JPH0427916B2 - - Google Patents
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- JPH0427916B2 JPH0427916B2 JP60293220A JP29322085A JPH0427916B2 JP H0427916 B2 JPH0427916 B2 JP H0427916B2 JP 60293220 A JP60293220 A JP 60293220A JP 29322085 A JP29322085 A JP 29322085A JP H0427916 B2 JPH0427916 B2 JP H0427916B2
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- hot air
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- tar
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F26—DRYING
- F26B—DRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
- F26B3/00—Drying solid materials or objects by processes involving the application of heat
- F26B3/28—Drying solid materials or objects by processes involving the application of heat by radiation, e.g. from the sun
- F26B3/30—Drying solid materials or objects by processes involving the application of heat by radiation, e.g. from the sun from infrared-emitting elements
- F26B3/305—Drying solid materials or objects by processes involving the application of heat by radiation, e.g. from the sun from infrared-emitting elements the infrared radiation being generated by combustion or combustion gases
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F26—DRYING
- F26B—DRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
- F26B23/00—Heating arrangements
- F26B23/10—Heating arrangements using tubes or passages containing heated fluids, e.g. acting as radiative elements; Closed-loop systems
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F26—DRYING
- F26B—DRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
- F26B2210/00—Drying processes and machines for solid objects characterised by the specific requirements of the drying good
- F26B2210/12—Vehicle bodies, e.g. after being painted
