JP2944470B2 - 液封防振ゴム装置 - Google Patents

液封防振ゴム装置

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JP2944470B2
JP2944470B2 JP17429995A JP17429995A JP2944470B2 JP 2944470 B2 JP2944470 B2 JP 2944470B2 JP 17429995 A JP17429995 A JP 17429995A JP 17429995 A JP17429995 A JP 17429995A JP 2944470 B2 JP2944470 B2 JP 2944470B2
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orifice
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valve
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修 丸山
和俊 佐鳥
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YAMASHITA GOMU KK
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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車のサスペンショ
ンマウントゴムやエンジンマウントゴムのような液封防
振ゴム装置であって、外部手段で内圧を制御するものに
関する。
【0002】
【従来の技術】このような液封防振ゴム装置は公知であ
り、例えば、実開平3−46035号には機械式のもの
として、液室内に回転部材を設け、この回転部材の回転
によって内圧を制御するものが示され、また、特開平5
−172180号には電磁駆動されるベローズ等の振動
部が振動することによって内圧を制御する電気式のもの
が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記回転部
材を用いた機械式の場合は、構造が複雑になり、部品点
数が多く、回転部材の回転部における耐久性とシール性
の確保が困難であるため使用中の性能変化が大きくなっ
てしまうという問題がある。
【0004】一方、前記電気式の場合は、構造が複雑で
部品点数が多いばかりでなく、作動液に磁性流体を使用
するため、これが温度変化に伴って性能が変化するこ
と、並びに作動液の経時変化が発生することによって性
能保証が困難になるという問題がある。
【0005】そのうえ、ベローズ等の振動部周囲が作動
液中にあるため、振動部の振動に伴う流体抵抗が大きく
なり、それだけ必要な駆動電力の消費量が多くなるとと
もにシールも難しくなってしまう。
【0006】そのうえ、低周波領域(9〜15Hz)に
おいては減衰を必要とし、アイドル時振動領域(20〜
30Hz)では大幅な低動バネが要求され、さらに一般
走行時における主体的な振動(30Hz以上)に対して
も適度な低動バネが要求されるため、このような実際の
走行状態に即したキメ細かな制御を要求される。そこで
本願は係る問題を解決するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願にかかる液封防振ゴム装置は、車体側又は振動部材
側のいずれか一方へ取付けられる第1の連結部材と、他
方へ取付けられる第2の連結部材と、これら両部材間に
設けられるゴムブロックとを備え、これら第1及び第2
の連結部の間に少なくともゴムブロックの一部を用いて
閉空間を形成し、この閉空間内を仕切部材により複数の
液室に区画して各液室間をオリフィス通路で連通した液
封防振ゴム装置において、液室を形成する第1又は第2
の連結部の壁部内側をゴムブロックから連続する部分で
あるゴム壁で覆い、このゴム壁で覆われた第1又は第2
の連結部の壁部の一部に開口部を設け、この開口部に相
当するゴム壁部分を可動壁部とし、この可動壁部を前記
開口部から外方へ向かって弾性変形可能にし、この弾性
変形を外部に設けた制御手段により移動制御するととも
に、可動壁部が臨む液室側の仕切部材表面に、オリフィ
