JPH06142602A - 塗料連続焼付方法 - Google Patents

塗料連続焼付方法

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JPH06142602A
JPH06142602A JP32856592A JP32856592A JPH06142602A JP H06142602 A JPH06142602 A JP H06142602A JP 32856592 A JP32856592 A JP 32856592A JP 32856592 A JP32856592 A JP 32856592A JP H06142602 A JPH06142602 A JP H06142602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
baking
fresh air
furnace
incinerator
exhaust gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32856592A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Matsumura
松村一郎
Kyuzaburo Nakamura
中村久三郎
Kenji Kawate
川手賢治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP32856592A priority Critical patent/JPH06142602A/ja
Publication of JPH06142602A publication Critical patent/JPH06142602A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 煤、ダストの付着がない衛生的な表面を有す
る良質の処理品が得られ、その上、簡易な設備でもって
安全に、しかも焼付処理に当たっては低温域において水
溶性塗料が塗布された処理材を処理する場合においても
結露が生じないようにした塗料連続焼付方法を提供する
こと 【構成】 焼付炉からの排出ガスはインシネレータに導
いてガス中の溶剤蒸発ガスを焼却する一方、フレッシュ
エアを上記焼付炉に向けて送気する過程においては上記
インシネレータからの高熱排ガスを利用してそのフレッ
シュエアを高温化すると共にそのフレッシュエアを焼付
炉内に供給するに当っては、各処理炉内の露点を測定
し、その測定値によって供給量を調節する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗料を付着させた処理材
を連続焼付炉の一方から他方に向けて通過させる過程に
おいて、上記焼付炉内で上記処理材の焼付処理を行うよ
うにした塗料連続焼付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】焼付炉内の熱処理に必要な熱風の熱源と
しては、その炉に燃焼設備を付設したり、或は焼付炉の
排出ガスを焼却する設備としてのインシネレータから排
出され高熱排ガスを用いる方法がある。しかし燃焼設備
を付設すると、その設備費が増加するその上に、焼付炉
内の溶剤の蒸発ガスに引火させない為の特別の配慮を要
する問題点があり、また上記の排出ガスを焼付炉内に入
れると、これらは煤、ダストを含む為処理材の表面にそ
れらの不純物が付着して衛生的な焼付処理が出来ない問
題点があった。
【0003】そこで上記問題点を解決する為にフレッシ
ュエアを上記インシネレータの高熱排ガスで高熱化し
て、これを上記の熱処理用熱風として用いて塗料連続焼
付方法をすることも考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この塗料連続焼付方法
で水溶性塗料が塗布された処理材を熱処理すると、比較
的低温の蒸発帯においては結露が生じ、良質の焼付処理
を行うには好ましくない問題点があった。
【0005】本願発明は上記従来技術の問題点(技術的
課題)を解決する為になされたもので、焼付処理用熱源
としてフレッシュエアを用いることによって煤、ダスト
の付着がない衛生的な表面を有する良質の処理品が得ら
れ、その上、簡易な設備でもって安全に、しかも焼付処
理に当たっては低温域において水溶性塗料が塗布された
処理材を処理する場合においても結露が生じないよう
に、かつ乾燥速度が一定で安定した品質が得られるよう
にした塗料連続焼付方法を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本願発明における塗料連続焼付方法は、塗料を付着
させた処理材を連続焼付炉の一方から他方に向けて通過
させる過程において、上記焼付炉内においては熱風によ
り上記処理材の焼付処理を行う塗料連続焼付方法におい
て、上記焼付炉からの排出ガスはインシネレータに導い
てガス中の溶剤蒸発ガスを焼却する一方、フレッシュエ
アを上記焼付炉に向けて送気する過程においては上記イ
ンシネレータからの高熱排ガスを利用してそのフレッシ
ュエアを高温化すると共にそのフレッシュエアを焼付炉
内に供給するに当っては、各処理炉内の露点を測定し、
その測定値によって供給量を調節するようにしたもので
ある。
【0007】
【作用】焼付炉からの排出ガスをインシネレータで熱焼
させる。インシネレータからの高熱排ガスでフレッシュ
エアを加熱する。その高温となったフレッシュエアを焼
付炉に入れ焼付処理を行う。この場合焼付炉内の露点を
測定し、その測定値に基づいて焼付炉に入るフレッシュ
エアの量を調節する。
【0008】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。図1において、F1, F2, C1,C2は公知の連続焼付炉
1における処理室を示し、F1, F2は蒸発帯、C1, C2は焼
付帯である。炉内温度は、例えば順に200 、250 、275
、300 ℃に保持される。この焼付炉1の一方 *1から
は、リール10に巻れていた帯状の処理材2(例えば金属
ストリップ)を引き出し、途中コータ室11にて塗料を塗
布したものが焼付炉内に向けて進行される。他方 *2に
おいては焼付炉内で焼付処理された処理材2が出て、巻
取リール12に巻取られる。
【0009】次に12は各処理室からの排出ガスを符号16
〜18のダクトを経由してインシネレータ3に向けて導く
為のダクトを示し、これらには制御用電動機CM付のダン
