中とに択一的に連通せしめられる
ようになっているのである。
【0058】そうして、このようなエンジンマウントに
あっては、かかる切換バルブ86を切換操作することに
より、前記第一のオリフィス通路54と第二のオリフィ
ス通路64とが択一的に機能せしめられることとなり、
それによって、第一のオリフィス通路54による低周波
振動に対する高減衰効果と、第二のオリフィス通路64
による中乃至高周波振動に対する低動ばね効果とが、何
れも、有効に且つ択一的に発揮され得るのである。
【0059】より具体的には、シェイクやバウンス等の
低周波振動に対する防振効果が要求される状況下では、
連通孔82を負圧源88に接続するように、切換バルブ
86が切り換えられることとなる。即ち、それによって
、連通孔82から接続空間78を通じて、作用室62お
よび補助空気室68に負圧が及ぼされて、第二のダイヤ
フラム58および第三のダイヤフラム66が、それぞれ
、隔壁56側に吸引、吸着せしめられることとなる。
【0060】そして、その結果、作用室62が実質的に
消失せしめられて、第二の平衡室60における容積変化
、延いては第二のオリフィス通路64を通じての流体の
流動が阻止されることとなるのであり、以て、入力振動
によって惹起される受圧室38の内圧変動に基づいて、
第一の平衡室40との間で、第一のオリフィス通路54
を通じての流体の流動が有利に生ぜしめられ得て、該第
一のオリフィス通路54による高減衰効果が、有効に発
揮され得ることとなるのである。
【0061】しかも、上述の如きエンジンマウントにあ
っては、連通孔82内に配設された絞り部材83の絞り
作用によって、負圧源88による空気の吸引速度が制限
されることから、切換バルブ88の切換操作時における
、作用室62からの空気の急激な吸引が防止されること
となる。
【0062】そして、このように、負圧源88による空
気の吸引速度が制限されることにより、かかる空気の吸
引に伴う第二の平衡室60の容積増加速度が抑えられる
ことから、該第二の平衡室60の容積増加に伴って受圧
室38から流入せしめられる流体の流動速度が抑えられ
て、該受圧室38の急激な内圧低下が防止され得ること
となる。その結果、かかる受圧室38にあっては、第一
のオリフィス通路54を通って第一の平衡室40から受
圧室38に流動せしめられる流体により、その減少分が
速やかに補充されることとなり、該受圧室38内の大き
な容積の減少が、極めて有効に防止され得るのである。
【0063】なお、この絞り部材83によって制限され
る空気の吸引速度は、かかる空気の吸引に伴って生ぜし
められる第一の平衡室40、延いては受圧室38の容積
減少速度が、第一のオリフィス通路54を通って第一の
平衡室40から受圧室38に流動せしめられる流体の限
界流動速度よりも余り大きくならないように、設定する
ことが望ましい。即ち、それによって、受圧室38内の
内圧および容積の減少が、より有効に軽減乃至は防止さ
れ得るのである。
【0064】従って、このようなエンジンマウントによ
れば、切換バルブ88の切換操作時における、受圧室3
8の急激な内圧低下に起因する第一の取付金具10の変
位、延いてはそれに伴う振動やショックが、極めて有利
に軽減乃至は防止され得るのである。
【0065】また一方、アイドリング振動等の中乃至高
周波振動に対する防振効果が要求される状況下では、連
通孔82を大気中に開放するように、切換バルブ86が
切り換えられることとなる。即ち、それによって、連通
孔82から接続空間78を通じて、作用室62および補
助空気室68に空気が供給されて、それら作用室62お
よび補助空気室68が、ともに所定容積をもって現出さ
れることとなる。
【0066】そして、その結果、これら作用室62と補
助空気室68との協働作用に基づいて、第二のダイヤフ
ラム58の変形が容易に且つ有利に許容されて、第二の
平衡室60の容積変化が許容され得ることとなるのであ
り、以て、入力振動によって惹起される受圧室38の内
圧変動に基づいて、該第二の平衡室60との間で、第二
のオリフィス通路64を通じての流体の流動が有利に生
ぜしめられ得て、該第二のオリフィス通路64による低
動ばね効果が発揮され得ることとなるのである。
【0067】すなわち、上記作用室62にあっては、連
通孔82を通じて大気中に開放されてはいるものの、該
連通孔82に配設された絞り部材83の絞り作用によっ
て、自由な空気の出入りが制限されて空気バネが発生し
てしまうために、該作用室62のみでは、第二のダイヤ
フラム58に対して、その自由な変形を必ずしも許容し
得ないのであるが、前述の如く、壁部の一部を構成する
第三のダイヤフラム66の自由な変形が第二の空気室7
2によって許容される補助空気室68に対して、かかる
作用室62を連通せしめたことにより、該作用室62の
容積変化が、この補助空気室68によって有利に補填さ
れ得て、第二のダイヤフラム58の変形自由度が有利に