ス通路の開口部として常時開口する第1の開口部と、開
閉される第2の開口部を設け、この第2の開口部を開閉
するための通路長可変弁を仕切部材表面でスライド移動
可能に前記可動壁から仕切部材の中央へ向かって突出さ
せ、第2の開口部を閉じたときオリフィス通路が長くな
り、第2の開口部を開いたときオリフィス通路が短くな
るようオリフィス長を可変制御することを特徴とする。
【0008】なお、オリフィス通路は一本だけの単一の
通路で構成することも、2本以上の複数本で構成するこ
ともできる。一本で構成する場合には、オリフィス通路
の両端を常時開口し各液室を連通する一対の通路端開口
部と、このオリフィス通路の途中に開口し一の液室と連
通する中間開口部を設けるとともに、可動壁部の移動に
より通路長可変弁で中間開口部を開閉してオリフィス通
路の長さを可変にすることができる。
【0009】この通路長可変弁を制御する手段は外部か
らの負圧によって可動壁部を移動制御する外部エア制御
装置にすることもできる。
【0010】また、可動壁部の外側を剛性のあるケース
部材で覆うとともに、可動壁部の一部を厚肉にしてケー
ス部材側へ突出する変形規制部を設けることもできる。
【0011】さらに、 通路長可変弁に突起部を設け、
この突起部が通路長可変弁の閉弁時に中間開口部へ嵌合
し、開弁時に中間開口部の開口縁に乗り上げて通路長可
変弁を仕切部材から離すように持ち上げるようにするこ
ともでき、この突起部に斜面部を形成することもでき
る。
【0012】また、複数のオリフィス通路を設ける液封
防振ゴム装置にも用いることができ、この場合、各液室
を常時連通する少なくとも一本の減衰オリフィスと、可
動壁部の移動により可動壁部に一体に設けられた通路長
可変弁でその入口又は出口を開閉することにより各液室
間を連通又は閉止の切替可能な前記減衰オリフィスより
オリフィス長の短いアイドルオリフィスとすることがで
きる。
【0013】
【作用】まず、低周波振動領域(9〜15Hz)の振動
に対して乗り心地をよくするには、可動壁部を自由にす
ることにより、通路長可変弁で第2の開口部を閉じる。
これにより実質的オリフィス長は長くなるため、流体共
振を低周波振動領域(9〜15Hz)から発生すること
ができるようになり、この領域で有効な減衰特性を得る
ことができる。
【0014】アイドル振動領域(20〜30Hz)にお
いては、可動壁部を負圧などによって移動制御し、通路
長可変弁を開くと第2の開口部が液室と連通し、実質的
オリフィス長は短くなる。このため、この領域に動バネ
の極小値を設定でき、動バネを大幅に低減できる。
【0015】さらに、一般走行時では、可動壁部を移動
制御せず、かつ第2の開口部を通路長可変弁で閉じて実
質的オリフィス長を長くする。このようにすると流体共
振を30Hz以上の高周波側で発生させるとともに、可
動壁部は比較的自由に弾性変形できるから、エンジン振
動によって発生する内圧は一部が可動壁部によって吸収
され、その結果、低動バネ状態を実現できる。
【0016】しかも、可動壁部をゴムブロックと一体に
設けてこれを液室の外部に設けた制御手段で移動制御す
るとともに、通路長可変弁を可動壁部と一体に形成する
ことによって、液室内の作動液は可動壁部のみと接触し
ているため、特別なシールが不要になる。
【0017】また、磨耗の激しい機械的な摺動部を有し
ない。さらに作動液を特殊な磁性流体などにしないの
で、温度などの使用環境の変化による性能変化を著しく
小さくでき、確実な性能保証ができる。
【0018】そのうえ、可動壁部が移動する際における
流体抵抗が小さくなり、負圧による移動制御が容易にな
る。また、仮にソレノイドなどの電気的な手段で制御す
る場合に比べて消費電力がより少なくなる。したがっ
て、内圧制御構造を簡素にできるので、構造が簡単にな
り、部品点数を削減し低コスト化が可能になる。
【0019】さらに、可動壁部を外側を剛性のあるケー
ス部材で覆うとともに、可動壁部の一部を厚肉にしてケ
ース部材側へ突出する変形規制部を設けると、変形規制
部がケース部材側へ接離することによって動バネ定数を
変化させ、入力振動の大きさに対応した非線形のバネ特
性を発揮でき、かつ可動壁部の耐久性を向上させること
ができる。また、可動壁部の移動時における移動量をコ
ントロールできる。
