JPS607814Y2 - 塗装用焼付炉 - Google Patents

塗装用焼付炉

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Publication number
JPS607814Y2
JPS607814Y2 JP10040079U JP10040079U JPS607814Y2 JP S607814 Y2 JPS607814 Y2 JP S607814Y2 JP 10040079 U JP10040079 U JP 10040079U JP 10040079 U JP10040079 U JP 10040079U JP S607814 Y2 JPS607814 Y2 JP S607814Y2
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JP
Japan
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hot air
duct
exhaust gas
air
furnace
Prior art date
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Expired
Application number
JP10040079U
Other languages
English (en)
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JPS5617972U (ja
Inventor
則明 西村
正紀 横井
保男 徳島
正行 小島
芳信 高橋
Original Assignee
トリニティ工業株式会社
トヨタ自動車株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by トリニティ工業株式会社, トヨタ自動車株式会社 filed Critical トリニティ工業株式会社
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Tunnel Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は塗装用焼付炉に係り、特に各部位の均一加熱昇
温を効率的に実施する塗装用焼付炉に関する。
塗装を完了した製品を焼付ける工程は、塗装作業におけ
る最も重要な部分である。
この作業は、比較的長時間を要するので、能率のよい焼
付炉を備えることが、生産性の向上と品質の安定に結び
つき、それがコスト低減の極め手となる。
従来の塗装用焼付炉は、熱風発生装置より発生した高温
熱風を、送気ファンにて炉内下部の吹出しダクトを経て
被塗物に吹付け、被塗物に熱を与えた用済み熱風は、炉
内上部の吸込みダクトに吸引され、再び熱風発生装置で
熱を得て、上記工程を繰返し被塗物を焼付けるのが一般
的構造であった。
従来の塗装用焼付炉の構造の詳細を第1図に基き説明す
る。
第1図は被塗物として自動車車体の場合の実施例である
被塗物である自動車ボデー1は搬送装置2によって移動
する。
炉は断熱パネル3で断熱され、高温熱風は吹出しダクト
4によって炉内に吹込まれ、吸込みダクト5で排出され
る。
燃焼ブロアー13が付帯している熱風発生装置7からの
高温熱風は、フィルター8を経て、送気ファン9で熱風
ダク)10,12を介して、焼付炉内下部長手方向に設
けられた左右の吹出しダクト4A、4Bに導びかれる。
吹出しダクト4A、4Bの被塗物側には、一定間隔で開
口部が設けてあり、高温熱風はこの開口部より被塗物1
に吹出され、被塗物1を所定温度迄上昇させ焼付ける。
用済み後の熱風は、同じく焼付炉上部長手方向に設けら
れた左右の吸込みダク)5A、5Bの開口部より、熱風
帰りダクト6を経て再び熱風発生装置7に帰着し、再循
環の回路が構成される。
又熱風ダクト10には、ダンパー11と熱風ダクト10
から分岐し、ダンパー15を介して大気に循環熱風の一
部を排気する排気ダクト14の回路が付加されている。
従来の塗装用焼付炉は次の如ぎ欠点があった。
(イ)塗料或は塗装法の変更により焼付温度が上昇した
場合、炉長を長くせざるをえない。
例えばカチオン塗料の焼付条件はアニオン塗料と異なり
、175℃ニテ3C@間焼付、或ハ180℃ニテ2cm
間焼付等の如く高温において所定体持時間を厳守する必
要上、炉長を長くする必要があった。
(ロ)自動車ボデーの如く、被塗物形状が複雑であり、
しかも各部位における使用鋼板厚が異り、熱容量が各部
位により大巾に異る如き場合、火熱容量の部位に焼付条
件を設定するため設定温度の高温化になり、操業費が上
昇する。
(ハ)上記の如く、設定温度の高温化を計っても、ボデ
ーフロア部の如く形状が複雑で熱風が十分廻らない部位
の焼付条件確保は困難である。
本考案の目的は、前述の欠点を解決するため、各部位の
均一加熱ができると共に、公害対策も加味し、熱効率の
向上を計った塗装用焼付炉を提供することである。
本考案の要旨とするところは、前記従来の被塗物の焼付
炉において前記熱風ダクトから熱風を分流して圧送する
熱風送風装置と、前記炉体の炉床長手方向の両側に一定
間隔に設けられた前記分流熱風を被塗物に噴射する熱風
噴射装置と、前記炉体の長手方向上部の両側に設けられ
複数個の開口部を介し塗料、溶剤から発生する炭化水素
および臭気濃度の高い排ガスを吸引する排ガス補集ダク
トと、前記排ガス補集ダクトで吸引補集した排ガスを燃
焼によって脱臭する排ガス脱臭装置と、前記炉体内の被
塗物下面長手方向に設けられ前記排ガス脱臭装置から排
出する高温排ガスの熱量を放射するヒートダクトと、前
記排ガス各装置を連絡するダクトを設けて威ることを特
徴とする塗装用焼付炉である。
本考案の構成および作用を第2図に基き説明する。
本実施例の被塗物は塗装された自動車車体である。
基本的には、従来炉の第1図と同一の構造であるが、さ
らに熱風発生装置7で発生した高温熱風の1部は、フィ
ルター8と送気ファン9の間で分流され、ダンパー18
、高温熱風吹出ファン19及びダクト20を介して、焼
付炉々床長手方向に一定間隔で設けられた高温熱風吹出