確保され得るのである。そして、それによって、第二の
平衡室60の容積可変性が充分に確保され得ることから
、上述の如き、第二のオリフィス通路を通じての流体の
流動が、有利に且つ安定して生ぜしめられ得て、かかる
流体の共振作用に基づく防振効果(低動ばね効果)が、
有効に発揮され得ることとなるのである。
【0068】因みに、上記本実施例の如く、連通孔82
内に絞り部材83を配設せしめて成る構造のマウント装
置において、補助空気室68を設けた場合と、設けない
場合とについて、それぞれ、中乃至高周波数域の入力振
動に対する防振特性(動ばね定数)を実測した結果を、
図3に併せ示すこととする。かかる実験結果からも、補
助空気室68の作用室62に対する容積補填作用に基づ
く、第二のオリフィス通路64による防振特性の向上効
果が、明らかである。
【0069】従って、上述の如き構造とされたエンジン
マウントにあっては、絞り部材83により吸引空気に及
ぼされる絞り作用と、補助空気室68による作用室62
に対する容積補填作用とに基づいて、前述の如き、防振
特性の切換操作を含む、第一及び第二のオリフィス通路
54,64によるマウントの防振特性が、極めて有効に
且つ安定して、しかもスムーズに、発揮され得ることと
なるのである。
【0070】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、これらは文字通りの例示であって、本発明は、か
かる具体例にのみ限定して解釈されるものではない。
【0071】例えば、補助空気室の形成位置は、前記実
施例のものに限定されるものでは決してなく、マウント
構造等を考慮し、第二の平衡室の容積変化を許容する作
用室に対して連通され得る適当な位置に、適宜設定され
得るものである。
【0072】また、前記実施例では、補助空気室166
,68の壁部の一部を構成する第三のダイヤフラム16
4,66の変形を許容する第二の空気室168,72が
、大気中に連通されていたが、第三のダイヤフラム16
4,66の変形を充分に許容し得る程度に、その容積を
確保することができる場合には、かかる第二の空気室1
68,72を必ずしも大気中に連通せしめる必要はない
【0073】更にまた、第二の実施例の如く、負圧の作
用通路に絞り部材を配設せしめて、マウント防振特性の
切換時における振動やショックを防止するに際しても、
かかる絞り部材の配設位置やその具体的構造は、具体的
に限定されるものではなく、負圧の作用通路上の任意の
位置に配設することが可能であり、しかも、例示の如き
絞り部材83を用いる他、空気管路そのものを細径化す
ること等によって構成することも可能である。
【0074】また、第一のオリフィス通路および第二の
オリフィス通路の具体的構造および形態は、マウント装
置に要求される防振特性等に応じて、適宜決定されるべ
きものであって、例示の如き具体例に限定されるもので
は決してない。
【0075】さらに、前記実施例では、第一のオリフィ
ス通路と第二のオリフィス通路とが、互いに独立して形
成されていたが、第一のオリフィス通路を、第二の平衡
室および第二のオリフィス通路を通じて受圧室に連通せ
しめることにより、それら第一のオリフィス通路と第二
のオリフィス通路とを、直列的な接続形態をもって形成
することも可能である。
【0076】加えて、前記実施例では、本発明を自動車
用エンジンマウントに対して適用したものの一実施例を
示したが、本発明は、その他、自動車用ボデーマウント
やデフマウント等、各種のマウント装置等に対して、何
れも、有効に適用され得るものであることは、言うまで
もないところである。
【0077】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り
、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは
、言うまでもないところである。
【0078】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされた流体封入式マウント装置においては
、補助空気室の作用室に対する容積補填作用により、作
用室を大気中に連通せしめた状態下、第二の平衡室に対
して及ぼされる、負圧の作用通路における流通抵抗に起
因する作用室の空気バネ作用が、効果的に解消され得る
ことから、第一のオリフィス通路および第二のオリフィ
ス通路に基づく所期の防振効果が、何れも、有効に且つ
安定して発揮され得るのである。
【0079】また、負圧の作用通路上に絞り手段を配設
せしめて成る請求項2に記載の流体封入式マウント装置
においては、かかる絞り手段により、作用室に負圧力を
及ぼしめて防振特性を切り換えるに際しての、振動やシ
ョックの発生が効果的に防止され得ることから、マウン
ト防振特性の切換作動も、極めてスムーズに為され得る
