JPH02240430A - 流体封入式筒型マウント装置 - Google Patents

流体封入式筒型マウント装置

Info

Publication number
JPH02240430A
JPH02240430A JP6184289A JP6184289A JPH02240430A JP H02240430 A JPH02240430 A JP H02240430A JP 6184289 A JP6184289 A JP 6184289A JP 6184289 A JP6184289 A JP 6184289A JP H02240430 A JPH02240430 A JP H02240430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
chamber
orifice passage
fitting
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6184289A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0788871B2 (ja
Inventor
Rentaro Kato
錬太郎 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP1061842A priority Critical patent/JPH0788871B2/ja
Publication of JPH02240430A publication Critical patent/JPH02240430A/ja
Publication of JPH0788871B2 publication Critical patent/JPH0788871B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、内部に封入された流体の流動に基づいて所定
の防振効果を得るようにした筒型マウント装置に係り、
特にかかる流体の流動にて発揮される防振効果を、入力
振動に応じて切換制御することによって、優れた防振特
性を実現せしめ得る流体封入式筒型マウント装置に関す
るものである。
(背景技術) 従来から、振動伝達系を構成する部材間に介装されて、
それら両部材を防振連結せしめ、或いは一方の部材を他
方の部材に対して防振支持せしめるマウント装置の一種
として、内筒金具と、該内筒金具の外側に所定距離を隔
てて配された外筒金具とを、それらの間に介装されたゴ
ム弾性体にて一体的に連結せしめてなる構造の、所謂筒
型マウント装置が知られている。
そして、このような筒型マウント装置にあっては、コン
パクトなマウントサイズを有利に実現することができる
と共に、過大な振動荷重入力時における内外筒金具の相
対的変位量を規制するストッパ機能が容易に付与され得
ることなどから、例えば、横置きエンジンのFF型自動
車用のエンジンマウンド等として、好適に用いられてき
ている。
また、近年では、特開昭62−196434号公報や特
開昭63−289349号公報等に開示されている如く
、かかる筒型マウント装置における内筒金具と外筒金具
との間に、それぞれ所定の非圧縮性流体が封入された、
振動が入力される受圧室と、少なくとも一部が可撓性膜
にて画成された容積可変の平衡室とを形成し、更にそれ
ら受圧室と平衡室とをオリフィス通路を通じて相互に連
通せしめて、それら内外筒金具間への振動入力時に、か
かるオリフィス通路を通じて、受圧室と平衡室との間で
の流体の流動が生ぜしめられるようにした構造の、所謂
流体封入式の筒型マウント装置が提案されており、オリ
フィス通路内を流動せしめられる流体の共振作用に基づ
いて、ゴム弾性体のみでは得られない優れた防振効果が
発揮されることから、その採用が増加してきている。
しかしながら、このような流体封入式の筒型マウント装
置においては、流体の共振作用による防振性能の向上効
果が、そのオリフィス通路に設定された、限られた周波
数領域でしか有効には発揮され得す、そのために、例え
ば、低周波数域の振動入力時に高減衰効果が発揮され得
るように、そのオリフィス通路をチューニングした場合
には、かかるチューニング周波数よりも高い周波数域の
振動入力時に、該オリフィス通路が実質的に閉塞状態と
なるために、マウントの直動ばね化が惹起されて、防振
性能が著しく低下するといった不具合を有していたので
ある。
そして、それ故、かかる構造を自動車のエンジンマウン
トに適用し、シェイク等に相当する10七前後の周波数
域の振動入力時に高減衰効果が発揮され得るようにオリ
フィス通路をチューニングした場合、それよりも高い周
波数域の振動入力時には、マウントが著しく直動ばね化
してしまうこととなるために、アイドリング振動等に対
して満足できる防振特性を得ることが極めて困難であっ
たのである。
(解決課題) ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として
為されたものであって、その解決課題とするところは、
低周波数域の振動入力時における高減衰性能を確保しつ
つ、それよりも高い周波数の振動入力時における低動ば
ね効果が有利に達成され得る流体封入式筒型マウント装
置を提供することにある。
(解決手段) そして、かかる課題を解決するために、本発明の特徴と
するところは、径方向に所定距離を隔てて同心的に若し
くは偏心して配された内筒金具と外筒金具とを、それら
の間に介装されたゴム弾性体にて連結すると共に、それ
ら内筒金具と外筒金具との間に、それぞれ所定の非圧縮
