JPH0450945Y2 - - Google Patents

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JPH0450945Y2
JPH0450945Y2 JP1985052179U JP5217985U JPH0450945Y2 JP H0450945 Y2 JPH0450945 Y2 JP H0450945Y2 JP 1985052179 U JP1985052179 U JP 1985052179U JP 5217985 U JP5217985 U JP 5217985U JP H0450945 Y2 JPH0450945 Y2 JP H0450945Y2
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duct
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coated
inlet
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、塗装用焼付乾燥炉に関する。詳しく
は、本考案は、焼付乾燥炉出入口にて発生するヤ
ニが被塗物に落下するのを防止した塗装用焼付乾
燥炉に関する。
(従来の技術) 従来、自動車またはその部品等の工業製品は、
前処理を施したのち、下塗りとして電着塗装を施
し、ついで中塗りとしてスプレー塗装を施し、さ
らに上塗としてスプレー塗装が行なわれている
が、各種塗装工程の後では乾燥炉内において塗膜
の焼付乾燥炉を行なつている。
このような焼付乾燥炉においては、炉内に熱風
が循環されているので、その一部は系外に排出さ
れて燃焼処理されているとはいえ、塗料や溶剤の
蒸気が次第に炉内雰囲気中に蓄積し、これが凝縮
していわゆるヤニを形成することになる。特に炉
入口部や炉出口部において炉内雰囲気温度が低下
するので、ヤニ成分が凝縮しやすい。このように
凝縮したヤニは、炉内、特に天井部や壁面に付着
するばかりでなく、落下して被塗物を汚損すると
いう問題がある。このため、塗装用焼付乾燥炉に
は、通常ヤニ処理装置が設けられている。
しかして、従来のヤニ処理装置としては、例え
ば第4図に示すようなものがある。すなわち、同
図に示すように、焼付乾燥炉1において、搬送装
置2により搬送される被塗物3の被膜より発生す
るヤニ成分を含有する雰囲気ガスは、排気口4よ
り排気ダクト5を経て排煙脱臭室6へ送られ、こ
こで別途供給される都市ガス等の燃料および空気
とともに燃焼処理され、その燃焼ガスはフアン7
により熱交換器8へ送られ、ここで熱回収された
のち、系外へ排出される。
一方、吸気ダクト9より排出された炉内雰囲気
ガスは、フイルタ10より導入された新鮮空気お
よび燃料導管11より供給される都市ガス等の燃
料とともに燃焼室12により燃焼処理され、フア
ン13により給気ダクト14を経て炉内に温風が
供給されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の焼付乾燥炉に
あつては、炉内で気化した塗料や溶剤等のヤニ成
分が焼付乾燥炉の入口部または出口部付近で冷気
と接触するので凝縮し、これが天井や壁部に付着
して、被塗物上に落下し、被塗物の品質を低下さ
せるという問題点があつた。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、焼付乾燥炉出入口部において、
雰囲気ガス中のヤニ成分が凝縮しないような塗装
用焼付乾燥装置により上記問題点を解決すること
を目的としている。
(問題点を解決するための手段) 前記目的は、被塗物が搬入される入口部と搬出
される出口部とを有する焼付乾燥炉本体と、該焼
付乾燥炉本体に排気ダクトにより接続された炉内
雰囲気ガス燃焼装置と、前記出口部の天井部に設
けられかつ前記被塗物よりも大きな幅を有すると
共に前記燃焼装置に接続された出口側凝縮防止ダ
クトと、前記入口部の天井部に設けられかつ前記
被塗物よりも大きな幅を有すると共に前記出口側
凝縮防止ダクトに接続され、前記出口側凝縮防止
ダクトを通過して前記出口側凝縮防止ダクトより
も温度の低い温風が流入する入口側凝縮防止ダク
トとよりなる塗装用焼付乾燥炉により達成され
る。
(実施例) 以下、本考案を図面に基づいて説明する。第1
〜3図は、本考案の一実施例を示す図である。
