JPS5839352Y2 - 排ガス燃焼式塗装用乾燥炉 - Google Patents

排ガス燃焼式塗装用乾燥炉

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JPS5839352Y2
JPS5839352Y2 JP1976114806U JP11480676U JPS5839352Y2 JP S5839352 Y2 JPS5839352 Y2 JP S5839352Y2 JP 1976114806 U JP1976114806 U JP 1976114806U JP 11480676 U JP11480676 U JP 11480676U JP S5839352 Y2 JPS5839352 Y2 JP S5839352Y2
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JP
Japan
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exhaust gas
hot air
heat
solvent evaporation
evaporation chamber
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Application number
JP1976114806U
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JPS5333070U (ja
Inventor
錠二 伊藤
正之 三井
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、排ガス燃焼式塗装用乾燥炉の改良に関するも
のである。
従来自動車車体等を塗装し、焼付・硬化させるにはトン
ネル式の乾燥炉を使用し、炉内を塗装物が通過する間に
塗料中の溶剤を蒸発させ、塗装物の塗膜を焼付・硬化さ
せるのが通常である。
そして溶剤を蒸発する工程では塗装物へのホコノなどの
付着するのを防止するため直接熱風を多量に吹きつける
ことなく、塗装物の両側に配したヒートパネルからの暗
赤外線によって加熱を行ない、補助的に少ない循環空気
で塗装物の温度分布のバラツキを小さくするためエアー
ジェット装置を備えている。
このような従来の乾燥炉では、初期の溶剤蒸発工程で蒸
発した溶剤は乾燥炉内全体に拡散され、特開昭48−4
6628号公報に記載されている如く、この拡散された
溶剤を含む排ガスは乾燥炉全体を対象として捕集され排
ガス燃焼装置で処理されていた。
従って排ガスの処理風量が大きく、当然のことながら排
ガス燃焼装置が大きくなる欠点がある。
また、従来の排ガス中には焼付工程で発生するヤニ成分
なとも含むため排ガス燃焼装置で溶剤等が燃焼すること
によって生ずる高温の燃焼熱を有する排ガスは直接塗装
物に触れる用途には使われず、特開和48−46628
号公報に示す様に暗赤外線ヒータの熱源となる様な、間
接的な熱利用が行われていたため熱回収効率が悪かった
本考案は、前記のような従来技術の欠点を排除するため
(こなされたもので゛、その目的とするところは、乾燥
炉内に被乾燥物である塗装物が送入された初期の段階で
大量に溶剤が発生することから、この段階とその後の焼
付工程部分とを区分して溶剤蒸発室と塗膜焼付室とする
ことによって溶剤が乾燥炉内全体に拡散するのを防止し
、排ガス捕集の対象を溶剤蒸発室に限定することにより
排ガス捕集量を少量とすると共に、排ガス処理装置で燃
焼処理された高温の燃焼熱を熱交換器を用いて溶剤蒸発
室からの吸入排ガスとの熱交換を行ない、少なくとも溶
剤蒸発室で消費する熱量以下まで熱回収した後エアージ
ェット装置へ循環することによりほぼ100%の効率的
な熱回収を行う乾燥炉を提供することにある。
本考案の上記目的は、下記の構成、すなわち、乾燥炉を
エアーカーテンによって溶剤蒸発室と塗膜焼付室とに区
分し、このうち溶剤蒸発室の壁にそってヒートパネルを
備えたダクトを形成し、該ダクトと塗装物との間に複数
個のエアージェット装置を配設せしめ、前記溶剤蒸発室
と塗膜焼付室のそれぞれに加熱装置とファンからなる加
熱型熱風循環装置を配設し、そのうちの塗膜焼付室の加
熱型熱風循環装置は該熱風循環装置からの熱風が直接前
記塗膜焼付室に送気されて循環するように設け、溶剤蒸
発室の加熱型熱風循環装置は該熱風循環装置からの熱風
が前記ダクトに送気されて循環するように設け、更に前
記溶剤蒸発室に排ガス燃焼装置と溶剤蒸発室から吸入さ
れる比較的低温の排ガスと排ガス燃焼装置で燃焼処理さ
れた比較的高温の排ガスとを熱交換するための熱交換器
