JPS5826066Y2 - フロ−コ−ト塗装装置 - Google Patents
フロ−コ−ト塗装装置Info
- Publication number
- JPS5826066Y2 JPS5826066Y2 JP1977126089U JP12608977U JPS5826066Y2 JP S5826066 Y2 JPS5826066 Y2 JP S5826066Y2 JP 1977126089 U JP1977126089 U JP 1977126089U JP 12608977 U JP12608977 U JP 12608977U JP S5826066 Y2 JPS5826066 Y2 JP S5826066Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deodorizing
- gas
- heat exchanger
- temperature
- exhaust gas
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案はフローコート塗装装置において、塗装物を乾
燥炉で乾燥する際に炉内に発生する有機溶剤ガスを含む
排ガスを脱臭のために高温で酸化分解し、この高温の脱
臭ガスを水切装置に供給して未塗装物の加温に利用し、
従来は酸化分解後、放出していた脱臭ガスの廃熱を塗装
効果を挙げるために有効に利用する様にしたものである
。
燥炉で乾燥する際に炉内に発生する有機溶剤ガスを含む
排ガスを脱臭のために高温で酸化分解し、この高温の脱
臭ガスを水切装置に供給して未塗装物の加温に利用し、
従来は酸化分解後、放出していた脱臭ガスの廃熱を塗装
効果を挙げるために有効に利用する様にしたものである
。
周知の様にフローコート塗装装置で塗装した塗装物は次
に乾燥炉に入れて120〜150℃で乾燥するが、その
際炉内では有機溶剤ガスを含む悪臭の排ガスが発生する
。
に乾燥炉に入れて120〜150℃で乾燥するが、その
際炉内では有機溶剤ガスを含む悪臭の排ガスが発生する
。
この排ガスをそのま・放出したのでは悪臭公害の問題を
生じるため、脱臭装置に導いて高温で酸化分解し、無臭
化してがら放出しているのが現状で、通常この脱臭ガス
の温度は280℃にも達する。
生じるため、脱臭装置に導いて高温で酸化分解し、無臭
化してがら放出しているのが現状で、通常この脱臭ガス
の温度は280℃にも達する。
一方、フローコート塗装装置において塗装ノズルから水
溶性塗料を未塗装物にスプレーして塗装する際、付着す
る塗料の膜厚は未塗装物の表面温度と関係があり、表面
温度は大体34〜35℃で一定に保持されていることが
望ましい。
溶性塗料を未塗装物にスプレーして塗装する際、付着す
る塗料の膜厚は未塗装物の表面温度と関係があり、表面
温度は大体34〜35℃で一定に保持されていることが
望ましい。
このため従来は未塗装物を前処理装置で洗浄し、次いで
水切り装置に入れ熱源を使用して水切りと、表面温度を
塗装最適温度にする加温とを行い、それから塗装装置に
供給している。
水切り装置に入れ熱源を使用して水切りと、表面温度を
塗装最適温度にする加温とを行い、それから塗装装置に
供給している。
そこで本考案は乾燥炉で発生し、脱臭装置にて脱臭処理
した高温の、従来は大気に放出していた脱臭ガスに空気
を加え温度を調節して水切り装置に導き、洗浄した未塗
装物の水切りと表面加温を行う様にしたものである。
した高温の、従来は大気に放出していた脱臭ガスに空気
を加え温度を調節して水切り装置に導き、洗浄した未塗
装物の水切りと表面加温を行う様にしたものである。
そして、水切装置で未塗装物を加温する温度は高くても
40℃であるので、高温脱臭ガスは水切装置に導く前に
乾燥炉がら回収して脱臭装置に導く排ガスの予熱と乾燥
炉の補助熱源に利用し、脱臭装置での燃料節減と、乾燥
炉での温度維持にも役立たせる。
40℃であるので、高温脱臭ガスは水切装置に導く前に
乾燥炉がら回収して脱臭装置に導く排ガスの予熱と乾燥
炉の補助熱源に利用し、脱臭装置での燃料節減と、乾燥
炉での温度維持にも役立たせる。
以下、本考案を図示の一実施例に付き説明する。
1はトンネル形の乾燥炉で、その入口及び出口の両端部
は熱の放散を防ぐためエアカーテン2,2でシールする