【0020】また、通路長可変弁に突起部を設けると、
通路長可変弁が仕切壁の平面と平行にスライド移動する
とき、中間開口部周囲の縁部に対する突起部の乗り上げ
によって通路長可変弁を仕切壁から離すので、開弁動作
がより確実になる。
【0021】そのうえ、突起部に斜面部を形成すると、
突起部の乗り上げ動作がよりスムーズになるので、通路
長可変弁の開弁操作をより小さな力で行うことができる
ようになり、装置のよりコンパクト化に貢献できる。
【0022】さらに、オリフィス通路の中間部に第2の
開口部としての中間開口部を設ければ、中間開口部の開
閉によってオリフィス長を可変にできるので、オリフィ
ス通路を一本だけで済ますことができる。また、複数の
オリフィス通路を有する液封防振ゴム装置に用いれば、
入力振動に対する固有共振周波数の設計の自由度が増
し、より容易に種々の振動周波数の減衰に対する要求に
応ずることが可能となる。
【0023】
【実施例】図1乃至図4に基づいてエンジンマウントと
して構成された第1実施例を説明する。図2はエンジン
マウントの平面図、図1はその1−1線に沿う断面であ
り、防振する振動の主たる入力方向Zに平行な面で切断
したものである。
【0024】図1において、このエンジンマウントは、
ボルト1aによって振動側であるエンジンへ取付けられ
る第1の連結部材1と、車体側と連結する第2の連結部
材2とが、ゴムブロック3の一端部に設けられた筒型で
略円錐台状をなすブロック本体部4で連結されている。
但し、エンジン側と車体側の連結関係は逆であってもよ
い。
【0025】ゴムブロック3のブロック本体部4と一体
に連続する部分は、薄肉の円筒部5をなし、その開放端
側には仕切壁6を介してダイアフラム7が取付けられ、
ゴムブロック3とダイアフラム7で囲まれた内部空間に
は、仕切壁6で区画された第1室8と第2室9からなる
液室が形成されている。
【0026】円筒部5の外側面は金属製のケース内側部
材10で支持されるが、このケース内側部材10の一部
には穴部11が形成され、この穴部11に臨む円筒部5
の部分が可動壁部12となっている。可動壁部12は薄
肉部13と厚肉の変形規制部14を有し、変形規制部1
4の外方先端側は穴部11内へ突出して仕切壁6の周囲
へ間隔をもって二重壁状に設けられたケース外側部材1
5に接近している。
【0027】ケース内側部材10の両端には外フランジ
16、17が形成され、その一方の外フランジ16に第
2の連結部材2の外フランジ18を重ね、他方の外フラ
ンジ17にはカップ状をなす仕切壁6の開放端部側に形
成された外フランジ部19、ダイアフラム7の周縁部及
びハウジング21の外フランジ22とを重ね、ケース外
側部材15の両端をカシメることにより全体が一体化さ
れている。
【0028】ケース内側部材10とケース外側部材15
の空間23のうち、穴部11の周囲に形成されたケース
内側部材10を覆って可動壁部12と一体に形成された
シール壁25で囲まれたコントロール室26には、負圧
管27の一端が連通接続され、負圧管27の他端は制御
弁28を介して図示を省略したエンジンの気化器下流側
へ接続され、吸気負圧をコントロール室26内へ適用可
能になっている。但し、負圧源は吸気負圧に限定され
ず、例えば真空ポンプ等を利用してもよい。
【0029】制御弁28は図示しないマイクロコンピュ
ータなどで駆動制御され、これらによってコントロール
室26内の空気圧を、可動壁部12が必要量だけ変形す
るように調節するための外部エア制御装置が構成されて
いる。本実施例の場合、可動壁部12を移動制御しない
場合は大気圧を導入して常圧下とし、移動制御するとき
のみ負圧を導入して、可動壁部12を外方へ後退させる
ようになっている。
【0030】仕切壁6は、仕切外側部材30と仕切内側
部材31を内外に重ね合わせて形成され、仕切外側部材
30に形成された円形をなす平面部32の外周部と、こ
れに重なる仕切内側部材31の外周部に形成された段部
33との間にオリフィス通路34が形成されている。
【0031】オリフィス通路34は第1室8と第2室9
を連通し、その開口面積並びに実質オリフィス長に応
じ、第1室8の入力振動に対する固有の共振周波数が定
まる。
【0032】図3は仕切外側部材30の概略平面であ
り、オリフィス通路34は仕切外側部材30の外周部ほ