を付設し、この熱交換器で熱回収した後の排ガスを前記
エアージェット装置に送気するようにしたことによって
遠戚される。
本考案の実施例を図面によって説明する。
第1図に示すように、本考案の乾燥炉1は、トンネル状
に形成されており、エアーカーテン装置11bによって
溶剤蒸発室2と塗膜焼付室3とに区分され、溶剤蒸発室
2の入口部および塗膜焼付室3の出口部にエアーカーテ
ン装置11 a、11 Cが設けられている。
そして塗膜焼付−室3には、加熱装置4゜b、43bと
ファン4□a、43aとからなる2つの加熱型熱風循環
装置4□、43が配設されている。
また溶剤蒸発室2には、前記塗膜焼付室3と同様に加燃
装置4.bとファン4□aとからなる加熱型熱風循環装
置4、が配設されている。
またこの溶剤蒸発室2には、排ガス燃焼装置5および熱
交換器6が配設されており、該蒸発室2で蒸発する大量
の溶剤を集中的に燃焼処理するよう構成されている。
そして第2図に示すように蒸発室2の塗装物7の進行方
向両側には、ヒートパネル8,8′が配設されていると
共に、該ヒートパネル8,8′と蒸発室2の両側の壁と
によって形成される空間はダク) 9.9’となってい
る。
またヒートパネル8,8′と塗装物7との間には、複数
個のエアージェット装置10.10’が配設されており
、このエアージェット装置10.10’は前記熱交換器
6に接続されている。
なお、図中の12a−dはダンパーを、13a−dは排
臭を、14はファンをあられし、矢印は塗装物7の進行
方向をあられす。
次に、本考案の乾燥炉によって塗装物のウェット塗膜を
乾燥し、焼付・硬化させる操作の概要について説明する
エアーカーテン装置11 aおよび11 bにはって炉
内空気の流出を防止した溶剤蒸発室2に塗装物7を導入
し、約10分間塗装物7表面のウェット塗膜から溶剤を
蒸発させた後塗膜焼付室3へ塗装物7を移送し、約20
分間塗膜を焼付・硬化させる。
塗膜の焼付・硬化の終了した塗装物7は、エアーカーテ
ン装置11 Cで外部と遮断された塗膜焼付室3から搬
出される。
さて、溶剤蒸発室2は、加熱型熱風循環装置4□からの
熱風をダク) 9.9’に導き、この熱風でヒートパネ
ル8,8′を加熱して赤外線を発生せしめ、間接的に塗
装物7を加熱する。
ヒートパネル8,8′を加熱した熱風は、再び加熱型熱
風循環装置41に導入され、循環が繰かえされる。
この循環系の系外から入る燃料および燃焼用空気量に等
しい排ガス量が排臭13dより排気されるが、その排ガ
スは塗装物に接せずダクト内を通るだけなので有害物質
を含まずクリーンなものである。
前記の如く、塗装物7は加熱によって、ウェット塗膜か
らトルエン、キシレン等を主体とする有機vO(溶剤)
が蒸発・揮散するが、蒸発・揮散した有機物はファン1
4によって熱交換器6を経て排ガス燃焼装置5に導かれ
、燃焼・分解されて熱風となり、再び熱交換器6を経て
エアージェット装置10.10’から溶剤蒸発室2に噴
出され、塗装物7を加熱して溶剤の蒸発と溶剤蒸発室内
の空気の対流を促進させる。
この間排ガス中に蒸発・揮散した有機物の分解熱によっ
て本例の場合熱風は△40℃が熱回収される。
前記排ガス燃焼装置5は、通常触媒燃焼法を採用するも
のが使用されているが、排ガスの処理量は約200m3
/分であり、その熱風の温度は300〜350℃である
この熱風は熱交換器6によってその熱量の約50%が回
収され 250〜270℃の熱風となってエアジェツト装置10
゜10′から噴出されるが、炉内雰囲気温度に比べて高
温であるので対流効果によって塗装v07が加温される
なお、燃焼に必要な空気量に対応する排気ガスは、ダン
パー12aの調節によって排臭13aから排出される。
なお排ガス中の有機溶剤は燃焼によってほぼ完全にH2
OとCO2になることから、前記排ガス燃焼装置の有害
物質浄化率は99%以上であるため、この熱風で直接塗
装物7を加熱しても塗装面に悪影響を与えることがない
次に、塗装物7は塗膜焼付室3に移送され、加熱型熱風
循環装置42および43からの熱風で直接加熱される。
なお、燃焼に必要な空気量に対応する排気ガスは、ダン
パー12 bおよび12 Cの調節によって排臭13b
および13Cから排出される。
本考案は上記の如く構成することによって次の如き効果
が得られる。
すなわち、乾燥炉をエアーカーテンによって溶剤蒸発室
と塗膜焼付室とに区分したため、蒸発した溶剤が乾燥炉
全体に拡散することがなくなり、その結果溶剤蒸発室か
らの排ガスのみを処理すればよいため排ガス燃焼装置を
小型化することができる。
溶剤蒸発室からの排ガスは、従来の乾燥炉からの排ガス
よりも有機溶剤を多量に含むため、燃焼処理によって発