。
は熱の放散を防ぐためエアカーテン2,2でシールする
。
炉内は入口から出口に向かってプレヒートゾーン■、第
1乾燥ゾーン■■、第2乾燥ゾーンIII、第3乾燥ゾ
ーンIVとなって居り、各乾燥ゾーンII・・・・・I
Vには夫々、熱風発生炉3−II・・・・・IV、循環
ファン4−II・・・・・・IVが付属し、夫々サプラ
イダクトaから熱風を吹出し、レターンダクトbで熱風
発生炉に戻して熱風を循環させ、又、プレヒートゾーン
Iには循環ファン4−■が付属し、第1乾燥ゾーンの熱
風発生炉3−■■が発生する熱風を一部吸込みながら同
様に循環させ、これにより入口から入って出口に向は図
示の矢印方向に移動する塗装物を所要の温度で加熱する
。
1乾燥ゾーン■■、第2乾燥ゾーンIII、第3乾燥ゾ
ーンIVとなって居り、各乾燥ゾーンII・・・・・I
Vには夫々、熱風発生炉3−II・・・・・IV、循環
ファン4−II・・・・・・IVが付属し、夫々サプラ
イダクトaから熱風を吹出し、レターンダクトbで熱風
発生炉に戻して熱風を循環させ、又、プレヒートゾーン
Iには循環ファン4−■が付属し、第1乾燥ゾーンの熱
風発生炉3−■■が発生する熱風を一部吸込みながら同
様に循環させ、これにより入口から入って出口に向は図
示の矢印方向に移動する塗装物を所要の温度で加熱する
。
又、その際に炉内で発生する有機溶剤ガスを含む排ガス
は炉外に吸引ファン5で吸引して管路6により脱臭装置
7に回収する。
は炉外に吸引ファン5で吸引して管路6により脱臭装置
7に回収する。
脱臭装置7は直接燃焼法又は触媒燃焼法を用いたものが
好適であり、バーナを備えた燃焼室8と、燃焼室で高温
、例えば700〜750℃に加熱された酸化分解済みの
脱臭ガスで燃焼室に行く排ガスを予熱するための第1の
熱交換器9を含み、乾燥炉から吸引された排ガスは大体
150℃で熱交換器9を通って予熱された後、燃焼室で
酸化分解され、脱臭ガスは熱交換器から約280℃の温
度で出る。
好適であり、バーナを備えた燃焼室8と、燃焼室で高温
、例えば700〜750℃に加熱された酸化分解済みの
脱臭ガスで燃焼室に行く排ガスを予熱するための第1の
熱交換器9を含み、乾燥炉から吸引された排ガスは大体
150℃で熱交換器9を通って予熱された後、燃焼室で
酸化分解され、脱臭ガスは熱交換器から約280℃の温
度で出る。
乾燥炉1中には第2の熱交換器10、例えば放熱ダクト
を設けて第1の熱交換器9から出る高温の脱臭排ガスを
管路11で一旦こ・に導き、それから水切装置12の内
部にスリット12′から吹き出させる。
を設けて第1の熱交換器9から出る高温の脱臭排ガスを
管路11で一旦こ・に導き、それから水切装置12の内
部にスリット12′から吹き出させる。
第2の熱交換器10は、こ・では第1乾燥ゾーンIIに
だけ設けであるが、他のゾーン或いは全部のゾーンに設
けてもよく、これによりこの高温排ガスを乾燥炉の補助
熱源に利用できる。
だけ設けであるが、他のゾーン或いは全部のゾーンに設
けてもよく、これによりこの高温排ガスを乾燥炉の補助
熱源に利用できる。
そして、水切装置12ではどうせ高温脱臭ガスを後述の
様に空気で稀釈し温度を下げて使用するのであるから乾
燥炉の補助熱源に用いて温度が下がっても何等支障はな
い。
様に空気で稀釈し温度を下げて使用するのであるから乾
燥炉の補助熱源に用いて温度が下がっても何等支障はな
い。
乾燥炉中の第2熱交換器10を通った高温脱臭ガスは吸
引ファン13で吸引し、且つこのファン13で取入れた
空気と混合してスリット12′から水切装置内に吹き出
し、吸引ファン14で外に放出される。
引ファン13で吸引し、且つこのファン13で取入れた
空気と混合してスリット12′から水切装置内に吹き出
し、吸引ファン14で外に放出される。
前処理装置で洗浄して装置内に持込まれる未塗装物を水
切りし、且つ表面温度を塗装適温、例えば34〜35℃
に加温するため吸引ファン13で取入れて脱臭ガスに混
ぜる空気量はダンパー15で調整し、室内への吹出し温
度を例えば42℃に制御する。
切りし、且つ表面温度を塗装適温、例えば34〜35℃
に加温するため吸引ファン13で取入れて脱臭ガスに混
ぜる空気量はダンパー15で調整し、室内への吹出し温
度を例えば42℃に制御する。