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Coating Apparatus (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は被塗物の塗膜を加熱乾燥させる塗装用
乾燥炉に係り、特にトンネル形に形成された炉本
体の出入口の天井部に沿つて夫々ヤニ発生防止ダ
クトが配設された塗装用乾燥炉に関する。
乾燥炉に係り、特にトンネル形に形成された炉本
体の出入口の天井部に沿つて夫々ヤニ発生防止ダ
クトが配設された塗装用乾燥炉に関する。
塗装直後の自動車ボデイがトンネル形の炉本体
内を搬送させて焼付乾燥される自動車塗装用乾燥
炉にあつては、炉内で高温に加熱された自動車ボ
デイの塗膜から有機溶剤、塗料樹脂及び硬化剤等
の有害悪臭成分が発生する。
内を搬送させて焼付乾燥される自動車塗装用乾燥
炉にあつては、炉内で高温に加熱された自動車ボ
デイの塗膜から有機溶剤、塗料樹脂及び硬化剤等
の有害悪臭成分が発生する。
そして、その有害悪臭成分濃度が高くなると、
外気が侵入して内部温度が低下する炉本体の出入
口側において、塗膜の黄変や層間剥離の原因とな
るヤニ状物質が多量に発生して天井部に付着し、
これが液滴となつて自動車ボデイの表面に滴下し
て塗装不良を起こしたり、火災発生の危険も生ず
る。
外気が侵入して内部温度が低下する炉本体の出入
口側において、塗膜の黄変や層間剥離の原因とな
るヤニ状物質が多量に発生して天井部に付着し、
これが液滴となつて自動車ボデイの表面に滴下し
て塗装不良を起こしたり、火災発生の危険も生ず
る。
そこで従来では、第3図に示すように、炉本体
1内の排ガスを排気ダクト2を通じて脱臭浄化処
理装置3に排出すると共に、炉本体1の入口1a
及び出口1bの天井部に沿つて夫々ヤニ発生防止
ダクト4及び5を配設し、各ヤニ発生防止ダクト
4及び5内に高温の熱風を循環供給して入口1a
及び出口1bにおける排ガスの温度低下を防止す
ることとしている。
1内の排ガスを排気ダクト2を通じて脱臭浄化処
理装置3に排出すると共に、炉本体1の入口1a
及び出口1bの天井部に沿つて夫々ヤニ発生防止
ダクト4及び5を配設し、各ヤニ発生防止ダクト
4及び5内に高温の熱風を循環供給して入口1a
及び出口1bにおける排ガスの温度低下を防止す
ることとしている。
ところで、電着直後の自動車ボデイBの塗膜を
焼付乾燥する乾燥炉にあつては、炉本体1内の入
口1a側の左右側壁に沿つて暗赤ダクトと称する
熱風循環ダクト6が配設され、該熱風循環ダクト
6内に熱風発生装置N1から250〜300℃の高温の
熱風が循環供給されて、その前面に設けられた輻
射板7から放射される200℃前後の輻射熱により
自動車ボデイBの濡れた塗膜をある程度乾燥さ
せ、塗膜表面が乾燥した後に熱風吹出ダクト8の
吹出口9から吹き出される170〜180℃の熱風で焼
付乾燥することとしている。即ち、炉本体1内に
搬入される自動車ボデイBを速やかに昇温させる
と共に、電着直後の濡れた塗膜に塵埃等が付着す
ることなくこれを光沢良く乾燥させるために、ま
ず熱風循環ダクト6の輻射板7から放射される
200℃前後の輻射熱で塗膜表面を乾燥させ、次い
で熱風吹出ダクト8の吹出口9から吹き出されて
炉内に循環対流せられる約170〜180℃の熱風を直
接吹き掛けて熱効率良く塗膜を反応硬化させるの
が一般的である。
焼付乾燥する乾燥炉にあつては、炉本体1内の入
口1a側の左右側壁に沿つて暗赤ダクトと称する
熱風循環ダクト6が配設され、該熱風循環ダクト
6内に熱風発生装置N1から250〜300℃の高温の
熱風が循環供給されて、その前面に設けられた輻
射板7から放射される200℃前後の輻射熱により
自動車ボデイBの濡れた塗膜をある程度乾燥さ
せ、塗膜表面が乾燥した後に熱風吹出ダクト8の
吹出口9から吹き出される170〜180℃の熱風で焼
付乾燥することとしている。即ち、炉本体1内に
搬入される自動車ボデイBを速やかに昇温させる
と共に、電着直後の濡れた塗膜に塵埃等が付着す
ることなくこれを光沢良く乾燥させるために、ま
ず熱風循環ダクト6の輻射板7から放射される
200℃前後の輻射熱で塗膜表面を乾燥させ、次い