ぼ全周に沿って円弧状をなして形成され、その両端部に
は通路端開口部35、36が形成されている。
【0033】これらは常時開放されている開口部であ
り、通路端開口部35は第1室8に向かって開口するこ
とにより第1室8と連通し、通路端開口部36は第2室
9に向かって開口することにより第2室9と連通してい
る(図1)。
【0034】さらに、図3に明らかなように、オリフィ
ス通路34の通路端開口部36に極めて近接にした位置
に中間開口部37が形成されている。中間開口部37は
オリフィス通路34に連通するとともに、第1室8に向
かって開口することにより第1室8と連通可能である。
但し、この中間開口部37は通路長可変弁38によって
開閉されるようになっている。
【0035】通路長可変弁38は可動壁部12一体に形
成され、仕切外側部材30の上を摺接可能に中心方向へ
向かって突出しており、中間開口部37と一致する形状
の開口部である連通口39を備えている。
【0036】通路長可変弁38は可動壁部12が移動制
御されない通常時には、図3に示すように連通口39が
中間開口部37の位置よりも内方にずれ、通路長可変弁
38の非開口部で中間開口部37を塞ぐようになってい
る。このとき、実質オリフィス長は通路端開口部35、
36間を結んだ最大長さになる。
【0037】図4は可動壁部12が移動制御された状態
を示し、この場合は通路長可変弁38が仕切外側部材3
0上を摺動して半径方向外方へ後退することにより、連
通口39が中間開口部37と一致し、中間開口部37を
開くようになっている。このとき、実質オリフィス長は
中間開口部37と通路端開口部36を結んだ最小長さに
なる。
【0038】なお、図1に示すように、ハウジング21
の底部には通気穴40が形成され、ハウジング21とダ
イアフラム7との間に形成される空気室41を大気開放
し、液室8、9間の作動液移動に伴うダイアフラム7の
自在な変形を可能にしている。
【0039】さらに、第1の連結部材1は、ゴムブロッ
ク3の軸心部を貫通する支持部材42を備え、その第1
室8内へ突出する首部43の先端に、平面視が略円盤状
をなすとともにブロック本体部4の内壁との間に隘路を
形成するオリフィス板44が設けられ、第1の連結部材
1と一体になって振動することにより液柱共振を生じさ
せ、主として中高周波数の振動を主体に吸収するように
なっている。
【0040】第2の連結部材2の外フランジ18と平行
する取付フランジ45上には、ブロック本体部4の周囲
へ一体に突出形成された厚肉のフランジ部46が重なっ
ており、取付フランジ45の延長は首部43の中間部で
その基部47とオリフィス板44とに挟まれた部分と交
差している。また、第1の連結部材1にはエンジン側へ
の取付用ブラケット48が設けられている。
【0041】次に、第1実施例の作用を説明する。図1
において、例えば、第1の連結部材1側をエンジンに取
付け、第2の連結部材2の取付フランジ45を車体側へ
取付けた状態において、コントロール室26内の空気圧
を調節すると、可動壁部12が移動して、第1室8の内
部圧力を制御するので、以下のような減衰特性と動バネ
特性の制御が可能になる。
【0042】まず、低周波振動領域(9〜15Hz)の
振動に対して乗り心地をよくするには、コントロール室
26を常圧にする。これにより実質オリフィス長は最大
となる(図3)。同時に、可動壁部12自体の弾性変形
に伴って第1室8の一部内圧を吸収するため、共振点は
低周波振動領域(9〜15Hz)になり、この領域で有
効な減衰特性を得ることができる(図5)。
【0043】図5は横軸に入力振動の周波数、縦軸に減
衰量Cをとったものであり、低周波振動領域(9〜15
Hz)は減衰が必要な入力振動の領域である。ここで破
線のように可動壁部12を移動制御すると共振点がより
高周波側へずれて適正な減衰が得られなくなってしまう
ことが明らかである。
【0044】次に、アイドル振動領域(20〜30H
z)においては、動バネを大幅に低減する必要があるた
め、制御弁28を介して負圧源と接続することによりコ
ントロール室26内を負圧下にする。これにより可動壁
部12が移動制御されて実質オリフィス長は最小になる
(図4)。このため、図6に明らかなようにこの領域に
動バネの極小値を設定でき、動バネを大幅に低減でき
る。