性流体が封入された、振動が入力される受圧室と、少な
くとも一部が可撓性膜にて画成された容積可変の平衡室
とを形成し、更にそれら受圧室と平衡室とをオリフィス
通路を通じて相互に連通せしめてなる流体封入式筒型マ
ウント装置において、前記外筒金具の外側に、前記所定
の非圧縮性流体が封入°された副液室を形成し、その壁
部の少なくとも一部を可撓性膜にて構成することにより
、該副液室を容積可変と為すと共に、前記外筒金具を貫
通して該副液室と前記受圧室とを相互に連通ずる第二の
オリフィス通路を設ける一方、該第二のオリフィス通路
を通じての流体の流動を阻止し得る切換手段を設けたこ
とにある。
そして、かかる本発明においては、前記副液室を構成す
る可撓性膜に対して、該副液室とは反対側に位置し、該
可撓性膜に圧力を及ぼしめてその弾性変形を阻止するこ
とにより、前記第二のオリフィス通路を通じての流体の
流動を実質的に阻止せしめ得る圧力室にて、前記切換手
段を構成することが可能である。
更にまた、かかる本発明にあっては、前記副液室と前記
第二のオリフィス通路との間に設けられて、それら副液
室と第二のオリフィス通路との連通を遮断することによ
り、該第二のオリフィス通路を通じての流体の流動を実
質的に阻止せしめ得る弁機構によって、前記切換手段を
構成することも可能である。
(実施例) 以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発
明の実施例について、図面を参照しつつ、詳細に説明す
ることとする。
先ず、第1図乃至第3図には、本発明を自動車用エンジ
ンマウントに適用したものの一興体例が示されている。
かかる図において、10は、内筒金具であって、その外
側には外筒金具12が、所定量偏心して配されており、
それらの間に介装されたゴム弾性体14によって、一体
向に連結せしめられている。そして、かかるエンジンマ
ウントにあっては、内筒金具10及び外筒金具12にお
いて、車体側及びエンジンユニット側の各一方に取り付
けられて、該エンジンユニットを車体に対して防振支持
せしめるようになっている。なお、本実施例におけるエ
ンジンマウントにあっては、エンジンユニットと車体と
の間に装着された際、該エンジンユニットの重量が及ぼ
されることにより、内筒金具lOが、外筒金具12に対
して略同心的に位置せしめられることとなると共に、か
かる装着状態下、主たる振動が、第1図中、上下方向に
入力されることとなる。
より詳細には、前記内筒金具10は、厚肉円筒形状をも
って形成されており、且つその軸方向中央部の外周面上
には、一対のストッパ金具16.18が、対向する一径
方向に所定高さで突出する状態で固着せしめられている
また、かかる内筒金具lOの径方向外方には、薄肉円筒
形状を呈する金属スリーブ22が、前記ストッパ金具1
6.18の突出方向に相当する径方向に所定量偏心して
配されている。そして、第4図及び第5図に示されてい
るように、これら内筒金具10と金属スリーブ22との
間に、ゴム弾性体14が介装されており、該ゴム弾性体
14が、内筒金具10の外周面と金属スリーブ22の内
周面とに、それぞれ加硫接着された一体加硫成形品24
として形成されている。
そして、この一体加硫成形品24を構成するゴム弾性体
14には、内筒金具lOと金属スリーブ22との偏心方
向における離間距離の小なる側において、軸方向に貫通
する肉抜部26が、それら内筒金具10と金属スリーブ
22との間を周方向の略半周に亘って延びるようにして
設けられている。即ち、この肉抜部26が設けられてい
ることにより、内筒金具10と金属スリーブ22とが、
実質上、かかるゴム弾性体14によって、離間距離の大
なる側においてのみ連結されているのであり、それによ
ってマウント装着時に及ぼされるエンジンユニット重量
にて、かかるゴム弾性体14に生ぜしめられる引張応力
が可及的に防止され、その耐久性の向上が図られ得るよ
うになっている。
なお、かかる肉抜部26内には、前記ストッパ金具16
によって、内筒金具10側から径方向外方に所定高さで
突出するストッパ部28が形成されている。
また、かかるゴム弾性体14における内筒金具lOと金
属スリーブ22との離間距離の大なる側には、第一のポ
ケット部30が形成されており、金属スリーブ22に設
けられた第一の窓部32を通じて、外周面に開口せしめ
られている。なお、かかる第一のポケット部30の周り
には、環状の規制金具34が、ゴム弾性体14内に埋設
されており、該第−のポケット部30の周りのゴム弾性
体14における座屈等の不規則な変形が規制され得るよ
うになっている。また、該第−のポケット部30の内部
には、前記ストッパ金具18によって、内筒金具10側
から径方向に所定高さで突出するストッパ部36が形成
されている。
さらに、この第一のポケット部30の周壁部を構成する
ゴム弾性体14には、第3図にも示されているように、
ストッパ部36を挟んで周方向両側に位置する底部にお
いて、それぞれ、かかる第一のポケット部30の内面に
沿って半径方向に所定長さで延び、且つ軸方向に貫通す
る扁平状断面の空所38が形成されている。そして、そ
れによって、かかる第一のポケット部30と空所38と
の間のゴム弾性体14が薄肉化されて、比較的弾性変形
の容易な薄肉弾性壁部40が形成されているのである。
なお、本実施例中、かかる空所38は、ゴム弾性体14
のうち入力振動を主に負担する部位に形成されているこ
とから、マウントの耐久性及び強度を確保するために、
その厚さを7mm程度に抑えることが望ましい。
また一方、かかる第一のポケット部30に対して、内筒
金具10を挟んで径方向に対向する、内筒金具10と金