で熱風吹出ダクト8の吹出口9から吹き出されて
炉内に循環対流せられる約170〜180℃の熱風を直
接吹き掛けて熱効率良く塗膜を反応硬化させるの
が一般的である。
そして、熱風循環ダクト6内に供給された高温
の熱風が、省エネルギー化を図るために炉本体1
の入口1aに配設されたヤニ発生防止ダクト4内
に送給されて該ダクト4の加熱に供された後、熱
風発生装置N1のバーナ10で再び熱の給与を受
けて約250〜300℃に加熱され、循環フアン11で
熱風循環ダクト6内に循環供給されるように成さ
れている。また、熱風吹出ダクト8内に供給され
る熱風の一部が、炉本体1の出口1bに配設した
ヤニ発生防止ダクト5内に送給された後、吸込ダ
クト12から吸引された炉内空気と共に熱風発生
装置N2のバーナ13で再び熱の給与を受けて約
170〜180℃に加熱され、循環フアン14で熱風吹
出ダクト8内に循環供給されるように成されてい
る。
の熱風が、省エネルギー化を図るために炉本体1
の入口1aに配設されたヤニ発生防止ダクト4内
に送給されて該ダクト4の加熱に供された後、熱
風発生装置N1のバーナ10で再び熱の給与を受
けて約250〜300℃に加熱され、循環フアン11で
熱風循環ダクト6内に循環供給されるように成さ
れている。また、熱風吹出ダクト8内に供給され
る熱風の一部が、炉本体1の出口1bに配設した
ヤニ発生防止ダクト5内に送給された後、吸込ダ
クト12から吸引された炉内空気と共に熱風発生
装置N2のバーナ13で再び熱の給与を受けて約
170〜180℃に加熱され、循環フアン14で熱風吹
出ダクト8内に循環供給されるように成されてい
る。
ここで、炉本体1の入口1aに配設されたヤニ
発生防止ダクト4は、熱風循環ダクト6に循環供
給される清浄で且つ高温(250〜300℃)の熱風が
送給されて加熱されるから、入口1a内を高温に
維持してヤニ状物質の発生を確実に防止すること
ができると共に、ダクト4内にヤニ状物質等が付
着して汚れることもない。
発生防止ダクト4は、熱風循環ダクト6に循環供
給される清浄で且つ高温(250〜300℃)の熱風が
送給されて加熱されるから、入口1a内を高温に
維持してヤニ状物質の発生を確実に防止すること
ができると共に、ダクト4内にヤニ状物質等が付
着して汚れることもない。
しかし、炉本体1の出口1bに配設されたヤニ
発生防止ダクト5内には、熱風吹出ダクト8から
比較的温度の低い170〜180℃程度の熱風が供給さ
れているから、出口1bから侵入する低温の外気
の影響を受けてその表面温度が低下しやすく、し
たがつてヤニ発生防止ダクト5の表面にヤニ状物
質が生成付着し、これが一定量に達すると自動車
ボデイBの表面に滴下して塗装不良を生ずるとい
う重大な欠点があつた。特に、上記した電着炉以
外の乾燥炉にあつては、熱風発生装置N2から熱
風吹出ダクト8内に循環供給される熱風の温度
が、例えばシーナー炉で130〜140℃、中塗り炉で
150〜160℃、水研炉で120〜140℃、上塗り炉で
140〜150℃と非常に低いから、温度低下によるヤ
ニ状物質の生成付着量が著しく多い。
発生防止ダクト5内には、熱風吹出ダクト8から
比較的温度の低い170〜180℃程度の熱風が供給さ
れているから、出口1bから侵入する低温の外気
の影響を受けてその表面温度が低下しやすく、し
たがつてヤニ発生防止ダクト5の表面にヤニ状物
質が生成付着し、これが一定量に達すると自動車
ボデイBの表面に滴下して塗装不良を生ずるとい
う重大な欠点があつた。特に、上記した電着炉以
外の乾燥炉にあつては、熱風発生装置N2から熱
風吹出ダクト8内に循環供給される熱風の温度
が、例えばシーナー炉で130〜140℃、中塗り炉で
150〜160℃、水研炉で120〜140℃、上塗り炉で
140〜150℃と非常に低いから、温度低下によるヤ
ニ状物質の生成付着量が著しく多い。
また、ヤニ発生防止ダクト5内には、炉内に対
流せられて吸込ダクト12から吸引された有害悪
臭成分を含む熱風が循環供給されるから、該ダク
ト4内にもヤニ状物質が生成付着して清掃が非常
に面倒になるという欠点も有していた。
流せられて吸込ダクト12から吸引された有害悪