【0045】図6は横軸に入力振動の周波数、縦軸に動
バネ定数Kをとったものである。ここで移動制御しない
実線の場合は、動バネの極小値がより低周波側へずれて
おり、アイドル振動領域(20〜30Hz)で低動バネ
が必要であるにもかかわらず、希望の特性が得られな
い。一方、破線のように可動壁部12を移動制御すると
共振点がより高周波側へずれて適正な減衰が得られるこ
とが明らかである。
【0046】また、可動壁部12の移動制御によって、
変形規制部14がケース15へ当接すると、それ以上は
可動壁部12の移動が制限され、かつ可動壁部12の弾
性変形による内圧吸収も小さくなる。このため、減衰の
発生を最大にできる。
【0047】さらに、一般走行時では、周波数30Hz
以上の入力振動領域に対して低動バネであることが要求
される。そこで、コントロール室26を常圧下にする
と、可動壁部12は比較的自由に弾性変形できるから、
エンジン振動によって発生する内圧は一部が可動壁部1
2によって吸収され、その結果、低動バネ状態を実現で
きる。
【0048】図7は横軸に入力振動の周波数、縦軸に動
バネ定数Kをとったものである。ここで移動制御しない
実線の場合は、低動バネ状態になっていることが明らか
である。なお、破線のように可動壁部12を移動制御す
ると、動バネ特性は若干高動バネ側へずれる。したがっ
て、一般走行時では移動制御しないほうがより好まし
い。
【0049】さらに本実施例では耐久性も大幅に向上し
ている。すなわち、可動壁部12をゴムブロック3と一
体に設けてこれを液室の外部に設けた制御手段で移動制
御するとともに、通路長可変弁38を可動壁部12と一
体に形成することによって、第1室8内の作動液は可動
壁部12のみと接触しているため、特別なシールが不要
になる。
【0050】また、磨耗の激しい機械的な摺動部を有し
ない。さらに作動液を特殊な磁性流体などにしないの
で、温度などの使用環境の変化による性能変化を著しく
小さくでき、確実な性能保証ができる。
【0051】そのうえ、可動壁部12が移動する際にお
ける流体抵抗が小さくなり、負圧による移動制御が容易
になる。また、仮に後述するような電気的な手段で制御
する場合にも消費電力がより少なくなる。したがって、
内圧制御構造を簡素にできるので、構造が簡単になり、
部品点数を削減し低コスト化が可能になる。
【0052】しかも、可動壁部12の外側を剛性のある
ケース外側部材15で覆うとともに、可動壁部12の一
部を厚肉にしてケース外側部材15側へ突出する変形規
制部14を設けると、変形規制部14がケース外側部材
15側へ接離することによって動バネ定数を変化させ、
入力振動の大きさに対応した非線形のバネ特性を発揮で
き、かつ可動壁部12の耐久性を向上させることができ
る。また、可動壁部の移動時における移動量をコントロ
ールできる。
【0053】また、可動壁部12を、防振すべき振動の
主たる入力方向Zと略平行する面に形成すると、可動壁
部12及び制御手段の配設が容易になる。
【0054】次に、図8及び図9に基づいて第2実施例
を説明する。なお、本実施例は通路長可変弁の構造を変
型したものであり、他は実質的に前実施例と異ならない
ので、前実施例と共通機能部分については同一符号を用
いるものとする(以下の他の実施例も同様とする)。図
8は図1と同様の図であり、図9は要部の拡大図であ
る。
【0055】これらの図に明らかなように、本実施例の
通路長可変弁38は、中間開口部37を閉じたときその
中へ嵌合する突起部50を一体に有する。この突起部5
0には通路長可変弁38の進退方向へ傾斜する斜面部5
1が形成され、通路長可変弁38が開弁方向へ移動する
とき、突起部50が開口縁52へ乗り上げるように、外
方へ向かって次第に突出高さが低くなるようになってい
る。
【0056】可動壁部12は、通路長可変弁38と、穴
部11内へ進退動自在に嵌合した基部53とを備え、通
路長可変弁38の薄肉部13は穴部11の室内側を覆う
弾性膜をなし、外周側中央部には通路長可変弁38の進
退方向外方に位置する穴部11内へ向かって突出部54
が一体に形成され、この突出部は心金具55と一体にな
っている。
【0057】通路長可変弁38は心金具55でゴム層5
6を介して、基部53側の中央厚肉部57と一体かつカ
ップ状をなす心金具58とリベット59により結合一体