しノズル21A、21Bにより高温高速にて吹出される
熱風の廻り難いボデーフロア部、形状が複雑な部位もし
くは使用鋼板が厚い部位に重点的に高温熱風を噴射し、
この部位の加熱昇温を助長強化する。
被塗物に熱を与えた用済み後の熱風は、前記の吸込みダ
クト5A、5Bに吸込まれ、熱風発生装置7に再循環さ
れる。
一方、炉内の塗料溶剤から発生する炭化水素及び臭気濃
度の高いガスは、炉内長手方向に設けられ適所に開口部
を有する排ガス補集ダクト22A、22Bにより、ダク
ト23を経て排ガス脱臭装置24に導かれる。
このガスは燃焼によって脱臭し、併せて加熱昇温し、ダ
クト25を経て再び炉内被塗物下面長手方向に設けられ
たヒートダクト26に入り、高温熱風吹出しノズル21
と相俟って、放射エネルギーにて、従来炉において温度
上昇が遅れる傾向のあるボデーフロア部の如き被塗物の
底部の加熱に寄与する。
ヒートダクト26で放熱した清浄排ガスの一部は、ダク
ト27を介して、熱風発生装置7の燃焼用空気経路に設
けられた排熱回収器16に導かれ、燃焼用空気の予熱に
利用される。
これによって、有害ガスの無害化と、その燃焼熱の有効
利用ができる。
本考案により次の効果がある。
難焼付部の加熱昇温方法として、高温熱風吹出しノズル
及びヒートダクト回路を設置することにより、前者によ
る境膜伝熱係数及び平均温度差の増加、後者による放射
エネルギーの利用を計り、従来の焼付炉設計の場合より
、炉長の20%の短縮を可能にした。
排ガス脱臭装置の排熱有効利用及び高温熱風吹出しの回
路の併設により、被塗物各部の昇温速度の均−化及びば
らつき巾の縮少化が、従来の焼付炉より大巾に改善され
、公害対策をも加味し、なおかつランニングコストの2
4%削限が可能になった。
本考案では、高温熱風吹出しノズル及びヒートダクトを
併設しているが、被塗物の種類、熱容量によって何れか
一方の設置でも十分な効果をあげることが可能である。
また高温熱風吹出しノズルは高温熱風を使用したが、炉
外、炉内の給排気のバランスを考慮する必要のない炉で
は、外気冷風を吹出しに使用しても、高温熱風吹出しと
同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の塗装用焼付炉および配管状況を示す模式
断面図、第2図は本考案による塗装用焼付炉および配管
状況を示す模式断面図である。 21・・・・・・高温熱風吹出しノズル、22・・・・
・・排ガス補集ダクト、24・・・・・・排ガス脱臭装
置、26・・・・・・ヒートダクト、20,23,25
,27・・・・・・ダクト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 断熱パネルで断熱されているトンネル型炉体と、前記炉
    体の天井部の長手方向の両側に設けられた吸込みダクト
    と、前記炉体の長手方向に設けられた被塗物の搬送装置
    と、前記炉体の長手方向の両側に設けられた吹出しダク
    トと、前記吹出しダクトに送風する熱風を加熱する熱風
    発生装置と、前記熱風発生装置に燃焼用空気を送風する
    送風装置と、前記熱風発生装置にて加熱された熱風を吹
    出しダクトへ送る熱風ダクトと、前記熱風ダクトに設け
    られたフィルタおよび送気ファンと、前記吸込みダクト
    から前記熱風発生装置へ用済み熱風を送風する熱風帰り
    ダクトを有して成る塗装用焼付炉において、前記熱風ダ
    クトから熱風を分流して圧送する熱風送風装置と、 前記炉体の炉床長手方向の両側に一定間隔に設けられた
    前記分流熱風を被塗物に噴射する熱風噴射装置と、 前記炉体の長手方向上部の両側に設けられ複数個の開口
    部を介し塗料、溶剤から発生する炭化水素および臭気濃
    度の高い排ガスを吸引する排ガス補集ダクトと、前記排
    ガス補集ダクトで吸引補集した排ガスを燃焼によって脱
    臭する排ガス脱臭装置と、前記炉体内の被塗物下面長手
    方向に設けら前記排ガス脱臭装置から排出する高温排ガ
    スの熱量を放射するヒートダクトと、前記排ガス各装置
    を連絡するダクトを設けて成ることを特徴とする塗装用
    焼付炉。
JP10040079U 1979-07-19 1979-07-19 塗装用焼付炉 Expired JPS607814Y2 (ja)

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JP10040079U JPS607814Y2 (ja) 1979-07-19 1979-07-19 塗装用焼付炉

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JP10040079U JPS607814Y2 (ja) 1979-07-19 1979-07-19 塗装用焼付炉

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Publication Number Publication Date
JPS5617972U JPS5617972U (ja) 1981-02-17
JPS607814Y2 true JPS607814Y2 (ja) 1985-03-16

Family

ID=29333132

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JP10040079U Expired JPS607814Y2 (ja) 1979-07-19 1979-07-19 塗装用焼付炉

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JPS60246697A (ja) * 1984-05-22 1985-12-06 株式会社東芝 基板固定装置

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JPS5617972U (ja) 1981-02-17

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