臭成分を含む熱風が循環供給されるから、該ダク
ト4内にもヤニ状物質が生成付着して清掃が非常
に面倒になるという欠点も有していた。
そこで本発明は、炉本体の入口に配設されたヤ
ニ発生防止ダクトのみならず、出口に配設された
ヤニ発生防止ダクト内にも炉本体の入口側に配設
された熱風循環ダクトに供給される清浄で且つ高
温の熱風を熱効率良く送給して、当該ヤニ発生防
止ダクトの表面及び内部にヤニ状物質が生成付着
することを確実に防止できる塗装用乾燥炉を提供
することを目的とする。
ニ発生防止ダクトのみならず、出口に配設された
ヤニ発生防止ダクト内にも炉本体の入口側に配設
された熱風循環ダクトに供給される清浄で且つ高
温の熱風を熱効率良く送給して、当該ヤニ発生防
止ダクトの表面及び内部にヤニ状物質が生成付着
することを確実に防止できる塗装用乾燥炉を提供
することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明は、トンネ
ル型の炉本体の入口側に輻射熱を放射する熱風循
環ダクトが配設され、出入口の天井部に沿つて
夫々ヤニ発生防止ダクトが配設された塗装用乾燥
炉において、前記炉本体をUターン炉に形成して
入口と出口が隣設されると共に、前記熱風循環ダ
クトに供給された熱風を送給するダクトが前記各
ヤニ発生防止ダクトに接続されていることを特徴
とする。
ル型の炉本体の入口側に輻射熱を放射する熱風循
環ダクトが配設され、出入口の天井部に沿つて
夫々ヤニ発生防止ダクトが配設された塗装用乾燥
炉において、前記炉本体をUターン炉に形成して
入口と出口が隣設されると共に、前記熱風循環ダ
クトに供給された熱風を送給するダクトが前記各
ヤニ発生防止ダクトに接続されていることを特徴
とする。
本発明によれば、炉本体の入口側に配設された
熱風循環ダクトに供給される高温の熱風が、炉本
体の入口に配設されたヤニ発生防止ダクト内のみ
ならず、炉本体の出口に配設されたヤニ発生防止
ダクト内にも送給されて、各ヤニ発生防止ダクト
の表面及び内部にヤニ状物質が生成付着すること
を確実に防止することができる。特に、炉本体が
Uターン炉に形成されて入口と出口とが隣設され
ているから、炉本体の入口側に配設された熱風循
環ダクト内から出口に配設されたヤニ発生防止ダ
クト内に熱風を循環送給するダクトの長さが短く
て済み、放散熱量が少なくて熱効率が非常に良い
と共に工費も極めて安くなる。
熱風循環ダクトに供給される高温の熱風が、炉本
体の入口に配設されたヤニ発生防止ダクト内のみ
ならず、炉本体の出口に配設されたヤニ発生防止
ダクト内にも送給されて、各ヤニ発生防止ダクト
の表面及び内部にヤニ状物質が生成付着すること
を確実に防止することができる。特に、炉本体が
Uターン炉に形成されて入口と出口とが隣設され
ているから、炉本体の入口側に配設された熱風循
環ダクト内から出口に配設されたヤニ発生防止ダ
クト内に熱風を循環送給するダクトの長さが短く
て済み、放散熱量が少なくて熱効率が非常に良い
と共に工費も極めて安くなる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。
に説明する。
第1図は本発明による塗装用乾燥炉の一例を示
す平面図、第2図はその−線断面図である。
す平面図、第2図はその−線断面図である。
なお、第3図との共通部分については同一符号
を付してその詳細説明は省略する。
を付してその詳細説明は省略する。
炉本体1は、Uターン炉に形成されて入口1a
と出口1bとが隣接されている。
と出口1bとが隣接されている。
また、炉本体1内の入口1a側及び出口1b側
には、夫々左右側壁に沿つて一対の熱風循環ダク
ト6及び熱風吹出ダクト8が配設されている。
には、夫々左右側壁に沿つて一対の熱風循環ダク
ト6及び熱風吹出ダクト8が配設されている。
炉本体1の入口1a及び出口1bの天井部に沿
つて配設されたヤニ発生防止ダクト4及び5は、
夫々流入口4aと流出口4b、流入口5aと流出
口5bが隣接されたUターンダクトに形成されて
いる。
つて配設されたヤニ発生防止ダクト4及び5は、
夫々流入口4aと流出口4b、流入口5aと流出