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての自動車用エンジンマ
ウントを示す縦断面説明図である。
【図2】本発明の別の実施例としての自動車用エンジン
マウントを示す縦断面説明図である。
【図3】図2に示されている如き、絞り部材を備えたエ
ンジンマウントにおいて、補助空気室を設けた場合と設
けない場合とについて、それぞれ、中乃至高周波振動に
対する防振特性を測定した結果を示すグラフである。
【符号の説明】
10,100  第一の取付金具 12,102  第二の取付金具 14,104  ゴム弾性体 30,126  仕切部材 32,138  第一のダイヤフラム 38,136  受圧室 40,140  第一の平衡室 54,146  第一のオリフィス通路56  隔壁 58,148  第二のダイヤフラム 60,150  第二の平衡室 62,154  作用室 64,152  第二のオリフィス通路66,164 
 第三のダイヤフラム 68,166  補助空気室 70,172  連通路 72,168  第二の空気室 78  接続空間 80  通孔 82  連通孔 83  絞り部材 84  空気管路 86,174  切換バルブ 88,162  負圧源 160  管体 170  連通孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  振動入力方向に所定距離を隔てて配置
    された第一の取付部材および第二の取付部材と、該第一
    の取付部材と該第二の取付部材との間に介装されて、そ
    れら両部材を互いに連結するゴム弾性体と、該ゴム弾性
    体にて壁部の一部が構成されて、振動入力時に内圧変動
    が惹起される、内部に所定の非圧縮性流体が封入されて
    なる受圧室と、該受圧室に対して独立して形成された、
    壁部の一部が第一の可撓性膜にて構成されて、該第一の
    可撓性膜の変形に基づいて容積変化が許容される、内部
    に所定の非圧縮性流体が封入されてなる第一の平衡室と
    、前記受圧室と該第一の平衡室とを互いに連通せしめて
    、それら両室間での流体の流動を許容する第一のオリフ
    ィス通路と、前記受圧室および前記第一の平衡室に対し
    て独立して形成された、壁部の一部が第二の可撓性膜に
    て構成されて、該第二の可撓性膜の変形に基づいて容積
    変化が許容される、内部に所定の非圧縮性流体が封入さ
    れてなる第二の平衡室と、前記受圧室と該第二の平衡室
    とを互いに連通せしめて、それら両室間での流体の流動
    を許容する、前記第一のオリフィス通路よりも断面積/
    長さの比が大きい第二のオリフィス通路と、前記第二の
    可撓性膜を挟んで、前記第二の平衡室とは反対側に形成
    されて、該第二の可撓性膜の変形を許容する作用室と、
    該作用室に負圧を及ぼしめて、前記第二の可撓性膜の変
    形を制御する空気圧作用手段と、前記作用室に連通され
    て、該作用室の容積変化を補填し得る、壁部の一部が第
    三の可撓性膜にて構成されて、該第三の可撓性膜の変形
    に基づいて容積変化が許容される補助空気室とを、有す
    ることを特徴とする流体封入式マウント装置。
  2. 【請求項2】  前記空気圧手段による、前記作用室に
    対する負圧の作用通路に、負圧作用時における該作用室
    の減圧速度を制限する絞り手段を設けた請求項1記載の
    流体封入式マウント装置。
JP3174579A 1991-06-18 1991-06-18 流体封入式マウント装置 Expired - Lifetime JP2924317B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3174579A JP2924317B2 (ja) 1991-06-18 1991-06-18 流体封入式マウント装置
US07/920,647 US5246212A (en) 1991-06-18 1992-07-28 Fluid-filled elastic mount having vacuum-receiving chamber and auxiliary air chamber for accommodating volumetric change of equilibrium chamber
FR9209441A FR2694354B1 (fr) 1991-06-18 1992-07-30 Support élastique à remplissage de fluide comportant une chambre de réception de vide et une chambre d'air auxiliaire pour permettre les variations de volume d'une chambre d'équilibre.
