JPH04272532A - 液封入防振装置 - Google Patents

液封入防振装置

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Publication number
JPH04272532A
JPH04272532A JP33923290A JP33923290A JPH04272532A JP H04272532 A JPH04272532 A JP H04272532A JP 33923290 A JP33923290 A JP 33923290A JP 33923290 A JP33923290 A JP 33923290A JP H04272532 A JPH04272532 A JP H04272532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
opening
valve body
drive shaft
opened port
Prior art date
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Pending
Application number
JP33923290A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Hayashi
量敏 林
Nobuhiko Sakamoto
坂本 伸彦
Takashi Maeno
隆 前野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication of JPH04272532A publication Critical patent/JPH04272532A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は液封入防振装置に関し、特に広い範囲の振動伝
達を効果的に防止する液封入防振装置の構造改良に関す
る。
[従来の技術] 液封入防振装置は振動体を支持する防振ゴム体内に液室
を形成し、密封液の絞り流路流通に伴う抵抗減衰により
特に車両シェイク振動等の低周波大振幅振動を効果的に
低減するものである。かかる液封入防振装置において、
上記シェイク振動とほぼ同一周波数域にあるアイドリン
グ振動についてはその吸収低減を図ることが望ましい。
そこで、例えば特開昭61−55427号公報には、厚
肉防振ゴム壁を室壁とする主液室と薄肉ゴムシートを室
壁とする副液室を区画する仕切板に、絞り流路以外に密
封液が抵抗なく流通する連通流路としての円孔を形成し
てこれを通常は弁体で閉じ、アイドリング振動等の入力
時に上記円孔を開いて密封液の自由流通を可能にして振
動吸収作用を発揮せしめる防振装置が提案されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記提案装置における弁体は、副液室内に挿
入された駆動軸の先端に平板状弁体を形成してこれを副
液室側より上記円孔に押付けて閉鎖するものであり、収
縮変形時に主液室内に発生する大きな正圧に対抗して弁
体を確実に支持するためには弁体およびその駆動機構を
強力なものにする必要があり、大形化と重量増が避けら
れない。
そこで、弁体駆動軸を円孔内に挿通して円孔内周により
駆動軸をガイドせしめることが考えられるが、これによ
ると円孔断面積が減少して円孔開放時の速やかな液流通
が妨げられるという新たな問題を生じる。
本発明はかかる課題を解決するもので、弁体等の大形化
を招くことなく、かつ弁体開放時の速やかな液流通を可
能として振動吸収の即応性に優れた液封入防振装置を提
供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の構成を説明すると、液封入防振装置は、振動体
を支持する厚肉の防振ゴム壁1により主液室Aを形成す
るとともに、薄肉のゴムシート2により副液室Bを形成
し、これら液室A、Bを区画する仕切板3に、両液室A
、B間に密封液を高抵抗で流通せしめる絞り流路34と
、該絞り流路34よりも小さい抵抗で上記両液室A、B
間に密封液を流通せしめる連通流路35とを形成し、駆
動軸4を上記連通流路35の開口351を副液室B側よ
り主液室A側へ挿通せしめて設けて、上記駆動軸4にそ
の軸方向動に応じて上記開口周縁352に離接してこれ
を開閉する弁体41を形成し、かつ、上記開口周縁35
2ないしこれを通過する駆動軸4外周のいずれかの一部
に、開口開放時の液流通路となる凹所353、42を形
成したものである。
[作用] 上記構成の液封入防振装置においては、駆動軸4を開口
351内へ挿通して開口内周によりガイドするようにな
したから、主液室Aの大きな内圧に対して充分な耐久力
を有し、弁体41および駆動軸4等の大形化が避けられ
る。
開口開放時には、開口周縁352より弁体41が離れる
と、開口周縁352ないし駆動軸4の一部に形成した凹
所353、42内を密封液が抵抗なく流通し、即応的に
振動吸収作用がなされる。
そして、上記凹所353、42を設けたことにより、駆
動軸4をほぼ隙のない状態で開口351内に挿通しても
密封液の流通が確保されるから、開口周縁352にガイ