属スリーブ22との離間距離の小なる側には、第二のポ
ケット部42が形成されており、金属スリーブ22に設
けられた第二の窓部44を通じて、外周面に開口せしめ
られている。
そして、かかる第二のポケット部42にあっては、その
底壁部46を構成するゴム弾性体14が、前記肉抜部2
6によって薄肉化されており、弾性変形が容易とされて
いる。
さらに、前記金属スリーブ22の外周面には、ゴム弾性
体14が一体的に回されて、その略全面に亘ってシール
ゴム層48が形成されていると共に、該金属スリーブ2
2における軸方向中央部には、周方向に延びる幅広凹状
の周溝50が形成されており(第3図参照)、かかる周
溝50内のシールゴム層48が厚肉化されている。
また、この周溝50内に位置する厚肉化されたシールゴ
ム層48には、第一の窓部32と第二の窓部44との周
方向一方の端部間において、第6図にも示されているよ
うに、蛇行した長い流路形態をもって周方向に延びる凹
溝54が形成されており、該凹溝54によって、第一の
ポケット部30の開口部と第二のポケット部42の開口
部とが連通せしめられている。
そして、このような構造とされた一体加硫成形品24に
対して、前記外筒金具12が外挿されて、金属スリーブ
22に対して嵌着せしめられているのである。なお、か
かる外筒金具12は、厚肉円筒形状を呈しており、特に
本実施例では、その外周面上において、車体側若しくは
エンジンユニット側に対する取付用のブラケット56が
一体的に設けられてなるものが用いられている。
すなわち、かかる外筒金具12の一体加硫成形品24へ
の外嵌固定によって、第一のポケット部30および第二
のポケット部42の開口が、それぞれ閉塞せしめられ、
以てかかる第一のポケット部30の内部に、内外筒金具
10.12間に入力される振動が及ぼされて内圧変動が
惹起される受圧室60が形成されている一方、第二のポ
ケット部42の内部には、底壁部46の弾性変形によっ
て内圧変動が回避される容積可変の平衡室62が形成さ
れているのであり、更にまた、かかる外筒金具12の外
嵌によって凹溝54の開口が閉塞せしめられることによ
り、その内部において、かかる受圧室60と平衡室62
とを相互に連通ずる第一のオリフィス通路64が形成さ
れているのである。
また、これら受圧室60および平衡室62内には、それ
ぞれ、水やアルキレングリコール、ポリアルキレングリ
コール、シリコーン油等の所定の非圧縮性流体が充填さ
れ、封入せしめられている。
そして、振動入力時における受圧室60内の液圧変動に
基づいて、それら受圧室60と平衡室62との間で、か
かる第一のオリフィス通路64を通じての流体の流動が
生ぜしめられるようになっているのである。なお、特に
本実施例では、かかる第−のオリフィス通路64が、前
述の如く、蛇行した長い流路形態をもって形成されてお
り、その内部を流動せしめられる流体の共振作用によっ
て、シェイクやバウンス等に相当する10Hz前後の低
周波数域の振動入力時に、高減衰効果が発揮され得るよ
うにチューニングされている。
なお、かかる流体の封入は、例えば、一体加硫成形品2
4に対する外筒金具12の外嵌操作を、所定の流体中に
て行なうこと等によって、有利に為され得ることとなる
さらに、このように一体加硫成形品24に外装される外
筒金具12にあっては、第1図及び第2図に示されてい
るように、第一のポケット部30を閉塞して受圧室60
を画成する周壁部の外周面上において、有底の矩形筒体
形状を呈するカバー金具70が、その開口部側において
、取付ボルト68にて固定されることにより、一体向に
取り付けられている。
また、このカバー金具70内には、薄肉の矩形筒体形状
を呈する支持金具72が、同軸的に収容配置されており
、その軸方向両端面を、カバー金具70の底面と外筒金
具12の外周面とによって挟圧されることにより、保持
せしめられている。
そして、それによって、該支持金具72内の両側開口が
、それぞれカバー金具70及び外筒金具12にて閉塞せ
しめられて、その内部に所定容積の密閉室が画成されて
いるのである。なお、かかる支持金具72の外周面およ
び軸方向端面上には、それぞれゴム層74が一体的に設
けられており、カバー金具70乃至は外筒金具12との
間で挟圧されることによって、該支持金具72内に画成
された密閉室が液密及び気密にシールされている。
さらに、かかる支持金具72の内部には、薄膜状のゴム
弾性体からなるダイヤフラム76が、その外周縁部を、
該支持金具72の軸方向中央部の内周面に対して一体的
に加硫接着せしめられることによって、配設されている
。そして、このダイヤフラム76にて、かかる支持金具
72内に画成された密閉室が、カバー金具70の底部側
と開口部側とに仕切られているのである。
また、そこにおいて、かかるカバー金具70の開口部側
に画成された室は、ダイヤフラム76の弾性変形に基づ
いて容積可変とされると共に、その内部に、前記受圧室
60及び平衡室62内に封入されたものと同様な非圧縮
性流体が封入されてなる副液室80として構成されてい
る。なお、かかる副液室80内への流体の封入は、例え
ば、カバー金具70等の外筒金具12に対する組付後に
、前述の如き、所定の流体中での外筒金具12の一体加
硫成形品24に対する外嵌操作を行なうことによって、
前記受圧室60および平衡室62内への流体の封入と同
時に行なうことが可能である。
更にまた、この副液室80は、外筒金具12を貫通して
設けられた第二のオリフィス通路78を通じて、前記受
圧室60内に連通せしめられている。そして、該副液室
80が容積可変とされていることにより、振動人力時に