口5bが隣接されたUターンダクトに形成されて
いる。
そして、ヤニ発生防止ダクト4及び5の各流入
口4a及び5aが、熱風発生装置N1のサプライ
ダクト15から熱風循環ダクト6内に供給された
高温の熱風を排出するダクト16に夫々接続され
ると共に、各流出口4b及び5bが、熱風発生装
置N1のリターンダクト17に夫々接続されてい
る。
口4a及び5aが、熱風発生装置N1のサプライ
ダクト15から熱風循環ダクト6内に供給された
高温の熱風を排出するダクト16に夫々接続され
ると共に、各流出口4b及び5bが、熱風発生装
置N1のリターンダクト17に夫々接続されてい
る。
即ち、本発明においては、炉本体1の出口1b
に配設されたヤニ発生防止ダクト5に対して、従
来のように熱風吹出ダクト8からの熱風を送給す
るのではなく、入口1a側に配設された熱風循環
ダクト6からの清浄で且つ高温の熱風を送給する
ように成されている。
に配設されたヤニ発生防止ダクト5に対して、従
来のように熱風吹出ダクト8からの熱風を送給す
るのではなく、入口1a側に配設された熱風循環
ダクト6からの清浄で且つ高温の熱風を送給する
ように成されている。
しかして、熱風発生装置N1のバーナ10で約
250〜300℃に加熱された高温の熱風を循環フアン
11によりサプライダクト15を通じて熱風循環
ダクト6内に供給し、該熱風循環ダクト6の前面
に配された輻射板7を約200℃前後に加熱してそ
の輻射熱によつて電着直後の自動車ボデイBの濡
れた塗膜を加熱乾燥させると共に、熱風循環フア
ン6内に供給された熱風をダクト16を通じてヤ
ニ発生防止ダクト4及び5内に送給し、各ヤニ発
生防止ダクト4及び5から放出される熱によつて
炉本体1の入口1a及び出口1b内の空気を高温
に加熱する。
250〜300℃に加熱された高温の熱風を循環フアン
11によりサプライダクト15を通じて熱風循環
ダクト6内に供給し、該熱風循環ダクト6の前面
に配された輻射板7を約200℃前後に加熱してそ
の輻射熱によつて電着直後の自動車ボデイBの濡
れた塗膜を加熱乾燥させると共に、熱風循環フア
ン6内に供給された熱風をダクト16を通じてヤ
ニ発生防止ダクト4及び5内に送給し、各ヤニ発
生防止ダクト4及び5から放出される熱によつて
炉本体1の入口1a及び出口1b内の空気を高温
に加熱する。
これにより、入口1a及び出口1b側で有害悪
臭成分を含む排ガス中からヤニ状物質が生成され
ることが防止される。また、各ヤニ発生防止ダク
ト4及び5は熱風循環ダクト6内から送給される
250〜300℃程度の熱風で高温に加熱されているか
ら、出入口1a及び1bから多少の外気が侵入し
てもその表面温度が著しく低下することがなく、
当該ダクト4及び5の表面にヤニ状物質が生成付
着することも防止される。
臭成分を含む排ガス中からヤニ状物質が生成され
ることが防止される。また、各ヤニ発生防止ダク
ト4及び5は熱風循環ダクト6内から送給される
250〜300℃程度の熱風で高温に加熱されているか
ら、出入口1a及び1bから多少の外気が侵入し
てもその表面温度が著しく低下することがなく、
当該ダクト4及び5の表面にヤニ状物質が生成付
着することも防止される。
次に、上記の如くしてヤニ発生防止ダクト4及
び5内に送給された熱風は、夫々各流出口4b及
び5bからリターンダクト17を通じて熱風発生
装置N1に戻され、該熱風発生装置N1のバーナ1
0で再び熱の給与を受けて250〜300℃に加熱さ
れ、循環フアン11によつて熱風循環ダクト6内
に循環供給される。
び5内に送給された熱風は、夫々各流出口4b及
び5bからリターンダクト17を通じて熱風発生
装置N1に戻され、該熱風発生装置N1のバーナ1
0で再び熱の給与を受けて250〜300℃に加熱さ
れ、循環フアン11によつて熱風循環ダクト6内
に循環供給される。
したがつて、熱風循環ダクト6から各ヤニ発生
防止ダクト4及び5内に循環送給される熱風は、
炉本体1内に発生した有害悪臭成分を一切含まな
い清浄な空気であるから、当該ヤニ発生防止ダク
ト4及び5内にヤニ状物質等が生成付着すること
がなく、ダクト内の清掃も非常に簡単である。