パ13が夫々介設してある。符号19〜22は順に公知の熱電
対、流量計、送風機、排出ガス予熱用熱交換器を示す。
なお、ダクト16にダンパを介設制御したり、或いは送風
機21を制御することにより、複数のダンパ13の内の1つ
又は2つ以上を省略することはできる。インシネレータ
3にあっては公知のように燃料ガスと空気の供給を受
け、バーナ14を作動させ、内部を例えば750 ℃位にして
上記排出ガス中の溶剤蒸発ガスを焼却する。インシネレ
ータ3からの高熱排ガスは熱交換器22、第2熱交換器23
を経由して煙突24から放出される。この間、熱交換器22
で上記排出ガスを100 ℃位高め、第2熱交換器23でフレ
ッシュエア取入口25からの空気を350 ℃位加熱する為、
上記高熱排出ガスは例えば600 ℃、250 ℃と順に低下し
て放出される。
【0010】フレッシュエアは送風機26からダクト27〜
29を経由して各処理室に送られる。32は除湿器(又は加
除湿器)を示し、フレッシュエアの湿度を調節する為の
ものである。フレッシュエア中の除湿を予め行っておく
と露点計DPの指示に従って処理室にフレッシュエアを送
る場合、その量が少なくても結露防止及び乾燥の一定化
の効果が高くなる。また送気量を少なくするとインシネ
レータ3の処理能力が軽減される。次にダクト29を通る
フレッシュエアは比較的高温(例えば350 ℃前後)であ
るが各処理室に入るときは夫々適温に調節されている。
即ち、各制御用電動機CM付風量調節用ダンパ33による通
過量の調節と、温度指示調節計TIC 、熱電対T/C 、それ
らの指示によって作動する制御用電動機CM等により制御
されるダンパ34による冷却器35に向けての分流量の調節
により、各処理室に入るフレッシュエアの温度は夫々個
別の設定温度に調節される。
【0011】符号DPは各処理室内の露点の測定器で、こ
れらからの信号をゾーン毎の排気風量計算手段31で計算
し、各室における露点の状況に応じ各室内の処理材に結
露が生じない必要量のフレッシュエアを各室に送り込む
ように各ダンパ33に調節指示を出している。このように
するとシーズンを通し、また天候の変動があっても乾燥
速度が一定し、再現性の良い安定した品質の処理品が得
られる。なお上記の場合排気調節もダクト12に介設する
夫々のダンパ13、13、13、13を連動させて各室の個別調
節を行っている。この場合各処理室に多くのフレッシュ
エアを送り、そこから夫々無駄に多くの排出ガスを排出
することは防止できるので、インシネレータ3の負担を
軽減できる。またこれに伴ってフレッシュエア取入口25
からの通過量も、流量計36と空気量調節器FIC を用い、
ダンパ37を作動させて行う。次に30は各処理室に付設し
た室内の熱風循環用送風機を示す。
【0012】以上のような構成を利用すると塗料を付着
させた処理材を連続焼付炉の一方から他方に向けて通過
させる過程において、上記焼付炉内においては熱風によ
り上記処理材の焼付処理を行う塗料連続焼付方法におい
て、上記焼付炉からの排出ガスはインシネレータに導い
てガス中の溶剤蒸発ガスを焼却する一方、フレッシュエ
アを上記焼付炉に向けて送気する過程においては上記イ
ンシネレータからの高熱排ガスを利用してそのフレッシ
ュエアを高温化すると共にそのフレッシュエアを焼付炉
内に供給するに当っては、各処理炉内の露点を測定し、
その測定値によって供給量を調節することができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本願発明にあっては、フレ
ッシュエアを加熱して焼付炉1に供給して焼付処理を行
なうものであるから、煤、ダストが処理材2に付着する
ことはなく、極めて衛生的な焼付処理ができる効果があ
る。
【0014】またフレッシュエアはインシネレータ3か
ら排出される高熱排ガスを回収しながら高温化するの
で、焼付炉内の処理に必要な高温ガスを作る為の特段の
燃焼設備を必要としない特長がある。このことは焼付炉
内外に火種がない為、塗料として有機溶剤が用いられて
いる場合でも安全面管理での保守が容易になる等の効果
がある。
【0015】さらに本願発明にあっては、フレッシュエ
アをインシネレータ3からの高熱排ガスで加熱して焼付
炉1に供給するものであっても、その炉1の内部の露点を
測定し、処理材2の表面に結露が生じない量のフレッシ
ュエアを供給することのできる特長がある。このことは
処理材表面に結露が生じて不良品を生産する問題点を除
却できる効果があると共に、常に乾燥速度が一定で安定
した品質が得られる。その上に、各処理室から夫々無駄
に多くの排出ガスを排出することを防止できるので、イ
ンシネレータ3の負担を軽減できる画期的な効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗料連続焼付方法に用いる装置の配置図。
【符号の説明】
1 焼付炉 2 処理材 3 インシネレータ 23 第2熱交換器 25 フレッシュエア取入口 33 風量調節用ダンパ 34 ダンパ 35 冷却器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料を付着させた処理材を連続焼付炉の
    一方から他方に向けて通過させる過程において、上記焼
    付炉内においては熱風により上記処理材の焼付処理を行
    う塗料連続焼付方法において、上記焼付炉からの排出ガ
    スはインシネレータに導いてガス中の溶剤蒸発ガスを焼
    却する一方、フレッシュエアを上記焼付炉に向けて送気
    する過程においては上記インシネレータからの高熱排ガ
    スを利用してそのフレッシュエアを高温化すると共にそ
    のフレッシュエアを焼付炉内に供給するに当っては、各
    処理炉内の露点を測定し、その測定値によって供給量を
    調節することを特徴とする塗料連続焼付方法。
JP32856592A 1992-11-13 1992-11-13 塗料連続焼付方法 Pending JPH06142602A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005262132A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Jfe Steel Kk 加熱炉内の雰囲気温度調整方法、並びに塗装金属帯の乾燥及び焼付装置
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