おける受圧室60内の液圧変動に基づいて、それら受圧
室60と副液室80との間で、かかる第二のオリフィス
通路7日を通じての流体の流動が生ぜしめられるように
なっているのである。なお、特に本実施例では、かかる
第二のオリフィス通路78が、比較的短い流路長さをも
って形成されており、その内部を流動せしめられる流体
の共振作用によって、アイドリング振動等に相当する2
〇七前後の低周波数域の振動入力時に、低動ばね効果が
発揮され得るようにチューニングされている。
また一方、カバー金具70の底部側に画成された室は、
ダイヤフラム76の膨出変形を許容する空気室82とさ
れていると共に、該空気室82は、カバー金具70の底
部に設けられた接続口84を通じて、図示しない所定の
空気圧源に接続せしめられるようになっている。そして
、該空気室82内に正圧乃至は負圧が及ぼされることに
より、ダイヤフラム76が所定の変形状態に保持せしめ
られて、その自由な弾性変形が阻止されるようになって
いるのであり、それによって前記副液室80の容積変化
が防止されて、第二のオリフィス通路78を通じての受
圧室60との間での流体の流動が、実質的に阻止され得
るようになっているのである。なお、特に本実施例では
、ダイヤフラム76の中央部において、硬質材料からな
る薄肉の規制板86が、埋設状態下に一体的に固着され
ており、空気室82内に及ぼされる空気圧による変形の
阻止がより有効に為され得るようになっている。
また、このことから明らかなように、本実施例では、ダ
イヤフラム76に対して空気圧を及ぼして、その変形を
阻止する空気室82によって、第二のオリフィス通路7
8を通じての流体の流動を阻止し得る切換手段が構成さ
れているのである。
従って、上述の如き構造とされたエンジンマウントにあ
っては、内筒金具10と外筒金具12との間に振動が入
力された際、受圧室60と平衡室62との間に惹起され
る内圧変動に基づいて、第一および第二のオリフィス通
路78.78を通じての流体の流動が生ぜしめられるこ
ととなるのであり、そして、入力振動に応じて、第二の
オリフィス通路78を通じての流体の流通を許容/阻止
制御することによって、かかる第−及び第二のオリフィ
ス通路78.78内を流動せしめられる流体の共振作用
に基づく防振効果が、共に有効に発揮され得ることとな
るのである。
より具体的には、前述の如く、第一のオリフィス通路6
4にあっては、低周波振動に対する高減衰効果を、また
第二のオリフィス通路78にあっては、中周波数振動に
対する低動ばね効果を、それぞれの内部を流動せしめら
れる流体の共振作用に基づいて奏し得るようにチューニ
ングされているが、その結果、かかる第二のオリフィス
通路78よりも第一のオリフィス通路64のほうが流通
抵抗が大きくなっており、そのためにそれら両方のオリ
フィス通路64.78を常時連通させておくと、振動入
力時における受圧室60と平衡室62との間での流体の
流動が、専ら第二のオリフィス通路78を通じて生じて
しまい、第一のオリフィス通路64による効果が殆ど発
揮されなくなる。
そこで、かかる第一のオリフィス通路64による効果が
要求されるシェイクやバウンド等の低周波数域の振動入
力時において、第7図に示されているように、空気室8
2内に負圧を及ぼし、ダイヤフラム76の変形を防止せ
しめて、第二のオリフィス通路78を通じての流体の流
通を阻止することによって、第一のオリフィス通路64
を通じての流体の流動を有効に確保することができ、そ
れによって低周波振動に対する高減衰効果を有利に得る
ことができるのである。
また一方、第二のオリフィス通路78による効果が要求
されるアイドリング振動等の中周波数域の振動入力時に
は、空気室82内の負圧を除去し、ダイヤフラム76の
変形を許容することによって、第二のオリフィス通路7
8を流体が流動せしめられ、以て中周波数振動に対する
低動ばね効果を良好に得ることができるのである。なお
、かかる中周波数域の振動入力時には、第一のオリフィ
ス通路64における流体の流通抵抗が極めて増大するこ
とから、該第−のオリフィス通路64を連通させた状態
下でも、第二のオリフィス通路78内を流動せしめられ
る流体量が充分に確保され得ることとなる。
そして、それ故、このように空気室82内への空気圧源
の接続状態を切り換えて、第二のオリフィス通路7日を
通じての流体の流動を許容/阻止制御せしめることによ
って、マウント防振特性を任意に選択設定することがで
きるのであり、入力振動に応じて、最良の防振特性の能
動的な対応、即ちアクティブ・コントロールが可能とな
るのである。
さらに、かかるエンジンマウントにあっては、エンジン
2次振動や3次振動等のアイドリング振動よりも高周波
数域の振動が人力された際には、第二のオリフィス通路
78の流通抵抗も著しく増大するために、その低動ばね
効果が期待できなくなるが、特に、本実施例のものにお
いては、受圧室60内における周方向両側の周壁部が、
それぞれ薄肉弾性壁部40にて構成されていることから
、該薄肉弾性壁部40.40が受圧室60内の内圧変動
に伴って弾性変形せしめられ、そしてかかる弾性変形に
基づいて受圧室60内に生ぜしめられる流体の共振作用
乃至は液圧吸収作用により、マウントの低動ばね化が有
利に図られ得、以て振動伝達率の上昇が効果的に回避さ
れ得ることとなるのである。
なお、かかる薄肉弾性壁部40の弾性変形に基づく低動
ばね効果が発揮され得る周波数域は、その流路面積(薄
肉弾性壁部40の面積)とばね成分(薄肉弾性壁部40
のばね定数)とを調節することによって、チューニング
可能である。また、この薄肉弾性壁部40の肉厚は、薄