防止ダクト4及び5内に循環送給される熱風は、
炉本体1内に発生した有害悪臭成分を一切含まな
い清浄な空気であるから、当該ヤニ発生防止ダク
ト4及び5内にヤニ状物質等が生成付着すること
がなく、ダクト内の清掃も非常に簡単である。
また、炉本体1がUターン炉に形成されて入口
1aと出口1bが隣設されているので、入口1a
側に配設された熱風循環ダクト6から出口1bに
配設されたヤニ発生防止ダクト5内に熱風を送給
するダクト16も非常に短くて済み、ダクト16
からの放散熱量が非常に小さくて熱効率が良いと
共に、ダクト16を配設する工費も安くすること
ができる。
1aと出口1bが隣設されているので、入口1a
側に配設された熱風循環ダクト6から出口1bに
配設されたヤニ発生防止ダクト5内に熱風を送給
するダクト16も非常に短くて済み、ダクト16
からの放散熱量が非常に小さくて熱効率が良いと
共に、ダクト16を配設する工費も安くすること
ができる。
以上述べたように、本発明によれば、輻射熱に
よつて炉内を加熱する熱風循環ダクトに供給され
る清浄で且つ高温の熱風が、炉本体の入口に配設
されたヤニ発生防止ダクト内のみならず、炉本体
の出口に配設されたヤニ発生防止ダクト内にも送
給されて、各ヤニ発生防止ダクトの表面及び内部
にヤニ状物質が生成付着することを確実に防止す
ることができると同時に、炉本体がUターン炉に
形成されて入口と出口とが隣設されているから、
炉本体の入口側に配設された熱風循環ダクトから
出口に配設されたヤニ発生防止ダクト内へ熱風を
循環送給するダクトの長さも非常に短くて済み、
当該ダクトからの放散熱量が少なくて熱効率が非
常に良いと共にダクト配設の工費も極めて安くな
るという種々の優れた効果を有する。
よつて炉内を加熱する熱風循環ダクトに供給され
る清浄で且つ高温の熱風が、炉本体の入口に配設
されたヤニ発生防止ダクト内のみならず、炉本体
の出口に配設されたヤニ発生防止ダクト内にも送
給されて、各ヤニ発生防止ダクトの表面及び内部
にヤニ状物質が生成付着することを確実に防止す
ることができると同時に、炉本体がUターン炉に
形成されて入口と出口とが隣設されているから、
炉本体の入口側に配設された熱風循環ダクトから
出口に配設されたヤニ発生防止ダクト内へ熱風を
循環送給するダクトの長さも非常に短くて済み、
当該ダクトからの放散熱量が少なくて熱効率が非
常に良いと共にダクト配設の工費も極めて安くな
るという種々の優れた効果を有する。
第1図は本発明による塗装用乾燥炉の一例を示
す要部の平面図、第2図はその−線断面図、
第3図は従来の塗装用乾燥炉を示す断面図であ
る。 符号の説明、1……炉本体、1a……入口、1
b……出口、4,5……ヤニ発生防止ダクト、4
a,5a……流入口、4b,5b……流出口、6
……熱風循環ダクト、7……輻射板、16……ダ
クト、N1……熱風発生装置。
す要部の平面図、第2図はその−線断面図、
第3図は従来の塗装用乾燥炉を示す断面図であ
る。 符号の説明、1……炉本体、1a……入口、1
b……出口、4,5……ヤニ発生防止ダクト、4
a,5a……流入口、4b,5b……流出口、6
……熱風循環ダクト、7……輻射板、16……ダ
クト、N1……熱風発生装置。
Claims (1)
- 1 トンネル型の炉本体1の入口1a側に輻射熱
を放射する熱風循環ダクト6が配設され、出入口
1a,1bの天井部に沿つて夫々ヤニ発生防止ダ
クト4,5が配設された塗装用乾燥炉において、
前記炉本体1をUターン炉に形成して入口1aと
出口1bが隣設されると共に、前記熱風循環ダク
ト6に供給された熱風を送給するダクト16が前
記各ヤニ発生防止ダクト4,5に接続されている
ことを特徴とする塗装用乾燥炉。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP60293220A JPS62152564A (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | 塗装用乾燥炉 |
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