化されている。ゴム層56は中央厚肉部57と連続一体
に形成されている。
【0058】基部53は通路長可変弁38の進退方向外
方へ突出する先端が開いた筒状部60と、通路長可変弁
38と略直交する平面方向へ広がる薄膜部61を一体に
備える。
【0059】筒状部60は突出端62が負圧管27のカ
ップ状をなす取付座27aの内面へ気密に密接して内側
に負圧管27と連通する負圧室63を形成している。取
付座27aは図8では明らかでないが、ケース外側部材
15の外壁面へ固定されている。
【0060】薄膜部61は穴部11周囲においてケース
外側部材15の外壁面に先端が密接するように重なり、
穴部11を挟んで薄肉部13との間で平衡室64を構成
する。この平衡圧室64ないの圧力は薄膜部61を介し
て大気圧と平衡に保たれる。
【0061】なお、図8に明らかなように、ケース内側
部材10及びケース外側部材15は、それぞれの各外フ
ランジ16及び15aを重ねて連結部材2の下端部18
aでカシメることにより一体化され、かつケース外側部
材15と仕切壁6の各下端部は上向きに開放されたカッ
プ状のブラケット49内へ圧入固定されている。
【0062】次に、第2実施例の作用を説明する。負圧
管27を介して負圧室63を負圧にすると、可動壁部1
2が外方へ移動し、同時に一体の通路長可変弁38も外
方へ移動して開弁動作をする。
【0063】このとき、図9に明らかなように、突起部
50は斜面部51が開口縁部52に接触しながら移動す
るので、開口縁部52の上へ乗り上げ、通路長可変弁3
8はそれまで密接していた仕切壁6から上方へ離れ、し
かも先端側は突起部50を支点にしてこじられるためさ
らに大きく上方へ開く。
【0064】これにより、通路長可変弁38は中間開口
部37を確実に開放できるので、第1室8の液体は通路
長可変弁38の連通口39並びに通路長可変弁38と仕
切壁6の間を通ってスムーズに中間開口部27内へ流入
できる。
【0065】従って、通路長可変弁38の開閉動作をよ
り確実に、しかもより小さな力を外部から加えるだけで
行うことができ、操作の信頼性と装置のコンパクト化を
同時に達成できる。
【0066】そのうえ、本実施例では薄膜部61によっ
て平衡室64を大気圧にバランスさせたので、負圧管2
7を大気圧開放しない場合でも、第1室8の内圧が急激
に上昇したときには、薄肉部13と薄膜部64の弾性変
型によってこれを吸収することができる。
【0067】なお、通路長可変弁38における連通口3
9は必ず設けなければならないものではなく、突起部5
0の突出高さを十分な寸法にできれば省略も可能であ
る。
【0068】次に、図10乃至図15に基づいて第3実
施例を説明する。図10は第3実施例に係る仕切壁10
6の正面図、図11は同側面図、図12は同底面図であ
る。図13は本実施例の図3に相当する図、図14は本
実施例の図4に相当する図、図15は図13の15−1
5断面図である。
【0069】図10に明らかなように、仕切壁106の
上面にはアイドルオリフィス130の入口であるアイド
ルオリフィス入口132及び減衰オリフィス150の入
口である減衰オリフィス152が形成されている。ま
た、底面には図12に明らかなように、アイドルオリフ
ィス130の出口であるアイドルオリフィス出口134
及び減衰オリフィス150の出口である減衰オリフィス
出口154が形成されている。なお、本実施例において
は説明の便宜上、第1室8側を入口とし、第2室9側を
出口としたが、これらの関係は逆であっても良い。
【0070】アイドルオリフィス入口132は可動壁部
12(図示省略)に一体に形成された可変弁138によ
り開閉されるようになっている。この可変弁138は第
1実施例の通路長可変弁38と略同一の外形であるが連
通口39を備えていない点で相違する。
【0071】図13に明らかなように、減衰オリフィス
150は仕切壁106の外周側に周方向略3/4程度の
長さで円弧状に形成され、アイドルオリフィス130は
これとは別個に、その内周側に折り曲げ状に形成されて
いる。この図からも明らかなように、アイドルオリフィ
ス130の通路断面積は減衰オリフィス150の通路断
面積よりも大きく、また、その通路長も短くなるように
設計されている。このため、両オリフィスは異なる固有
共振振動周波数を有する。