まず、構成を説明すると、同図から明らかなよ
うに、例えば被塗物23を搬送するための搬送装
置22を備えた山型の塗装用焼付乾燥炉本体21
には、排気口24が設けられ、該排気口24は排
気ダクト25を介して炉内雰囲気ガス燃焼装置2
6に接続している。この燃焼装置26には、燃料
供給導管35および新鮮空気導管36が接続され
ている。また、この燃焼装置26はフアン27を
経て第1熱交換器28a、第2熱交換器28bお
よび第3熱交換器28cに直列に接続されてい
る。この第3熱交換器28cは、焼付乾燥炉本体
21の出口部39の天井に設けられた凝縮防止ダ
クト41に導管37により第1図に示されている
ように接続されている。しかして、この凝縮防止
ダクト41の幅Dは、焼付乾燥炉本体21内を搬
送される被塗物23の幅dよりも広く設定されて
いる。出口部39に設けられた出口側凝縮防止ダ
クト41は、導管42により他方つまり入口側の
凝縮防止ダクト41に接続されている。したがつ
て、入口側凝縮防止ダクト41には、出口側凝縮
防止ダクト41を通過した温風が供給されるの
で、入口側凝縮防止ダクト41の温度は出口側凝
縮防止ダクト41の温度よりも低い温度に設定さ
れることになる。
一方、別の排気口43あるいは前記排気口24
から分岐されたダクト(図示せず)に接続された
吸気ダクト29は、燃焼室32に接続されてい
る。この燃焼室32には、燃料供給導管31が接
続され、かつフイルタ30および第3熱交換器2
8cを経て新鮮空気供給導管44が接続されてい
る。また、この燃焼室32はフアン33を経て給
気ダクト34により焼付乾燥炉本体21に接続さ
れている。この焼付乾燥炉本体21においては給
気口46により温風が供給されるようになつてい
る。なお、吸気ダクト29には、必要により分岐
ダクト45が接続され、第2熱交換器28bを経
て吸気ダクト29に戻るように接続されている。
(作用) つぎに、作用を説明する。第1〜3図に示す焼
付乾燥炉において、搬送装置22により搬送され
てくる被塗物23の焼付乾燥により該焼付乾燥炉
本体21内で発生するヤニ成分を含有する雰囲気
ガスは、排気口24を経て排気ダクト25により
炉外に排出され、第1熱交換器28aで予熱され
たのち、炉内雰囲気ガス燃焼装置26に送られ、
燃料供給導管35より供給される都市ガス等の燃
料および新鮮空気導管36より供給される新鮮空
気により燃焼される。燃焼ガス(例えば約650℃)
は、フアン27の作用により熱交換器28a,2
8b,28cに順次送られて熱を回収されて適温
(例えば約320℃)に調節されたのち、必要により
暗赤外炉を経由し、さらに焼付乾燥炉本体21の
出口部39の天井部40に設けられた凝縮防止ダ
クト41に100℃以上の温度(例えば215℃)で供
給されたのち、さらに導管42により他方の天井
部40に設けられた凝縮防止ダクト41に100℃
以上の温度(例えば約120℃)で供給されて出入
口部38,39における炉内雰囲気ガスの冷却な
らびに含有されているヤニ成分の凝縮を防ぎ、つ
いで排出口48より系外へ排出される。このよう
に、出口部39の天井部40に設けられた出口側
凝縮防止ダクト41に燃焼室32からの温風を供
給し、この出口側凝縮防止ダクト41から排出さ
れた温風を入口側凝縮防止ダクト41に導管42
を介して供給するようにしたので、入口側凝縮防
止ダクト41の温度の方が出口側凝縮防止ダクト
41の温度よりも低くなる。したがつて、外部か
ら乾燥炉本体21内に搬入され比較的温度の低い
被塗物23が高温にさらされることなく、被塗物
23は除々に温度が上昇することになる。もし
も、燃焼室32から直接、入口側凝縮防止ダクト
41に温風を供給するようにすると、下塗りや中
塗りが終了した被塗物23の未だ充分に乾燥して
いない塗膜の外側のみが初めに乾燥して塗膜内部
が未乾燥の状態となり、乾燥炉本体21内におい
て、塗膜内部の溶剤が乾燥することから、塗膜面
に「わき」と言われる一種のピンホールが発生す
ることになる。しかし、本考案にあつては、出口
側凝縮防止ダクト41内から排出された温風を入
口凝縮防止ダクト41内に供給するようにしたの
で、特別の温度制御を行なうことなく、入口側凝
縮防止ダクト41によつても、ヤニ成分の凝縮を
防止しつつ最適な温度で被塗物23の乾燥を行な
うことができる。
一方、吸気ダクト29より吸気された雰囲気ガ