過ぎると耐久性および強度上の問題が生じ、一方厚過ぎ
ると低動ばね効果が発揮され難くなることから、通常、
2〜7mmの範囲内に設定することが望ましい。
更にまた、本実施例におけるエンジンマウントにあって
は、過大な振動荷重入力時における内外筒金具1O11
2の相対的変位量が、ストッパ部28.36の外筒金具
12に対する当接によって規定されることから、エンジ
ンユニットの車体に対する変位量が効果的に規定され得
ると共に、ゴム弾性体14の変形量が規制されて、マウ
ントの耐久性が有利に確保され得るといった効果をも有
しているのである。
次に、第8図には、本発明の別の実施例としての自動車
用エンジンマウントが示されている。なお、本実施例で
は、前記第一の実施例と同様な構造とされた部材につい
て、それぞれ、同一の符号を付することにより、その詳
細な説明は省略することとする。
すなわち、本実施例におけるエンジンマウントにあって
は、外筒金具12に形成された凹所90内に嵌め込まれ
た浅底の有底筒体形状を呈する仕切金具92と、該仕切
金具92の開口部を閉塞するダイヤフラム94との間に
おいて副液室80が形成されている。そして、この副液
室80は、仕切金具92の底部中央に貫設された通孔9
6から第二のオリフィス通路78を通じて、受圧室60
に連通せしめられている。
また、かかる副液室80内には、頭部において仕切金具
92の通孔96を閉塞せしめ得る弁体98が、その脚部
において該通孔96、更にはダイヤフラム94をも貫通
して配設されている。そして、この弁体98における外
部に突出された脚部先端に対して、プランジャ100が
固着せしめられている。更に、かかるプランジャ100
の周りには、ソレノイドコイル102が配設され、支持
部材104.105.106を介して、取付ボルト10
7.109により外筒金具12に取り付けられていると
共に、該ソレノイドコイル102のボビン108の孔内
には、固定ポルト111にて支持部材106に固設され
た固定芯体110が収容、配置されており、この固定芯
体110とプランジャ100との間に介装されたコイル
スプリング112の付勢力によって、該プランジャ10
0が、常時、突出方向に付勢せしめられている。なお、
図中、114はソレノイドコイル102のリード線であ
り、116はカバーゴムである。
従って、このような構造とされた本実施例のエンジンマ
ウントにあっては、ソレノイドコイル102の非励磁状
態下では、コイルスプリング112の付勢力によって、
弁体98が開状態に保持されて、第二のオリフィス通路
78が連通状態に維持され得るのであり、一方、ソレノ
イドコイル102を励磁し、プランジャ100をコイル
スプリング112の付勢力に抗して引き込むことによっ
て、弁体98により通孔96が閉塞せしめられ、以て第
二のオリフィス通路78を通じての流体の流動が、実質
的に阻止せしめられることとなるのである。なお、この
ことから明らかなように、本実施例においては、ソレノ
イドコイル102等にて駆動される弁体98によって、
第二のオリフィス通路78を通じての流体の流動を阻止
し得る切換手段が構成されているのである。
そして、それ故、このような本実施例構造のエンジンマ
ウントにあっても、前記第一の実施例と同様、内筒金具
lOと外筒金具12との間に入力される振動に応じて、
ソレノイドコイル102に対する通電を制御せしめ、第
二のオリフィス通路78を通じての流体の流通を許容/
阻止制御することによって、第一のオリフィス通路64
内を流動せしめられる流体の共振作用に基づく、シェイ
ク等の低周波振動に対する高減衰効果と、第二のオリフ
ィス通路7日内を流動せしめられる流体の共振作用に基
づく、アイドリング振動等の中周波振動に対する低動ば
ね効果とが、共に有効に発揮され得るのである。
さらに、本実施例におけるエンジンマウントにあっては
、受圧室60内に突出位置せしめられたス)7パ金具1
8が、二枚の平板が重ね合わされてなる厚板構造をもっ
て形成されており、そして、該ストッパ金具18の突出
端部において、該ストッパ金具18の突出方向に対して
直角な方向に広がる傘部117が、一体向に設けられて
いる。かかる傘部117にあっては、それぞれ、浅底の
略矩形箱体形状を呈し、それぞれの側壁部の外面におい
てストッパ金具1日の両側面に対して固着されることに
より、内筒金具10側に開口する状態で取り付けられた
一対の仕切金具118.118によって構成されている
そして、かかる傘部117によって、受圧室60内が、
振動人力方向両側部分に仕切られていると共に、該傘部
117の外周面と受圧室60内面との間に、それら両側
部分を相互に連通ずる所定間隙の狭窄部120が形成さ
れているのである。
また、そこにおいて、かかる狭窄部120にあっては、
その内部を通じて流動せしめられる流体の共振作用に基
づいて、車両走行時のこもり音等に相当する200七程
度の高周波数域の振動入力時に、低動ばね効果が発揮さ
れ得るように、その長さや断面積等がチューニングせし
められている。
また、かかる傘部117における、外筒金具12に対向
する突出端面上には、緩衝ゴム122が一体的に設けら
れており、かかる傘部117の外筒金具12側に対する
当接にて、内筒金具10の外筒金具12に対する変位量
が規制され得るようになっている。
さらに、上記傘部117を構成する仕切金具118.1
18にあっては、それぞれ、第9図及び第1O図にも示
されている如く、その内部が、深さ方向中央部において
、薄肉のゴム膜124にて仕切られており、底部に密閉
された空気室126が形成されている。また、かかる仕
切金具118の開口部には、環状の支持金具128.1