【0072】次に第3実施例の作用を説明する。まず、
低周波振動領域(9〜15Hz)の振動を吸収するため
には、コントロール室26内を常圧にする。これにより
アイドルオリフィス入口132は可変弁138により閉
止された状態になるため(図13参照)、通路断面積が
小さく通路長の長い減衰オリフィス150の作用により
低周波振動領域(9〜15Hz)の振動を吸収すること
ができる。
【0073】次にアイドル振動領域(20〜30Hz)
においては、コントロール室26内を負圧にする。これ
により、アイドルオリフィス入口132は開口された状
態になるため(図14参照)、アイドルオリフィス13
0の作用により、アイドル振動領域(20〜30Hz)
の振動を吸収することができる。
【0074】また、一般走行時の振動(30Hz以上)
については、コントロール室26内を常圧にする。これ
により、可動壁部12は比較的自由に弾性変形できるか
ら、エンジン振動によって生ずる内圧は一部がこの可動
壁部12によって吸収され、低動バネを実現できる。
【0075】さらに、本願発明は上記実施例に限定され
ず種々な変形が可能である。例えば、可動壁部12の移
動制御は、負圧によらず、外部に配置したエアシリンダ
やソレノイドなどに設けられた駆動軸の一端を可動壁部
12へ連結し、この駆動軸を外部から伸縮させることに
よっておこなうこともできる。
【0076】また、第3実施例の可動壁部12には第1
実施例と同様に変形規制部14を設けることもでき、同
じく可変弁138には、第2実施例と同様にアイドルオ
リフィス入口132の中に嵌合する突起部を設けること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2における1−1線拡大断面図
【図2】実施例に係るエンジンマウントの平面図
【図3】実施例要部の実質オリフィス長は最大時におけ
る平面図
【図4】実施例要部の実質オリフィス長は最短時におけ
る平面図
【図5】本実施例によって得られる低周波領域における
特性のグラフ
【図6】本実施例によって得られるアイドル領域におけ
る特性のグラフ
【図7】本実施例によって得られる一般走行時における
特性のグラフ
【図8】第2実施例に係る図1相当図
【図9】上記第2実施例の要部拡大断面図
【図10】第3実施例に係る仕切壁の正面図
【図11】同側面図
【図12】同底面図
【図13】第3実施例の図3相当図
【図14】第3実施例の図4相当図
【図15】図13の15−15断面図
【符号の説明】
1:第1の連結部材、2:第2の連結部材、3:ゴムブ
ロック、4:本体部、5:円筒部、6:仕切壁、8:第
1室、9:第2室、10:ケース内側部材、12:可動
壁部、13:薄肉部、14:変形規制部、15:ケース
外側部材、26:コントロール室、27:負圧管、2
8:制御弁、30:仕切外側部材、31:仕切内側部
材、32:弾性体ストッパー、35:通路端開口部、3
6:通路端開口部、37:中間開口部、38:通路長可
変弁、39:連通口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−92639(JP,A) 特開 平2−245538(JP,A) 特開 平4−254024(JP,A) 特開 平5−172180(JP,A) 特開 昭62−297553(JP,A) 特開 平3−69838(JP,A) 特開 平4−272533(JP,A) 実開 平3−46035(JP,U) 実開 平7−34241(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16F 13/06 - 13/30 B60G 7/02 B60K 5/12

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体側又は振動部材側のいずれか一方へ取
    付けられる第1の連結部材と、他方へ取付けられる第2
    の連結部材と、これら両部材間に設けられるゴムブロッ
    クとを備え、これら第1及び第2の連結部の間に少なく
    ともゴムブロックの一部を用いて閉空間を形成し、この
    閉空間内を仕切部材により複数の液室に区画して各液室
    間をオリフィス通路で連通した液封防振ゴム装置におい
    て、液室を形成する第1又は第2の連結部の壁部内側を