DE4225884A DE4225884C2 (de) 1991-06-18 1992-08-05 Fluid-gefülltes elastisches Lager zum elastischen Verbinden zweier Bauteile

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3174579A JP2924317B2 (ja) 1991-06-18 1991-06-18 流体封入式マウント装置
FR9209441A FR2694354B1 (fr) 1991-06-18 1992-07-30 Support élastique à remplissage de fluide comportant une chambre de réception de vide et une chambre d'air auxiliaire pour permettre les variations de volume d'une chambre d'équilibre.
DE4225884A DE4225884C2 (de) 1991-06-18 1992-08-05 Fluid-gefülltes elastisches Lager zum elastischen Verbinden zweier Bauteile

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04370432A true JPH04370432A (ja) 1992-12-22
JP2924317B2 JP2924317B2 (ja) 1999-07-26

Family

ID=27204051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3174579A Expired - Lifetime JP2924317B2 (ja) 1991-06-18 1991-06-18 流体封入式マウント装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5246212A (ja)
JP (1) JP2924317B2 (ja)
DE (1) DE4225884C2 (ja)
FR (1) FR2694354B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6425575B1 (en) * 1999-09-10 2002-07-30 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Switchably controlled liquid sealed type vibration isolator
JP2005113978A (ja) * 2003-10-06 2005-04-28 Bridgestone Corp 防振装置
CN106979271A (zh) * 2017-05-04 2017-07-25 湘潭大学 一种新型活塞内流道磁流变减振器

Families Citing this family (50)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5351138A (en) * 1990-04-24 1994-09-27 Ricoh Company, Ltd. Image area discriminating device
DE4238752C1 (de) * 1992-11-17 1994-05-11 Boge Gmbh Hydraulisch dämpfendes Motorlager
FR2713297B1 (fr) * 1993-12-02 1996-02-23 Hutchinson Perfectionnements aux dispositifs antivibratoires hydrauliques.
JPH0932878A (ja) * 1995-07-19 1997-02-04 Bridgestone Corp 防振装置
JP3362575B2 (ja) * 1995-09-29 2003-01-07 東海ゴム工業株式会社 マウント装置およびその製造方法
JP3051950B2 (ja) * 1996-07-26 2000-06-12 東洋ゴム工業株式会社 液封入式防振装置およびその組立て方法
JPH1038001A (ja) * 1996-07-26 1998-02-13 Tokai Rubber Ind Ltd ゴムマウント用ブラケットおよびその製造方法
JP3551671B2 (ja) * 1996-12-24 2004-08-11 東海ゴム工業株式会社 流体封入式防振装置
JP3637710B2 (ja) * 1996-12-25 2005-04-13 東海ゴム工業株式会社 流体封入式防振装置
JP3551673B2 (ja) * 1996-12-25 2004-08-11 東海ゴム工業株式会社 流体封入式防振装置
US5799930A (en) * 1997-01-30 1998-09-01 Means Industries, Inc. Body mount assembly
US6082718A (en) * 1997-03-03 2000-07-04 Toyoda Gosei Co., Ltd. Liquid-sealing type vibration isolating apparatus
JP3557837B2 (ja) * 1997-03-25 2004-08-25 東海ゴム工業株式会社 流体封入式防振装置
US6158415A (en) * 1997-06-02 2000-12-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Idling speed control device of internal combustion engine and variable vibration isolating support device
JP3414245B2 (ja) * 1998-01-14 2003-06-09 東海ゴム工業株式会社 流体封入式防振装置
JPH11230245A (ja) * 1998-02-10 1999-08-27 Tokai Rubber Ind Ltd 空気圧加振式の能動型制振器
JPH11247919A (ja) 1998-03-04 1999-09-14 Tokai Rubber Ind Ltd 流体封入式能動型防振装置
DE19816763C1 (de) * 1998-04-16 1999-08-26 Freudenberg Carl Fa Schaltbares, hydraulisch dämpfendes Lager