30が取り付けられており、そしてそれらの支持金具1
28.130にて外周縁部を支持されることにより、薄
肉平板状の可動板132が、該仕切金具118の開口部
を閉塞するように、且つ該仕切金具118の深さ方向に
所定距離変位可能に配設せしめられている。
それによって、かかる仕切金具118内には、受圧室6
0内の液圧変動に伴って、可動板132が変位せしめら
れることにより、該受圧室60内の液圧変動が及ぼされ
ると共に、空気室126の容積変化にて許容されるゴム
膜124の弾性変形に基づいて、内圧変化が低減乃至は
解消される第二の平衡室134が形成されているのであ
る。
そして、振動の入力に際して、受圧室60内に内圧変動
が生ぜしめられた場合に、可動板132が変位せしめら
れることによって、受圧室60と第二の平衡室134と
の間に流体の流動が生ぜしめられることとなるのであり
、また、そこにおいて、本実施例にあっては、かかる可
動板132の変位に伴って受圧室60と第二の平衡室1
34との間に生ぜしめられる流体の流動作用乃至は共振
作用に基づいて、150)tz程度の高周波数域の振動
入力時に、低動ばね効果が発揮され得るように、可動板
132の大きさ等がチューニングせしめられている。
従って、このような構造とされた傘部117を備えてな
る本実施例におけるエンジンマウントにあっては、前記
第二のオリフィス通路78に対する低動ばね効果が充分
に発揮されない、こもり音等の高周波数域の振動入力時
においても、受圧室60と第二の平衡室134との間に
生ぜしめられる流体の流動および狭窄部120を通じて
の流体の流動による流動作用乃至は共振作用に基づいて
、優れた低動ばね効果が発揮され得ることとなるのであ
り、それによって中乃至高周波数域の入力振動に対する
優れた防振効果が、広い周波数域に亘って極めて有利に
確保され得ることとなるのである。
なお、上記第二の平衡室134は、空気室126による
容積可変性によって、受圧室60内の液圧を吸収する機
能を有することとなるが、該第二の平衡室134による
低動ばね効果が要求される高周波振動に比べて、前記第
一のオリフィス通路64による高減衰効果が要求される
低周波振動は、その振幅が充分に大きいことがら、可動
板132の変位量を調節することによって、かがる第二
の平衡室134による液圧吸収機能が、低周波数域の入
力振動に対しては発揮されなくすることが可能であり、
そうすることによって、前述の如き、低周波振動に対す
る第一のオリフィス通路64による高減衰効果が、有効
に維持され得ることとなるのである。
以上、本発明の実施例について詳述してきたが、これら
は文字通りの1例示であって、本発明は、かかる具体例
にのみ限定して解釈されるものではない。
例えば、オリフィス通路の具体的構造は、同等限定され
るものではなく、直線状形態をもって形成したり、或い
は周方向に1周以上の長さで形成することも可能である
また、前記実施例におけるエンジンマウントにあっては
、内外筒金具10,12間において、受圧室と平衡室と
を、それぞれ一つづつ備えてなる構造とされていたが、
その他、例えば、一つの受圧室に対して、それぞれ別個
のオリフィス通路にて連通された複数個の平衡室を備え
てなる構造のものなどにも、本発明は良好に適用され得
るものである。
さらに、第二のオリフィス通路を通じての流体の流動を
阻止し得る切換手段は、前記実施例のものに限定される
ものでは決してなく、例えば、該第二のオリフィス通路
内に嵌入可能に配されることにより、該第二のオリフィ
ス通路を直接に連通/!断する仕切弁によって構成する
ことも可能である。
加えて、本発明は、前述の如き自動車用エンジンマウン
トの他、自動車用サスペンションブツシュや、その他各
種装置におけるマウントに対しても、有利に適用され得
るものであることは、勿論である。
その他、−々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識
に基づいて、種々なる変更、修正、改良等を加えた態様
において実施され得るものであり、またそのような実施
態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも本発明
の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない
ところである。
(発明の効果) 上述の説明から明らかなように、本発明に係る流体封入
式筒型マウント装置にあっては、受圧室と副液室とを連
通ずる第二のオリフィス通路が、切換手段によって連通
/遮断制御可能であることから、該第二のオリフィス通
路に対して、受圧室と平衡室とを連通ずるオリフィス通
路とは異なるチューニングを施し、入力振動に応じて、
そのうちの適当なオリフィス通路を選択的に活用するこ
とができるのであり、マウント防振特性のアクティブ・
コントロールが可能となるのである。
そして、それによって、かかる流体封入式筒型マウント
装置においては、例えば、受圧室と平衡室とを連通ずる
オリフィス通路を通じて流動せしめられる流体の共振作
用に基づく、低周波数域の入力振動に対する高減衰効果
と、受圧室と副液室とを連通ずる第二のオリフィス通路
を通じて流動せしめられる流体の共振作用に基づく、中
乃至は高周波数域の入力振動に対する低動ばね効果とが
、入力振動に応じて、何れも有効に発揮され得ることと
なり、それによって広い周波数域に亘る人力振動に対し
て、極めて良好なる防振性能が発揮され得ることとなる
のである。
また、かかる本発明に従う流体封入式筒型マウント装置
においては、第二のオリフィス通路を通じての流体の流