    ゴムブロックから連続する部分であるゴム壁で覆い、こ
    のゴム壁で覆われた第1又は第2の連結部の壁部の一部
    に開口部を設け、この開口部に相当するゴム壁部分を可
    動壁部とし、この可動壁部を前記開口部から外方へ向か
    って弾性変形可能にし、この弾性変形を外部に設けた制
    御手段により移動制御するとともに、可動壁部が臨む液
    室側の仕切部材表面に、オリフィス通路の開口部として
    常時開口する第1の開口部と、開閉される第2の開口部
    を設け、この第2の開口部を開閉するための通路長可変
    弁を仕切部材表面でスライド移動可能に前記可動壁から
    仕切部材の中央へ向かって突出させ、第2の開口部を閉
    じたときオリフィス通路が長くなり、第2の開口部を開
    いたときオリフィス通路が短くなるようオリフィス長を
    可変制御することを特徴とする液封防振ゴム装置。
  2. 【請求項2】オリフィス通路の両端を常時開口し各液室
    を連通する一対の通路端開口部と、このオリフィス通路
    の途中に開口し一の液室と連通する中間開口部を設ける
    とともに、可動壁部の移動により通路長可変弁で中間開
    口部を開閉してオリフィス通路の長さを可変にすること
    を特徴とする請求項1記載の液封防振ゴム装置。
  3. 【請求項3】制御手段が外部からの負圧によって可動壁
    部を移動制御する外部エア制御装置であることを特徴と
    する請求項1記載の液封防振ゴム装置。
  4. 【請求項4】制御手段である外部からの負圧によって可
    動壁部を移動制御するため、可動壁部の外側を所定の間
    隔をもって剛性のあるケース部材で覆うとともに、可動
    壁部の一部を厚肉にしてケース部材側へ突出する変形規
    制部を設けた請求項3記載の液封防振ゴム装置。
  5. 【請求項5】通路長可変弁は仕切部材上を摺動し、この
    摺動部は通路長可変弁の閉弁時に中間開口部へ嵌合し、
    開弁時に中間開口部の開口縁に乗り上げて通路長可変弁
    を仕切部材から離すように持ち上げる突起部を備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の液封防振ゴム装置。
  6. 【請求項6】開弁時における中間開口部の開口縁に対す
    る突起部の乗り上げを案内するため、突起部に斜面部を
    形成したことを特徴とする請求項5記載の液封防振ゴム
    装置。
  7. 【請求項7】各液室間を複数のオリフィス通路で連通す
    るとともに、これらの液室を常時連通する少なくとも一
    本の減衰オリフィスと、通路長可変弁でその入口又は出
    口を開閉することにより各液室間を連通又は閉止の切替
    可能な前記減衰オリフィスよりオリフィス長の短いアイ
    ドルオリフィスとを有することを特徴とする請求項1記
    載の液封防振ゴム装置。
  8. 【請求項8】制御手段が外部からの負圧によって可動壁
    部を移動制御する外部エア制御装置であることを特徴と
    する請求項7記載の液封防振ゴム装置。
  9. 【請求項9】制御手段である外部からの負圧によって可
    動壁部を移動制御するため、可動壁部の外側を所定の間
    隔をもって剛性のあるケース部材で覆うとともに、可動
    壁部の一部を厚肉にしてケース部材側へ突出する変形規
    制部を設けた請求項8記載の液封防振ゴム装置。
  10. 【請求項10】通路長可変弁は仕切部材上を摺動し、こ
    の摺動部は通路長可変弁の閉弁時にアイドルオリフィス
    の出口又は入口へ嵌合し、開弁時にアイドルオリフィス
    の出口又は入口の開口縁に乗り上げて通路長可変弁を仕
    切部材から離すように持ち上げる突起部を備えることを
    特徴とする請求項7記載の液封防振ゴム装置。
  11. 【請求項11】開弁時におけるアイドルオリフィスの出
    口又は入口の開口縁に対する突起部の乗り上げを案内す
    るため、突起部に斜面部を形成したことを特徴とする請
    求項10記載の液封防振ゴム装置。
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