スは、燃焼室32に送られ、燃料供給導管31よ
り供給される都市ガス等の燃料および第3熱交換
器28cで予熱されて新鮮空気供給管44より供
給される新鮮空気により燃焼される。燃焼ガスで
ある熱風は、フアン33の作用により焼付乾燥炉
本体21に循環される。なお、雰囲気ガスの一部
は必要により吸気ダクト29より分岐され、第2
熱交換器28bで予熱されたのち、該吸気ダクト
29へ循環される。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案によれば、その構成
を、被塗物が搬入される入口部と搬出される出口
部とを有する焼付乾燥炉本体と、該焼付乾燥炉本
体に排気ダクトにより接続された炉内雰囲気ガス
燃焼装置と、前記出口部の天井部に設けられかつ
前記被塗物よりも大きな幅を有すると共に前記燃
焼装置に接続された出口側凝縮ダクトと、前記入
口部の天井部に設けられかつ前記被塗物よりも大
きな幅を有すると共に前記入口側凝縮ダクトに接
続され、前記出口側凝縮ダクトを通過して前記出
口側凝縮防止ダクトよりも温度の低い温風が流入
する入口側凝縮ダクトとよりなる塗装用焼付乾燥
炉としたため、元来温度の低下により炉内雰囲気
ガス中のヤニ成分が凝縮しやすかつた前記入口部
や出口部でヤニ成分の凝縮がなくなるので、凝縮
によるヤニの被塗物への落下は皆無となるという
効果が得られる。これは、天井部付近が凝縮ダク
ト内を流通する温風のために加熱されるために、
炉内雰囲気ガスが天井部あるいは凝縮防止ダクト
と接触してもヤニ成分の凝縮がなくなるためであ
る。特に、凝縮防止ダクトの幅が被塗物の幅より
も広いので、入口部および出口部の天井でヤニ成
分が凝縮したとしても、凝縮防止ダクトによりヤ
ニ成分は遮蔽されて、被塗物に落下することがな
い。更に、入口側凝縮防止ダクトには、出口側凝
縮ダクトを通過してこの出口側凝縮ダクト内より
も温度が低くなつた温風が供給されるので、被塗
物の塗膜が除々に加熱されて、塗膜全体が最良の
状態で乾燥されることになり、高品質の塗膜乾燥
が達成されることになるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による塗装用乾燥炉の一実施例
を表わす概略図、第2図は第1図の−線に沿
う拡大断面図、第3図は第1図の−線に沿う
拡大断面図であり、また第4図は従来の塗装用焼
付乾燥炉の一例を表わす概略図である。 21……焼付乾燥炉本体、22……搬送装置、
23……被塗物、24……排気口、25……排気
ダクト、26……炉内雰囲気ガス燃焼装置、28
a〜28c……熱交換器、29……吸気ダクト、
32……燃焼室、34……給気ダクト、38……
入口部、29……出口部、41……凝縮防止ダク
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被塗物23が搬入される入口部38と搬出され
    る出口部39とを有する焼付乾燥炉本体21と、 該焼付乾燥炉本体21に排気ダクト25により
    接続された炉内雰囲気ガス燃焼装置26と、 前記出口部39の天井部40に設けられかつ前
    記被塗物23よりも大きな幅を有すると共に前記
    燃焼装置26に接続された出口側凝縮防止ダクト
    41と、 前記入口部38の天井部40に設けられかつ前
    記被塗物23よりも大きな幅を有すると共に前記
    出口側凝縮防止ダクト41に接続され、前記出口
    側凝縮防止ダクト41を通過して前記出口側凝縮
    防止ダクト41よりも温度の低い温風が流入する
    入口側凝縮防止ダクト41とよりなる塗装用焼付
    乾燥炉。
JP1985052179U 1985-04-10 1985-04-10 Expired JPH0450945Y2 (ja)

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JP1985052179U JPH0450945Y2 (ja) 1985-04-10 1985-04-10

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JPS61171570U JPS61171570U (ja) 1986-10-24
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