ドされた駆動軸4のスムーズな軸方向動が保証される。
[第1実施例] 第1図において、筒状に成形された側板5内には上方開
口を閉鎖するように厚肉の防振ゴム壁1が配設され、そ
の外周は側板5の内周に接合されている。上記防振ゴム
壁1には中心部に連結部材11が埋設され、これに形成
したネジ穴12にエンジン等の振動体がボルト連結され
る。
上記側板5内には下方より仕切板3が挿置されて筒内空
間を上下に区画し、仕切板3の上方に上記防振ゴム壁1
を室壁とする主液室Aが形成されている。仕切板3は、
上記側板5の段付拡径部に当接する大径部と小径部を有
する主板31、該主板31の小径部外周と側板5内周と
の間に位置する筒状スペーサ板33、および主板31の
上面に接して位置せしめられた上板32より構成されて
いる。
上記主板31の小径部内には、一端が上記上板32を貫
通して主液室Aに開口するとともに、他端が板内をほぼ
半周して(第2図)中心部に設けた開口351に至る連
通流路35が形成されている。上記開口351の周縁3
52は上方へ開くテーパ状に成形されるとともに、上記
連通流路35に通じる部分は扇形に切り欠かれて凹所3
53となっている。
上記開口351を下方より挿通して駆動軸4が設けてあ
り、その上端部は大径の弁体41となり(第3図)、弁
体41の下面は上記開口周縁352に沿うテーパ面とし
てある(第4図)。上記駆動軸4は開口351内をほぼ
隙なく通っている。
上記仕切板3の下方には薄肉のゴムシート2が配設して
あり、該ゴムシート2は内周縁が上記駆動軸4の外周に
接合され、外周縁が主板31外周下面とスペーサリング
51との間に挟着されている。しかして、ゴムシート2
の上方にこれを室壁とする副液室Bが形成され、この副
液室Bは上記連通流路35以外に、主板31の小径部外
周に形成された絞り流路34によっても上記主液室Aと
連通している。
上記駆動軸4は、下端のバネ受け板43と底板6との間
に配設したコイルバネ7により支持されており、バネ受
け板43と側板5内周との間に上記ゴムシート2の下方
空間を上下に区画するダイヤフラム8が張設してある。
しかして、上記ダイヤフラム8の上方空間は側板5に設
けた小孔により外部に通じて空気室Cとなっており、ま
た、ダイヤフラム8の下方空間は底板6中心に設けた継
手部材61に接続される管路の途中に設けた電磁弁によ
り負圧源と大気に選択的に連通せしめられる減圧室Dと
なっている。
かかる防振装置は、側板5の外周面に突設した支持ブラ
ケット52により車両フレームに固定される。
上記構造の液封入防振装置において、車両走行中にシェ
イク振動が入力している場合には、減圧室Dに負圧を供
給してコイルバネ7のバネ力に抗して駆動軸4を下降移
動せしめ、弁体41により開口351と凹所353を閉
鎖する。振動入力に伴い容積が変化する主液室A内には
大きな圧力が発生し、装置のバネ定数が増大するととも
に密封液が絞り流路34を経て流通して大きな振動減衰
力を生じる。この場合の装置の動バネ定数と減衰係数の
一例を第5図の線x、yで示し、シェイク振動の周波数
領域Aで両者はいずれも大きくなり、効果的な振動抑制
がなされる。
この場合、主液室A内に発生する正圧は非常に大きくな
るが、弁体41は主液室A側より上記開口351と凹所
353を閉鎖しているため、大きな正圧は背圧となって
開口閉鎖に寄与し、減圧室Dの負圧は主液室Aに発生す
る比較的小さな負圧に対抗して弁体41を閉鎖状態に維
持すれば良く、駆動軸4や弁体41の強化は不要である
。しかして、これら駆動軸4等の大形化および重量増が
避けられる。
また、弁体41と開口周縁352はテーパ面によって互
いに接するから、比較的薄い弁体により十分な接触面積
が確保でき、確実な開口閉鎖が可能である。
さらに、減圧室Dの負圧とコイルバネ7のバネ力により
弁体41を駆動するものであるから、駆動機構は簡単で
あり、負圧源としてはエンジン吸気管圧等が手軽に利用
できる。
アイドリング時には上記減圧室Dへ大気を供給すると、
駆動軸4はコイルバネ7のバネ力により上昇移動せしめ
られて上記開口351と凹所353を開く(第1図の状
態)。アイドリング振動により上記主液室Aの容積が変
化すると、これに応じて密封液は上記連通流路35を経
て副液室Bへ自由に流通し、主液室Aに発生する内圧が
低下して装置バネ定数は小さくなる。また、絞り流路3
4を経由する液流通も少なくなつて、装置の発生減衰力
は小さくなる。この場合の装置の動バネ定数と減衰係数
の一例を第5図の線x、yで示し、アイドリングの周波
数領域Aで両者はいずれも小さくなり、効果的な振動吸
収がなされる。
この開口開放時において、弁体41がある程度上昇する
と、密封液は連通流路35より凹所353を経て円滑に
両液室A、B間に流通し、即応性のある振動吸収作用が
実現される。
そして、上記駆動軸4はほぼ全周が開口351内に殆ど
隙のない状態で挿入されていることにより、開口周縁3
52にガイドされてスムーズに上下動せしめられる。
[第2実施例] 上記第1実施例では連通流路の開口周縁の一部を切り欠
いて凹所としたが、第6図、第8図、および第9図に示
すように、駆動軸4の開口挿通部に、側面に開放する矩
形の凹所42を形成して、これを連通流路35と通じる