このようにして本考案では例えば乾燥炉からの排ガス量
が77m3/minの場合、脱臭装置での燃焼温度71
0℃、脱臭装置出口温度280°として脱臭装置の脱臭
ガスを400000 Kcal /H再利用でき、従来
の水切装置加温用熱源を廃止し、省エネルギ化に貢献す
ること大である。
が77m3/minの場合、脱臭装置での燃焼温度71
0℃、脱臭装置出口温度280°として脱臭装置の脱臭
ガスを400000 Kcal /H再利用でき、従来
の水切装置加温用熱源を廃止し、省エネルギ化に貢献す
ること大である。
同時に脱臭装置に回収する排ガスの予熱と、乾燥炉内で
の補助熱源にも利用するので脱臭装置での燃料節減と、
乾燥炉での温度維持が図れる。
の補助熱源にも利用するので脱臭装置での燃料節減と、
乾燥炉での温度維持が図れる。
図面は本考案の一実施例を示すフローシートで、図中、
1は乾燥炉、7は脱臭装置、11は脱臭装置からの高温
脱臭ガスを導く管路、12は水切り装置を示す。
1は乾燥炉、7は脱臭装置、11は脱臭装置からの高温
脱臭ガスを導く管路、12は水切り装置を示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 塗装前に水洗した未塗装物の水分を乾燥し、且つ加温す
る水切装置と、塗装物を熱風で乾燥する乾燥炉と、上記
乾燥炉で発生する有機溶剤ガスを含む排ガスを回収して
加熱することにより分解し、脱臭する燃焼室を備えた脱
臭装置を有するフローコート塗装装置において、 脱臭装置には加熱分解した高温の脱臭ガスと乾燥炉から
回収した有機溶剤ガスを含む排ガスを熱交換し、排ガス
を予熱して燃焼室に行がせる第1の熱交換器を設け、 乾燥炉中には上記第1の熱交換器から排出される脱臭ガ
スを導入して炉内を加熱する第2の熱交換器を設け、 この第2の熱交換器と水切装置の間には第2の熱交換器
から排出される脱臭ガスに外気を加えて水切装置に送給
する手段を設けると共に、水切装置には上記送給手段で
送給される外気混合脱臭ガスの吹出口を設けたことを特
徴とするフローコート塗装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977126089U JPS5826066Y2 (ja) | 1977-09-21 | 1977-09-21 | フロ−コ−ト塗装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977126089U JPS5826066Y2 (ja) | 1977-09-21 | 1977-09-21 | フロ−コ−ト塗装装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5453562U JPS5453562U (ja) | 1979-04-13 |
JPS5826066Y2 true JPS5826066Y2 (ja) | 1983-06-04 |
Family
ID=29087582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977126089U Expired JPS5826066Y2 (ja) | 1977-09-21 | 1977-09-21 | フロ−コ−ト塗装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5826066Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5227724U (ja) * | 1975-08-18 | 1977-02-26 |
-
1977
- 1977-09-21 JP JP1977126089U patent/JPS5826066Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5227724U (ja) * | 1975-08-18 | 1977-02-26 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5453562U (ja) | 1979-04-13 |
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