JP3564601B2 (ja) * 1998-06-09 2004-09-15 東洋ゴム工業株式会社 液体封入式防振装置
US6375173B1 (en) 1999-04-15 2002-04-23 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Vibration-isolating apparatus and metal stopper therefor
JP3707294B2 (ja) * 1999-04-20 2005-10-19 東海ゴム工業株式会社 空気圧式能動型防振装置
JP3663482B2 (ja) 1999-05-27 2005-06-22 東洋ゴム工業株式会社 切替型液封入式防振装置
US6435487B1 (en) 1999-07-12 2002-08-20 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Liquid sealed type vibration isolator
JP2001090761A (ja) 1999-07-21 2001-04-03 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 防振装置
JP3353082B2 (ja) 2000-02-01 2002-12-03 東洋ゴム工業株式会社 切替型液封入式防振装置
US6361031B1 (en) * 2000-02-25 2002-03-26 Delphi Technologies, Inc. Adaptive hydraulic engine mount
JP2001343045A (ja) * 2000-03-30 2001-12-14 Tokai Rubber Ind Ltd 空気圧加振式の流体封入式防振装置
JP4261038B2 (ja) * 2000-08-24 2009-04-30 東洋ゴム工業株式会社 制御型液封入式防振装置
US6485005B1 (en) * 2000-11-03 2002-11-26 Delphi Technologies, Inc. Hydraulic mount with gas spring supported decoupler
US6422545B1 (en) * 2001-02-09 2002-07-23 Delphi Technologies, Inc. Vacuum actuated active decoupler mount
JP3757829B2 (ja) * 2001-07-16 2006-03-22 東海ゴム工業株式会社 流体封入式防振装置
JP2003074619A (ja) * 2001-09-05 2003-03-12 Tokai Rubber Ind Ltd 能動型流体封入式防振装置
JP3714239B2 (ja) * 2001-11-22 2005-11-09 東海ゴム工業株式会社 流体封入式防振装置
DE60330217D1 (de) * 2002-10-22 2010-01-07 Nissan Motor Schwingungsdämpfendes Motorlager für Brennkraftmaschine
JP4016869B2 (ja) * 2003-03-31 2007-12-05 東海ゴム工業株式会社 流体封入式エンジンマウント
JP4330437B2 (ja) * 2003-12-12 2009-09-16 東海ゴム工業株式会社 流体封入式防振装置
US7513491B2 (en) * 2004-08-09 2009-04-07 Honda Motor Co., Ltd. Engine mount system
JP2007078127A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Tokai Rubber Ind Ltd 流体封入式防振装置
GB201212534D0 (en) * 2012-07-13 2012-08-29 Dtr Vms Ltd Hydraulically damped mountinf device
KR101488318B1 (ko) * 2013-07-12 2015-01-30 현대자동차주식회사 엔진마운트
FR3017673B1 (fr) * 2014-02-14 2016-02-12 Hutchinson Support antivibratoire hydraulique pilotable
DE102015006653B4 (de) * 2015-05-22 2017-07-06 Audi Ag Aktiv schaltbares, hydraulisch dämpfendes Aggregatelager für ein Kraftfahrzeug
JP6794158B2 (ja) * 2015-08-21 2020-12-02 株式会社ブリヂストン 防振装置
US9895965B2 (en) * 2015-10-27 2018-02-20 Ford Global Technologies, Llc Passively controlled dual-state vacuum switchable mount
US10215252B2 (en) * 2016-09-06 2019-02-26 Vibracoustic North America L.P. Hydraulic body mount
US10544851B2 (en) * 2017-02-23 2020-01-28 Ford Global Technologies, Llc Vehicular vibration isolation system and apparatus
US10328944B2 (en) * 2017-04-04 2019-06-25 Ford Global Technologies, Llc Systems and methods for active engine mount diagnostics
KR102365152B1 (ko) * 2017-07-14 2022-02-18 현대자동차주식회사 하이드로 엔진마운트
US10690217B2 (en) 2017-09-11 2020-06-23 Beijingwest Industries Co., Ltd. Magnetically dynamic damping assembly
KR102509209B1 (ko) * 2018-02-13 2023-03-13 현대자동차주식회사 듀얼 맴브레인 내장형 노즐플레이트를 가지는 엔진 마운트