ようにしても同様の効果がある。
この場合には、上記開口周縁352の一部を切り欠く必
要がないから(第7図)、駆動軸4は全周が開口周縁に
ガイドされることになり、さらにスムーズな上下動が実
現される。
また、弁体41をより軽量化できるため、開口開閉にか
かる時間を短縮できる。
[第3実施例] 第10図において、駆動軸4は全周が開口351内に殆
ど隙のない状態で挿通されてガイドされており、弁体4
1は上記駆動軸4の中間位置に外周より突出して形成さ
れて、上記開口351の開口縁352を下方より閉鎖し
ている。そして、上記弁体形成部を境として駆動軸4の
上半部には側面に開放して連通流路35に通じる矩形の
凹所42が形成してある。
かかる構造によれば、減圧室Dに負圧を供給すると弁体
41が下方へ移動して開口351が開放され、連通流路
35より上記凹所42を経て円滑に両液室A、B間に密
封液が流通して速かな振動吸収作用がなされる。
本実施例では上記第2実施例の効果に加えて、減圧室D
に負圧を供給するのはアイドリング時のみで良いから省
エネルギー上好ましく、また、負圧供給系に故障を生じ
た場合にはコイルバネ7のバネ力により弁体41は閉鎖
状態となるから、通常走行時の防振特性に悪影響を及ぼ
すことはない。
[第4実施例] 第11図に示す如く、ゴムシート2とダイヤフラム8の
間の空気室Cを大気に連通せしめず密封された空間とな
せば、駆動軸4の下降に伴なう変形に対して空気バネ力
を生じるから、減圧室Dのコイルバネ7(第1図)を省
略することができる。
また、ゴムシート2に適度な弾性を有するものを使用す
れば、その弾性力により駆動軸を支持することができ、
同様に上記コイルバネ7を不要とすることができる。
[発明の効果] 以上の如く、本発明の液封入防振装置によれば、小形か
つ軽量な弁体および駆動機構により連通流路の確実な開
閉が可能であるとともに、開口開放時の即応性にも優れ
、かつ弁体駆動軸のスムーズな作動をも実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の第1実施例を示し、第1
図は防振装置の全体縦断面図、第2図は仕切板の主板の
平面図、第3図は弁体の平面図、第4図はその先端部側
面図、第5図は装置特性図、第6図ないし第9図は本発
明の第2実施例を示し、第6図は防振装置の全体縦断面
図、第7図は仕切板の主板の平面図、第8図は弁体の平
面図、第9図はその先端部側面図、第10図は本発明の
第3実施例を示す防振装置の全体断面図、第11図は本
発明の第4実施例を示す防振装置の全体断面図である。 1…防振ゴム壁 2…ゴムシート 3…仕切板 34…絞り流路 35…連通流路 351…開口 352…開口周縁 4…駆動軸 41…弁体 A…主液室 B…副液室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 振動体を支持する厚肉の防振ゴム壁により主液室を形成
    するとともに、薄肉のゴムシートにより副液室を形成し
    、これら液室を区画する仕切板に、両液室間に密封液を
    高抵抗で流通せしめる絞り流路と、該絞り流路よりも小
    さい抵抗で上記両液室間に密封液を流通せしめる連通流
    路とを形成し、駆動軸を上記連通流路の開口を副液室側
    より主液室側へ挿通せしめて設けて、上記駆動軸にその
    軸方向動に応じて上記開口周縁に離接してこれを開閉す
    る弁体を形成し、かつ、上記開口周縁ないしこれを通過
    する駆動軸外周のいずれかの一部に、開口開放時の液流
    通路となる凹所を形成したことを特徴とする液封入防振
    装置。
JP33923290A 1990-09-07 1990-11-30 液封入防振装置 Pending JPH04272532A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33923290A JPH04272532A (ja) 1990-09-07 1990-11-30 液封入防振装置

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JP23823290 1990-09-07
JP28949690 1990-10-26
JP2-238232 1990-10-26
JP2-289496 1990-10-26
JP33923290A JPH04272532A (ja) 1990-09-07 1990-11-30 液封入防振装置

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JP (1) JPH04272532A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5667205A (en) * 1995-03-22 1997-09-16 Yamashita Rubber Kabushiki Kaisha Fluid-sealed type anti-vibration rubber device
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