動を制御する切換手段として、副液室を構成する可撓性
膜の弾性変形を阻止する圧力室、或いは第二のオリフィ
ス通路と副液室との連通を遮断する弁機構が好適に採用
され得、それによって本発明の目的が有利に達成され得
ることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従う構造とされたエンジンマウント
の一具体例を示す横断面図であり、第2図は、第1図に
おける■−■断面図であり、第3図は、第1図における
■−■断面図である。また、第4図は、第1図に示され
ているエンジンマウントを構成する一体加硫成形品を示
す横断面図であり、第5図は、第4図における■−■断
面図であり、第6図は、第4図におけるa矢視図である
。 更に、第7図は、第1図に示されているエンジンマウン
トにおける別の作動状態を示す要部断面図である。また
一方、第8図は、本発明の別の具体例としてのエンジン
マウントを示す横断面図であり、第9図は、かかるエン
ジンマウントの部分拡大断面図であり、第10図は、第
9図におけるX−X断面図である。 80:副液室      82:空気室94:ダイヤフ
ラム   96:通孔 98:弁体      100ニブランジャlO2:ソ
レノイドコイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)径方向に所定距離を隔てて同心的に若しくは偏心
    して配された内筒金具と外筒金具とを、それらの間に介
    装されたゴム弾性体にて連結すると共に、それら内筒金
    具と外筒金具との間に、それぞれ所定の非圧縮性流体が
    封入された、振動が入力される受圧室と、少なくとも一
    部が可撓性膜にて画成された容積可変の平衡室とを形成
    し、更にそれら受圧室と平衡室とをオリフィス通路を通
    じて相互に連通せしめてなる流体封入式筒型マウント装
    置において、 前記外筒金具の外側に、前記所定の非圧縮性流体が封入
    された副液室を形成し、その壁部の少なくとも一部を可
    撓性膜にて構成することにより、該副液室を容積可変と
    為すと共に、前記外筒金具を貫通して該副液室と前記受
    圧室とを相互に連通する第二のオリフィス通路を設ける
    一方、該第二のオリフィス通路を通じての流体の流動を
    阻止し得る切換手段を設けたことを特徴とする流体封入
    式筒型マウント装置。
  2. (2)前記副液室を構成する可撓性膜に対して、該副液
    室とは反対側に位置し、該可撓性膜に圧力を及ぼしめて
    その弾性変形を阻止することにより、前記第二のオリフ
    ィス通路を通じての流体の流動を実質的に阻止せしめ得
    る圧力室にて、前記切換手段が構成されている請求項(
    1)記載の流体封入式筒型マウント装置。
  3. (3)前記副液室と前記第二のオリフィス通路との間に
    設けられて、それら副液室と第二のオリフィス通路との
    連通を遮断することにより、該第二のオリフィス通路を
    通じての流体の流動を実質的に阻止せしめ得る弁機構に
    よって、前記切換手段が構成されている請求項(1)記
    載の流体封入式筒型マウント装置。
JP1061842A 1989-03-14 1989-03-14 流体封入式筒型マウント装置 Expired - Fee Related JPH0788871B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1061842A JPH0788871B2 (ja) 1989-03-14 1989-03-14 流体封入式筒型マウント装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1061842A JPH0788871B2 (ja) 1989-03-14 1989-03-14 流体封入式筒型マウント装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02240430A true JPH02240430A (ja) 1990-09-25
JPH0788871B2 JPH0788871B2 (ja) 1995-09-27

Family

ID=13182748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1061842A Expired - Fee Related JPH0788871B2 (ja) 1989-03-14 1989-03-14 流体封入式筒型マウント装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0788871B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0522891U (ja) * 1991-08-13 1993-03-26 エヌ・オー・ケー・メグラステイツク株式会社 液入り弾性ブツシユ
JPH05169983A (ja) * 1991-12-20 1993-07-09 Nissan Motor Co Ltd パワーユニット支持装置
US5299788A (en) * 1990-12-13 1994-04-05 Tokai Rubber Industries, Ltd. Fluid-filled cylindrical elastic mount having orifice passages and voids formed in elastic body