生する熱を熱交換器で回収し、燃焼装置へ送る排ガスの
予熱と溶剤蒸発室のエアーカーテン装置から噴出させて
該室内の対流の促進に使用でき、熱量を有効利用できる
なお、燃焼処理後の排ガスは、前記したようにほとんど
完全に浄化されているため、直接塗装物に接する用意に
使用できる。
エアーカーテンで仕切られているため、従来の炉の場合
と同様に塗装物の移動中でも一方の室の雰囲気が他方の
室へ入ることもない。
塗膜焼付室で塗装物から生ずる高沸点のまたは分解有機
物は微量であるうえに、溶剤蒸発室のそれよりもはるか
に高温の加熱型熱風循環装置で加熱分解除去されるため
、従来どおり浄化装置をつけてもよいが省略することも
できるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の排ガス燃焼式塗装用乾燥炉の説明図、
第2図は第1図のII −II ’線断面図である。 図中 1・・・・・・乾燥炉、2・・・・・・溶剤蒸発
室、3・・・・・・塗膜焼付室、4・・・・・・加熱型
熱風循環装置、5・・・・・・排ガス燃焼装置、6・・
・・・・熱交換器、7・・・・・・塗装物、8・・・・
・・ヒートパネル、9・・・・・・ダクト、10・・・
・・・エアージェット装置、11・・・・・・エアーカ
ーテン装置、12・・・・・・ダンパー13・・・・・
・排臭、14・・・・・・ファンをあられす。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 乾燥炉をエアーカーテンによって溶剤蒸発室と塗膜焼付
    室とに区分し、このうち溶剤蒸発室の壁にそってヒート
    パネルを備えたダクトを形成し、該ダクトと塗装物との
    間に複数個のエアージェット装置を配設せしめ、前記溶
    剤蒸発室と塗膜焼付室のそれぞれに加熱装置とファンか
    らなる加熱型熱風循環装置を配設し、そのうちの塗膜焼
    付室の加熱型熱風循環装置は該熱風循環装置からの熱風
    が直接前記塗膜焼付室に送気されて循環するように設け
    、溶剤蒸発室の加熱型熱風循環装置は該熱風循環装置か
    らの熱風が前記ダクトに送気されて循環するように設け
    、更に前記溶剤蒸発室に排ガス燃焼装置と溶剤蒸発室か
    ら吸入される比較的低温の排ガスと排ガス燃焼装置で燃
    焼処理された比較的高温の排ガスとを熱交換するための
    熱交換器を付設し、この熱交換器で熱回収した後の排ガ
    スを前記エアージェット装置に送気するようにしたこと
    を特徴とする排ガス燃焼式塗装用乾燥炉。
JP1976114806U 1976-08-27 1976-08-27 排ガス燃焼式塗装用乾燥炉 Expired JPS5839352Y2 (ja)

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JPS5333070U JPS5333070U (ja) 1978-03-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5979722B2 (ja) * 2013-06-06 2016-08-31 トヨタ自動車株式会社 加熱設備の温度制御システムおよびその温度制御方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3437321A (en) * 1966-05-27 1969-04-08 B & K Machinery Int Ltd Regenerative paint drying system for continuous strip
JPS5127148A (ja) * 1974-08-30 1976-03-06 Daiwa Can Co Ltd Datsushusochitsukitosoinsatsuitayakitsukero no kanetsuhoho

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US3437321A (en) * 1966-05-27 1969-04-08 B & K Machinery Int Ltd Regenerative paint drying system for continuous strip
JPS5127148A (ja) * 1974-08-30 1976-03-06 Daiwa Can Co Ltd Datsushusochitsukitosoinsatsuitayakitsukero no kanetsuhoho

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