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3244296A1 (de) * 1982-11-30 1984-05-30 Metzeler Kautschuk GmbH, 8000 München Zweikammer-motorlager mit hydraulischer daempfung
EP0115417B1 (en) * 1983-01-25 1989-04-19 Avon Industrial Polymers Limited Hydraulically damped mounting device
GB8313111D0 (en) * 1983-05-12 1983-06-15 Avon Ind Polymers Hydraulically damped mounting
DE3421135A1 (de) * 1984-06-07 1985-12-12 Audi AG, 8070 Ingolstadt Hydraulisches motorlager
JPS61274132A (ja) * 1985-05-30 1986-12-04 Toyoda Gosei Co Ltd 液封入防振装置
US4712777A (en) * 1986-08-25 1987-12-15 Lord Corporation Fluid filled vibration isolator having precisely adjustable dynamic operating characteristics
GB8800673D0 (en) * 1988-01-13 1988-02-10 Avon Ind Polymers Hydraulically damped mounting device
US4901986A (en) * 1988-03-07 1990-02-20 General Motors Corporation Air bladder controlled hydraulic engine mount
US4840358A (en) * 1988-03-28 1989-06-20 General Motors Corporation Hydraulic engine mount with air bladder tuning
US4828234A (en) * 1988-09-26 1989-05-09 General Motors Corporation Hydraulic engine mount with self-pumping air bladder
JPH0362243U (ja) * 1989-10-21 1991-06-18
JP2843088B2 (ja) * 1990-02-02 1999-01-06 東海ゴム工業株式会社 流体封入式マウント装置
JPH0689803B2 (ja) * 1990-06-26 1994-11-14 東海ゴム工業株式会社 流体封入式マウント装置
JPH04262138A (ja) * 1991-02-14 1992-09-17 Tokai Rubber Ind Ltd 流体封入式マウント装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6425575B1 (en) * 1999-09-10 2002-07-30 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Switchably controlled liquid sealed type vibration isolator
US6554263B2 (en) * 1999-09-10 2003-04-29 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Switchably controlled liquid sealed type vibration isolator
JP2005113978A (ja) * 2003-10-06 2005-04-28 Bridgestone Corp 防振装置
CN106979271A (zh) * 2017-05-04 2017-07-25 湘潭大学 一种新型活塞内流道磁流变减振器

Also Published As

Publication number Publication date
DE4225884A1 (de) 1994-02-10
FR2694354B1 (fr) 1994-10-28
FR2694354A1 (fr) 1994-02-04
US5246212A (en) 1993-09-21
JP2924317B2 (ja) 1999-07-26
DE4225884C2 (de) 1994-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04370432A (ja) 流体封入式マウント装置
JP2843088B2 (ja) 流体封入式マウント装置
US5314173A (en) Fluid-filled elastic mount having vacuum-receiving chamber partially defined by elastic member for isolating high-frequency vibrations
JP2884799B2 (ja) 流体封入式マウント装置
JP3194345B2 (ja) 流体封入式マウント装置
JPH0689803B2 (ja) 流体封入式マウント装置
JPH03157535A (ja) 流体封入式筒型マウント装置
JP3551673B2 (ja) 流体封入式防振装置
JP4016869B2 (ja) 流体封入式エンジンマウント
JP3738717B2 (ja) 空気圧式能動型防振体およびそれを用いた防振装置
JP3039102B2 (ja) 流体封入式マウント装置
JP4158110B2 (ja) 空気圧切換型の流体封入式エンジンマウント
JP2944470B2 (ja) 液封防振ゴム装置
JP2884804B2 (ja) 流体封入式マウント装置
JPH02129426A (ja) 流体封入式マウント装置
JP4158111B2 (ja) 空気圧切換型の流体封入式エンジンマウント
JP3721913B2 (ja) 流体封入式防振装置
JP3407616B2 (ja) 流体封入式防振装置
JPH0389043A (ja) 流体封入式防振マウント
JP2657550B2 (ja) 流体封入式マウント装置
JPH0389044A (ja) 流体封入式防振マウント
JPH02240430A (ja) 流体封入式筒型マウント装置
JPH04272532A (ja) 液封入防振装置
JPH02245538A (ja) 流体封入式筒型マウント装置
JPH04277340A (ja) 流体封入式マウント装置