JPH06280923A (ja) * 1993-02-25 1994-10-07 Carl Freudenberg:Fa 油圧減衰式のスリーブゴムばね
US7780154B2 (en) 2005-07-14 2010-08-24 Tokai Rubber Industries, Ltd. Fluid-filled type engine mount

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62101936A (ja) * 1985-10-28 1987-05-12 Nissan Motor Co Ltd ブツシユ形防振装置
JPS63101536A (ja) * 1986-08-25 1988-05-06 ロ−ド・コ−ポレ−シヨン 正確に調節できる動的動作特性を有する流体入振動絶縁装置
JPS63172035A (ja) * 1987-01-07 1988-07-15 Nissan Motor Co Ltd 内外筒型流体封入式パワ−ユニツトマウント

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62101936A (ja) * 1985-10-28 1987-05-12 Nissan Motor Co Ltd ブツシユ形防振装置
JPS63101536A (ja) * 1986-08-25 1988-05-06 ロ−ド・コ−ポレ−シヨン 正確に調節できる動的動作特性を有する流体入振動絶縁装置
JPS63172035A (ja) * 1987-01-07 1988-07-15 Nissan Motor Co Ltd 内外筒型流体封入式パワ−ユニツトマウント

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5299788A (en) * 1990-12-13 1994-04-05 Tokai Rubber Industries, Ltd. Fluid-filled cylindrical elastic mount having orifice passages and voids formed in elastic body
JPH0522891U (ja) * 1991-08-13 1993-03-26 エヌ・オー・ケー・メグラステイツク株式会社 液入り弾性ブツシユ
JPH05169983A (ja) * 1991-12-20 1993-07-09 Nissan Motor Co Ltd パワーユニット支持装置
JPH06280923A (ja) * 1993-02-25 1994-10-07 Carl Freudenberg:Fa 油圧減衰式のスリーブゴムばね
US7780154B2 (en) 2005-07-14 2010-08-24 Tokai Rubber Industries, Ltd. Fluid-filled type engine mount

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0788871B2 (ja) 1995-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2843088B2 (ja) 流体封入式マウント装置
US5314173A (en) Fluid-filled elastic mount having vacuum-receiving chamber partially defined by elastic member for isolating high-frequency vibrations
JPH0460231A (ja) 流体封入式マウント装置
JPH03157535A (ja) 流体封入式筒型マウント装置
WO2015041056A1 (ja) 防振装置
JP3414245B2 (ja) 流体封入式防振装置
JPH03121327A (ja) 流体封入式筒型マウント装置
JPH0285537A (ja) 流体封入式マウント装置
JP2001343045A (ja) 空気圧加振式の流体封入式防振装置
US5887844A (en) Fluid-sealed vibration isolating device
JP3551637B2 (ja) 流体封入式マウント装置
EP0851144B1 (en) Vibration damping device including pneumatically oscillated member partially defining fluid-filled pressure-receiving chamber
JPH01238730A (ja) 流体封入式マウント装置
JP3039102B2 (ja) 流体封入式マウント装置
JPH01116329A (ja) 防振装置
JP4158110B2 (ja) 空気圧切換型の流体封入式エンジンマウント
JPH02240430A (ja) 流体封入式筒型マウント装置
JPH01229132A (ja) 流体封入式マウント装置
JPH1089402A (ja) 流体封入式マウント装置
JP2004069005A (ja) 流体封入式防振装置
JPH0389043A (ja) 流体封入式防振マウント
JP3407616B2 (ja) 流体封入式防振装置
JP2884804B2 (ja) 流体封入式マウント装置
JPH0389044A (ja) 流体封入式防振マウント
JPH11101294A (ja) 流体封入式マウント装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees